JPS60185775A - 1,5‐ベンゾチアゼピン誘導体及びその製法 - Google Patents

1,5‐ベンゾチアゼピン誘導体及びその製法

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JPS60185775A
JPS60185775A JP60029119A JP2911985A JPS60185775A JP S60185775 A JPS60185775 A JP S60185775A JP 60029119 A JP60029119 A JP 60029119A JP 2911985 A JP2911985 A JP 2911985A JP S60185775 A JPS60185775 A JP S60185775A
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武田 幹男
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大石 篤郎
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中島 宏通
Hiroshi Nagao
拓 長尾
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    • C07D281/04Seven-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 4
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は医薬化合物として有用な新規1.5−ベンゾチ
アゼピン誘導体及びその製法に関する。
(従来技術〉 米国特許第3.562.257号には2−(4−メトキ
ンフェニル)−3−ヒドロキシ(又はアセトキシ)−5
−(2−(ジメチルアミノ)エチル〕−7−クロロー2
.3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H
)−オンの如き7−クロロ−1゜5−ベンゾチアゼピン
誘導体を含む種々のベンゾチアゼピン誘導体が開示され
ており、またこれらベンゾチアゼピン誘導体が抗抑うつ
作用、精神安定作用及び/又は冠血管拡張作用を有する
ことが示されている。
(発明の目的) 本発明の1つの目的は新規1.5−ベンゾチアゼピン誘
導体及びその合成中間体を提供しようとするものであり
、他の目的は該1.5一ベンゾチアゼピン誘導体の製法
を提供しようとするものであり、さらに他の目的は該化
合物を有効成分としてなる医薬組成物を提供しようとす
るものである。
(発明の構成及び効果) 本発明の目的化合物は次の一般式で示される1゜5−ベ
ンゾチアゼピン誘導体又はその薬理的に許容しつる酸付
加塩である。
(但し、8里は水素原子又は低級アルカノイル、■及び
R1は共に低級アルキル、R1及びRgは共に低級アル
キル、低級アルコキシ又はハロゲン原子を表わす。) 本発明の化合物(I)又はその薬理的に許容しつる酸付
加塩は優れた降圧作用及び/又は脳・冠血管拡張作用を
有している。
とりわけ9本発明の化合物(1)は強力な降圧作用と共
にその作用の持続性に特徴がある。例えば、化合物(I
)を自然発症高血圧ラットに経口投与した場合1本発明
の化合物(±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)
−3−アセトキシ−5−〔2−(ジメチルアミン)エチ
ル)−7,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1,5−
ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン・塩酸塩は30m
1/kg投与により、該ラットの血圧を投与1時間後に
約92 mmHp低下させるのみならず、投与4時間後
においても75m+nH9低下させる。
また本発明の化合物(Dを麻酔太に動脈内投与して脳血
管拡張作用を調べた場合9本発明の化合物である(−1
−)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−アセ
トキシ−5−(2−(ジメチルアミノ)エチル) −7
,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチ
アゼピン−4(5H)−オン・シュウ酸塩・%水和物は
パパベリン〔6,7−シメトキシー1−ヴエラトリルイ
ソキノリン〕より64倍強力な脳血管拡張作用を示す。
一方1モルモット摘出心1藏を用いランゲンドルフ法で
冠血管拡張作用を調べた場合2本発明の化合物である(
±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−アセ
トキシ−5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−6,
7−シメチルー2.3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチア
ゼピン−4(5H’)−オンはパパベリンより約10倍
強力な冠血管拡張作用を示す。
加えて2本発明の化合物(1)は優れた血小板凝集抑制
作用を示し、さらにはM性も低いため、高血圧症ン脳血
管れん縮、脳梗塞、脳卒中の如き脳疾患J、狭心症、不
整脈、心筋梗塞の如き心臓疾患に対する予防、改善又は
治療剤として有用である本発明の化合物としては一般式
(1)において。
Roが水素原子又はアセチル、プロピオニル、ブチリル
の如き低級アルカノイルであり、R′及びRoが共にメ
チル、エチル、プロピル、ブチル゛の如き低級アルキル
であり、R4及びRI′が共にメチル、エチル、プロピ
ル、ブチルの如き低級アルキル:メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシの如き低級アルコキシ;塩素原子
、臭素原子、フッ素原子の如きハロゲン原子である化合
物を挙げることができ、より好ましい化合物としては、
一般式(夏)においてR’が水素原子又はアセチルであ
り、R3及びHsが共にメチルであり、R′及びR5が
共にメチル、メトキシ又は塩素原子である化合物を挙げ
ることができ、さらに好ましい化合物としては一般式(
1)iコおいてR1がアセチルテあり、 R”、’ R
”、 R’及びR’がすべてメチルである化合物を挙げ
ることができる。
本発明の化合物(1)はベンゾチアゼピン骨格の2位及
び3位に2個の不斉炭素原子を有するため、2種の立体
異性体(即ち、シス及びトランス異性体)もしくは4種
の光学異性体〔即ち、 (+) −シス、(−)−シス
、 (+) −)ランス及び(−)−)ランス異性体〕
が存在するが1本発明においてはこれら異性体もしくは
それらの混合物をも包含するものである。しかしながら
医薬用途に供する化合物としては、これら化合物のうち
シス異性体。
とりわけ(+)〜シス異性体が好ましい。
本発明によれば化合物(+)は一般式 (但し、R”、R’及びR5は前記と同一意味を有する
。) で示される化合物又はその塩と一般式 (但し、Xはハロゲン原子を表わし、R2及びR1は前
記と同一意味を有する。) で示される化合物又はその塩とを縮合反応させることに
より製することができる。
また、化合物(1)のうち、Roが低級アルカノイルで
ある化合物、即ち一般式 (但し、肥は低級アルカノイルを表わし、R”、RaR
4及びR゛は前記と同一意味を有する。)で示される化
合物は一般式 (但L 、 a2.1(,p、°及ヒR′はt’qsI
記と同一意味を有する。) で示される化合物又はその塩と一般式 %式%() (但し、鵠は])II記と同一意味を有する。)で示さ
れる化合物又はその反応性誘導体とを反応させること1
こより製することができる。
化合物<11)又はその塩と化合物(1)又はその塩と
の縮合反応はアルカリ試薬の存在下又は非存左下、適当
な溶媒中で実施することができる。化合物(II)の塩
としては例えばナトリウム塩、カリウム塩の如きアルカ
リ金属塩が挙げられ、化合物(■)の塩としては例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩の如き酸付加塩が挙げられる。化
合物(1)を遊離の形で使用する場合、当該縮合反応は
アルカリ試薬の存在下に実施するのが好ましい。アルカ
リ試薬としては9例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムの如き水酸化アルカリ金属;炭酸カリウムの如き炭
酸アルカリ金属;水素化ナトリウムの如き水素化アルカ
リ金属等を好適に用いることができる。溶媒としては0
例えばアセトン、酢酸エチル。
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド。
アセトニトリル、テトラヒドロフラン及びジオキサン等
を用いるのが好ましく、該縮合反応は0〜100°C9
とりわけ20〜70℃で実施するのが好ましい。
化合物(1−a)又はその塩と化合物(IV)の反応性
誘導体との反応は適当な溶媒中、脱酸剤の存在下又は非
存在下に実施することができる。化合物(1−a)の塩
としては9例えば塩酸塩、臭化水素酸塩の如き酸付加塩
を挙けることができる。化合物CCV)の反応性誘導体
としては、無水酢酸、無水プロピオン酸の如き酸無水物
;アセチルクロリド。
プロピオニルクロリドの如き酸ハライド等を挙げること
かできる。脱酸剤としては1例えばピリジン、トリエチ
ルアミン、N−メチルピペリジン。
N−メチルモルポリン、N−メチルピロリジン。
N−エチル−N、N−ジイソプロピルアミンなどが挙げ
られる。溶媒としては9例えば酢酸、クロロホルム、ジ
クロロメタン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフ
ランなどを用いるのか好ましい。当該反応において、化
合物(1v)の反応性誘導体として過剰の無水酢酸を用
いる場合には、該無水酢酸が溶媒としても作用するため
他の溶媒を使用することは必ずしも必要でない。当該反
応を実施するに際し、化合物(、N)の反応性誘導体と
して酸無水物を用いる場合は50〜140℃で実施する
のが好ましく1反応性誘導体として酸ハライドを用いる
場合は一10〜100℃で実施するのが好ましい。
一方、化合物(1v)を遊離酸の形で用いる場合。
該化合物と化合物(1−a)もしくはその塩との縮合反
応は適当な溶媒中縮合剤の存在下に実施することができ
る。縮合剤としては9例えばジシクロへキシルカルボジ
イミド、 N、N’−カルボニルジイミダゾール、1−
メチル−2−ハロピリジニウム・ヨード塩(例えば、1
−メチル−2−ブロモピリジニウム・ヨード塩)、メト
キシアセチレン。
トリフェニルホスフィン−四塩化炭素などが挙げられる
。溶媒としては2例えば、塩化メチレン。
1.2−ジクロロエタン、クロロホルム、ベンゼン、ト
ルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどを用いる
のが好ましい。本反応は0〜50°C9とくに0〜20
℃で実施するのが好ましい。
本発明の原料化合物(11)及び(1−a)はベンゾチ
アゼピン骨格の2位及び3位に2個の不斉炭素原子を有
するため、4種の光学活性体〔即ち、(+)−シス、(
−)−シス、(+)−トランス及び(−)−トランス異
性体〕が存在するが、上記反応は全てラセミ化を伴わず
に進行するため、原料化合物として化合物(It)又は
(1−a)の光学活性体を用いることにより対応する光
学活性な化合物(1)又は(1−b)を得ることができ
る。
本発明の原料化合物(n)は新規化合物であり。
例えば下記反応式に従って製することができる。
(A法) (V ) (Vl ) ([14) (II−b) (B法) (V ) (Vf ) −〉(If−a) −〉(If−b) (但し、R7は低級アルキルを表わし、R’、R’及び
R6は前記と同一意味を有する。) (A法)によれば、化合物(■)は化合物(v)と化合
物(Vl)とを反応させて化合物(II−a)を製し、
要すれば該化合物をアシル化して化合物(B−b)とす
ることにより製することができる。
(B法)によれば、化合物(II)は化合物(V)と化
合物(Vl)とを反応させて化合物(〜Ql)を製し、
要すれば該化合物を加水分解して化合物(Vlll)と
し。
次いで化合物(■)又は(■)を分子内閉環させて化合
物(トa)を製し、さらに要すれば該化合物(]−a)
をアシル化して化合物(It−b)とすることにより製
することができる。
(A法)の第1工程である化合物(V)と化合物(Vl
)との反応は、化合物(V)と化合物(Vl)の混合物
を適当な溶媒(例えば、キシレン、ジフェニルエーテル
、p−シメン)中又は無溶媒で150〜165℃に加熱
することにより実施することができる。化合物<n−a
)が立体異性体(即ち、シス及びトランス異性体)の混
合物として得られる場合、これらの混合物は低級アルカ
ノール(例えば、エタノール)の如き溶媒に対する溶解
度差を利用することにより、6.いはカラムクロマトグ
ラフィー1こより各々の異性体に分離することができる
。当該反応において原料化合物(Vl)としてそのトラ
ンス異性体を使用すれば、化合物(II−a)はシス異
性体が主として得られる。
(B法)の第一工程である化合物(V)と化合物(Vl
)との反応は、化合物(V)と化合物(Vl)との混合
物を適当な溶媒(例えば、トルエン、ベンゼン、アセト
ニトリル、ジオキサン)中、25〜110℃に加熱する
ことに上り実施することができる。当該反応において原
料化合物(Vl)として、そのトランス異性体を使用す
れは、化合物(Vll)はスレオ異性体として得られる
任意工程である化合物(■1)の加水分解は該化合物を
適当な溶媒(例えば、メタノール、エタノールの如きア
ルカノール又はこれらと水の混合溶媒)中、アルカリ試
薬(例えば、水酸化カリウム。
水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等)
で処理することにより実施できる。当該反応は0〜10
0℃にて行なうのがよい。
かくして得られる化合物(■)は、要すれば光学活性p
−ヒドロキシフェニルグリシンアルキルエステル等の光
学分割剤を使用することにより各々の光学活性体に分け
ることかできる。例えば(±)−スレオー2−ヒドロキ
シ−3−(2−アミノ−4,5−ジメチルフェニルチオ
)−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸の光学
分割は該化合物と光学活性p−ヒドロキシフェニルグリ
シンメチルエステルとを反応させて、ジアステレオマー
塩を形成させ1次いで該ジアステレオマー塩を溶媒(例
えば、メタノール、エタノール等)Iこ対する溶解度差
を利用して分別結晶し、得られるジアステレオマー塩を
酸(例えは、塩酸等)又はイオン交換樹脂で処理するこ
とにより実施できる。
このようにして得られる化合物(■)又は(■)のラセ
ミ体又は光学活性体の分子内開運反応はこれら化合物を
適当な溶媒(例えば、キシレン、トルエン、ジフェニル
エーテル、p−シメン、酢al)中又は無溶媒で110
〜160℃に加熱することにより実施することができる
。また化合物(■)の分子内閉環反応はジメチルスルホ
キシド中、メチルスルフィニルカルボアニオン(OH,
So aH,) (ジメチルスルホキシド及び水素化ナ
トリウムより調製)の存在下0〜50℃で実施すること
もできる。さらに、化合物(■)の分子内閉環反応は適
当な溶媒(例えば、クロロホルム、ジメチルホルムアミ
ド、四塩化炭素、ジクロロメタン、l、2−ジクロロエ
タン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン。
ジオキサン)中、縮合剤の存在下−10〜70℃で実施
することができる。縮合剤としては2例えばジシクロへ
キシルカルボジイミド単独又はジシクロへキシルカルボ
ジイミドと1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、4−ジ
メチルアミンピリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、
N−ヒドロキシコハク酸イミド、トリクロロフェノール
、p−二トロフェノール又は3−ヒドロキシ−4−オキ
ソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジン
との組合せを用いることができる。またカルボニルジイ
ミダゾール、エトキシアセチレン、1−メチル−2−ハ
ロピリジニウムハライド(例えば、1−メチル−2−ク
ロロピリジニウム・ヨード塩。
1−メチル−2−ブロモピリジニウム・ヨード塩)も当
該縮合剤として用いることができる。さらに1−メチル
−2−ハロピリジニウムハライドはトリエチルアミン、
トリブチルアミンの如き塩基と組合わせて当該縮合剤と
して使用することができる。
上記の如くして得られた化合物(It−a)のラセミ体
又は光学活性体のアシル化は該化合物を化合物(1−a
)のアシル化と同様9式: R’−OH(但し、R・は
前記と同一意味を有する。)で示される化合物もしくは
その反応性誘導体と反応させることにより実施すること
ができる。
本発明の化合物(1)は医薬として使用する場合、遊離
塩基としても、またその薬理的に許容しつる酸付加塩と
しても使用することができる。薬理的に許容しうる酸付
加塩としては9例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水
素酸塩、過塩素酸塩。
硫酸塩、リン酸塩の如き無機酸付加塩;シュウ酸塩、マ
レイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸
塩の如き有機酸付加塩などが挙げられる。これら塩は1
例えば化合物(1)を酸で処理することにより容易に取
得することができる。化合物(1)もしくはその薬理的
Iこ許容しうる酸イ4加塩は経口的にも非経口的にも投
与することができる。
本発明の化合物(1)もしくはその薬理的にπ[谷しう
る酸付加塩を医薬として使用する場合、前記化合物(1
)を経口もしくは非経口投与に適した医薬賦形剤と混合
した医薬製剤として使用することができる。このような
賦形剤としては1例えばデン扮、ラクトース、グルコー
ス、リン酸カリウム、とうもろこしデン粉、アラビアゴ
ム、ステアリン酸、その他通常の医薬賦形剤などを好適
に使用することができる。医薬製剤は錠剤、火剤、カプ
セル、座剤の如き固型剤であってもよく、また溶液、け
ん濁液、乳液の如き液剤であってもよい。
さらに、非経口的に投与する場合は、この医薬製剤は注
射液として使用することもできる。
、体重、状態及び疾患の種類lこよっても異なるが、通
常、約0.05〜10ツ/ kyが好ましく、経口投与
では約0.2〜10q/lv、非経口投与(例えば、静
脈内注射)では約005〜5 rng/1wがとりわけ
好ましい。
尚1本明細書中、低級アルキル、低級アルカノイル及び
低級アルコ牛シとはそれぞれ炭素数1〜4のアルキル、
炭素数2〜4のアルカノイル及び炭素数1〜4のアルコ
キシを表わす。
また1本明細書において、゛スレオ″とはプロを有する
。)で示される基とがスレオ型配置(即ち、フィッシャ
ー投影図において前記2置換基が主鎖の反対側に位置す
る)を有することを意味する。
以下、実験例、実施例及び製造例を挙けてさらに本発明
の詳細な説明する。
実験例1 (降圧作用) 水に溶解或いはけん潤した検体(投与量=30又は10
0rnII/kp)を1夜絶食させた自然発症高血圧ラ
ット(1群:3匹)に経口投与した。ラットの収縮期血
圧をプレチスモグラ7法〔ザ・シ′ヤーナル・オン・ラ
ボラトリ−・アンド・クリニカル・メディシン、、第7
8巻、第957頁(1971年)〕により測定した。検
体の降圧作用は投与後1時間目及び4時間目にめた。そ
の結果を下記第1表に示す。
第 1 表 帯:上記検体化合物はすべて(±)−シス異性体である
実験例2 (脳血管拡張作用) 雄性犬(体重:約15階)をベンドパルビタール・ナト
リウム塩(静脈内投与、投与量:30tq/神)で麻酔
した。椎骨動脈の血流量を人工呼吸のもとて電磁流量計
を用いて測定した。検体を5%グルコース水溶液に溶解
し、該溶液を椎骨動脈内に注射した。検体の脳血管拡張
作用は用著作用曲線から算出したパパベリンに対する効
力比としてめた場合、(+)−シス−2−(4−メトキ
シフェニル)−3−アセトキシ−5−(2−(ジメチル
アミノ)エチル)−7,8−ジメチル−2,3−ジヒド
ロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン・シ
ュウ酸塩・%水和物はパパベリンの6゜4倍の脳血管拡
張作用を示した。
実験例3 (冠血管拡張作用) モルモット(体重:約260〜32.OF)摘出心臓の
冠血流量に対する効果をランゲンドル7法を用いて調べ
た。摘出心臓を線維素を除去したウサギ血液2%を含む
ロックリンガ−溶液(酸素95%と二酸化炭素5%から
なる混合ガスで飽和)で1に流した。層流圧は40cr
++水柱に保った。検体は5%グルコース溶液iこ溶解
し、心臓当り0.1 屑1の客層て潅流液に注入した。
流出潅流液を点滴計数器を用いて測定し、冠血流量とし
た。
下記に示す化合物は冠血流量の増加が投与量10μ9/
心臓で0.5 ml /分以上であった。一方、パパベ
リンは上記実験において、冠血流量の増加が投与量10
0μy/心臓で0.5rd1分以上であった第 2 表 帯: 上記検体化合物はすべて(±)−シス異性体であ
る。
実験例4 (血小板凝集抑制作用) エーテルで麻酔したSD−系雄性ラットの腹部大動脈か
ら血液を採取した。ラット血液9容を313W/V9イ
クエン酸・三ナトリウム塩水溶液1容と混和し、該混合
物を遠心分離により血小板けん濁血漿(PRP)を調製
した。残存血液を更に遠心分離して血小板除去血漿(p
pp)を調製した。PRPの血小板数をpppを加えて
0.8〜1×1o・7m”に調整した。稀釈PRP 2
00μeと検体溶液25fie(検体の最# 1lii
& : 100 ay/ml )との、4合物を37℃
で2分間かく拌後、コラーゲン溶液〔ビオキミカ・工・
ビオフィジ力・アクタ、第186巻、第254頁(19
69年)〕25μeを加えて血小板凝集を起こさせた。
血漿板凝集能はボーンの方法〔ネイチャー0.第194
巻、第927頁(1962年)〕により測定し、検体の
血小板凝集抑制作用をめた。
下記lこ示す化合物はアセチルサリチル酸(100μ9
/ゴ)と同等以上の血小板校集抑制率を示した。
第 3 表 米:上記検体化合物はすべてシス異性体である。
実施例1 (±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−7,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1,
5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンB、 2 t
 、 水酸化カリウム3.12及びジメチルスルホキシ
ド100m1の混合物を室温にて30分間撹拌する。該
混合物に2−(ジメチルアミノ)エチルクロリド・塩酸
塩42を加え、さらに室温にて20時間撹拌する。反応
液を氷水に注き、酢酸エチルで抽出し、さら+C酢酸エ
チル層を20%塩酸で抽出する。塩酸層を濃アンモニア
水でアルカリ性として、析出品をろ取し、水洗、乾燥す
ることにより、(±)−シス−2’−(4−メトキンフ
ェニル)−3−ヒドロキシ−5−[:2〜(ジメチルア
ミ/)エチル) −7,8−ジメチル−2,3−ジヒド
ロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン64
7を得る。
M、p、179〜]81°C 水晶の塩酸塩: M、 o、 248〜250°C(分’A11. )(
クロロホルム、エタノール及びエーテルの混液から再結
晶) 実施例2 (±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−7
,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1゜5−ベンゾチ
アゼピン−4(5H)−オン11及び無水酢酸1.0m
lの混合物を110℃にて4時間撹拌する。該混合物を
減圧濃縮し、さらlこ残置にベンゼンをIJllえて溶
媒を減圧留去する。残置を塩酸塩トし、クロロホルム、
エタノール及びエーテルの、混液から再結晶することに
より、(±)−シスー2−(4−メトキシフェニル)−
3−アセトキシ−5−C2−(ジメチルアミノ)エチル
〕−7゜8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1,5−ベ
ンゾチアゼピン−4(5H)−オン・塩酸塩1.159
を得る。
M、 p、 209〜211℃(分解)実施例3 (+)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−7,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1,
5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン4.49.2
−Cジメチルアミノ)エチルクロリド・塩酸塩2.12
9 、炭酸カリウム4.069及びアセトン200m1
の混合物を20時間加熱還流する。反応後、不溶物をろ
去し、エタノールで洗浄する。ろ液及び洗液を合わせ、
溶媒を減圧留去する。残置を酢酸エチルに溶解し、該溶
液を水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去する。残置を酢酸エ
チル及びn−ヘキサンの混液から再結晶することにより
、(+)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−
ヒドロキシ−5−〔2〜(ジメチルアミノ)エチル)−
7,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1゜5−ベンゾ
チアゼピン−4(5H)−オン4,852を得る。
M、p、117〜118°C 〔α〕%’ +149.7°(C=0.68.メタノー
ル)実施例4〜8 〔A〕 対応原料化合物を実施例3と同様に処理することにより
、下記化合物を得る。
第4表 注:上記化合物はすべてシス異性体である。
釆:メタノールより再結晶 料=1¥1°酸エチル及びn−ヘキサンの混液より再結
晶 達料:エタノール及びエーテルの混液より再結晶仙:エ
タノールより再結晶 実施例9 (+)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−5’−C2−(ジメチルアミノ)エチル:)
−7,8〜ジメチル−2,3−ジヒドロ−1゜5〜ベン
ゾチアゼピン−4(5H)−オン4.759、無水酢酸
50d及びピリジン1 mlの混合物を4時間110℃
に加熱する。冷後、該混合物より溶媒を減圧留去し、さ
らに装置にベンゼンを加えて溶媒を減圧留去する。装置
をシュウ酸塩とし。
クロロホルム及びエタノールの混液から再結晶すること
により、 (+)−シス−2−(4−メトキシフェニル
)−3−アセトキシ−5−(2−(ジメチルアミノ)エ
チル)−7,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1,5
−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン・シュウ酸塩・
%水和物5−37s’を得る。
M、p、191〜192℃(分解) 〔α)%I + 101.9°(0=0.736.ジメ
チルホルムアミド) 実施例10〜13 対応原料化合物を実施例9と同様に処理することにより
下記化合物を得る。
第 5 表 来:クロロホルム及びエタノールの混液より再結晶 料:エタノールより再結晶 −2メタノールより再結晶 牟 料料:メタノール及びエーテルの混液より結晶実施例1
4 (±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−5−(2−(ジメチルアミノ)エチル) −
6,7−シメチルー2.3−ジヒドロ−1゜5−ベンゾ
チアゼピン−4’(5H)−オン・塩酸塩0.618F
、無水酢酸6 rrte及び酢酸6−の混合物を105
℃に18時間加熱する。反応後、溶媒を減圧留去し、さ
らに装置にベンゼンを加えて溶媒を減圧留去する。装置
をエタノール及びエーテルの混液からm結晶することに
より、(±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−
3−アセトキシ−5−(2−(ジメチルアミノ)エチル
〕−6゜7−シメチルー2.3−ジヒドロ−1,5−ベ
ンゾチアゼピン−4(5H)−オン・塩酸塩・%水和物
044yを得る。
M、p、245℃(分解)(15Q〜152℃にて湿潤
) 実施例15及び16 〔C〕 対応原料化合物を実施例14と同様に処理することによ
り下記化合物を得る。
第6表 注:上記化合物はともに(±)−シス異性体である。
峯:エタノール及びエーテルの混液より再結晶実施例1
7 (±)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−7,8−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1,
5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン1.48F、
2’−(ジメチルアミノ)エチルクロリド・塩酸塩0.
649 、炭酸カリウム1.66F、アセトン45tr
tl及び水0.5 dの混合物を22時間加熱還流する
。反応後不溶物をろ去し、ろ液より溶媒を減圧留去する
。残置にジインプロピルエーテルを加え、析出晶をろ取
し、酢酸エチルから再結晶することにより、(±)−シ
ス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−
5−C2−Cジメチルアミノ)エチル) −7,8−ジ
クロロ−2゜3−ジヒド” −1,5−ベンゾチアゼピ
ン−4(5H)−オン1.18$’を得る。
M、p、178〜179.5℃ 水晶の塩酸塩二 M、p、 232.5〜234℃(分解)(メタノール
より再結晶) 実施例18 <土)−yス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒ
ドロキシ−8,9−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1,
5−ペンシナアゼピン−4(5H)−オン1.67グ、
2−(ジメチルアミノ)エチルクロリド・塩酸塩0.7
1グ、炭酸ガリウム1.87F、7セトン50−及び水
0.5 fnlの混合物kW施例17と同様に処理する
ことにより、(±)−シス−2−(4−メトキグフエニ
1v)−3−ヒドロキシ−5−(2−(ジメチルアミノ
)エチル、)−8,9−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン0.91
ノを得る。
M、p、175.5〜176.5℃ 本品の塩Mi!L・3/2 水相物: 樋、p、172〜175℃(メタノ−Iし及びエーテl
しの混液より再結晶)(156℃にて湿潤、230〜2
33℃にて分解) 夾施例 19 (±)−シス−2−(4−メトキシフエニA/) −3
−アセトキシ−7,8−ジメチIレー2.3−ジヒドロ
−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン−19
0”’V、2−(ジメチルアミノ)エチルクロリド・塩
酸塩811n9.炭酸カリウム18o〜及ヒアセトン1
5−の混合物′f!:20時間還流する。冷後、無機物
をろ去し、温アセトンで洗浄する。ろ液及び洗浄を合わ
せ1m媒を減圧留去する。残置を塩酸塩とし、クロロホ
ルム、エタノ−w 及ヒx −テlしの混液から再結晶
することにより、仕)−yグー2−(4−メトキシフェ
ニル)−3−アセトキシ−5−C2−(ジメ−flV7
 ミ/ ) ニー/−Iし) −7,8−ジメチル−2
,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H
)−オン・塩酸塩177”9を得る。
輩、p−209〜211℃(分解) 製造例 1 2−アミノ−4,5−ジメチル−チオフェノ−M23.
4SJ及び(±)−トラン7、−3− (4−メトキグ
の混合物をアルゴンガス気流下160℃で16時間撹拌
する。冷後1反応液に熱エタノールを加え、析出品をろ
取する。(ろ液を母液Iと称する)。結晶をクロロホル
ム及びジメチルホルムアミドの混液から再結晶すること
により、(±)−シス’−2−(4−メトキシフェニル
)−3−ヒドロキシ−7,8−ジメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン1
5.7fを得る。
M、p、 221〜224℃(分解) 一方、上記において得られる母液I(エタノール溶液)
より、溶媒を留去し、残置を酢酸エチルに溶解する。こ
の溶液を10%塩酸及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去する。残置をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム)で精製す
ることにより、(±)−シス−2−(4−メトキシフェ
ニル)−3−ヒドロキシー7.8−ジメチル−2,3−
ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
ン1.49及び(±)−トランス−2−(4−メトキシ
フェニル)−3−ヒドロキシ−7,8−ジメチル−2,
3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5■(
)−オン0.66Fを得る。
トランス−異性体: M、p、 23.5〜237℃(分解)(酢酸エチル及
びn−ヘキサンの混液より再結晶) 製造例2 2−アミノ−4,5−ジメトキシ−チオフェノール17
.459及び(±)−トランス−3−(4−メトキシフ
ェニル)クリジッド酸メチルエステル19.61Fを製
造例1と同様1こ処理することにより(±)−シス−2
−(4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−7,8
−ジメトキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチア
ゼピン−4(5’H)−オン1L65fを得る。
IJ、p、 240〜241.5°C(分解)(ジメチ
ルホルムアミド及びエタノールの混液より再結晶) 製造例3〜5 CD〕 CI 対応原料化合物を製造例1と同様に処理することにより
下記化合物を得る。
第 7 表 オニ耐酸エチルより再結晶 第8表 製造例6 2〜アミノ−4,5−ジクロロチオフェノール1932
及び(±)−トランス−3−(4−メトキシフェニル)
クリジッド酸メチルエステル20.79の混合物を16
5℃で16時間撹拌する。冷接。
該混合物fこエタノールを加え、析出品をろ取する。結
晶をエタノールで洗浄後、クロロホルム及びエタノール
の混/Itから再結晶することにより、(±)−シス−
2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−7,
8−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−1゜5−ベンゾチア
ゼピン−4(5n )−オン72ノを得る。
M、p、239〜243℃(分解) (210℃にて湿
潤) 製造例7 2−アミ7−5.6−シクロロチオフエ/−ル18.0
3y及び(±)−トランス−3−(4−メトキシフェニ
ル)グリジッド酸メチルエステル19.349の7J1
.合物を165℃にて19時間撹拌する。
該混合物にエタノール及びジイソプロピルエーテルを加
え、不溶物をろ夫し、ろ液より溶媒を減圧留去する。装
置にエタノールを加え、析出品をろ取する(ろ液を母液
■と称する)。結晶をクロロポルム及びエタノールの混
液から再結晶することにより、(±)−シス−2−(4
−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−8,9−ジク
ロロ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−
4(5H)−オン2.479を得る。
M、p、 207〜209℃ 上記において得られる母液I(エタノール溶液)より溶
媒を皆去し、装置をシリカゲルクロマトグラフィー〔溶
媒:クロロホルム−メタノール(19:1))で精製す
ることにより、(±)−シス−2−(4−メトキシフェ
ニル)−3−ヒドロキシ−8,9−ジクロロ−2,3−
ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
ン2.475’及び(±)−トランス−2−(4−メト
キシフェニル)−3−ヒドロキシ−8,9−ジクロロ−
2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5
i()−オン1.01Fを得る。
トランス−異性体: M、p、 244〜249°C 製造例8 (1)2−アミノ−4,5−ジメチル−チオフェノール
49,529.(±)−トランス−3−(4〜メト−1
−ジフェニル)クリジッド酸メチルエステル47.49
y及びトルエン500Mの混合物を95〜100℃にて
23時間撹拌する。冷接、析出品(結晶1と称する)を
ろ取し、ろ液より溶媒を留去する。装置をジイソプロピ
ルエーテルより温浸し、析出晶(結晶Hと称する)をろ
取する。結晶1及び結晶■を合せ酢酸エチル及びn−ヘ
キサンの混液から再結晶することにより、(±)−スレ
オ−2−ヒドロキシ〜3−(2−アミノ−4,5−ジメ
チルフェニルチオ)−3−(4−メトキシフェニル)プ
ロピオン酸メチルエステル58.95 Fを得る。
M、p、 111〜114℃ (2)(±)−スレオ−2−ヒドロキシ−3−(2−ア
ミノ−4,5−ジメチルフェニルチオ)−3−(4−メ
トキシフェニル)プロピオン酸メチルエステル58.9
F、5%水酸化ナトリウム水溶#1590m/及びエタ
ノール590mJの混合物を室温にて2時間撹拌する。
次いで9反応液を10%塩酸でpH3とし、析出晶をろ
取し、水洗、乾燥することにより、(±)−スレオ−2
〜ヒドロキシ−3−(2−アミノル4,5−ジメチルフ
エニルチオ)−3−(4−メトキンフェニル)プロピオ
ン酸54.2ノを得る。
M、p、 163〜168°C +3) L−(p−ヒドロキシフェニル)グリシンメチ
ルエステル・塩酸塩31.39をメタノール750m1
に溶解する。該溶液に水酸化カリウム8゜8yのメタノ
ール375m6溶液を加え、沈殿物(無機物)をろ去す
る。ろ液ζこ(劫−スレオ−2−ヒドロキシ−1−(2
−アミノ−4,5−ジメチルフェニルチオ)−3−(4
−メトキシフェニル)プロピオン酸25fを加え、さら
にメタノール375 mlを加えて溶液とする。該溶液
より溶媒を減圧留去し、装置を3度エタノールがら再結
晶する(母液を母液Iと称する)ことIζより、(+)
−スレオ−2−ヒドロキシ−3−(2−アミン)−4゜
5−ジメチルフェニルチオ)−3−(4〜メトキンフエ
ニル〕プロピオン酸・L−(p−ヒドロキシフェニル)
グリシンメチルエステル塩10.29を得る。
M、p、173〜175℃(分解) 〔α〕菅+290.8°(C=0.410.ジメナルホ
ルムアミド) 上記で得られた塩を10イ塩酸に溶解し、該溶液を炭酸
カリウムでpH4に調整する。析出品をろ取し、水洗、
乾燥することにより、(+)−スレオ−2−ヒドロキシ
−3−(2−アミノ−4,5−ジメチルフェニルチオ)
−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸47ノを
得る。
M、p、 167〜169°C(分解)〔α〕V+36
1.2° (0=0.556 、 I N−Na0H) 上記により得られる母液■(エタノール溶液)より、溶
媒を減圧留去する。装置を10%塩酸に溶解し、炭酸カ
リウムでpH4に調整し、析出品をろ取する。この結晶
13.3P、D−(p−ヒドロキシフェニル)グリシン
メチルエステル・塩酸塩167y及び水酸化カリウム4
39の混合物を上記と同様に処理し、粗生成物をエタノ
ールから再結晶することにより、(−)−スレオ−2−
ヒドロキシ−3−(2−アミノ−4,5−ジメチルフェ
ニルチオ)−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン
酸・D−(p−ヒドロキシフェニル)グリシンメチルエ
ステル塩8979を得る。
tJ、p、 170〜174℃(分解)〔α)’D’−
222,1° (0=0.664.ジメチルホルムアミ
ド) 上記で得られた塩を亀記と同様に処理することにより、
(−)−スレオ−2−ヒドロキシ−3−(2−アミノ−
4,5−ジメチルフェニルチオ)−3−(4−メトキシ
フェニル)プロピオン酸266Vを得る。
M、p、 154〜157℃(分解) 〔α、)’D’ −316,8°(0=0.512 、
 I N−NaOH)(4) (a) (−1−)−スレオ−2−ヒドロキシ−3−(
2−アミノ−4,5−ジメチルフェニルチオ)−3−(
4−メトキシフェニル)プロピオン酸4.r9及びキシ
レン80 m、lの混合物を24時間還流する。冷接、
溶媒を留去することにより、(−F)−シス−2−(4
−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−7,8−ジメ
チ/l/−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピ
ン−4(51)−オン3.952を得る。
M、p、232〜234℃(分解) 〔α冗 +131.4° (C=0478.ジメチルホ
ルムアミド) (bl (−)−スレオ−2−ヒドロキシ−3−(2−
アミノ−4,5−ジメチルフェニルチオ)−3−(4−
メトキンフェニル)プロピオン1112.6P及びキシ
レン45−の混合物を上記(a)と同様に処理すること
により、(−)−シス−2−(4−メト卑シフエニlし
)−3−ヒドロキシ−7、s−シメチlレー2,3−ジ
ヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−、を
ン1.98 V’r:mh。
M、p、225〜227℃(分解) (aI)H−i 27.2° (C=0.66、ジメチ
ルホルムアミド) 製造例9 け)−シス−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒド
ロキシ−7,8−ジメチlレー2.3−ジヒドロ−1,
5−ベンゾチアゼピン−4(5tl)−オン22 G 
rpyをピリジン:i! yJに懸)んさせ、該怠渇欣
に水冷下アセチルクロリド59りを加え、室温にて2時
間攪拌する。反応後、該混合物に酢酸エチル及びクロロ
ホルム(1:1)の/11液?加え、10%塩酸及び水
で洗浄シ1.乾燥後溶媒を酸比留去する。残nを酢酸エ
チlしから再結晶することにより、(+:)−シス−2
−(4−メチキシフェニル)−3−アセトキシ−7,8
−ジメチル−23−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピ
ン−4(5H)−オン219=a”、(i56゜ M、p、227〜229℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 (但し R1は水素原子又は低級アルカノイル、Ro及
    びRoは共に低級アルキル、R4及びRoは共に低級ア
    ルキル、低級アルコキシ又はハロゲン原子を表わす。) で示される1、5−ベンゾチアゼピン誘導体又はその薬
    理的に許容しうる酸付加塩。 2、一般式 (但し、R1は水素原子又は低級アルカ/イル、Ro及
    びR5は共に低級アルキル、低級アルコキシ又(よハロ
    ゲン原子を表わす。) で示される1、5−ベンゾチアゼピン誘導イ木又(よそ
    の塩。 3、一般式 (但し、RIは水素原子又は低級アルカノイル及びRo
    は共に低級アルキル、低級アルコキシ又(まハロゲン原
    子を表わす。) で示される1,5−ベンゾチアゼピン誘尊体又(よその
    塩と一般式 (但し,R8及びBaは共に低級アルキルゲン原子を表
    わす。) で示される化合物又はその塩とを縮合反応させ。 要すればさらに生成物をその薬理的に許容しうる酸付加
    塩とすることを特徴とする一般式%式% ) で示される1、5−ベンゾチアゼピン誘導体又はその薬
    理的に許容しつる酸付加塩の製法。 4、一般式 (但し Bt及びR8は共に低級アルキル、R′及びR
    5は共に低級アルキル、低級アルコキシ又はハロゲン原
    子を表わす。) で示される1、5−ベンゾチアゼピン誘導体又はその塩
    と一般式 %式%() (但し、R6は低級アルカノイルを表わす。)で示され
    る化合物又はその反応性誘導体とを反応させ、要すれば
    さらに生成物をその薬理的に許容しつる酸付加塩とする
    ことを特徴とする一般式(但し、 R”、 R’、 R
    4,R“及びR1は前記と同一意味を有する。) で示される1、5−ベンゾチアゼピン誘導体又はその薬
    理的に許容しうる酸付加塩の製法。 5、一般式 (但し、R1は水素原子又は低級アルカノイル、R′″
    及びR1は共に低級アルキル、R1及びWは共に低級ア
    ルキル、低級アルコキシ又はハロゲン原子を表わす。) で示される1、5−ベンゾチアゼピン誘導体又はその薬
    理的に許容しうる酸付加塩を有効成分としてなる降圧作
    用及び/又は脳・冠血管拡張作用を有する医薬組成物。
JP60029119A 1984-02-18 1985-02-15 1,5‐ベンゾチアゼピン誘導体及びその製法 Granted JPS60185775A (ja)

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