JPS60191177A - インライン式凍結真空乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、食品や医薬品等の乾燥に用いられる凍結真空
乾燥袋（６，に関するものである。

〔発明の技術的背景およびその問題点〕従来、食品や医
薬品等の乾燥に用いられている凍結真空乾燥装置はバッ
チ方式であるが、このバッチ方式の装置は、冷凍機の制
御が極めて雌しいという欠点をもっている。すなわち、
一般に凍結乾燥においては、乾燥初期には多縦の水分を
トラップするので大きな冷凍能力が要求され、また乾燥
の終期には水分は極めて少ないので、冷凍機の負荷は乾
燥初期と乾燥終期では大幅に変動することになる。その
ため冷凍機を負荷の変動に合わせて制御する種々の特別
の工夫が必要とされる。

またバッチ方式では、装置の一回の処理能力に合った量
づつ凍結、乾燥操作を繰返すため乾燥処理に時間と手間
がかかり、効率が悪い欠点がある。

例えば被処理物が食品の場合、ＦＤで処理したものは他
の乾燥法で処理したものより風味、栄養や外見等の点で
は一般にすぐれているが相当なコスト高となるのが避け
られないのが実情である。

〔発明の概９〕 そこで本発明の目的は、冷凍機の負荷を実質的に一足Ｖ
こできると共に被乾燥処理物を順次連続して効率的に処
理できるインライン式の凍結真空乾燥装置＆、を提供す
ることにある。

この目的を達成するために、本発明の一つの特徴によれ
ば、各々バルブにより仕切られた凍結挿入室と、乾・洋
室と、１１ｖ、出呈とから成、す、各室に、被乾燥処理
物を順次へ［■方へ移送できる移送装置を設け、被乾燥
処理物を各処理室で順次処理できるように構成したイン
ライン式凍結真空乾燥装置が提供される。

甘た本発明の別の特徴によれば、各々バルブにより仕切
られた凍結挿入室と、乾燥室と、取出室とから成り、各
室に被乾燥処理物を順次前方へ移送できる移送装置を設
け、１だ乾燥室に入口側から出口側への被乾燥処理物の
通路に浴って複数個に分割した加熱装置を設け、各加熱
装置が被乾燥処理物の乾燥度に応じて最適の加熱条件を
設定できるようにしたインライン式凍結真空乾燥装置が
提供される。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を、添附図面を参照して実施例について説
明する。

図１１ｇ１ｃは本発明によるインライン式凍結真空乾燥
装置の一例を示し、１は凍結挿入室、２ｔ、ｊｌ）ｉｅ
：洋室、５は取出室であシ、また４は挿入テーブル、５
は取出テーブルである。６は移送装置を成すローラで、
その上を被乾燥処理物の入ったトレイ７が搬送されてい
くようにされる。８〜１１はドアバルブで、それぞれ凍
結挿入室１０入口、室１と乾燥室２との間の開口部、室
２と取出室６との間の開口部および取出室３の出口に設
けられ、各ドアバルブの開閉は所定の処理プログラムに
従って制御され得る。またロー２６も所定の処理プログ
ラムに従って連続的Ｋまたは間欠的に駆動制御され、そ
して移送装置としてはローラ６の代りにチェーンやベル
ト等の他の任意の機構を用いてもよい。

室１から乾燥室２へは例えば５分〜３０釉に１トレイの
割り合いで被乾燥処理物を搬入し、乾燥を行なうように
さハる。このため少なくとも上記時間内にはトレイ７内
の被乾燥処理物をＰ）ｒ足の温度１で冷却し、凍結する
必要がある。そこで図示したように凍結挿入室１には冷
風発生装イろ”、１２が結合され、この装置１２は熱交
換器を成す冷却管　□１ろ、モータ１４で駆動される循
環用ファン１５およびシャッタ１６を備えている。シャ
ッタ１６は挿入室１の入口のドアバルブ８を開けて挿入
テーブル４に準備されたトレイ７を挿入する際に外気が
混入するため、この外気中に含まれた水分が低瀞１の熱
交換器１３に付ｈ”して結氷するのを防止するために、
入ロドアパルブ８の開放時には閉じるようにされ、すな
わち外気しゃ新作用をし、これにより熱交（い器１′ｉ
ｔｔ分１６の熱交換効率の著しい低下が州けられる。史
に同じ目的のため好ましくは弁１７を介して不活性ガス
または乾′脈空気が熱交換部分ｔｓ−４人され得る。

室１内に挿入されプζトレイ７内の被乾燥処理物ｔこは
冷気発生装置１２からの冷気が強ｊｉｌｔ的に吹き付け
られ、短時間で被乾燥処理物を冷却し、凍結することが
できる。その後￥１は組合さったコールドトラップを備
えた真空抽気系１８により真空に４非気される。

乾燥室２は複数個のトレイ７を順次真壁凍結乾燥できる
ように寸法法めされ、また乾燥￥２内には１個または複
数個のトレイ７毎にヒータ対１９゜〜２２がトレイ７の
通路の上下に配置され、これらのヒータ対は、加熱温度
が通常乾燥の進行すなわち乾燥室２の入口側から出口側
へ向うに従って徐々に高温となるように別個に所定の温
度に制御される。このように各ヒータ対の別個の温度制
御によって、乾燥室２は実質的にＳ乾燥区分から高乾燥
区分まで複数の乾燥区分に分割される。また乾燥室２は
符号２６で示すコールドトラップを備えた真空排気系に
よって常時真空状態に維持されている。

このようにして所望の程度に乾燥された被乾燥処理物の
入ったトレイ７はドアバルブ１０を開けて取出室３へＪ
ｌｌ１次移送される。この取出室３Ｖｉ符号２４で示す
コールドトラップを備えた真空排気系によって真空排気
され、従って乾燥室２の出口側のドア、２ルブ１０を開
いても乾燥室２の真空は維持され得る。取出室６に取出
６れたｌ・レイ７は医薬品等の・〈イアル瓶の場合には
封栓装置２５によって封栓した後取出室３に乾燥空気等
を導入しそして出口のドアバルブ１１を開いて取出テー
ブル５上に取シ出される。

これらの一連の乾燥工程における各部の動作制御はコン
ピュータによって完全に自動的に行なうようにされる。

また各室を通って取出テーブル５上に取り出されたトレ
イは図示してない適当なコンベア等により挿入テーブル
４　ＩＩＩに戻される。

〔発明の作用〕

本発明の装置は、各々／２ルブ９，１０によって仕切ら
れた凍結挿入室１と乾燥室２と取出室３とに分け、各室
に順次に被乾燥処理物を搬入ししかも各室への被乾燥処
理物の搬入および各室からの搬出をプログラム制御する
ことによって乾燥室２内の真空を破らずに連続して凍結
真空乾燥を行なうことができる。また乾燥室２内では別
個に温度制御されたヒータ装置１９〜２２によって挿入
室１から搬入された各トレイ７内の被乾燥処理物は粗乾
燥から中乾燥をへて高乾燥へと順次処理されることにな
る。そして挿入室１内での凍結および乾燥室２内での上
述のような順次乾燥によってコールドトラップの負荷を
実餉的に一定に保つことができる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように本発明によれば、各々バルブで
仕切った凍結挿入室と乾燥室と取出室とを設け、インラ
イン式に凍結真４に乾燥を行なうように構成しているの
で、処理物を連続して処理することができ、従来の／（
ソチ式の凍結真空乾燥装酷゛に比べて大幅に処理熊本を
上げることができる。

また予備凍結および階段的に乾燥処理を行なうようにし
たことによりコールドトラップの負荷がほぼ一定となり
、冷凍機の制御は極めて容易となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明によるインライン式凍結真壁乾燥装置の一
実施例を示す概略断面図である。 図中、に凍結挿入室、　２：＆燥箪。 ３：取出室、　６：移送装置、７：ｌ−レイ１９〜２２
：ヒータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　各々バルブ６てより仕切られた凍結挿入室と、乾
   燥室と、取出バとから成り、各室に、被乾燥処理物を順
   次前方へ移送できる移送装置を設け、被乾燥処理物を各
   処理室で順次処理できるように構成したことをｉｆ！ｊ
   徴とするインライン式凍結真空乾燥装置。 ２、各々バルブにより仕切られた凍結挿入室と、乾燥室
   と、取出室とから成り、各室に被乾燥処理物を順次前方
   へ移送できる移送装置ｂ−を設け、また乾燥室に入口側
   から出口側への被乾燥処理物の通路に清って複斂個に分
   割した加熱装置を設け、各加熱装置が被乾燥処理物の乾
   燥度に応じて最適の加熱条件を設定できるようにしたこ
   とを特徴とするインラ、イン式凍結真空乾燥装置。