JPS60197772A - 繊維質上塗材用シミ止め乃至アク止め剤 - Google Patents

繊維質上塗材用シミ止め乃至アク止め剤

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JPS60197772A
JPS60197772A JP5348684A JP5348684A JPS60197772A JP S60197772 A JPS60197772 A JP S60197772A JP 5348684 A JP5348684 A JP 5348684A JP 5348684 A JP5348684 A JP 5348684A JP S60197772 A JPS60197772 A JP S60197772A
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fibrous
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wall
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Yukio Sugiyama
杉山 幸生
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Fujikawa Kenzai Kogyo Ltd
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Fujikawa Kenzai Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、繊維質上塗材をポルトランドセメント、ド
ロマイトプラスター、漆喰等のアルカリ下地や古壁土に
フチ塗り、吹付等により施工する場合のシミ止め乃至ア
ク止め剤に関するものである。
ここで、繊維質上塗材とはJxs A−15908に示
されているように主に内装材として使用されている繊維
壁材の総称である。
繊維質塗材をアルカリ下地に施工して表面仕上げを行な
う際に、アク発生防止処理をしないと水和反応により下
地から溶出するカルシウムやマグネシウムの硫酸塩や炭
酸塩が水分の蒸発と共に表面に白く析出し、美観上好ま
しくない。
また改装工事等においてはタールやニコチン等で汚れた
古壁表面を汚れがシミ出されないように処理しないと繊
維質塗材を施工した場合に汚れがシミ出して美観を損な
うことになる。
従来、これ等のアク止めには壁材中にリン酸塩、硅酸塩
、蓚酸塩を配合してアルカリを中和する方法が採られて
おり、またシミ止めには古壁土に樹脂塗膜を作ってシミ
出しを防止しているのが現状である。
然しなから、これ等の方法は反応性が乏しく効果が少な
いとか、下塗材の乾燥のために工期が長くなって居住し
ながらの改修には不適当であるといった欠点があった。
この発明は、従来の多大な労力、手間、費用等を要する
方法に代えて簡単な処理により確実にシミ止めやアク止
めを行うことができる組成物を提供することを目的とす
この発明の繊維質上塗材用シミ止め乃至アク止め剤は必
須の成分としてアミン塩酸塩、対イオンとして塩素イオ
ンを有する4級アンモニウム基を有するカチオン界面活
性絢を含有し、所望により施工性、基材への接着性の向
上のためにカチオン性水性エマルジョン系樹脂、増粘剤
、防カビ剤、消泡剤等を含有することができる。
この発明に使用される塩素イオンを対イオンとして有す
る4級アンモニウム基を含有するカチオン界面活性剤と
してはアルキル基が水酸基等で置換されていてもよいト
リアルキルメチルアンモニラムク四うイド、同様のアル
キルトリメチルアンモニウムクロライド、同様のアルキ
ルジメチルベンジルアンモニウムク四ライド等を使用し
た場合好ましい結果が得られるが、環中に4級化された
窒素原子を有するイミダシリン系やピリジニウム系等の
環状化合物を使用することもできる。
更に、この発明に使用されるアミンの塩酸塩としては、
置換基のない特に直鎖アルキル3級アミン、例えばドデ
シルジメチルアミン、ステアリルジメチルアミン、オク
チルジメチルアミン等の塩酸塩が比較的効果が大きいが
、ドデシルアミン、オクチルアミン、ステアリルアミン
等のモノアミン或いは同様のジアミンの塩酸塩も実用上
問題はなく、またヒドロキシ基を有するアミン、例えば
ジー(ヒドロキシエチル)ドデシルアミン等の塩酸塩等
も使用することができる。
この発明に係るシミ止め乃至アク止め剤はこれ等のアミ
ン塩酸塩や4級アンモニウム基含有カチオン界面活性剤
の1種又は2種以上を水及び/又は有機溶剤に溶解した
液状のもの、或、いはこれ等をケイソウ土やクレー等の
粉体に吸着させた粉体状のものとして使用される。
この発明のシミ止ぐ乃至アク止め剤の具体的な適用方法
としては、そのまま或いは稀釈して下地や右壁に塗布し
、次いで繊維質上塗材を施工する方法、プラスター等の
下地材中に混合して塗布後繊維質上塗材を施工する方法
、或いは繊維質塗材に混合して施工する方法等があり、
実際の施工場合に応じて適宜選択し得る。
この発明のシミ止め乃至アク止め剤中に含まれるアミン
塩酸塩又は4級アンモニウム基を含むカチオン界面活性
剤の量は水を含めた繊維質塗材総量の0.2〜60重量
%であるか、前記の各適用方法に応じて好ましい範囲は
異なっている。
先ずそのまま下地材に塗布する場合は、濃度として5〜
60重量%程度で、壁下地3.3、.1当り10〜70
01程度のアミン塩酸塩又は4級アンモニウム基を含む
カチオン界面活性剤を付着させるのがよい。これより少
ないと効果が見られず、また多過ぎると不経済であるば
かりか繊維質上塗材の施工時に支障がある。
一方下地材や繊維質塗材に混合して使用する場合にはM
ffとして0.2〜3重量%程度で、壁6.3−当り1
0〜13011程度のアミン塩酸塩又は4級アンモニウ
ム基を含むカチオン界面活性剤を混入して使用するのが
良い。
これより少ないと効果が見られず、多過ぎると凝集を起
こしたり、増粘剤としてしばしば使用さ、れるカルボキ
シメチルセルロースの働きを妨害する。
なお、この発明のシミ止め乃至アク止め剤に、例えば酢
酸ビニル系、エチレン酢酸ビニル系、アクリル酸エステ
ル系、スチレン・アクリル酸エステル共重合糸、SBR
ラテックス系等のエマルジョン樹脂に代表されるカチオ
ン性水性エマルジョン系樹脂を添加すると、下地との接
着性を向上させることができる。
この場合、カチオン性水性エマルジョン系樹脂の使用量
は通常繊維塗材に使用される程度の量、例えば3.3−
当り25〜500ノの樹脂の付着量となるようにする。
これより少ない接着性の向上が見られず、また多過ぎる
場合には色が濃くなったり、仕上表面が硬くなり過る上
、防火上発煙量が多くなり着火する等の支障がある。
以上、要するにこの発明によれば簡単な処理で短時間に
アルカリ下地や右壁土にアクやシミが出す、壁基材との
付着性がよく、帯電防止性能もよい繊維質上塗材を施工
できる。
以下、この発明の実施例を示す。
実施例1 繊維質上塗材(商品名「東壁」、富士川建材工業株式会
社製) 1350 重量部に水道水3500重量部を加
え、混線、分散させた。次いで、γデカミリ4 MAQ
−30(旭電化工業株式会社製注1 ) 150重量部
を加え、湿潤混合してドロマイトプラスター下地、漆喰
下地に1m当り1515ノをコテ塗り施工し、−週間乾
燥後の仕上り状態を観察した。
一方γデカミン4MAO−30を添加しないもの、アデ
カミン4MAC−30の代りにポンフート5FO−55
0(大日本インキ化学工業株式会社製、カチオン性アク
リル酸エステル樹脂エマルジョン)200重量部及びア
ゾカミ>4MAO−30を100重量部とボンコート5
IFO−550100重量部を加えたものについて同様
に試験した。
対イオンとして塩素イオン含有する4級アンモニウム基
を有するカチオン界面活性剤であるアデカミン4MAO
−3Qを使用した場合はアクの発生は全く認められなか
ったが、カチオン性アクリル酸エステル樹脂エマルジョ
ンであるボンコー) 5pa−55a のみを添加した
場合及び何も添加しなかった場合は全面に白いアクが認
められた。
またJ工5A−6908繊維質上塗材による性能試験(
付着試験)の結果、次の結果を得た。
試料:東壁1650部 水道水3500部注1 アデカ
ミン4MAO−30(登録商標)(式中R1=012H
25およびa13H27の混合物、R2= Rs = 
R4= 02H5) 50重量%と、水70%の混合物 実施例2 石膏プラスター下地に繊維質上塗材(商品名「入船」富
士川建材工業株式会社製)をコテ塗りして乾燥後、フミ
ン酸、ニコチンの分散液を全面に塗布して人工汚染壁を
作成した。
次に繊維質上塗材(商品名ハウスフート富士川建材工業
株式会社製)700重量部に水道水4500重量部を加
え、充分混線分散した後、アデカミン4MAO−30を
150 重量部を加えて混合し、上記人工汚染壁に1m
!当り1621 1i’をコテ塗りし、1週間乾燥後の
仕上り状態を観察した。
アデカミン4MAO−30を添加しないもの、アデカミ
ン4MAO−30の代りにボンコートS?0−550を
200重量部加えたものも同様に試験した。
比較として繊維質上塗材を施工し、約10年間経過して
汚れた大壁面にも同様にコテ塗りし1週間乾燥後の仕上
り状態を観察した。
この結果アデカミン4MAO−30を添加したものには
表面にシミは全く認められなかったが、何れも添加しな
かったものは全面に茶色のシミが発生し、またボンコー
) 19′XP0−550を添加したものも同様であっ
た。
実施例3 石膏プラスター下地に繊維質上塗材(商品名「ルームコ
ート」富士川建材工業株式会社製)をコテ塗りして乾燥
後、フミン酸にトロフミン#I)、ニコチンを分散混合
した液を全面に塗布して人工汚染壁を作成した。
次にアデカミン4MAO−30を200重量部、ボンコ
ート5FO−550を200重量部、水道水2000 
重量部を混合分散したものにプレミックス石膏プラスタ
ー(商品名「ニートツブ」吉野石膏株式会社If! )
 5000 重に部P加え充分混練分散した後、上記人
工汚染壁に1−当り1480?をフチ塗りし平滑な下地
を作成した。乾燥後実施例2と同様に繊維質上塗材(商
品名「ハウスコート」富士川建材工業株式会社製)をフ
チ塗りし、−週間乾燥後の仕上り状態を観察した。
アデカミン4MAO−30を添加しないものも同様に試
験した。
比較として繊維質上塗材を施工し、約10年程度経過し
汚れた壁面にも同様な試験を実施した。
その結果アデカミン4MAOID を添加した下地調整
材(プレミックス石膏プラスター)の上に仕上げたもの
は人工汚染壁、経時により汚れた壁面下地ともシミが全
く認められなかったが、何も添加しなかった下地調整材
の上に仕上げたものは全面に茶色のシミが発生した。
同様にドロマイト下地、漆喰下地にも上記下地調整材を
塗り、乾燥後上記繊維質上塗材をコテ塗りし、−週間乾
燥後の仕上り状態を観察したO アデカミン4MAO−30を添加した下地調整材上に仕
上げたものは、アクの発生は全く見られなかったが、何
も添加しなかった下地調整材の上に仕上げたものは全面
に白いアクが認められた。
実施例4 石膏プラスター下地に繊維質上塗材(商品名「入船」富
士川建材工業株式会社製)を塗布し、乾燥後フミンWI
にト四フミン階)、ニコチンを分散混合した液を全面に
塗布して人工汚染壁を作成した。
次にアデカミン4M*o−30t=100重量部に、水
道水100重量部を加えて混合分散した後、上記人工汚
染壁に1−当り150 fをローラー刷毛にて塗布した
比較のため繊維質上塗材を施工し、約10年程度経過し
た汚れた壁面にも、同様に1502〜をローラー刷毛に
て塗布した。
同様ニア f 力’!、 > 4MAO−!10 Tt
 10011量部、ボンコート5FO−550Tt 1
00 mmW、、水道水200重量部を混合分散した液
及びアデカミン4MAO−30を各々上記人工汚染壁及
び経時により汚れた壁面に1−当り150ノをローラー
にて塗布した。
24時間乾燥後、それぞれ処理した上に、繊維質上塗材
(商品名「ハウスコート」富士川建材工業株式会社製)
をコテ塗りし、1週間乾燥後の仕上り状態を観察した。
なおアデカミン4MAQ−30を全く塗布しない場合も
同様に試験した。
この結果アデカミン4MAO−30を全く塗布しない場
合は全面に茶色のシミが発生し、塗布した場合はいずれ
のものもシミは全く認められなかった。
実施例5 実施例2と同様な人工汚染壁を作成した。この上に下記
配合の配合組成を実施、例2と同様にコテ塗りし、1週
間乾燥後の仕上り状態を観察した。
〔配合〕
繊維質上塗材(商品名「ハウスコート」富士川建材工業
株式会社製) 700重量部水道水 4500// 界面活性剤(界面活性剤純分として) 50 #〔結果
〕 上記配合組成中界面活性剤の種類を本発明のシミ止めに
該当するもの(本発明例)及び該当しないもの(比較例
)にそれぞれ替えて仕上り面におけるシミの発生を観察
した結果を下記に示す。
尚、表中◎・・・シミの発生なし 0・・・若干シミの発生あり Δ・・・かなりシミの発生あり X・・・全面にシミ発生を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アミン塩酸塩又は対イオンとして塩素イオンを含有する
    4級アンモニウム基を有するカチオン界面活性剤の1種
    又は2種以上を主動成分として含有することを特徴とす
    る繊維質上塗材用シミ止め乃至アク止め剤。
JP5348684A 1984-03-22 1984-03-22 繊維質上塗材用シミ止め乃至アク止め剤 Granted JPS60197772A (ja)

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JPS6260427B2 JPS6260427B2 (ja) 1987-12-16

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51147537A (en) * 1975-06-13 1976-12-17 Tokyo Fukukou Kabezai Kogyo:Kk Fibrous coating material
JPS6047077A (ja) * 1983-08-26 1985-03-14 Nippon Carbide Ind Co Ltd アク止用塗装剤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51147537A (en) * 1975-06-13 1976-12-17 Tokyo Fukukou Kabezai Kogyo:Kk Fibrous coating material
JPS6047077A (ja) * 1983-08-26 1985-03-14 Nippon Carbide Ind Co Ltd アク止用塗装剤

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