JPS6020994A - コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法 - Google Patents

コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法

Info

Publication number
JPS6020994A
JPS6020994A JP12873383A JP12873383A JPS6020994A JP S6020994 A JPS6020994 A JP S6020994A JP 12873383 A JP12873383 A JP 12873383A JP 12873383 A JP12873383 A JP 12873383A JP S6020994 A JPS6020994 A JP S6020994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
temperature
coke
hot air
cooling tower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12873383A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Yamamoto
清隆 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP12873383A priority Critical patent/JPS6020994A/ja
Publication of JPS6020994A publication Critical patent/JPS6020994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は築炉後始めて行われるコークス乾式消火設備
の乾燥昇温方法に係り、特に常温から最終温麿に至るま
での乾燥昇温工程を2段階に分けて、乾燥昇温設備の大
型化を排し、作業性、経済性を高めることができるよう
にしたコークス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇
温方法に関する。 一般にコークス乾式消火設備においては、冷却塔、除r
#A器、ダクト等の内面に数千トンにも及ぶ耐火材が内
張すされているのであるが、]−クス乾式消火設備を構
築した自復にJ3いてこれらの耐火材を乾燥する必要が
あること、ま1=実操業に入る前に耐火材を実操業と同
様の条件、すなわち、冷却塔のブリチャンバーにて赤熱
コークスの温度に等しい約1 、000℃に保つ目的か
ら、操業初期にコークス乾式消火設備全体の乾燥昇温工
程が必要となる。 そこで、従来は次に説明する如く、数千トンの耐火材を
1.000℃近くまで燃焼装置のみで乾燥昇温を行なっ
ていた。即ち、乾燥開始前に冷却塔の底部に設けられた
#l製の冷却ガス吹込み部を高温から保護するためにこ
れを覆うべく冷コークスを装入して燃焼床を形成する。 次いで、冷却塔の側壁に開口を設けてバーナを塔内に装
着し、重油またはガス等の燃料を燃焼させ、その燃焼ガ
スを冷却塔より除塵器、ダクト等に導いて耐火材を乾燥
昇温する。そして乾燥昇温後、バーナを冷却塔から撤去
するとともに炉壁に設けた開口を復旧してい lこ 。 ところが、上述しICバーナ等の燃焼装置のみににる乾
燥昇温によると、特にコークス乾式消火設備の大y!化
に伴って次のような多くの問題を生じる。 (1) 大型の燃焼装置が必要となる。 バーナ自身が大容量となるため高価なものになる。また
、この大容量化にも限界があるため1WAだけの設置で
は実用上困難で、複数のバーナを要°する。一方、乾燥
用燃焼装vJはバーナだけでなく、燃焼空気用送風機、
燃焼空気配管、燃料ガス配管、燃料ガス昇圧機、各種弁
数等が必要であり、燃焼装置が大型又は複数となるに伴
ってこれら補機や配管類も大型となる。燃焼装置や帽り
配管類の設置のICめ、コークス乾式消火設備内に多く
のスペースを必要とし、架溝の補強や床の拡張が必要と
なり、レイアウト上の制限も大きい。しかも、短期間(
約20日間)の乾燥昇温作業が終了づると、これらのス
ペース等は不要になり無駄となる。スペースのみならず
、上記装置類も短期間の使用後は不要となるので大型に
なる稈無駄が多くなる。 (2) 燃料消費■が莫人となる。 耐火材を昇温するためには、耐火材を加熱する燃焼ガス
の温度は耐火材の温度十αでなければならないが、耐火
材の温度が上がる稈、即ら燃焼ガスの温度が上がる程、
廃ガスJ口失が大きくなり、また各(J熱損失も温度が
高い程大きいので、耐火材温度の上昇に伴って、必要燃
焼mは累進的に上昇づ°る。従って、燃焼装置の大容量
化は、燃料消費mの檄増を10さ省エネルギー上好まし
くない。 また、燃料配管はかなり遠方から引いてくることになる
が、配管が大径になる稈、一時設置となる配管や配管ス
ペース等が大変面倒になる。 (3) バーナ挿入用間口が大きくなる。 冷Jill塔側壁に設ける間口が大きくなり築炉椙造上
好ましくない。燃焼装置の個数により複数の開口部を要
する場合にも同様に築炉イ14造上複雑どなり好ましく
ない。また、これら間口部は、乾燥昇温後に耐火材にて
塞いで復旧するが、開口が大きい程復旧に時間を要し、
渇瓜酵下を最小限とするため迅速性が要求される復旧作
業上の支障となる。 (4) 実操業への移行作業時の温度低下が甚だしい。 バーナによる乾燥昇温完了後はバーナ笠を撤去して実操
業に入るが、この移行作業中は入熱がないので、開口復
旧に伴なう耐火材の温度低下は避cノられない。この温
度低下の程度は耐火材の温度が高い程大きく、しかも急
激に温度が低下するので、耐火材にとって好ましくない
。 (5) 大型バーナと小型バーナの使い分りが必要とな
る。 乾燥昇温は、常温から約i、ooo℃までゆるやかに乾
燥させながら昇温することが必要であるため、燃焼装置
のみで行うと、小容量の燃焼から大容量まで非常に広範
囲の容量をカバーしな
【プればならない。すなわち、バ
ーナのターンダウン比が人ぎくなるので、バーナの設計
が難しくなり、不安定領域での運転を余INなくされ、
安全上、信頼性上の問題がある。−このIcめ、小型バ
ーナと大型バーナを設置し、耐火材温度に応じて小型バ
ーナから大型バーナーへ、そして同時使用というように
使い分(プる等の必要があり、その操作が煩雑であっI
c 6 [F]) 冷コークスを捏護ツるための耐熱レンガの敷
設が必要となる。 バーナによる乾燥昇温にJ3いて、耐火材温度を上げ過
ぎると、冷コークスに着火する虞れがあるので、冷コー
クス上面を断熱レンガ等の断熱材で覆わなければならな
い。断熱レンガを敷くこと自体大変であるが、乾燥昇温
完了後、冷却ガスを塔内に送入づる際、レンガ部分の通
気性が悪く必要ガスmが送れない。また、冷N口15よ
り切出した冷却コークス中に装入する上記レンガは後続
の高炉には投入できないので、これを除かなければなら
ないが、全部のレンガが切出されるまで長時間を要づ゛
る上、このレンガ取除き作業のため冷コークスの切出し
が制限され、ひいてはコークス乾式消火設備の操業が制
限される。まIC%レンガ取除き作業はコンベア上のレ
ンガを拾うので大変危険な作業となる。 このようにバーナ単独によるコークス乾式消火設備の乾
燥昇温は多くの問題があり、これらの問題の解決が望ま
れていた。 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、燃焼装置の簡略化と共に燃料消費
の削減を図ることができ、しがち乾燥’A−fu中にa
5ける次工程への移行作業の簡素化を可能としたコーク
ス乾式消火設備の操業初期に45ける乾燥昇温方法を提
供するにある。 上記目的は、この発明によれば次のようにして達成され
る。即ち、耐火材を内張すしたコークス乾式消火設備を
構築した復にコークス乾式消火設備を乾燥昇温するに際
して、熱膨張率変化が最大どなる耐火材の転」多点を超
えるまで上記コークス乾式消火設備の冷却塔内に熱バ1
を加減しつつlJt給する第1の乾燥昇温工程ど、上記
耐火材が転移点を超えてから所望温度に達するまで上記
冷却塔内に赤熱コークスを投入J−るど共にこれと向流
させるべく冷却塔下部J、り循環ガスを送入する第2の
乾燥昇温工程とを順次行な4つしめることを特徴とする
。これにより、第1段階では急激な温度上界がない状態
で従来より低い温度に抑えるようにし、耐火材にクラッ
クが入つlJり目地切れが生じる等の悪影響がないよう
に1−ると共に、第2段階では特別な燃料や燃焼装置を
必要としないで最終目標の温度まで乾燥昇温できるよう
にし、乾燥昇温完了後は直ちに実操業に移行できるよう
にしlJものである。 特に、本発明者は以上の目的を達成ずべく鋭意研究の結
果、コークス乾式消火設備に内張りし/、−耐火材の熱
膨張率の変化が、第1図に例を示J如く、乾燥昇温の最
終温度である約i、ooo℃よりはるかに手前の600
°C前後で最大となるのを最後に、それ移行は極めて小
さく安定していることを見出し、この熱膨n&率の変化
が最大となる耐火材の転移点を超えるまではゆるやかに
乾燥昇温させることが必要で、そのようなゆるやかな乾
燥昇温をさせるにはそのflil Illが容易な燃焼
装置等による熱風の供給が最適であり、また耐火材の転
移点を越えてからは急速に乾燥昇温させても支障がない
ことから、高温の赤熱コークスによる乾燥昇温を利用す
れば最終温度を得ることが出来るとの知見を得て、この
発明を創案するに至っ1.:ムのである。 以下、この発明に係るコークス乾式消火設備の操業初期
における乾燥昇温方法の好適一実施例を添付図面に従っ
て説明する。 第2図は、この発明方法を説明するためのコークス乾式
消火設備の一例を示ず概略系統図である。 図に示す如く、1は頂部に装入口2を有し下部に冷却ガ
ス吹込部3を設けた冷却塔、4は除塵器、5はボイラ、
6は循環ファンを現し、循環ガスを冷却塔1に尋人して
装入口2より装入されて流下して来る赤熱コークスを冷
2J】シ、該冷却によって昇温された循環ガスをボイラ
5に導いて熱回収を行う循環ガス流路を構成している。 そして、この循環ガス流路には耐火材7が内張すされて
いる。 また、上記循環ガス流路にお【ノる冷却17!11への
ガス入側位置に、放散管8が設【ノられている。図中、
9は冷却場1へのガス入側に段1ノられ循環ガスの流入
を制御するダンパ、10は循環ファン6の吸込み側に設
けられ循環ガス流路を流れる循環ガス流量を制御する吸
込ダンパ、そして、11は放散管8に設けられ放散ガス
量を制御りる放散弁をそれぞれ示す。 上記構成にJ3いて、冷却塔1の乾燥昇温前に、冷却塔
下部に設けられた鋼製の冷却ガス吹込部3を熱から保護
J−べく、予めこれを覆うように冷コークス12を特別
に装入して燃焼床が形成される。 また、冷却塔1の側壁に間口部13を設け、これより塔
内に熱風供給用の燃焼バーナ又は熱風ダクト14を挿入
する。更に、冷却塔1頂部の装入口2に排N1邑制御用
のダンパ15を有する仮設煙突16が段番プられる。 次に、上記実施例におけるコークス乾式消火設備の乾燥
昇温方法を説明する。 コークス乾式消火設備の構築後実操業に入る前に行なう
乾燥昇温工程は、実操業の赤熱コークス冷却運転と連繋
するように二段階で行なわれ、またこの段階中にボイラ
5のソーダ煮作業ら併せて行われる。 コークス乾式消火設備の乾燥昇温の第1段階は、第2図
に示ず如く、冷却塔1下部のガス入側に設けたダンパ9
を全開にし、燃焼バーナによる燃焼部ガス又は熱風ダク
1−14から排出する熱風を炉内に供給する。この熱風
の一部は仮設煙突を介して大気中に排風する。残りの大
部分は循環ファン6に−一って吸引され、除塵器4、ボ
イラ5を通り、放散管8を通って、大気放散する。 こうして、′tS潟の熱風ガスにより、冷IJ1151
、除塵器4等に内張すされた耐火材7の温度は上昇して
ゆき、乾燥昇温されることになる。この場合において、
循環ファ°ン6に吸引された熱風ガスはボイラ5を通る
ので当然然気を発生させるが、第4図に示す如く、乾燥
初期においてはこのボイラ5への入熱を利用して凡そ5
日間ボイラ5のソーダ煮を行なう。また、冷却塔1人側
のダンパ9は全閉すると述べたが、冷却塔1内の冷コー
クス12および耐火材7を含む冷却塔1下部の湿度が必
要以上に上がらないように、ボイラ5を出てJu庶の下
ったガスを一部冷却塔1内へ供給リベく、必要に応じて
微開させることもある。 上記ボイラ5のソーダ煮の際はボイラ5への入熱量の管
理が必要であることは勿論であるが、同様に耐火レンガ
から成る耐火材7も常温から高温へと温度が上昇してい
く過程において、鉱物結晶の転移点(第1図参照)を通
過するので、昇温速度(’C/Hr )の管理が重要で
あり、またなめらかな温度上昇が要求される。特に、乾
燥要因は上昇温度だけではなく、乾燥期間も重要であり
、このlcめには所定の温度で一定期間保持することに
より、レンガ内の温度を均一化させる。第4図の回示例
では、なめらかな温度上昇期間を凡そ6日問取った後、
凡そ3日間転移点近傍の600℃を確保して耐火材7の
均熱を図っている。 これらの温度管理は、燃焼バーナ等14がら供給する熱
風の風量と温度、また冷却塔1内にリークさせるガス■
を決める冷却塔入側のダンパ9の開麿等の調整により達
成づ゛ることができる。また、これらの調整に関連して
、循環ファン6の吸込ダンパ10の開度、放散弁11の
開度、仮設煙突16のダンパ15の開度の調整も必要と
なり、コークス乾式消火設備は第1段階においても、通
常操業とは異なるが、一種操業状態にあるといえる。 従って、乾燥昇温のv81段階では、耐火材7の昇温」
二限温度を比較的低く抑え、耐火材7の転移点+αから
冷却塔1下部に装入した冷コークス12が燃えない温度
迄とし1=ことにより、冷コークス12の燃焼が回避で
きる。また比較的小容量の燃焼装置で足り、且つ燃料消
費の増大を抑制り−ることができる。又、制御容易な燃
焼バーナ14等を昇温手段として使用することにより、
ゆるやかな温度上昇が容易であり、特に耐火材7の転移
点近傍において温度キープすることにより、耐火材7に
熱ストレスを加えるのを回iすることができ、熱ストレ
スからくる耐火材7のクラックや耐火材7同士の目地切
れ等を有効に防止することができる。 乾燥昇温の第2段階は、耐火材7の温度が所定の温度迄
上昇した後、又は上昇後のキープ時間が経過した後に始
める。 先ず、燃焼バーナ又は熱風ダク1〜14からの熱風の供
給を停止すると共に循環ファン6を停止する。次に、熱
風ダクト14を撤去し、冷却塔1側壁の開口部13を耐
火レンガにて復旧する。また、仮設煙突16も撤去する
。 この作業は、第1段階からfiX2段階への移行作業で
あり、折角上昇した耐火l7I7温度が下らないよう、
可及的速やかに行なう必要がある。第1段階での昇WW
度は比較的低く抑えるようにしたので、燃焼バーナ又は
熱風ダクト14は1台かつ小容量で済み、その補機等も
小型で足りるので、これらの撤去は容易であり、またこ
れに伴なって開口部13も小さくその数も1個で済むか
ら、復旧作業も容易となる。したがって、第4図にも示
ず如く、この移行期間中の温度降下を可及的に低く抑え
ることができ、急冷による耐火材7への悪影響を防ぐこ
とができる。 開「1部1ご3の復旧後、冷却塔1人側のダンパ9を所
定の開度に17i1いてから、循環ファン6を再び運転
し、具入[12より燃焼床上に赤熱コークス17を投入
する。この投入以降は、バーナ又は熱風ダクト14から
の入熱に代えで、赤熱コークス17からの入熱によって
乾燥昇温作業を続行する。 すなわち、ダンパ9を聞くことにより循環ガス流路を開
成して、冷却ガス吹込部3から上記冷コークス12を通
しで炉内に冷却循環ガスを吹き込み、投入した赤熱コー
クス17に向流さゼ、これと熱交換させる。熱交換によ
り昇温し1cガスを除塵器4、ボイラ5に導き、循環フ
ァン6を介して再び冷却塔1に供給する。 こうして、赤熱コークス17により昇温した循環ガスに
より、冷却塔1、除塵器4等に内張りされた耐火材7の
温度は所望の最終温度に向って上昇していき、乾燥昇温
されることになる。この乾燥昇温は、第4図の図示例で
は凡そ3日間行なわれ、900℃近くまで高められる。 この期間は、第1段階と異なり、耐火材7の転移点がな
いので、急速昇温してもよいが、必要に応じて、赤熱コ
ークスの量と循環ガス送入量とを加減りることにより、
循環ガス流路内の温度を適正に制tall−iJる。 耐火材7が所定温麿迄上昇し、又仕上上昇後のキープ時
間が経過したら、そのまま実操業に入る。 なお、乾燥昇温の第2段階は実質的に実操業と変りがな
い。実操業ではコークスの処]!l! mや蒸発分を運
転上の管理目標とするのに対して、第2段階では耐火材
7の温度を運転上の管理目標とり−る。 具体的には低負荷における実操業と同じことである。 従って、第2段階では、冷却ガスの供給により引き続き
冷コークス12の燃焼が回避できるので、従来の如き断
熱レンガ等の断熱層を冷コークス12上に敷設する必要
がない。また、熱Jllに代えて赤熱コークスの非常に
高い顕熱により耐火材7の乾燥昇温を行う7jめ、短期
間で最終温度にもっていくことができ、しかも温度上昇
に伴って累進的な増大が要求される入熱を赤熱コークス
の顕熱によって賄うので、特別な燃料や大型の燃焼装置
を必要としないという大ぎな利点がある。さらに、この
段階は低負荷における実操業と同じであり、且つ、炉内
には断熱レンガ等の^゛炉投入の際支障となるものがな
いので、直ちに通常負荷にお【プる実操業に移行できる
。 この様に、上記実施例によればコークス乾式消火設備の
内張り耐火材を乾燥昇温する工程を2段階に分て、1段
階目は比較的低くかつなめらかな温度上昇に抑え、2段
階目で赤熱コークスの顕熱によりR終日標値まで高める
ようにしlこので、耐火材7への熱ストレスを有効に回
避できる。また、第1段階で要する燃焼装置が小型且つ
単数ですみ、これに伴なって補礪も小型ですむので、燃
焼装置のコストダウンが可能となり、これに要づ“る取
付スペースも可及的に縮小し得る。また冷却塔側壁に設
ける燃焼装置用の開口部13の面積を小さくできるので
、開口部13に起因J8築炉1fa造上の不具合を解消
できる。 また、第1段階で要°りる入熱消費が従来の最終温度ま
で上げる場合に比して低温度に抑えであるので、燃料ガ
ス消費■を格段と低減でき、しかも第2段階では赤熱コ
ークスを使用し特別な入熱コーネルギーを要しないので
、耐火材7を最終1]標値にまで昇温させる全入熱エネ
ルギーを可及的に低減できる。 さらに第1段階から第2段階に移行りるに際し、要求さ
れる燃焼装置の撤去ヤ)間口部13の復旧は、装置が小
型で且つ耐火材7の温度が低いこと、及び開口面積が小
さいことから極めて容易となり、作業の迅速化が図れる
から、移行作業時の温度低下を最小限に抑えることがで
きる。 、また、冷却5?:i1下部にお【ノる断熱レンガ層の
敷設が不要となるので、乾燥昇温の前工程が簡略化でき
ると共に、乾燥昇温完了後実操業への移行をきわめて円
滑に行うことができる。 以上要J゛るにこの発明によれば次のような優れた効果
を発揮J−る。 (1) 耐火材の乾燥昇温工程を2段階に分【ノ、第1
段階を熱風を加減しつつ供給する比較的低温の乾燥昇温
工程とし、次に行われる第2段階を赤熱コークスによる
乾燥昇温工程としたので、大型の燃焼装置が不要となり
、これにより設置スペースを可及的に縮小でき、燃焼装
置のコストダウンを図ることができる。 (2) 第1段階においてのみ特別な燃料ガス等を必要
とし、しかも比較的低温の昇温でよいので、その燃判消
費邑を大幅に低減でき省エネルギー化を図ることができ
る。 (3) 第1段階の乾燥昇温工程で耐火物の転移点まで
昇温させ、その昇湿過程を熱風の加減によりゆるやかに
行なえるので耐火物をクラック等から有効に保護ツーる
ことができる。 (4) 熱風を供給する燃焼装置が小型で温度が低いこ
とから、第1段階から第2段階への移行作業が容易且つ
迅速に行なえ、燃焼装置等の撤去に伴なう第1段jJ 
1.s +う第2段階への移行作業時の温度低下を最小
限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る耐火物の代表的な熱W、服率特
性図、第2図及び第3図はこの発明を実施するコークス
乾式消火設面の概略系統図であって、第2図はバーナ等
による乾燥冒温を、第3図は赤熱コークスによる乾燥昇
温をそれぞれ示す説明図、第4図は同じくこの発明方法
による乾燥昇温の全工程例を示J昇温図の1例である。 尚、図中、1は冷却塔、7は耐火材、14は熱風を供給
する燃焼バーナ又は熱バ(ダクト、17は赤熱コークス
である。 特許出願人 石川島播rfJi重工業a式会社代理人弁
理士 絹 谷 信 雄 00 り900 ■ θ″C 200 二(’C〕 手続17rf7正門(方式) 昭和58年11月9日 特許庁長官 若 杉 和 大 殿 1、事件の表示 特願昭58−128733号 2、発明の名称 コークス乾式消化設置aの操業初JulにおIプる乾燥
昇温方法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (009)石川島播磨重工業株式会社 4、代理人 郵便番号 105 東京都港区愛宕1丁目6番7号 愛宕山弁護士ピル 5、補正命令の日(−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 耐火材を内張すしたコークス乾式消火設備を構築した後
    にコークス乾式消火設備を乾燥4温するに際して、熱f
    !脹率変化が最大となる耐火材の転移点を超えるまで上
    記コークス乾式消火設備の冷iJl#!J内に熱風を加
    減しつつ供給する第1の乾燥昇温工程と、上記耐火材が
    転移点を超えてから所望湿度に達するまで上記冷却ji
    内に赤熱コークスを投入するとともにこれと向流させる
    べく冷iJJ塔下部より循環ガスを送入1−る第2の乾
    燥昇温工程とを順次行なわしめることを特徴とするコー
    クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法。
JP12873383A 1983-07-16 1983-07-16 コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法 Pending JPS6020994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12873383A JPS6020994A (ja) 1983-07-16 1983-07-16 コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12873383A JPS6020994A (ja) 1983-07-16 1983-07-16 コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6020994A true JPS6020994A (ja) 1985-02-02

Family

ID=14992101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12873383A Pending JPS6020994A (ja) 1983-07-16 1983-07-16 コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6020994A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62210988A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Wako Pure Chem Ind Ltd キサンチンオキシダ−ゼの安定化方法
CN109021992A (zh) * 2018-09-28 2018-12-18 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉烟尘全封闭分散收集、集中处理方法
CN109021995A (zh) * 2018-09-28 2018-12-18 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉逸散烟尘全封闭收集和处理方法
CN109021991A (zh) * 2018-09-28 2018-12-18 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉烟尘全封闭集中收集和处理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440241A (en) * 1977-09-07 1979-03-29 Hitachi Ltd Silver plating post-treatment method

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440241A (en) * 1977-09-07 1979-03-29 Hitachi Ltd Silver plating post-treatment method

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62210988A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Wako Pure Chem Ind Ltd キサンチンオキシダ−ゼの安定化方法
JP2558450B2 (ja) * 1986-03-13 1996-11-27 和光純薬工業株式会社 キサンチンオキシダ−ゼの安定化方法
CN109021992A (zh) * 2018-09-28 2018-12-18 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉烟尘全封闭分散收集、集中处理方法
CN109021995A (zh) * 2018-09-28 2018-12-18 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉逸散烟尘全封闭收集和处理方法
CN109021991A (zh) * 2018-09-28 2018-12-18 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉烟尘全封闭集中收集和处理方法
CN109021992B (zh) * 2018-09-28 2021-07-27 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉烟尘全封闭分散收集、集中处理方法
CN109021991B (zh) * 2018-09-28 2021-07-27 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种焦炉烟尘全封闭集中收集和处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112410483B (zh) 一种2500m3高炉烘炉操作方法
CN106967448B (zh) 一种干熄焦系统耐材大面积更换后的烘炉方法
JPS6020994A (ja) コ−クス乾式消火設備の操業初期における乾燥昇温方法
CN104561515B (zh) 连续式板坯加热炉及其加热方法
US2849221A (en) Heat treating furnace
FI97477B (fi) Menetelmä ja laite koksausuuniston savukanavien kuumakorjausta varten
JPS5940882B2 (ja) 熱風スト−ブ
JP2962192B2 (ja) 熱風炉セラミックバーナ補修時の強制冷却方法
CN103525959A (zh) 控制高炉风温的方法
CN111876543A (zh) 一种改进型顶燃式热风炉快速烘炉优化方法
CN111910035A (zh) 一种改进型顶燃式热风炉的快速凉炉方法
JPH0376788A (ja) コークス乾式消火設備の乾燥昇温方法
KR20030021753A (ko) 정상조업온도의 조기확보를 위한 고로조업방법
JPH0390521A (ja) 金属ストリップの浮揚支持方法
US3159385A (en) Combustion by-pass for back-drafting blast furnaces
CN202808850U (zh) 能够实现控温的热风炉
US3061292A (en) Blast heating system for blast furnaces and method of operating the same
JPH1112618A (ja) 高炉改修時の熱風弁保熱方法
JPH06228620A (ja) 熱風炉における燃焼制御方法
JPS6239190B2 (ja)
JPS5877513A (ja) 熱風炉の保温方法
CN116479201A (zh) 一种高炉热风炉保温反吹的方法
JPS5887233A (ja) 連続焼鈍炉
JPS5928029Y2 (ja) 熱風炉のドラフト向上装置
JPS6122003B2 (ja)