JPS60199348A - 粘稠流動性ガムの製法 - Google Patents

粘稠流動性ガムの製法

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JPS60199348A
JPS60199348A JP59055860A JP5586084A JPS60199348A JP S60199348 A JPS60199348 A JP S60199348A JP 59055860 A JP59055860 A JP 59055860A JP 5586084 A JP5586084 A JP 5586084A JP S60199348 A JPS60199348 A JP S60199348A
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JP
Japan
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gum
viscous fluid
syrup
powdered
producing
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JP59055860A
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English (en)
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Koichi Uchiyama
内山 孝一
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KORISU KK
Original Assignee
KORISU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、固形状のチューインガムでなく、粘性に冨
んだ流動状の粘稠流動性ガムの製法に関するものである
最近、固形状のチューインガムではなく、流動性を有し
、チューブ等の包装料に充填され販売される粘稠流動性
ガムが開発された。この種のガムは、通常、酢酸ビニル
樹脂、天然樹脂等を主成分とするガムベースに、多量の
グルコースシロップと比較的少量の粉糖とを添加して混
練したのち、グリセリン等の軟化剤、レシチン等の乳化
剤および香料等を添加混合して製造され、チューブ等の
柔軟な包装材で包まれ販売される。しかしながら、上記
の方法は、これまでの固形チューインガムの製造方法と
あまり大きな差はなく、単に液状成分であるグルコース
シロップを大幅に増加しその分45) tMを減少した
にすぎない。したがって、上記の方法では、これまでと
同様、ガムベースとグルコースシロップおよび粉糖とが
充分に混練され、渾然一体化するため、ガムベース中の
樹脂分同志が接近した状態になり、互いに結着力を作用
し合うようになる。そのため、得られる粘稠流動性ガム
の粘性が強くなり、粘稠流動性ガムをノズル等に入れて
容器等に充填するとき、ノズルからの切れが悪くなると
いう問題が生じていた。また、容器等の開口のシール時
に、開口にガム等を挟んでシールする夾雑シール現象を
引き起こして密封が不充分になったり、喫食時にチュー
ブ開口での切れが悪(なるという問題も生じていた。さ
らに、低温時には、接近した状態で分布しているガムベ
ース中の樹脂分く感温性に冨んでいる)が硬くなるため
、粘稠流動性ガム全体が硬くなってブロック状になり押
し出しが困難になるという問題も生じていた。粘稠流動
性ガムの粘性を低下させる最も簡単な方法は、液状成分
であるグルコースシロップ等を増量することである。し
かしながら、グルコースシロップ等の増量はガム中の固
形分含量の相対的な低下を招くため、粘稠流動性ガムの
咀しやく時に、ガムが日中で流れるような感じ(とろけ
るような感じ)になり、そのまま飲み込む危険性が生じ
たり、また、環境温度が上がると過剰な流動性のため、
チューブ等の開口からこぼれ出るというような問題が生
じる。
そこで、本発明者は、上記のような液状成分を増加する
ことなく、粘稠流動性ガムの粘性を低下させるべく一連
の研究を重ねた。その結果、ガムベースをそのまま混合
に供するのではなく、予めガムベースを粉糖等と混練し
粉末ガム化し、これを用いると、液状成分を増加するこ
となく粘稠流動性ガムの粘性を低下させ、また低温時の
ブロック化等の問題を解決しうろことを見いだしこの発
明に到達した。
すなわち、この発明は、粉末ガムを主原料とし、これを
混合工程に掛けるに際し、適宜の段階でグルコースシロ
ップおよびマルトースシロップの少なくとも一方と、糖
アルコールと、乳化剤を添加し、必要に応じて着合料そ
の他の添加剤を添加することにより、粘稠流動性ガムを
得ることをその要旨とするものである。
上記のように、ガムベースをそのまま混合に供するので
はなく、粉末ガムの形にして混合に供すると、得られる
粘稠流動性ガムの粘性が低下し、低温時のブロック化が
回避されるのは、つぎのような理由によると考えられる
。すなわち、ガムベースをそのまま混合に供すると、冒
頭で述べたように、粘稠流動性ガム中において、ガムベ
ース中の樹脂分同志が接近した状態になり互いに結着力
を作用し合うようになって粘性が高くなるが、ガムベー
スを粉末ガム化して混合に供すると、ガムベースはいわ
ば粉糖等の糖類の層で被包された状態となっており、ガ
ムベース中の樹脂分の接近がその糖類層で阻止され互い
に結着力を作用し合うことが阻止されるようになるため
粘性が低下するものと考えられる。また、感温性の高い
樹脂分が糖類で被包された状態となっていて環境温度の
伝達がそのままtlIi類層で緩和されるため、低温時
のブロック化も回避されるようになるものと考えられる
この発明に係る粘稠流動性ガムは、上記のように粘性が
低いため、チューブ等への充填時における充填ノズルか
らの切れが向上し、夾雑シール現象や喫食時におけるチ
ューブ開口での切れの悪さが解消される。また、低温時
のブロックが回避されるため、低温時にチューブ等から
押し出せないというような問題も全く生じないのである
この発明で使用する粉末ガムは、粒度が20〜40メツ
シユの範囲であることが好ましい。粒度が上記範囲を下
まわると、粉末ガムの粒子が小さくなりすぎ、液状成分
との渾然一体化現象が起き、樹脂分による結着力が作用
するようになって粘性が高(なる。逆に上記範囲を上ま
わると、喫食時にざらつきを感じるようになるとともに
、粉末ガムとグルコースシロップ等の液状成分との分離
現象が生じやすくなるからである。
また、粉末ガムは通常の方法で固形ガムをつくったのち
これを粉砕したものを用いてもよいが、最初から粒状ガ
ムの形で得られるものを粉砕して用いることが、ガムベ
ース分に対する糖類層の被包状態のよいことから好まし
い。後者のものは、例えばつぎのようにして得ることが
できる。すなわち、ガムベースを60〜80℃に加温し
てよく混練しながら、第1段としてガムベースの約1.
5倍量(重量比)の粉糖を添加する。そして、混練を続
け、弾性膠着性が出たところで、第2段としてさらにガ
ムベースの約1.5倍の粉糖を添加して混練し、第2段
の粉糖の添加時から混合機を冷却し始め混練を続ける。
その結果、粒状のチューインガムが得られるので、これ
を粉砕することにより粉末ガムが得られる。
t& 状成分としては、グルコースシロップ、マルトー
スシロップがあげられ、単独で、もしくは併せて用いら
れる。これらのシロップはDEが38(ME60)のも
のを用いることが効果の点で好ましい。
また、糖アルコールとしては、マルチトール。
ソルビトール等各種のものがあげられるが、マルチトー
ルを用いることが効果の点で好ましい。しかし、これと
他のものを併用してもよく、さらに他の糖アルコールを
用いてもよいのである。また、ショ糖脂肪酸エステル等
の乳化剤を糖アルコールに混合して用いてもよい。
なお、上記の原料以外に、着合料1着色料等の他の添加
料が必要に応じて用いられる。
この発明の粘稠流動性ガムは、上記の原料をニーダ−等
の混合機に入れ攪拌混合し、取り出し前に香料、乳化剤
を添加することにより得られるが、その際の配合割合は
、上記粉末ガムベース60〜75重量%(以下「%」と
略す)に対して、グルコースおよびマルトースの少なく
とも一方が20〜30%、糖アルコールが5〜10%に
なるように設定することが好ましい。すなわち、上記原
料の配合割合を上記のように設定することにより、最も
好ましい粘度をもつ粘稠流動性ガムが得られるようにな
るからである。そして、混合機における上記原料の攪拌
混合は、品温か40〜60℃になるように調節し、10
〜20分間行うことが好ましい。すなわち、品温か40
℃未満になると、得られる粘稠流動性ガムの流動性が欠
けるようになり、逆に60℃を超えると得られるガムの
粘性が高(なる。また、攪拌混合時間が10分未満にな
ると得られるガムが流動性に欠けるようになり、20分
を超えると粘性が高くなるからである。
つぎに、実施例について説明する。
まず、下記の原料を下記の組成のとおり準備し、これを
用い粉末ガムをつぎのようにして製造した。
(配合組成) ガムベース(天然樹脂等を含む) 20%粉 糖 70
% ブドウ糖 8% 酸味料 1!/1 香 料 1% (製 法) ガムベースをニーダーに入れ、60〜80℃に加!して
よく混練しながら最初ガムベース01.5倍(重量比)
の粉糖を添加し、よく混練する。ついで全体が弾性膠着
状になったとごろで、第2回目の粉体糖類をガムベース
比1,5倍量添加し、さらに混練する。そして、粉体成
分の混入を終えた時点からニーダ−を冷却して攪拌を続
ける。その結果、粒状のチューインガムが得られる。つ
ぎに、得られた粒状のチューインガムを粉砕機に掛けて
目的とする粒径(10,20,40,50メツシユ)に
なるように粉砕し粉末ガム化する。
つぎに、上記の各粒径の粉末ガムを用い、つぎのように
して粘稠流動性ガムを製造した。
〔実施例1〜6〕 下記の各粒径の粉末ガムを攪拌機付き容器に入れ次表に
示す温度に温調しマルトースシロップおよび糖アルコー
ルを加えた。そして、10〜20分攪拌し、ついで、乳
化剤、香料を加えて1分間混合することにより目的とす
る粘稠流動性ガムを得た。
(以下余白) 〔比較例〕 下記の配合組成にもとづき、通常の方法で粘稠流動性ガ
ムを得た。
(配合組成) ガムベース(通雷品) 20% 粉 糖 24% グルコースシロップ 50% グリセリン 4% ソルビトール 1% レシチン 0.3% 香 料 0.7% 以上の実施例および比較例で得られた粘稠流動性ガムを
、充填機によりチューブに充填するときの状態を調べる
とともに、チューブから絞り出すときの切れを調べ、ま
た10人のパネルによる官能試験に供した。その結果は
、次表のとおりであった。表において、◎は極めて良好
、○は良好、△は普通、×は患いを示している。
(以下余白) 第2表より、実施例で得られた粘稠流動性ガムは、いず
れも比較別品に比べて、ノズル口での切れやチューブ絞
り出し時の切れが良好であり、かつ喫食時の食感にも優
れていることがわかる。実施例のなかでも特に優れてい
るのが、実施例2と3であるところから、原料粉末ガム
として粒度20〜40メツシユのもの用い、製造時の温
度を50”C程度に設定することが好ましいことがわか
る。製造時の温度を40℃にした実施例5の製品はやや
流動性に欠ける傾向がみられ、60℃にした実施例6の
製品はやや粘性が高い傾向がみられた。なお、実施例2
において、攪拌時間を10分未満、20分を超えるよう
に変更したところ、前者によれば得られる製品が流動性
に欠ける傾向がのられ、後者によれば粘性が高くなる傾
向がみられた。したがって、攪拌時間は10〜20分の
範囲内に設定することが好ましいといえる。
特許出願人 コリス株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)粉末ガムを主原料とし、これを混合工程に掛ける
    に際し、適宜の段階でグルコースシロップおよびマルト
    ースシロップの少なくとも一方と、糖アルコールと、乳
    化剤を添加し、必要に応じて着合料その他の添加剤を添
    加することにより、粘稠流動性ガムを得ることを特徴と
    する粘稠流動性ガムの製法。 (2) 粉末ガムと、グルコースシロップおよびマルト
    −スシロップの少なくとも一方と、糖アルコールの相互
    の配合割合が、60〜75重量%:20〜30重景%=
    5〜10重量%に設定されている特許請求の範囲第1項
    記載の粘稠流動性ガムの製法。 (3)粉末ガムが粒度20〜40メツシユのものである
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の粘稠流動性ガ
    ムの製法。 (4〕 グルコースシロップおよびマルト−スシロップ
    の少なくとも一方が、ME60のマルトースシロップで
    ある特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の粘稠流動性ガムの製法。 (511Mアルコールが、マルチトールである特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の粘稠流動
    性ガムの製法。 (6)粘稠流動性ガムの水分が7〜13%になるように
    設定される特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    かに記載の粘稠流動性ガムの製法。
JP59055860A 1984-03-22 1984-03-22 粘稠流動性ガムの製法 Pending JPS60199348A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017205108A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 ロッテ コンフェクショナリー カンパニー リミテッド 半固形キシリトールガム組成物、前記ガム組成物がチューブ容器内に充填されたチューブ型ガム、及びその製造方法

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JP2017205108A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 ロッテ コンフェクショナリー カンパニー リミテッド 半固形キシリトールガム組成物、前記ガム組成物がチューブ容器内に充填されたチューブ型ガム、及びその製造方法

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