JPS6020251Y2 - ガス絶縁ブツシング - Google Patents

ガス絶縁ブツシング

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Publication number
JPS6020251Y2
JPS6020251Y2 JP1980092844U JP9284480U JPS6020251Y2 JP S6020251 Y2 JPS6020251 Y2 JP S6020251Y2 JP 1980092844 U JP1980092844 U JP 1980092844U JP 9284480 U JP9284480 U JP 9284480U JP S6020251 Y2 JPS6020251 Y2 JP S6020251Y2
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JP
Japan
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gas
insulating
bushing
partition wall
porcelain
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980092844U
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English (en)
Other versions
JPS5717012U (ja
Inventor
豊久 荻野
Original Assignee
日本碍子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本碍子株式会社 filed Critical 日本碍子株式会社
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Priority to US06/277,004 priority patent/US4426547A/en
Priority to EP81303038A priority patent/EP0044179A1/en
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/36Insulators having evacuated or gas-filled spaces

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス絶縁ブッシングに係り、特に大気中絶縁破
壊等によって誘発される磁器碍管の爆発破壊による破片
の飛散が、広範囲に及ばぬようにした安全性の優れたガ
ス絶縁ブッシングに関するものである。
一般に六弗化硫黄ガス(以下SF6ガスといる)は消弧
性能、絶縁性能が優れていることからガスしゃ断器やガ
ス絶縁開閉装置などに多く用いられており、口出し部の
ブッシングとしてはガス絶縁ブッシングに用いられてい
る。
この場合の構造は第1図に示すように中心導体1をとり
まくように磁器碍管2を設置し、内腔部を気密に保持し
たもので、この内腔部にガスを封入する構造がとられて
いる。
ブッシング内のガス圧は通常2〜5kg/cItGであ
り、通常の運転状況では磁器碍管の破壊圧力に対しては
十分安全性が確保できる。
しかしながら異常電圧による碍管の閃絡とか異物の飛来
など何らかの原因で磁器碍管が破損した場合には磁器の
破片が内部のガス圧のため相当広範囲に飛散して周辺機
器を破壊するなどの二次災害を引き起こす危険性がある
そのため従来のガス絶縁ブッシングにおいては、例えば
第2図に示すようにガラス繊維またはガラスクロスと熱
硬化性合成樹脂を1体硬化した厚肉の絶縁筒15を中心
導体1を中心として磁器碍管2内に取り付けてガス区分
し、ブッシング内圧の大部分を前記絶縁筒15で負担さ
せて、碍管2には大気圧程度のガスをつめることにより
防爆を図ったものが一般に知られている。
ところが、上記例のように内圧荷重の大部分を絶縁筒で
保持する構造で、高電圧用のものをつくるには大型で高
強度の絶縁筒が必要となるが、大型になるほど強度の安
定したものをつくるのが難しいうえに、設備的にも大型
でかつ複雑なものが必要となるので価格的にも非常に高
価となる。
また重量も重くなるため取付部を強固なものとしなけれ
ばならないばかりか、ブッシング自体が大型なものとな
るなどの数多くの難点がある。
一方機器の閃絡事故などにより磁器碍管が破損して、そ
の破片が飛散して起こす二次災害の影響は系統電圧の巨
大化に伴い今後増々大きなものとなる。
そこで万一閃絡事故が発生して磁器碍管が破損しても、
破片が広範囲に飛散しない安全でかつ簡単な構造のブッ
シングの開発が強く要望されている。
本考案は前記のような要望に応じたガス絶縁ブッシング
の完成を目的としてなされたもので、中心導体を保持し
た磁器碍管内部に絶縁ガスを封入してなるガス絶縁ブッ
シングにおいて、中心導体を取巻く筒状の絶縁性隔壁を
、磁器碍管の内壁寄りに設けて前記碍管内のガス空間を
区切るとともに、この絶縁性隔壁によって区画されたガ
ス空間相互を連通ずる小径の通気路により両ガス空間を
連通ずるように構成したものである。
以下図面を参照しながら本考案の好ましい実施例につい
て説明する。
第3図において、中心導体1を磁器碍管2内に挿通する
とともに、内部に導体嵌合部6aを備え、外部には平滑
な摺動面6bを有する凸状の保持部6′を中央下面に突
設した上部金具6を用いてパツキン7で磁器碍管2の上
部を気密に封止し、かつ中心導体1の一端を前記保持部
6′に嵌挿させて保持し、さらに磁器碍管2と中心導体
1との間には固定金具9に接続されたアースフランジ1
0に一端を固定し、他端は前記上部金具6に突設された
保持部6′の摺動面6bに接して摺動自在に取付けられ
た絶縁性隔壁4を磁器碍管2の内壁2′寄りに配置する
この絶縁性隔壁4は碍管内壁2′と中心導体1との間の
ガス空間A、 Bを区画するもので、通常合成樹脂など
の絶縁物を薄肉に加工して成るもので、前記中心導体1
および接地シールド3を取巻くように円筒状に形成され
、かつ上端部に適当な空隙を形成し、膨張収縮による軸
方向の伸びを可能とするように構成する。
なお、絶縁性隔壁4をなるべく碍管内壁2′側に近接し
て設けるようにすれば、磁器碍管2側のガス空間Bに封
入されたガス圧の体積を低減して、万一碍管が破損した
場合に磁器の破片が飛散する範囲を減少し得るので好ま
しい。
このようにして磁器碍管2の内側と中心導体1の間には
、絶縁性隔壁4により区画されたそれぞれ独立の空間A
、 Bが形成される。
そしてこの区画された空間A、 B相互を例えば前記ア
ースフランジ10に設けた通気路5により連通させて、
常時は雨空間A、 Bのガス差圧が生じないような構成
としたものである。
なお、12は気中接地シールドで支持パイプ13を介し
て前記アースフランジ10に固定されている。
14はアースフランジ10によりブッシングを支持する
金属ケースで例えばガスしゃ断器等のケースである。
このように構成されたものにおいて、平常運転時に絶縁
性隔壁は、従来の絶縁筒のようにA、 B空間のガス差
圧に耐える配慮を必要とせず、従って薄肉化が可能とな
る。
これよりゴム等の弾性絶縁材料で絶縁性隔壁を形成する
こともできる。
区画されたガス空間A、 B相互を連通ずる通気路5の
大きさは、絶縁階級により多小異なるが、一般には破壊
個所から噴出するガス量が通気路5を通って容易に空間
AからBへ供給されない程度に設定すべきで、例えば5
00KV級では10〜20φ閣が適当である。
上記実施例では適数個の通気路5をアースフランジ10
に設けるように説明したが、本考案はこれだけに限定さ
れるものではなく、例えば絶縁性隔壁4自体に設けても
よく、要は雨空間A、 Bを連通して平常時のガス差圧
を一定に保つ構造であれば、特にその取付位置、個数を
限定するものでない。
更にこのように構成されたものにおいて、磁器碍管2が
破損した場合は、空間Bのガス圧が大気中に開放され、
同時に圧力が低下するため、通気路5を通して空間Aの
ガスが補給され、A、B空間の圧力を均等にしようと作
用するが、通気路5の流体抵抗を高くするように設定す
れば、空間Bの圧力低下に追従して空間Aからガスを供
給することができなくなり、結果的に碍管を飛散させる
背圧のガス量としては、区画の低減された空間Bの大き
さだけしか有効に作用しなくなり、飛散を最小限にとと
めることができる。
この場合短期的には絶縁筒に空間Aの圧力が加わるが、
約1ハ峨以下の短時間でもあり通気により次第にガスが
放出され圧力も低下するので、肉厚は適正なものにでき
る。
また絶縁性隔壁4と通気路5は、ブッシング内部で閃絡
が生じたときには、空間Aの圧力上昇が空間Bに伝わる
場合の障害となって碍管内圧破壊の危険性を低減する働
きも期待できる。
この考案の通気路5は前述の通り、その取付位置を必ず
しも限定するものではないが、より好ましい態様は、絶
縁性隔壁の最上部に位置させるものである。
さらには、前記隔壁の熱膨張の伸びを可能とする前記空
隙を隔壁の上端部に設け、その空隙を前記の通気路に兼
ねるよう形成させるのがより望ましい。
このように構成されたものは、磁器碍管2が破損した場
合、碍管の飛散を最小限にとどめることができるのは前
述の通りである。
その場合、空間Aのガスは順次流出することとなるが、
ガスの密度は空気より大であるため完全に流出してしま
うことがなくある程度の時間、絶縁ブッシングとしての
機能を維持させることができる。
このことにより、碍管破損が生じても送配電回路を正常
に維持する処理を行う時間に余裕が得られるなどの著し
い利点がある。
本考案のガス絶縁ブッシングは、以上述べたように絶縁
性隔壁によってガス空間を区画するとともに区画された
ガス空間相互を通気路により連通させて雨空間A、Bに
おける常時のガス差圧をなくしたので、破壊時の背圧と
なる圧力ガスの体積を小さくして磁器破片の飛散範囲を
低減して周辺機器に及ぼす二次災害を防止し得るばかり
か、雨空間A、 Bを同圧力として絶縁性隔壁を薄肉化
したので小型軽量なブッシングを安価に提供できるなど
、本考案は産業の発展に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のガス絶縁ブッシングの全断
面図、第3図は本考案のガス絶縁ブッシングの一具体例
を示す説明図である。 1・・・・・・中心導体、2・・・・・・磁器碍管、3
・・・・・・接地シールド、4・・・・・・絶縁性隔壁
、5・・・・・・通気路、6・・・・・・上部金具、7
・・・・・・パツキン、9・・・・・・固定金具、10
・・・・・・アースフランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心導体1を保持した磁器碍管2内部に絶縁ガスを封入
    してなるガス絶縁ブッシングにおいて、中心導体1を取
    り巻く筒状の絶縁性隔壁4を、磁器碍管2の内壁2′寄
    りに設けて碍管2内のガス空間を区切るとともに、この
    絶縁性隔壁4によって区画されたガス空間相互を連通ず
    る小径の通気路5により両ガス空間を連通したことを特
    徴とするガス絶縁ブッシング。
JP1980092844U 1980-07-03 1980-07-03 ガス絶縁ブツシング Expired JPS6020251Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980092844U JPS6020251Y2 (ja) 1980-07-03 1980-07-03 ガス絶縁ブツシング
US06/277,004 US4426547A (en) 1980-07-03 1981-06-24 Gas-filled insulating bushing having chambers separated by an insulating partition
EP81303038A EP0044179A1 (en) 1980-07-03 1981-07-03 Gaseous insulating bushing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980092844U JPS6020251Y2 (ja) 1980-07-03 1980-07-03 ガス絶縁ブツシング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5717012U JPS5717012U (ja) 1982-01-28
JPS6020251Y2 true JPS6020251Y2 (ja) 1985-06-18

Family

ID=14065737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980092844U Expired JPS6020251Y2 (ja) 1980-07-03 1980-07-03 ガス絶縁ブツシング

Country Status (3)

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US (1) US4426547A (ja)
EP (1) EP0044179A1 (ja)
JP (1) JPS6020251Y2 (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
EP0044179A1 (en) 1982-01-20
US4426547A (en) 1984-01-17
JPS5717012U (ja) 1982-01-28

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