JPS60187759A

JPS60187759A - エンジンの吸気装置

Info

Publication number: JPS60187759A
Application number: JP59043223A
Authority: JP
Inventors: Hideo Shiraishi; 白石　英夫; Katsuhiko Sakamoto; 勝彦坂本; Takeyoshi Kawa; 川　武良
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1984-03-06
Filing date: 1984-03-06
Publication date: 1985-09-25
Also published as: JPH0218423B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はエンジンの吸気装置、特に吸気系の途中に拡大
室が設けられ且つ該拡大室下流の独立した吸気通路に燃
料を噴射づるインジェクタが備えられた吸気装置に関づ
る。

（従　来　技　術）エンジンの出力を向上させるためにはシリンダへの吸気
の充填効率を高めることが有効で、この充填効率の向上
のため、近年、吸気の脈動効果、慣性効果或いは共鳴効
果等の吸気の動的効果を利用することが試みられている
。然して、多気筒エンジンにおいてこのような効果を利
用するためには、各気筒間での吸気干渉を避ける等の理
由で、吸気系の途中に所要の容積を有する拡大室を設け
ると共に、該拡大室と各気筒とを独立した吸気通路で接
続する必要があり、そのため吸気装置が嵩高くなり、エ
ンジンの全体が大型化する。特に、インジェクタによっ
て各気筒に燃料を供給するエンジンにおいては、該イン
ジェクタが上記拡大室下流の独立した吸気通路に夫々設
置されると共に、各インジェクタに燃料を分配供給する
フューエルディストリビュータが該インジェクタの頭部
に接続されるため、該インジェクタないしディストリビ
ュータと上記拡大室とが干渉しないようにするためには
該拡大室をエンジン本体から一層遠ざけて配置しなけれ
ばならず、そのためエンジンの全体が更に大型化するの
である。

ところで、特開昭５６−１０１０５５号公報によれば、
Ｖ型エンジンにおいて、吸気系の途中にサージタンクを
備え且つ該り一−ジタンク下流側の各気筒に通じる独立
した吸気通路に夫々インジェクタを設置しＩＣ構成が示
されている。これは、第１図に示すように、夫々複数の
気筒でなる２つのバンクＡ、Ａの中間部上方にサージタ
ンクＢを配置すると共に、該サージタンクＢと上記両バ
ンクＡ、Ａにお（プる各気筒の吸気ボートＣ９Ｃとを夫
々独立吸気通路（上記公報では、ミキシングボディ）Ｄ
・・・Ｄを介して接続したＶ型エンジンにおいて、各独
立吸気通路Ｄ・・・ＤにインジェクタＥ・・・Ｅを設置
すると共に、各インジェクタＥ・・・Ｅに燃料を分配供
給するフューエルディストリビュータ（共通燃料通路）
Ｆを上記サージタンクＢの内部に一体的に設けた構成で
ある。これによれば、上記ディストリビユータ「がＶ−
ジタンクＢ内に位置するため、これらを分離して配置す
る場合に比較してサージタンクＢをバンクＡ、Ａに接近
させることかでき、それだ【ジエンジンの全高を低くす
ることができる。また、フューエルディストリビュータ
Ｆ内の燃料がサージタンクＢ内を通過する空気によって
冷却されて、該燃料のパーコレーシヨンが防止される等
の利点がある。

しかし、この公報に示されたものは、各インジェクタＥ
・・・Ｅに接続されるフューエルディストリビュータＦ
がサージタンクＢに一体形成され、該サージタンクＢに
より各インジェクタＥ・・・Ｅを固定する構成であるた
め、インジェクタＥ・・・Ｅの点検修理或いは交換尋に
際してこれを取外す場合に、イの都度サージタンクＢを
取外さなければならず、サービス性の悪い構造となって
いる。また、サージタンクＢの取付り取外し時には、逆
■状に配置されＩＣ両側のインジェクタＥ、Ｅの頭部に
、リーージタンクＢにおける同じく逆■状に形成された
燃料分岐通路Ｇ、Ｇを同時に嵌合させなければならない
ため、組付けが極めて困難である。

（発　明　の　目　的）本発明は、エンジンの吸気装置に関する上記のような問
題に対処Ｊるもので、吸気の動的効果利用のため吸気系
の途中に拡大室が設【プられ、且つ該拡大室下流側の各
独立吸気通路に夫々インジェクタが設置されるエンジン
において、該インジェクタ等に対するサービス性や組付
は性を悪化させることなく、各インジェクタに燃料を分
配供給するフューエルディストリビュータを上記拡大室
内に設（）ることを可能として、この秤のエンジンにＪ
３ける大型化を抑制することを目的どする。

（発　明　の　構　成〉本発明に係るエンジンの吸気装置は、上記目的達成のた
め次のように構成する。

即ち、吸気系の途中に拡大室が設りられ且っ該拡大室下
流側の独立した吸気通路に夫々インジェクタが備えられ
る構成において、上記各インジェクタに燃料を供給する
フューエルディストリビユータを上記拡大室の内部に着
脱可能に取付けると共に、該ディストリビュータのイン
ジェクタ側接ｈ　ＨＨ”２拡大室の壁面に設けた孔から
外部に突出させ、この突出部にインジェクタの頭部を夫
々接続する構成と覆る。

このＪ：うな描或によれば、フューエルディストリビユ
ータが拡大室内に設けられることによって、該拡大室を
エンジン本体に接近配置することが可能となり、これに
よりエンジンの全体がコンバク１〜化されると其に、上
記フューエルディストリビュータは拡大室に対して着脱
可能であり且つ該ディストリビュータの拡大室の外部に
突出し１ｃ部分にインジェクタの頭部が接続されている
から、フューエルディストリビュータを取外すだ（〕で
容易にインジェクタが取外されることになり、該インジ
ェクタないしディストリビュータに対するサービス性や
組付は性が改善されることになる。

（実　施　例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明づる。

先ず、第２〜４図に示すＶ型エンジンについての実施例
を説明すると、該エンジン１は夫々複数の気筒２・・・
２によって構成され且つクランクシャフト３を中心に一
定角度を設（プてＶ型に配置された２つのバンク４．４
を有すると共に、両パンク４．４の中央部上方には吸気
装置５が設置されている。この吸気装置５は、エアクリ
ーナ（図示ゼリ゛）から導かれた主吸気通路６と、該主
吸気通路６の下流端に一方の端面が接続されたサージタ
ンク７と、該ザ〜ジタンク７の両側面に上流端が接続さ
れ且つ下流端が上記両バンク４，４における８気８２・
・・２の吸気ポート８・・・８に夫々接続された所要の
長さを有し且つ互いに独立した独立吸気通路９・・・９
どで構成されている。ここで、この実施例においては、
サージタンク７内がクランクシ１シフト方向の隔壁１０
により左右の拡大室１１゜１１に仕切られていると共に
、左側の拡大室１１に上流端を接続された独立吸気通路
９・・・９は右側のバンク４の気筒２・・・２に、まｌ
こ右側の拡大室１１に上流端を接続された独立吸気通路
９・・・９は左側のバンク４の気筒２・・・２に夫々接
続されて、サージタンク７の両側から夫々伸びる独立吸
気通路９・・・９がサージタンク７の下方で交差されて
いる。

′まｌζ、各独立吸気通路９・・・９はＵ状に屈曲１′
る上流部９ａと互いに交差する下流部９ｂとに分割され
、各下流部９ｂ・・・９ｂはサージタンク７に一体形成
されている。

然して第３図に拡大して示づように、各独立吸気通路９
・・・９の下流端部にはインジェクタ取付孔９Ｃ・・・
・９Ｃが設けられ、燃料を噴射するインジェクタ１２・
・・１２の先端部１２ａ・・・１２ａが各吸気ポート８
・・・８を臨ませて夫々嵌合されていると共に、サージ
タンク７における両側の拡大室１１゜１１内には対応す
る側方のバンク４にお番ノる複数のインジェクタ１２・
・・１２に夫々燃料を分配供給するフューエルディスト
リビュータ１３．１３が設置されている。このフューエ
ルディストリビュータ１３．１３はボルト１４・・・１
４を用いてり′−ジタンク７（拡大室’１１．１１）の
内底部に取付【プられていると共に、インジェクタ１２
・・・１２との接続部１３ａ・・・１３ａはサージタン
ク７の底壁面に形成された孔７ａ・・・７ａを貫通して
下方に突出され、その突出部に各インジェクタ１２・・
・１２の頭部１２ｂ・・・１２１〕が嵌合されている。

これににす、各インジェクタ１２・・・１２が固定され
ていると共に、別途設けられた燃料ポンプ（図示せず）
から上記フューエルディス１へりどユータ１３，１３に
供給される燃料が該ディストリビュータ１３゜１３の共
通通路１３ｂ、１３ｂ及び接続部１３ａ・・・１３ａ内
を通る分岐通路１３ｃ・・・１３ｃを経て各インジェク
タ１２・・・１２に供給されるようになっている。ここ
で、両側の拡大室１１．１１に夫々段買されたフ１−エ
ルディストリビュータ１３゜１３の共通通路１３ｂ、１
３ｂは隔壁１ｏを貫通ずるパイプ１５にＪニー）て連通
されていると共に、サージタンク７の上面はディストリ
ビュータ１３゜１３の取付【プ取外し等のために間口さ
れ、且つカバー１６によって閉鎖されている。

上記の構成によれば、図示しないエアクリーナから吸入
された吸気は主吸気通路６がらサージタンク７の拡大ｖ
１１．ｑ１に流入すると共に、両拡大室１１．１１から
夫々複数の独立吸気通路９・・・９に分配流入して、２
つのバンク４．４にお【プる各気筒２・・・２に夫々供
給される。その場合に、吸気は上記拡大室１ｉ、ｉｉの
下流側で各気筒２・・・２毎に所定の長さを有づる独立
した吸気通路９・・・９を通過するので、その間で吸気
の１１１ハ動効果や慣性効果が（ｑられ、また上記拡大
室１１．１１及びその上流側の主吸気通路６を含む吸気
系の共鳴ににる共鳴効果が得られ、これらの効果により
各気筒２・・・２への吸気の充填効率が向上するのであ
る。

一方、図示しない燃料ポンプからフューエルディストリ
ビュータ１３．１３に供給される燃料は、両ディス１へ
リピュータ１３．１３の共通通路１３ｂ、１３ｂ及び各
分岐通路１３ｃ・・・１３ｃを通って該分岐通路１３ｃ
・・・１３ｃに夫々接続されたインジェクタ１２・・・
１２に分配供給され、更に該インジェクタ１２・・・１
２によって各気筒２・・・２の吸気ポート８・・・８内
に噴射される。

然して、上記各インジェクタ１２・・・１２の頭部１２
ｂ・・・１２ｂに接続されるフューエルディストリビュ
ータ１３．１３はサージタング７（拡大室１１．１１）
内に設置されているから、これをサージタンクの外部に
分離して設けた場合に比較して該サージタンク７を下方
に、即ちエンジン本体に近接させて配置することが可能
となり、これに伴ってエンジン１の全高が低くなってい
る。また、ディストリビュータ１３．１３がサージタン
ク７内に備えられていることにＪ：す、該ディストリビ
ュータ１３．１３が外部から保護されると共に、該ディ
ストリビュータ１３．１３内の燃料がサージタンク７内
を通過する空気により冷却されて、燃料の過熱ににるパ
ーコレーションが防止される。

また、該ディストリビュータ１３．１３とその両者を連
通させるパイプ１５或いは外部からの燃料供給パイプど
の接続部等から仮に燃料が漏れた場合にも、該燃料はサ
ージタンク７内に溜ることになって外部への漏出が防止
される。

更に、フューエルディストリビュータ１３．１３はボル
ト１４．１４によってサージタンク７の内底面に固着さ
れ、且つ該ディストリビユータ１３．１３のインジェク
タ側の接合部１３ａ・・・１３ａはサージタンク７の底
壁面に設けられた孔７ａ・・・７ａから外部に突出され
て、その突出部にインジェクタ１２・・・１２の頭部１
２ｂ・・・１２ｂが嵌合されているから、サージタンク
７の上面を閉鎖しているカバー１６を取外した上で上記
ボルト１４・・・１４を外せば、ディストリどユータ１
３．１３をサージタンク７から容易に取外すことができ
、また該ディストリビュータ１３．１３を取外せば、イ
ンジェクタ１２・・・１２の頭部１２ｂ・・・１２ｂが
フリーな状態となり、先端部１２ａ・・・１２ａを独立
吸気通路９・・・９の孔９ｃ・・・９ｃから抜取ること
ににり該インジェクタ１２・・・１２も容易に取外せる
ことになる。つまり、サージタンク７を取外すことなく
、ディストリビュータ１３．１．３及びインジェクタ１
２・・・１２を取外し或いは取付けることが可能となる
のである。ここで、この実施例においては、サージタン
ク７と独立吸気通路９・・・９の下流部９ｂ・・・９ｂ
とが一体形成されているから、サージタンク底壁面のデ
ィストリビュータ１３・・・１３の接続部１３ａ・・・
１３ａが貫通づる孔７ａ・・・７ａと、上記独立吸気通
路・−ト流部９ｂ・・・９ｂのインジェクタ取付孔９Ｃ
・・・９Ｃの中心が精度良く一致され、従ってインジェ
クタ１２・・・１２の固定、位「１決めが確実且つ精度
良く行われることになる。

次に、第５．６図に示す多気筒直列型エンジンについて
の実施例を説明する。この実施例においても、エンジン
２１に備えられた吸気装置２５はエアクリーナ（図示せ
ず）から導かれた主吸気通路２６と、該通路２６の下流
端に接続されたサージタンク２７と、該タンク２７から
各気筒２２・・・２２の吸気ボート２８・・・２８に夫
々通じる独立吸気通路２９・・・２９とから構成されて
いると共に、各独立吸気通路２９・・・２９の下流部）
部に夫々インジェクタ３２・・・３２が装着されている
。また、上記サージタンク２７の内底面には上記各イン
ジェクタ３２・・・３２に燃料を分配供給Ｊ−るフュー
エルディストリビュータ３３がポル］−３４・・・３４
を用いて固着されていると共に、該ディストリビュータ
３２のインジェクタ側接続部３３ａ・・・３３ａがサー
ジタンク２７の底壁面に設けられた孔２７ａ・・・２７
ａを貫通して外部に突出され、その突出端部に各インジ
ェクタ３２・・・３２の頭部が嵌合されている。

従って、この実施例においても、サージタンク２７がエ
ンジン本体に近接配置されてエンジン１の全体がコンパ
クトに構成されていると共に、サージタンク２７の上面
を閉鎖しているカバー３６を取外し且つボルト３４・・
・３４を外せば、サージタンク２７を取外すことなく、
フューエルディストリビュータ３３及び各インジェクタ
３２・・・３２を取外すことかできる。また、上記ディ
ストリどユータ３３が外部から保護されると共に、漏出
燃料がサージタンク２７内に溜められて外部への漏出が
防止され、更に燃料がサージタンク２７内の空気で冷却
される等、前記実施例と同様の作用効果が得られる。

尚、第７図は第５．６図に示づ実施例におけるフューエ
ルディストリビュータ３３への燃料導入部の具体的構成
例を示すもので、該ディストリビュータ３３の一端部に
設けられた入口側接続部３３ｄがサージタンク２７の底
壁面に設けられた孔２７ｂを貫通して外部に突出されて
いると共に、この接続部３３ｄに燃料ポンプ（図示けず
）から導かれた燃料供給パイプ３７が通路３８ａを右Ｊ
るボルト３８を用いて接続した構成とされている。

従って、上記ボルト３４・・・３４と共にこのボルト３
８を取外すことによりフューエルディストリビュータ３
３がサージタンク２７から取外されることになる。

（発　明　の　効　果）以上のにうに本発明によれば、吸気の動的効果を利用し
て充填効率を向上させるＩＣめに吸気系の途中に拡大室
を設りると共に該拡大室と各気筒とを夫々独立しＩＣ吸
気通路によって接続し、且つ各独立吸気通路に燃料を噴
Ω４づるインジェクタを夫々備えたエンジンにおいて、
上記各インジェクタに燃料を分配供給するフューエルデ
ィストリビュータを上記拡大室の内部に着脱可能に取イ
］けると共に、該ディストリビュータのインジェクタ側
接続部を上記拡大室の壁面に設けｔｃ孔から外部に突出
させて、その突出部にインジェクタを接続する構成とし
たから、上記フューエルディストリビュータを拡大室の
外部に分離して配設した場合に比較して該拡大室をエン
ジン本体側に近接させることが可能となり、この種のエ
ンジンのコンパクト化が実現されることになる。また、
該拡大室を取外すことなくフューエルディストリビュー
タ及びインジェクタの取付は取外しが可０しとなって、
これらに対する組付は性やザービス性が向上する。

更に、フューエルディストリビュータが外部から保護さ
れるど共に、該ディストリビュータから漏れた燃料の外
部への漏出が防止され、また燃料が拡大室内を通過する
空気で冷却されてパーコレーション等が防止される等の
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す一部破断要部正面図、第２〜４図
は本発明をＶ型エンジンに適用した実施例を示すもので
、第２図は要部縦断全体正面図、第３図は要部拡大縦断
正面図、第４図は一部破断撃部拡大平面図、第５〜７図
は本発明を直列型工第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　吸気系の途中に設置ノられた拡大室と、該拡大
室下流の吸気通路に燃料を噴射するインジェクタとを備
えた吸気装置であって、上記インジェクタに燃料を供給
するフューエルディストリビュータが上記拡大室の内部
に着脱可能に取付けられていると共に、該フューエルデ
ィストリビユータのインジェクタ側の接続部が拡大室の
壁面に設けられた孔から外部に突出され、その突出部に
上記インジェクタが接続されていることを特徴とするエ
ンジンの吸気装置。