JPS6019947Y2 - 内燃機関の冷却水配管用多方継手 - Google Patents

内燃機関の冷却水配管用多方継手

Info

Publication number
JPS6019947Y2
JPS6019947Y2 JP1978156525U JP15652578U JPS6019947Y2 JP S6019947 Y2 JPS6019947 Y2 JP S6019947Y2 JP 1978156525 U JP1978156525 U JP 1978156525U JP 15652578 U JP15652578 U JP 15652578U JP S6019947 Y2 JPS6019947 Y2 JP S6019947Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
cooling water
fluid
cylinder block
cap member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978156525U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5571891U (ja
Inventor
昌彦 上條
幸人 佐藤
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP1978156525U priority Critical patent/JPS6019947Y2/ja
Publication of JPS5571891U publication Critical patent/JPS5571891U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6019947Y2 publication Critical patent/JPS6019947Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンのシリンダブロックに対し冷却水パイ
プおよびバイパス管を互いに連通状態で接続するための
冷却水配管用多方継手に関するものである。
従来より第1図に図示する如く流体流入口3と流出口4
を有し、かつ、バイパス出口5を備えた三方継手2は公
知であり、トラクター用エンジンや舶用機関などのシリ
ンダブロックに取り付ける冷却管用継手を始めとして各
方面で広く使用されているが、この継手は継手自体が流
入口3と流出口4を有していると共に、一方においてね
じ6を刻設しねじ込みを行なうようになっているため、
エンジンのシリンダブロック1に取り付ける場合には、
継手2をシリンダブロック1へねじ込んだ後、継手2を
回しながら流入口3、流出口4,5と冷却水管及びバイ
パス管との位置決めを行なわねばならず、その位置決め
に手数を要するばかりでなく、位置決めをする際に、増
給めする場合もあり、この場合にはブロック割れを生ず
る恐れがあった。
しかも、ブロック割れを恐れ、緩めた場合には水洩れを
生ずる心配がある。
その上、前記の如く位置決めに手数を要する結果、組立
てが困難となり、殊に継手近辺にボルト等の部品が存在
する場合には、継手自体を回すことも困難乃至は不可能
となることもあって、その取り付けの不便は免れなかっ
た。
本考案はかかる従来の多方継手が有していた配管の位置
決め並びに組立て性の問題および組立て時におけるブロ
ック割れ、水洩れ等の問題に着目し、流体通路を有する
継手部材と、流入口及び流出口を有し、前記継手部材に
嵌装するようにしたキャップ部材とを結合した後、キャ
ップ部材をシリンダブロックに固定腰位置決めを容易な
らしめることにより前記問題点を解消せんとするもので
ある。
即ち、上記目的を遠戚するための本考案の構成は、シリ
ンダブロックに一端が螺着され、内部軸方向に流体通路
を形成した継手部材と、冷却水パイプを接続する流体の
流入口およびバイパス管を接続する流体の流出口を具備
し、かつ、前記継手部材に水密的に嵌装したとき、前記
各流体出入口を継手部材の流体通路に連通させるキャッ
プ部材とによって構成された多方継手を介して前記シリ
ンダブロックに対し冷却水パイプおよびバイパス管を互
いに連通状態で接続せしめている内燃機関の冷却水配管
用多方継手において、前記継手部材内の流体通路を該継
手部材の突出側端面にて開口させる一方、前記キャップ
部材の内部に前記流体入口および流体出口と連通し、か
つ、前記継手部材の流体通路開口部と連通ずる空間を形
成すると共に、前記キャップ部材をギヤケースを介して
前記シリンダブロックに固着し、前記継手部材からの抜
脱を規制せしめた点にある。
以下、本考案の具体的構成の内容を添付図面に示す実施
例にもとづいて更に詳述する。
第2図は上記本考案に係る継手として三方継手をエンジ
ンのシリンダブロックに取り付ける冷却管用継手に利用
した例であり、図において7は中心に流体通路8を有す
る継手部材であって、該継手部材7は、その一端に刻設
したねじ部7aをシリンダブロック1の壁に螺着するこ
とにより固定されていると共に、シリンダブロック1か
ら外方に突出した側の端面において前記流体通路8の開
口部8aを有している。
一方、9は前記継手部材7の外周にo ’)ング14.
14’を介して嵌装されたキャップ部材で、該キャップ
部材9は、その内部に冷却水パイプ15のエルボ管を接
続する流入口10と、冷却水バイパス管16に流体を流
出させる流出口11とを互いに連通させる空間9aを有
していると共に、該空間9aを前記開口部8aを通じて
流体通路8と連通させている。
また、キャップ部材9は、前記流入口10側において、
ボルト孔13′を有する取付部材12が一体的に設けら
れており、ボルト13によって適宜ギヤケース18を介
し前記シリンダブロック1に固定されている。
この取付部材12は必ずしも図示の如くキャップ部材9
に一体に設けることは必要でなく、別体として形成した
りあるいは他の取付手段で固定するようにしてもよい。
第3図は前記冷却水配管用多方継手の配置を更に明らか
にするためエンジン各部を広範囲に示したもので、図の
略中央部にある取付部材12がボルト13によってギヤ
ケース18に固着されており、その出口エルボ側が冷却
水ポンプ17に連絡した冷却水パイプ15となり、一方
、バイパス管16が上方に延設され冷却水がサーモスタ
ット部20を経てヘッド19を冷却し、更に配管21゜
排気マニホールド22を通って船外に排出される態様が
図示されている。
なお、この図では継手部材の流体通路は明示されていな
いが、シリンダブロック内に送られシリンダブロック内
部各部を冷却することは公知の継手の場合と同様である
また、前記冷却水流出側パイプが適宜ラジェーター等に
連通され得ることは云う迄もない。
前記の如き本考案に係る継手部材とキャップ部材とから
なる継手はその使用に際し、予め継手部材7をシリンダ
ブロック1へねじ込んで固定した後、キャップ部材9を
その流入口10、流出口11の位置を決めて嵌装し、そ
の取付部材12をボルト13でギヤケース18に固着す
ることにより液密的に連結する。
このとき、継手部材7側の流体通路8は開口部8aと隣
接するキャップ部材9内の空間9aを通じて流入口10
および流出口11と連通ずるため、キャップ部材9の角
度を変更した場合においても流体通路8、流入口11が
常時、相互に連通ずることになり、取付部材12の角度
を自由に変更してギヤケース18に固定することが出来
る。
また、配管を取外す際は、取付部材12からボルト13
を取外し、キャップ部材9を継手部材7から抜取るだけ
で容易に分離することができる。
以上の如く本考案の冷却水配管用多方継手は、シリンダ
ブロック側に固着した継手部材と、配管を接続したキャ
ップ部材とを嵌脱自在な構造となすと共に、キャップ部
材をギヤケースを介してシリンダブロックに固着し、キ
ャップ部材の回り止めおよび継手部材からの抜は止めを
図ったものであるから、冷却水パイプ及びバイパス管と
継手部材との結合および位置決めを極めて容易に行うこ
とが出来、従来の継手のように位置決めに際して継手を
回す必要がなく、従って、シリンダブロックへの増締め
、緩みによるブロック割れあるいは水洩れを防止し得る
と共に、組立ては当ってはキャップ部材を継手部材に嵌
装するだけでよいため継手近辺にボルト等の部品が存在
する場合であっても組立てが頗る容易であり、エンジン
の冷却管用の継手を始め一般の多方継手として実用的、
かつ効果的な継手である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三方継手使用例を示す略示図、第2図は
本考案継手の一例を示す使用状態説明図で、要部を断面
で示す。 第3図は本考案継手を使用した内燃機関の正面図である
。 1・・・・・シリンダブロック、7・・・・・・継手部
材、8・・・・・・流体通路、8a・・・・・・開口部
、9・・・・・・キャップ部材、9a・・・・・・空間
、10・・・・・・流入口、11・・・・・・流出口、
15・・・・・・冷却水パイプ、16・・・・・・バイ
パス管、18・・・・・・ギヤケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロックに一端が螺着され、内部軸方向に流体
    通路を形成した継手部材と、冷却水パイプを接続する流
    体の流入口およびバイパス管を接続する流体の流出口を
    具備し、かつ、前記継手部材に水密的に嵌装したとき、
    前記各流体出入口を継手部材の流体通路に連通させるキ
    ャップ部材とによって構成された多方継手を介して前記
    シリンダブロックに対し冷却水パイプおよびバイパス管
    を互いに連通状態で接続せしめてなる内燃機関の冷却水
    配管用多方継手において、前記継手部材内の流体通路を
    該継手部材の突出側端面にて開口させる一方、前記キャ
    ップ部材の内部に前記流体入口および流体出口と連通し
    、かつ、前記継手部材の流体通路開口部と連通ずる空間
    を形成すると共に、前記キャップ部材をギヤケースを介
    して前記シリンダブロックに固着し、前記継手部材から
    の抜脱を規制せしめたことを特徴とする内燃機関の冷却
    水配管用多方継手。
JP1978156525U 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却水配管用多方継手 Expired JPS6019947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978156525U JPS6019947Y2 (ja) 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却水配管用多方継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978156525U JPS6019947Y2 (ja) 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却水配管用多方継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5571891U JPS5571891U (ja) 1980-05-17
JPS6019947Y2 true JPS6019947Y2 (ja) 1985-06-15

Family

ID=29146576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978156525U Expired JPS6019947Y2 (ja) 1978-11-13 1978-11-13 内燃機関の冷却水配管用多方継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6019947Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039452U (ja) * 1973-08-08 1975-04-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735496U (ja) * 1972-05-12 1972-12-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039452U (ja) * 1973-08-08 1975-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5571891U (ja) 1980-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0626338A (ja) サーモスタットカバーアセンブリおよびサーモスタットアセンブリ
JPS6019947Y2 (ja) 内燃機関の冷却水配管用多方継手
US4919800A (en) Flushing means for a marine engine
JPH0337322A (ja) 内燃機関
US6565398B1 (en) Flushing adaptor for an outboard motor
JPS6329150Y2 (ja)
JPH0716036Y2 (ja) ターボチャージャー用冷却水配管コネクタ
RU95034U1 (ru) Корпус термостата
JP3493968B2 (ja) 船外機の冷却水通路洗浄装置
US20190271508A1 (en) Outboard Marine Propulsion System With Closed Loop Lower Unit Heat Exchanger
JPS6316857Y2 (ja)
JPS62135842U (ja)
JPS6030420Y2 (ja) 内燃機関におけるインタ−ク−ラ−
JPH0139862Y2 (ja)
JP3610746B2 (ja) リザーバタンクとポンプとの結合構造
JPH0144767Y2 (ja)
JPS62150510U (ja)
CN206397583U (zh) 一种汽油发动机调温器座总成
JPH0517417Y2 (ja)
JPS6140920Y2 (ja)
JPS6320856Y2 (ja)
JPS6012567Y2 (ja) 燃料フイルタ
JP2704665B2 (ja) 舶用内燃機関
JPS603464A (ja) 船外機用内燃機関の冷却水導入路
JPS5911273Y2 (ja) 横型内燃機関に使用される管フランジ