JPS6019372Y2 - 温度補償回路 - Google Patents

温度補償回路

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JPS6019372Y2
JPS6019372Y2 JP1977050336U JP5033677U JPS6019372Y2 JP S6019372 Y2 JPS6019372 Y2 JP S6019372Y2 JP 1977050336 U JP1977050336 U JP 1977050336U JP 5033677 U JP5033677 U JP 5033677U JP S6019372 Y2 JPS6019372 Y2 JP S6019372Y2
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JP
Japan
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diode
voltage
circuit
temperature
temperature compensation
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JP1977050336U
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JPS53146332U (ja
Inventor
隆一 福田
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、増幅回路に対して用いるに最適な温度補償
回路に関するものである。
従来からトランジスタ増幅器のベースに加えるためのバ
イアス回路を兼ねた温度補償回路としては、第1図のよ
うな回路が公知であった。
第1図の回路は、接地点を基準電位点とし第1電圧線の
入力端子1と、接地点との間に、抵抗R1、とダイオー
ドDとを直列接続し、そのさい該ダイオードDには順方
向バイアスが印加されるように、その極性を設定し、該
ダイオードDと抵抗R□との接続点4と接地点との間に
ボリューム■。
を接続して、該ボリューム■Rの摺動片に設けた、出力
端子3より、出力電圧vOを得、該出力電圧■0を被補
償トランジスタ増幅器のベース回路に供給するようにし
たものである。
この温度補償回路は、前記トランジスタの温度特性を、
前記ダイオードDの温度特性によって補償しようとする
ものであるが、出力端子3に得られる出力電圧■。
の温度係数が、使用するダイオードの順方向電圧VFの
温度係数αと等しく、従って任意の温度係数を得ること
が出来ないから、正しく補償出来ない欠点を有していた
本考案は従来の温度補償回路におけるこのような欠点を
改良するためになされたもので、出力電圧の温度係数を
任意に設定出来る温度補償回路を提供するものである。
以下図面に従って詳細に説明する。
第2図はこの考案による温度補償回路の原理説明図であ
る。
第1図に示した従来例では、ダイオードDを接続点4と
接地点との間に接続したのであるが、第2図では、ダイ
オードDを、前記接続点4と第2電圧源の出力端子2と
の間に接続した。
なおダイオードDには順方向電圧Vが印加されるように
その極性を設定する。
又第2電圧源の出力■つは、この実施例では、抵抗R2
とR3よりなる分圧回路により、直流電圧鳥を分圧して
得るようにした。
第2図の他の部分については第1図によるものと同一構
成であるから、理解を容易にする為各部の符号は第1図
と同一にした。
ここで接続点4と、基準電位点すなわち接地点との間に
生ずる電圧■は、 V=V、−VP ■又ダイオ
ードDの温度係数をαとし、第2電圧源電圧Vxの温度
変化は無視出来るものとすると、温度変化がtである場
合の、接続点4に生ずる電圧■は ■=■つ+■F(1+αt) ■前記接続
点4に生ずる電圧の温度係数をβにすると、 vt−v 1 β=7 ・1 ■ であるから■式、■式を代入すると、 β”V、+ V、・・ ■となるから、
■式からVxを調整することにより、接続点4に生ずる
電圧■の温度係数βの絶対値及びその正負を自由に設定
出来ることがわかる。
出力端子3に生ずる出力電圧Voは、接続点4の電圧■
をボリュームVRによって分圧するものであるから、該
出力電圧■0の温度係数も又βに等しい。
ここで第2電圧源の出力■8を2Vp < Vつ〈0
■の範囲に設定すれば、■式か
ら明らかなように1β1〉α
■とすることが出来る。
なお、第2図においてダイオードの極性を逆にして接続
し、入力端子1の電圧B1を、第2電源電圧Vxより低
く設定してもよい。
この場合上記の■式■式はそれぞれ下記の■′式■′式
のようになる。
V”Vx Vp ■′
Vt= Vx Vp (1+a t )
■′従ってこの場合の接続点2に生ずる温度係数βは 一■ 一一一一一」−− B −v v ” Q ■′F 又■と同様に 2Vp > Vヶ〉0 ■
・となるように第2電圧電源Vケを調整すると1β1〉
α ■′とすることが出来る
第3図は、本考案による温度補償回路をコンプリメンタ
リプッシュプル増巾回路の、オフセット電圧の補正及び
その温度補償のために用いる場合の一実施例である。
なお理解を容易にするために第2図における各素子及び
各接続点と同一機能を有する素子及び接続点については
、同一記号もしくは、同一記号の右肩にダッシュを付し
た記号を用いて表わした。
すなわち、第3図の抵抗R1゜R2,R3及びダイオー
ドD及び接続点2,4よりなる回路部分Aと、抵抗R□
’t R2’! R3’およびダイオードD′及び接続
点2’、4’よりなる回路部A′とは互いに対称に配置
されており、両回路部分A及びA′は共に、第2図の、
抵抗R1,R2,R3及びダイオードD及び接続点2,
4よりなる回路部分と、同一の機能を有している。
ただし、第3図においては、電源端子1及び1′には、
それぞれ正電圧3.及び負電圧(−Bi、)を印加する
ようにしたので、ダイオードD′の接続については、第
2図におけるダイオードDとは逆になる。
又出力電圧Voは、接続点4と4′との間にボリューム
V1oを接続し該ボリュームの摺動片に接続した出力端
子3より取り出す。
以上のような構成によれば、接続点4及び4′の各電圧
V及びV′の温度係数β及びβ′は、抵抗R2,R3よ
りなる分圧回路及び抵抗R2′、R3′よりなる分圧回
路によってそれぞれ調整出来る。
このことについては第2図の原理説明図で詳細に説明し
たのでここでは省略する。
従って出力電圧VoはボリュームV1oによって前記電
圧■とV′との間の任意の値に調整することが出来る。
又該出力電圧Voの温度係数は、出力電圧Voが接地電
位に等しい場合を境にして、ボリュームV1oを接続点
4の側えずらす場合はβになり、接続点4′の側えずら
す場合はβ′となる。
第4図は、第3図による温度補償回路によって、バイア
ス電圧を供給するに適する、公知のコンプリメンタリ増
巾回路の一例である。
該増幅回路は、PNPトランジスタT1のエミッタ及び
コレクタに、それぞれ抵抗R5及びR6を直列接続し、
かつ抵抗R6とトランジスタT1との直列回路に対して
並列に、PNPトランジスタT2を接続した差動増幅器
と、NPNトランジスタT1′のエミッタ及びコレクタ
にそれぞれ抵抗R5′及びR6′を直列接続し、かつ抵
抗R6′とトランジスタT□′との直列回路に対して並
列にNPN トランジスタT2′を接続した差動増幅器
とを有しており、両差動増巾器を出力電圧B及び−Bの
正負両電圧源の間に接続したもので、そのさい、各差動
増巾器は、各トランジスタのエミッタ、コレクタ間に、
順方向バイアスが印加されるように対称に配置し、され
にトランジスタT1とT□′のベース同志、及びトラン
ジスタT2とT2′とのベース同志をそれぞれ接続した
ものである。
上記コンプリメンタリ増幅回路の出力端子は、トランジ
スタT1及びT2′のコレクタ5び5′であり、又入力
信号はトランジスタT1及びT□′のベースに加え、バ
イアス電圧は該ベースに接続された抵抗R7を介して印
加する。
なおトランジスタT2及びT2′のベースは抵抗R8を
介して接地されている。
ここで第3図の温度補償回路の出力端子3を、端子6に
接続し、ボリュームV1oによって、該コンプリメンタ
リ増幅回路によって生ずるオフセット電圧が最小になる
ように調整する。
そのさい、該オフセット電圧の温度による変動を打ち消
すように前記温度係数β及びβ′を設定すれば広い温度
範囲においてオフセット電圧を非常に小さく保つことが
出来る。
なお、オフセット電圧の正負いずれかに応じて、その温
度特性が各々異なる場合は、前記の各温度係数β及びβ
′を、それぞれの温度特性に合せて設定すればよい。
以上の実施例においてダイオードを2個以上直列に接続
してもよく、この場合は出力電圧の可変範囲を広げるこ
とが出来る。
又以上の実施例ではダイオードの順方向電圧が電流に対
してほぼ一定となる領域を用いたが、これとは逆に、逆
方向電圧が電流に対して一定となるような、例えば、ツ
ェナーダイオード等の素子を用いる場合は、第2図、第
3図におけるダイオードの接続を逆にすればよい。
以上詳細に説明したように、この考案による温度補償回
路は、その温度係数を、被補償回路の温度特性に応じて
、最適値に設定することが出来る、優れた効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例、第2図はこの考案の原理説明図、第3
図はこの考案をコンプリメンタリ増幅回路に適用する場
合の一実施例で、R1,R2,R3゜R,’、 R2’
、 R3’は抵抗[)、D’はダイオード、Vloはボ
リューム第4図はこの考案によって温度補償されるコン
プリメンタリ増幅回路の一例である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ極性が異なる第1及び第2の電源と、上記第1
    の電源にアノードが接続された第1ダイオードと、上記
    第2の電源にカソードが接続された第2のダイオードと
    、上記第1ダイオードのカソードに第1の抵抗器を介し
    て順方向電流を供給する第3の電源と、上記第2のダイ
    オードのアノードに第2の抵抗器を介して順方向電流を
    供給する第4の電源と、上記第1ダイオードのカソード
    と第2のダイオードのアノードとの間に生ずる電圧を分
    圧して出力を得る抵抗分圧手段とを有することを特徴と
    する温度補償回路。
JP1977050336U 1977-04-22 1977-04-22 温度補償回路 Expired JPS6019372Y2 (ja)

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JP1977050336U JPS6019372Y2 (ja) 1977-04-22 1977-04-22 温度補償回路

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JP1977050336U JPS6019372Y2 (ja) 1977-04-22 1977-04-22 温度補償回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53146332U JPS53146332U (ja) 1978-11-17
JPS6019372Y2 true JPS6019372Y2 (ja) 1985-06-11

Family

ID=28937611

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977050336U Expired JPS6019372Y2 (ja) 1977-04-22 1977-04-22 温度補償回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49109441U (ja) * 1973-01-17 1974-09-19

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JPS53146332U (ja) 1978-11-17

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