JPS60185911A - 低温用遮水形光フアイバケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １　技術分野 本発明は、特殊な走水防止材を介して複数本の光ファイ
バを遮水層で包囲してなる低温下の可とう性が改善され
た遮水形光ファイバケーブルに関するものである。

ｉ　背景技術 多数本の光ファイバとこｆを包囲する遮水層との間に形
成さ粁る空間に走水防止材を充填してなる遮水形光ファ
イバケープｌしが知らｆ′Ｃいる。走水防止材を介在せ
しめる目的は、主に遮水層に孔等の破損部が形成さ扛た
場合にその破損部より浸入した水などが内部の光フアイ
バ部に浸透して悪影響を及ぼすことを防止することにあ
る。

従来、その走水防止材として常温では固体状にあるもの
が知られていた。すなわち、充填時に加熱溶融させてこ
れを光ファイバと遮水層との間の空隙に注入するタイプ
のものが知らＡ−Ｃいた。

しかしながら、前記タイプのものは充填後冷却さｎ″Ｃ
Ｃ常温固化するものであるため、その冷却過程における
体積収縮に基づいて亀裂が発生しその走水防止性能が低
下する欠点を有するとともに、該体積収縮によっ゛Ｃ光
ファイバにマイクロベンドが生じる重大な欠点があった
。そのほか、固化後に該ケーブルより除去することが困
難であるために高度の精密さが要求さｆる光フアイバケ
ーブルの接続等の端末加工において種々の不都合が生じ
たシ、屈曲自在性に劣り作業時等における取扱い性に劣
るなどの欠点もあった。

１１１　発明の開示 本発明は、特殊な走水防止材を用いることにより上記の
欠点を克服したものであり、殊に低温下におけるケーブ
ルの可とう性を改善したものである。

すなわち、本発明は、０℃において５０以上で、かつ、
２５℃において８５〜４７５の範囲にある混和稠度を有
する走水防止材を介して複数本の光ファイバを遮水層で
包囲してなる遮水形光ファイバケープｉＶ’ｃ提供する
ものである。

本発明のケーブルは、例えば添付図面のような構造をし
たものでるる。こ１しは、例えばケプラー、ＦＲＰのよ
うな有機高分子系繊維や金属線などからなるテンション
メンバ１１を中心としＣその周りに６本の光ファイバ１
２を集合させ、こ扛に抑え巻きチー１１３を適度のテー
プ間隔を設けて粗巻きすることにより形成した６芯光フ
アイバユニツト１の８ユニツトを、例えばゴム製、プラ
スチック製あるいはと牡らの繊維補強物製の口、ド、金
属線、有機高分子系繊維などからなるテンションメンバ
２の周囲に集合させ、得ら扛た集合体の内部空間に走水
防止材５を圧入充填するとともに、集合体の外周にも若
干量の走水防止材ノｍ　を成形創設したのちこＩＬを例
えばアルミニウムや鉛のような金属のラミネートテープ
などを縦添えすることによ多形成した遮水層３で包囲し
、その上に該ラミネートテープなどの接着剤層と接着し
た状態にポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのシース材
からなる保護シース層４を押出成形方式で形成すること
にヱリ製造したものである。なお、走水防止材５は、必
須ではないが光フアイバユニット１の内部にも密な状態
で充填さｎていることが望ましい。前記の光フアイバユ
ニ７１−における抑え巻きテープ１８の粗巻きは、その
目的全達成するためのものである。すなわち、該テープ
１３のテープ間より走水防止材が圧入するようにしたも
のである。

本発明においては、走水防止剤としてＪＩＳ　Ｋ２２２
０−５．８に基づい゛Ｃ測定した混和稠度が０℃におい
て５０以上、好ましくは１２５以上で、かつ、４５℃に
おいて８５〜４７５、好ましくは１８０〜４３０、特に
２００〜４００の範囲にあるものが用いらｎる。

０℃の七牡が５０未満であると得らｎる該ケーブルの低
温可とり性に劣るし、一方２５℃のそ扛が８５末膚であ
ると充填時に高温度に加熱して流動性を増大させる必要
のある従来のタイプと実質的に同様のものとなるし、他
方４７５ヲ超えると流動性がよすぎてケープ／Ｌ／を垂
直にないし傾斜させて布設した場合にケーブル内で流下
したり、ケーブルの下位部分の内部にシース破損の原因
となりうる水頭圧を生ぜしめたり、ケーブルの上位部分
に走水防止上問題となる空隙を生ぜしめたりして本発明
の目的が達成さｎない。前記の混和稠度条件を満足する
走水防止材としては、例えばトランス油、スピンドμ油
、ケーブル油、絶縁油、マシン油のような石油系油、ロ
ジン油、ヒマシ油、オリーブ油、鯨油のような天然油、
ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、塩素化パラフ
ィン、ポリ　゛アルキレングリコールのような合成油な
どの基油と、例えば脂肪酸のナトリウム、リチウム、カ
リウム、バリウム、カルシウム、ヌトロンチウム、亜鉛
、鉛、カドミウム、アルミニウムなどとの塩である金属
石ケン、ベントナイト、シリカゲル、銅フタロシアニン
、有機微粉末樹脂、酸化アルミニウム、酸化チタン等の
金属ゲルのような非石ケン系などの増稠剤とを適宜組合
せて調製さ扛たグリース、あるいは石油系炭化水素油、
ポリブテン（１）ヨウナオレフィン重合油、ポリアルキ
レンクリコ−／し油、塩素化パラフィンのようなハロゲ
ン化炭化水素油、液状クロロプレンゴム、液状ブタジェ
ンゴム、液状ニトリルゴムのよつ７に液状コム、シリコ
ーン油などの高分子化合物と前記グリースとの混合物、
さらにはアミン系、エステル系などの酸化防止剤を添加
したものなどをあげることができる。特に、金属石ケン
と流動点が０℃以下の有機液体、殊に炭化水素油等の鉱
油とからなるグリースが低温において胤押圧下の流動性
にすぐれ、得らｒるケーブルの低温可とう性の点で有利
に用いられる。もちろん、本発明に用いうる走水防止材
としては、前記のものに限定さｎず、上記の条件を満足
し、かつ、走水防止作用を有するものであｔばよい。

本発明に用いうる走水防止材の具体例としては、上記混
和稠度を有するナトリウム石ケングリース、リチウム石
ケングリース、カリウム石ケングリース、カルシウム石
ケングリース、アルシミニウム石ケングリース、アノＶ
ミニウムコンプレックス石ケングリース、ベントナイト
グリース、ポリウレアグリース、シリカグルグリース、
酸化アルミニウム（ゲル）グリース、酸化チタン（グ／
Ｉ／　）グリース、高分子粉末増稠剤グリースなどをあ
げることができる。

１ｖ　発明の利点 本発明によりば、低温下でも適度な混和稠度を有する走
水防止材を用いたので、常温でないし比較的低温の加熱
温度で充填することができるうえ、充填後の体積収縮が
低温下においても無いか軽度である。そのため、得られ
るケープ／ｌ／（光ファイバ）のマイクロペンドが少な
くて低温下でも走水防止材層に亀裂が発生しない。その
結果、低温下においても本発明のケーブルはすぐれた光
伝送特性、遮水性を有し、すぐｎた可とう性（柔軟性）
を有して布設、補修作業時等の作業性、取扱い性にすぐ
れ、ケープμの端末加工に際しても走水防止材の除去及
び補充が容易である。したがって、能率よくかつ精密に
端末加工作業等を行うことができる。さらに、低温下に
おいても抑圧下で走水防止材が易流動変形性を有し、ケ
ーブルを屈曲した場合光フ、フィバ（ユニット）間に介
在する走水防止材が潤滑剤の作用をなし、個々の光ファ
イバ（ユニット）の円滑な屈曲を助ける効果も有する。

■　実施例 参考例１ 牛脂硬化肪脂酸（Ｃ＋４〜Ｃ２２’）　８５０重量部に
流動点が−２，５℃の炭化水素油（４０℃での動粘度ν
４ｏ：２６１．８　ｃｓｔ　）　７００重量部を加え、
７０℃に加熱したものと、水酸化ナトリウム６２重量部
を水１５０重量部に溶解させたものとを混合し、攪拌下
にケン化させたのち１５０℃に昇温して水分を除去し、
次いで前記炭化水素油３００重量部を攪拌−トに加えて
２００℃まで加温し、その後加熱を止めて冷却し、酸化
防止剤としてジフェニルアミン全１０重量部加えてミー
リングし、混和稠度（ＪＩＳ　Ｋ　２２２０−５．８、
以下同様）が０℃において５６．２５℃において８８の
グリース（４０℃における見かけ粘度、ＪＩＳ　Ｋ　２
２２０−５．１５、せん断率１０ｓ−１、（以下同様）
　２８８００ポアズ）を得た。

参考例２〜１８ 参考例１に準じて第１表に示す組成及び物性のグリース
を得た。

第　１　表 実施例１ コア径５０μｍ、クラツド径１２５μｍのＧＩ形光ファ
イバ累線にナイロンジャケットを施し７た直径０゜９閣
の光ファイバの６本を直径ＬＯｔｎｍのピアノ線を芯線
としてこｎに各光フフイパが１０ｃｎＩピツチで１周す
る割合で巻き付けて得たものに厚さ５０μｍ１幅２．５
閣の延伸ポリエチレンフィμムからなる抑え巻きテープ
を１．０ｃｒｎのテープ間隔で巻き付けて形成した６芯
光フアイバユニツト（外径３．０閾）の８本を直径５＋
＋ｍのピアノ線製テンションメンバの周りに各該ユニッ
トが４０ロピツチで１周する割合で巻き付けて連続的に
得た外径１１咽の集合体を直径５朔の小孔を多数有する
テーパ状の円筒体（常温）を通過させた。この円筒体の
小孔からは走水防止材が１−ＯＫｆ／ｃｙｌの圧力で押
出さｎており、その結果、こｎを通過する集合体の該ユ
ニット間及び各光フアイバ間の空隙に走水防止材が圧入
充填さ扛ろ。

このようにして得た走水防止材が外周を被う百″　径１
６烟のものに片面に変性ポリオレフィン系接着剤が厚さ
５０μｍで貼合わさｆた厚さ２５０μｍ１幅５７咽のア
ルミラミネートテープを縦添えして遮水層を形成し、次
いでとｎを押出成形機に導入して厚さ３咽のポリエチレ
ンシース層を形成することにより外径２８咽の遮水形光
ファイバケーブルを１５ｍ／分の速さで連続的に得た。

用いた走水防止材は参考例１のものである。

得らｎたケーブルは、光フアイバユニット間及び光フア
イバ間の空隙の全部にグリースが充填さ１したものであ
った。また、ケーブルの性能は第２表に示したようにす
ぐ１ｔたものであった。

なお、ケーブルの遮水性については、長さ２ｍのケーブ
ル試験片の長さ方向のほぼ中央部のシース層及び縦添え
遮水層を２５咽にわたりはぎとり、そこｔこ１ｍの高さ
に水を満したポリエチレン管（直径８０朝）を設けて１
４日後におけるケーブル端からの漏水の有無を調べた。

漏水が無の場合はさらにケープｌしを解体して浸水距離
を調べた。

実施例２〜１０ 走水防止材の種類を種々代えて実施例１に準じてケーブ
ルを得た。その特性を第２表に示した。

比較例１ 走水防止材として米国ウイットコ社製＋５Ｂを用い、こ
ｎは常温で固体であるので１０５℃に加熱溶融して充填
し、常温下で放冷した−１かは実施例比較例２〜３ 参考例１１．１２の本発明の範囲外のグリースを用いた
ほかは実施例１と同様にしてケープｌｖを得た。

このものの性能を第２表に示した。

なお、ケーブルの屈曲性は次の方法により評価した。

すなわち、曲げ半径２００−のマンドレｌしに沿って±
１８０度、１０往復の繰返し屈曲を与えるマンドレμ巻
付法により、光損失増加量が０．１．　ｄＢ／’Ｋｍ以
下を良、そ牡以外を不良と評価した。なお、試験におい
てはケープｌＶ内の光７フイパは、すべて直列に接続し
、端部をエポキシ樹脂で固定したのち０．８５μｍの光
を常時透光させ受光レベルの変化よル光損失増加量を測
定した。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の遮水形光ファイバケープ７しの構造例を
表わした横断面図である。 に６芯光ファイバユニット、２．１１：テンションメン
バ、８：４水層、４：保護シース層、５：走水防止材、
１２：光ファイバ、１８：抑え巻きテープ 特許出願人　大日日本電線株式会社 日本グリース株式会社 代理人藤　本　勉

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、走水防止材を介して複数本の光ファイバを遮水層で
   包囲しＣなる遮水形光ファイバケーフルにおい゛Ｃ１走
   水防止材が、０℃において５０以上で、かつ、２５Ｃに
   おいて８５〜４７５の混和稠度を有するものであること
   を特徴とする前記ケーブル− ２、走水防止材が、金属石グンと流動点が０℃以下の有
   機液体とからなるグリースでおる特許請求の範囲第１項
   記載のケーブル。 ８、有機液体が鉱油である特許請求の範囲第２項記載の
   ケーブル。