JPS6020914B2 - 電歪磁器組成物 - Google Patents
電歪磁器組成物Info
- Publication number
- JPS6020914B2 JPS6020914B2 JP58070489A JP7048983A JPS6020914B2 JP S6020914 B2 JPS6020914 B2 JP S6020914B2 JP 58070489 A JP58070489 A JP 58070489A JP 7048983 A JP7048983 A JP 7048983A JP S6020914 B2 JPS6020914 B2 JP S6020914B2
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- JP
- Japan
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- palladium
- composition
- porcelain composition
- present
- thickness
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁器組成物、特に従来より低温で隣縞でき、伸
び率の大きい霞歪磁器組成物に関するものである。
び率の大きい霞歪磁器組成物に関するものである。
従来圧軍性磁器としてPb(Mg1′3Nb2/3)0
3‐PbTi03‐P蛇の3やPb(Nil/3Nb2
′3)03‐PbTi03−PbZrQなどが良く知ら
れている。
3‐PbTi03‐P蛇の3やPb(Nil/3Nb2
′3)03‐PbTi03−PbZrQなどが良く知ら
れている。
これらの材料を用いて微少変位素子などに応用するとき
特に、矩動電圧の低圧化を実現するために積層形電歪素
子を形成する場合には、磁器の競給温度以上の融点をも
つ金属や合金が内部電極として使用されねばならなかっ
た。上記のような材料は燐綾温度が一般に1200〜1
300q0という高温でありこのため内部電極として白
金やパラジウム含量の多い銀−パラジウム合金の適用さ
れねばならない。このうち白金は競結時においても安定
で、これらの材料とも反応せず所望の特性が得られるが
非常に高価であり、量産時のコストを考慮すると実用上
その用途は著るしく限定されてしまう。一方、パラジウ
ムは白金に比べて安価であり、しかも比重を考慮すると
より実用性は高い。しかしながらパラジウムは暁結中に
一旦酸化された後、還元して金属状となるため、これに
応じて焼絹中に一旦膨張し、その後収縮する過程をとり
、積層形素子に亀裂や層は〈離を発生しやすい問題があ
る。特に鉛を含むべロブスカィト型組成物とは高温で反
応しやすく、パラジウム又はパラジウムの含有量の多い
パラジウム−銭系の適用は非常に困難であった。すなわ
ちパラジウムの酸化−還元による膨張一収縮は銀−パラ
ジウム二成分系でも見られ、パラジウムの含量が多いと
その程度は大きく、逆に銀の含有量が多くなるとその程
度は小さくなり、銀のみではこのようなことは全く起ら
ない。このため銀の含有量が多くなると、上記の現象が
起ってもその程度が4・さいため競給後の積層形素子に
は亀裂や層はく離は全くみられなくなり良好な素子が得
られると共に、銀はパラジウムに比較し、更に安価であ
るためコストの面からもより有利である。市販のパラジ
ウム−銀ペーストを内部電極ペーストに適用するとパラ
ジウムの割合が40%以上では亀裂や層はく離が起りや
すく、30%以下ではこの現象がほとんどみられなかっ
た。
特に、矩動電圧の低圧化を実現するために積層形電歪素
子を形成する場合には、磁器の競給温度以上の融点をも
つ金属や合金が内部電極として使用されねばならなかっ
た。上記のような材料は燐綾温度が一般に1200〜1
300q0という高温でありこのため内部電極として白
金やパラジウム含量の多い銀−パラジウム合金の適用さ
れねばならない。このうち白金は競結時においても安定
で、これらの材料とも反応せず所望の特性が得られるが
非常に高価であり、量産時のコストを考慮すると実用上
その用途は著るしく限定されてしまう。一方、パラジウ
ムは白金に比べて安価であり、しかも比重を考慮すると
より実用性は高い。しかしながらパラジウムは暁結中に
一旦酸化された後、還元して金属状となるため、これに
応じて焼絹中に一旦膨張し、その後収縮する過程をとり
、積層形素子に亀裂や層は〈離を発生しやすい問題があ
る。特に鉛を含むべロブスカィト型組成物とは高温で反
応しやすく、パラジウム又はパラジウムの含有量の多い
パラジウム−銭系の適用は非常に困難であった。すなわ
ちパラジウムの酸化−還元による膨張一収縮は銀−パラ
ジウム二成分系でも見られ、パラジウムの含量が多いと
その程度は大きく、逆に銀の含有量が多くなるとその程
度は小さくなり、銀のみではこのようなことは全く起ら
ない。このため銀の含有量が多くなると、上記の現象が
起ってもその程度が4・さいため競給後の積層形素子に
は亀裂や層はく離は全くみられなくなり良好な素子が得
られると共に、銀はパラジウムに比較し、更に安価であ
るためコストの面からもより有利である。市販のパラジ
ウム−銀ペーストを内部電極ペーストに適用するとパラ
ジウムの割合が40%以上では亀裂や層はく離が起りや
すく、30%以下ではこの現象がほとんどみられなかっ
た。
すなわちAg−Pd系二元合金図の公知の状態図から見
れば磁器の焼結温度を115ぴ0以下、望ましくは11
00℃以下にすることが実用上極めて重要なことである
。本発明は従来より低温で暁結できかつ直流電界下で伸
び率の大きい積層形亀歪素子用磁器組成物として優れた
材料を提供することを目的とする。本発明の磁器組成物
は〔Pb(Fe2/3WI/3)Q〕X〔Pb(Nil
/州b2′3)03〕y〔PbTiQ〕zなる式で表現
したとき〔ただしx十y十z=1.00〕、x,y,z
がそれぞれで表わされる次の組成点A,B,C,DA:
(x:0.01 y=0.78zニ0.21)B:(x
=0.20y=0.70z=0.10)C:(x=0.
20y=0.50z=0.30)D:(x=0.05y
=0.50 zニ0.45)を結ぶ線上およびこの線に
囲まれる範囲内にあることを特徴とする。
れば磁器の焼結温度を115ぴ0以下、望ましくは11
00℃以下にすることが実用上極めて重要なことである
。本発明は従来より低温で暁結できかつ直流電界下で伸
び率の大きい積層形亀歪素子用磁器組成物として優れた
材料を提供することを目的とする。本発明の磁器組成物
は〔Pb(Fe2/3WI/3)Q〕X〔Pb(Nil
/州b2′3)03〕y〔PbTiQ〕zなる式で表現
したとき〔ただしx十y十z=1.00〕、x,y,z
がそれぞれで表わされる次の組成点A,B,C,DA:
(x:0.01 y=0.78zニ0.21)B:(x
=0.20y=0.70z=0.10)C:(x=0.
20y=0.50z=0.30)D:(x=0.05y
=0.50 zニ0.45)を結ぶ線上およびこの線に
囲まれる範囲内にあることを特徴とする。
* 以下本発明を実施例にて詳細に説明する。
出発原料として酸化鉛(Pb○)、酸化鉄(Fe2Q)
、酸化タングステン(W03)、酸化ニッケル(Ni○
)、酸化ニオブ(NQ05)および酸化チタン(Ti0
2)を使用し、表に示す各配合比となるように秤量し、
これをボールミル中で湿式混合する。
、酸化タングステン(W03)、酸化ニッケル(Ni○
)、酸化ニオブ(NQ05)および酸化チタン(Ti0
2)を使用し、表に示す各配合比となるように秤量し、
これをボールミル中で湿式混合する。
炉過、乾燥後この粉末を750〜850ooで仮暁きし
、この粉末を再度ボールル中で湿式混合する。炉過、乾
燥、粉砕した後、0.70n′地の圧力で厚さ5.仇舷
の円柱を2本成形し、聡0〜110000で競結した。
得られた円柱の厚さを測定した後銀電極を鱗付けた。リ
ード線を両面にはんだ付けした後厚さ方向に鰭界強度I
KV/帆になるまで電圧を印加しその時の厚みと電界強
度を零に戻した時の厚みを歪測定器で測定した。伸び率
はIKV′脚の電界下での厚みと電界を零に戻した時の
厚みの差をこの電界を零に戻した時の厚みで割ったもの
で求めた。配合比と鱗給温度および伸び率の結果を表に
示す。
、この粉末を再度ボールル中で湿式混合する。炉過、乾
燥、粉砕した後、0.70n′地の圧力で厚さ5.仇舷
の円柱を2本成形し、聡0〜110000で競結した。
得られた円柱の厚さを測定した後銀電極を鱗付けた。リ
ード線を両面にはんだ付けした後厚さ方向に鰭界強度I
KV/帆になるまで電圧を印加しその時の厚みと電界強
度を零に戻した時の厚みを歪測定器で測定した。伸び率
はIKV′脚の電界下での厚みと電界を零に戻した時の
厚みの差をこの電界を零に戻した時の厚みで割ったもの
で求めた。配合比と鱗給温度および伸び率の結果を表に
示す。
なお伸び率の測定には同一配合比の試料を2個用い、そ
の平均値をもって代表値とした。表修K×印を付したも
のは本発明に含まれるい。
の平均値をもって代表値とした。表修K×印を付したも
のは本発明に含まれるい。
表を見ると明らかなように本発明の磁器組成物は110
0午○以下の低温で暁綾できると共に伸び率が2×10
‐4以上を示す積層用電歪素子として優れた材料を提供
するものである。表の各組成点と本発明の請求の組成範
囲を図に示した。なお本発明の組成範囲外では競絹温度
が1100qoを越えるか、伸び率が低下するため実用
I性が少くなる。
0午○以下の低温で暁綾できると共に伸び率が2×10
‐4以上を示す積層用電歪素子として優れた材料を提供
するものである。表の各組成点と本発明の請求の組成範
囲を図に示した。なお本発明の組成範囲外では競絹温度
が1100qoを越えるか、伸び率が低下するため実用
I性が少くなる。
図面の簡単な説明図面は本発明の磁器組成物の組成範囲
を示す三角図である。
を示す三角図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉄・タングステン酸鉛〔Pb(Fe2/3W1/3
)O_3〕,ニツケルニオブ酸鉛〔Pb(Ni1/3N
b2/3)O_3〕、チタン酸鉛〔PbTiO_3〕か
らなる三成分磁器組成物を〔Pb(Fe2/3W1/3
)O_3〕_x〔Pb(Ni1/3Nb2/3)O_3
〕_y〔PbTiO_3〕_zと表現したとき(ただし
x+y+z=1.00)、配合比x,y,zがこの三成
分組成図において、以下の組成点A,B,C,DA:(
x=0.01y=0.78z=0.21)、B:(x=
0.20y=0.70z=0.10)、C:(x=0.
20y=0.50z=0.30)、D:(x=0.05
y=0.50z=0.45)を結ぶ線上およびこの線に
囲まれる組成範囲にあることを特徴とする電歪磁器組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58070489A JPS6020914B2 (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 電歪磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58070489A JPS6020914B2 (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 電歪磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59196503A JPS59196503A (ja) | 1984-11-07 |
JPS6020914B2 true JPS6020914B2 (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=13432978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58070489A Expired JPS6020914B2 (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 電歪磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020914B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS612203A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-08 | 株式会社村田製作所 | 誘電体磁器組成物 |
JPS61109204A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-27 | 株式会社村田製作所 | 誘電体磁器組成物 |
JPS61128408A (ja) * | 1984-11-27 | 1986-06-16 | 株式会社村田製作所 | 誘電体磁器組成物 |
JPS61128409A (ja) * | 1984-11-27 | 1986-06-16 | 株式会社村田製作所 | 誘電体磁器組成物 |
US4704373A (en) * | 1985-10-29 | 1987-11-03 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric ceramic composition and process for producing the same |
-
1983
- 1983-04-21 JP JP58070489A patent/JPS6020914B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59196503A (ja) | 1984-11-07 |
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