JPS60194037A - 磁気ヘツド用非晶質合金 - Google Patents

磁気ヘツド用非晶質合金

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JPS60194037A
JPS60194037A JP59047905A JP4790584A JPS60194037A JP S60194037 A JPS60194037 A JP S60194037A JP 59047905 A JP59047905 A JP 59047905A JP 4790584 A JP4790584 A JP 4790584A JP S60194037 A JPS60194037 A JP S60194037A
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amorphous
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amorphous alloy
heat treatment
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Hiroshi Tateishi
浩史 立石
Susumu Hashimoto
進 橋本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は磁気ヘッド用非晶質合金に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、磁気記録装置等における磁気ヘッドには、例えば
Fe−N1合金()母−マロイ)あるいはFs−81−
A1合金(センダスト)等の結晶構造を有する高透磁率
材料が使用されている。しかしながら、Fe−Ni合金
は透磁率が高い反面、耐磨耗性が劣シ、また、F・−8
1−A7合金は耐磨耗性には優れているものの、機械的
強度が弱く、脆いため塑性加工が極めて困難であるとい
う問題点を有している@ これらに対し、近年、結晶構造を持たないCo−Fs−
Ni−81−B系の非晶質合金が高飽和磁化や低磁歪等
の優れた磁気的特性を有していることが見出されたため
、新たな磁気ヘッド用材料として注目されている。
しかしながら、一般にVTR等に使用される磁気ヘッド
においては、安定で強固な接着が要求され、特にガラス
による接着が望ましいとされている。ところが、ガラス
接着にa400℃以上の温度での熱処理とその後の徐冷
が必要である。この点で非晶質合金は必ず結晶化温度(
Tx)を有しておシ、その温度の近傍で熱処理をすると
緒特性、特に実効透磁率が低下する。また、上記低磁歪
非晶質は、磁性元素であるCo 、Fe 。
Niのうち少なくとも2種以上を含んでいるので、熱処
理後の徐冷で誘導磁気異方性が発生し、やはシ実効透磁
率を低下させる原因となる。
更に、磁性元素がCoのみであるCo−Zr−Nb系等
の低磁歪非晶質合金も知られているが、これらの低磁歪
非晶質合金においても9kG以上の高い飽和磁化を示す
ような組成はCoの原子濃度が81%以上であり、やは
シ熱処理後の徐冷で誘導磁気異方性が発生して上述した
のと同様な劣化がみられるという欠点がある。
以上のようなことから、優れた磁気ヘッド用非晶質合金
としては、ガラス接着の熱処理に必要な温度より高い結
晶化温度(具体的には550℃以上)を示し、しかも熱
処理後の徐冷によって緒特性が劣化しないことが要望さ
れている。
この点、1種類の磁性元素を低濃度しか含まないような
組成にすれば、徐冷後の実効透磁率の劣化は防げるが、
この場合は高飽和磁化を有することが困難であった。
〔発明の目的〕
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、9kG
以上の高飽和磁化かつlO以下の低磁歪という優れた磁
気特性を示し、しかも550℃以上の高い結晶化温度を
有し、徐冷に伴う熱処理を施しても緒特性、特に実効透
磁率が低下しない磁気ヘッド用非晶質合金を提供しよう
とするものである。
〔発明の概要〕
本発明の磁気ヘッド用非晶質合金は、次式%式% (但し、Xrl及び2は各元素の合金中での原子濃度を
表わし、 0.1≦X≦3.8≦y≦13.10≦2≦13゜9≦
x +y≦13.19≦x −1−y −1−z≦24
の関係を満足するものである。) で示されることを特徴とするものである。
以下において本発明を更に詳細に説明する。
本発明の非晶質合金はコバルト(Co)を主体とするも
のである。Coを主体とした理由は磁気ヘッド用材料と
して9kG以上の高飽和磁化を示し、かつ低磁歪を示す
最適組成が得易いからである。
ネオジウム(Nd)は本発明の非晶質合金の結晶化温度
の上昇に大きく寄与するものであるが、ある濃度で添加
効果が飽和する。また、これと同時にCoと置換するこ
とによる飽和磁化の減少量が少ないため、後記するよう
に結晶化温度の上昇に寄与するがCoと置換することに
よる飽和磁化の減少量の多いHfの代替元素として用い
られ、飽和磁化を高い値に維持しつつ高い結晶化温度を
得るのに寄与するものである。ここで、Ndの合金中で
の原子濃度XをOo1≦X≦3 の範囲に限定したのは
、Xが011未満であると添加効果が顕著でないためで
あり、一方Xが3を超えると上述したHfとの結晶化温
度に関しての代替効果がなくなるためである。
ハフニウム(Hf)は本発明の非晶質合金の結晶化温度
を上昇させるとともにボロン景との関係で低磁歪化を図
るものである。ここで、Hfの合金中での原子濃度yを
8≦y≦13 の範囲に限定したのは、yが8未満であ
るとNdを添加しても550℃以上の高い結晶化温度が
得られないためであシ、一方yが13を超えるとCoと
置換することによる飽和磁化の減少量が大きく、9kG
以上の高飽和磁化が得られないためである。
また、yが上記範囲にある場合は後記するがロン量との
関係で磁歪が10−6以下の小さい値を示すことができ
る。
?ロン(B)は合金の非晶質化を助長するとともに合金
の物理的特性を改善する作用を有するものである。ここ
で、Bの合金中での原子濃度lを10≦2≦13の範囲
に限定したのは、2が10未満であると磁歪が10−6
よp大きな値を示すためであり、一方13を超えると脆
化が著しくなり実用に適さないためである。
上記Nd及びHfの原子濃度X及びyはその合計x+y
が9≦x 十y≦13の関係を満足するものである。こ
れはこの合計が9未満であると550℃以上の高い結晶
化温度が得られないためであり、一方13を超えると9
 kG以上の高飽和磁化が得られないためである。
上記Nd 、 Hf及びBの原子濃度x、y及び2は、
その合計x+y+zが19≦x −1−y −1−z≦
24の関係を満足するものである。これは、この合計が
19未満であると熱処理後の徐冷で誘導磁気異方性が発
生し易くなシ、実効透磁率等の磁気特性の劣化を招くか
らであり、一方24を超えると9kG以上の高飽和磁化
が得られないためである。
なお、本発明の磁気ヘッド用非晶質合金は、上述したC
o + Hd 、 Hf及びBの各成分を所定の割合で
調合した後、溶融して液体急冷法を用いるか、あるいは
スノ’? ツタ法等によって非晶質化し、必要に応じて
熱処理を施すことによシ容易に製造することができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1〜4及び比較例1〜8 第1表に示す組成の非晶質合金を各々スノ臂ツタ法によ
り作製した。作製条件は以下の通りである。
使用装置:対向二極式RFスl?ツタ装置ターゲット=
100簡φ母合金 Ar気圧: 5 X I Q torr入力電カニio
ow 基板:マコールガラス(外径10m+φ、内径6闘φの
リングコア形状をしたものを いくつか並べたもの) 基板温度:100℃水冷 膜形成速度ゴ100〜120 i/min以上の条件下
で各組成とも厚さ2声の薄膜非晶質合金試料を得た。
得られた薄膜試料について以下のようにして諸特性を測
定した。
(1)結晶化温度 基板から剥離した薄膜試料に対して示差熱分析計を用い
て測定した。但し、結晶化温度は昇温中最初に現われる
発熱ピークの発熱開始温度とした。
(ii) 飽和磁化 試料振動型磁化測定装置を用い、10 koeの磁場に
おける各試料の薄膜面内方向の磁化の値を測定し、飽和
磁化とした。
01D 実効透磁率及び保磁力 表面に各非晶質合金の薄膜が形成された外径10mφ、
内径6Trr!nφのリング形状のマコールガラス2個
を、軟化点が380℃であるソーダガラスのスパッタ膜
を介在させて積層接着した。次いで、この積層体を50
0℃で30分間熱処理した後、毎分3℃の割合で徐冷し
て積層コアを得た。それぞれの非晶質合金を用いた積層
コアについて、コイルを30回巻きつけ、インピーダン
ス計を用いてインダクタンスを測定し、計算により実効
透磁率をめた。なお、実効透磁率は5 MHzにおける
値を示す。また、各試料に二次コイルを50回巻きっけ
、自動自記磁束計を用いて直流B−H曲線を測定し、計
算により保磁力をめた。
(iψ 飽和磁歪定数 ストレインゲージ法を用いて測定した。以上の諸特性を
下記表に併記する。
上記表から明らかなように、比較例1は従来磁気ヘッド
用材料として優れた磁気特性を示すといわれていたもの
であるが、結晶化温度が380℃と低い値であるため5
00℃でのガラス接着により結晶化してしまい、ガラス
接着後の実効透磁率の値が著しく小さい。比較例2はH
fを含むがNdは含まないため、結晶化温度は高いが飽
和磁化の値が小さい。比較例3はHfの原子濃度Xが8
未満であるため、Ndが添加されてはいるが高い結晶化
温度が得られず、500℃でのガラス接着後の実効透磁
率の値が小さい。
比較例4はHfの原子濃度Xが13を超えるため飽和磁
化の値が小さい。比較例5はNd及びHfの原子濃度X
及びyの合計x −1−yが9未満であるため、結晶化
温度が550℃以上とならず、500℃でのガラス接着
後の実効透磁率の値が小さい。比較例6は同合計x十y
が13を超えるため、飽和磁化の値が小嘔い。比較例7
はHd 、 I(f及びBの各原子濃度X r ’!及
び2の合計x +y +zが19未満であるため、結晶
化温度tf550℃であるにも拘らず500℃でのガラ
ス接着後の徐冷中に誇導磁気異方性が発生してしまい、
接着後の磁気特性が劣化している。また、Bの原子濃度
2が10未満であるため磁歪が大きい。比較例8は同合
計x −1−y −1−zが24を超えるため、飽和磁
化が小さい。比較例9は。
Bの原子濃度2が10未満であるため、磁歪が10 を
大きく上回っている。
これに対して実施例1〜4の非晶質合金はいずれも9 
kG以上の高い飽和磁化及び10−’ 以下の小さい飽
1o磁歪を示し、しかも550℃以上の高い結晶化温度
を有し、500℃でのガラス接着後の徐冷によっても実
効透磁率が劣化することがない。 − 更に、NdのHfとの代替効果を調べるために”78.
5NdXHf11−XB10.5で表わされる非晶質合
金試料を、Xを変化させて上述したのと同様な方法で数
種類作製し、上記(1)及び(11)の方法で結晶化温
度及び飽和磁化を測定した。この結果を図に示す。
図からXが0.1未満では9kG以上の高飽和磁化が得
られず、Xが3を超えると、結晶化温度が550℃未満
となりNdのHfとの代替効果が見られなくなることが
わかる。
なお、各実施例の磁気ヘッド用非晶質合金に用いたHf
i重量濃度で純度99.8チのものであり、zrを0.
02%程度含有するが、こうしたZr等の不純物は本発
明の効果に何ら影響するものではない。また、純度95
チ(Zr含有率3チ程度)の比較的低純度のHfを用い
た場合でも本発明の所期の効果が得られることが確かめ
られた。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く本発明の磁気ヘッド用非晶質合金によ
れば、高飽和磁化、低磁歪を示し、しかもガラス接着後
の徐冷によっても実効透磁率が劣化することがないので
、磁気特性に優れ、かつガラス接着された強固な磁気ヘ
ッドの製造に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
図はco7B、5Ndx” 11−z B10.5非晶
質合金のXと結晶化温度及び飽和磁化との関係を示す特
性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式 %式% (但し、X*’l及び2は各元素の合金中での原子濃度
    を表わし、 0.1≦X≦3 8≦y≦13 10≦2≦13 9≦x+y≦13 19≦X+y+Z≦24 の関係を満足するものである。) で示されることを特徴とする磁気ヘッド用非晶質合金。
JP59047905A 1984-03-13 1984-03-13 磁気ヘツド用非晶質合金 Granted JPS60194037A (ja)

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