JPS6020256Y2

JPS6020256Y2 - 電気開閉器の外部操作機構の施錠装置

Info

Publication number: JPS6020256Y2
Application number: JP17500677U
Authority: JP
Inventors: 雅夫堀川; 栄二西村
Original assignee: 寺崎電気産業株式会社
Priority date: 1977-12-27
Filing date: 1977-12-27
Publication date: 1985-06-18
Also published as: JPS54100066U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は電気開閉器の外部操作機構の施錠装置に関し
、特に電気開閉器を収納する配電盤や制御盤等の収納箱
のパネルに外部操作バンドルを取付け、この外部操作バ
ンドルの操作により電気開閉器本体側に取付けた外部操
作機構を操作して電気開閉器を開閉するものにおいて、
点検、修理の際にパネルを取外し、或は開いた場合に内
部の電気開閉器の不測の投入、開路操作を阻止するため
に電気開閉器本体側に取付けた外部操作機構を錠前によ
り簡易に施錠し得るようにした装置を提供するものであ
る。

従来、配電盤や制御盤等の収納箱内に取付けられた電気
開閉器の外部操作バンドルの不測の投入や開路操作を阻
止するために外部操作バンドル或は外部操作機構を錠止
する装置としては種々のものがあるが、多くのものはそ
の構造が複雑で取扱いが困難であったり、或は掛止め部
材や掛外し部材に錠前を施錠するものにては錠前の錠止
係合状態が変化して不安定である等の欠点がある。

従って、この考案の目的はこの様な欠点を除去するため
に、電気開閉器のＯＮ、ＯＦＦ位置のいずれの位置にお
いても、操作機構フレームに操作レバーの回動に対応し
て設けられた施錠溝孔に錠前の掛外し杆を挿入して施錠
することにより外部操作レバーの回動を錠前の引外し杆
が直接阻止するようになった電気開閉器の外部操作機構
の施錠装置を提供することにある。

この考案の上述および他の目的と特長および利点は以下
の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。

第１図に示される様に、例えば回路しゃ断器の様な電気
開閉器２は配電盤や制御盤等の収納箱内に取付けられ、
この収納箱の開閉自在または取外し自在なパネル１上に
固着されたハンドル座４に設けられた外部操作ハンドル
３により電気開閉器２が外部から操作されるようになっ
ている。

すなわち、電気開閉器２側に設けられた外部操作機構部
５と外部操作ハンドル３とを連結軸６で連結して、外部
操作ハンドル３の回転操作により回転力を連結軸６を介
して外部操作機構５に伝達し、操作機構部５が電気開閉
器２の操作把手７を動かして電気開閉器２を開閉するよ
うなっている。

電気開閉器２の外部操作機構部５は、第２図乃至第５図
に示されるように電気開閉器２の操作把手７の突出開口
孔周囲の突起縁２ａを嵌める切抜孔を設けたベース板８
が電気開閉器２本体の正面にネジ９により装着され、ベ
ース板８に断面が扁平角Ｃ字形の操作機構フレーム１０
がネジ１１により締着され、且つくの字形の錠前の施錠
孔１０ａが設けられている。

ベース板８と操作機構フレーム１０との間に設けられる
操作レバー１２はコの字形に折り曲げられ、その折り曲
げ腕１２ａ。

１２ｂに亘って連結軸６を挿入する角形の連結軸受孔１
３が形成され、連結軸６を所定位置に固定するネジ１４
が設けられている。

また、連結軸受孔１３の両端の周囲には回動軸となる円
板軸１５．１５’が設けられ、円板軸１５．１５’の外
周縁を夫々ベース板８と操作機構フレーム１０とに設け
られた軸受孔により回動自在に支承している。

この操作レバー１２の一側の折り曲げ腕１２ａは先端が
テーパ状の切欠き都道１２ａ’、１２ａ“が設けられて
おり、これら切欠き都道１２ａ’ｔ１２ａ“は夫々操作
レバー１２のＯＮ位置、ＯＦＦ位置で施錠溝孔１０ａの
溝縁の一部に沿うように形成されている。

また、操作レバー１２の他側の折り曲げ腕１２ｂは先端
が２叉状に分岐し、その分岐腕１２ｂ’、１２ｂ″の間
に電気開閉器２の操作把手７を位置させて操作レバー１
２の回動により分岐腕ｌ２ｂ’、１２ｂ″が操作
把手７を動かして電気開閉器２を開閉するように構成さ
れている。

この操作レバー１２の折り曲げ腕１２ａのテーパ状切欠
き都道１２ａ’？１２ａ“に対して操作機構フレー
ム１０の施錠溝孔ｌｅａに、−Ｉ引こ南京錠と呼ばれて
いる錠前１６のＵ字形の掛外し杆１７が施錠されるよう
なっている。

上述した様に構成されたこの考案の施錠装置において、
例えば第２図、第３図に示すように電気開閉器２をＯＮ
位置に施錠する場合には、外部操作機構５の操作機構フ
レーム１０に設けた施錠溝孔１０ａのくの字形の折れ曲
がり点から一方の溝孔縁と操作レバー１２の折り曲げ腕
１２ａのテーパ状の切欠き部１２ａ“とが合致して開口
する溝孔部に錠前１６の掛外し杆１７を挿入して施錠す
ることにより掛外し杆１７が直接操作レバー１２の折り
曲げ腕１２ａの切欠き都道１２３″に当り、従って操作
レバー１２のＯＦＦ位置への回動が阻止されることにな
る。

この場合に、施錠孔１０ａのくの字形の折れ曲がりの他
方の溝孔は操作レバー１２の折り曲げ腕１２ａにより塞
がれ、施錠のための不必要な施錠孔１０ａ部分を塞ぐの
で錠止位置の誤まちがない。

同じように電気開閉器２のＯＦＦ位置における施錠にお
いては、第４図に示される如く施錠溝孔１０ａはＯＮの
時と反対側のくの字形の折れ曲がり点から溝孔部が開口
されて、他方の溝孔部は操作レバー１２により塞がれて
いるので、開口された溝孔部に錠前１６の掛外し杆１７
を挿入して施錠することにより操作レバー１２のＯＮ位
置への回動が阻止される。

この考案は上述の如く、電気開閉器を収納する収納箱の
パネル外方からの外部操作ハンドル３の操作による電気
開閉器２本体側に取付けた外部操作機構５の操作レバー
１２の回動により電気開閉器の操作把手７を動かして電
気開閉器２を開閉するものにおいてパネル１を取外した
り或は開いた際に、内部の電気開閉器がＯＮ位置または
ＯＦＦ位置のいずれの位置においても操作機構フレーム
１０に操作レバー１２の回動に対応して設けた施錠溝孔
１０ａに錠前１６の掛外し杆１７を挿入して施錠するこ
とにより、操作レバー１２の回動を錠前の掛外し杆１７
が直接阻止するようにしたものであるので、操作機構フ
レーム１０に施錠溝孔１０ａを設けるのみで錠止のため
の特別の部材を必要とせず錠前により施錠できるので構
成が簡単で安価となる。

また、１つの施錠溝孔１０ａにより電気開閉器がＯＮの
位置であってもＯＦＦの位置であっても錠前を１つでも
複数個でも位置できるので便益である。

また、操作レバー１２はコの字形に折り曲げられ、一側
の折り曲げ腕１２ｂが電気開閉器の操作把手７を操作し
、他側の折り曲げ腕１２ａは電気開閉器のＯＮ位置また
はＯＦＦ位置のいずれの位置においても操作機構フレー
ム１０に設けられた施錠溝孔１０ａのくの字形の折れ曲
がり点より一方の溝孔部を開口し、他方の溝孔部を塞ぐ
ように形成されるので、施錠するための不必要な施錠溝
孔部分を塞ぐことにより錠止位置の間違いが未然に防止
される等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の施錠装置の一実施例を示すもので、
第１図は電気開閉器を収納する収納箱のパネル外方から
外部操作ハンドルにより操作する概略側面図、第２図、
第３図はＯＮ位置で施錠した外部操作機構部と電気開閉
器の正面図および側面図、第４図はＯＦＦ位置で施錠し
た場合の要部正面図、第５図は操作レバーの斜視図であ
る。図中、１・・・・・・パネル、２・・・・・・電気開閉
器、３・・・・・・外部操作ハンドル、５・・間外部操
作機構、６・・・・・・連結軸、７・・・・・・操作把
手、１０・・・・・・操作機構フレーム、ｌｅａ・・・
・・・施錠溝孔、１２・曲・操作レバ、１２ａ、１２ｂ
・・・・・・折り曲げ腕、１６・・開錠前、１７・・・
・・・掛外し杆。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】１電気開閉器を収納する収納箱のパネルの外方からの
外部操作バンドルの操作による電気開閉器本体側に取付
けた外部操作機構の操作レバーの回動により電気開閉器
の操作把手を動かして電気開閉器を開閉するものにおい
て、パネルを取外したり開いた際に内部の電気開閉器が
ＯＮ位置またはＯＦＦ位置のいずれの位置においても操
作機構フレームに操作レバーの回動に対応して設けた施
錠溝孔に錠前の掛外し杆を挿入して施錠することにより
電気開閉器を開閉する操作レバーの回動を錠前の掛外し
杆が直接阻止するようにしたことを特徴とする電気開閉
器の外部操作機構の施錠装置。２上記操作レバーはコの字形に折り曲げられ、一側の
折り曲げ腕が電気開閉器の操作把手を操作し、他側の折
り曲げ腕は電気開閉器のＯＮ位置またはＯＦＦ位置のい
ずれの位置においても操作機構フレームに設けられた施
錠溝孔にくの字形の折れ曲がり点よりの一方の溝孔部を
開口し、他方の溝孔部を塞ぐように形成されたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の電気開閉
器の外部操作機構の施錠装置。