JPS60200806A - 固体放電装置 - Google Patents

固体放電装置

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JPS60200806A
JPS60200806A JP5433284A JP5433284A JPS60200806A JP S60200806 A JPS60200806 A JP S60200806A JP 5433284 A JP5433284 A JP 5433284A JP 5433284 A JP5433284 A JP 5433284A JP S60200806 A JPS60200806 A JP S60200806A
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JP
Japan
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electrode
electrodes
dielectric
discharge
solid
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Application number
JP5433284A
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English (en)
Inventor
Seiichi Miyagawa
宮川 誠一
Masahide Nakatani
正秀 中谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電子写真複写機の帯電チャージャやオゾン発
生器に適用する固体放電装置(ご内1う。
〔従来技術〕
電子写真複写機、ファクシミリ、レーザプリンタ、LE
D(発光ダイオード)プリンタ、静電プリンタ等の電子
写真プロセスを利用した画像形成機器において感光体を
除帯電する手段として、あるいは、冷蔵庫内の食品鮮度
保持、殺菌、脱臭や脱色、浄化処理等に用いるオゾンを
発生する手段としては、いわゆるコロナ放電装置が広く
用しられている。
例えば複写機では、感光体の帯電および除電用のコロナ
放電装置としては、従来、直径が数十マイクロメートル
程度の細線からなる放電電極を面電極で囲むようにした
コロトロン、スコロトロンが周込られている。
このようなコロナ放電装置には放電用の高電圧が印加さ
れるので、放電電極には現像剤であるトナーや用紙から
出る紙粉等が吸引されて付着する。
その結果として、感光体の帯電ムラや除電ムラを生じゃ
すくなシ、複写画像の画質が悪くなる。
このような不都合を防止するには、定期的に放電電極を
清浄すnばよいが、上述したようにこの放電電極はごく
細いためその作業が非常に困難である。また、放電電極
が振動や異常放電等によって切断されることもあフ、そ
のために、コロナ放電装置を頻繁に交換する必要が生じ
て省賢源の点からも好ましくない。
そこで、このような不都合を除去するため、露出した細
線を放電電極に用いず、放電電極間に誘電体を介在させ
てこの誘電体表面でコロナ放電を発生するいわゆる固体
放電装置が各種提案されている。
第1図に従来装置の一例として、特開昭52−9273
1号公報に開示されたコロナ放電装置を、第2図に従来
装置の他の例として、特開昭54−53537号公報に
開示された荷電粒子発生方法及び装置を示す。
第1図において、細線からなる電極1は誘電体2が被覆
され、ベース3に取シ付けられた板状の電極4に接触さ
れた状態で取シ付けられておp1電極1と4の間に交流
高圧電源5が印加されている。
したがって、誘電体2と電極4間でコロナ放電が発生し
、イオンが誘電体2表面に滞留する。このとき、電極4
に直流電圧8を加えると、誘電体2表面上のイオンが、
接地されている被帯電体9の表面に移動する。なお、1
0は切換スイッチである。
また、第2図において、板状の電極1aと4a間には誘
電体2bが介在され、電極1aは誘電体2aによって被
覆されている。
電極1aと4a間に印加される交流高圧電源7によって
、イオン生成貯留部11にコロナ放電が生じてイオンが
貯留する。そして、切換スイッチ10を切換えて電極4
aに直流電圧8を加えると八イオン生成貯留部11に留
まっているイオンが、被帯電体9の表面に移動する。
このような各装置では、電極のサイズが大きいので清浄
作業が簡単である。
しかしながら、上述した従来装置は、誘電体をはさんで
配設した2電極間に、交流電圧が直接加わるため、誘電
体に初期欠陥として?イド(空泡)があった9表面に傷
がついた場合には、その部分にエネルギーが集中して電
界が特に強くなるので比較的短かい期間(数十時間〜数
百時間)で破壊され、寿命が短かいという問題がおった
〔目 的〕
本発明は、上述した従来技術の欠点を解消するためにな
されたものであシ、交流電源が加わる電極と加わらない
電極間に誘電体を介在させるとともにそれら間でコロナ
放電全生成することで、寿命力暖い固体放電装置を提供
することを目的としている。
〔構 成〕
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に
説明する。
第3図は、本発明の一実施例を示している。
同図において、板状の電極20.21は成形された誘電
体22.23に埋設さnておシ、誘電体22.23には
その表面に歯の長いくし状の電極24.25が配設され
ている。この電極24゜25は、リード線26によって
電気的に接続され、さらに直流電源27が接続されてい
る。
放電電源となる交流電源28の出カドランス29は、磁
芯29aがフェライト等の絶縁磁性材料で形成されると
ともに、1次巻線29bと2次巻線29cが離れた位置
に巻回されている。また、磁芯29aと巻線29b、2
9c’を絶縁するボビンは、その厚みが大きいものを用
いる。
このようなトランス29は、2次巻線29cの端子tl
 、t2からみた対接地静電容量CEが例えば数ピコフ
ァラッド程度と極めて小さい。
トランス29の出力端子tl、t2はそれぞれ電極20
.21に接続され、これによって、電極20と電極24
間で誘電体22の表面にコロナ放電を生じるとともに電
極21と電極25間で誘電体23の表面にコロナ放電を
生じる。
本発明では、このように出力側からみた対接地静電容量
が極めて小さいトランスを用いることで、電極20と2
4間で誘電体220表面に生じるコロナ放電のパワーと
、1ホ極21と25間で誘電体23の表面に生じるコロ
ナ放電のパワーをほぼ等しくさせ、誘電体22.23に
加わる電界を均一に分散して誘電体22.23の寿命を
延ばしている。
第4図は、第3図に示した装置の等価回路を示している
同図において、静電容量C1は端子t1から2次巻線2
9cの中性点までの静電容量を示し、静電容量C2は端
子t2から2次巻g 29 cの中性点までの静電容量
全示す。なお、これらの静電容量C1,C2によシ、対
接地静電容量C8は次式のようにあられされる。
C,= Cl−C2/(C1+C2) また、電極20と24は容量的に結合され、電極21と
25は容量的に結合される。
いま、2次巻線29C1電極20 、24 、25 。
21によって形成さする交流回路をALL (破線で示
す)、2次巻線29 CX電極20,24、直流電源2
7、アース、静電容量C2、端子t2によって形成され
る交流回路をAL2 (1点鎖線で示す)、2次巻線2
9C1端子t1、静電容量C1、アース、直流電1源2
7、電極25.21によって形成される交流回路< A
L3 (2点鎖線で示す)とする。
図示の状態は、端子t2からtlに向って電流が流れて
いる瞬間であシ、交流回路ALLは電極20と24間の
放電部で交流回路AL2と同方向に電流が流れ、また、
電極21と25間の放電部で交流回路AL3と同方向に
電流が流れる。
したがって、交流回路ALIの電流を一定にして電極2
0と24間の放電・母ワーと電極21と25間の放電ノ
4ワーを等しくするには、交流回路AL2゜AL3を流
れる電流を等しくするとともに小さく抑えればよい。
上述したように、交流回路AL2 、 ALBをなす静
電容量CI、C2は極めて小さく、また直流電源27の
インピーダンスはほとんど無視できるため、交流回路A
L2 、 ALBを流れる電流はごく小さく、その結果
、交流回路AL2 、 AL3を流れる電流によって、
交流回路ALIを流れる電流が電極20゜24と、電極
21.25ではほとんど変化しなりため、安定な放電が
維持される。
なお、当然のことながら、電極20と24間の静電容量
および電極21と25間の静電容量は、対接地静電容量
C8よシも格段に大きい。
また静電容ic1.c2が極めて小さいため、電極24
.25に直流電源27を接続した場合、電極24.25
′(f−アースした場合および電極24゜25をフロー
ト状態にした場合のいずれの場合でも、交流回路ALL
を流れる電流がほとんど変化しなho したがって、第5図に示したように複写機の感光体40
の帯電部に本発明を適用した場合、帯電スイッチ30の
オンオフに係わらず誘電体22゜23表面でのコロナ放
電は安定状態を維持する。
よって、帯電部の寿命が長くなる。
また、汚れが付着して画質劣化を生じた場合は、誘電体
22.23を引き出して布等でふき取ればきれいになる
ので清浄時の作業性が向上する。
ところで、上述の実施例では歯が長込クシ状の電極を用
いているが、この電極形状はこれに限らず、第6図に示
したようにメツシー状の電極24aを用いることもでき
る。
コロナ放電は、電極24aをなす細線の側端と誘電体2
2の表面間の空間に生じるので、メツシュ状のものはく
し状のものよりも電荷の分布が−様になシ、かつ、強度
も大き−。
また、第7図に示したように、電極20と21を同一の
誘電体51内に同一レベルで埋設した電極ユニット50
であってもよい。この場合、誘電体51表面上に電極2
0および21Kまたがった寸法の電極52を付設しても
よい。
さらに、第8図に示したように、それぞれ電極20.2
1に対応した電極24ae24bt”、誘電体51表面
上に設けてもよい。その場合、電極24a 、24bを
リード線26aで電気的に接続して同電位にする。
さて、複写機におりては、複写原稿や用紙サイズに合わ
せて感光体の帯電幅を変えることができると好都合であ
る。
本発明を応用すれば、帯電幅が変化する帯電器を容易に
実現でき、そのための電極構造を第9図に示す。
全幅りに対し、幅L1の電極52 a e 53 a 
%幅L2の電極52 b、53 bをそれぞれ誘電体2
2.23表面上に付設し、電極52aと53aはリード
線54mで接続するとともに電極52bと53bはリー
ド線54bで接続する。
これによシ、切換スイッチ55を図示のように操作する
と電極52m、52b、53a、53bの全てに直流電
源27が印加されるので全幅りが帯電され、切換スイッ
チ55を図示と反対側に操作すると電極52aと53a
のみに直流電源27が印加されるので幅L1だけが帯電
される。
なお、上述したように電極52.53に直流電源27を
加えた場合でも加えない場合でも、交流回路ALIの負
荷が変動しないので、電極52a。
52b、53a、53bの全てに直流電源を印加した場
合でも、電極52aと53aのみに直流電源を印加した
場合でも交流負荷は何ら変化せず、コロナ放電は安定維
持される。
〔効 果〕
以上説明したように、本発明によれば、コロナ放電を発
生する電極間に交流高圧電源が直接印加されず、かつ、
交流高圧電源の出力端子の対接地静電容量がごく小さい
ことから交流回路の2つの放電部に対してエネルギーが
均等に供給されるため、誘電体が破壊されるような強電
界を生じず、装置の寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、固体放電装置の従来装置の一例を示した構成
図、第2図は、従来装置の他の例を示した構成図、第3
図は、本発明の一実施例を示した構成図、第4図は、第
3図に示した装装置の等価回路図、第5図は、複写機に
第3図の装置を適用した場合の構成図、第6図は、電極
の他の例を示した平面図、第7図は、電極のさらに他の
例を示した斜視図、第8図は、電極の別の例を示した平
面図、第9図は、本発明装置を複写機に適用した場合の
電極構造を示した構成図である。 20.21.24,25,24a、24b。 52 、52 a 、 52 b 、 53 a 、 
53 b ”・電魯、22 、23 、51−・・誘電
体、26 、26 m 、 54a。 54b・・・リード線、27・・・直流電源、28・・
・交流電源、29・・・トランス、29a・・・磁芯、
29b・・・1次巻線、29c・・・2次巻線。 第7図 5=;;;壬デー9 第2図 第3図 第4図 第5図 第7図 第8図 27 24b 第9図 手続補正書(自発) 昭和59年6月20日 %詐庁長宮 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第54332号 2、発明の名称 固体放電装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都太田区中馬込1丁目3番6号名称 (67
4)株式会社 リ コ −代表者 浜 1) 広 4、代理人〒105 住所 東京都港区西新橋1丁目18番11号明細智−お
よび図面 6、補正の内容 別紙の通如明細書全文および図面の第3図を明 細 書 1、発明の名称 固体放電装置 2、特許請求の範囲 (1)対をなす第1電極と第2電極に交流高電圧を供給
する交流電源と、誘電体をはさんで上記第(2、特許請
求の範囲第1項記載において、前記第1電極および第2
電極は、誘電体に埋設された帯状電極からなることを特
徴とした固体放電装置。 (3)特許請求の範囲第1項記載において、前記第3電
極には、電荷移動用の直流電圧が選択的に印加されるこ
とを特徴とした固体放電装置。 (4)特許請求の範囲第1項記載において、前記3、発
明の詳細な説明 〔技術分野〕 本発明は、電子写真複写機の帯電チャージャやオゾン発
生器に適用する固体放電装置に関する。 〔従来技術〕 電子写真複写機、ファクシミリ、レーザプリンタ、LE
D (発光ダイオード)プリンタ、静電プリンタ等の電
子写真プロセスを利用した画像形成機器において感光体
を除帯電する手段として、あるいは、冷蔵庫内の食品鮮
度保持、殺菌、脱臭や脱色、浄化処理等に用いるオゾン
を発生する手段としては、いわゆるコロナ放電装置が広
く用いられている。 例えば複写機では、感光体の帯電および除電用のコロナ
放電装置としては、従来、直径が数十マイクロメートル
程度の細線からなる放電電極を面電極で囲むようにした
コロトロン、スコロトロンが用いられている。 このようなコロナ放電装置には放電用の高電圧が印加さ
れるので、放電電極には現像剤であるトナーや用紙から
出る紙粉等が吸引されて付着する。 その結果として、感光体の帯電ムラや′除電ムラを生じ
ゃすくなシ、複写画像の画質が悪くなる。 このような不都合を防止するには、定期的に放電電極を
清浄すればよいが、上述したようにこの放電電極はごく
細いためその保守が非常に困難である。また、放電電極
が長い場合は、振動や異常放電等によって帯電むらを生
じることもある。 そこで、このような不都合を除去するため、中空に張っ
た細線による放電電極を使わないで、放電電極間に誘電
体を介在させてこの誘電体表面でコロナ放電を発生する
いわゆる固体放電装置が各種提案されている。 第1図に従来装置の一例として、特開昭52−9273
1号公報に開示されたコロナ放電装置を、第2図に従来
装置の他の例として、特開昭54−53537号公報に
開示された荷電粒子発生方法及び装置を示す。 第1図において、細線からなる電極1は誘電体2で被覆
され、ペース3に取シ付けられた板状の電極4に、接触
された状態で設定されている。電極1と4の間に交流茜
電圧5が印加された場合、誘電体2と電極4間でコロナ
放電が発生し、被帯電体9を除・帯電する。 このとき、電極4に切換スイッチ10で選択された直流
電圧8を加えると、接地されている被帯電体9の表面を
所要の電位に帯電できる。 また、第2図において、板状の電極1aと4a間には誘
電体2bが介在され、電極1aは誘電体2aによって被
覆されている。 電極1aと4a間に印加される交流高圧電源7によって
、イオン生成貯留部11にコロナ放電が生じてイオンが
貯留する。そして、切換スイッチ10を切換えて電極4
aに直流電圧8を加えると、イオン生成貯留部11に留
まっているイオンが、被帯電体9の表面に移動する。 このような各装置では、電極が固定化しているので保守
清浄作業が簡単である。 しかしながら、上述した従来装置は、誘電体をはさんで
配設した2電極間に、交流電圧が直接動わるため、誘電
体に初期欠陥としてがイド(空泡)があったシ表面に傷
がついた場合には−1その部分にエネルギーが集中して
電界が特に強くなるので比較的短かい期間(数十時間〜
数百時間)で破壊されるものと推察され、)寿命が短か
いという問題があった。 この寿命を改善する手段として、本出願人は、交流高電
圧電源が接続される、第一、第二電極と誘電体を介して
第三電極を静電容量的に設けた固体放電装置を先に出願
した。 第三電極をもつこの先願発明の一実施例の概要を第3図
に示す。 同図において、板状の第一電極20.第二電極21は、
誘電体22.23に埋設されている。誘電体22.23
には、その表面の歯の長いくし状電極(第三電極)24
.25がそれぞれに配設されている。この電極24.2
5は電気的に導通し、直流電源27に接続されている。 放電用電源となる接地されている低電圧交流電源28の
昇圧トランス29、その2次側端子t、・t2は電極2
0.21にそれぞれ接続される。 この電極20.21に交流高電圧が印加されると、電極
24.25周辺の誘電体22.23表面上でコロナ放電
を生じる。このコロナ放電で、本発明者らは次の二つの
欠点に気付いた。 直流電源27を電極24.25に接続すると■電極24
か25の何れかの放電が強″!シ、他方が弱くなること
、■耐電圧寿命が延がたとはいえ、比較的早期に破壊す
る傾向があること、などがわかった。 直流電源27を接続せず、電極24.25をフロート状
態にした場合は、前記■■の問題は消えることから、固
体放電装置のみに原因があるのでなく、電源とも関連し
ているらしいと推測された。 〔目 的〕 本発明は、上述した第三電極をもつ固体放電装置の欠点
である寿命と放電のアンバランスを解消コスト低減した
固体放電装置を提供することを目的としている・ 〔構 成〕 以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に
説明する。 第3図は、前記したように、本発明を実施する対象の固
体放電器の一例を示している。 第4図は、第3図に示した装置の等価回路で、同一符号
は同一部品を示す。同図において、静電容量C1r C
2は端子11.12から2次巻線29cの中性点(仮想
点で、その点をアースしても電流の流れない点)までの
それぞれの静電容量を示す。 なお、これらの静電容量C1,C2によシ、トランCつ
=C1・C2/(C1−F−C2)また、電極20と2
4および電極21と25はそれぞれに容量的に結合され
ている。 いま、2次巻線29C1電極20’、24,25゜21
によって形成される交流回路を流れる電流をAL、 (
破線で示す)、2次巻線29c1電極20゜24、直流
電源27、アース、静電容量c2.端子t2によって形
成される交流回路を流れる電流なAL2(1点鎖線で示
す)、2次巻線29c1端子t1、静電容量C4、アー
ス、直流電源27、電極図示の状態は、端子t2からt
、に向りて巻線を電流が流れている瞬間であシ、電流A
L、は電極20と24間の放電部で電流AL2と同方向
に流れ、また、電極21と25間の放電部で電流AL3
と同方向に流れる。 コロナ放電状態を安定に維持するためには、電極20.
24および電極21.25を流れる電流AL、 # A
L2. AL3を安定化することが必要である。 前述した問題点のすなわち直流電源27を接続した場合
のアンバランス放電は、t 流AL2.!−AL3がA
L、より大きく、然も電流AL2とAL3に大きな差が
あるためと考えられる。そこでこれを電流AL1よシ極
めて小さくすれば、放電に影響を与えるのを防ぐことが
でき、そのためには、静電容量CI * C2を、また
は対接地静電分布容量Cつを小さくすればよい。 放電電源となる低電圧交流電源28の出カドランス29
0対接地静電分布容量CF、は、通常1000PF以上
にもなっている場合が多い。 本発明者らは対接地静電分布容量Cつを小さくするため
にトランス29の磁芯29aをフェライト等の絶縁磁性
材料で形成するとともに、1次巻線29bと接地してい
ないフロート状態の2次巻線29cを離れた位置に巻回
している。また、磁芯29aと巻線29b、29c用巻
枠がビンには、厚みが大きいものを用いるなどの考慮を
している。 このようなトランス29は、2次巻線29cの端子17
.12からみた対接地静電分布容量cEを例えば数ピコ
ファラッド程度と極めて小さくできるO そして、トランス29の出力端子14. 、12をそれ
ぞれ電極20.21に接続して、電極2oと電極24間
で誘電体22の表面にコロナ放電を生じさせるとともに
電極21と電極25間でも誘電体23の表面にコロナ放
電を生じさせたとき、低インピーダンスの直流電源27
の接続の有無忙よらず、殆んど放電状態が変らなかった
。 本発明では、このように出力側からみた対接地静電分布
容量が極めて小さいトランスを用いることで、電極20
と24間で誘電体22の表面に生じるコロナ放電の・ぞ
ワーと、電極21と25間で誘電体23の表面に生じる
コロナ放電のパワーの主体が閉回路電流AL、のみに依
存することから、放電状態の安定性が改善されたとみら
れる。 回路電流AL2. AL3は、小さければ小さい程放電
状態が改善されるが、トランスとしての伝達機能が損わ
れるため、500 PF以下が適当で、好ましくは数十
PFがよかった。 特に、20〜30 PFにした場合は、出カドランス2
9の静電分布容量C1,C2の・ぐランスをとるために
2次巻線29cを幾つかに分割してバランス巻きする手
間が省け、製造コストを下げることができた。 ところで、前述した問題点■に対する寿命の改善は、誘
電体の初期欠陥の程度と発生確率にも依存するので、詳
細なメカニズムはわかっていない。 然し、強いて仮説を述べるならば、2点のコロナ発生空
隙が、直列回路を構成していて、もし誘電体の欠陥を焼
損する場合は、二点のそれぞれの空隙と誘電体が同時に
短絡状態になシ、充分なエネルギーが供給されることが
必要で、その発生確率が小さいために、寿命が延びてい
ると予測している。 すなわち、上述したようにトランス29として出力側か
らみた対接地静電分布容量が極めて小さ込ものを用いる
ことで、放電部にエネルギーを供給する電流を極めて小
さくかつ安定できるため、誘電体の欠陥を焼損するほど
大き々エネルギーが放電部に供給される確率が非常に小
さくなシ、その結果寿命が改善されたと考えられる。 このようにして、トランス29として対接地静電分布容
量が極めて小さいものを用いた結果、コロナ放電の安定
性を改善でき、誘電体の寿命を改善することができた。 以上のことから、第5図に示したように複写機の感光体
40の帯電部に本発明を適用した場合、帯電スイッチ3
00オンオフに係わらず誘電体22.23表面でのコロ
ナ放電は安定状態を維持するとともに帯電部の寿命が長
くなる。 また、汚れが付着して画質劣化を生じた場合は、誘電体
22.23を引き出して布等でふき取ればきれいになる
ので清浄時の作業性が向上する。 ところで、上述の実施例では歯が長いくし状の電極を用
いているが、この電極形状はこれに限らず、第6図に示
したようにメツシュ状の電極24aを用いることもでき
る。 コロナ放電は、電極24aをなす細線の側端と誘電体2
20表面間の空間に生じるので、メツシュ状のものはく
し状のものよシも電荷の分布が一様になシ、かつ、強度
も大きい。 また、第7図に示したように、電極20と21を同一の
誘電体51内に同一レベルで埋設した電極ユニット50
であってもよい。この場合、誘電体51表面上に電極2
0および21にまたがった寸法の電極52を付設しても
よい。 さらに、第8図に示したようK、それぞれ電極20.2
1に対応した電極24m、24bを、誘電体51表面上
に設けてもよい。その場合、電極24a、24bをリー
ド線26aで電気的に接続して同電位にする。 さて、複写機にお四ては、複写原稿や用紙サイズに合わ
せて感光体の帯電幅を変えることができると好都合であ
る。 本発明を応用すれば、帯電幅が変化する帯電器を容易に
実現でき、そのための電極構造を第9図に示す。 全幅りに対し、Llの電極52a、5ja、幅L2の電
極52b 、53bをそれぞれ誘電体22゜23表面上
に付設し、電極52aと531LはIJ−ド線54aで
接続するとともに電極52bと53bはリード線54b
で接続する。 これによシ、切換スイッチ55を図示のように操作する
と電極52a 、52b 、53a 、53bの全てに
直流電源27が印加されるので全幅りが帯電され、切換
スイッチ55を図示と反対側に操作すると電極52aと
53aのみに直流電源27が印加されるので幅L1だけ
が帯電される。 なお、上述したように電極52.53に直流電源27を
加えた場合でも加えない場合でも、→瞬り電流ALj哨
会肴が変動しないので、電極52a252 b + 5
3 a 、53 bの全てに直流電源を印加した場合で
も、電極52aと53aのみに直流電源を印加した場合
でも交流負荷は何ら変化せず、コロナ放電は安定維持さ
れる。 〔効 果〕 以上説明したように、本発明によれば、コロナ放電を発
生する電極間に交流高圧電源が直接印加されず、かつ、
交流高圧電源の出力端子の対接地静電容量がごく小さい
ことから交流回路の2つの放電部に対してエネルギーの
供給は無視されるほど小さいため、誘電体が破壊される
ような強電界を生じず、装置の寿命が長い。 4、図面の簡単な説明 第1図は、固体放電装置の従来装置の一例を示構成図、
第4図は、第3図に示した装置の等価回路図、第5図は
、複写機に第3図の装置を適用した場合の構成図、第6
図は、電極の他の例を示した平面図、第7図は、電極の
さらに他の例を示した斜視図、第8図は、電極の別の例
を示した平面図、第9図は、本発明装置を複写機に適用
した場合の電極構造を示した構成図である。 20.21.24+25,24a、24b;52.52
a’、52b 、53a 、53b=電極、22.23
.51・・・誘電体、26.26a、54m。 54b・・・リード線、27・・・直流電源、28・・
・低電圧交流電源、29・・・トランス、29a・・・
磁芯、29b・・・1次巻線、29c・・・2次巻線。 ・−\、 代理人 弁理士 紋 1) 誠 ゛1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)対をなす第1電極と第2電極に交流高電圧を供給
    する交流電源と、誘電体をはさんで上記第1電極および
    第2電極と平行に対向する第3電極を備え、上記第1電
    極と上記第3電極間の静電容量、および、上記第2電極
    と上記第3電極間の静電容量を、出力側からみた上記交
    流電源の対接地静電容量よシも小さく設定したことを特
    徴とする固体放電装置。 (2、特許請求の範囲第1項記載において、前記第1電
    極および第2電極は、誘電体に埋設された帯状電極から
    なることを特徴とした固体放電装置。 (3)特許請求の範囲第1項記載において、前記第3電
    極には、電荷移動用の直流電圧が選択的に印加されるこ
    とを特徴とした固体放電装置。 (4)特許請求の範囲第1項記載において、前記交流電
    源は、その出力変圧器が、巻線用がビンの厚みが大きく
    されるとともに1次巻線と2次巻線が所定間隙をもって
    配置され、芯材が絶縁材料からなることを特徴とした固
    体放電装置。 (5)特許請求の範囲第1項記載において、前記第3電
    極は、前記第1電極および第2電極にまたがって対向配
    置されることを特徴とした固体放電装置0 (6)特許請求の範囲第1項記載において、前記第3電
    極は、前記第1電極および第2電極にそれぞれ対向配置
    された電極部材を電気的に接続してなることを特徴とし
    た固体放電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038300A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Kasuga Denki Kk 交流コロナ放電除電器
US5877613A (en) * 1996-11-05 1999-03-02 Technotion B.V. High-voltage generator with voltage control on the basis of the discharge current

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038300A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Kasuga Denki Kk 交流コロナ放電除電器
US5877613A (en) * 1996-11-05 1999-03-02 Technotion B.V. High-voltage generator with voltage control on the basis of the discharge current

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