JPS60192164A - 内燃機関のタイミングベルトプ−リ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クランク軸端部ヘフライホイールと共に取付
けられるタイミングベルトプーリの構造に関するもので
ある。

従来技術 内燃機関のクランク軸端部には、フライホイールに加え
て、カム軸等を駆動するタイミングベルトプーリが取付
けられるのが普通である。

第１図は、この種内燃機関におけるフライホイールとタ
イミングベルトプーリの従来の取付は構造を示している
。図において、（１）は、エンジンブロックであって、
このエンジンブロック（１）よりクランク軸（２１の端
部が突出している。該クランク軸（２）端部には、まず
、スペーサ（３）が外嵌され、更に、このスペーサ（３
）の外側に、キー（４）を介してタイミングベルトブー
１月５）が外嵌されるとともに、更に外側から、締め付
はナンド（６）をクランク！Ｉｌｌ　＋２１へ螺合して
、該タイミングベルトプーリ（５）を前記スペーサ（３
）との間で締め付は保持している。（７）は、締付はナ
ンド（６）とタイミングへルトプーリ（５）との間に介
装した該締付はナンド（６）の回り走用座金である。タ
イミングへルトプーリ（５）の外周には、タイミングベ
ルト（８）を係合させるための歯部（９）が形成され、
更に、この歯部（９）の両側において、タイミングベル
ト（８）が離脱するのを防止するリング状のガイドプレ
ート（１，０）　（１０）が、外嵌固着されている。

更に、この締付はナンド（６）の外側においては、クラ
ンク軸（２）端部先端のテーパ外周部（１１）に、キー
（１２）を介して、フライホイール（１３）のボス部が
圧入されている。（１５）は、更にこのフライホイール
（１３）より外側において、該フライホイール（１３）
外側面に当接させた押さえプレート、（１６）は、この
押さえプレート（１５）の外側より挿入して、その雄ネ
ジ部（１７）をクランク軸（２）の軸方向に形成した雌
ネジ（１８）へ、螺合して締め付けた締付はボルトを示
している。

上記従来の構造においては、タイミングベルトブー１月
５）をナンド（６）によって締め付は固定しており、そ
のため、このナツト（６）、及び、該ナツト（６）の回
りを防止する座金（７）が必要となるとともに、フライ
ホイール（１３）を圧入するときの余裕を持たせるため
、該ナツト（６）とフライホイール（１３）ボス部との
間に隙間（１９）を設けておかなければならず、これら
締付はナンド（６）、座金（７）及び隙間（１９）の分
だけ軸方向寸法が長くなり、それだけ大型化するととも
に重量が重くなり、更には、部品点数も増加する欠点が
ある。

発明の目的 本発明は、このようなフライホイールとタイミングベル
トプーリ取付は部の軸方向寸法を短縮し、かつ、部品点
数を減少したタイミングへルトプーリの構造を提供する
ことを目的としている。

発明の構成 上記の欠点を解消するため本発明では、クランク軸へフ
ライホイールを取り付け、更にこのフライホイールのボ
ス部外周にタイミングへルトプーリを設けたことを特徴
としている。

実施例 以下、本発明の構成を図示の実施例に基づいて説明する
と、従来と同じくシリンダブロック（３１）より外方に
突出するクランク軸端部（３２）は、そのシリンダブロ
ック（３１）側の半部がストレート形状（３３）に、先
端側の半部が、先端に向がって小径となるテーパ形状（
３４）となるように形成されている。そして、フライホ
イール（３５）は、そのボス（３６）が上記テーパ形状
部（３４）へキー（３７）を介して従来と同様に圧入さ
れるが、更に、このクランク軸端部（３２）の前記スト
レート形状部（３３）外周を覆うようにして、小径な突
出ボス部（３８）が、段部（４ｏ）を介して一体に形成
されている。

（３９）は、本発明のタイミングベルトプーリであって
、このタイミングベルトプーリ　（３９）が、上記突出
ボス部（３８）へ前記シリンダブロック（３１）側より
圧入して固着されている。このタイミンクヘルドプーリ
　（３９）の内周と突出ボス部（３８）外周には、第３
図にも示すように、相互に適合してキー溝（４１）　（
４２）が形成され、これらのキー溝（４１）　（４２）
に跨って挿入されたキー（４３）により、該タイミング
ベルトプーリ　（３９）の円周方向の位置決めがなされ
ている。また、タイミンクヘルドプーリ　（３９）には
、そのシリンダブロック（３１）側の端部より外周に突
出して、タイミングベルトの離脱を防止する環状のガイ
ド（４４）が一体に形成されている。他方、この一体形
成されたプーリガイド（４４）の反対側には、フライホ
イールボス部（３６）の前記段部（４ｏ）が、該タイミ
ングベルトプーリ　（３９）外周に形成した歯部（４５
）より直径外方向に突出して、タイミングベルトの離脱
を防止する他方のガイドに兼用せしめられている。

なお、図中（４６）は、従来と同様にフライホイールボ
ス部（３６）の外側面に当接させた押さえプレート、（
４７）は、この押さえプレート　（４６）の外側よりク
ランク軸端部（３２）へ螺入した締付はボルトを示して
いる。また、フライホイールク３５）の外周には、始動
電動機側に連結されるスタータギヤ（４８）が嵌着され
ている。

第４図は、本発明の他の実施例を示しており、この実施
例では、更に進んで、クランク軸端部（３２）へ圧入し
たフライホイールボス部（３６）の内端より、小径のタ
イミングベルトプーリ　り３９）を一体に突出形成した
ものである。この場合、フライホイールボス部（３６）
とタイミングベルトプーリ　（３９）との境界段部（６
１）が、タイミングベルトの離脱を防止する一方のガイ
ドを構成し、他方、タイミングベルトプーリ　（３９）
の先端部には、もう１つの特別のガイドプレート（６２
）を外嵌してかしめることによって固着している。なお
、この実施例では、フライホイールボス部（３６）　’
ｃ本体部（６３）と別体に形成し、この本体部（６３）
は、例えば、薄肉鋼板を板金加工によって成形したもの
を用い、これをボス部（３６）外周へ溶接している。こ
の場合、該ボス部（３６）が本体部（６３）と別体であ
るので、該ボス部（３６）と一体に形成したタイミング
ベルトプーリ　（３９）外周の歯部（４５）が、比較的
容易に加工出来る利点がある。また、この本体部（６３
）の外周には、フライホイール重量を確保するための環
状ブロック（６４）が外嵌して溶着されるとともに、こ
の環状ブロック（６４）は、その外周にスタークギヤ（
６５）を形成している。この実施例では、第２図に比較
して、位置決め用のキー（３７）が１個のみで済む効果
がある。

なお、この第４図において、クランク軸軸中心より下側
の半部は、フライホイールボス部（３６）内周部とクラ
ンク軸端部（３２）外周との間に、テーパブツシュ（６
６）を介装して圧入した場合を示している。この場合に
は、クランク軸端部（３２）の外周はストレート形状で
あり、テーパブツシュ（６６）外周とフライホイールボ
ス部（３６）内周に、シリンダブロック（３１）側に向
かって小径となるテーバ（６７）が形成される。その他
、第２図と同じものは同一の符号を用いて表している。

第５図は、タイミングベルトプーリ　（３９）の取付は
構造を示す別の構造を示している。この第５図において
、タイミングベルトプーリ　（３９）は、第１図従来と
同じスペーサ（７１）及びガイドプレー　ｌ−（７２）
の外側にキー（７３）を介して圧入されているが、この
タイミングベルトプーリ　（３９）の外側には、従来の
ような座金を介在させないで、直接締付はナツト（７４
）を螺合してタイミングベルトプーリ　（３９）を締付
は固定している。そして、この締付はナツト（７４）は
、その外周に、前記タイミングベルトプーリ　（３９）
外周の歯部（４５）よりも直径外方向に突出する環状突
出部（７５）を形成し、この環状突出部（７５）によっ
て、タイミングベルトの離脱を防止する他方の側のガイ
ドに構成している。更に、締付はナツト（７４）の外側
には、従来と同じくフライホイールボス部（３６）がキ
ー（３７）を介して圧入されるが、このフライホイール
ボス部（３８）内端と前記ナンド（７４）との間に、断
面波形の座金（７６）が介装されて、該ナツト（７４）
の廻りを防止するようにしている。

また、この第５図においても、フライホイールボス部（
３６）は、本体部（６３）と別体に形成され、更に本体
部（６３）の外周に、第４図と同じく、環状ブロック（
６４）が圧入されるとともに、この環状ブロック（６４
）の外周に、スクータギヤ（６５）が形成されている。

（７７）は、この本体部（６３）と環状ブロック（６４
）との間に挿入した位置決めピンである。

効　果 上記の如く本発明によれば、タイミングへルトプーリを
フライホイールボス部へ圧入するか、或いは、このタイ
ミングベルトプーリをフライホイ−ルポス部に一体形成
する等して、該フライホイールボス部に設けているから
、従来のように締付はナンドや該締（＝Ｊけナツトの回
り重用座金不要で、かつ、タイミングベルトプーリ外側
に、フライホイールボス部を圧入する際の余裕隙間を設
ける必要がなく、それだけ軸方向寸法を短縮化できて、
軽量かつコンパクトに構成できる効果が得られ、同時に
これらの部品が不要となることから部品点数が減少する
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来構造を示すフライホイール及びタイミング
ベル１−プーリ取（＝Ｊり部の縦断面図、第２図は本発
明実施例を示す要部縦断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ
線断面図、第４図及び第５図はフライホイール及びタイ
ミングベルトプーリ外側皺の他の構造を示す要部縦断面
図である。 （３２）−−・クランク軸端部、 （３５）　−フライホイール、 （３６）　−フライホイールボス部、 （３９）−・−タイミングベルトプーリ。 特許　出願人　ヤンマーディーゼル株式会社代理人弁理
士　樽　本　久　幸 第５図 ６５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、クランク軸へフライホイールを取り付け、更に、こ
   のフライホイールのボス部外周にタイミングベルトプー
   リを設けたことを特徴とする、内燃機関のタイミングベ
   ルトプーリ。 ２、フライホイールボス部にタイミングベルトプーリを
   圧入した特許請求の範囲第１項記載の内燃機関のタイミ
   ングへルトプーリ。 ３、フライホイールボス部にタイミングベルトプーリを
   一体形成した特許請求の範囲第１項記載の内ＭＡ　４２
   ３１関のタイミングへルトプーリ。