JPS6020453B2 - 非焼成ペレツトの製造方法 - Google Patents
非焼成ペレツトの製造方法Info
- Publication number
- JPS6020453B2 JPS6020453B2 JP16843280A JP16843280A JPS6020453B2 JP S6020453 B2 JPS6020453 B2 JP S6020453B2 JP 16843280 A JP16843280 A JP 16843280A JP 16843280 A JP16843280 A JP 16843280A JP S6020453 B2 JPS6020453 B2 JP S6020453B2
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- JP
- Japan
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- pellets
- strength
- pellet
- gas
- cement
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は非焼成べレットの製造方法に関するものである
。
。
周知の如く高炉に使用する塊成鉱としては焼成鉱、又は
べレットが用いられる。
べレットが用いられる。
しかるにこれらの塊成鉱の製造工程は暁絹、又は焼成工
程を経るため粉じん、排ガスによる公害が問題となり、
これを改善するためにコールドベレツトが注目されるよ
うになった。コールドベレツトの一般的な製造方法は、
セメントをバインダーとしたセメントボンドコールドベ
レツト、或は生石灰を含んだべレットをCQガス処理し
た炭酸塩ボンドコールドベレットがあるが、これら各々
についてはそれ相応の欠点を有するものである。すなわ
ち、前者のセメントボンドコールドベレットの欠点とし
ては、バインダーとしてのセメントは水和反応速度が遅
く必要な強度を得るためには3〜10日間の養生を必要
とすることである。
程を経るため粉じん、排ガスによる公害が問題となり、
これを改善するためにコールドベレツトが注目されるよ
うになった。コールドベレツトの一般的な製造方法は、
セメントをバインダーとしたセメントボンドコールドベ
レツト、或は生石灰を含んだべレットをCQガス処理し
た炭酸塩ボンドコールドベレットがあるが、これら各々
についてはそれ相応の欠点を有するものである。すなわ
ち、前者のセメントボンドコールドベレットの欠点とし
ては、バインダーとしてのセメントは水和反応速度が遅
く必要な強度を得るためには3〜10日間の養生を必要
とすることである。
又、後者の生石灰をCQガス処理した炭酸塩ボンドコー
ルドベレットの欠点としては、炭酸塩ボンドによる発現
強度が低く必要べレット強度を得るためには生石灰添加
量の増加が必要となることである。本発明は前述のよう
な難点を有利に解決するためになされたものであり、そ
の要旨とするところは、非焼成べレツト原料に粉末ダィ
カルシウムシリケート(次a○・Si02)を添加して
、これを常法により造粒したべレツトをC02ガス雰囲
気下で養生硬化させることを特徴とする非焼成べレット
の製造方法である。
ルドベレットの欠点としては、炭酸塩ボンドによる発現
強度が低く必要べレット強度を得るためには生石灰添加
量の増加が必要となることである。本発明は前述のよう
な難点を有利に解決するためになされたものであり、そ
の要旨とするところは、非焼成べレツト原料に粉末ダィ
カルシウムシリケート(次a○・Si02)を添加して
、これを常法により造粒したべレツトをC02ガス雰囲
気下で養生硬化させることを特徴とする非焼成べレット
の製造方法である。
次に本発明を詳細に説明する。
従来、ダィカルシゥムシリケート(次a0・Si02)
の粉末は水和反応速度が遅いため硬化剤としては不適な
ものとされていたが、C02ガス雰囲気中では、その水
和反応が促進され硬化に有効な桂酸カルシウム水和物、
およびCa08を生成する。
の粉末は水和反応速度が遅いため硬化剤としては不適な
ものとされていたが、C02ガス雰囲気中では、その水
和反応が促進され硬化に有効な桂酸カルシウム水和物、
およびCa08を生成する。
その反応式は以下のようなものである。
通常の水和反応は
2Ca0・Si02十日20→
Ca(OH)2十Ca○−Si02−日20..….■
C02ガス雰囲気下での水和反応は2Ca0・Si02
十日20十C03‐→CaC03十Ca○−Si02一
弦○・・・・・・■上記■式と■式を比較した場合、硬
化に有効なCa○−Si02一地○(以下C−S−日ゲ
ルと称す)を生成するることには変らないが、その反応
速度がC02ガス雰囲気下では■式と比較して非常に大
となり短時間でC−S−日ゲルがより多く生成されるた
め強度発現がより短時間で起るものである。
C02ガス雰囲気下での水和反応は2Ca0・Si02
十日20十C03‐→CaC03十Ca○−Si02一
弦○・・・・・・■上記■式と■式を比較した場合、硬
化に有効なCa○−Si02一地○(以下C−S−日ゲ
ルと称す)を生成するることには変らないが、その反応
速度がC02ガス雰囲気下では■式と比較して非常に大
となり短時間でC−S−日ゲルがより多く生成されるた
め強度発現がより短時間で起るものである。
第1図は実験による次a○・Si02配合割合とべレッ
ト強度の関係を示したもので、曲線aはC02ガス10
0%濃度でIHr炭酸化処理させたもので、曲線bは斑
r、曲線Cは斑rである。
ト強度の関係を示したもので、曲線aはC02ガス10
0%濃度でIHr炭酸化処理させたもので、曲線bは斑
r、曲線Cは斑rである。
第2図はめa○・Si02粉末度とべレット強度の関係
図である。この第1図および第2図の実験結果より 次a0・Si02は粉末であればあるほどべレット強度
は発現し、又本a○・Si02の配合割合も多いほど、
更にC02の接触処理時間も長いほど強度は発現するも
のである。
図である。この第1図および第2図の実験結果より 次a0・Si02は粉末であればあるほどべレット強度
は発現し、又本a○・Si02の配合割合も多いほど、
更にC02の接触処理時間も長いほど強度は発現するも
のである。
通常コールドベレットが高炉での耐え得る圧簿強度は1
00〜150k9′P以上必要であることは実験及び経
験的に知られており、本発明者らの実験結果より友a0
・Si02の粉末度はブレーン指数2000の/タ以上
、又添加割合は5重量%以上が好ましい範囲である。
00〜150k9′P以上必要であることは実験及び経
験的に知られており、本発明者らの実験結果より友a0
・Si02の粉末度はブレーン指数2000の/タ以上
、又添加割合は5重量%以上が好ましい範囲である。
本発明に用いられる次a0・Sj02としては、これを
大量に含有する転炉スラグ、或は電気炉スラグを用いて
もよく、また市販の例えば石灰石に桂石を添加して本a
0・Si02になるように調整しセメントキルンで焼成
し製造してもよい。
大量に含有する転炉スラグ、或は電気炉スラグを用いて
もよく、また市販の例えば石灰石に桂石を添加して本a
0・Si02になるように調整しセメントキルンで焼成
し製造してもよい。
又、C02ガスとしてはC02を大量に含む熱風炉、或
はコークス炉等の排ガスを用いても充分効果は発揮でき
るものである。以下に実施例について比較例と共に説明
する。
はコークス炉等の排ガスを用いても充分効果は発揮でき
るものである。以下に実施例について比較例と共に説明
する。
実施例 1本a○・Si02として還元期の電気炉スラ
グをブレーン指数300ルポ/多‘こ粒度調整し、粉鉱
石(ブレーン指数180比力/夕)に対し配合割合を各
々変えて5〜10%の水分を添加しながら充分混線しべ
レタィザーにて造粒したものを、C02ガス濃度100
%で常温にてIHr炭酸化処理した。
グをブレーン指数300ルポ/多‘こ粒度調整し、粉鉱
石(ブレーン指数180比力/夕)に対し配合割合を各
々変えて5〜10%の水分を添加しながら充分混線しべ
レタィザーにて造粒したものを、C02ガス濃度100
%で常温にてIHr炭酸化処理した。
第1表に本a○・Si02配合割合とべレット強度の結
果を示す。第1表 実施例 2 本ao・Si02を各値に粒度調整し、粉鉱石(ブレー
ン指数1800地′夕)に対し7.0重量%配合して5
〜10%の水分を添加しながら充分混練しながらべレタ
イザーにて造粒したものをC02ガス濃度100%で常
温にてIHr炭酸化処理した。
果を示す。第1表 実施例 2 本ao・Si02を各値に粒度調整し、粉鉱石(ブレー
ン指数1800地′夕)に対し7.0重量%配合して5
〜10%の水分を添加しながら充分混練しながらべレタ
イザーにて造粒したものをC02ガス濃度100%で常
温にてIHr炭酸化処理した。
第2表に衣a0・Si02の粉末とべレット強度の結果
を示す。第2表 実施例 3 .セメントキルで焼成してブレーン指数3000の/夕
の次a0・Si02を製造し、粉鉱石(ブレーン指数1
800の/夕)に対し7.の重量%配合して5〜10%
の水分を添加しながら充分に混練しながらべレタイザー
にて造粒したものをC02ガスとし熱風炉排ガス(CQ
約20%含有、温度100〜150午○)を用いて炭酸
化処理した。
を示す。第2表 実施例 3 .セメントキルで焼成してブレーン指数3000の/夕
の次a0・Si02を製造し、粉鉱石(ブレーン指数1
800の/夕)に対し7.の重量%配合して5〜10%
の水分を添加しながら充分に混練しながらべレタイザー
にて造粒したものをC02ガスとし熱風炉排ガス(CQ
約20%含有、温度100〜150午○)を用いて炭酸
化処理した。
第3表に炭酸化処理時間とべレット強度の結果を示す。
第3表 比較例 1 ‐粉鉱石(プレ
ーン指数1800の/夕)に対し結合剤としてセメント
クリンカーを100重量%配合し、5〜10%の水分を
添加しながら充分混練しべタレタィザーにて造粒したも
のはべレットの圧債強度150k9/Pを得るためには
12皿r要した。
第3表 比較例 1 ‐粉鉱石(プレ
ーン指数1800の/夕)に対し結合剤としてセメント
クリンカーを100重量%配合し、5〜10%の水分を
添加しながら充分混練しべタレタィザーにて造粒したも
のはべレットの圧債強度150k9/Pを得るためには
12皿r要した。
比較例 2粉鉱石(ブレーン指数1800の/夕)に対
し水酸化カルシウムを添加しながら充分混練しべレタイ
0 ザーにて造粒したべレットを炭酸ガスにて炭酸化処
理し、ベレットの圧濃強度150kgを得るためには生
石灰を粉鉱石に対し25重量%必要であった。
し水酸化カルシウムを添加しながら充分混練しべレタイ
0 ザーにて造粒したべレットを炭酸ガスにて炭酸化処
理し、ベレットの圧濃強度150kgを得るためには生
石灰を粉鉱石に対し25重量%必要であった。
以上のようにダイカルシウムシリケートによる炭酸塩ボ
ンドコールドベレットの製造方法によれば、従釆のセメ
ントポンド法に比べ養生期間がほとんど不要であり、又
炭酸塩ボンド法に比べべレット強度が高く両者の長所を
併せ備える画期的な非焼成べレットの製造法であると言
える。
ンドコールドベレットの製造方法によれば、従釆のセメ
ントポンド法に比べ養生期間がほとんど不要であり、又
炭酸塩ボンド法に比べべレット強度が高く両者の長所を
併せ備える画期的な非焼成べレットの製造法であると言
える。
第1図は実験による次a○・Si02配合割合とべレッ
ト強度の関係図、第2図は同じく実験による次a○・S
j02ブレーン指数とべレット強度の関係図である。 翁l図 繁2図
ト強度の関係図、第2図は同じく実験による次a○・S
j02ブレーン指数とべレット強度の関係図である。 翁l図 繁2図
Claims (1)
- 1 非焼成ペレツト原料に粉末ダイカルシウムシリケー
ト(2CaO・SiO_2)を添加して、これを常法に
より造粒したペレツトを、CO_2ガス雰囲気で養生硬
化させることを特徴とする非焼成ペレツトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16843280A JPS6020453B2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | 非焼成ペレツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16843280A JPS6020453B2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | 非焼成ペレツトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5792143A JPS5792143A (en) | 1982-06-08 |
JPS6020453B2 true JPS6020453B2 (ja) | 1985-05-22 |
Family
ID=15868002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16843280A Expired JPS6020453B2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | 非焼成ペレツトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020453B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6047329B2 (ja) * | 1982-02-01 | 1985-10-21 | 日本鋼管株式会社 | 非焼成塊成鉱の製造法 |
JPS59157229A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-06 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 非焼成塊成鉱の製造方法および装置 |
JPH0660359B2 (ja) * | 1985-01-14 | 1994-08-10 | 新日本製鐵株式会社 | 非焼成塊成鉱の製造方法 |
FR2735804B1 (fr) * | 1995-06-23 | 1997-07-18 | Lorraine Laminage | Procede de fabrication de blocs pour la construction, a partir d'une composition contenant du laitier de conversion d'acier a l'oxygene |
JP5434340B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2014-03-05 | Jfeスチール株式会社 | 焼結鉱の製造方法 |
JP5549143B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2014-07-16 | Jfeスチール株式会社 | 焼結用原料の製造方法 |
-
1980
- 1980-11-29 JP JP16843280A patent/JPS6020453B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5792143A (en) | 1982-06-08 |
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