JPS60197665A - オレフィンオキサイドの製造方法 - Google Patents

オレフィンオキサイドの製造方法

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JPS60197665A
JPS60197665A JP59052263A JP5226384A JPS60197665A JP S60197665 A JPS60197665 A JP S60197665A JP 59052263 A JP59052263 A JP 59052263A JP 5226384 A JP5226384 A JP 5226384A JP S60197665 A JPS60197665 A JP S60197665A
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JP
Japan
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olefin
chlorohydrin
aqueous solution
liquid
reverse osmosis
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Kaoru Ueno
薫 上野
Keisuke Watanabe
渡邊 佳資
Jun Tojo
東條 洵
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency

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  • Epoxy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オレフィンオキサイドの製造方法、更に詳し
くは、オレフィンクロルヒドリンをアルカリによりけん
化反応させてオレフィンオキサイドを製造する方法に関
するものである。
オレフィンオキサイドは、従来、オレフィンクロルヒド
リン水溶液のアルカリによろけん化反応により製造され
ているが、オレフィンクロルヒドリン水溶液は、一般に
稀薄な濃度で使用されている。これはオレフィンクロル
ヒドリン製造時に副生する多塩素化合物の副生率を抑え
るために、経済性を考慮しながらも、やむをえずとられ
ている工業的処置である。その濃度は、一般に3〜6重
量%程度と相当に低い。このような稀薄なオレフィンク
ロルヒドリン水溶液を使用するので、けん化時に多大の
熱量が必要であり、生成したオレフィンオキサイドが多
量に存在する水と反応し、グリコール、グリセリン類と
なる副反応も促進される。
また、けん化反応後のアルカリ塩、副生物を含む廃液処
理にも多大のエネルギーを必要とする。
従来技術のこれら問題を解決するために高濃度オレフィ
ンクロルヒドリン水溶液の製造方法および、それを使用
する方法の研究が数多くなされている。これらの方法で
は、主として従来のオレフィンクロルヒドリ/製造工程
からの稀薄水溶液を蒸留、抽出、抽出蒸留などで濃縮し
ている。しかし、これらの方法で問題となるのは、オレ
フィンクロルヒドリンを濃縮する際に水蒸気、抽剤など
を多量に使用しなければならないことである。例えば、
一般に、従来技術でのオレフィンク口ルヒドリノの経済
濃度は6〜6重量%程度とされており、このような稀薄
なオレフィンクロルヒドリン水溶液から高濃度オレフィ
ンクロルヒドリン水溶液を得るための通常の方法として
は蒸留法がある。
蒸留法で問題となるのは、ボトム中のオレフィンクロル
ヒドリンの回収である。すなわち、稀薄なオレフィンク
ロルヒドリン水溶液からプロピレンクロルヒドリンを濃
縮してボトム中のオレフィンクロルヒドリン濃度を低(
しようとするには、多量の水蒸気を使用して、多段の蒸
留塔が必要である。結局、蒸留法は使用蒸気量が多(、
設備費の高いことが問題である。また、溶剤抽出により
オレフィンクロルヒドリンを取り出す方法もあるが、稀
薄で親水性のオレフィンクロルヒドリンヲ水中から抽出
するには蒸留法以上の設備と大容量の抽剤の回収等が必
要であり、実際的でない。
これらの欠点を改善するため、例えば、特開昭56−1
13773号ではオレフィンクロルヒドリン水溶液を蒸
留濃縮することによって得られたオレフィンクロルヒド
リンを水蒸気または不活性ガス含有水蒸気を同伴したガ
ス状で棚段塔、充填塔などを使用する基或けん化工程へ
装入し、石灰乳、力性ソーダ水溶液などのようなアルカ
リ液と向流接触させて、けん化反応を行なうことから成
るオレフィンオキサイドの製造方法が提案されている。
しかし、この方法でも数%のオレフィンクロルヒドリン
水溶液を数十%まで蒸留濃縮するには多大のエネルギー
を必要とする。
本発明者らは、従来法のこのような欠点を改善しうる方
法を糊々検討した結果、稀薄オレフィンクロルヒドリン
水溶液を一般の逆浸透膜を使用することにより容易に高
濃度に濃縮しうろことを見出し、本発明に到った。
すなわち、本発明はオレフィンクロルヒドリン水溶液を
けん化してオレフィンオキサイドを製造するに際し、オ
レフィンクロルヒドリンを逆浸透膜により5重量%以上
に濃縮してのち、石灰乳によりけん化することを特徴と
するオレフィンオキサイドの製造方法である。
本発明の方法のように逆浸透膜で濃縮すると、この分離
技術が被処理液に凝縮剤を加えたり、熱を加えたりする
ことなく、唯圧力を加えるだけで分離する方法であるの
で、分離されたそれぞれの成分は変性したり、変質した
りした余分な不純物の混入がない。
また、この濃縮法は省エネルギ化、クローズド化にも都
合のよい分離技術であり、本発明の方法は工業的方法と
して優れたものである。
本発明の方法に使用される逆浸透膜は、特に限定される
ことはない。また分離装置はいかなる型式のものであっ
ても良く、例えば平膜型、スパイラル型、チューブラ−
型、フォローファイバー型の各種装置が適用できる。
本発明の方法に使用するオレフィンクロルヒドリン水溶
液は、水中において塩素とオレフィンを反応させて得ら
れるものをそのまま使用できるが、必要により炭酸カル
シウムのような不溶性炭酸塩を添加して共存する酸を中
和後に濃縮することが望ましい。
このようなオレフィンクロルヒドリン水溶液を、前記各
種の逆浸透膜の分離装置で、少なくとも5%以上に濃縮
する。また透過液は、はとんど不純物を含んでおらず再
利用可能である。
つぎに、濃縮したオレフィンクロルヒドリン水溶液を石
灰乳によりけん化反応を行なう。
濃縮されたオレフィンクロルヒドリン水溶液の石灰乳に
よろけん化は各種の方法で行なうことができる。
本発明の方法によりプロピレンクロルヒドリン、ジクロ
ルプロパツールのようなオレフィンクロルヒドリンから
、プロピレンオキサイド、エピクロルヒドリンのような
対応するオレフィンオキサイドを製造することができる
本発明の方法によれば、従来法に比べ著しい使用蒸気量
の削減、けん化収率の向上、けん化設備の小型化、さら
にけん化廃液量も大幅に減少する。
またげん化によって得られる副生塩も高濃度のものが得
られるため、副生塩の商品化が容易となる。
以下、本発明を実施例および比較例により更に具体的に
説明する。
実施例1 4.Oi量パーセントのプロピレンクロルヒドリン水溶
液を第1図に示す逆浸透装置2で濃縮分離した後、けん
化装置6によりプロピレンオキサイドを製造した。
4.0重量%のプロピレンクロルヒドリン水溶液80に
7/hrを導管1より60℃、40に9/alGで逆浸
透装置2へ装入した。
逆浸透装置はDDS−HF−40型を、逆浸透膜は、D
DS−HR−95を使用した。
導管4を通してプロピレンクロルヒドリン210重量%
、塩化カルシウム1284重量%を含む濃縮液15.1
5Kg/hrが得られた。
導管5より得られる透過液中のプロピレンクロルヒドリ
ンは0.1重量%以下であり、塩化カルシウムも微量で
あった。導管4を通して濃縮液を洩れ棚段式けん化塔6
へ供給した。けん化塔は直径40u、13段のシープト
レイ式棚段塔で、上から4段目に導管4より70℃、2
10重量%のプロピレンクロルヒドリン水溶液を15.
15 Ky/ hrで、また導管6を経て最上段に70
℃、15重量%の石灰乳を10.03Ky/hrで供給
し、塔底より3.3 Ky/cry(Gの水蒸気4.0
Kg/hlを導入してけん化反応を行なった。
塔頂からプロピレンオキサイドを含む水蒸気を凝縮器で
液化し、導管7より取り出し、一部反応塔上部に還流し
た。
けん化廃水量は26.5 Kg/ hrであり、プロピ
レングリコール900 ppm、塩化カルシウム14.
1重量%であった。またけん化時のプロピレンオキサイ
ド収率は99.0%であった。
比較例−1 4,0重量%のプロピレンクロルヒドリン水溶液を第2
図に示す型式の直径100藺、11段のシープトレイ式
棚段塔11で蒸留した。
4.0重量%のプロピレンクロルヒドリン水溶液を導管
1により80℃、80Kp/hrで塔頂がら6段目に装
入し、塔底から導管9により16Ky/hrの水蒸気を
吹込んだ。塔頂よりプロピレンクロルヒドリン21.4
重量%を含む14.8 QKf、/ hrの水蒸気混合
ガスを得た。塔底液は導管1oより取り出され、プロピ
レノクロルヒドリン200ppm、副生プロピレングリ
コールを20ppm含んでいた。プロピレンクロルヒド
リン回収率は990%であった。
以下、実施例1に準じてけん化反応を行ない、実施例1
と同様の結果を得た。
比較例−2 4,0重量%のプロピレンクロルヒドリン水溶液を第3
図に示す型式の、直径70龍、16段の洩れ棚段式けん
化塔3でげん化反応を行なった。導管1を経て塔頂より
4段目に70℃、4.0重量%のプロピレンクロルヒド
リン水溶液を80に9/hrで、導管6より最上段に7
0℃、15軍量%の石灰乳10.0 ′5Kg/hrを
供給し、塔底に3.3 Kg/crl Gの水蒸気10
.0Kg/hrを吹き込んでけん化反応を行なった。塔
頂よりプロピレンオキサイドを含む水蒸気を凝縮器で液
化し、7より取り出し、一部反応塔上部に還流した。
この際、けん化廃水量は94 Kg/ hrであり、プ
ロピレングリコール500 ppm 、 塩化カルシウ
ム4.0 重量%であった。
またプロピレンオキサイド収率は980%であった。
【図面の簡単な説明】
図面は、実施例および比較例で用いた反応装置の70−
シートを示す。 図中、1はオレフィンクロルヒドリ/の導入ライン、2
は逆浸透装置、6はけん化装置、4はオレフィンクロル
ヒドリン濃縮液の導入ライン、5は透過液の排出ライン
、6は石灰乳導入ライン、7はオレフィンオキサイドの
取り出しライン、8は還流ライン、9は塔底液の排出ラ
イン、10は水蒸気ラインを示す。 特許出願人 三井東圧化学株式会社 第3図 手 続 補 正 書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和59年特許願第52265号 2、発明の名称 オレフィンオキサイドの製造方法 3、補正をする者 1)明細書、第10頁、第6行目から第4行目の「図面
は、・・・・・・・・・フローシートを示す」を次のよ
うに訂正する。 「第1図は、実施例1の反応を実施するのに用いた反応
装置のフローシートを、第2図は比較例1の反応を実施
するのに用いた反応装置のフローシートを、また第6図
は比較例2を実施するのに用いた反応装置の70−シー
トを示す。」以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) オレフィンクロルヒドリン水溶液をげん化して
    オレフィンオキサイドを製造するに際し、オレフィンク
    ロルヒドリンを逆浸透膜により5重量%以上に濃縮した
    後、石灰乳によりけん化することを特徴とするオレフィ
    ンオキサイドの製造方法。
JP59052263A 1984-03-21 1984-03-21 オレフィンオキサイドの製造方法 Granted JPS60197665A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1021417A (en) * 1963-11-08 1966-03-02 Huels Chemische Werke Ag Process for preparing epichlorohydrin
JPS57174105A (en) * 1981-04-17 1982-10-26 Sumitomo Chem Co Ltd Concentrating method for aqueous solution of organic substance

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1021417A (en) * 1963-11-08 1966-03-02 Huels Chemische Werke Ag Process for preparing epichlorohydrin
JPS57174105A (en) * 1981-04-17 1982-10-26 Sumitomo Chem Co Ltd Concentrating method for aqueous solution of organic substance

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