JPS60194944A - 有床義歯用成形型の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、歯科技工の分野における有床義歯用成形型
の製造方法に関し、フラスコ及び埋没材を分割すること
なくワックスパターンを除去して成形型を作成する方法
に関する。

（従来技術） フラスコ及び埋没材を分割することなく、ワックスパタ
ーンを取り除いて有床義歯の成形型を作成するものとし
て、ワックスパターン及び埋没材を内蔵したフラスコを
加温しワックスを軟化させ、補綴材料注入口を下向きに
した状態で沸騰湯槽中に浸漬させた状態で加熱しつづけ
、沸騰による熱湯の対流圧を利用してワックスを熱湯で
洗い流すようにしたもの（特開昭５３−６１１９４号）
や、フラスコを加温してワックスを軟化させ、補綴材料
注入口から熱湯を加圧注入してワックスを洗い流すよう
にしたもの（特公昭５７−２０２３号）が知られている
。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、フラスコ内に熱湯を通して脱ろうするものでは
、埋没材内での熱湯の流通経路か偏ってしまって、パタ
ーンワックスへのスプール等の接続位置によっては、ワ
ックスや熱湯の溜まり部が生し、ワックスや熱湯がパタ
ーン空洞内に残留してしまい、最終製品である有床義歯
を正確に作成できないという問題がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解決するために、ワックスパタ
ーンのワックス床の一側端部とから連出したスプールワ
ックスの端部をフラスコ外面に開口する補綴材料注入口
内に位置させるとともに、ワックスパターンのワックス
床の他側端部から連出したベントワックスの端部をフラ
スコの外面に開口している脱ロクロ内に位置させること
により、蒸気及び高温水がパターン空洞全体を余すこと
なく円滑に流通できるようにして、パターン空洞内にワ
ックスや高温水が残留しないようにし、補綴材料注入口
からフラスコ内に蒸気と高温水とを交互に噴出通過させ
ることにより、高温高圧でかつパターン空洞での拡散性
の太たい蒸気でパターン空洞の細部まで洗浄できるよう
にするとともに、質量の大きい高温水で軟化ワックスを
確実につれ去るようにしたことを特徴とする。

（実施例） 本発明の実施手順例を図面に基つき説明する。

図面は本発明方法を実施する装置の一例を示し、第１図
は要部縦断正面図、第２図は縦断側面図、第３図は７う
又コの取出し斜視図である。図において、符号（１）は
左右二つ割形のフラスコであり、このフラスコ（１）の
土壁にレンン注入口（補綴材料注入口）（２）と埋没材
注入口（３）が、又、フラスコ（］）の下壁に脱ロウロ
（４）が開口させである。

また、フラスコ（１）の下壁前半部には位置決め溝（５
）か左右に走る状態で凹設してあり、フラスコ（１）の
左右両側壁に加熱流体流通四部（６）と加熱流体流通溝
（７）とが形成しである。

フラスコ（１）内にはワックスパターン（８）が埋没祠
（９）内に埋没した状態で固定されている。このワック
スパターン（８）は第４図に示すように、ワックスパタ
ーン（８）のワックス床の一側上端部にから連出したス
プールワックス（１０）の遊端をフラスコ（１）のレジ
レ注入口（２）内に位置させるとともに接続するととも
に、ワックス床の北側上端部から連出したベントワック
ス（１１）の池端部をフラスコ（１）の脱ロクロ（４）
内に位置させである。

符８（１２）はフラスコケースであり、この７ラスクケ
ース（１２）の上面は大きく開口してフラスコ出入口（
１３）に形成されており、７ラスフケース（１２）の下
壁に脱ロウ孔（１４）が左右に複数個並んで明けられて
いる。フラスコケース（１２）の下壁には、その前半部
上に位置決めキー（１５）が固定されるとともに、脱ロ
ウ孔（１４）形成部に摺動蓋（１６）の摺動案内溝（１
７）が形成してあり、フラスコケース（１２）の左壁に
油圧シリンダからなるクランプ（ＩＳ）が固定される。

フラスコケース（１２）の後壁の左端下部に蒸気入口孔
（加熱流体人口孔）（１９）が明けられ、右端下部に蒸
気出１］孔（２０）が明けられ、蒸気入［ｌ孔（１９）
は電磁式の蒸気人口弁（２１）に接続しである。

７ラスフケース（１２）内に複数個のフラスコ（１）が
位置決め溝（５）と位置決めキー（１５）との嵌合によ
り前後方向に位置決めされ、がっクランプ（１８）でフ
ラスコケース（１２）の石壁に突出形成した受止突部（
２２）に押しく・［けられて固定される。そして、この
状態ではフラスコ（１）の脱ロウｌコ（４）がフラスコ
ケース（１２）の１１３１０つ孔（１４）と同心状で」
１下に位置する。

フラスコケース（１２）の下壁に形成した摺動案内溝（
１７）内を摺動する摺動蓋（１６）にはフラスコセント
状態にＪ３いて、フラスコ（１）の脱ロウＩＪ］（・１
）とフラスコケース（１２）の脱ロウ孔（１４）とを連
通する連通孔（２３）が透設されており、この連通孔（
２３）の上半部にゴム製の封止リング（２４）が支持さ
れている。

フラスコケース（１２）のフラスコ出入口（１３）には
ケース蓋（２５）が着脱開閉自在に配置してあり、ケー
スＭ（２５）に複数の挿入孔（２６）がフラスコセット
状態における各フラスコ（１）のレジン案内用（２）に
対応させて開口させである。

各挿入孔（２６）の上方に油圧シリングからなる各抑圧
装置（２７）が配置され、各抑圧装置（２７）はフラス
コケース（１２）に連結枠（２８）を介して相対固定さ
れる。各抑圧装置（２７）の出力ロンド（２９）は各挿
入孔（２６）に対して上から進退駆動可能に構成されて
いる。

フラスコケース（１２）内に縦向ぎの脱ロウ用流体導入
管（３０）がフラスコケース後壁に沿って配置してあり
、この導入管（３０）内に脱ロウ用流体導入路（３１）
か形成しである。

フラスコケース（１２）内に収容したフラスコ（１）の
レジン注入口（２）に脱ロウ用流体を圧入する脱ロウＭ
（３２）がケースＭ（２５）上に着脱自在に配置してあ
り、脱ロウ蓋（３２）内に脱ロウ用流体通路（３３）が
透設され、脱ロウ用流体通路（３３）の入１コ側はフラ
スコケース（１２）の脱ロウ用流体導入路（３１）に連
通接続され、脱ロウ用流体通路（３３）の出口側は７ラ
スフ（１）のレジン注入口（２）に連通接続される。

脱ロウ用流体導入路（３１）には蒸気（Ｓ）の供給路（
３４）と水（Ｗ）の供給路（３５）が接続されており、
各供給路（３４）・（３５）にはそれぞれ電磁弁（３６
）・（３７）が配置しである。この各電磁弁（３６）・
（３７）は脱ロウ用流体導入路（３１）の人口部に配置
した温度センサの流路内温度検出作動に基づき開閉制御
されるようにしである。

フラスコケース（１２）の下側にはロウ回収槽（３８）
が下から着脱自在に被せつけられており、ロウ回収槽（
３８）にはドレン管（３９）とこれを取囲むロウ遮断用
筒蓋（４０）か゛設けられている。

なお、レジン注入時には、脱ロウ蓋（３２）に代えて、
ケース！（２５）の各挿入孔（２６）にレジン案内用の
筒体（４１）が装着され、抑圧装置（２７）でレジンを
抑圧装置（９）内に形成されたパターン空洞内に圧入で
きるように構成しである。

図中符号（４２）は摺動（１Ｇ）を摺動させるシリンダ
である。

次に、上述の装置を使用した場合の本発明方法の実施手
順を説明する。

フラスコケース（１２）内にフラスコ（１）をセットし
、フラスコ（１）のレジン注入口（２）に１院ロウ蓋（
３２）の脱ロウ用流体通路（３３）を連通させる。

そこで、蒸気人口弁（２１）を開弁させると、フラスコ
ケース（１２）内に蒸気が流入して蒸気の保有熱でフラ
スコ（１）を加熱することにより、フラスコ（１）内の
ワックスパターン（８）を軟化させる。この状態で脱ロ
ウ用流体導入路（３１）と蒸気供給路（３４）及び水供
給路（３５）とを連通させ、温度センサの温度検出作動
に基づく各電磁弁（３６）・（３７）を開閉で脱ロウ用
流体導入路（３１）内に蒸気（Ｓ）と水（Ｗ）とを交互
に供給する。即ち、蒸気（Ｓ）の供給によ＋１１１１Ｌ
、ｒ”＋ｌｌｌ５ｉ１ノ４−’ｔｔ’ＩＴｈｈｌ’ＮＳ
上ｒ１Ｊａａ＆ｌ）−ｗｌ−Ｊ−Ｓ口ｄヒセンサが検出
すると、蒸気供給路（３４）を遅閉するとともに、水供
給路（３５）を開き、脱ロウ用流本導入路（３１）に水
（Ｗ）を供給する。すると、読口・ン用流体導入路（３
１）及び読口・ン用流木通路（３３）内の熱で水か加熱
され、高温水（Ｉ（）となってレジン注入口（２）から
フラスコ（１）内（３噴出する。また、温度センサが一
定温度以丁になった、−とを検出すると、水供給路（３
５）を遅閉するととも【こ、蒸気供給路（３４）を遅閉
してフラスコ内に蒸気（Ｓ）を噴出させる。これ１こよ
り、フラスコ（１）内には蒸気（Ｓ）と高温水（１−］
　）とが父互に噴出され、この両高温流１本（Ｓ）・（
１−１）で゛ワックスパターン（８）をフラスコ（１）
の１１．ロウＬｌ（４）から圧出する。

このとト、スプールワックス（１１）はワノクスノくタ
ーン（８）の−側」一端部に、又、ベントワ・ンクス（
１３）はワックスパターン（８）の他側上端部にそれぞ
゛れ接続され゛こいることから、ワックスノくターン（
８）は余すところなく高温流体（Ｓ）・（ト（）にさら
され、確実に排出される。

またフラスコ（１）内１こは蒸気（Ｓ）と高温水（）Ｉ
）とか交互に供給されることから、高温高圧でかつ拡散
性のよい蒸気（Ｓ）がパターン空洞の細部まで流入して
ワックスを溶解流出させ、質量の大きい高温水（＋−１
）で溶：すたワックスをフラスコ（１）外に初出させる
。

なお、」１記実施例では脱ロウ工程から補綴製品作成ま
でを一貫して行なえる装置を使用して説明したが、脱ロ
ウ工程、と補綴製品作成工程とを独立して行うものであ
ってもよいし、フラスコ（コ）に形成する補綴材料注入
口（２）及び脱口クロ（４）はフラスコ側面に形成して
あってもよい。

（発明の効果） 以」二連へたように本発明では、ワックスパターンの一
側端部と補綴材料注入口とをスプールワックスで接続す
るとともに、ワックスパターンの池端部と脱ロウロとを
ベントワックスで接続しているので、脱ロウ時に脱ロウ
用流体がワックスパターン（パターン空洞）の一端から
他端に円滑に流れ、埋没材内にワックスや脱ロウ用流体
の溜まり部が生じることがない。

さらに、本発明ではフラスコ内に蒸気と高温水とを交互
に供給するようにしているので、ワックスパターンを高
温高圧でかつ拡散性に優れた蒸気と熱保有力に優れ質量
の大きい高温水で溶解排出させるよう１こしていること
から、蒸気が細かい部分まで流入してパターン空洞を精
密に形成できるうえ、高温水で溶けたワックスをパター
ン空洞壁面に付着させることなくフラスコ外に排出する
ことができる。

これにより、本発明ではパターン空洞を高精度に作成で
外、製品である補綴物を精度の高いものにすることかで
とる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法の実施に使用する装置の一例を示し、
第１図は要部を縦断した正面図、第２図は要部の縦断側
面図、第３図はフラスコの斜視図、第４図はワックスパ
ターンの固定状態を示す図、第５図は第１図＼７部拡大
図、第６図は脱ロウ時での接続状態を示す要部縦断面図
、第７図は補綴材料注入時での接続状態を示す要部Ｒ断
面図である。 １・・・フラスコ、２・・・補綴材料注入口、４・・・
読口’７０．８・・・ワックスパターン、９・・・埋没
材、１０・・・スプールワックス、１１・・・ベントワ
ックス、Ｓ・・・蒸気、ｌ（・・・高温水。 第３図 ？ ’１５ 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ワックスパターン（８）を配設したフラスコ（１
   ）内に埋没材（９）を注入して固結させ、フラスコ（１
   ）を加熱することによりワックスパターン（８）を軟化
   流出させて埋没材（９）内にパターン空洞を形成する有
   床義歯用成形型の製造方法において、フラスコ（１）の
   外面に開１」する補綴材料注入口（２）内にスプールワ
   ックス（１０）の一端部を位置させるとともに、スプー
   ルワックス（１０）の池端部をワックスパターン（８）
   のワックス床の一側端部に接続しフラスコ（１）の補綴
   材料注入口形成面とは異なる外面に開口する脱ロウロ（
   ４）内にベントワックス（１１）の一端部を位置させる
   とともに、ベントワックス（１１）の１屯端部を７７り
   又パターン（８）のワックス床の池側端部に接続し、フ
   ラスコ（１）を加熱してフラスコ（１）内に位置するワ
   ックスを軟化させるとともに、補綴材料注入口（２）か
   ら蒸気（Ｓ）と高温水（１月とを交互に噴出供給させる
   ことにより７う又）（１）内に蒸気（Ｓ）と高温水（１
   −１）をｊｍ過させて埋没材（９）内のワックスをフラ
   スコ（１）外に排出するようにしたことを特徴とする有
   床義歯用成形型の製造方法 ２、フラスコ（１）の加熱源が蒸気である特許請求の範
   囲第１項に記載の有床義歯用成形型の製造方法