JPH04256977A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH04256977A
JPH04256977A JP3039200A JP3920091A JPH04256977A JP H04256977 A JPH04256977 A JP H04256977A JP 3039200 A JP3039200 A JP 3039200A JP 3920091 A JP3920091 A JP 3920091A JP H04256977 A JPH04256977 A JP H04256977A
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JP
Japan
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transfer
bias
transfer material
adsorption
flexible sheet
Prior art date
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JP3039200A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Toshiaki Miyashiro
俊明 宮代
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセス或は
静電記録プロセスなどにて像担持体上に形成された可視
画像を、移動可能な転写材担持体上に担持された転写材
に複数回転写し、カラー画像を得るカラー画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯るカラー画像形成装置としては、従来
、例えば図10に示すような電子写真カラー画像形成装
置などが広く使用されている。以下、簡単に説明する。
【0003】本例の電子写真カラー画像形成装置にて、
像担持体としての感光ドラム4は、ローラー或はコロナ
帯電器などとされる一次帯電器14により一様に帯電さ
れる。次いで、レーザー、LED等の発光素子13から
なる露光装置からの1色目の画像信号に基づいた露光1
6により像担持体上に形成された1色目の静電潜像を、
例えばイエロー(Y)現像剤を内包した現像器2aによ
り可視化する。
【0004】一方、図11(A)をも参照すると理解さ
れるように、両端に配置された円筒部材及び該両円筒部
材を連結する連結部材にて構成されるドラムフレーム(
筐体)3aの外周面に、誘電体の可撓性シートとされる
転写材担持体3bを張設することによって構成されるド
ラム状の転写体3は、供給された転写材1の先端を転写
材保持手段としてのグリッパー3c等で保持し、続いて
回転することにより該転写材1を転写体表面に巻き付け
る。この時、転写材1は、接地した吸着ローラ15と転
写体表面を形成する可撓性シート3b間に挟まれ、同時
に吸着用帯電器7により可撓性シート3b裏面に付与さ
れた電荷と、吸着ローラ15から転写材1表面に付与さ
れた電荷とによる静電吸着力によって転写体3表面に保
持される。続いて、転写材1は、転写体3の回転により
感光ドラム4と対向する位置にある画像転写領域まで搬
送され、感光ドラム4上に形成された前記可視画像を転
写帯電器8によって転写される。
【0005】この後、感光ドラム4は、その上に残留す
る残留現像剤をクリーナー5により除去され、再び、一
次帯電器14にて一様に帯電され、露光装置によって該
感光ドラム4上に2色目の画像信号に基づいた静電潜像
を形成する。この静電潜像は、2色目の画像信号に対応
する例えばマゼンタ(M)現像剤を内包する現像器2b
により現像され、可視画像となる。
【0006】この2色目の可視画像は、先に1色目の可
視画像を転写された転写体3上の転写材1に、再び転写
帯電器8によって転写される。上記の行程を、3色目と
してシアン(C)、4色目としてブラック(BK)等の
現像剤を用いて実施し、感光ドラム4上に3色目、4色
目の可視画像を形成し、2色目の可視画像と同様な方法
にて転写体3上の転写材1に重ね転写する。
【0007】以上のように各色カラー可視画像を転写さ
れた転写材1は、転写体3の回転により、該転写体3の
内外に対向して配置された分離帯電器9まで搬送され、
該分離帯電器9によって転写材1と可撓性シート3b間
の静電吸着力を除去され、転写体3より分離除電帯電器
10によって除電されつつ分離爪11にて分離される。 分離した転写材1は、転写材搬送路により定着器6に導
かれ、該定着器6により定着される。
【0008】転写材1分離後の転写体3は、転写体クリ
ーナー(図示せず)によりその表面を形成する可撓性シ
ート3b上に付着した現像剤を除去され、シート3を挟
んで対向して設けられた一組のシート除電帯電器12に
より除電されて電気的に初期化する。
【0009】以上、カラー画像を多重転写方式で画像形
成する場合に用いられる転写体としては、切り欠き構造
の転写ドラムを使用する態様を説明したが、この転写体
は、帯電器の数が多く、構造が複雑になり、コストもか
かる。また、切り欠き構造であるために、可撓性シート
3bが変形し易く耐久性に欠ける等の欠点を有している
【0010】そこで、図11(B)及び図12に示すよ
うに、切り欠き部のない円筒状の導電性のドラム筺体3
aの外周面を、前述したような可撓性シート3bで被覆
したドラム構造の転写体3を使用し、該転写体3にバイ
アスを印加する方法が考えられている。このタイプの転
写体では、前述した切り欠き構造の転写体より帯電器の
数が少なく、内部が簡略化できるため、コストが低減で
きる上、可撓性シート3bを内側から転写ドラム全体で
支持しているため、切り欠き構造の転写体の問題点であ
るシートの変形や破損を低減でき、耐久性が向上すると
いう利点がある。
【0011】以下、図12に沿ってカラー画像形成装置
の画像形成について説明するが、先述した図10のカラ
ー画像形成装置とその配置及び機能が同一なものに対し
ては、その名称及び符号を同一にすることで詳細な説明
は省略する。
【0012】まず、転写材搬送路により供給された転写
材1は、転写体3に接離する吸着ローラ15によって転
写体3と該吸着ローラ15間に挟まれる。これと同時に
ドラム筺体3aに吸着及び1色目の転写のためのバイア
スとしてバイアス電源17により直流電圧を印加し、吸
着ローラ15にはバイアス電源18によりバイアスが印
加される。これによって、転写材1は、吸着ローラ15
からの電荷により転写体3に静電吸着力により保持され
る。静電吸着力によって保持された転写材1は、前述し
たと同様可視画像が転写され、カラー画像が形成される
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す従来例においても、可撓性シート3b等を除電す
るために、除電帯電器12が必要であり、装置が複雑化
し、コストがかかってしまう。又、除電帯電器12には
、良好に除電を行わせるために、通常8〜15KVP−
P の交流バイアスを印加するが、そのために人体に有
害なオゾンが発生し、別途オゾンフィルター等を必要と
していた。
【0014】更に、本例によると、可撓性シート3b全
体に均一な転写バイアスが印加されてしまうために、感
光ドラムに過剰の電荷が流れてしまうことにより発生す
る転写メモリーや、吸着時に転写材へ流れる電流が異な
ることにより発生する濃度ムラの欠点があった。
【0015】従って、本発明の目的は、除電帯電器を必
要とせず、又、転写メモリーや濃度ムラを防止すること
ができ、しかも、よりコストの低減を図ることのできる
画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体上の可視画像を、移動可能な転写材担持体上に
担持された転写材に複数回転写し、カラー画像を得るカ
ラー画像形成装置において、前記転写材担持体上に転写
材を静電吸着させるための吸着部材を有し、該吸着部材
に交番電圧を印加することを特徴とするカラー画像形成
装置である。本発明の一態様によれば、前記吸着部材に
印加される交番電圧の直流成分の出力値が吸着工程中に
切り替えられ、又、他の態様によれば、前記吸着部材に
印加される交番電圧は、転写材担持体に印加される転写
電圧を基準電位として出力される。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して詳細に説明する。図1には、先に図10及び図11
に関連して説明した電子写真カラー画像形成装置に本発
明を具現化した態様が図示されるが、従来例と同様な構
成、作用をなすものは同一の番号を付し、詳しい説明は
省略する。本実施例では、転写体3は図11(B)及び
図12にて説明したと同じ構成の転写体が使用される。 つまり、転写体3は、切り欠き部のない円筒状の導電性
のドラム筺体3aの外周面を、誘電性の可撓性シート3
bで被覆したドラム構造の転写体とされる。
【0018】本発明に従えば、吸着ローラ15には、交
番電圧を発生させるべく直流に交流を重畳したバイアス
を印加するために、直流バイアス電源181と交流バイ
アス電源182が接続される。
【0019】本発明者らは、複数枚プリントした場合に
は、一つの画像形成を行なった後には可撓性シート3b
上に転写バイアスと逆極性の電荷が残留し、これを除電
しないと、除々に良好な転写が行われなくなってしまう
ことを見出した。
【0020】更に詳しく述べると、転写バイアスとして
+3KV印加したところ、可撓性シート3bの表面電位
は+3KVを示し、転写を行なった後、転写バイアスを
切ると可撓性シート3bの表面電位は−1KVであった
。この状態で再び+3KVの転写バイアスを印加すると
、可撓性シート3bの表面電位は+2KVに低下し、転
写後、転写バイアスを切ると、可撓性シート3bの表面
電位は−1.5KVであった。このようにして転写をく
り返し、可撓性シート3bの表面電位を観測したところ
、図2のようになった。図2にて、実線で描いたものは
、実際の可撓性シート3bの表面電位の変化を表わし、
点線Aで示したものは、転写時の可撓性シート3bの表
面電位を表し、一点鎖線Bで示したものは、可撓性シー
ト3bの残留電荷量を示している。
【0021】図2を見れば解るように、プリントを行う
につれ、可撓性シート3b上に負電荷の残留電荷が増加
し、それに伴い、転写時のシート3b表面電位も低下し
てしまい、転写効率が悪くなり良好な転写が行われなく
なってしまう。
【0022】このように、従来においては、可撓性シー
ト3b上の残留電荷を除去するために別途除電帯電器が
必要であったが、本発明によれば、転写材を可撓性シー
ト3bへ吸着させる際、直流に交流を重畳したバイアス
を印加することで、可撓性シート3bの残留電荷を除去
することができる。
【0023】図3は、吸着ローラ15に、直流バイアス
電源181により発生した直流バイアス(+3KV)と
、交流バイアス電源182により発生した交流バイアス
(500HZ 、2000VP−P )を重畳したバイ
アスを印加し、又、転写バイアスとして電源17より、
同様に+3KV印加した場合の可撓性シート3bの表面
電位の変化を表わしたものである。図3を見て分かるよ
うに、可撓性シート3b上の残留電荷(図中B)は、増
加せず、転写時の表面電位Aは+3KVに保たれている
。 これは、転写材吸着時に、交流バイアスの整流作用によ
り、可撓性シート3b上の残留電荷が除去されるためで
ある。
【0024】ここで、吸着ローラ15に印加する交流バ
イアスについて更に述べると、周波数については、低す
ぎると除電ムラが生じ、転写画像上に除電ムラに応じた
濃淡が発生する。一方、高すぎると、帯電音の発生、交
流電流増加に伴うバイアス電源182の大型化、コスト
の増加を招いてしまうため、150HZ 〜5KHZ 
、好ましくは、200HZ 〜1KHZ がよい。
【0025】振幅については、1000VP−P 以下
では完全には可撓性シート3bを除電できず、プリント
を続けるうちに転写時の電位の低下が発生した。これは
、放電開始電圧が大略500Vであるため、1000V
P−P 以下では正、負両方の電荷の移動が行われず、
交流による整流除電効果が充分発揮できないためである
。又、余り高すぎると、帯電音が大きくなり、ついには
可撓性シート3bの耐電圧を超え、可撓性シート3bに
ピンホール等があいてしまう。従って、1500VP−
P 〜5000VP−P 、好ましくは、2000VP
−P 〜3000VP−P がよい。
【0026】更に、波形は、直流に正弦波を重畳しても
矩形波を重畳してもよく、振幅が1000VP−P 以
上の交番電圧を印加すれば、同様な効果が得られた。以
上説明したように、吸着ローラ15に、交番電圧をかけ
ることにより、転写材が転写ドラム3に吸着する時、同
時に除電もでき、別途除電帯電器を設ける必要がない。
【0027】図4に本発明の他の実施例が示される。こ
の実施例によれば、転写体3としては、図1に示す実施
例と同じ構成とされ、転写体3は、切り欠き部のない円
筒状の導電性のドラム筺体3aの外周面を、誘電性の可
撓性シート3bで被覆したドラム構造の転写体が使用さ
れる。又、本実施例では、吸着ローラ15には、交番電
圧を発生させるべく直流に交流を重畳したバイアスを印
加するために、直流バイアス電源181と交流バイアス
電源182が接続されるが、直流バイアス電源181は
可変とされる。本実施例によると、別途除電帯電器を設
ける必要がなく、転写体3として上述のように切り欠き
のない筺体3aに、可撓性シート3bを設けたものを用
いても、転写メモリー濃度ムラを防止することができる
【0028】更に、転写メモリーについて述べると、吸
着ローラ15に、転写材が到達した時、転写バイアスが
印加されるが、図4にて符号Aで示した領域は、感光ド
ラム4と可撓性シート3bとが、転写材を介さないで直
接当接するため、感光ドラム4に過剰な電荷が移動して
しまう。感光ドラム4上の過剰な電荷は、一部は一次帯
電器14によって除去されるが一部は残ってしまい反転
現像を行う場合、領域Aに対応した部分が図5に示すよ
うに現像されて画像上に表われ、著しく画像品位を落と
してしまう。そこで、これを防止するため、転写バイア
スを転写材が転写領域に到達した時印加することが考え
られるが、この場合には、次に述べる濃度ムラが発生し
てしまう。
【0029】つまり、吸着ローラ15と可撓性シート3
bと間の電位差が図中Aの領域とその他の領域とで異な
ってしまい、吸着ローラ15から転写材に流れる電流値
も変わりその結果、転写時の表面電位が異なり、図6に
示すように、転写材上で、転写効率の差になる濃度ムラ
が生じてしまい、同様に画像品位が損われてしまう。
【0030】この転写メモリと濃度ムラの問題は、転写
バイアスが可撓性シート3b全面に均一に印加されてし
まうことにより発生する問題であって、例えば図10で
示す転写ドラム3を使用した装置においては、吸着時は
帯電器7で、転写時は帯電器8で、それぞれ独立に値を
決めて制御することができるためにこのような問題は発
生しない。
【0031】本実施例によると、吸着ローラ15に印加
する直流バイアス電源181を可変とし、転写材先端が
吸着ローラ15から転写領域(図中A領域)にある場合
と、転写材先端が転写領域に到達した場合とで、直流バ
イアス181の出力を切替えることで、上記問題を解決
できた。
【0032】図7は、転写バイアス17、吸着DCバイ
アス181、吸着ACバイアス182を示したシーケン
スである。
【0033】転写材が給紙され、その先端が吸着ローラ
15に到達すると(aの状態)、吸着ACバイアス18
2がONになる。この時転写バイアス17は、まだOF
Fのままであり、従って転写メモリーは発生しない。 又、この時吸着DCバイアス181はレベル1の状態で
ON状態となる。この状態では、転写バイアス17はO
FFであり、電位的には接地されているので、吸着DC
バイアス181も接地レベルでよい。
【0034】又、転写材の静電吸着力を増すために電位
差を設けてもよい。この際、転写材に吸着ローラ15か
ら流れ込む電流の向きと、転写時に、感光ドラム4から
転写材に流れ込む電流の向きを同一にすることが望まし
い。なぜならこの向きが逆であると、吸着時に転写材に
供給された電荷が、転写時に除去される形になり、かえ
って吸着力が低下してしまうからである。
【0035】レベル1の電位としては、吸着ローラ15
と可撓性シート3bとの間の電位差が大きければ大きい
ほど、転写材の吸着力が増すが、それだけ転写バイアス
も高く設定しなければならず、転写バイアス電源17が
大型化してしまい、さらに、転写ドラム3と周囲の部材
との間でリークが発生してしまう等の弊害が出るため、
転写バイアスが正極性の場合は−500〜−2000V
が好ましい。
【0036】次に、転写材の先端が転写領域に到達する
と(図7でbの状態)、転写バイアスがONとなる。こ
の時、転写領域には転写ドラム3と感光ドラム4との間
に、転写材が介在しているため、転写ドラム3から過剰
の電荷が感光ドラム4へ流れることはなく、転写メモリ
ーは発生しない。転写バイアスの値としては、可撓性シ
ート3bの厚み、誘電率、電気抵抗等によっても異なる
が、吸着DCバイアスが接地レベルの時は、+1000
V〜+2000Vが好ましく、吸着DCバイアスが−5
00V〜−2000Vの時は、+1500V〜+400
0Vが好ましい。
【0037】又、吸着ACバイアスは引き続きONの状
態であり、吸着DCバイアスは、レベル1からレベル2
に切替わる。レベル2は、レベル1の状態(図7でaの
状態)における転写バイアスと吸着DCバイアスとの電
位差が保たれるように設定すれば良い。即ち、図7のa
状態で転写バイアスが0Vで、吸着DCバイアスが−1
000Vとすると、電位差は0−(−1000)=10
00Vであり、図7のb状態で、転写バイアスが+20
00Vとすると、吸着DCバイアスを+1000Vにす
ることで、電位差2000−1000=1000Vとな
り、上記の条件を満足できる。
【0038】以上説明したように転写ドラム3と吸着ロ
ーラ15間の電位差は一定に保たれているので、吸着ロ
ーラ15から転写材へ流れ込む電流量も一定になり、図
6に示すような濃度ムラは発生しない。
【0039】次に、転写材の先端が再び吸着ローラ15
まで到達すると、吸着ローラ15は転写ドラム3から離
脱し、吸着ACバイアス、DCバイアスともにOFFと
なる。次いで転写材先端が、転写領域まで到達すると(
図7のd状態)、転写バイアスは2色目の転写条件に合
った値に変えられる。2色目の転写バイアスとしては、
1色目転写時に、転写材の表面電位が降下する分を補え
ばよく、1色目の転写バイアスに、200〜1000V
程度加えた値に設定すればよい。3色目以降も同様に転
写を行いカラー画像が形成される。
【0040】以上説明したように、吸着ローラに、直流
に交流を重畳したバイアスを印加し、さらに直流バイア
スの値を切替えることにより、除電帯電器が不要となる
上、転写メモリー、濃度ムラも防止できる。
【0041】図8は、本発明の更に別の実施例を示す。 前の実施例では、吸着ローラ15に、直流に交流を重畳
したバイアスを印加し、更に直流バイアスの値を変化さ
せることにより、転写メモリー、濃度ムラが防止できる
ことを説明したが、本実施例によれば、上記直流バイア
スの値を変化させなくとも転写メモリー、濃度ムラが防
止できる。
【0042】以下、図8に沿って説明する。前実施例と
同一な構成、作用をなすものは同一の番号を付し、詳し
い説明は省略する。本実施例の特徴は、吸着バイアスと
して、直流に交流を重畳したものを用い、その出力を、
転写バイアス電源17の出力を基準電位として発生、印
加することにある。従って、転写バイアス電源17の出
力値がどのように変化しても、転写ドラム3と吸着ロー
ラ15間の電位差は、吸着バイアス電源181、182
の出力によって一義的に決まるため、直流バイアス電源
181の出力値を変化させなくとも、濃度ムラは発生し
ない。
【0043】図9は、本実施例における転写バイアス、
吸着ACバイアス、吸着DCバイアスのシーケンスを表
わしたものである。図9に沿って説明すると、転写材1
の先端が吸着ローラ15に到達すると(図中a状態)、
吸着ACバイアス、吸着DCバイアスがONになる。こ
の時点では、転写メモリーを防止するため、転写バイア
スはOFFのままである。次いで転写材1先端が、転写
領域に達すると(図中b状態)、転写バイアスはONに
なり、吸着ACバイアス、吸着DCバイアスは、同じ出
力値のままON状態を続ける。この場合、前述したよう
に、吸着ローラ15と転写ドラム3間の電位差は一定に
保たれているため、転写材1へ吸着ローラ15から流れ
込む電流も一定となり、図6に示す濃度ムラは発生しな
い。
【0044】以上説明したように、本実施例によれば吸
着バイアスとして、直流に交流を重畳したものを用い、
その出力を転写バイアス電源17の出力を基準電位に発
生させることにより、除電帯電器が不要となる他、吸着
バイアスの直流成分を変化させることなく、転写メモリ
ー、濃度ムラを防止でき、直流バイアスを変化させる手
段等が不要となり、コストの低減が図れる。
【0045】なお、交番電圧は、直流電源を周期的にO
N、OFFすることにより作成する矩形波電圧であって
も良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置は、吸着ローラに、交番電圧を印加することに
より、転写材を転写体に吸着すると同時に除電が行われ
、従来必要であった除電帯電器が不要となった。又、上
記交番電圧の直流成分の出力値を切替えることによって
、切り欠きの無い筺体上に可撓性シートを設けた転写体
を用いても、除電帯電器が不要である他、転写メモリー
や、濃度ムラを防止できる。更に、本発明によれば、上
記吸着バイアスを転写バイアスの出力を基準として出力
することにより、直流バイアスの切替えが不要となり、
よりコストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】従来の転写体の表面電位を示す図である。
【図3】従来の転写体の表面電位を示す図である。
【図4】本発明の画像形成装置の他の実施例の概略構成
図である。
【図5】転写材上における、転写メモリーによる反転現
像を説明する図である。
【図6】転写材上における、転写効率の差による濃度ム
ラを説明する図である。
【図7】転写バイアス、吸着ACバイアス、吸着DCバ
イアスのシーケンスを表わす図である。
【図8】本発明の画像形成装置の他の実施例の概略構成
図である。
【図9】転写バイアス、吸着ACバイアス、吸着DCバ
イアスのシーケンスを表わす図である。
【図10】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【図11】転写体の斜視図である。
【図12】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体上の可視画像を、移動可能な
    転写材担持体上に担持された転写材に複数回転写し、カ
    ラー画像を得るカラー画像形成装置において、前記転写
    材担持体上に転写材を静電吸着させるための吸着部材を
    有し、該吸着部材に交番電圧を印加することを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】  前記吸着部材に印加される交番電圧の
    直流成分の出力値を吸着工程中に切り替えることを特徴
    とする請求項1のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】  前記吸着部材に印加される交番電圧は
    、転写材担持体に印加される転写電圧を基準電位として
    出力されることを特徴とする請求項1のカラー画像形成
    装置。
JP3039200A 1991-02-08 1991-02-08 カラー画像形成装置 Pending JPH04256977A (ja)

Priority Applications (2)

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JP3039200A JPH04256977A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 カラー画像形成装置
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