JPS6018816Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPS6018816Y2
JPS6018816Y2 JP2514380U JP2514380U JPS6018816Y2 JP S6018816 Y2 JPS6018816 Y2 JP S6018816Y2 JP 2514380 U JP2514380 U JP 2514380U JP 2514380 U JP2514380 U JP 2514380U JP S6018816 Y2 JPS6018816 Y2 JP S6018816Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
core
ferrite core
type ferrite
insulating resin
solidified
Prior art date
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Expired
Application number
JP2514380U
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English (en)
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JPS56126823U (ja
Inventor
重貞 鈴木
Original Assignee
東芝テック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トランスに関するものである。
一般に、安定器や小型電源用のトランスは、アスファル
トピッチコンパウンドでトランス本体および周辺の各種
電気部品を全体的に充填モールドしている。
そして、近年では小型化でき、安価な製品開発のために
、装置の必要部分のみをコンパウンドにて固形化する乾
式方式が開発されている。
この場合、固形用の樹脂コンパウンドとしては、従前の
アスファルトピッチから、絶縁性能、作業性、コストの
有利なエポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル
系樹脂等の硬化性樹脂が使用されている。
また、たとえば複写機用高電圧電源装置では、従前の鉄
共振特性を利用した珪素鋼板コアを用いたトランスから
、コンバータ技術等を利用した半導体化高圧トランスに
移行しており、その高圧発生トランスはフェライトコア
を使用した小型トランスとなり、乾式化が容易であり検
討されている。
そして、各種コンバータは、直流電源から発振作用によ
り15〜20KHzの高周波で動作し5〜7KVの直流
高電圧を得ているが、高圧コイルも3〜4KV程度の高
周波交流電圧が発生している。
したがって、これをコロナ絶縁破壊から守るためには絶
縁しなければならない。
そこで、従来のものをみると、第1図に示すようにE形
フェライトコア1にボビン2に巻回された高圧コイル3
を挿入し、このE形フェライトコア1の接合部4にニア
ギャップ形成用のフィルム等のスペーサ5を介して■形
フェライトコア6を接合し、この状態での各種特性を検
査した後、これら全体を硬化性の絶縁樹脂7で充填固形
化して製品化しているものである。
ところが、このようにフェライトコア1,6を含め全体
を固形化したものにあっては、エポキシ系等の硬化性の
絶縁樹脂7が硬化するときに硬化応力を生じ、この硬化
応力によりフェライトコア1,6に歪が生じて、接合部
4に設けているスペーサ5による特性調整用のエアギャ
ップの寸法が変化してしまう。
その結果、トランス全体の特性が大きく狂ってしまい、
歩留りが低下するものである。
その対策としては、予め硬化時の応力が小さくてトラン
ス特性を変化させないシリコンゴム系コンパウンドで固
形化した後、外装コンパウンドで固める方式があるが、
シリコンゴム系コンパウンドでは非常に高価となり、作
業も煩られしいものである。
また、高圧コイル3のみコンパウンドで硬化させた後、
E形フェライトコア1に挿入して組立てるような方式も
あるが、高圧コイル3とE形フェライトコア1との間に
は第1図中に符号Gで示すようにギャップがあるので、
両者間にエアギャップを生じて高圧コロナが発生し易く
、信頼性に欠ける。
この考案は、このような点に鑑みなされたもので、高価
なコンパウンドを用いることなく特性の変動をなくすこ
とができるトランスを得ることを目的とするものである
この考案は、コイルとともにコアAを絶縁樹脂で固形化
してコロナの発生を防止し、固形化されていないコアA
の接合部にコアBを接合させて、両者の接合に絶縁樹脂
の硬化応力による特性変動の影響を与えず、これにより
高価なコンパウンドでなくとも充分な特性が得られるよ
うに構成したものである。
この考案の一実施例を第2図に基づいて説明する。
まず、8はコアAであるE形フェライトコアで、その中
央脚にはボビン9に巻回されたコイル10が挿入されて
いる。
ここで、これらのE形フェライトコア8、ボビン9およ
びコイル10はE形フェライトコア8の接合部11付近
を残して絶縁樹脂12により含浸固形化されている。
絶縁樹脂12としては、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂等の安価な硬化性樹脂が用いら
れている。
そして、絶縁樹脂12が含浸されていない接合部11に
接合されるコアBとなるI形フエラトコア13が設けら
れている。
ここで、E形フェライトコア8と■形フェライトコア1
3との間には特性調整用の土アギャップを形成するため
のポリエステルフィルム、紙等によるスペーサ14が介
在されている。
さらに、これらのE形フェライトコア8、I形フェライ
トコア13はこれらを固定する固定部材となるケース1
5に収められて製品化されている。
このような構成において、絶縁樹脂12が硬化してE形
フェライトコア8に硬化応力が加わって歪を生じたとし
ても、■形フェライトコア13の接合は硬化固形後に行
なわれることにより、この接合時点でスペーサ14によ
るエアギャップの寸法を種々変えればよく、硬化応力に
よって磁気特性が変化したE形フェライトコア8との接
合はそれに応じた所定の特性が確実に得られる。
よって、歩留りが向上し、100%の特性の通過率が得
られる。
そして、高価なシリコンコンパウンドを用いる必要がな
く、安価となる。
また、コイル10とE形フェライトコア8との間も絶縁
樹脂12が充填固形されているので、エアギャップを生
ずることがなく、両者間の不平等電解が解消され、高圧
コロナの発生もなく、信頼性の高いトランスとなる。
なお、この実施例ではケース15により固定したが、E
形フェライトコア8とI形フェライトコア13との周り
を熱硬化性を有するテープを固定部材として巻いて固定
してもよい。
この考案は、上述したように構成したので、安価な絶縁
樹脂で固形化してコアAに歪を生じたとしても、コアB
との結合においては特性変動を生ずることがなく、所定
の特性を確実に得ることができ、コンパウンドも安価で
あり、また、高圧コロナの発生もなくすことができるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断正面図、第2図はこの考案の
一実施例を示す縦断正面図である。 8・・・・・・E形フェライトコア(コアA)、10・
・・・・・コイル、11・・・・・・接合部、12・・
・・・・絶縁樹脂、13・・・・・・■形フェライトコ
ア(コアB)、14・・・・・・スペーサ、15・・・
・・・ケース(固定部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挿入されたコイルとともに接合部を残して絶縁樹脂によ
    り固形化されたコアAと、このコアAの前記接合部にス
    ペーサを介して接合されるコアBと、これらのコアA、
    Bを固定する固定部材とからなることを特徴とするトラ
    ンス。
JP2514380U 1980-02-28 1980-02-28 トランス Expired JPS6018816Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2514380U JPS6018816Y2 (ja) 1980-02-28 1980-02-28 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2514380U JPS6018816Y2 (ja) 1980-02-28 1980-02-28 トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56126823U JPS56126823U (ja) 1981-09-26
JPS6018816Y2 true JPS6018816Y2 (ja) 1985-06-07

Family

ID=29621199

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JP2514380U Expired JPS6018816Y2 (ja) 1980-02-28 1980-02-28 トランス

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JPS56126823U (ja) 1981-09-26

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