JPS6019405B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPS6019405B2
JPS6019405B2 JP6808280A JP6808280A JPS6019405B2 JP S6019405 B2 JPS6019405 B2 JP S6019405B2 JP 6808280 A JP6808280 A JP 6808280A JP 6808280 A JP6808280 A JP 6808280A JP S6019405 B2 JPS6019405 B2 JP S6019405B2
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JP
Japan
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self
layer
cleaning
heating
heating chamber
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JP6808280A
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English (en)
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JPS56165837A (en
Inventor
輝雄 石川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は加熱室のセルフクリーニング処理面を改良し
た加熱調理器に関する。
一般に、高周波加熱装置等加熱器を備えた加熱調理器に
おいては、食品の調理中に生ずる汚れが高温に加熱され
てワニス状になり、加熱室の壁面、天板、排気口、ダク
ト等に付着して清掃が困難になるため、それらの表面に
セルフクリーニング処理を施し、その付着した汚れをセ
ルフクリ−ニング処理面(以下、SC処理面という。
)において自然に分解させるようにしている。ところで
、SC処理面における分解作用は、熱と酸素とにより触
媒としてのセルフクリーニング処理材が食品の油脂を水
と炭酸ガスとに分解するものであるから、この分解作用
を増強し、持続させるためには、この触媒と酸素との接
触を多くする必要がある。
しかしながら、従来のセルフクリーニング処理方法では
、セルフクリーニング層(以下、SC層という。
)の厚さを100〜200山にするのが限度で、これ以
上厚くすると、素地との密着性が弱く剥離が生じ易くな
るという欠点があった。また、マイクロ波による加熱調
理器機能を備えた加熱調理器、例えば電子レンジの加熱
室内壁面にセルフクリーニング処理材を装着した場合に
はマイクロ波加熱時にセルフクリーニング処理材の加熱
温度が不足し易く、SC処理面における分解作用を有効
に行なわせるのに必要な温度(通常、20ぴ0程度)ま
でセルフクリーニング処理材の温度を加熱することが難
しい問題があった。
そのため、マイクロ波加熱調理時にSC処理面における
分解作用を有効に機能させることができない問題があっ
た。この発明は上記事情を考慮してなされたもので、そ
の目的は、セルフクリーニング層と酸素との接触面積を
増加させ、かつセルフクリーニング層の剥離を防止する
ことができるとともに、マイクロ波加熱時であってもセ
ルフクリーニング層の分解作用を有効に機能させること
ができる加熱調理器を提供することにある。以下、この
発明を図面に示す実施例にもとづいて説明する。
第1図乃至第4図はこの発明の第1の実施例を示すもの
である。第1図中で、11は高周波加熱式の加熱調理器
の本体である。この本体11には後壁上部に排気口12
、前面に屍体13、内部に加熱室14がそれぞれ設けら
れている。また、加熱室14の側壁には図示しないマグ
ネトロンが設けられ、加熱室14の天井面15に励振口
16を有する導波管17により加熱室14内にマイクロ
波を供給し、食品18を調理するようになっている。な
お、19はヒータである。また、天井面15の下面には
第2図に示す第1のセルフクリーニング処理部材(以下
、SC処理部材という。)1が装置されているとともに
、天井面15の後部には第3図に示す第2のSC処理部
材1′が競着されている。第1のSC処理部材1は、S
C処理面の処理床を構成する素材2と、この素材2の表
面に形成されたSC層3とから構成されている。この素
材2を構成する材料としては、耐マイクロ波性、耐熱性
のあるマージェラィトやべタラィト等のセラミック多孔
質材を柚薬なしで板状に成形されたものが使用されてい
る。このセラミックは多孔質であるから表面における空
気との接触面積は極めて大きいが、さらに接触面積を増
大化するため、その表面を波形状4Aに形成し凹凸部4
を設けている。この素材2の凹凸部4の表面上には、例
えば、酸化マガジン、その他の金属酸化物等を含むセル
フクリーニング触媒(以下、SC触媒という。)と、こ
のSC触媒を素材2に貼付するためのバインダ(例えば
、シリコンや無材質塗料等)とを混合した材料を塗布し
た後、規定の温度で焼成固着して形成されたSC層3が
被覆されている。なお、第1のSC処理部材1の素材2
またはSC層3のうち少なくとも一方にはマイクロ波吸
収物質が含有されている。そして、このSC処理部材1
はSC層3を加熱室14の内部側に向けた状態で天井面
15に取付けられている。また、第2のSC処理部材1
′は第1のSC処理部材1における凹凸部4が透孔4B
によって形成されている。さらにこの第2のSC処理部
材1′の素材2′中には例えばフェライト等のマイクロ
波吸収物質5が重量比で20〜50%程度混入されてい
る。なお、マイクロ波吸収物質はSC層3内に混入して
もよい。そして、この第2のSC処理部材1′の透孔4
Bは排気口の役目を果し、加熱室14内で発生した煙を
本体11の排気ロー2に導びくものである。そこで、上
記構成のものにあっては第1,第2の各SC処理部材1
,1′のSC層3を多孔質の素材2における凹凸部4(
波形状凹凸部4Aおよび透孔4B)にそれぞれ設けたの
で、SC層3と酸素との接触面積を従来に比べて大幅に
増加させることができる。
そのため、SC層3による分解作用を増強化、持続化す
ることができる。さらに、SC層3を必要以上に厚くし
なくて済むので、SC層3の剥離を防止することができ
る。なお、第4図は本実施例の分解作用増強効果を従来
例と比較して、油の除去率について示したものであり、
図で明らかなように、本実施例による場合Aは、従来例
の場合Bに比べ、10〜20%程度、除去率が向上して
いる。
なお、実験は、温度200qoにおけるサラダ油の除去
について行なった。さらに、第1表は、分解作用持続効
果を従来と比較して、しみの出る回数と、ワニスになる
回数とについて示したもので、本実施例による場合は、
従釆例の場合に比べ、2倍程度持続性が向上している。
なお、回数が多いほど持続性があることはいうまでもな
い。第1表 また、第1のSC処理部材1には素材2またはSC層3
のうちの少なくとも何れか一方にマイクロ波吸収物質が
含有されているとともに、第2のSC処理部材1′にも
同様にマイク。
波吸収物質が含有されているので、マイクロ波加熱時に
はこのマイクロ波吸収物質によってマイクロ波を吸収し
て第1,第2のSC処理部材1,1′を十分に加熱する
ことができる。そのため、次のような効果を得ることが
できる。前述したように、SC処理面における分解作用
には、酸素のほかに高温(通常、200qo程度)を必
要とするめ、マイクロ波加熱時にあっては分解作用が有
効に機能しないが、本実施例のSC処理部材1,1′は
このマイクロ波を吸収して十分に加熱され、例えばフェ
ライトを30%混入したものでは22000程度になり
、マイクロ波加熱時にあっても、油除去率について80
%程度の分解作用を得ることができた。さらに、汚れが
最も付着し易い加熱室14の天井面15に第1のSC処
理部材1を設けたので、コスト増を抑制しつつ最も効果
的に汚れの分解作用を発揮することができる。また、汚
れた煙が通過してそれが付着し易い排気口を、前記第2
のSC処理部材1′で構成することにより清掃がしにく
い排気口における汚れの発生を防止したので、清掃作業
の能率化を最も効果的に発揮することができる。また、
第5図は加熱室内のヒータ加熱による焼き調理専用のグ
リル室を備えた高周波加熱式の加熱調理器に本発明を適
用した第2の実施例を示すものであり、第1図と同一部
分には同一符号が付してある。
第5図において、加熱室14内上部には、グリル本体2
1が、図示しない吊持手段によって吊下げられており、
この本体21はその下端面に差込み自在な受皿22とと
もにグリル室20を形成するようになっている。このグ
リル本体21と加熱室14の天井面15との間には、第
3図に示した第2のSC処理部材1′が取付けられてお
り、この部材1′の透孔4Bは、グリル室20と本体1
1の排気口12とを蓮通させるダクトの役目を果すよう
になっている。このように構成された加熱調理器は次の
ような効果を有する。
グリル室で調理する場合、食品から多量の煙が発生する
が、第2のSC処理部材1′の透孔4Bがダクトの役目
を果すので、この煙を全て排出することができる。
また、第2のSC処理部材1′はセラミック多孔質板を
素材2とするから、断熱材として機能し、グリル室の熱
が一緒に逃げることを防止でき、かつ、グリル本体21
や天井面15の金属部品に接触してもスパークが発生す
ることを防止できる。第2のSC処理部材1′の分解作
用で煙の汚れを除去できることはいうまでもない。なお
、この発明は上記第1,第2の各実施例に限定されるも
のではない。例えば、第6図に示す第3の実施例のよう
にSC処理部材1の凹凸部4を透孔4Bにより形成する
とともに、素材2のSC層3が形成されていない表面に
、金属層6を被覆する構成にしてもよい。この金属層6
は、マイクロ波の通過を阻止できる構造とし、通常、5
0り程度以上の厚さがあればよい。この金属層6の形成
方法としては種々の方法が適用できるが、その一例を示
す。第1例は、金属熔射法で、高温にて熔解した金属を
素材2に吹き着ける方法である。第2例は、メッキ法で
、まず、不導体でもメッキできる無電解〆ッキにより鋼
等のメッキ被膜を形成し、この上に通常のニッケル等の
金属被膜を形成して金属層6を形成する方法である。本
実施例にかかるSC処理部材1を加熱調理器の排気口等
に、SC層3の表面を加熱室壁7上に密着し、押え金具
8で金属層6上を押えて止めねじ9で取付けた場合、次
のような効果を得ることができる。SC処理部村1に金
属層6が一体化されているので、マイクロ波がこのSC
処理部材1を経て漏洩することを阻止できる。そのため
、例えばパンチングメタル等のマイクロ波の漏洩防止部
村を別個に設ける必要がなく、構成の簡略化を図ること
ができる。さらに、SC処理部材1とは別部材のマイク
ロ波漏洩防止部材がずれてSC処理部村1の透孔4Bを
閉塞することを防止することもできる。また、加熱室側
にSC層3が向くので、金属層6を伝導して熱が逃げる
ことが防止でき、SC層3が十分に加熱され、よって、
十分な分解作用が生ずる。また、第7図に示す第4の実
施例のようにSC処理部材1の凹凸部4を穴4Cによっ
て形成してもよく、このように構成されたSC処理部材
1を、加熱調理器におけるセルフクリーニング処理面の
分解作用を必要とする箇所、例えば、加熱室の全面、加
熱室の天井板、夫板等に取付けることにより、調理加熱
による熱と空気中の酸素とにより、食品の油を効果的に
分解することができる。
以上説明したように、この発明によればセラミック多孔
質板に形成させた凹凸部表面にセルフクリーニング層を
形成させたので、セルフクリーニング層と酸素との接触
面積を増大させ、かつセルフクリーニング層の剥離を防
止することができるとともに、セルフクリーニング処理
部材に含有させたマイクロ波吸収物質によってマイクロ
波加熱時にマイクロ波を吸収してセルフクリーニング処
理部材を十分に加熱することができ、マイクロ波加熱時
であってもセルフクリーニング層の分解作用を有効に機
能させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は加熱調理器全体の概略構成を示す縦断面図
、第2図は第1のSC処理部材を示す縦断面図、第3図
は第2のSC処理部材を示す縦断面図、第4図はSC処
理部材の油除去効果を示す特性図、第5図は第2の実施
例を示す全体の縦断面図、第6図は第3の実施例を示す
要部の縦断面図、第7図は第4の実施例を示す姿部の縦
断面図である。 1,1′…処理部材、2・・・素材、3・・・SC層、
4・・・凹凸部、5・・・マイクロ波吸収物質、11・
・・加熱調理器本体、14・・・加熱室。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セラミツク多孔質板の表面に凹凸を形成し、この凹
    凸部表面にセルフクリーニング層を形成するとともに、
    少なくとも前記セラミツク多孔質板またはセルフクリー
    ニング層のうちの何れか一方にマイクロ波吸収物質を含
    有させたセルフクリーニング処理部材を設け、このセル
    フクリーニング処理部材をマイクロ波による加熱調理機
    能を備えた加熱調理器本体の加熱室内壁面に装着したこ
    とを特徴とする加熱調理器。
JP6808280A 1980-05-22 1980-05-22 加熱調理器 Expired JPS6019405B2 (ja)

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JP6808280A JPS6019405B2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 加熱調理器

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JPS56165837A JPS56165837A (en) 1981-12-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63802U (ja) * 1986-02-03 1988-01-06

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JP4820682B2 (ja) * 2006-04-17 2011-11-24 株式会社東芝 加熱調理器

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JPS63802U (ja) * 1986-02-03 1988-01-06

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