JPS6020190B2 - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPS6020190B2
JPS6020190B2 JP12958277A JP12958277A JPS6020190B2 JP S6020190 B2 JPS6020190 B2 JP S6020190B2 JP 12958277 A JP12958277 A JP 12958277A JP 12958277 A JP12958277 A JP 12958277A JP S6020190 B2 JPS6020190 B2 JP S6020190B2
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JP
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thin film
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layer
film
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JP12958277A
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有民 米村
利雄 西原
雄二 三谷
邦男 伊藤
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明積層体に関する。
更に詳しくは、透明熱線反射フィルムを介して接合され
た透明板からなる積層体に関する。近年省エネルギーの
要請が強まり、この為例えば建物の窓、冷凍ショーケー
スの窓、列車の窓及び温室の窓等から鍵散する熱エネル
ギー等を低減する為の工夫が研究され、二重窓や選択光
透過膜を設けたガラス窓が開発されてきた。
これらの中で、一つの窓枠に二板のガラス板を空隙を介
して行に設けた二重ガラス窓は断熱効果、防音効果の点
ですぐれたものである。しかし、■取り扱いに注意を要
する、■二枚のガラス板の間に緒藤して水分が取り除き
難い、・■破損の際にガラスの破が飛散する等の欠点を
有している。上記■の欠点を改良する為、二枚のガラス
坂間の外気を遮断する密閉型にしたより乾燥剤を封入し
たりしているが長期の使用により縞霧防止効果が低下す
るのが避けられないのが現状である。又選択光透過膜を
ガラス板又はプラスチック板に設けた窓も提案されてい
るが耐スクラッチ性が乏しい為、窓の清掃時等の際に傷
がつきやすく、また縞霧などによる劣化により周辺部か
らフィルムがはがれたりする欠点があった。本発明者ら
はこれらの欠点の改良された窓に関して鋭意研究した結
果、導電性を有する選択光透過性フィルムを介してガラ
スを接合することにより、すぐれた省エネルギー用窓に
なることを見出し本発明に到達した。
即ち本発明は、1 透明な有機質フィルムAの少なくと
も片面に、高屈折率薄膜層B及び金属薄膜層Cを積層し
てなる選択光透過性フィルムDを介して接合された複数
の透明板Bよりなる積層体であり、又2 高屈折率薄膜
層Bの少なくとも一層か酸化チタン薄膜層である上記1
記載の積層体であり、更には3 酸化チタン薄膜層が、
アルキルチタネートに由来する有機成分を含有する酸化
チタン薄膜層である上記2記載の積層体である。
選択光透過性フィルムDのベースとなる透明な有機質フ
ィルムAとしては、厚さ6ムの〜2.50舷肌、好まし
くは10ム肌〜100ム肌で、可視光透過率が60%以
上、好ましくは80%以上の有機質フィルムであり、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレ
ート等の芳香族ポリエステル;ポリカーボネート:塩化
ビニル;塩化ビニリデン:発化ビニリデン等のハロゲン
化ピニル:ナイロン6,ナイロン6,6等のポリアミド
等の有機化合物のフィルムが好適に用いられ、とりわけ
ポリエチレンテレフタレートの二鞠延伸フィルムが好ま
しく用いられる。
高屈折率薄膜層Bとしては、例えば二酸化チタン、酸化
チタン、酸化ビスマス、硫化亜鉛、酸化錫及び酸化イン
ジウム等の薄膜層を掲げることができる。
高屈折率薄膜層Bは、可視光に対して1.6以上、好ま
しくは1.幻よ上の屈折率を有し、可視光透過率80%
以上、好ましくは90%以上であることが効果的であり
、その膜厚は50〜600A、好ましくは120〜40
0Aである。これらの薄膜はスパッタリング、イオンプ
レーティング、真空蒸着又は化学コーティングにより設
けることができる。化学コーティングの例としては、本
出願人等が既に提出した持顔昭52−34275号明細
書に開示されている如く、アルキルチタネートから酸化
チタン薄膜層を形成させる方法がある。該方法によれば
、薄膜層B中にアルキル基を残存させることができ、そ
の残存量を0.1〜10重量%に調節することによって
薄膜層Bの接着性を向上せしめ、かつ中広い波長領域に
わたって透明性のすぐれた選択光透過性フィルムDを与
えることが可能である。金属薄膜層Cの材料としては、
例えば金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、パラジウ
ム、錫およびこれらの合金が用いられるが、とりわけ金
、銀、銅及びそれらの合金が好ましく用いられる。ここ
で合金とは、通常の意味で共存している物も含むものと
する。これらの膜厚は50A〜600A、好ましくは1
00A〜200Aである。金属薄膜層Cを形成する方法
としては、例えば真空蒸着法、カソードスパッタリング
法、プラズマ溶射法、気相メッキ法、化学メッキ法、電
気メッキ法およびそれらの組合せのいずれでも可能であ
る。金属薄膜層Cは一層でもよく、又異種金属を粗合せ
た各層でもよい。特に好ましい金属薄膜層Cとしては■
100A〜200Aの銀と銅の合金層であり、且つ合
金中の銅の割合が0.5〜2の重量%である金属薄膜■
100A〜200Aの銀の薄膜と、5A〜50Aの銅
の薄膜とからなる銀−銅二層系薄膜が挙げられる。
これらは耐久性(耐光・耐熱性)において優れているも
のである。以上の有機質フィルム風、高屈折率薄膜層‘
B}及び金属薄膜層に’の積層の態様は、【イ} ■/
(B)/【C) 【o’風/‘C’/‘Bー レ一 風/【B)/【CIノ(B} 及びこれらの態様を有機質フィルム凶のもう一方の面に
適用した組合せが挙げられる。
中でも金属薄膜層‘○が高屈折率薄膜層■により挟まれ
た構成は、特に好ましい態様である。これらの選択光透
過性フィルム■は上記の上に、更に保護層、着色層、接
着層等を有していても良い。かくして、50仇血で測定
した可視光透過率が60%以上、好ましくは70%以上
であり、10ム肌近傍での赤外光反射率が50%以上、
好ましくは80%以上のすぐれた選択光透過性フィルム
皿が得られる。
選択光透過性フィルム帆を介して接合される透明楓劫と
しては、特に限定する必要はないが、ガラス板、アクリ
ル板、ポリカーボネート板等があげられる。
これらは厚さ1脚〜1仇舷、好ましくは2燭〜5豚であ
り、必要に応じて着色されていてもよい。太陽光を有効
に利用する建物の窓、又は視界が妨げられてはいけない
交通機関の窓等に用いる場合は、これら透明板の透明性
は高いものが好ましく、80%以上のものが用いられる
。これら透明板は同一物質であってもよいが、適当に異
種物質を組合わせることも可能である。選択光透過性フ
ィルム■と透明板{EIとを接合する方法は、従来公知
の種々の方法が挙げられ特に制約はない。
例えばポリビニルブチラール、アクルレ系接着剤などは
、長期間使用しても変色(着色)が少し、ので好ましい
一例である。この際、合せガラスを製造する方法を応用
することが可能である。又、必要に応じて選択光透過性
フィルム■を通電加熱出来る様、電極をつけて端子を取
り出すようにしておくことも有用である。以上の如く、
本発明によれば複数の透明板‘E}が選択光透過性フィ
ルム■を介して空隙を設けずに接合された積層体が得ら
れ、かかる積層体は‘11断熱性が高い、‘2’窓の清
掃の際、選択光透過性フィルムを損復することがない、
■ 選択光透過性フィルム肋の寿命が長い、‘4} 透
明板脚が破壊しても、破片が飛散しない■ 仮りに積層
体に続援等で水分がついたとしても、選択光透過性フィ
ルム肋に通電加熱することにより水分を除去することが
出釆る、等の利点を有している。
本発明の積層体は、上記の如き効果を有するので一般の
住宅、ビル、車髄、船舶、航空機の窓のみならず、冷凍
ショーケース、ショーウィンドー、太陽熱温水器、発熱
体ののぞき窓等に有効に利用される。
以下本発明の詳細を実施例で示す。
赤外線反射率は、日立製作所EPI−O型赤外分光器に
反射率測定装置を取付け、スライドガラスに銀を約30
00A蒸着したものの反射率を100%として測定した
酸化チタン薄膜層に含まれる有機物質の量は、透明導電
性又は選択光透過性を有する本発明の積層体を形成した
成型物を約2柵の大きさの小片状にし、これを水100
匹重量部、エチルアルコール20重量部および塩酸1重
量部を混合してなる溶液に、室温で2蟹時間浸潰して有
機成分を抽出し、これをガスクロマトグラフ質量分析器
(島津製作所LKB−9000)を用い、直径3柵、長
さ3仇のガラスカラムに、ChromosorbW(6
0〜80メツシュ)にPEG−20を30重量%付着さ
せたものを充填し、マスフラグメントグラフイー法でイ
オンを定量し求めた。
表面抵抗は試料を中1肌に切り、1弧の間隔をあげて中
いっぱいに中5肋の導電性ペイントを塗り、該導電性ペ
イント間の抵抗を測定して求めた。
なお、実施例中の「部」はすべて重量に基づくものであ
る。なお、熱貫流係数は昭和亀工株式会社製HM円型熱
流計を使用し、室内20午0、外溢−5℃、風速0.6
の/secの条件下で測定した。
また耐光性テストは島津製作所製CW−DV−2型ウェ
ザーテスターを使用し、カーボンアーク照射によって行
った。
なお降水サイクルは102分降水なしの後18分の降水
を1サイクルとする方法である。実施例 1 光透過率(50加血)86%の厚さ50r仇の二鍬延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムに第1層として2
50Aの酸化チタン、第二層として140Aの銀と銅の
合金(銀と銅の重量割合は95:5)、第三層として3
00△の酸化チタンを順次積層した。
得られたフィルムを以下積層フィルム−1と略記する。
酸化チタン層はいずれもテストブチルチタネ−トの4塁
体3部、インプロピルアルコール65部、/ルマルヘキ
サン32郡からなる溶液をパーコーターで塗布し、10
0℃で20分間加熱して設けた。
合金層は5×10‐5Tonの真空度で銀と銅合金(銀
含有量9の重量%)をアルミナルツボ中で加熱して真空
黍着することにより設けた。前記、酸化チタン層に含ま
れるブチル基は2.0重量%であった。積層フィルム−
1の可視光透過率は84%(50加側)、赤外反射率(
10仏肌)は98%、表面抵抗は120/平方であった
アクリル系接着剤(東亜合成株式会社、アロンS−16
ol■)を積層体フイルム−1のポリエチレンテレフタ
レート面に約5ム仇の厚さに、選択光透過性フィルムを
設けた面には約0.8仏のの厚さに塗り、厚さ3帆の2
枚のガラス板で該フィルムを密着させてはさみ、周辺は
ガラス窓用のパテでシールした。
この積層体の熱貫流係数はいずれの面を高温側にするか
により異なった。即ち積層体フィルム一1のポリエチレ
ンテレフタレート面を高温韓射源に向けた場合の熱貫流
係数は4.8(Kcal/〆.hr・deg)逆の場合
艮0ち選択光透過性フィルム面を向けた場合は4.6(
Kcal/〆.hr.deg)であった。比較例 1 実施例1で使用したポリエチレンテレフタレートフィル
ム、アクリル系接着剤、ガラスを使用して同じ方法で合
せガラスをつくりその熱貫流係数を測定したところ、5
.4(Kcal/め.hr.deg)であった。
比較例2及び3 実施例1で得られた積層体フィルム−1を、実施例1で
用いた接着剤を使用して、厚さ3側のガラス板にポリエ
チレンテレフタレート面、選択透過性フィルム面が表面
になるべくそれぞれ穣した積層体を製造した。
この積層体を夫々ガラス面の反対面を光源に向けて実施
例1の積層体と同時にウェザーテスターに入れ、100
畑時間‘性久性をテストした。この結果を表−1に示す
。表−1 実施例 3 実施例1で得られた積層体フィルム−1を2枚のガラス
板の間にはさんだ積層体をつくる際に、積層体フィルム
一1の両端のそれぞれに約1仇の中で導電性ペイント(
ドータイト■)をあらかじめ塗っておき、そこにリード
線を取り付けて、積層体を作成した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明な有機質フイルムAの少なくとも片面に、高屈
    折率薄膜層B及び金属薄膜層Cを積層してなる選択光透
    過性フイルムDを介して接合された複数の透明板Eより
    なる積層体。 2 高屈折率薄膜層Bの少なくとも一層が、酸化チタン
    薄膜層である特許請求の範囲第1項記載の積層体。 3 酸化チタン薄膜層が、アルキルチタネートに由来す
    る有機成分を含有する酸化チタン薄膜層である特許請求
    の範囲第2項記載の積層体。
JP12958277A 1977-10-31 1977-10-31 積層体 Expired JPS6020190B2 (ja)

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JPS5463185A JPS5463185A (en) 1979-05-21
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