JPS6020364B2 - 持続性香料 - Google Patents
持続性香料Info
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- JPS6020364B2 JPS6020364B2 JP8877173A JP8877173A JPS6020364B2 JP S6020364 B2 JPS6020364 B2 JP S6020364B2 JP 8877173 A JP8877173 A JP 8877173A JP 8877173 A JP8877173 A JP 8877173A JP S6020364 B2 JPS6020364 B2 JP S6020364B2
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- aroma
- musk
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- Cosmetics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は上記式(1)化合物を含有してなるムスク様香
気を有する香料に関し、該新規化合物は6ーアルキル置
換の公知香料化合物(特公昭34−6722号)に比し
て、著るしく高い持続性ある香気を有し、且つ香料組成
物中に配合されて該組成物の匂いに柔かな丸味のある調
和感を与え且つ優れた持続性効果を示すことが発見され
た。
気を有する香料に関し、該新規化合物は6ーアルキル置
換の公知香料化合物(特公昭34−6722号)に比し
て、著るしく高い持続性ある香気を有し、且つ香料組成
物中に配合されて該組成物の匂いに柔かな丸味のある調
和感を与え且つ優れた持続性効果を示すことが発見され
た。
更に、上記公知香料化合物に比して箸るしく強力なムス
ク様香気を有する。上記新規化合物(1)は後に述べる
方法で製造でき、反応生成物の形で、更には所望の精製
手段を施したのち、香料ベース、香料組成物、芳香変調
材料、芳香変調組成物、その他香料分野によく知られた
任意の材料を配合することができる。
ク様香気を有する。上記新規化合物(1)は後に述べる
方法で製造でき、反応生成物の形で、更には所望の精製
手段を施したのち、香料ベース、香料組成物、芳香変調
材料、芳香変調組成物、その他香料分野によく知られた
任意の材料を配合することができる。
更には、各種芳香製品に上記反応生成物、その精製物及
び配合物等の任意の形で配合できる。斯かる芳香製品と
しては、例えば、香水、コロン芳香剤、洗浄剤類、石鹸
、各種皮膚及び頭髪、化粧料、各種俗用剤、各種の皮膚
及頭髪薬用化粧料、パウダー類、室内芳香剤、消臭剤、
各種マスキング剤などをあげることができる。式(1)
化合物の使用量は配合物もしくは芳香製品の種類、用途
などに応じて自由に変更でき当業者の容易に選択決定で
きるところである。最終芳香製品用途において数M%以
下の使用量で充分である。これら用途に用いる中間製剤
としては希薄剤、濃厚剤等任意の形状であることができ
、例えば0.1〜5仇vt%程度の範囲が最も屡々採用
される。本発明香料における(1)化合物は、下記式(
D)、式(ロ) 但し、式中RIはメチル基、エチル基又はィソプロピル
基であり、R2は水素原子もしくはメチル基又はエチル
基である、で表わされる4ーアルキル置換ポリアルキル
ィンダンに、炭素数1〜3ケのアシル基を導入すること
により、下記式(1)式(1) 但し式中、RI及びR2は上記したと同じであり、R3
は水素原子もしくはメチル基又はエチル基であり、そし
て菱沢3CO一は式中5−位もしくは6−位にあるもの
とする、の化合物とするアシル化反応により、容易に得
ることができる。
び配合物等の任意の形で配合できる。斯かる芳香製品と
しては、例えば、香水、コロン芳香剤、洗浄剤類、石鹸
、各種皮膚及び頭髪、化粧料、各種俗用剤、各種の皮膚
及頭髪薬用化粧料、パウダー類、室内芳香剤、消臭剤、
各種マスキング剤などをあげることができる。式(1)
化合物の使用量は配合物もしくは芳香製品の種類、用途
などに応じて自由に変更でき当業者の容易に選択決定で
きるところである。最終芳香製品用途において数M%以
下の使用量で充分である。これら用途に用いる中間製剤
としては希薄剤、濃厚剤等任意の形状であることができ
、例えば0.1〜5仇vt%程度の範囲が最も屡々採用
される。本発明香料における(1)化合物は、下記式(
D)、式(ロ) 但し、式中RIはメチル基、エチル基又はィソプロピル
基であり、R2は水素原子もしくはメチル基又はエチル
基である、で表わされる4ーアルキル置換ポリアルキル
ィンダンに、炭素数1〜3ケのアシル基を導入すること
により、下記式(1)式(1) 但し式中、RI及びR2は上記したと同じであり、R3
は水素原子もしくはメチル基又はエチル基であり、そし
て菱沢3CO一は式中5−位もしくは6−位にあるもの
とする、の化合物とするアシル化反応により、容易に得
ることができる。
上記式(0)化合物は、例えば、下記式
但し、式中R4はメチル基、エチル基またはィソプロピ
ル基であり、R5はィソプロピル基またはィソプロベニ
ル基である、で表わされるクメン誘導体またはQ−メチ
ルスチレン誘導体と4ないし6の炭素数を有するアルキ
ル化剤を、フリーデル・クラフツ触媒の存在下、反応さ
せて得ることができる。
ル基であり、R5はィソプロピル基またはィソプロベニ
ル基である、で表わされるクメン誘導体またはQ−メチ
ルスチレン誘導体と4ないし6の炭素数を有するアルキ
ル化剤を、フリーデル・クラフツ触媒の存在下、反応さ
せて得ることができる。
その詳細は、同一出願人等の出願に係わる特許第106
1088号(特公昭56−2528号;特願昭48一2
4斑3号)明細書に詳細に記載されている。得られる式
(0)化合物にアシル基を導入する反応は、それ自体公
知の任意の手段に従っておこなうことができる。式(0
)の4−アルキル置換ポリァルキルィンダンに炭素数2
または3のアシル基を導入させる場合には、例えば式(
0)のポリアルキルインダンを適当な不活性な溶媒、例
えば脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ハロゲン化
炭素、ニトロ炭化水素、二硫化炭素等の溶媒中、フリー
デル・クラフッ触媒の存在下、炭素数2なし、し3個有
するアシル化剤と反応させておこなうことができる。
1088号(特公昭56−2528号;特願昭48一2
4斑3号)明細書に詳細に記載されている。得られる式
(0)化合物にアシル基を導入する反応は、それ自体公
知の任意の手段に従っておこなうことができる。式(0
)の4−アルキル置換ポリァルキルィンダンに炭素数2
または3のアシル基を導入させる場合には、例えば式(
0)のポリアルキルインダンを適当な不活性な溶媒、例
えば脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ハロゲン化
炭素、ニトロ炭化水素、二硫化炭素等の溶媒中、フリー
デル・クラフッ触媒の存在下、炭素数2なし、し3個有
するアシル化剤と反応させておこなうことができる。
炭素数2ないし3個有するアシル化剤としては、例えば
アセチルハロゲン化物、無水酢酸、プロピオニルハロゲ
ン化物、無水プロピオン酸等をあげることができる。特
にアセチルクロリド、プロピオニルクロリドが好適であ
る。フリーデル・クラフッ触媒としては、公知のフリー
デル・クラフッ触媒が利用でき、例えば、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛、塩化第二鉄、塩化錫、臭化アルミニウ
ム三弗化棚素を好適に使用することができる。上記アシ
ル化剤の反応は、例えば一2ぴ0〜100℃の温度範囲
、好適には0℃〜60℃の範囲でおこなうことができる
。
アセチルハロゲン化物、無水酢酸、プロピオニルハロゲ
ン化物、無水プロピオン酸等をあげることができる。特
にアセチルクロリド、プロピオニルクロリドが好適であ
る。フリーデル・クラフッ触媒としては、公知のフリー
デル・クラフッ触媒が利用でき、例えば、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛、塩化第二鉄、塩化錫、臭化アルミニウ
ム三弗化棚素を好適に使用することができる。上記アシ
ル化剤の反応は、例えば一2ぴ0〜100℃の温度範囲
、好適には0℃〜60℃の範囲でおこなうことができる
。
又、式(0)の4ーアルキル置換ポリアルキルィンダン
への炭素数1個有するアシル基、すなわちホルミル基の
導入は、それ自体公知の任意の手段によりおこなうこと
ができ、例えば、工業的には、式(0)のポリアルキル
ィンダンをホルムアルデヒド及び塩化水素と反応させて
クロムメチル化した後、加水分解して行うことができる
。
への炭素数1個有するアシル基、すなわちホルミル基の
導入は、それ自体公知の任意の手段によりおこなうこと
ができ、例えば、工業的には、式(0)のポリアルキル
ィンダンをホルムアルデヒド及び塩化水素と反応させて
クロムメチル化した後、加水分解して行うことができる
。
また、例えば式(0)ポリアルキルィンダンを一酸化炭
素、塩化水素及び塩化アルミニウムと反応せしめるガッ
ターマン・コッホの反応によっても、ホルミル基を導入
することができる。式(D)の4ーアルキル置換ポリア
ルキルィンダンのアシル基導入反応により得られた式(
1)生成物は常法により触媒を除去したのち、蒸留によ
って目的とする4ーアルキル置換アシルポリアルキルィ
ンダンを取得することができる。
素、塩化水素及び塩化アルミニウムと反応せしめるガッ
ターマン・コッホの反応によっても、ホルミル基を導入
することができる。式(D)の4ーアルキル置換ポリア
ルキルィンダンのアシル基導入反応により得られた式(
1)生成物は常法により触媒を除去したのち、蒸留によ
って目的とする4ーアルキル置換アシルポリアルキルィ
ンダンを取得することができる。
得られた式(1)の4−アルキル置換アシルポリアルキ
ルィンダンは、5ーアシル置換体及び/又は6ーアシル
置換体を主成分とする生成物であるが、混合物の場合に
は、これらの化合物は、所望により夫々分離してもよい
し、また生成物のままでも優れた香気と箸るしく高い持
続・性を有し香料の用途にきわめて有用である。本発明
持続性香料の式(1)化合物具体例としては、下記化合
物をあげることができる。
ルィンダンは、5ーアシル置換体及び/又は6ーアシル
置換体を主成分とする生成物であるが、混合物の場合に
は、これらの化合物は、所望により夫々分離してもよい
し、また生成物のままでも優れた香気と箸るしく高い持
続・性を有し香料の用途にきわめて有用である。本発明
持続性香料の式(1)化合物具体例としては、下記化合
物をあげることができる。
5又は6−ホルミル化−1・1・3・3・4一ベンタメ
チルィンダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6ー
ホルミル化−1・1・3・3ーテトラメチル−4−エチ
ルィンダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6ーホ
ルミル化一1・1・3・3ーテトラメチル−4一イソプ
ロピルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6
ーホルミル化一1・1・2・3・3・4−へキサメチル
インダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6−ホル
ミル化一1・1・2・3・3ーベンタメチル−4−エチ
ルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6−ホ
ルミル化一1・1・2・3・3−ペンタメチルー4−イ
ソプロピルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5又
は6−ホルミル化一1・1・3・3・4ーベンタメチル
−2ーェチルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5
又は6−ホルミル化一1・1・3・3ーテトラメチル−
2・4−ジェチルインダン(かすかに‐甘いムスク様香
気)5又は6−ホルミル化−1・1・3・3−テトラメ
チル−2−エチル−4−イソプロピルインダン(かすか
に甘いムスク様香気)5又は6−アセチル化−1・1・
3・3・4一ベンタメチルィンダン(甘いムスク様香気
)5又は6ーアセチル化一1・1・3・3ーテトラメチ
ルー4ーェチルィンダン(甘いムスク様香気)5又は6
ーアセチル化一1・1・3・3ーテトラメチル−4一ィ
ソプロピルィンダン(甘いムスク様香気)5又は6−ア
セチル化一1・1・2・3・3・4−へキサメチルィン
ダン(甘いムスク様香気)5又は6−アセチル化一1・
1・2・3・3−ペンタメチル−4ーヱチルインダン(
甘いムスク様香気)5又は6ーアセチル化−1・1・2
・3・3ーベンタメチルー4一イソプロピルインダン(
甘いムスク様香気)5又は6ーアセチル化一1・1・3
・3・4−ペンタメチル−2ーヱチルィンダン(甘いム
スク様香気)5又は6ーアセチル化−1・1・3・3ー
テトラメチルー2・4ージエチルインダン(甘いムスク
様香気)5又は6ーアセチル化一1・1・3・3−ニト
ラメチルー2ーエチル−4−イソプロピルインダン(甘
いムスク様香気)5一又は6ープロピオニル化一1・1
・3・3・4一ベンタメチルインダン(より甘いムスク
様香気)5一又は6ープロピオニル化−1・1・313
−テトラメチル−4ーヱチルインダン(より甘いムスク
様香気)5−又は6−プロピオニル化−1・1・3・3
ーテトラメチル−4一イソプロピルインダン(より甘い
ムスク様香気)5−又は6ープロピオニル化−1・1・
2・3・3・4−へキサメチルインダン(より甘いムス
ク様香気)5−又は6−プロピオニル化−1・1・2・
3・3ーベンタメチルー4−エチルインダン(より甘い
ムスク様香気)5一又は6ープロピオニル化−1・1・
2・3・3−ペンタメチル−4−イソプロピルインダン
(より甘いムスク様香気)5−又は6−プロピオニル化
nl・1・3・3・4−ペンタメチルー2ーエチルイン
ダン(より甘いムスク様香気)5一又は6ープロピオニ
ル化−1・1・3・3ーテトラメチル−2・4ージエチ
ルインダン(より甘いムスク様香気)5−又は6−プロ
ピオニル化−1・1・3・3−テトラメチル−2ーエチ
ル−4一イソプロピルィンダン(より甘いムスク様香気
)以下、実施例を示し、本発明方法を更に説明する。
チルィンダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6ー
ホルミル化−1・1・3・3ーテトラメチル−4−エチ
ルィンダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6ーホ
ルミル化一1・1・3・3ーテトラメチル−4一イソプ
ロピルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6
ーホルミル化一1・1・2・3・3・4−へキサメチル
インダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6−ホル
ミル化一1・1・2・3・3ーベンタメチル−4−エチ
ルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5又は6−ホ
ルミル化一1・1・2・3・3−ペンタメチルー4−イ
ソプロピルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5又
は6−ホルミル化一1・1・3・3・4ーベンタメチル
−2ーェチルインダン(かすかに甘いムスク様香気)5
又は6−ホルミル化一1・1・3・3ーテトラメチル−
2・4−ジェチルインダン(かすかに‐甘いムスク様香
気)5又は6−ホルミル化−1・1・3・3−テトラメ
チル−2−エチル−4−イソプロピルインダン(かすか
に甘いムスク様香気)5又は6−アセチル化−1・1・
3・3・4一ベンタメチルィンダン(甘いムスク様香気
)5又は6ーアセチル化一1・1・3・3ーテトラメチ
ルー4ーェチルィンダン(甘いムスク様香気)5又は6
ーアセチル化一1・1・3・3ーテトラメチル−4一ィ
ソプロピルィンダン(甘いムスク様香気)5又は6−ア
セチル化一1・1・2・3・3・4−へキサメチルィン
ダン(甘いムスク様香気)5又は6−アセチル化一1・
1・2・3・3−ペンタメチル−4ーヱチルインダン(
甘いムスク様香気)5又は6ーアセチル化−1・1・2
・3・3ーベンタメチルー4一イソプロピルインダン(
甘いムスク様香気)5又は6ーアセチル化一1・1・3
・3・4−ペンタメチル−2ーヱチルィンダン(甘いム
スク様香気)5又は6ーアセチル化−1・1・3・3ー
テトラメチルー2・4ージエチルインダン(甘いムスク
様香気)5又は6ーアセチル化一1・1・3・3−ニト
ラメチルー2ーエチル−4−イソプロピルインダン(甘
いムスク様香気)5一又は6ープロピオニル化一1・1
・3・3・4一ベンタメチルインダン(より甘いムスク
様香気)5一又は6ープロピオニル化−1・1・313
−テトラメチル−4ーヱチルインダン(より甘いムスク
様香気)5−又は6−プロピオニル化−1・1・3・3
ーテトラメチル−4一イソプロピルインダン(より甘い
ムスク様香気)5−又は6ープロピオニル化−1・1・
2・3・3・4−へキサメチルインダン(より甘いムス
ク様香気)5−又は6−プロピオニル化−1・1・2・
3・3ーベンタメチルー4−エチルインダン(より甘い
ムスク様香気)5一又は6ープロピオニル化−1・1・
2・3・3−ペンタメチル−4−イソプロピルインダン
(より甘いムスク様香気)5−又は6−プロピオニル化
nl・1・3・3・4−ペンタメチルー2ーエチルイン
ダン(より甘いムスク様香気)5一又は6ープロピオニ
ル化−1・1・3・3ーテトラメチル−2・4ージエチ
ルインダン(より甘いムスク様香気)5−又は6−プロ
ピオニル化−1・1・3・3−テトラメチル−2ーエチ
ル−4一イソプロピルィンダン(より甘いムスク様香気
)以下、実施例を示し、本発明方法を更に説明する。
参考例 1
縄梓機、塩化カルシウム管のついた還流管、滴下ロート
および温度計を備えた300の‘の四ッロフラスコに、
塩化アルミニウム8.5夕と四塩化炭素3の‘を供給し
た。
および温度計を備えた300の‘の四ッロフラスコに、
塩化アルミニウム8.5夕と四塩化炭素3の‘を供給し
た。
滴下ロートより1,1,2,3,3,4−へキサメチル
インダン10.6夕、アセチルクロリド5.1夕及び四
塩化炭素30仇の)らなる溶液を20〜260の温度で
20分間かけ滴下した。滴下後、1時間縄梓をつづけ、
その後氷水に投入して触媒を分解し、100の‘の水で
洗浄した。中和のため5%水酸化ナトリウム水溶液10
0のとで2回洗浄し、さらにアルカリ除去のため100
Mの水で2回洗浄した。塩化カルシウムで乾燥後、四塩
化炭素を除去し、減圧蒸留により沸点145〜1470
(1側Hg)の蟹分を7.8夕を得た(収率61%)。
本化合物はC,7日240として実測値炭素83.3%
、水素10.1%(計算値 炭素83.55%、水素9
.90%)を示し、質量スペクトルによる親ピークM十
は244となり、また赤外スペクトルでは1684cの
‐1に代表的なカルボニル吸収を示すことから、1,1
,2,3,3,4−へキサメチルィンダン該がアセチル
化されたアセチル化−1,1,2,3,3,4−へキサ
メチルィンダン(5一位ァセチル化物及び6一位アセチ
ル化物の混合物)であることを観認した。実施例 1 下記組成物を調製した。
インダン10.6夕、アセチルクロリド5.1夕及び四
塩化炭素30仇の)らなる溶液を20〜260の温度で
20分間かけ滴下した。滴下後、1時間縄梓をつづけ、
その後氷水に投入して触媒を分解し、100の‘の水で
洗浄した。中和のため5%水酸化ナトリウム水溶液10
0のとで2回洗浄し、さらにアルカリ除去のため100
Mの水で2回洗浄した。塩化カルシウムで乾燥後、四塩
化炭素を除去し、減圧蒸留により沸点145〜1470
(1側Hg)の蟹分を7.8夕を得た(収率61%)。
本化合物はC,7日240として実測値炭素83.3%
、水素10.1%(計算値 炭素83.55%、水素9
.90%)を示し、質量スペクトルによる親ピークM十
は244となり、また赤外スペクトルでは1684cの
‐1に代表的なカルボニル吸収を示すことから、1,1
,2,3,3,4−へキサメチルィンダン該がアセチル
化されたアセチル化−1,1,2,3,3,4−へキサ
メチルィンダン(5一位ァセチル化物及び6一位アセチ
ル化物の混合物)であることを観認した。実施例 1 下記組成物を調製した。
上記香料組成物は優れたモダン・フローラルブーケ調(
より上品な花様香気の強調されたブーケ調)香気を有し
、式(1)化合物の代りに、従来公知の1,1,2,3
,3,6一ヘキサメチルインダンのアセチル化物を配合
した同様物に比し、箸るしく改善された持続性を示した
。
より上品な花様香気の強調されたブーケ調)香気を有し
、式(1)化合物の代りに、従来公知の1,1,2,3
,3,6一ヘキサメチルインダンのアセチル化物を配合
した同様物に比し、箸るしく改善された持続性を示した
。
実施例 2
下記組成物を調製した。
上記香料組成物は優れたフローラルブーケ調(花様香気
の強調されたブーケ調)香気を有し、式(1)化合物の
代りに、従釆公知の1,1,2,3,3,6一ヘキサメ
チルインダンのアセチル化物を配合した同様物に比し、
著るしく改善された持続性を示した。
の強調されたブーケ調)香気を有し、式(1)化合物の
代りに、従釆公知の1,1,2,3,3,6一ヘキサメ
チルインダンのアセチル化物を配合した同様物に比し、
著るしく改善された持続性を示した。
実施例 3
下記組成物を調製した。
上記香料組成物は優れたブーケ調香気を有し、式(1)
化合物の代りに、従来公知の1・1・2・3・3・6一
ヘキサメチルインダン1アセチル化物を配合した同様物
に比し、箸るしく改善された持続性を示した。
化合物の代りに、従来公知の1・1・2・3・3・6一
ヘキサメチルインダン1アセチル化物を配合した同様物
に比し、箸るしく改善された持続性を示した。
比較試験例:−
本発明香料化合物(1)アセチル化−1,1,2,3,
3,4一ヘキサメチルインダンと、公知香料化合物(X
)1,1,2,3,3,6−へキサメチルー5ーアセチ
ルインダンおよび公知香料化合物(Y)1,1,2,2
,3,3,6−へプタメチルー5−アセチルィンダン(
香料化学総覧(ロ)第1017〜1018頁の記載化合
物)の各々について、エチルアルコール10%溶液を作
り、中6凧、長さ120帆の勾し、紙(ロ紙の1種)の
先端からIQ舷および20側の所のスポイトを用いて、
上記の化合物【1}、(X)および(Y)のエチルアル
コール10%溶液を1滴づつ計2滴(0.025夕)を
滴下した。
3,4一ヘキサメチルインダンと、公知香料化合物(X
)1,1,2,3,3,6−へキサメチルー5ーアセチ
ルインダンおよび公知香料化合物(Y)1,1,2,2
,3,3,6−へプタメチルー5−アセチルィンダン(
香料化学総覧(ロ)第1017〜1018頁の記載化合
物)の各々について、エチルアルコール10%溶液を作
り、中6凧、長さ120帆の勾し、紙(ロ紙の1種)の
先端からIQ舷および20側の所のスポイトを用いて、
上記の化合物【1}、(X)および(Y)のエチルアル
コール10%溶液を1滴づつ計2滴(0.025夕)を
滴下した。
この様にした勾し、紙についてムスク様香気の強さを経
時的に比較検討した。香気の強さは、官能検査により、
6人の官能検査員で4回操り返えして採点し、有意差の
有無を解析し、化合物‘li、(X)および(Y)の試
料のうち、香気を強いと判定したものの試料No.を表
一1に示した。
時的に比較検討した。香気の強さは、官能検査により、
6人の官能検査員で4回操り返えして採点し、有意差の
有無を解析し、化合物‘li、(X)および(Y)の試
料のうち、香気を強いと判定したものの試料No.を表
一1に示した。
表−1の官能検査結果から、本発明物質アセチル化−1
.1,2,3,3,4−へキサメチルインダン‘1}は
公知香料化合物(X)および(Y)に比して、箸るしく
高い持続性を有していることが分る。
.1,2,3,3,4−へキサメチルインダン‘1}は
公知香料化合物(X)および(Y)に比して、箸るしく
高い持続性を有していることが分る。
特に14日じ汎蜂の官能検査結果では、官能検査員の全
員が‘1)は(×)および(Y)に比して高い持続性を
有していると判定した。表−1 試料‘11本発明品 アセチル化−1,1,2,3,3
,4一ヘキサメチルインダン(5−位アセチル化物及び
6一 位アセチル化物の混合物) 試料(×)公知香料化合物 1,1,2,3,3,6−
へキサメチルー5−アセチルインダン (Y)同上1,1,2,2,3,3,6 ーヘプタメチル−5ーアセチルインダ ン 本発明香料化合物を変更するほかは、上記と同様に行っ
て下掲表−2及び表−3に示した結果を得た。
員が‘1)は(×)および(Y)に比して高い持続性を
有していると判定した。表−1 試料‘11本発明品 アセチル化−1,1,2,3,3
,4一ヘキサメチルインダン(5−位アセチル化物及び
6一 位アセチル化物の混合物) 試料(×)公知香料化合物 1,1,2,3,3,6−
へキサメチルー5−アセチルインダン (Y)同上1,1,2,2,3,3,6 ーヘプタメチル−5ーアセチルインダ ン 本発明香料化合物を変更するほかは、上記と同様に行っ
て下掲表−2及び表−3に示した結果を得た。
表−2
■ 本発明品 ホルミル化一1・1・3・3−テトラメ
チル−4−エチルインダン(5−位及び6−位ホルミル
化物の 混合物)。
チル−4−エチルインダン(5−位及び6−位ホルミル
化物の 混合物)。
(×)、(Y)表−1と同じ。
表−3
脚 本発明品 プロピオニル化−1・1・2・3・3・
4一ヘキサメチルインダン(5−位及び6一位プロピオ
ニル化 物の混合物)。
4一ヘキサメチルインダン(5−位及び6一位プロピオ
ニル化 物の混合物)。
(×)、(Y)表一1と同じ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記(I)、すなわち、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し式中、R^1はメチル基、エチル基又はイソプロ
ピル基であり、R^2は水素原子もしくはメチル基又は
エチル基でありR^3は水素原子もしくはメチル基又は
エチル基であり、そして基R^3CO−は式中5−位も
しくは6−位にあるものとする、で表わされる4−アル
キル置換アシルポリアルキルインダンを含有してなる持
続性香料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8877173A JPS6020364B2 (ja) | 1973-08-09 | 1973-08-09 | 持続性香料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8877173A JPS6020364B2 (ja) | 1973-08-09 | 1973-08-09 | 持続性香料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5040761A JPS5040761A (ja) | 1975-04-14 |
JPS6020364B2 true JPS6020364B2 (ja) | 1985-05-21 |
Family
ID=13952106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8877173A Expired JPS6020364B2 (ja) | 1973-08-09 | 1973-08-09 | 持続性香料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020364B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE59001142D1 (de) * | 1989-01-27 | 1993-05-13 | Givaudan & Cie Sa | Acetale von oxo-tetralinen und von oxo-indanen. |
EP0480000B1 (en) * | 1990-04-27 | 1995-09-13 | Givaudan-Roure (International) S.A. | Schiff bases |
US5321173A (en) * | 1990-11-21 | 1994-06-14 | Union Camp Corporation | Indane compounds and compositions |
US5206217A (en) * | 1990-11-21 | 1993-04-27 | Union Camp Corporation | Indane compounds and compositions |
US5204322A (en) * | 1991-12-31 | 1993-04-20 | Union Camp Corporation | Nitrile and aldoxime indane compounds and compositions |
US5292719A (en) * | 1993-06-18 | 1994-03-08 | Union Camp Corporation | Tetralin formate ester aroma chemicals |
US5401720A (en) * | 1993-06-18 | 1995-03-28 | Union Camp Corporation | Alkyl tetralin aldehyde compounds |
US5403823A (en) * | 1993-06-18 | 1995-04-04 | Union Camp Corporation | Alkyl indane aldehyde compounds |
-
1973
- 1973-08-09 JP JP8877173A patent/JPS6020364B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5040761A (ja) | 1975-04-14 |
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