JPS60195283A - 戸袋装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、雨戸の戸袋を太陽熱の集熱装置として利用す
る戸袋装置に関する。

〔背景技術〕

雨戸の戸袋を太陽熱の集熱装置として利用するものとし
て、例えば実開昭５６−１６２７８１号が本出願人によ
って提案されている。しかしこのものは、雨戸を収容す
る収容部と、その周囲を囲む戸袋外箱との間で空気間隙
を形成するごとく構成され、従って戸袋が大型となり易
いという問題点があった。

本発明は、戸袋内面の他、雨戸の外面にも集熱板、を設
けやことによって、戸袋寸度を殆ど増すことなく、かつ
雨戸の引き出し、収納状態においても太陽熱を集熱可能
とする戸袋装置の提供を目的としている。

〔発明の開示〕

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

図において、戸袋装置１は、戸袋２の前面に透光板３を
配しかつ戸袋２の内面と引き出すことによって戸袋に隣
り合う雨戸４の外面とに集熱板５．６を取付けている。

又戸袋２には、前記雨戸４が走行する上、下の雨戸レー
ル７．９を設けた開口サツシ１０が、その−側面に連設
される。

戸袋２は、上通風部１１と、下通風部１２との間を側板
１３．１４で連結し、又その前面には前記透光板３を取
付ける。

上通風部１１は、下に傾斜する上板１６と、その外縁で
垂下する前板１７と、その背面に設ける背板１９とを具
えかつその両側に側４ｆｆ１２０．２０を設けることに
より、下部に開口２５を有する箱状をなし、前記前板１
７、背板１９は、その両側下端部に設ける小幅の底片２
１と、その内縁で垂下する垂下片２２に沿い切欠いてな
る切欠部２４．２４を形成する。父なお前板１７下端に
は、垂下片２２間を継ぎ、かつ下面に条溝２６を設けた
桟材２７をその背面に配している。

なお側板２０には、スリット状の通風口２９を設けると
ともに、その外面両側縁に、向き合う方向に係止片３０
．３０を有する５字金具３１．３１を配しζいる。又背
板１９には、開口３３を形成する。

上通風部１１に向き合う下通風部１２は、直方体状の箱
体であり、その上板３５、側板３６には、スリット状の
通風口３７．３９を設けるとともに、外壁Ｗに向く側板
４０には、矩形孔状の開口４１を形成する。なお側板４
０の両側には、向き合う係止片３０を具える５字金具３
１．３１を配する。

また上板３５には、その全長さよりも短寸であり、端縁
との間に切欠部４３を形成する桟材４４が、上板３５の
前縁に沿い配される。なお桟材４４には、条溝２６を凹
設するとともに、桟材４４の一端には、途切れ部４６を
有して小幅の側片４７が、又他端には連続した側片４９
を配するとともに、該側片４７．４９を上片５１によっ
て連結している。

開口サツシ１０の反対側に取付く側板１３は、長尺の板
体であり、前記切欠部２４．４３に嵌着でき又条８２６
をその内面に上下に亘り凹設する。

又他方の側板１４は、桟材２７．４４の側面を覆い前記
切欠部２４．４３に嵌り合う枠材５２と、該枠材５２と
雨戸４の挿入間隙５４を有して、立設される枠材５３と
からなり、又前記間隙５４は、枠材５２に蝶着する開き
戸からなる閉止具５５によって遮蔽されうる。

なお上、下通風部１１．１２の通風口２１９・０１３９
は、遮蔽板３８Ａ、３８Ｂ、３８Ｃによフて開閉される
。遮蔽板３８Ａ、３８Ｂは、側板２０に沿い前記り字金
具３１内に嵌挿しうる基板３８ａに、遮蔽板３８Ａには
その下側に、遮蔽板３８Ｂにはその上側に把手３８ｂを
設けている。

又遮蔽板３８Ｃは、基板３８ｃの下端に把手３８ｂを設
けるとともに、各遮蔽板３８Ａ〜３８Ｃには、夫々通風
口２９．３７内に貫入でき下方への落下を防ぎうる。ネ
ジ金具３８ｅを設けている。

戸袋２は、前記条溝２６にガラス板などの透光板３を嵌
着し組立てたうえ、前記外壁Ｗに取付けることによって
、外壁Ｗの屋外面が内面となる容器状の戸袋２が完成さ
れる。

外壁Ｗは本実施例では、乾式１法の建築物等において用
いる壁パネルＰであり、該壁パネルＰは周囲に矩形に枠
材を配した枠組５８の表裏Ｉ：Ｊ面材５９．６０を添設
するとともに１、上、下通風部１１．１２の開口３３．
４１に位置合せして、その前後に貫く導孔６１．６２を
開穿し又該導孔６１．６２には、室内側に開閉可能なガ
ラリ６３．６４を取付ける。従って開口２５．３３、導
孔６１は、戸袋２内と家屋とを結ぶ上の連通路Ｌ１を形
成でき、又通風口３７、開口４１、導孔６２は、下の連
通路Ｌ２を形設する。

前記雨戸４は、矩形枠６６内に、折版状のかつ集熱効率
を高める黒色処理等を施した集熱板５を嵌着しており、
又戸袋２の内面即ち導孔６１．６２の間の屋外面にも、
平板状の集熱板６を添着する。なお総ての雨戸４に集熱
板５を設けてもよいが本例では、戸袋２に収納すること
によりその前面側に位置し、引き出すことによって戸袋
２と隣り合う雨戸４のみに前記集熱板５を設けている。

なお下の雨戸レール９は、下通風部１２の上板３５と面
一であり、父上、下の雨戸レール７．９の、戸袋２との
接続端には、開閉する前記閉止具５５との干渉を防ぐ欠
切部７０を設けている。

然して冬期においては、雨戸４の引き出した状態におい
て、透光板３から戸袋２内に採光される太陽光によって
集熱板６に集熱し、従って下の連通路Ｌ２から戸袋２内
を通る間加温し、上の連通路Ｌ１をへてガラリ６３から
部屋に吐出でき該部屋を空調する。又雨戸４を収納した
ときには、２その前面に位置する雨戸４の集熱板６が同
様に太陽熱を集熱し、温風を吐出する。なお冬期におい
ては、遮蔽板３８Ａ〜３８Ｇを用いて通風口２９．３９
を閉じる。なお集熱の間、閉止具５５を遮蔽する。

又夏期においては、ガラリ６３．６４を閉じ、かつ通風
口２９．３９を解放することによって、暖気を、通風口
２９から排出し部屋への流入を防止する。

（発明の効果） このように本発明の戸袋装置は、前面に透光板を設ける
戸袋の内面と、雨戸とに集熱板を取付けており、従って
雨戸の戸袋を活用して部屋空調用の太陽熱集熱器を形成
でき、屋根等に設ける場合に比べて納まりがよく、建物
の美感を向Ｊ−するとともに、集熱板を内面、雨戸に直
接設けているため小厚さに形成しうるなど多（の効果を
奏しうる。

なお本発明の戸袋装置において、連通路にファンＦを介
在させてもよく、第４図に示すごとく、引き出すごとに
より戸袋に隣り合う雨戸４または最終に収容される雨戸
４もしくは必要によりその中間の雨戸の後側縁に、前記
間隙５４を遮蔽する板状の閉止具４を設けるなど、種々
な態様の１ものに変形で令る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は戸袋
の分解斜視図、第３図はその作用を示す断面図、第４図
は閉止具の他の例を示す斜視図である。 ２・・・戸袋、３・・・透光板、４川向戸、６・・・集
熱板、　Ｌｌ、Ｌ２・・・連通路。 特許出願人　ナショナル住宅産業株式会社代理人　弁理
士　苗　村　正 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　戸袋の前面に該戸袋内に採光しうる透光板を取
   付けかつ戸袋の上下に、該戸袋内と家屋とを結ぶ連通路
   を設けるとともに、戸袋の内面と引き出すことによって
   戸袋に隣り合う雨戸の外面とに集熱板を取付けてなる戸
   袋装置。