JPS60191693A

JPS60191693A - ステンレス鋼フラツクス入りワイヤ

Info

Publication number: JPS60191693A
Application number: JP4672284A
Authority: JP
Inventors: Shiro Aoki; 青木　司郎; Kyukichi Yagidate; 柳館　久吉; Tatsuo Enomoto; 榎本　達夫
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1984-03-12
Filing date: 1984-03-12
Publication date: 1985-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、ステンレス鋼浴接材料に係り、さらに詳しく
は高窒素ステンレス鋼の浴接において、溶接性能の良好
なステンレス鋼フシックス入りワイヤに関する。

〔従来技術とその問題点〕

ステンレス鋼は、すぐれた耐銹性、耐食性、耐酸化、注
、耐熱性を有することから各方面で広く使われているが
、浴接法としては被覆アーク酊接棒による手溶接が主体
であることから浴接能率が劣るという問題がある。これ
に代るものとしてＭＴ、Ｇ溶接が普及してきている。

しかるにＭ　Ｉ　Ｇ　浴接法は能率面ですぐれているが
、ステンレス＠に適用するとブローホールが発生しやす
いという大きな問題点がある。特に溶接金屑中のＮ含有
量が多くなると、この傾向が一層顕著になるので、高窒
素ステンレス鋼のＭＩＧ！接は実用化がむずかしく゛、
能率の低い被覆アーク溶接やＴＩＧ溶接に頼っている状
態である。

この解決法として、例えば特開昭５３’−１２７３３６
号には、高窒素ステンレス鋼のソリッドワイヤを用い′
！′ｃＭＩＧ浴接において、Ｃ０２１Ｏ〜５０％ケアル
ゴン、アルゴン＋酸素、アルゴン士窒素、アルゴン＋酸
素十窒素ガスに混合したシールトガスケもちいて浴接す
ることにより、溶接部のブローホールを防止する方法が
開示されている。この方法は直接部のブローホールケ防
止するのＶＣは効果的であるが、一方酸化注ガスの混合
計が多くなると溶接金属が酸化される度合も大きく、浴
接金瑞表面に酸化皮膜を生じやすい。酸化皮膜が生じる
ような状態では浴融プールにおいて浴接金属の広がりが
少なくなり、融合不良を生じやすぐ、酸化皮膜ケ除去し
ないで、上層を浴接すると、その傾向がさらに助長され
、融合不良、スラグ巻込みなど浴接欠陥が出来やすいの
で％酸化皮１１９　ｋその都度除去することが必要とな
る。ソリッドワイヤ葡もちいたＭＩＧ浴接における酸化
皮膜の発生は、浴接余端のＮ量が多くなるほど助長され
る傾向にある。

このようなソリッドワイヤ葡もちい、先高窒素ステン１
／ス鋼ＭＩＧ浴接における問題点ケふまえ、７ラツクス
を内包し、ワイヤ径１．６朋φ以下の細径會もちい、さ
らにシールドガス全流して浴接ケ行うスラックス人シワ
イヤに注目して検討した。

７ラツクス入りワイヤの細径化によるガスシールドアー
ク浴接は、内包フラックスによるスラグシールドとガス
シールドの両者・により浴接金属ケ保設するので、浴接
金属表面に酸化皮膜が生ぜず、ｍ接金幌の広がりが得ら
れ、ビード形状が良好で、融合不良が発生しにくく、且
つ高能率浴接が可能であるが、スラグのはく離に問題が
ある。

スラグのはく離性は、溶接金属のＮ量が多くなるほど劣
化する傾向がある。ステン１／ス鋼スラックス人シワイ
ヤにおけるスラグのはく離性改善については、従来より
酸化ビスマスなど全添加すると効果があることが、例え
ば特開昭５’６−４３９３号公報に開示されている。酸
化ビスマスなど’Ｔｈｌ加すると、たしかにスラグのは
く離性は改善されるが、はく駒効果が顕著になる範囲に
おいて溶接金属の高温割れ感受性が増し、さらにビード
形状も乱れるという現象がみられる。

適用姿勢は、従来下向および水平すみ肉を対象として偉
討がなされてきているが、全姿勢溶接への適用が要望さ
れてきている。立向、横向浴接については、特開昭５６
−１０９１９２号公報に開示されているが、これは立向
、横向浴接のみを対象としており、全姿勢浴接？行うた
めには、下向用と立向（横向）用と浴接姿勢によって２
種如のワイヤケ用意し、使いわける必要があり、ワ、イ
ヤのとりかえ、保管などに手数が必要となる。

〔発明の目的〕

本発明の目的とするところは、前述の問題点に鑑み、高
窒素ステンレス鋼の心４妾においてブローホール、融合
不良などの溶接欠陥がなく、スラグのはく離性が良好で
、且つ高能率で、しかも全姿勢浴接作業性にすぐれる高
窒素ステンレス鋼スラックス入りワイヤを提供すること
Ｋある。

〔発明の構成〕

本発明はＮヶワイヤ外皮または充填フラックス中に添加
し、さらに充填スラックス中のＴｉＯ２゜Ｓ＋０２　、
　ＺｒＯ２＋　Ｓ　＋旧および脱酸剤ケ適量とすること
によって、これらの元素の相乗効果が顕著に現われ、高
窒素ステンレス鋼の全姿勢溶接において、ブローホール
、融合不良などの溶接欠陥がなく、スラグのはく離が良
好で、さら−に外観の美しいビードが得られ、且つ他の
溶接作業性の劣化、丑た高温割れ感受性、機械的性能の
劣化がなく、１種類のワイヤで全姿勢浴接作業性とした
ステンｌ／ス鋼７ラツクス入りワイヤである。

本発明の要旨は、ステンレス鋼？管状に成形した外皮の
内部にワイヤ全取量に対してＳの単体あるいは化合物の
１種または２種以上の合計がＳ単体に換算してｏ、　ｏ
　ｏ　ｉ〜０．１　ｗｔ％、Ｂｉ　の単体あるいは化合
物の１種または２種以上の合計がＢｉ単体に換算して０
００１〜０．３　ｗｔ％、ＴｉＯ２（ｌｉ〜１０ｗｔ％
、５ｉＯ２０，１〜７　ｗｔ％−ＺｒＯ２０，１〜５　
ｗｔ％、を含有するスラグ形成物と、Ｓｉ　、　Ｔｉ　
。

ΔＡ　、　Ｍｇの１種ｉたは２種以上の合計が０．０５
〜〜３　ｗｔ％の脱酸剤、さら［Ｎ′Ｉ！：ワイヤ外皮
または充填フラックスの一方または両方にＮに換算して
ワイヤ全軍量に対して００５〜Ｑ、　４　ｗｔ％含有せ
しめ、必ｇに応じ充填７ラツクスが水ガラスで湿式混合
されていること全特徴とするものである。

なお、本明細書で用いる％は、重量（ｗｔ）％全意味す
る。

以下に本発明について詳細に説明する。

まず、本発明にいう７ラソクス入９ワイヤとは。

第１図にその一例？示す工９な態様、即ちパイプを外皮
ｌとして用いるが又は帯鋼を外皮ｌとして用い、帯鋼の
唱部ケ内部に折り込んだ形のワイヤ断面？もつワイヤ？
さすものであり、ステンレス鋼のパイプまたは帯鋼ケ管
状に成形した外皮１の内部に充填７ラツクス２を充填し
たものである。

なお、外皮の骸状は第１図以ｔＡに帯鋼ゲ外皮として用
い、帯鋼の端面全突合せて管状としたもの、帯鋼の瑞面
紮重ねて管状としたもの、帯鋼ケ複雑に内部に折り込ん
で管状とした形状など、ｔｒＡ々の形状とすることは、
本発明の趣旨を損うものではない。

次にワイヤに充填されるスラグ形成物の成分範囲につい
て述べる。Ｓはスラグのはく離およびビード形状と外観
奮極めて良くする。即ち表面活性度が非常に大きく、浴
融金属および溶融スラグの界面張力を低下させ、このこ
とによりピード形状分フラットにし、ビード止端部のな
じみケ良くする。さらにビード表面とそれに接触するス
ラグ表面をなめらかにするためビード外観も葵しいもの
となる。

またビード表面に接触するスラグ面近傍のスラブＩＩＪ
Ｉの結合力を大きくすると同時に浴接金属とスラグ間の
結合力を小さくすることにより前記ビード表面および止
瑞部がなめらかになることと相まってスラグのはく離が
良好になる。しかし０．００１％未満では上記効果は認
められず、０．１％を超えると浴接金属の高温割れ感受
性が大きくなるので、本発明ではＳの単体あるいは化合
物の１種または２種以上の合計を単体に換算してＯ，Ｏ
Ｏｌ〜０．１％に規定した。特に後述する適量のＢｉ　
と同時に添加すると両者の相乗効果にエリスラグのはく
離性が顕著に向上になる。

ここでＳの化合物とは、硫化亜鉛、硫化鉛、硫化鉄、偏
Ｃ化銅、硫化／ぐリウム、偏Ｃ化カルシウム、硫化マン
ガン等の硫化物、硫化アルミニウム、イｍ酸カルシウム
、硫酸バリウム、硫酸鉄、硫酸鉛等の硫酸塩を指し、単
体もしくはいずれの化合物でもスラグのはく離ｉＣ有効
であることが判った。

仄１ｃ　Ｊ３　ｉ　は、これを添加すると浴融スラグの
融点が低下し、流動性も良くなり界面張力が低下し、ス
ラグのはく離性が著しく良好となるが、０．　Ｏｆ）　
１％未満では＠記効果は認められず、（）３％ケ超えて
添加しても特段の効果が期待できるものではなく、却っ
てビード形状が若干乱れてくるので、上限は０３％とす
る。

なお、Ｂ１　の化合物とは、金属ビスマス、酸化ビスマ
ス、弗化ビスマス、硫化ビスマス、水酸化ビスマス、塩
化ビスマスなど全指し、単体もしくはいずれのビスマス
化合物もスラグのは＜ｌ！；（＋、に有効であることが
判った。

・ｒｉ０２　は浴接金属を均一に被包し、しかも追従性
の良好なスラグを形成し、ビード形状を良好にするが、
０１％未満ではその効果が発揮されず、１０９１；を超
えるとスラグせが多くなりすぎて開先内でスラグが先行
し、スラグ巻込魯などの欠陥ケ生じやすく、またスラグ
が固くなり、開先内でのはく離ケかえって損うのでｏｌ
〜１０９６ＶＣ制限する。なお、Ｔ　ｉ　０２　はルチ
ール、イルミナイト、チタン白、チタンスラブ、等を単
独または複合で用いるか、単体もしくは化合物も添加量
がＴｉＯ２に換算して等鼠用いると、その効果はいずれ
も同じであることが判った。

５ｉ（Ｊ２　は被包性のよいスラグを形成するとともに
、集中性が良好となう。しかし、５１０２　お工び’ｆ
’　ｉ　０２のみにより形成され之スラグでｔよ、はく
雅の点で問題があり、前述のＳおよび旧　を適量添加す
ることにより、スラグ被包性、追従性、スノぐツタ、ア
ーク状態を損わずにスラグのは＜ＩＪｉｌ格段【：ｌ：
１向上させることができるものである。

５ｉ０２　の添加量が０．１未満ではその効果が不十分
であジ、７％を超えるとスラグが固くなるとともＶＣ、
焼付きを生じ、かえってはく離を損うので、ｏ、　ｉ〜
７％に制限する。

なお、５ｉ０２　は砕砂、カリ長石、マイカ、タルク、
カオリン、ジルコンサンド等を単独または複合で用いる
が、単体もしくは、化合物でも添加量がＳｉ　０２に換
算して等縫用いると、その効果はいずれも同じであるこ
とが判つ１ｃゎＺｒＯ２はスラグの凝固全円滑にするとともにスラグの
粘性ゲ調整し、全姿勢溶接において浴融金４の溶は落ち
ケ防ぎ、良好なビード形状を得るのに効果がある。

Ｚ　ｒ　０２　の添加量が０１％未満では、その効果が
不十分であジ、５％ケ超えると凝固が早くなりすぎ、ス
ラグの巻き込みなどの欠陥を発生しやすくなるので、０
．１〜５％に制限する。

なお、ＺｒＯ２は酸化ジルコニウムあるいはジルコンサ
ンド等ケ単独または複合で用いるが、単体もしくは化合
物でも添加量がＺ　ｒ　０２　に換算して等縫用いると
、その効果は同じであることが判つｒｃ。

Ｓｒ　、　Ｔｉ　、　ＡＡ　、　Ｍｇの脱酸剤は、ブロ
ーホールを防止し、Ｘ線性能を良好にするが、さらにＴ
ｉＯ＋　、　５ｉ０２　、ＺｒＯ２ｆ主要成分とするス
ラグ形成物にこれらの脱酸剤？適量添加するどとにより
、全姿勢溶接に２いて、アーク状態がよくなるとともｖ
ｃ浴融金蜆の凝固状態が良好となり、平滑できれいなビ
ード形状が容易に得られ、自動浴接装置を用いれば、長
尺の全姿勢浴接が高能率で行えるようになる。

Ｓｉ　、　Ｔｉ　、　ＡＡ　、　Ｍｇは単体″！、たは
他金属との合金を単独ないし複合で用いるが、添加量が
０．０５％未満では脱酸不足となるため溶接金属は多孔
質となり、Ｘ線性能が劣化する。一方、３％を超えると
脱酸性元累が溶接金属に多量に歩留り、耐割れ性の低下
を来たすとともＶＣ，溶接金属の延性を損うので、０．
０５〜３％に制限する。

Ｎは、浴接金属の機械的強度を高めるとともに耐孔食性
を向上させる。しかし０．０５９１ｉ未満ではその効果
が少なく、０．４％を超えるとスラグのはく離が劣化す
るのでＮは０．０５〜Ｑ、４ｗｔ％に制限する。なおＮ
は窒化マンガン、窒化クローム等で充填７ラツクスに添
加しても、外皮に添加しても。

または両方に添加してもその効果は同じである。

Ｎ（！ｌ−充填フラックスに添加する場合、窒化マンガ
ン、窒化クローム以外の窒素化合物で添加してもよい。

本発明の構成は上記した通りであるが、この他溶接金騙
の成分調整のため、Ｍｎ　、　Ｏｒ　、　Ｎｉ　、　Ｍ
ｏ。

Ｎｉ　、　Ｏｕ等、また、スラグの流動性、アーク安定
性等浴接作業性向上のためア、ルミナ、酸化マグネシウ
ム％酸化鉄、チタ７酸力υ、弗化ソーダ等を添加するこ
とができる。

外皮ｔａ、ステン１／ス鋼であるが、オーステナイト系
、オーステナイト・フェライト系エステルス鋼ケ用いる
が、その成分例ケ示すと、オーステナイト系ステン１／
ス鋼は、０ｒ１６〜２８％、Ｎｉ３．５〜２２％を主要
成分とし、用途にょジＭｏ１．２〜６％、００１〜２５
％、ＮＯ，４％以下、Ｎｂ　Ｏ，１５％以下またはｌｏ
ＸＯ％以上、Ｔｉ５ＸＯ％以上をそれぞれ単独に含有し
、且つ００．１５％以下、Ｓｉ　５％以下、ＭｎｌＯ％
以下、ｐ　（１，０４０Ｘ以下、Ｓ　Ｏ，０３０％以以
下金含有るものである、また、オーステナイト・フェラ
イト糸ステン１／スｆｆ４は、Ｎｉ３〜１２％、０ｒ１
８〜２８％、Ｍ。

１〜４％を主要成分とし、且つ００．０８％以下、Ｓｉ
　１％以下、Ｍｎ　１．５　％以下、Ｐ　Ｏ，０４０％
以下、Ｓ　Ｏ，０３０％以下、さらにＮ　Ｏ，４％以下
を含イ１するものである。

なお、〕ξイダイブ・１皮とする場合は、外径５〜１５
ｍｍ、肉厚０２〜２陥、帯＠音用いて夕↓皮を形成する
場合は、厚き０．１〜１．０喘、１隔５〜１２５閣の帯
鋼會用いてりを径１．６〜４ｒＭｌに成形するのが望捷
しい。

ここで本発明のステンレス鋼フラックス入９ワイヤの製
造手段の一例について言及すると、たとえば夕）皮全帯
鋼工り管状に成形する場合は、配合、攪拌した充填フラ
ックス’ｋＵ形に成形した溝に満たした後、丸形に成形
し、所定のワイヤ径まで伸課し、心安に応じて１００〜
５００Ｃで３０分以上乾燥するものである。また、外皮
がパイプの楊合は、フラックスの充填は、充填フラック
スおよびパイプケ振動させて充填するが、充填７ラツク
スを混合、攪拌したままで充填すると、充填がスムース
に行われず、不均一になったり、途中でつまって充填不
可能になり、均一な充填がむずかしいが、充填フラッフ
スゲ水ガラスで湿式混合し、粒状にすることによって、
充填がスムースに行ワれ均一な充填が出来る。水ガラス
の種類は硅酸カリ、硅酸ソーダ、硅酸リチウム等が利用
できる。

水ガラスの添加量は本発明のフラックス組成の場合、ス
ラックス１００ｋｆＫ対して１．５〜７！程度で十分で
ある。充填を行った後、所定のワイヤ径まで伸線し、套
装に応じて、１００〜５００℃で３０分以上乾燥するも
のである。

〔実施例〕

以下に本発明の効果全実施例により、さらに具体的に述
べる。

第１表Ｖｃｆｉ皮とするステンレス鋼の化学成分を示す
。

第２表に外皮と充填７ラツクスの組合せによるフラック
ス入りワイヤの組成ケ示す。

外皮の形状および寸法は、フラックス入りワイヤｄｄ号
Ａ、！、２，５，６，７，８，９，１０゜１１．１２，
１３，１４，１８，１９，２２゜２３．２４．２５．２
６．２８．２９お工び３０は肉厚０．　’２　ｗｎ、輻
８ＩＩＩＩ＋１の帯鋼を外径２〜２３間φに成形し７ｊ
５１皮ケ用い、フラックス入りワイヤ記号ｉ＋ｂ、　３
　、４　、１５　、　ｌ　６　、　ｌ　７　、２０　、
２１お工ひ２７は外径１０喘ψ、肉厚Ｑ、　８　ｍｍの
ツクイブを用いた。

；、ｇ　３表に母材の化学成分ケ示す。板厚はそれぞれ
２０　ｍｍ　、と３０間である。

第４表に第２表のフラックス入りワイヤと第３表の母Ｒ
ｋ用いて行った狭開先内溶接作業性試験結果、立向溶接
作業性試験結果、溶着金属の化学成分、Ｘ線性能試験結
果、爵接金属機械的注能向上効果の有無、および高温割
れ注試験結果會示す。

なお、狭開先内浴接作業注試願は、ワイヤ径１６１１而
φヶ用い、浴接姿勢は下向、浴１採ｆｔ流３００Ａ、ｔ
Ｗ接電圧３２Ｖ、ｍ接速度４０　ｔｍ　／　ｒａｉｎ、
電源は直流定電圧、極性は逆極性、シールドガス、００
２、ガス流ｋ　２０　Ａ　／　ｍｉｎとし、第２図に示
す開先ｋｌ接して試験した。

第２図において板厚ｔｍ３０鴎、開先角度θ＝２０°、
開先底部の形状Ｒは半径２霧で、ルート身フェース　ｆ　＝　３　ｍｍ　、’　この時のルートギ
ャップは密着１とした。ｂＵバッキング付で初層の裏ビ
ードを良好に形成させるために用いた。

立向溶接作業性試験は、ワイヤ径１２胴φ螢用い１ｍ溶
接流１５０Δ、溶接電圧２６ｖ、溶接速１仄６〜３　ｔ
ｙｎ　／　ｍｉｎ　ｓ電σ叡は直流定電圧、極北は逆極
性、シールドガスｃ０２、ガス流量２０　Ａ　／　ｍｉ
ｎとし、第３図に示す開先を溶接して行った。

第３図において、板厚１＝　２０　ｍｍ、開先角度θ＝
６５°、　ルートフェースｆ−１５咽、ルートギヤ７　
フｇ　＝　５　ａｎとした。ｂはバンキングＩ１２で初
層の裏ビードを良好に形成させるために用いた。

醪着金（蝿の化学成分は、第２図の開先全溶接したのち
、母伺紮混入しない位置の浴接部より試料？採取して行
った。

高温割れ感受性試験Ｑま、第２図の開先の初層を浴接後
、染色浸透探１易試験全実施して割れの有へヶ調査した
。

７ラツクス入りワイヤ記号五１−１２は比較例であり１
，４に１１〜３０は本発明である。

第４表の結果から明らかなように、Ｓお工びＢｉケ充填
物粉末中に添加しない鳥１のワイヤはスラグのはく離が
極めて悪い。

＆２のワイヤは、ＳおよびＢｉ　の添加量がそれぞれ０
１０％、ｏ、３＋Ｘｆ超えており、スラグのは＜６正は
良好であるが、狭開先内浴接作業性試験においてピード
形状Ｉ；乱れがみられるとともに、高温割れがみられた
７＆　３　（ｒ）　’７　イヤｎ、ＴｉＯ２カ０．１　％
未満であり。

スラグの被包性が悪い結果、ビード外観が不良であった
。

＆４はＴｉＯ２が１０％？超えており、スラグ量が多す
ぎて、スラグのはく離が悪くなり、またビード形状も劣
る。

１６５は、５ｉ０２　が０．１％未満であり、スラグの
、被包性が劣り、ビード外観が不良であった。

煮６は、８４０２が７％を超えておジ、スラグ量が多す
ぎるとともに、スラブのはく離が悪い。

高７は、Ｚ　ｒ　０２　が０．１％未満であり、立向浴
接において溶融金属の凝固状態が悪く、ビード形状が不
良であった。

五８は、ＺｒＯ２が５％を超えており、立向浴接におい
てスラグの凝固が早くなりすぎ、ピード形状が不良であ
った。

／ｌ’ａ　９１″ｉ、脱酸剤がｏ、　０５９６未満であ
り、脱酸不足で浴接金属が多孔質となり、Ｘ線性能が不
良で。

また立向浴接において＠融金稿のａ面状態が悪くなり、
ビード形状が不良であった。

Ｍｘ　１０は、脱酸剤の合計が３％ケ超えており。

溶接余端のＳｉが多くなり、高温割れが発生した。

Ｊａｉｌは、Ｎの合計が０．０５％未満であり、尋接金
Ｐ！４ｍ械的注能の向上が顕著に現われない。

ＡＧ、　ｌ　２は、Ｎの合計が０４５％會超えており。

スラグのはく離が劣化した。

これに対し、本発明になる五１３〜Ａ６３０のワイヤは
、いずれも狭開先溶接作業性試験、立向沿接作業性試験
において、良好な結果が得られ、Ｘ線性能にすぐれ高温
割れ試験においても割れがみられなかった。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明におけるフラックス入りワ
イヤは、充′ｊｆ４７ラツクス中にＴｉＯ２。

５ｉ０２　、ＺｒＯ２、Ｓ　、Ｂｉ　、脱酸剤、および
Ｎｉ夫々所定の範囲で含有せしめることにニジ、これら
の元素の相乗効果により、高窒素ステン＋／ス鋼の溶接
において鋼種、板厚、開先形状の如何にかかわらず、ス
ラグはく術注が良好で、しかも全姿勢浴接における浴接
作条性がすぐれ、しかも健全な醪接部が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、７ラツクス人、リワイヤの形状例ケ示す断面
図、第２図は、狭開先溶接作業性試験用開先形状？示す図、第３図は、立向ｍ接作業性試験用、開先形状ケ示す図で
ある。１・・・・・・外皮、２・・・・・・充填７ラツクス、
θ・・・・・・開先角度、几・・・・・・開先底部の半
径、ｆ・・・・・・ルートフェース、ｂ・・・・・・ノ
々ツキンクａ−，ｔ・・・・・・板厚％　ｇ・・・・・
・ルートギャップ。代理人　弁理士　秋　沢　政　光他２名

Claims

【特許請求の範囲】＋１１　ステンレス鋼を管状に成形した外皮の内部にワ
イヤ全重量に対して、Ｓの単体あるいは化合物の１種ま
たは２種以上の合計が８単体に換算して０．００１〜０
．１　ｗｔ％、Ｂｉ　の単体あるいは化合物の１種また
は２種以上の合計が旧　単体に換算して０．００１〜０
．３　ｗｔ％％　ＴｌＯ２０，１〜１０　ｗｔ％５ｉ０
２０．１〜７　ｗｔ％、ＺｒＯ２０，１〜５　ｗｔ％を
含有するスラグ形成物と、Ｓｉ　、　Ｔ’ｉ　、　Ａｈ
　、　Ｍｇの１種または２種以上の合計が０．０５〜３
　ｗｔ％の脱酸剤とケ含有する充填フラックスを充填し
、さらｉｃＮケワイヤ外皮または充填７シツクスの一方
または両方に、ＮＶｃ換算してワイヤ全取量に対して０
．０５〜０．４　ｗｔ％含有せしめることを特徴とする
ステ／レス鋼７ラツクス人シワイヤ。（２）　全充填７ラツクスが、水ガラスで湿式混合され
ている特許請求の範囲第１項記載のステンレス鋼７ラツ
クス入りワイヤ。