JPS60194099A - チタン又はチタン合金材料の表面スケ−ル除去方法 - Google Patents

チタン又はチタン合金材料の表面スケ−ル除去方法

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JPS60194099A
JPS60194099A JP4929384A JP4929384A JPS60194099A JP S60194099 A JPS60194099 A JP S60194099A JP 4929384 A JP4929384 A JP 4929384A JP 4929384 A JP4929384 A JP 4929384A JP S60194099 A JPS60194099 A JP S60194099A
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pickling
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Chihiro Taki
千博 滝
Hideo Sakuyama
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Nippon Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、チタン又はチタン合金材料の表面スケール除
去方法に関するものであり、特には7ツ酸+硝酸の酸洗
液を使用して電解酸洗を行うことにより表面スケールを
除去する方法に関する。
チタン又はチタン合金材料においては、熱間加工や熱処
理によって表面に酸化スケールが発生するので、爾後加
工を行う前にスケール除去を行うことが必要である。例
えば、ホットコイルの冷間圧延や熱処理後の圧延を実施
するに当っては、この表面スケール除去処理が行われる
チタン又はチク42合金材電 酸洗で除去しているが、これは酸化スケールを溶解させ
るよりもむしろ、スケールの孔や割れ目から滲透した酸
洗液が素地のチタンを溶解することにより酸化スケール
を取り去るものである。従来、酸洗液としては、7ツ酸
十硫酸若しくは7ツ酸十塩酸の混酸溶液が使用されてき
たが、溶解力が比較的強いため、酸化スケールの下側の
素地のチタンを深さ方向にかなり溶食し、チタンを無駄
に溶解するばかりでなく、これにより酸洗液の老朽化を
早めると共に刺激臭の有害ガスを多愈に発生する。更に
、溶食深さが均一でなく、でこぼこのある表面を形成し
て酸洗肌を悪化させる。
上記欠点を呈さない酸洗液としてフッ酸+硝酸の混酸溶
液が知られている。しかし、この7ツ硝酸酸洗液の重大
な欠点は酸洗に長時間を要することである。チタンスト
リップ等製造工程ラインでの酸洗は短時間で実施しうる
ことか必須の要件である。従って、酸洗液の老朽化、酸
洗肌、有害ガス等の問題のない7ツ酸+硝酸水溶液を酸
洗液として使用して酸洗時間を大巾に短縮できる技術の
確立が望まれている。
酸洗を短時間に完了する為に採用される方法として電解
酸洗がある。これは主として鉄鋼分野で採用されてきた
もので、硫酸洛中での陰極電解酸洗(材料が陰極)及び
陽極電解酸洗(材料が陽極)が知られている。しかしな
がら、チタンについては、従来行なわれてきた電解酸洗
方法では、はとんど効果がないことがわかっている。わ
ずかに、陽極電解と研磨ベルトを併用した酸洗方法が効
果があると提唱されているにすぎない(特開56−15
6799)。しかし、この方法では、酸洗装置の中に研
磨ベルトを設置する必要が生じ、太きな問題がある。
こうした状況の下で、本発明者は、7ツ酸+硝酸水溶液
を酸洗液としてチタン乃至チタン合金材料を酸洗するに
当り電解法の併用について検討を重ねた結果、適切な条
件を選定することによって電解酸洗を行うことができ、
それにより7ツ硝酸酸洗の時間の大巾な短縮に成功した
。本発明において必要とされる条件は次の通りである:
(1) フッ酸+硝酸の混酸水溶液を酸洗液として使用
する。
(2) チタン又はチタン合金材料を酸洗液に浸漬後材
料ノ電位カI V (1,s、c、E、)以上となるよ
う外部から電位を印加する。
(3)5秒以上印加電位を適用する。
(4)5秒以上の電位印加後、印加電位を止めてしばら
く材料を酸洗液中に保持するか、或いはカソード電流が
増加する方向に電位を与える。
(5)その後、材料表面を払拭する。
この条件の下で酸洗を実施することにより、7ツ酸+硝
酸の酸洗液でもって、硫酸+フッ厳戒いは塩酸+7ツ酸
と同じ若しくはそれ以上の速度での酸洗が可能となり、
しかも7ツ酸十硝酸による酸洗の長所は一切損われない
斯くして、本発明は、チタン又はチタン合金材料を7ツ
酸+硝酸の混酸水溶液中に浸漬して酸洗を行うことによ
り表面スケールを除去する方法において、前記溶液中の
前記材料にI V (1,S、 C,\B、)以上の電
位を5秒以上印加し、次いで該印加電位を止めて該材料
を該溶液中に保持するか若しくは該溶液中においてカソ
ード電流が増加する方向に電位を印加する(試料の自然
電極電位よりも卑になるよう電位を印加する)ことを特
徴とするチタン又はチタン合金材料の表面スケール除去
方法を提供する。
以下、本発明について具体的に説明する。
前述したように、チタン又はチタン合金の酸化スケール
除去は、スケールの孔や割れ目から滲透した酸洗液が素
地面に達してその部分のチタンを溶かし、その溶解作用
が横に急速に拡がってスケール下の素地面全体を最小限
の′深さで一様に溶かすことによって好適にもたらされ
、その為の酸洗液としてフッ酸+硝酸の混酸水溶液が適
切である。
一般に、7ツ酸濃度はα8〜5.0重量%そして硝酸濃
度は1〜20重量%の範囲にある。これら濃度の下限以
下では作用が弱すぎ、許容しえない程に長時間を要し、
他方上限を越えると一様な最小限深さの溶解作用が得ら
れないと共に、液の老朽化を早め経済的に問題が生じる
。7ツ硝酸水溶液は好適なスケール除去作用を奏するが
、反面その欠点はチタンの溶解速度が遅く、酸化スケー
ルを取るのに多くの時間を要することである。そこで、
本発明においては電解酸洗を適用することにより、その
時間の短縮を計ったものである。当初、電解酸洗を適用
することにより、フッ酸+硝酸酸洗液の奏する優れた溶
解作用が損われることが懸念されたが、そうした不利益
を生ぜずにスケール除去時間の短縮を計りうることが判
明したものである。
図面は、本発明を実施する酸洗設備の一例を示し、ここ
ではチタンストリップSがHF + HNOs水溶液を
入れた槽Cに適宜の案内ロールを経て通入され、槽内を
液中に浸漬状態で水平に走行した後、槽から引出される
。構内には、例えば白金めつき金属製の対極1がストリ
ップの水平先程部上下に設置されている。ストリップと
対極とは電圧発生装置3を介して適宜結線されている。
本発明に従えば、ストリップを上記酸洗液に浸漬後、対
極対間でIV以上(VS、 S、 C,E ) (7)
電位をストリップに印加する。本発明の効果を奏するに
は1v以上の電位が必要である。11vを越えると、酸
素ガスの発生が激しく、無駄な電流を消費するので好ま
しくない。電位印加は5秒以上実施することが必要であ
る。2分以上印加しても効果はほとんど同じとなるが、
あまり長時間をかけることは本発明目的に適わないので
一般に5分以下とされる。
こうしてHF’ + HNOa 1!解液中での陽極酸
洗によってチタン素地の溶解反応が迅やかにしかも一様
に生じる。
電位印加後5秒以上経過すると、印加電圧が止められ、
ストリップは約5.0分以下、通常2〜3分酸洗液中に
保持された後槽から取出される。
別様には、印加電圧を止める代りに、水素発生をうなが
すようなカソード電流が増加する方向に電位を印加する
(陰極酸洗)こともできる。発生する水素ガスがスケー
ルの機械的剥離作用を奏するので、スケール除去作用が
助成される。
最後に、ストリップは例えば図面にパフ研摩レール5と
して示すような表面払拭手段によって表面付着物を除か
れる。
以上の操作は、チタンストリップを対極長さに相当する
距離づつ間欠的に走行することによって実施しうるし、
またストリップが対極間を通過しまた槽外に出る時間が
指定値に入るようストリップ走行速度を調節することに
よりストリップを連続走行させることによっても実施し
うる。
印加電位水準及びその印加時間はストリップにおける酸
化スケールの性状に応じて適宜決定され、酸化層の質お
よび厚さに応じて電解条件を決定するのがよい。
チタンストリップを酸洗槽に導入前に、酸化スケールに
予備粗面化処理を施し、スケールに多数のクラックを生
ぜしめ、酸洗浄の浸透を促進することも有益である。
以上は、チタンストリップについて説明したが、管状部
材その他のチタン物品に対しても本発明方法が適用しう
ろことは言うまでもない。
実施例及び比較例 板厚7.8msのチタン1種材の熱間圧延後酸化スケー
ルが付いているものを供試材として従来法及び本発明方
法により酸洗した。比較例として、次の重量%の水溶液
で酸洗した: 110%H2S Oa + 1%HF 2、10%HCI−)−1%HF & 10%HNOx+1%HF 本発明方法に従う処理として、次のようにした。
4、10%HNOs+1%HF中で、5. Ov (V
S 5CF)に試料を30秒間保った後印加電圧を止め
、2分後に酸洗液か ら取出した。
結果を下表に示す: 本発明によって、非常に優れた酸洗肌を生み出す酸洗が
、きわめて短時間で実施しうろことがわかる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を実施する装置の一例の概略図である。 Sニストリップ C:槽 1:対極 3:電圧発生装置 5:パフ研摩レール 代理人の氏名 倉 内 基 +り 同 倉橋 屹l −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)チタン又はチタン合金材料をフッ酸+硝酸の混酸水
    溶液中に浸漬して酸洗を行うことにより表面スケールを
    除去する方法において、前記溶液中の前記材料に1v 
    (’Vs、8. C,E、)以上ノtg位tts秒以上
    印加し、次いで該印加電位を止めて該材料を該溶液中に
    保持するか若しくは該溶液中においてカソード電流が増
    加する方向に電位を印加することを特徴とするチタン又
    はチタン合金材料の表面スケール除去方法。
JP4929384A 1984-03-16 1984-03-16 チタン又はチタン合金材料の表面スケ−ル除去方法 Granted JPS60194099A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02310399A (ja) * 1989-05-23 1990-12-26 Chem Yamamoto:Kk チタン又はチタン合金材の溶接などの加熱施工に伴う酸化スケールの除去方法
US6274027B1 (en) * 1999-07-06 2001-08-14 Sumitomo Metal Industries, Ltd Method of descaling titanium material and descaled titanium material

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02310399A (ja) * 1989-05-23 1990-12-26 Chem Yamamoto:Kk チタン又はチタン合金材の溶接などの加熱施工に伴う酸化スケールの除去方法
US6274027B1 (en) * 1999-07-06 2001-08-14 Sumitomo Metal Industries, Ltd Method of descaling titanium material and descaled titanium material

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