JPH11215630A - ガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置

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JPH11215630A
JPH11215630A JP10009529A JP952998A JPH11215630A JP H11215630 A JPH11215630 A JP H11215630A JP 10009529 A JP10009529 A JP 10009529A JP 952998 A JP952998 A JP 952998A JP H11215630 A JPH11215630 A JP H11215630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置の寸法
を小さく、コストを低くする。 【解決手段】 絶縁ガスと絶縁油を区分する区分絶縁ス
ペーサ42を用いる。接続部容器48内には絶縁ガスを
充填する。変圧器容器28内には絶縁油が充填されてい
る。絶縁油は許容電界が低いので、区分絶縁スペーサ4
2の直径をガス絶縁スペーサ16よりも大きくする。ま
た、区分絶縁スペーサ42の厚さを厚くして強度大と
し、絶縁破壊の場合に、修理に手間のかかる変圧器2側
への波及を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の発変
電等の分野で使用されるガス絶縁開閉装置と変圧器の接
続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は変電所に設置されたガス絶縁開閉
装置の変圧器ユニット部の単線図、図9はガス絶縁開閉
装置と変圧器を示す側面図、図10は図9のガス絶縁開
閉装置と変圧器の平面図、図11は、例えば電気学会技
術報告第552号「ガス絶縁開閉装置(GIS)の適用
ガイド」の第28頁に記載された従来のガス絶縁開閉装
置と変圧器の接続装置の断面図である。これらの図にお
いて、1はガス絶縁開閉装置、2は絶縁油入りの変圧
器、3はガス絶縁開閉装置1と変圧器2の1次側を接続
する接続装置、4は別のガス絶縁開閉装置、5はガス絶
縁開閉装置4と変圧器2の2次側を接続する別の接続装
置である。7は主母線、8は断路器、9は遮断器、10
は変流器、11は避雷器、12は分岐母線、13は接続
装置3の油・ガス区分用ブッシング、15は分岐母線容
器である。
【0003】図11には接続装置3を示しているが、別
の接続装置5も同様になっている。図11において、1
6は分岐母線12を絶縁支持するガス絶縁スペーサ、1
7はガス絶縁スペーサ16と油・ガス区分用ブッシング
13を接続する接続部導体、18はガス絶縁スペーサ1
6の両側に設けられたシールド導体、19は油・ガス区
分用ブッシング13と接続部導体17との接続部分を被
う、油・ガス区分用ブッシング13のガス中シールド、
20は油・ガス区分用ブッシング13のガス中絶縁碍
子、21は接続部導体17やガス中絶縁碍子20などを
収容する接続部容器で、内部には分岐母線容器15内と
同じくSF6などの絶縁ガスが充填されて0.5MPa
程度の圧力になっている。
【0004】23、24は油・ガス区分用ブッシング1
3のフランジ、25は油・ガス区分用ブッシング13の
油中絶縁碍子、26は油・ガス区分用ブッシング13と
変圧器2の本体(図示せず)とを接続する接続用導体、
27は油・ガス区分用ブッシング13と接続用導体26
との接続部分を被う、油・ガス区分用ブッシング13の
油中シールド、28は接続用導体26や油中絶縁碍子2
5などを収容し、内部に絶縁油が充填された変圧器容
器、29はベローズ、30はフランジ、31はフランジ
30とベローズ29の間に挿入された絶縁板で、分岐母
線容器15、接続部容器21、変圧器容器28を経由し
て他相や大地との間に電流が循環するのを防止する。内
部の圧力がほぼ大気圧の変圧器2と、0.5MPa程度
のガス絶縁開閉装置1との接続は、油・ガス区分用ブッ
シング13を用いて行っているので、ガス絶縁開閉装置
1から絶縁ガスが漏出するようなことがあっても、変圧
器2の絶縁油中へは漏れないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置と変圧器の接続装置は以上のように構成されていたの
で寸法が大きく、コストが高かった。すなわち、構造の
複雑な油・ガス区分用ブッシングを用いているのでコス
トが高く、また、図11に示すようにその長さd1が長
く、したがって変圧器の寸法(油・ガス区分用ブッシン
グの先端までの寸法a1)が大きくなり、さらに、その
ため変電所の必要面積が大きくなって全体のコストが高
くなるという問題があった。この発明は上記のような問
題点を解決するためになされたもので、ガス絶縁開閉装
置と絶縁油入りの変圧器との接続に要する寸法が小さ
く、またコストの低い接続装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
開閉装置と変圧器の接続装置は、区分絶縁スペーサを備
え、そのガス絶縁開閉装置側が絶縁ガスで絶縁されると
ともに、変圧器側は絶縁油で絶縁され、かつ、区分絶縁
スペーサはガス絶縁開閉装置のガス絶縁スペーサよりも
絶縁部の直径が大きく厚さが厚いものである。
【0007】さらに、区分絶縁スペーサの絶縁部を変圧
器側に凸の円錐形状にしたものである。また、区分絶縁
スペーサの絶縁部を、頂角が45度以上120度以下の
円錐形状にしたものである。また、区分絶縁スペーサの
絶縁部の変圧器側の表面にひだを形成したものである。
【0008】また、区分絶縁スペーサの変圧器側に設け
た油中シールドの最上部に穴を形成したものである。ま
た、変圧器の接続する面を下向きにしたものである。ま
た、変圧器の接続する面を上向きにしたものである。ま
た、絶縁油中の絶縁ガスを検出する装置を備えた変圧器
と接続したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1におけるガス絶縁開閉装置と変圧器の接続
装置を示す断面図であり、図において、12はガス絶縁
開閉装置1の導体である分岐母線、15は分岐母線12
を収容した分岐母線容器、16は接続装置41との接続
部分に設けられたガス絶縁開閉装置1のガス絶縁スペー
サ、26は変圧器2の接続用導体で、図示外の変圧器本
体と接続されている。28は接続用導体26を収容した
変圧器容器、42は絶縁ガスと絶縁油を区分する区分絶
縁スペーサであり、注型エポキシ樹脂等の合成樹脂製で
頂角の大きい円錐形状の絶縁部43と、絶縁部43の中
心を貫通した中心導体44とからなり、貫通部分は気密
になっている。45は接続部導体であり、一方の端部が
ガス絶縁スペーサ16の中心導体33を介して分岐母線
12と接続され、ガス絶縁スペーサ16の両側にはシー
ルド導体18が設けられている。また接続部導体45の
他方の端部は区分絶縁スペーサ42の中心導体44を介
して接続用導体26と接続され、区分絶縁スペーサ42
の両側にはシールド46、47が設けられている。27
は中心導体44の変圧器2側の端部を被う油中シールド
で、中心導体44と接続用導体26との接続部分の電界
を緩和する。
【0010】48は接続部導体45を収容した円錐筒状
の接続部容器で、一方の端部がガス絶縁スペーサ16を
介して分岐母線容器15と接続されるとともに、他方の
端部が区分絶縁スペーサ42、フランジ30およびベロ
ーズ29を介して変圧器容器28と接続され、接続部導
体45、区分絶縁スペーサ42、シールド46、47お
よび接続部容器48で接続装置41を構成している。接
続部容器48と分岐母線容器15はガス絶縁スペーサ1
6で隔てられているが、ともに内部には圧力0.5MP
a程度のSF6ガスが充填されている。また変圧器容器
28内には絶縁油が充填されている。
【0011】ガス絶縁開閉装置1に用いられるガス絶縁
スペーサ、例えば図1のガス絶縁スペーサ16は両側が
絶縁ガスであるのに対し、区分絶縁スペーサ42は片側
が絶縁油に接している。絶縁ガスのガス圧が0.35M
Pa以上では、絶縁油中の絶縁物沿面部の許容電界の方
が、ガス中の絶縁物沿面部の許容電界より低い。そのた
め、区分絶縁スペーサ42はガス絶縁スペーサ16と比
べて絶縁部43の直径を10%程度以上大きくしてい
る。
【0012】また、接続部容器48の内部で故障が発生
して圧力が上昇したとき、高圧による絶縁スペーサの破
壊が変圧器2側ではなく、ガス開閉装置1側で生じるよ
うに、区分絶縁スペーサ42の絶縁部43の厚さb2を
ガス絶縁スペーサ16の絶縁部の厚さb1よりも20%
程度以上厚くしている。このようにして、絶縁油処理が
ともなうなど修理に手間のかかる変圧器2側へ、破壊が
波及するのを防止する。区分絶縁スペーサ42の厚さを
厚くする代わりに変圧器容器28に別の絶縁仕切り板を
設けてもよいが、コストおよび寸法上やや不利となる。
【0013】図2は図1の変圧器2の輸送時の形を示す
断面図であり、図において、50は輸送カバーであり、
図1の接続部容器48および接続部導体45を取り外
し、輸送カバー50を取り付けて変圧器2を輸送する。
区分絶縁スペーサ42の絶縁部43の形状が変圧器2側
に凸になっているので、変圧器2の寸法a2は、従来の
変圧器における該当寸法a1より短いのは勿論のこと、
さらに、図1において区分絶縁スペーサ42を逆向き、
すなわちガス絶縁開閉装置1側に凸の場合と比べても短
くなる。変圧器2の寸法a2が短くなると、分解せずに
輸送できる範囲が拡大し、分解、輸送、据付組立の費用
が低減するとともにこれら作業による信頼性低下を防止
し、品質向上につながる。なお、区分絶縁スペーサ42
をガス絶縁開閉装置1側に凸とした場合も、従来よりは
寸法が短く、図1の場合に比べると寸法縮小効果が劣る
が適用は可能である。
【0014】なお、区分絶縁スペーサ42の変圧器2側
の絶縁部43の表面に、耐油性を有し、絶縁油中の異物
が付着し難い絶縁層を形成してもよい。この絶縁層の材
料は、気泡が無く、絶縁油中の溶解成分との反応性の低
い合成樹脂が適している。また、図1では接続部容器4
8を円錐筒状にしたが、直径が変圧器2側で大きく、ガ
ス絶縁開閉器1側で小さい、段付きの円筒状にしてもよ
い。
【0015】以上のように、従来の油・ガス区分用ブッ
シング13の寸法d1と比較して区分絶縁スペーサ42
の寸法d2が短いので、変圧器2の寸法a2が従来の寸
法a1と比較して短くなる。また、接続部容器48と変
圧器容器28の間を区分絶縁スペーサ42で絶縁できる
ので、従来あった絶縁板31を省くことができる。
【0016】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2におけるガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置を
示す断面図であり、図において、42は絶縁ガスと絶縁
油を区分する区分絶縁スペーサで、ガス絶縁開閉装置1
のガス絶縁スペーサ16と比べて直径が5%程度以上大
きくなっており、また、図1の場合よりも深い円錐形状
で、そのため中心導体44からフランジ30に至る絶縁
部43表面の沿面長が長くなっている。その他は実施の
形態1の場合と同様であるので説明を省略する。区分絶
縁スペーサ42の絶縁部43の頂角θは45度以上12
0度以下にするのが好ましい。頂角θが大き過ぎると、
絶縁部43の直径に対して沿面長が長くなる度合いが小
さく、逆に小さ過ぎると、区分絶縁スペーサ42の寸法
d2が大きくなって不利である。
【0017】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3におけるガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置を
示す断面図であり、図において、42は絶縁ガスと絶縁
油を区分する区分絶縁スペーサで、ガス絶縁開閉装置1
のガス絶縁スペーサ16と比べて直径が5%程度以上大
きくなっており、また、絶縁部43の変圧器2側の表面
にはひだ52が形成されている。ひだ52は、絶縁部4
3の中心軸を中心とする円形のものが何個か形成され、
そのため中心導体44からフランジ30に至る絶縁油中
の絶縁部43表面の沿面長が長くなっている。ひだ52
は絶縁油中の異物や溶解不純物の付着の影響を減らす効
果がある。
【0018】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4におけるガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置を
示す断面図であり、図において、27は区分絶縁スペー
サ42の中心導体44の変圧器2側の端部を被う油中シ
ールドで、その最上部に穴54が形成されている。その
他は実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略す
る。接続部容器48内は変圧器容器28内よりも圧力が
高いので、矢印Gで示したようなガス漏れが生じる恐れ
がある。漏出した絶縁ガスの気泡はほぼ大気圧になるの
で内部の許容電界が低く、気泡内で部分放電が発生した
り、区分絶縁スペーサ42の絶縁部43の表面に付着す
ると絶縁破壊を生じたりすることがある。このようなこ
とを防止するために、ガス漏れが生じる可能性のある、
区分絶縁スペーサ42の中心導体44の変圧器2側端部
を被う油中シールド27の最上部に穴54を形成して、
穴54から電界の低い部分を通して気泡55を放出する
ようにしている。矢印Gのようにガス漏れが生じると、
漏れ次第、気泡55が穴54から放出されて上昇し、変
圧器容器28の上面に達する。ところが、もし穴54が
形成されていないとすると、気泡55が油中シールド2
7内上方に蓄積し、ある時点で大きな気泡となって放出
され、その上、油中シールド27の中心寄りの所から区
分絶縁スペーサ42の絶縁部43に接近して気泡が移動
するので、絶縁破壊の危険が大きい。この実施の形態で
は、ガス漏れが生じても、絶縁上の問題が生じず、高い
信頼性を保つことができる。
【0019】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5におけるガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置を
示す断面図であり、図において、57は変圧器容器28
の上部に設けられて絶縁油に混入したガスをガス分析装
置58に導く接続管である。その他は実施の形態1の場
合と同様であるので説明を省略する。実施の形態4で説
明した図5の矢印Gのようなガス漏れが生じた場合、絶
縁ガスの漏れ量が多いと気泡として存在し、漏れ量が少
ないと絶縁油中に溶解する。この気泡あるいは油中溶解
状態の絶縁ガスの存在を検出することにより、区分絶縁
スペーサ42からのガス漏れを検知することができる。
このために用いるガス分析装置58としては、変圧器2
の絶縁油循環回路に設けられて絶縁油中に溶解した可燃
性ガス等を検出する絶縁油中溶解気体分析装置に、SF
6等の絶縁ガスを検出できる機能を追加して持たせてお
けばよい。ガス漏れが検出されたときは、区分絶縁スペ
ーサ42の交換が必要となる。
【0020】実施の形態6.図7は、この発明の実施の
形態6におけるガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置を
示す断面図であり、上向きになった変圧器容器28に対
して、接続装置41の接続する面を下向きにして取り付
けている。接続部導体45と接続部容器48は90度曲
がった形状になっている。その他は実施の形態5と同様
であるので説明を省略する。実施の形態1から実施の形
態5では、横向きの変圧器容器28に対して接続装置4
1を横向きにして取り付けたが、この実施の形態では接
続装置41の接続する面を下向きにしているので、さら
に横方向寸法が減少し、据付面積を小さくすることがで
きる。また、図7とは逆に、下向きになった変圧器容器
28に対して接続装置41の接続する面を上向きに取り
付けるようにしても同様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】この発明に係るガス絶縁開閉装置と変圧
器の接続装置は以上のように構成されており、絶縁ガス
と絶縁油との区分を区分絶縁スペーサを用いて行ってい
るので、寸法が小さく、コストが低くなる。この区分絶
縁スペーサはガス絶縁スペーサと比べて直径が大きいの
で、絶縁油側沿面でも絶縁上の問題が生じず、また厚さ
が厚いので絶縁破壊が生じたときの変圧器側への波及も
防止できる。
【0022】さらに、区分絶縁スペーサの絶縁部を変圧
器側に凸することにより、変圧器の輸送時の寸法が小さ
くなる。また、区分絶縁スペーサの絶縁部の頂角を45
度以上120度以下にすることにより、沿面長を増大さ
せながら、大幅な寸法増大を防止できる。また、区分絶
縁スペーサの絶縁部の変圧器側の表面にひだを形成する
ことにより、沿面長が増大する。
【0023】また、区分絶縁スペーサの変圧器側に設け
た油中シールドの最上部に穴を形成することにより、絶
縁油中へ絶縁ガスが漏れたときに絶縁上の問題が発生す
るのを防止できる。また、変圧器と接続する面を下向
き、あるいは上向きにすることにより、横方向寸法を小
さくできる。また、絶縁油中の絶縁ガスを検出する装置
を備えた変圧器と接続することにより、絶縁油中への絶
縁ガスの漏れを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるガス絶縁開
閉装置と変圧器の接続装置を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における変圧器の輸
送時の形を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2におけるガス絶縁開
閉装置と変圧器の接続装置を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3におけるガス絶縁開
閉装置と変圧器の接続装置を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるガス絶縁開
閉装置と変圧器の接続装置を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態5におけるガス絶縁開
閉装置と変圧器の接続装置を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態6におけるガス絶縁開
閉装置と変圧器の接続装置を示す断面図である。
【図8】 ガス絶縁開閉装置の変圧器ユニット部の単線
図である。
【図9】 ガス絶縁開閉装置と変圧器を示す側面図であ
る。
【図10】 図9のガス絶縁開閉装置と変圧器の平面図
である。
【図11】 従来のガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装
置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガス絶縁開閉装置、2 変圧器、12 分岐母線、
15 分岐母線容器、16 ガス絶縁スペーサ、26
接続用導体、27 油中シールド、28 変圧器容器、
41 接続装置、42 区分絶縁スペーサ、43 絶縁
部、44 中心導体、45 接続部導体、48 接続部
容器、52 ひだ、54 穴、58 ガス分析装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁開閉装置と絶縁油入りの変圧器
    とを接続する接続装置において、円錐形状の絶縁部とこ
    の絶縁部の中心を貫通した中心導体とからなる区分絶縁
    スペーサ、一方の端部が上記ガス絶縁開閉装置の導体と
    接続されるとともに他方の端部が上記中心導体を介して
    上記変圧器の導体と接続された接続部導体、およびこの
    接続部導体を収容し、一方の端部が上記ガス絶縁開閉装
    置の容器と接続されるとともに他方の端部が上記区分絶
    縁スペーサの周辺部を介して上記変圧器の容器と接続さ
    れた筒状の接続部容器を備え、上記区分絶縁スペーサの
    ガス絶縁開閉器側は上記接続部容器内に充填された絶縁
    ガスで絶縁されるとともに、上記区分絶縁スペーサの変
    圧器側は上記変圧器の容器内に充填された絶縁油で絶縁
    され、かつ、上記区分絶縁スペーサは上記ガス絶縁開閉
    装置に用いられたガス絶縁スペーサよりも絶縁部の直径
    が大きく厚さが厚いことを特徴とするガス絶縁開閉装置
    と変圧器の接続装置。
  2. 【請求項2】 区分絶縁スペーサの絶縁部を変圧器側に
    凸の円錐形状にしたことを特徴とする請求項1記載のガ
    ス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置。
  3. 【請求項3】 区分絶縁スペーサの絶縁部を、頂角が4
    5度以上120度以下の円錐形状にしたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のガス絶縁開閉装置と変
    圧器の接続装置。
  4. 【請求項4】 区分絶縁スペーサの絶縁部の変圧器側の
    表面に、上記絶縁部の中心軸を中心とする円形のひだを
    形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載のガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置。
  5. 【請求項5】 区分絶縁スペーサの中心導体の変圧器側
    の端部を被う油中シールドを設け、この油中シールドの
    最上部に穴を形成したことを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載のガス絶縁開閉装置と変圧器の
    接続装置。
  6. 【請求項6】 変圧器の接続する面を下向きにしたこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    ガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置。
  7. 【請求項7】 変圧器の接続する面を上向きにしたこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    ガス絶縁開閉装置と変圧器の接続装置。
  8. 【請求項8】 絶縁油中の絶縁ガスを検出する装置を備
    えた変圧器と接続したことを特徴とする請求項1から請
    求項7のいずれかに記載のガス絶縁開閉器と変圧器の接
    続装置。
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