JPS6021017B2 - トランスフアプレス用間欠送り装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トランスフアブレス用間欠送り送魔に関する
ものである。

従来のこの種の間欠送り装置はカムや遊星歯車機構等種
々のものがあるが、いずれも複雑な構成で高価であると
共になめらかな送りができないという問題があった。

本発明は上記問題点を解決したトランスファプレス用間
欠送り送直を提供しようとするものである。

以下その構成を図面に示した実施例に基づいて説明する
。

図中１はプレス動力により回転駆動される回転軸、２は
この回転軸１の偏心位直に設けた偏心ビン、３はこの偏
心ピン２に連結ロッド４を介して連結したスライド軸で
ある。

スライド鞠３の先端部に側面にラック５を設けたラック
部材６が連結してある。７，８は上記ラック部材６の両
側にラック部材６の移動方向に対して直角状に設けた第
１、第２回転軸で、第１回転軸７に上記ラック５に噛合
するピニオン９が固着してある。

またこの第１回転軸７には駆動セグメントギャ１０が固
着され、また２個の第１、第２遊動セグメントギャ１１
，１２が回転自在に支承してある。上記両遊動セグメン
トギャ１１，１２は駆動セグメントギャ１川こ対して軸
万向に位置をずらせて同一位置に設けてある。また両遊
動セグメントギャ１１，１２は駆動セグメントギャ１０
の回転方向両側に位置し、それぞれに設けたストッパ１
１ａ，１２ａが駆動セグメントギヤ１０の側面に当接す
ることにより各ギャが連続して１８０ｏを越える角度の
セグメントギャを礎成するようになっている。また両遊
動セグメントギャ１１，１２はばね１３にて駆動セグメ
ントギヤ１０側へ付勢されている。第２回転軸８には上
記各セグメントギャ１０，１１，１２に噛合する従動ギ
ャ１４と揺動アーム１５が固着してある。

揺動アーム１５は図示しないフレームに固談した固定ス
トッパ１６ａ，１６ｂに藤側のストッパ１７が当接する
間にわたって１８０ｏ揺動可能になっている。揺動アー
ム１ ５の先端にはローラ１８が設けてあり、これがキ
ャリャ１９の溝２川こ係合してある。上記構成における
作用を第４図について説明する。

ラック５の往復動により第１回転軸７は１８００を少し
越える範囲にわたって揺動回転する。

ラック５が第４図Ａ，に示すように往動の始織部では第
１遊動セグメントギャ１１が従動ギャ１４に噛合してい
る。このとき従動ギャ１４は第２回転軸８側のストッパ
１７が一方の固定ストツパ１６ａに当接して停止してお
り、従ってこれに噛合する第１遊動セグメントギャ１１
も停止しており、このギャ１１に対して駆動セグメント
ギヤ１０が回転方向の隙間Ｓだけ余計に回転している。
このとき揺動アーム１５は第４図Ａ２に示すようにアド
バンス前の停止状態のキャリャ１９の溝２０に係合して
いる。この状態から第４図Ｂ，に示すようにラック５が
往動（図において右方向）をはじめると、上記隙間Ｓが
ゼロになるまで第２回転軸８は回転せず、従ってこの間
は揺動アーム１５とキヤリャ１９との関係は第４図Ｂ２
に示すように停止状態を続ける。

上記隙間Ｓがゼロになり、さらにラック５が往動を続け
ると、第４図に，に示すように駆動セグメントギャ１０
が従動ギャ１４に隣合して第２回転軸８を回転し、第４
図Ｃ２に示すように揺動アーム１５はアドバンス作動を
始める。

ラック５が往動終機に近づくと第４図Ｄ２に示すように
駆動セグメントギャ１０は従動ギャからずれて第２遊動
セグメントギヤ１２が従敷ギャ１０１こ噛合する。

この状態で第２回転軸８は第４図Ａ，および第４図Ｂに
示す状態から１８００回転され、従って揺動アーム１５
によるアドバンス作動が終了する。この状態からさらに
ラック５は往動を続けるが、第２回転軸８は上記１８０
０回転した状態でそのストツパ１７が他方の固定ストッ
バ１６ｂに当俵して停止されるので第２遊動セグメント
ギャ１２は停止されるが駆動セグメントギヤ１０‘まそ
のまま回転を続け、第２遊動セグメントギャ１２との間
に上記第４図Ａ，に示す隙間Ｓと同じ隙間ができる。ラ
ック５の復勤行程では上記作動が逆に行なわれ、揺動ア
ーム１５はリターン作動をなす。

本発明は以上のようになり、往復敷するラック５と、こ
のラック５に隣合するピニオン９およびこれを鉄着した
第１回転軸７と、第１回転軸７に固着した駆動セグメン
トギャ１０と、第１回転軸７に遊鉄し、かつ駆動セグメ
ントギャ１０の回転方向の両側に位遣し、騒動セグメン
トギャ１０側へ回転方向にばね付勢された第１、第２遊
動セグメントギャ１１，１２と、上記駆動セグメントギ
ャ１０および第１、第２遊動セグメントギャ１１，１２
に噛合する従動ギャ１４およびこれを隊着した第２回転
軸８と、駆動セグメントギャ１０と従鰯ギャ１４との噛
合の両終端部を過ぎた状態で第２回転軸８の回転を停止
させるストッパ機構と、第２回転軸８に固着され、先端
部がトランスフア機構のキャリャ１９に孫合した橋勤ア
−ム１５とからトランスフアプレス用間欠送り装置を構
成したから、機構が簡単でしかもなめらかな送りを行な
うことができる。また本発明によれば、第１回転軸７が
１８ぴの範囲以上に回転してもこの必要以上の回転中だ
け第２回転軸８を停止させることができ、従ってこの第
２回転軸８に固着した揺動アーム１５をアドバンス端と
ＩＪターン端において所定時間にわたって完全に停止さ
せることができる。このためこの間にキヤリヤ１９に蓮
設したクランブ装置をクランプ、アンクランプ、さらに
クランプ、リフト、ダウン、アンクランプ等の各種の作
動を余裕をもって正確に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の構成の要部を示すもので、第１図は一部
薮断平面図、第２図は第１図のローロ線に沿う断面図、
第３図は第２図のｍ−ｍ線断面矢視図、第４図の各図は
作用説明図である。 ５はラック、７，８は第１、第２回転軸、９はピニオン
、１０は駆動セグメントギャ、１１，１２は第１、第２
遊動セグメントギャ、１４は従敷ギャ、１５は揺動アー
ム、１９はキャリャ。 図船 第２図 第３図 第４図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 往復動するラツク５と、このラツク５に噛合するピ
   ニオン９およびこれを嵌着した第１回転軸７と、第１回
   転軸７に固着した駆動セグメントギヤ１０と、第１回転
   軸７に遊動し、かつ駆動セグメントギヤ１０の回転方向
   の両側に位置し、駆動セグメントギヤ１０側へ回転方向
   にばね付勢された第１、第２遊動セグメントギヤ１１，
   １２と、上記駆動セグメントギヤ１０および第１、第２
   遊動セグメントギヤ１１，１２に噛合する従動ギヤ１４
   およびこれを嵌着した第２回転軸８と、駆動セグメント
   ギヤ１０と従動ギヤ１４との噛合の両終端部を過ぎた状
   態で第２回転軸８を停止させるストツパ機構と、第２回
   転軸８に固着され、先端がトランスフア機構のキヤリヤ
   １９に係合した揺動アーム１５とからなることを特徴と
   するトランスフアプレス用間欠送り送置。