JPS60194684A - テレビジヨン信号変換装置のフリツカ抑圧回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、ＮＴＳＣ方式等の飛越走査による複合映像信
号を順次走査方式の映像信号へ変換する装置において用
いられるフリッカ抑圧回路に関するものである。

〔背景技術〕

ＮＴＳＣ方式、ＳＥＣＡＭ方式、ＰＡＬ方式等の標準テ
レビジョン方式においては、輝度信号と色信号とが周波
数軸上において重複した信号でおるため、従来の周波数
分離方式または、くシ形ｒ波器分離方式による両信号の
分離手段では、クロスカラーを生じ、あるいは、輝度信
号の解像度が水平および垂直方向において低下し、十分
な画質が得られないと共に、飛越走査方式が採用されて
いるため、これに基づき、ラインフリッカ妨害、ベアリ
ング妨害、および、走査線が分離して目視されること等
によシ映像の画質が劣化する現象を生じている。

この対策としては、フレーム間および走査線間の相関々
係に基づき輝度信号と色信号とを分離し、ライン内挿、
フィールド内挿により補間信号をめ、飛越走査の１フィ
ールド期間（以下、ｖ）において、補間信号を補填のう
え飛越走査の１フレ一ム分に相当する順次走査を行なう
ことが提案され、飛越走査方式の複合映像信号を順次走
査方式の映像信号へ変換するテレビジョン信号変換装置
が開発されるに至っている。

たソし、か＼る装置においては、フレーム間の輝度差信
号に応じて映像の動きを検出する動き検出器を備え、こ
れが検出々力を生じないときは、フレーム間の相関々係
に基づいて発生した補間信号を用い、検出々力を生じた
ときには、走査線間の相関々係に基づいて発生した補間
信号を用いるものとなっており、テレビジョンカメラの
上下方向微動または被写体の同様表徴動、あるいは、撮
像側同期信号のジッタ等があれば、映像の輪郭が垂直方
向へ変動し、これが動き検出器によシ検出され、輪郭の
変動に応じてフレーム間の相関々係に基づく補間信号か
ら走査線間の相関々係に基づく補間信号への切替えが行
なわれるため、順次走査によシ高品質とな、つた映像に
垂直方向のフリッカが発生し、画質が劣化する欠点を生
じている。

第１図は、フリッカの生ずる状況を示す図であシ、飛越
走査のフィールドｆ、−ｆ、における走査線Ａｎ−１〜
ｔｎ＋１および””２６１−　Ｂ　〜ｔｎ＋２６３．Ｉ
ｓを横方向から示！、、（ａ）は標準テレビジョン方式
の輝度信号、（ｂ）は（、）の輝度信号から抽出した輝
度差信号、（Ｃ）は（ｂ）に応じて選択された補間輝度
信号、（ｄ）は従来の変換装置によって得られる順次走
査方式の輝度信号、（ｅ）は本発明を適用した場合の（
ｄ）と同様な輝度信号である。

また、（ａ）、（Ｃ）〜（＠）においては、○印によυ
白レベルを、・印により燕レベルを、ｅ印により中間レ
ベルを示し、（ｂ）においては、Ｘ印によシ輝度差なし
を、Δ印によシ輝度差ありを示しておシ、Δ印に応じて
（１）の補間輝度信号がフレーム相関のものから走査線
相関のものへ切替えられるものとなっている。

す々わち、（ａ）において、フィールドｂ　の走査ｍｔ
ｎが突発的に白レベルから黒レベルへ変化すると、（ａ
）のフィールドｆ１とｆ３との差により＜ｂ＞のフィー
ルドｆ３がめられ、（ａ）のフィールドｆ、とｆ４　と
の差により（ｂ）のフィールドｆ４　がめられ、以下同
様に（ｂ）の各フィールドｆ８〜ｆＩｌがめられるため
、（ｂ）のフィールドｆ６とｆｌとの走査線ｔｎに対応
して輝度差が生じ、これが動き検出器によシ検出される
ものとなシ、これに応じて（Ｃ）におけるフィールドｆ
、とｆ、との走査線ｔｎ＋２６２．１１が走査線相関の
ものへ切替えられ、（ａ）におけるフィールドｆ６の走
査線Ｌｎとｔｎ＋１との平均値が（Ｃ）におけるフィー
ルドｆ６の走査１ｆＪＬｎ＋２ａ２，５　となシ、（、
）におけるフィールドｆ、の走査線ｔｎと’　ｎ＋１と
の平均値が（Ｃ）におけるフィールドｆ７の走査線ｔｎ
　＋　２６２．５となる０ なお、（Ｃ）における他の走査線は、フレーム相関ドｆ
箇とが対応し、以降同様のものとなる。

このため、（ａ）と（、）とを合成し、（ｄ）に示す順
次走査のものとすれば、フィールドｆ、の走査ｍｔｎ＋
２６２、５が中間レベルとなシ、これらを目視すると実
線によシ示す輝度変化として黒レベル範囲の輪郭が認識
され、特に中間レベルの存在による輝度低下が視覚上の
特性によシ顕著に認識されるものとなシ、これによって
垂直方向の７リツカを感するものとなる。

したがって、（ｅ）のとおシ、突発的な輝度差の発生を
無視し、不要な中間レベルの発生を阻止するものとすれ
ば、目視上フリッカを生じないものとなｐ１良好な画質
を得ることができる。

〔発明の開示〕

本発明は、従来のか＼る欠点に艦みてなされたものであ
シ、輝度差信号の突発的な変化を検出し、これに応じて
動き検出器による検出動作を阻止するものとし、テレビ
ジョンカメラまたは被写体の上下方向微動、あるいは撮
像側同期信号のジッタ等に基づく垂直方向のフリッカ発
生を抑圧するテレビジョン信号変換装置のフリッカ抑圧
回路を提供する目的のものである。

この目的を達成するため本発明において祉、各々が１走
査線分の遅延を与える第１および第２の遅延素子を直列
として設け、これへ輝度差信号を与えて現走査線とこれ
に対する直前および直後の走査線との各輝度差信号を抽
出し、これらと直前および直後の両輝度差信号の平均値
に基づく基準レベルとを各個に比較し、現走査線の輝度
差信号との比較結果と、他の比較結果との不一致に応じ
てスイッチを応動させ、これによって、輝度差信号から
動き検出器が検出を行なわない信号への切替えを行なっ
たうえ、これを動き検出器へ与えるものとしている。

したがって、本発明によれば、簡単な構成によυ不必要
な動き検出が阻止され、垂直方向のフリッカ発生が抑圧
されるため、順次走査方式による高品質の画面が更に高
品位となシ、順次走査方式への変換を行なうテレビジョ
ン信号変換装置において顕著な効果が得られる。

〔発明を実施するための最良の形態〕

以下、実施例を示す第２図以降によって本発明の詳細な
説明する。

第２図は、変換装置のブロック図であシ、飛越走査方式
の複合映像信号ＩＣＥｉとしてＮＴＳＣ方式の複合映像
信号が与えられる場合を示し、複合映像信号ＩＣ８は、
アナログ・ディジタル変換器１によりディジタル信号へ
変換され、各々が１ｖ分の容量を有する入力側から順次
に直列として接続されたフィールドメモリ２息、２ｂへ
与えられ、各々において、１ｖの時間差によシ書き込み
および読み出しが行なわれる。このため、各フィールド
メモｌＪ２ｍ、２ｂにより逐次１７分の遅延が与えられ
るものとなシ、フィールドメモリ２ｂの出力に第１フイ
ールドＦ１　が送出されたときには、フィールドメモリ
２ａの出力に第２フィールドＦ、が送出されると共に、
同メモリ２１の入力には第３フィールドＦ、の与えられ
る状態となる。

フィールドメモリ２ａの入力は、走査線間の相関々係に
基づき輝度信号ＹＩＬと色信号ＣＩＩＬ　とを分離する
Ｙ／Ｃ分離器３へ与えられる一方、フィールドメモリ２
魯の入力とフィールドメモリ２ｂの出力とは減算器４へ
与えられ、と＼においてフィールドＦ、とＦｓとの間に
おける映像信号の変化分ΔＦが抽出され、これに含まれ
る色信号はＹ式分離器５を構成する色副搬送波の周波数
３．５８ＭＨｚを通過させる帯域ｒ波器（以下、ＢＰＦ
）６を介し、フレーム間の相関々係に基づいて分離され
た色信号Ｃｍｙとなる。

また、色信号ＣｍＦは減算器γへ与えられ、フィールド
メモリ２ａの入力からの複合映像信号も減算器７へ与え
られているため、こ＼において、複合映像信号中の色信
号が相殺され、フレーム間の相関々係に基づく輝度信号
Ｙｍｙの分離が行なわれる０ たソし、映像の動きが激しいときは、フレーム間の相関
度が低く走査線から分離した輝度信号ＹＲＬを輝度信号
Ｙｍとして用い、映像が静止状態のときは、フレーム間
の相関度が高く、フレーム間の相関々係に基づいて分離
した輝度信号Ｙ１を輝度信号Ｙｍとして用いるのが得策
でＴｏシ、色信号Ｃａｂ、Ｃ虱ｒも同様となる。

このため、減算器４からの変化分ΔＦよシ、周波数３．
５８ＭＨｚ未満の周波数帯域を通過させるろ波器（以下
、ＩＩ、ＰＦ）９を介して輝度差信号ΔＹを抽出し、動
き検出器１０へ与えると共に、フィールドメモリ２ａの
入力とフィールドメモリ２ｂの出力とを加算器１１によ
シ加算し、２倍の値となった輝度信号２Ｙをめたうえ、
これも動き検出器１０へ与え、こ＼において映像の動き
を検出し、とれの検出々力によシスイッテ１２、係数加
算器１３および補間信号発生器１４を制御し、前述の操
作を行なっている。

すなわち、スイッチ１２には、Ｙ／Ｃ分離器３および５
からの各色信号ＣＩＬおよびＣａｔが与えられ、映像が
静止状態のとき拡、色信号ＣＩＦを選択し、これを色信
号用の時間軸圧縮器１５へ送出しているが、動き検出器
１０の検出々力ＣＣが生ずると、これに応じて色信号Ｃ
ＲＦからＣＩＩＬへの切替えを行ない、これを時間軸圧
縮器１５へ送出する。

また、係数加算器１３には、Ｙ／Ｃ分離器３および５か
らの輝度信号ＹＩＬｔおよびＹ□が与えられ１係数に？
（４％　Ｉ　ＫＹＣを示す動き検出器１０の検出々力に
名医各信号ＹＢ　、Ｙｘｙ　が相補的な比率として加算
され、輝度信号用の時間軸圧縮器１６へ送出される。

なお、各信号Ｙ１ｕ、、Ｙｔｒの加算比率は、映像が静
止状態のとき信号Ｙｌｊが大、映像の動きが激しいとき
には信号ＹｍＬが大の比率として行なわれる。

一方、補間信号発生器１４は、係数ＫＭ、　、　ＫＩＩ
、。

ＫＬｌ、ＫＬａ　を示す動き検出器１０の検出々力に制
御され、輝度信号Ｙ、に基づいて補間輝度信号ｙｔを発
生しておシ、開信号Ｙ１社輝度信号Ｙｌと共にメモリ等
を用いた時間軸圧縮器１６へ与えられる。

また、補間色信号Ｃ，は、色信号ＣＩに基づき補間信号
発生器１７において発生され、これも、メモリ等を用い
た時間軸圧縮器１５へ色信号Ｃｍと共に与えられる。

したがって、これら紘飛越走査方式の走査速度によシ順
次に蓄積されたうえ、これに対し２倍の速度によシ時間
軸圧縮器１５．１６から順次走査方式Ｑ色信号Ｃおよび
輝度信号Ｙとしてマ）　ＩＪクス回路１９へ与えられ、
こ＼において各色相毎の３色映偉信号へ合成されてから
、ディジタル・アナログ変換器２０ａ〜２０Ｃによシア
ナログ信号へ変換され、ＲＸＧ、　Ｂ　の各色映像信号
として送出される。

なお、複合映像信号■Ｃ８からり四ツクパルスＣＫおよ
び水平、垂直同期信号ＨＤ、ＶＤを得るためパルス発生
器２１が設けてオシ、色副搬送波と同期し、これの周波
数に対し整数倍の周波数を有する各種のクロックパルス
ＣＫを発生すると共に、複合映像信号ＩＣ８の各同期成
分と同期して水平同期信号ＨＤおよび面直同期信号ＶＤ
を発生し、必要とする各部へ供給している。

また、動き検出器１０は、絶対値回路１０１、つぎに述
べるフリッカ抑圧回路１０ｂ１および、動き検出回路１
０ｅによ多構成されている。

このはか、動き検出器１０の構成を除き、第２図の詳細
については、本出願人の別途出願による「テレビジョン
信号変換方式」（特願昭５８−２２４３９８　）に開示
されているとおシであると共に、同出顯の動き検出器が
第２図の動き検出回路１０ｅに対応するものとなってい
る。

第３図は、フリッカ抑圧回路１０ｂの詳細を示すブロッ
ク図であシ、入力ＩＮへ与えられた第２図Ｏｆ、ＰＦ９
からの輝度差信号ΔＹは、絶対値回路１０１によシ一定
極性の輝度差信号１ΔＹｌへ変換され、各々が１水平走
査線の期間（以下、Ｈ）分の容量を有する順次に直列と
して接続された第１および第２のラインメモリ３３ｍ　
、３３ｂへ与えられ、各々において１Ｈの時間差により
書き込みおよび読み出しが行なわれる。

このため、各ラインメモリ３３＆、３３ｂによシ逐次１
Ｈ分の遅延が与えられるものとなシ、ラインメモリ３３
もの出力に現在の走査線と対応する輝度差信号が生じた
ときには、ラインメモリ３３ｂの出力に直前の走査線と
対応する輝度差信号が生じ、２インメモ１Ｊ３１の入力
には直後の走査線と対応する輝度差信号が生ずる。

フィンメモリ３３ａの入力とラインメモリ３３ｂの出力
とは、加算器３４によシ加算されたうえ、係数器３５に
よシ輝が乗ぜられ、これらによって、直前および直後の
走査線と対応する両輝度差信号の平均値がめられ、この
平均値は、加算器３５においてバイアス源３Ｔからのセ
ットアンプ電圧ｖ１が加算されてから、基準レベルＶ、
として送出される。

また、ラインメモリ３３ａの入力および出力、ならびに
、ラインメモリ３３ｂの出力は、第１乃至第３の比較器
３８ａ〜３８ｅへ比較レベルとして各個に与えられ、こ
れらにおいて、加算器３６からの基準レベルｖｌＩと各
個に比較され、比較レベルが基準レベルｖ１以上となっ
たとき、各比較器３８１〜３８ｅが比較出力を％Ｈ′（
高レベル）として生ずるものとなっている。

比較器３８ａとＨｅとの比較出力は、インバータ３９ｍ
、３９ｅを各個に介し、比較器３８ｂの比較出力は直接
、ゲート回路としてのＡＮＤゲート４０へ与えられてお
υ、比較器３８ｂの比較出力が’Ｈ’。

比較器３ｅａ、３８ｅの比較出力が％Ｌ＃（低レベル）
となれば、インバータ３９ｍ、３９ｂの出力は％Ｈ′と
なるため、比較器３８ｂの比較出力と比較器３８１゜３
８６の各比較出力との不一致に応じ、ＡＮＤゲート４０
の出力が％Ｌ“から％Ｈ′へ転じ、これによってスイッ
チ４１が駆動されて応動する。

すると、スイッチ４１は、ラインメモリ３３甑の出力に
生ずる輝度差信号から、係数器３５よシの平均値へ切替
えを行ない、これを第２図の動き検出回路１０ｅへ出力
ＯＵＴから与えるため、動き検出回路１０ｅが検出を行
なわないものとなる。

すなわち、第４図（４）に、フィールドｆ２およびｆｓ
−ｚにおける走査線Ａｎ−２〜ｔｎ＋２の輝度信号値ｙ
を示し、同図（Ｂ）に、（４）から抽出した輝度差信号
値Δｙを同様に示すとおシ、現在の走査線ｔｎと対応し
て突発的な輝度差変化が生ずれば、このときの基準レベ
ルｖ１は、直前および直後の走査線り、１および’ｎ＋
１と対応する輝度差信号値の平均値Ｖムに対し、セット
アツプ電圧Ｖ、を加算したものであシ、走査線ｔイと対
応する輝度差信号値が基準レベル１１以上となシ、比較
器３８ｂの比較出力が−ＨＩとなる一方、比較器３８ｍ
、３８ｅの比較出力は１Ｌ′のま＼であシ、スイッチ４
１が平均値ｖＡを選択して送出するため、動き検出回路
１０ｅには、輝度差信号値のわずかな変化しか与えられ
ず、検出を行なわないものとなシ、第２図のスイッチ１
２および係数加算器１３が応動せず、第１図（、）の結
果が得られる。

なお、輝度差は、一定値以上とならなければ目視上認識
できないため、これに応する以上の変化が輝度差信号値
に生じたときにのみスイッチ４１を応動させればよく、
この目的上好適な値にセットアツプ電圧Ｖ、を設定する
。

したがって、輝度差信号ΔＹの突発的々変化が無視され
、フレーム相関および走査線相関に基づく各補間信号の
選択状況が安定化されるため、被写体またはテレビジョ
ンカメラの上下方向微動等に応するフリッカの発生が抑
圧され、良好な画像を得ることができる。

たソし、第２図の構成は状況に応じた選定が任意でアシ
、同等の機能を有するものであれば、各種の構成のもの
へ適用することができる。

また、第３図においては、状況に応じて絶対値回路１０
ａを省略してもよく、平均値ｖＡと走査線Ｌｎに対応す
る輝度差信号値との平均値を更にめ、これを基準レベル
ｖ虱としてバイアス源３７を省略し、あるいは、ライン
メモリ３３ｍ　、　３３ｂを増設のうえ、よシ多くの走
査線と対応する輝度差信号を用いるものとしても同様で
ｉｆｉ、ＡＮＤゲート４０のほかに他のゲートを用い、
インバータ３ｅａ、３９０を省略してもよく、スイッチ
４１が応動したときに送出する信号は平均値Ｖムのみな
らず、同等の他の信号を用いることもできる等、種々の
変形が自在である。

【図面の簡単な説明】

第１図はフリッカの発生状況を示す図、第２図以降は本
発明の実施例を示し、第２図は変換装置のブロック図、
第３図はフリッカ抑圧回路のブロック図、第４図は輝度
信号値の変化状況および輝度差信号値の変化状況を示す
図である。 ２ｍ、２ｂ・・−・フィードメモリ、３，５・・・・Ｙ
／Ｃ分離器、４，７・・・拳減算器、６・・・・ＢＰＦ
（帯域Ｆ波器）、９・・・−１，ＰＦ　（低域ｐ波器）
、１０・−・・動き検出器、１０ｂ　・・・・フリッカ
抑圧回路、１０ｃ・・・・動き検出回路、１１．３４拳
・・・加算器、１２．４１・・ｅ・スイッチ、１３・会
・・係数加算器、１４゜１Ｔ−φ・争補間信号発生器、
３３ｍ、３３ｂ・・・・ラインメモリ（遅延素子）、３
５・・・・係数器、３８１〜３８ｃ・・・・比較器、４
０・・・・ＡＮＤゲート（ゲート回路）、ＩＣ８−・・
・複合映像信号、Ｙ諷り、ＹＩＦ　、Ｙｌ　、２Ｙ　０
．”　’輝度信号、ΔＹ・・・・輝度差信号、Ｙ、・―
・・補間輝度信号、ＣｍＬ、　Ｃｍｙ　、　Ｃｍ　・・
・・色信号、Ｃｌ１１・参〇補間色信号。 特許出願人　日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
日　本　放　送　協　会

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレーム間の輝度差信号に応じて映像の動きを検出する
   動き検出回路を備え、該検出回路が検出々力を生じたと
   き走査線間の相関々係に基づく補間信号を発生し、飛越
   走査方式の複合映像信号を順次走査方式の映像信号へ変
   換するテレビジョン信号変換装置において、前記輝度差
   信号に対し各々が１走査線分の遅延を与える順次に直列
   として接続された第１および第２の遅延素子と、咳第１
   の遅延素子の入力と第２の遅延素子の出力との平均値を
   める回路と、前記第１の遅延素子の入力および出力なら
   びに第２の遅延素子の出力と前記平均値に基づく基準レ
   ベルとを各個に比較する第１乃至第３の比較器と、咳第
   ２の比較器の比較出力と第１および第３の比較器の各比
   較出力との不一致に応じて出力を生ずるゲート回路と、
   該ゲート回路の出力に応動し前記輝度差信号から前記動
   き検出回路が検出を行なわない信号へ切替えて咳動き検
   出回路へ与えるスイッチとを設けたことを特徴とするテ
   レビジョン信号変換装置のフリッカ抑圧回路。