JPS6020433B2 - 発泡性防火組成物及び該組成物からなる自己融着性テ−プ - Google Patents

発泡性防火組成物及び該組成物からなる自己融着性テ−プ

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JPS6020433B2
JPS6020433B2 JP51070723A JP7072376A JPS6020433B2 JP S6020433 B2 JPS6020433 B2 JP S6020433B2 JP 51070723 A JP51070723 A JP 51070723A JP 7072376 A JP7072376 A JP 7072376A JP S6020433 B2 JPS6020433 B2 JP S6020433B2
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三千男 高田
啓次 市川
保 開出
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火焔により加熱されると発泡炭化膜を形成し
、該炭化膜により防火の機能をする新規な組成物に関し
、特に自己雛着性テープとして使用するのに適した組成
物に関するものである。
本発明者らは先に多価アルコールと、発泡剤と、難燃性
脱水剤と高分子重合体とからなる発泡性防火テープを提
案した。ところで、該発泡性防火テープは、延伸された
状態で溢水に接すると亀裂を生じる、火焔により生成す
る発泡炭化膜の火焔による焼失劣化、騒き細りの速度が
早く、このため防化性館が必ずしも充分でない、あるい
はテープを構成する組成物の加工性が充分でなく、性能
の均一なテープを得るうえに今一歩の感がある等の問題
を卒んでいる。
上記に鑑み、本発明は上記の欠点の改善されたテープを
提供し得る特許請求の範囲に記載の組成物及びテプを提
案するものである。本発明において用いる【a’成分た
る多価アルコールは、下記の式で定義される0町旨数が
少なくとも約0.2、好ましくは少くとも約0.8であ
るものである。
OH指数が上記数値より小さい多価アルコールは、後記
の‘bー成分、‘c}成分と共に用いられた場合におけ
る炭化発泡層の形成能が充分でない。。H指数=100
×〔1分子あたりのOH基の数〕〔分子量〕なお、2種
以上の多価アルコールの混合物であって、その平均O批
旨数が上記の規定指数を満足するときはか)る混合物も
{aー成分として使用し得る。
更に{a’成分としては、充分な炭化発泡層形態の観点
さら1分子中の炭素含有量が約35〜7の重量%である
ものが好ましい。それら多価アルコールは1種又は2種
以上で用いられる。多価アルコ−ルの例としてもモノベ
ンタェリスリトール、ジベンタエリスリトール、トリベ
ンタエリスリト−ル、トリエチレングリコール、ソルビ
トール、レゾルシノール、ポリベンタエリスリトール、
グリセリン、トリメチロールメタン、トリメチロールブ
ロパン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、ヘキサメチレングリコール、イノシトール等があり、
又デキストリン、澱粉、グリコース、銭糖等の炭水化合
物類がある。これら【a’成分のうち、好ましいものは
モノベンタェリスリトール、ジベンタエリスリトール、
トリベンタエリスリトール、及び澱粉である。本発明で
使用する‘b}成分たる発泡剤は、熱分解して窒素、一
酸化炭素、炭酸ガス、ァンモニャ等のガスを発生するも
のであって、好ましくは約120〜400℃の分解温度
を有するものである。
上記分解温度を有する‘b’成分は、‘a}成分及び後
記【c}成分とともに用いられたとき、良好な発泡作用
を示す。具体例としてはメラミン、尿素ホルムアルデヒ
ド、アミノ酢酸、トリメチロールメラミン、ヘキサメチ
ロールメラミン、メラミン樹脂、グアニジン等の有機ア
ミン類、ジシアンジアミド、ブチルウレア、ポリアミド
樹脂、カゼイン、アソジカルポンアミド、ニトロソスル
ホンアミド等の有機アミド類、塩素化パラフィン、パラ
クロロメタキシレノール、テトラクロロフタル酸樹脂、
ベンタクロロフェニル、グリセニールェーテル等のハロ
ゲン化有機化合物類、ベンゼンスルホンヒドラジド等の
スルホンヒドラジド類、及びアミノグアニルウレア等の
グアニル化合物類である。このうち好ましいものとして
は、一層優れた発泡作用を示すメラミン、トリメチロー
ルメラミン、ヘキサメチロールメラミン、ジシアンジア
ミン等である。特に好ましいものは300メッシュの節
を全の少くとも95重量%は通過する微粉末のメラミン
である。微粉末メラミンは、良好な発泡作用を有するほ
か、本発明組成物中での分散混合性がよく、このため、
外観の優れたテープが得易い利点もある。本発明におい
てそれらの1種又は2種以上が用いられる。本発明で用
いる‘cー成分たる難燃性脱水剤は、熱分解して前記【
aー成分に含まれているヒドロキシル基と反応して発泡
炭化膜を生成する機能を有するものである。
上記機能を有する物質は全て本発明で使用対象とされる
が、就中次に示す含窒素リン酸が上記の機能の点で−優
れていることから特に好ましい。上記含窒素リン酸塩は
次式で示す一般式(X仏0・YP205)n (ここで。
<奈≦3,nは1−14)を有するリン酸の1つ又は全
部の水素原子が窒素と水※及び/又は炭素とを主たる構
成元素とする一価、二価、又は三価の窒素含有基により
置換され、かつリン含有量が少くとも約7重量%、好ま
しくは少くとも約1の重量%であるものである。
上記窒素含有基の例としてはNH=,NH2=,NH3
−,NH4−,一NC−,あるいはその様な基の複数個
が直鎖状あるいは環状に結合した基、たとえばトリアミ
ノーSートリアジン基、グアニルウレァ基等である。含
窒素リン酸塩を例示すればリン酸1アンモニウム、リン
酸2アンモニウム、平均分子量約200〜300,00
0,窒素含有量約10〜25重量%のアンモニウムポリ
ホスフヱート等のリン酸アンモニウム類、リン酸1メラ
ミン、リン酸2メラミン、リン酸3メラミン等のリン酸
アミン類、グアニルウレアホスフエート、ウレアホスフ
エート、ポリホスホリルアミド、ホスホリルトリアニリ
ド等のリン酸アミド類等である。このうち、発泡炭化膜
生成機能の点から、好ましいものはリン酸1メラミン、
一般式日(n−m)十2(N比)mPn○的十,(ここ
においてn/mは0.7〜1.1である)で表わされる
平均重合度20〜400のもの、あるいは一般式(NH
4)n十2PnQn+,で表わされる平均重合度150
〜200の直鎖状縮合物のアンモニウムポリフオスフエ
ートである。【c}成分としては、上記以外に酸アンモ
ニウム、ハロゲン化アンモニウム等のアンモニウム塩や
硫酸水素パラニトロアニリン等の硫酸アミン類も使用し
得る。本発明においては、上記【c)成分の1種又は2
種以上が用いられる。本発明において用いる【dー成分
としては、特定の分子量、塩素含有量を有する塩素化ポ
リスチレンと特定の含ハロゲンェラストマ−とを特定比
率で組合わせてなるものが用いられる。
後記する平均分子量以外の平均分子量を有する塩素化ポ
リエチレンではテープ形成性に問題があり、また塩素含
有量が後記の下限値より小さいものはテープとしての自
己融着性に問題を生じ、一方後記上限値より大きいもの
は機械強度の優れた炭化発泡層を形成させるうえで問題
がある。更に、塩素化ポリエチレンと含ハロゲンヱラス
トマーとの使用比率が後記の範囲からはずれると、テー
プとしての形成性、自己融着性、機械強度の優れた炭化
発泡層形成性の各面に好ましくない煩向があらわれる。
而して、‘b}成分としては、平均分子量が30,00
0〜500,00以塩素含有量30〜45重量%の塩素
化ポリエチレン、好ましくは平均分子量30,000〜
225,000で塩素含有量35〜45重量%の塩素化
ポリエチレン特に好ましくは平均分子量30.000〜
700,000で塩素含有量40〜45重量%の塩素化
ポリヱチレンと含ハロゲンェラストマーとの混合物とか
らなり、該塩素化ポリエチレンloG重量部あたり含ハ
ロゲンェラストマー約10〜20の重量部、好ましくは
約15〜10の重量部のものが用いられる。塩素化ポリ
エチレンと混合使用される含ハロゲンヱラストマーとし
てはポリクロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレン
、ポリエピクロルヒドリンからなる群から選ばれた少な
くとも一種又は二種以上が使用し得る。特に好ましいも
のは、ポリクロロプレンであり、その中でもWタイプが
良い。本発明において用いる‘e’成分たる可塑剤は、
フタル酸ェステル類たとえばフタル酸ジー2ーェチルヘ
キシル、フタル酸ジーn−オクチル、フタル酸ジトリデ
シル、芳香族カルボン酸ェステル類、たとえばトリオク
チルトリメリテート、脂肪族二塩基酸ェステル類、たと
えば7ジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ
ー2ーェチルヘキシル、ェボキシ系可塑剤類、たとえば
ェポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、含塩素可塑
剤類、たとえば40重量%塩素化パラフィンワックス、
リン酸ェステル類、たとえばリン酸トリクレジル、リン
酸トリオクチル、リン酸トリブチル、リン酸トリス8ー
クロルェチル、ポリエステル系可塑剤類、たとえばポリ
プロピレングラィコールアジベート、ポリプロピレング
ライコールセバケート、脂肪酸ェステル議導体類、たと
えばフェニルステアリン酸ブチル、ジベンタェリスリツ
トヘキサェステル等が例示し得、また通常ゴムで使用さ
れる石油系、脂肪油系軟化剤も上記【e}成分の可塑剤
と同様に使用される。‘c’成分の使用量が少なすぎる
と、テーポ加工性、テープの自己敵着‘性に問題が生じ
、一方その使用量が多過ぎると、機械的強度の優れた発
泡層が形成させるうえで問題がある。而して‘e}成分
の必要量は‘d’成分10の重量部に対し5〜4の重量
部で、好ましくは10〜3の重量部が良い。核【e’成
分は通常の可塑剤の役割り以外に驚くべきことに本発明
組成物の発泡性能を高める作用のあることが認められた
。この‘d成分のうち好ましくは、リン酸ェステル系可
塑剤剤頚、特にリン酸トリクレジル、フタル酸ェステル
系可塑剤類、特にフタル酸ジー2−エチルヘキシル、脂
肪族二塩基酸ェステル可塑剤類、特にアジピン酸ジー2
ーェチルヘキシル等あるいはそれ等の混合物であり、特
に好ましくはリン酸トリクレジルの単独が良いo本発明
において用いるの成分たる金属粉、金属元素含有物質は
平均粒子径が100ムの以下、好ましくは50r肌以下
の微粒子状のものであって、上記より大きい(粗い)粒
子のものと異ってそれらは本発明の組成物が加熱された
ときに生じる発泡炭化膜の熱劣化の速度を大中に低減し
得る効果がある。
以下に‘fー成分の例、及び上記効果を奏し得る点で好
ましいも、特に好ましいものをも含めて示す。
{f}成分の例としては、まず金属粉が挙げられる。
火災時において極めて短時間内(たとえば秒単位乃至数
分)に昇華、沸騰等により気化するもの、あるいはか)
る易気化性物質に変質するものは好ましくないが、そう
でないものは本発明において使用し得る。好ましい金属
粉の例を挙げると、鉛、アルミニウム、銅、コバルト、
ニッケル等である。又、火災時においても変質せず、か
つ前記程度の易揮発性でない無機又は有機の金属元素含
有物質が使用し得る。あるいは火災時又は加熱により前
記程度の易揮発性でない物質を生成する物質、たとえば
フェロセンポリマーのように加熱により酸化鉄を生成す
る無機又は有機の金属元素含有物質も使用し得る。か)
る物質の例を挙げるとPb○,Fe2〇3,Fe304
,AI2〇3,Zn○,Cd0.Cり○,Sn02,C
r2Q,Coo,Mg0,Ni○,Siび,Na20,
Zの2,Ca0,Ba0,Ti02,V2は,W03,
ステァリン酸リチウム、ステアリン酸アルミニウム、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、三塩基性マレィン
酸鈴、サリチル酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、サリチル酸
酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性
亜リン酸鉛、塩基性ケィ硫酸鉛、フェロセンポリマ−の
如きポリメタロセン類、各種キレート化合物類等である
。金属元素含有物質としては、その金属成分の含有量が
少くとも5重量%、特に少くとも1の重量%あるものが
好まし、。上記のうち好ましいものとしては鉛、ケイ素
、アルミニウム、Pb○,AI203,Si02,Zn
0.ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、二
塩基性ステアリン酸鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性歴リ
ン酸鉛が良く、特に好ましくは二塩基性ステアリン酸塩
、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛の単独およびそ
れ等の混合物である。
本発明においては、‘d}成分10の重量部あたり‘a
}成分、‘b}成分、‘c’成分の合計量が約30〜4
0の重量部、好ましくは約90〜300重量部であり、
‘e)成分は約5〜4の重量部、好ましくは約10〜3
の重量部であり、的成分は約2〜15重量部、好ましく
は約3〜la重3部である。
一方、上記{a’成分、‘bー成分、及び{c}成分の
配合比については、それらのうちの0一成分又は二成分
が過少量であると配合の効果が乏しく、一方過大量であ
ると残る一成分又は二成分の配合基が過少となってやは
りその残る成分の配合効果が乏しくなるので第1図に示
す三角座標上においてQ点(60,10,30)、3点
(60,30,夕10)、y点(30,60,10)、
6点(10,60,30)、ご点(10,30,60)
、及びさ点(30,10,60)の各点を順次結んだ直
線でかこまれた領域内特に同図の三角座標中の三角形で
示される領域、即ちA点(即,30,20)、B点(2
0,60,20)及びC点0(20.30,50)の各
点を順次結んだ直線で囲まれた領域内とする。‘a}成
分〜【c}成分の合計量が、上記の下限値より少ないと
組成物の炭化発泡性が乏しくなり、一方上記上限値より
多いとテープとしての加工性が乏ふしくなる。
また、{f’成分の量が上記下限値より少ないと使用の
効果がなく、一方上記上限量より多いとテープとしての
加工性が乏しくなる。本発明の【d}成分10の重量部
あたり、ゴムに通常配合されている充填剤、老化防止剤
、顔料等の添0加剤を2の重量部以下であれば配合して
もよい。
本発明の組成物は、押出成形により被防火体上に施与し
得るが、通常の方法でテープに加工し使用すると均質に
してかつ高度の発泡防火性能を有する自己融着性テープ
縛られる。その場合、テータプの厚みを0.4〜1.仇
舷、好ましくは0.5〜0.8帆とすると被防火体への
施与性、自己融着性の優れたものが得られる。以下実施
例により本発明を詳細に説明すると共に、比較例をも挙
げて本発明の極めて顕著な効果0を示す。
〔実施例1〜10比較例1〜10〕 第1表に示す実施例1〜16及び第2表に示す比較例1
〜10の各組成物を2本ロールにより混合、混練後、8
インチ逆L型カレンダーロールにより0.7肋厚に圧延
後約40肋幅に切断しテープとした。
なお、第1表、第2表において、‘a成分としては、モ
ノペンタエリスリトールとジベンタエリスリトールを、
‘b)成分としてメラミンを、‘c’成分として、リン
酸メラミンとポリリン酸アンモニウムを、‘eー成分と
してリン酸トリクレジルと、フタル酸ジー2−エチルヘ
キシル、及びアジピン酸ジ−2ーェチルヘキシルを、ま
た、‘f}成分として、二塩基性ステアリン酸鉛と、三
塩基性硫酸鉛と、二塩基性亜リン酸鉛と、一酸化鉛と、
フェロセンポリマーとを用いた。
第1表および第2表においては、各成分の配量は重量部
で示されている。
各組成物から製造されたテープを600V 3×3.5
松CVケーブルの上に1/2ラップで2回手巻さし約2
綱厚さに巻回被覆したものについて後記する試験方法及
び評価基準に従いテープの自己雛着性、発泡防火性能、
常温水浸漬後の発泡防火性能、60℃の温水浸溝におけ
るテープ亀裂発生の有無と発泡防火性能の耐水性並びに
耐熱性等を評価した結果を第4表に示した。〔発泡防火
性能評価試験法〕600V3×3.5脚CVケーブル(
約30仇長)にテープを約2側厚巻回被覆した試料電線
に燃焼試験時にシース直下の温度を測定するため、火焔
のあたる箇所のコア−とシース間に熱電対を挿入する。
上記試料を火炎温度1100〜1200℃に温議したコ
ン**ラドンンガスバーナーによって燃焼する。試料が
火炎と銭蝕した直後に線間にAC600Vの電圧を謀重
して短絡するまでの時間を計測する。一方、火炎に接触
している中心部のシース内面の温度をあらかじめ挿入し
ておいた熱電対で連続的に記録する。試験成績は以下に
記する基準で5段階でランク付けした。即ちAC600
V課電下における短絡時間が4G分以上でかつ火炎中心
部があたっているシース内面の温度が40び0に昇温す
る時間が40分以上の防火能を有するものを秀とし、短
絡時間が30分以上でかつ昇温時間が30分以上のもの
を優、短絡時間がlq分以上でかつ昇温時間が10分以
上のものを良、短絡時間が4分以上でかつ昇温時間が4
分以上のものを可、短絡時間が4分以内でかつ昇温時間
が3分以内のものを不可と判定した。なお、テ−プを巻
回被覆していない通常の600V3×3.5松CMケー
ブル及び短絡時間が2〜3分であり、昇温時間は2分以
内であつた。
〔耐水性評価試験法〕 ■ 30qo水中浸溝 長さ約70仇の試料電線を30『0に温調した水槽内へ
両端を水面上から出した状態で浸潰し、7日間放置した
後取り出し、乾燥後上記発泡性防火能評価試験法に従っ
て発泡性防火館を調べ、第3表に示す判定基準に基づい
て耐水性を表示した。
第3表 ■ 60oo温水浸糟によるテープ亀裂発生の有無長さ
約7瓜ネの試料電線を60qoに温調した水槽内へ両端
を水面上から出した状態で浸潰し、その浸糟中における
テープ亀裂の発生の有無を観察しテープ亀裂の発生のな
いものは7日間放置した。
評価は、テープ亀裂発生の有無を明示し亀発生なく7日
間放置した試料は乾燥後上記発泡性防火性能評価試験法
に従って発泡防火性能を調べ、第3表に示す判定基準に
基づいて耐水性を表示した。
〔耐熱性評価試験法〕
試料電線を長さ約30仇に切断し、70qoに温調した
ギャーオーブン内に30日間放置後取り出し、上記発泡
性防火館評価試験法に従って発泡防火性能を調べ、第3
表に示す判定基準に基づいて耐熱性を表示した。
第1表 (注1) 平均扮子量約45,000でかつ塩素含有量
(重量%) 45(注2) 〃 約195,00
0 〃 ( 〃 ) 40(注3) 〃
約410,000 ″ ( 〃 ) 40
(注4) ムーニ*品夏(ML,十4 100℃) 4
0(注5) 45(洋6)
〃 50(注7) 住友化学予
丑製,庭師も名 スミセーフP,(NH4)n+2Pn
03n+,(nは約170)(性8) 特公昭51−1
2680号籾細書の勤織りIK示された方法で得たもの
o第2表(注1) 平均分子量 約 45,000でか
つ塩素含有量(重量※)45(注2) 約1
95,000 ( 〃 )40(注3)
約410,000 ( 〃 )4
0(注4) 約 58,000
( 〃 )20(注5) ムーニ治髭夏(ML,十4
100℃) 40(注6) 住友化学3出製,商品も名
スミセーフP,(NH4)n+2Pn03n+,(nは
約170)第4表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において用いる{a}成分、{bー成分
、【c’成分の成分比を示す三角座標である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)多価アルコールと、(b)発泡剤と、(c)
    難燃性脱水剤と、(d)平均分子量30,000〜50
    0,000、塩素含有量30〜45重量%の塩素化ポリ
    エチレン100重量部と含ハロゲンエラストマー10〜
    200重量部との混合物と、(e)可塑剤と、(f)平
    均粒子径が100μm以下の金属粉又は金属元素含有物
    質とからなり、かつ上記(d)成分100重量部あたり
    、上記(a)成分と(b)成分と(c)成分の合計量が
    30〜400重量部、(e)成分は5〜40重量部、(
    f)成分は2〜15重量部であり、また(a)成分、(
    b)成分、(c)成分の重量比が三角座標上においてα
    点(60,10,30)、β点(60,30,10)、
    γ点(30,60,10)、δ点(10,60,30)
    、ε点(10,30,60)、及びζ点(30,10,
    60)の各点を順次結んだ直線でかこまれた領域内にあ
    ることを特徴とする発泡性防火組成物。 2 (f)成分が50μm以下であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項の発泡性防火組成物。 3 (a)成分がモノペンタエリスリトール、ジベンタ
    エリスリトール及びトリペンタエリスリトールからなる
    グループから選ばれた少くとも1種であり、(b)成分
    がメラミン、モノリン酸メラミン、ジリン酸メラミン、
    及びポリリン酸メラミンからなるグループから選ばれた
    少くとも1種であり、(c)成分が次の一般式 (XH
    _2O・YP_2O_5)_n ここで O<X/Y≦3,nは1−14 で表わされるリン酸の1つ又は全部の水素原子が一価、
    二価、又は三価の窒素含有基で置換されてなる含窒素リ
    ン酸塩であることを特徴とする特許請求の範囲第2項の
    発泡性防火組成物。 4 (d)成分が上記塩素化ポリエチレン100重量部
    とポリクロロプレン10〜150重量部とからなる混合
    物であることを特徴とする特許請の範囲第3項の発泡性
    防火組成物。 5 (f)成分が二塩基性ステアリン酸鉛、三塩基性硫
    酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛から成るグループの少くとも
    1種もしくは全部の混合物であることを特徴とする特許
    請求の範囲第4項の発泡性防火組成物。 6 (a)多価アルコールと、(b)発泡剤と、(c)
    難燃性脱水剤と(d)平均分子量30,000〜500
    ,000塩素含有量30〜45重量%の塩素化ポリエチ
    レン100重量部と含ハロゲンエラストマー10〜20
    0重量部との混合物と(e)可塑剤と、(f)平均粒子
    径が100μm以下の金属粉又は含金属物質とからなり
    、かつ厚さ0.4〜1.0mmであることを特徴とする
    自己融着性発泡防火テープ。
JP51070723A 1976-06-15 1976-06-15 発泡性防火組成物及び該組成物からなる自己融着性テ−プ Expired JPS6020433B2 (ja)

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