JPS6018747Y2 - 燃焼装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋内又は屋外排気兼用型の燃焼装置に関し、特
に屋内排気型に設定時における諸性能の向上を目的とす
るものである。

この種屋内又は屋外排気兼用型の燃焼装置には、例えば
第１図及び第２図に示す様にガスバーナ１を収納した燃
焼室２の上部に装置本体３の後方に向って開口する排気
孔４を設け、又燃焼室２の前記排気孔４が臨んだ空間に
ブロワ−５による強制循環路６を設け、更に装置本体３
の前記排気孔４の対向部に貫通孔７，８を設けたもので
ある。

そして、この装置を屋外排気型として設定する場合には
、第１図に示す様に貫通孔７，８内に排気筒９を挿入す
ると共にこの排気筒を排気孔４に連結し、排気筒９にて
外部排気を行なっている。

一方、屋内排気型として設定する場合には、第２図に示
す様に前記排気筒９を取外すと共に貫通孔７，８をｉＩ
Ｏ，１１にて閉鎖し、燃焼室２内で発生する燃焼排ガス
を排気孔４より強制循環路６に排気することにより屋内
に排気していた。

この為、前記排気孔４から排出される排ガスが排気孔４
周辺の装置本体３に局部的に当りその表面温度を高める
と共に、ブロワ−５の回転に伴なう強制循環路６の気体
流動によりバーナ１の燃焼に影響を与えるという問題が
あった。

本考案は上述の問題点を解消すべく考案したもので、以
下本考案を第３図及び第４図にて示す実施例に基づいて
説明する。

２１は外ケースで、適所に通気孔２２，２２・・・・・
・を有した上面板２３と、上方適所に接続孔２４を設け
た背面板２５から威り、又前面を開口２６している。

２７は前記外ケース２５の略中央部に装着された断面略
逆Ｕ字状の燃焼室で、内部下方にバーナ２８を装着して
いると共に、前記接続孔２４に対向位置して背壁２９上
部に排気孔３０を穿設している。

３１は前記燃焼室２７と上面板２３並びに背面板２５間
に形成された強制循環路で、燃焼室２７と上面板′２３
並びに背面板２５間に装着されたガイド板３２と燃焼室
２７の背壁２９及びこれの上部より外ケース２１前面に
向って連設された前板３３等で構成されており、一端３
４を背面板２５の下、部に穿設した屋内空気或いは屋外
空気の吸気孔３５に連通し、又他端は外ケース２１の上
部前面にて開口して吐出孔３６を威している。

３７は前記強制循環路３１内の一端３４寄りに配設され
たブロワ−で、強制循環路３１の一端３４から吐出孔３
６に向って送風するものである。

３６は前記ガイド板３２を貫通して排気孔３０と接続孔
２４部間に装着された連結筒で、一端３９を排気孔３０
に連結しかつ他端４０を背面板２５とガイド板３２間の
適所に位置していると共に、強制循環路３１の下流面に
排気孔４１を穿設している。

４２．４３ば屋内ｆ１１気型に設定時に接続孔２４及び
連結筒３８の他端４０を閉鎖する蓋体である。

４４は屋外排気型に設定時に前記連結筒３８に連結され
る排気筒セットで、以下簡単に説明する。

４５は前記接続孔２４を貫通して連結筒３８内に嵌入さ
れる接続筒で、一端４６を排気孔３０に接続してこの一
端部にて排気孔４１を閉鎖していると共に他端４７を外
部に突出している。

４８は前記接続筒４５の他端４７に接続された排気筒で
途中に逆風止め４９及び逃がし孔５０を設けている。

而して、屋内排気型として使用する場合には、第３図に
示す様に連結筒３８の他端４０及び接続孔２４を蓋体４
２，４３にて閉鎖する。

そして、バーナ２８を燃焼すると共にブロワ−３７を回
転すると、バーナ２８にて発生した高温の燃焼排ガスは
燃焼室２７内を上昇し、ついで排気孔３０及び排出孔４
１を経て強制循環路３１に流入し吐出孔３６より屋内に
排出される。

又、空気はブロワ−２７にて吸気孔３６より強制循環路
３１内に流入し、燃焼室２７の背壁２９にて加熱されな
がら上昇し、途中排出孔４１より排出される燃焼排ガス
を混入し、吐出孔３６より再び室内に排出される。

この時、前記排出孔４１より強制循環路３１内に流入す
る燃焼排ガスは、排出孔４１が歴結筒３８の強制循環路
３１下流側にて開口しているのでスムーズに循環路３１
内に混入される。

一方、屋外排気型として使用する場合には、排気筒セッ
ト４４をその接続筒４５にて連結筒３８に接続すれば、
接続筒４５にて排出孔４１が排出され、バーナ２８の燃
焼排ガスは燃焼室２７−排気孔３〇−接続筒４５−排気
筒４８を経て屋外に排出される。

上述の如く本考案による燃焼装置は、バーナを内設した
燃焼室の周囲にブロワ−を有した強制循環路を設け、こ
の強制循環路を横切って一端を燃焼室に連通した連結筒
を設け、又この連結筒に着脱自在にて連結される屋外排
気用の排気筒セットを有し、更に連結筒の強制循環路下
流面に排気筒セットの連結時にその排気筒セットにて閉
成される排出孔を設けて戒るもので、連結筒の強制循環
路下流面に排出孔を設けたことによって、燃焼室内で発
生した燃焼排ガスの排出をスムーズに行なわせることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来例、第３図は本考案による燃焼
装置の屋内排気型に設定した時の縦断面図、第４図は屋
外排気型に設定した時の縦断面図である。 ２７・・・・・・燃焼室、２８・・・・・・バーナ、３
１・・・・・・強制循環路、３７・・・・・・ブロワ−
１３８・・・・・・連結筒、４１・・・・・・排出孔、
４４・・・・・・排気筒セット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バーナを内設した燃焼室と、この燃焼室の周囲に形成さ
   れかつブロワ−を有した強制循環路と、この強制循環路
   を横切って設けられかつ一端を前記燃焼室に連通した連
   結筒と、この連結筒に着脱自在に連結される屋外排気用
   の排気筒セットと、前記連結筒の強制循環路下流面に設
   けられかつ前記排気筒セットの連結時にその排気筒セッ
   トにて閉成される排出孔とから戊る燃焼装置。