JPH04249815A - 避雷碍子 - Google Patents

避雷碍子

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JPH04249815A
JPH04249815A JP40941490A JP40941490A JPH04249815A JP H04249815 A JPH04249815 A JP H04249815A JP 40941490 A JP40941490 A JP 40941490A JP 40941490 A JP40941490 A JP 40941490A JP H04249815 A JPH04249815 A JP H04249815A
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JP
Japan
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voltage
outer periphery
insulating
resistant insulating
current
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JP40941490A
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Tetsuya Nakayama
哲也 中山
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電線路あるいは配
電線路に雷サージ電流が流れた場合に、それを速やかに
大地へ放電すると共に、その後に生じる商用周波の続流
を抑制遮断することができる避雷碍子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の避雷碍子としては、特公
平2−3241号公報や実開平1−96739号公報に
示されるような構成のものが知られている。前者の構成
では、耐圧絶縁筒の両端部に接地側及び課電側の電極金
具が連結固定されると共に、耐圧絶縁筒内には電圧−電
流特性が非直線性の限流素子が収容されて、電極金具と
限流素子の両端部とが電気的に接続され、耐圧絶縁筒の
外周には多数の絶縁ひだを有する絶縁外套体が設けられ
ている。又、前記耐圧絶縁筒の周面には複数の貫通する
放圧孔が形成され、絶縁外套体の成形時にこの放圧孔を
通して内部と共に絶縁体が充填されて、絶縁外套体と一
体に形成されている。
【0003】一方、後者の構成では、高分子材料よりな
るひだ付きの絶縁碍管の両端部に接地側及び課電側の電
極金具が連結固定されると共に、絶縁碍管内には電圧−
電流特性が非直線性の限流素子が収容されて、電極金具
と限流素子の両端部とが電気的に接続されている。又、
絶縁碍管の外周には複数の凹部が設けられ、この凹部に
より放圧用の薄肉部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
構成においては、耐圧絶縁筒の周面に複数の貫通する放
圧孔が形成されていることから、内部に絶縁性ガスを封
入する構成では素材を通して湿気が侵入し易く、又、内
部に絶縁充填材がある構成では製造過程で万一絶縁外套
体や放圧孔内の絶縁体にピンホールがあると、これを通
して湿気が内部に侵入し、絶縁耐力が低下するという問
題があった。
【0005】又、後者の従来構成においては、耐圧絶縁
筒を設けることなく絶縁碍管のみで構成し、その絶縁碍
管の周面に放圧用の薄肉部が形成されているため、汚損
条件の特別厳しい環境で長期間使用すると、漏洩電流に
よる浸食、コロナ等によりピンホールを生じ、これを通
して湿気が内部に侵入し、絶縁耐力が低下するという問
題があった。さらに、この従来構成においては、絶縁碍
管の外周に薄肉部が露出形成されているため、製造過程
で作業員がこの薄肉部に工具等を衝突させたり、使用中
に鳥がこの薄肉部をつついたりして、絶縁碍管が破壊す
るおそれがあると共に、使用中に薄肉部を形成する凹部
に塵埃等が堆積して、絶縁耐力が低下するという問題が
あった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、気密を保持して外気に含まれる水分が
内部に侵入するのを防止することができ、絶縁耐力を向
上させることができると共に、製造過程や使用中に放圧
部が破壊するのを防止することができる避雷碍子を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、耐圧絶縁筒の両端部に接地側及び
課電側の電極金具を連結固定し、耐圧絶縁筒内には電圧
−電流特性が非直線性の限流素子を収容し、電極金具と
限流素子の両端部とを電気的に接続し、耐圧絶縁筒の外
周には多数の絶縁ひだを有する絶縁外套体を設けてなる
避雷碍子において、前記耐圧絶縁筒の外周には複数の凹
所を設けて放圧用の薄肉部を形成し、その凹所内にはゴ
ム等の弾性絶縁物を装填したものである。
【0008】
【作  用】この発明の避雷碍子においては、耐圧絶縁
筒の外周に放圧用の透孔を形成することなく複数の凹所
が形成されているため、内部にガスを封入する構造にお
いても耐圧絶縁筒内の気密を保持して、外気に含まれる
水分が内部に侵入するのを防止することができる。又、
耐圧絶縁筒の外周の凹所にゴム等の弾性絶縁物が装填さ
れているため、製造過程や使用中に放圧部が破壊するお
それは全くない。
【0009】
【実施例】以下、この発明を具体化した避雷碍子の一実
施例を、図面に基づいて詳細に説明する。図2に示すよ
うに、耐圧絶縁筒1は耐候性に優れた耐強化樹脂(例え
ばエポキシ樹脂含浸FRP)により円筒状に形成されて
いる。接地側の電極金具2は耐圧絶縁筒1の上端に嵌合
固定され、その外周にはフランジ部3が一体に形成され
ている。そして、このフランジ部3を介して避雷碍子が
、図示しない鉄塔の支持アームに設けられた取付アダプ
タに取り付られる。
【0010】有底円筒状の課電側の電極金具4は前記耐
圧絶縁筒1の下端に嵌合固定され、その下面にはブラケ
ット5が一体に突設されている。そして、図示しない送
電線側に設けられた課電側のアークホーンに所定の気中
放電間隙をもって対向するように、このブラケット5に
接地側のアークホーンが取り付けられる。嵌合筒部6は
前記課電側の電極金具4の内底面に形成され、この嵌合
筒部6には課電側の導体金具7が嵌合固定されている。 電圧−電流特性が非直線性の酸化亜鉛を主材とする限流
素子8は課電側の導体金具7の上面に直列に積層載置さ
れ、その上端には有底円筒状のバネ受けを兼用する接地
側の導体金具9が支持されている。
【0011】締付リング10は前記接地側の電極金具2
の上端内周のネジ部11に螺合され、この締付リング1
0内に嵌合された中間導体12と接地側の導体金具9と
の間には、通電用のシャント13を有するコイルバネ1
4が介装されている。そして、このコイルバネ14の付
勢力により、前記限流素子8が課電側の導体金具7と接
地側の導体金具9との間に押圧固定されている。
【0012】絶縁キャップ15は前記接地側の電極金具
2の上端に取着され、この絶縁キャップ15によって接
地側の電極金具2の上端開口部が密閉されている。絶縁
層16は耐圧絶縁筒1と限流素子8との間の密閉空間内
に形成され、この実施例では常温硬化型のシリコンゴム
を充填することにより形成されている。図1〜図4に示
すように、複数の円形状の凹所17は前記耐圧絶縁筒1
の外周に所定間隔をおいて設けられ、この凹所17によ
って耐圧絶縁筒1の周面に放圧用の薄肉部18が形成さ
れている。弾性絶縁物19は各凹所17内に装填され、
この実施例では常温硬化型のゴムを充填することにより
形成されている。図5に示すように、前記放圧孔17は
先端が平面状のドリルDにより加工され、該放圧孔17
の底面中央部には最も薄くて弱い箇所18aが形成され
るようにしている。
【0013】高温硬化型のシリコンゴムよりなる絶縁外
套体20は前記耐圧絶縁筒1の外周に被覆形成され、そ
の外周には多数の絶縁ひだ21が形成されている。そし
て、この実施例では絶縁外套体20の上下両端部が接地
側及び課電側の電極金具2,4の外周面まで延在され、
両電極金具2,4との気密性が確保されている。次に、
前記のように構成された避雷碍子について動作を説明す
る。
【0014】さて、この避雷碍子を鉄塔の支持アームに
装着した状態において、送電線に雷サージ電流が流れる
と、その電流は図示しない送電線側のアークホーンから
、避雷碍子の下端に取着された図示しないアークホーン
にフラッシオーバする。そして、この電流は課電側の電
極金具4、課電側の導体金具7、限流素子8、接地側の
導体金具9、シャント13、中間導体12及び締付リン
グ10を経て接地側の電極金具2に流れ、さらに、図示
しない取付アダプタを介して鉄塔に流れて大地に放電さ
れる。又、その後に生じる続流は、前記アークホーン及
び限流素子8により抑制遮断される。
【0015】さらに、万一、この避雷碍子に想定を越え
るような大規模の雷サージ電流が流れた場合には、限流
素子8が導通状態になって避雷碍子の内部に高温で高圧
のアークが発生する。このアークは耐圧絶縁筒1と限流
素子8との間の密閉空間に設けられた絶縁層16を介し
て、耐圧絶縁筒1の放圧用薄肉部18に伝播され、その
薄肉部18及び絶縁外套体20の一部を破って外部へ速
やかに放出される。従って、避雷碍子全体が破壊される
ことはない。この実施例のように薄肉部18に最も弱い
箇所18aがある場合には、破口が迅速に行われる。
【0016】以上のようにこの実施例の避雷碍子におい
ては、耐圧絶縁筒1の外周に複数の凹所17を設けるこ
とによって、放圧用の薄肉部18が形成されているため
、耐圧絶縁筒の周面に放圧孔を形成した従来構成とは異
なり、耐圧絶縁筒1内の気密を保持することができて、
外気に含まれる水分が絶縁外套体のピンホール及び放圧
孔内の絶縁体のピンホールを通して内部に侵入し、絶縁
耐力が低下するおそれを確実に防止することができる。
【0017】又、この実施例の避雷碍子においては、耐
圧絶縁筒1の外周の凹所17にゴム製の弾性絶縁物19
が装填されているため、放圧用の薄肉部18が耐圧絶縁
筒1の外周に直接露出することはない。従って、耐圧絶
縁筒を設けることなく高分子材料製の絶縁碍管のみで構
成して、その絶縁碍管の周面に放圧用の薄肉部を形成し
た従来構成とは異なり、放圧用の薄肉部18が製造過程
で工具等の衝突によって破壊されたり、使用中に鳥につ
つかれて破壊されたりするおそれを確実に防止すること
ができる。
【0018】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように変更して具体化することも可能である
。 (1)耐圧絶縁筒1の外周に絶縁外套体20を被覆成形
する際に、耐圧絶縁筒1の外周の凹所17に弾性絶縁物
19を一体に形成すること。 (2)耐圧絶縁筒1と限流素子8との間の密閉空間に、
六フッ化硫黄(SF6 )等の絶縁性に優れだガスを封
入すること。
【0019】(3)絶縁外套体20をエチレンプロピレ
ンゴム(EPDM)により形成すること。なお、前記実
施例のように、絶縁外套体20を高温硬化型のシリコン
ゴムで形成した場合には、エチレンプロピレンゴムで形
成し場合に比較して、避雷碍子を屋外で長期間使用した
場合でも撥水性を失わず、絶縁外套体20の長さを増加
することなく耐汚損特性を向上させることができる。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、気密を保持して外気に含まれる水分が内
部に侵入するのを防止することができ、絶縁耐力を向上
させることができると共に、製造過程や使用中に放圧部
が破壊するのを防止することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した避雷碍子の一実施例を示
す部分断面図である。
【図2】避雷碍子の全体を示す半断面図である。
【図3】その耐圧絶縁筒を示す部分斜視図である。
【図4】図2のA−A線における断面図である。
【図5】放圧孔の加工方法を説明する部分断面図である
【符号の説明】
1  耐圧絶縁筒、2  接地側の電極金具、4  課
電側の電極金具、8  限流素子、17  凹所、18
  放圧用の薄肉部、19  弾性絶縁物、20  絶
縁外套体、21  絶縁ひだ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  耐圧絶縁筒(1)の両端部に接地側及
    び課電側の電極金具(2,4)を連結固定し、耐圧絶縁
    筒(1)内には電圧−電流特性が非直線性の限流素子(
    8)を収容し、電極金具(2,4)と限流素子(8)の
    両端部とを電気的に接続し、耐圧絶縁筒(1)の外周に
    は多数の絶縁ひだ(21)を有する絶縁外套体(20)
    を設けてなる避雷碍子において、前記耐圧絶縁筒(1)
    の外周には複数の凹所(17)を設けて放圧用の薄肉部
    (18)を形成し、その凹所(17)内にはゴム等の弾
    性絶縁物(19)を装填したことを特徴とする避雷碍子
JP40941490A 1990-12-28 1990-12-28 避雷碍子 Expired - Lifetime JPH07118236B2 (ja)

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JPH04249815A true JPH04249815A (ja) 1992-09-04
JPH07118236B2 JPH07118236B2 (ja) 1995-12-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051118U (ja) * 1991-06-21 1993-01-08 日東電工株式会社 避雷碍子用套管
CN108878084A (zh) * 2018-06-25 2018-11-23 国网湖南省电力有限公司 防爆避雷器
KR20200142935A (ko) * 2019-06-14 2020-12-23 이엠아이테크 (주) 혼촉 방지 구조를 갖는 수막처리봉

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108878084B (zh) * 2018-06-25 2023-10-31 国网湖南省电力有限公司 防爆避雷器
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