JPS6019964Y2 - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

内燃機関の冷却装置

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Publication number
JPS6019964Y2
JPS6019964Y2 JP15585078U JP15585078U JPS6019964Y2 JP S6019964 Y2 JPS6019964 Y2 JP S6019964Y2 JP 15585078 U JP15585078 U JP 15585078U JP 15585078 U JP15585078 U JP 15585078U JP S6019964 Y2 JPS6019964 Y2 JP S6019964Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
lubricating oil
internal combustion
combustion engine
passages
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Expired
Application number
JP15585078U
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JPS5576422U (ja
Inventor
淳男 小畠
良一 大橋
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の冷却装置、特に機関のシリンダヘ
ッドの冷却装置に関する。
機関シリンダヘッドのうち、特に排気弁と吸気弁の間の
個所(弁間部)は高温部分であるから、弁間部の冷却は
従来から特に入念になされており、例えば弁間部り海水
ジェット通路を設けて海水(冷却水)を弁間部に噴出さ
せたり、また弁間部に冷却水流通用のキリ穴をあけ、こ
のキリ穴に冷却水を導入して弁間部の冷却を行うような
設計がなされている。
しかしこのような冷却装置では、新品の場合はよいので
あるが、長時間(400〜5叩時間)経過すると海水中
のスケールが管路に付着して冷却効果を減じ、弁間部に
亀裂を発生する原因となっている。
本考案は、従来装置の上述のような欠点の解消をはかろ
うとするものであって、本考案は、弁間部の冷却を潤滑
油により行おうとするもので、機関のシリンダヘッドに
、吸気弁部と排気弁部と燃料弁挿入部とをこれら三者が
三角形状配置となるように形成し、上記三者間にY字状
の潤滑油通路を形成し、機関の潤滑油の一部がオイルク
ーラを経て該Y字状の潤滑油通路のうち弁間部に位置す
る通路を最初に通り、これから分岐して他の二本の通路
に流れるようにし、更に、これら二本の通路の開口と連
通し、弁腕室に開口する吐出管を設けた点を要旨とする
ものである。
次に図面により本考案の実施例を説明する。
10はシリンダヘッドで、該シリンダヘッド10には、
吸気ポート1、排気ポート2、燃料弁挿入孔3が、これ
ら三者が三角形状配置となるように形成されている。
そして、これら三者のうち、隣接する2つの部分間には
油の流れる通路4゜5.6が形成されており、結局通路
4,5.6によりY字状の潤滑油経路が吸気ポート1、
排気ポート2、燃料弁挿入孔3の間に形成されることに
なる。
通路4は弁間部に位置し、その外端4aはシリンダブロ
ック11に形成した油供給通路12に連り、こ)がY字
状の潤滑油通路の油の流入口となる。
また通路4から分岐した二本の通路5,6はそれぞれ吸
気ポート1と燃料弁挿入孔3との間および排気ポート2
と燃料弁挿入孔3との間に形成され、それらの外端近く
には吐出管7(第2図にはそのうちの1本だけが図示さ
れているが、実際には吐出管7は2本設けられている)
の下端に連通ずる開口5a、6aが穿設されている。
なお通路5,6は第2図に示すように、や)上むきに傾
斜させるのが望ましい。
吐出管7の上端はボンネット8で囲まれた弁腕室9に開
口腰該弁腕室9はブツシュロッド13の挿入孔14を経
て機関のオイルパン(図示せず)に連る。
15は燃料弁で該燃料弁15の内側(燃料室寄り)には
予燃焼室(又は副燃焼室)16が形成される。
図中17はシリンダヘッドに形成したウォータジャケッ
ト、18はウォータジャケット17への冷却水導入孔、
19は冷却水ジェット孔、20は弁腕、21は吸気弁、
22は排気弁、23はシリンダブロック11の冷却水通
路である。
機関の作動中、機関の潤滑油ポンプから吐出された潤滑
油はオイルクーラを経て、一部は通常の機関潤滑回路に
流れ、他の一部は油供給通路12を経て通路4に流入し
、次いで通路5と通路6に分流して、吐出管7から弁腕
室9に流出する。
したがって、吸気弁部、排気弁部はオイルクーラにより
冷やされた低温の潤滑油により先ず冷却され、次いで燃
料弁挿入部が通路5,6を流れる潤滑油により効果的に
冷却されることになる。
そして、本装置では循環中にフィルタによりろ過される
潤滑油を冷媒として利用しているため、冷却回路にスケ
ールが付着するおそれはなく、長期間の使用後にも冷却
性能が悪化するおそれはない。
更に、本願考案の装置では弁腕を潤滑するかめの潤滑油
経路をシリンダヘッドの冷却油通路と兼用することがで
き、弁腕室9を潤滑するための通路を別途設ける必要が
なく、シリンダヘッドの構造を簡略化できるという効果
がある。
このように、本考案によれば、シリンダヘッドの弁間部
や燃料弁部の冷却が長期に亘って安定してかつ効果的に
行われるため、弁間部等に冷却不良による亀裂の発生す
るおそれを完全に解消することができる等の作用効果を
奏するものであり、本考案の実用上の効果は顕著である
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はシリンダヘッドの
平断面図、第2図は同側断面図、第3図はシリンダヘッ
ドの平面図、第4図は弁間部の断面図、第5図は第1図
の■−V線断面図である。 1・・・・・・吸気弁、2・・・・・・排気弁、3・・
・・・・燃料弁挿入孔、4.5.6・・・・・・通路、
7・・・・・・吐出管、訃・・・・・ボンネット、9・
・・・・・弁腕室、10・・・・・・シリンダヘッド、
11・・・・・・シリンダブロック、12・・・・・・
油供給通路、13・・・・・・ブツシュロッド、14・
・・・・・ブツシュロッドの挿入孔、15・・・・・・
燃料弁、16・・・・・・予燃焼室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関のシリンダヘッド10に、吸気弁部1と排気弁
    部2と燃料弁挿入部3との三者が三角形状配置となるよ
    うに形成し、上記三者間にY字状の潤滑油通路4.5.
    6を形成し、機関の潤滑油の一部が、オイルクーラを経
    てこれらY字状の潤滑油通路4,5.6のうち弁間部に
    位置する通路4を最初に通り、これから分岐して他の二
    本の通路5,6に流れるようにし、更に、これら二本の
    通路5,6の開口5a、6aと連通し、弁腕室9に開口
    する吐出管7を設けた内燃機関の冷却装置。
JP15585078U 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却装置 Expired JPS6019964Y2 (ja)

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JP15585078U JPS6019964Y2 (ja) 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却装置

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JP15585078U JPS6019964Y2 (ja) 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS5576422U JPS5576422U (ja) 1980-05-26
JPS6019964Y2 true JPS6019964Y2 (ja) 1985-06-15

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ID=29145267

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JP15585078U Expired JPS6019964Y2 (ja) 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却装置

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