JPS60185476A - トラツキング参照信号の記録,再生方式 - Google Patents

トラツキング参照信号の記録,再生方式

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JPS60185476A
JPS60185476A JP59040631A JP4063184A JPS60185476A JP S60185476 A JPS60185476 A JP S60185476A JP 59040631 A JP59040631 A JP 59040631A JP 4063184 A JP4063184 A JP 4063184A JP S60185476 A JPS60185476 A JP S60185476A
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signal
recording
composite video
video signal
field
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JP59040631A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Shiyudo
勝行 首藤
Toshio Kaneshiro
金城 寿雄
Keigo Okano
岡野 啓吾
Yoshiaki Hanashiro
花城 吉昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Nippon Victor KK
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Nippon Victor KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、走査線数が525、毎秒像数が30で、2対
1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水平走
査と垂直走査とが行なわれるようになさオtている複合
映像信号における奇数フーr−ルドの信号と偶数フィー
ルドの信号とが、複合映像信号における垂直走査周期と
等しい回転周期で駆動回転さ才しる回転記録媒体(円盤
状あるいは円筒状の記録媒体)の記録面へ、順次に隣接
する記録跡中における水平同期信号同士の記録位置ど垂
直同期信号同士の記録位置とが記録跡の111方向につ
いて咄々整列している状態のものとして記録されるとと
もに、記録跡中のI・ラッキング参照信号の記録位置が
、相隣る記録跡について記録跡の延長方向で相対的に1
水平走査期間づつずれた状態とな4− るように、前記した変形複合映像信号にお目る3水平走
査期間おきに水平同期信号の存在する部分付近にトラッ
キング参照信号が記録されるようになされており、再生
時にトラッキング参照信号に基づいて作られたトラッキ
ング制御信桂による1ヘラツキング制御の下に回転記録
媒体からの信号の再生動作が行なわれるようにされてい
るトラッキング参照信号の記録、再生方式に関するもの
である。
(従来技術と問題点) 情報信号の記録、再生装置としては、従来から各種の構
成形態の記録媒体を用い、各種の記録再生方式に従って
構成されたものが知られているが、円盤状あるいは円筒
状の形態の記録媒体を回転させた状態で、情報信号の記
録再生が行なわれるようになされた回転記録媒体を用い
た情報信号の記録、再生装置は、記録媒体の形態がテー
プ状、あるいはシート状の記録媒体を用いた情報信号の
記録、再生装置に比較して、記録媒体の駆動機構や記録
再生素子の駆動機構などを簡単なものにすることができ
、また、記録媒体として回転記S媒体が用いられている
記録、再生装置dに才1いては、回−転記縁媒体が無溝
形式のものであったり、あるいは回転記録媒体からの情
報信号の再生が回転記録媒体に対して無接触の状態で行
なわれるようになされている場合に、回転記録媒体から
の情報信号の再生に当ってランダムアクセスが容易であ
るし、さらに記録再生の対象とされている情報信号が複
合映像信号の場合には、静止画再生、スローモーション
再生、高速再生などの特種再生モードによるトリックプ
レイも容易であるなどの諸利点か得られるので、従来か
ら回転記録媒体を用いた各種の記録再生方式(例えば、
磁気記録再生方式、光磁気記録再生方式、熱磁気記録再
生方式、光学的記録再生方式、静電容旦値の変化検出型
の再生方式、機械的再生方式、その他)による情報信号
の記録、再生装置が広く実用化されていることば周知の
とおりである。
ところで、近年になって記録媒体に対する高%41度記
録の要望が高まるのにつれて、例えば磁気記録再生装置
においては、各構成部分の機械精度を」二げるとともに
、磁気記録再生素子(磁気ヘッド)として1〜ラツク[
(1の狭いものを用いるようにし、磁気空隙におけるト
ラックrlJの方向が記録跡(1−ラック)の延長方向
に対して直交する方向よりも微小な角度(±6度、±7
度)だけ傾斜しているものを用い、磁気記録媒体上にお
ける隣接する記録跡が、それぞれ異なったアジマス角度
を有する磁気ヘッドによって記録再生されるようにする
ことにより、隣接記録跡の情報がい、わゆるアジマス損
失によって再生されないようにして、隣接する記録跡間
に従来設けられていた無記録部分(ガートバンド)の存
在を不用とし、磁気記録媒体への高密度記録化を図かる
という、いわゆる傾斜アジマス効果を利用した記録再生
方式を採用したり、また、前記した傾斜アジマス効果を
利用した記録再生方式において、アジマス効果が充分で
ない低域周波数帯域の信号のクロスト一りの問題の解決
のために、例えば、特開昭52 4891.9号公報に
詳細に記載されているような、いわゆるフェーズシフ7
− ト方式(1)S方式)によるカラー複合映像信号の記録
再生方式や、例えば特開昭50−34419号公報に詳
細に記載されているような、いわゆるフェーズインバー
ト方式(PI方式)によるカラー複合映像信号の記録再
生方式などを採用して、高密度記録が実現されるように
するなどの色々の手段が実施されて来ていることは周知
のとおりである。
しかし、より一層の高密度記録を行なうためには、磁気
記録媒体上の記録跡11ノ(トラック111)をより一
層小さくすることが必要とされるが、従来の一般的な磁
気記録再生装置においては、磁刻ヘッドによる記録跡の
形成時ならびに記録跡からの情報信号の再生時に、磁気
ヘッドが1−ラッキング制御の施こされていない状態で
磁気記録媒体に対する情報信号の記録や磁気記録媒体か
らの情報信号の再生が行なわれるようになされていたか
ら、これでは磁気記録再生装置における各構成部分の機
械的精度からもたらされる制限によって、磁気記録媒体
に対する高密度記録再生は行なわれ得なかった・ 8− それで、近年になって磁気ヘッドが1〜ラツキング制御
の下に磁気記録媒体の記録跡を追跡しながら情報信号の
再生を行なうようになされた磁気記録再生装置が試みら
れるようになり、また、記録時においても磁気ヘッドを
トラッキング制御して、磁気記録媒体に情報信号を記録
するようにした磁気記録再生装置も提案されるようにな
った。
また、最近、ビデオテープレコーダ(VTR)の超小型
化を図かるとともに、各種形式の固体撮像素子と集積回
路の使用によるテレビジョンカメラ(以下、テレビジョ
ンをTVと略記する)の超小型化軽量かり、前記の超小
型化TVカメラと超小型化VTRとを一体化した構成の
超小型化軽量のカメラ一体化V T R(いわゆる電子
8ミリ装置)についての開発研究が盛んに行なわれるよ
うになり、また、写真フィルムを使うスチルカメラに代
わって、電気的に静止画像を記録する、いわゆる、電子
式カメラについても開発研究が行なわれて来ており、写
真フィルムの代わりに超小型のフレキシブル磁気ディス
クを用いて複合映像信号を記録する形式の電子カメラに
ついては、35ミリの一眼レフカメラ並みの大きさにま
で小型化されたものが、既に実用化段階に達したとして
公表されるに至っている。
そして、本出願人会社においても、例えば特願昭56−
171.868号(特開昭58−73072号公報参照
)、特願昭58−86946号その他の特許出願などに
よって、35ミリの写真フィルムのパトローネ程度の大
きさの円筒状の磁気記録媒体を用いて、駒取り記録や短
時間の連続記録の可能な超小型の撮像録画装置について
の提案を行なって来ている。
そして、円筒状の磁気記録媒体は、それの磁性膜と記録
再生素子との相対的な線速度が、磁気記録媒体の全周面
にわたって一定であるから、磁気記録媒体の全周面が記
録再生の領域として有効に利用できるという可能性があ
り、また、それが例えば、35ミリフイルムのパトロー
ネ(全長471T1m、直径25mm)あるいは、前記
のパ1〜ローネを収納するケース(全長53mm、直径
31mm)と同程度の大きさとなされた四合でも、世界
で最も普及している型式によるホームVTRにおける磁
気ヘッドと磁気テープ間の相対線速度5.8m/sと同
程度の相対線速度が得られるから、今、例えば、直径が
31.mmで長さが50mmの円筒状の磁気記録媒体を
毎分3600回転させて、それの周速度を5.8m/s
とし、それの−回転毎にTV映像信号の1フィールド分
を記録させるとし、記録跡1】が3μm、ガートバンド
が1.5μm、記録跡間隔(トラックピッチ)が4.5
μm として記録した場合に、前記したような形状寸法
の円筒状の磁気記録媒体には、10800駒の静止画像
が記録でき、また、通常の複合映像信号の3分間にわた
る連続記録や、フィールドスキップ方式の採用による6
分間の記録が可能であるというように、小さな形状寸法
で大きな記録容量が得られ、かつ、磁気記録媒体におけ
る中空の内部空間に、磁気記録媒体の駆動用のモータを
設置することにより、磁気記録動作あるいは磁気記録再
生動作が可能な磁気記録再生装置を小型化することが容
易であり、撮像型録画装置を小型軽量なものとして構成
する」二で有効であ11− る。
さて、上記に例示した撮像型録画装置では、それの磁気
ヘッドが1〜ラツキング制御の下に記録跡を正しく辿る
ようになされていることにより、例えば5ミクロン以下
というような(ケめて狭い記録跡巾の記録跡から情報信
号の再生を行なうことができるのである。
そして、回転記録媒体として円筒形の磁気記録媒体が用
いられている前記した複合映像信号の記録、再生装置を
例にして記述したように、それの回転記録媒体を複合映
像信号における垂直走査周期に等しい回転周期で回転さ
せている状態において、回転記録媒体に複合映像信号を
記録した場合には、回転記録媒体にはそれの一回転毎に
複合映像信号における1フイールドの期間の信号が記録
されるから、回転記録媒体の一回転侮に記録素子が一記
録跡間隔づつ連続的に移送される状態で、回転記録媒体
に対する複合映像信号の記録が行なわれるようにすれば
、回転記録媒体には螺旋状の記録跡が連続的に記録形成
され、また、回転記録12− 媒体に対する複合映像信号の記録を、記録素子が停止し
ている状態で行ない、■記録跡間隔づつの記録素子の移
送が垂直帰線消去期間中で瞬間的に行なわれるような間
欠歩進の場合には、回転記録媒体には複合映像信号によ
る環状の記録跡が記録形成される。
従来から前記のような回転記録媒体を所定の回転周期及
び回転位相で安定に回転させるためには、回転記録媒体
の回転周期及び回転位相が検出できるセンサの出力と、
回転記録媒体で記録の対象としている複合映像信号にお
ける垂直同期信号とを位相比較して得た位相誤差信号を
用いて、回転記録媒体の駆動用モータの回転周期及び回
転位相の制御が行なわれるようにする回転制御系が用い
られていたが、前記のように回転制御系によって回転が
制御されて、回転記録媒体の一回転毎に複合映像信号に
おける順次のトフィールドの期間の信号が記録されるよ
うになされている回転記録媒体の記録面の記録跡パター
ンは、回転記録媒体で記録の対象にされている複合映像
信号が、2対1の飛越走査を採用している走査標準に従
って水平走査と垂直走査とが行なわれているものである
賜金には、回転記録媒体」−で互に隣り合う記録跡にお
ける水平同期信号の記録位置が、第1図に示されている
ように一水平走査期間(以下、I T−T期間と記載さ
れることもある)の1/2だけ、記録メ1;の延長方向
で相対的にずオtているものになる(第1図では、回転
記録媒体として円筒状の回転記録媒体の例を示している
が、回転記録媒体が円盤状の回転記録媒体であったとし
ても、回転記録媒体−りで互に隣り合う記録跡における
水平同期信号の記録位置が、−水平走査期間Hの172
だけ記録跡の延長方向で相対的にずれる点は同様である
)。
すなわち、第1図において、円筒状の回転記録媒体1の
周面の記録面(以下の説明例においては、円筒状の回転
記録媒体1が円筒状の磁気記録媒体1であるとされてお
り、それの周面の記録面は磁性膜で構成されているもの
とされている。なお、円筒状の磁気記録媒体1における
磁性膜け、第1図示の例のように円筒状の磁気記録媒体
1の外周面に構成されても、あるいは円筒状の磁気記録
媒体1の内周面に構成されてもよい)には、円筒状の磁
気記録媒体1の一回転毎に、複合映像信号における一フ
ィールド期間毎の信号による記録跡11゜t2.t3・
・・が、それの軸線(母線)方向に順次に並ぶように記
録形成されているが、互に隣接している順次の記録跡に
おいて、水平同期信号の記録位置は図中で縦方向の実線
IPで示されているように、相隣る記録跡間において前
後方向に互に11/2だけずれている。
一方、垂直同期信号の記録位置は、第1図中で斜線vP
により示されているように、相隣る記録跡について記録
跡の11方向で整列している状態になされている。なお
、第1図中において、2は円筒状の磁気記録媒体1の端
部に固着されている磁石うな磁気検出素子との組合わせ
により、磁気記録媒体1の回転周期及び回転位相の検出
、用のセンサを構成している。
15− また、第1図と後述されている第8図及び第9図におい
ては、図示の簡略化のために、水平同期信号の記録位1
il)IPについては4本の記録跡t1〜t4について
だけ示しており、他方、垂直同期信号の記録位置vPに
関しては説明の便宜」二、円筒状の磁気記録媒体1にお
ける全記録領域にわたって図示している。
さて、第1図に示されているような記録跡パターンを有
している円筒状の磁気記録媒体1から、それに記録され
ている情報信号を再生する場合に、隣接する記録跡から
の漏話があれば、再生された信号に基づいて得られる再
生画像は、画質が著るしく劣化しているものになる。
すなわち、第1図に示されているように、隣り合う記録
跡について水平同期信号の記録位置が互に41/2づつ
ずれている場合における隣り合う記録跡中の映像信号は
、実質的にライン相関及びフィールド相関の殆ど無い情
報内容のものとなるから、再生の対象としている記録跡
に記録されていた記録信号(FM複合映像信号)に基づ
く再生信号におけ=16− る再生FMキャリアの周波数と、隣の記録跡から漏話し
再生信号中に現われた隣の記録跡に記録されていた記録
信号(FM複合映像信号)に基づく再生FMキャリアの
周波数どが、情報内容の変化に応じて接近したり離間し
たりすることを繰返して干渉し合い、それにより種々の
周波数のビート成分が混入することになるために、再生
画像に汚い縞状の模様が生じて、再生画像の画質を著る
しく損なわせることになる。
前記した問題点は記録媒体に記録形成される記録跡にお
ける相隣る記録跡中の水平同期信号の記録位置が、記録
跡の巾方向(記録跡の延長方向に対して略々直交する方
向)に整列しているようにすれば解決される。そして、
従来、記録媒体に記録形成される記録跡における相隣る
記録跡中の水平同期信号の記録位置が、記録跡の中方向
(記録跡の延長方向に対して略々直交する方向)に整列
した状態のものとして記録するために、垂直走査周期に
殆ど等しい周期になるように入力の複合映像信号の水平
同期信号の周期を整数分の−に分周(例えばNTSC方
式についていうと、分周比ば1./262あるいは1/
263にする)して、それをJ疑似垂直同期信号どして
用い、それに円筒状の磁気記録媒体1の駆動用モータを
同期回転させて、複合映像信号を記録するという記録方
法が提案された。
前記した既提案の記録方法により複合映像信号を円筒状
の磁気記録媒体1へ記録した場合に、円筒状の磁気記録
媒体1に記録形成される記録跡パターンは、例えば第2
図に示されているように、順次の記録跡t1..t2.
t3・・・の水平同期信号の記録位置口!が、円筒状の
磁気記録媒体1の1lIiII線方向(円筒状の磁気記
録媒体1の母線方向)、すなわち、記録跡のrlJ方向
に一列に整列している状態になる。
しかしながら、この場合には垂直同期信号の記録位置が
、例えば第2図中の斜線VPで示されているように、円
筒状の磁気記録媒体1の一回転毎にII/2づつ後方に
ずれて行く(第2図は、疑似垂直同期信号の周期が、水
平走査周期の1 /262に分周した値に設定されてい
る場合の例であり、この場合には円筒状の磁気記録媒体
Jの回転周期が、複合映像信号におLjる本来の垂直走
査周期よりも、■!/2だけ短いので垂直同期信号の記
録位置は第2図中の斜線vPで示されているように、円
筒状の磁気記録媒体]の一回転毎に11/2づつ後方に
ずれて行くのである)。
このように、前記した既提案の記録方法によれば、相隣
る記録跡において水平同期信号の記録位置が整列してい
る状態になされるので、隣接する記録跡における情報内
容は良好なライン相関とフィールド相関とを有している
ものとなり、したがって、隣接する記録跡から漏話して
来る記録信号(FM複合映像信号)に基づく再生信号に
おりる再生FMキャリアの周波数と、再生の対象にして
いる記録跡に記録されていた記録信号(FM複合映像信
号)に基づく再生FMキャリアの周波数とが、極めて近
接した周波数になり、隣接する記録跡間で漏話があって
も、ビート成分は殆ど零周波数となり、削映像回路では
零周波を殆ど通さないので、前記したビー1〜成分が大
きく抑゛圧されて再生画像の劣化が最小限となされる。
19− ところが、第2図を参照して説明した既提案の記録方法
に従って駒撮り記録を行なうような場合には障害が生じ
る。すなわち、第2図を参11ベシて説明した既提案の
記録方法に従って駒撮り記録を行なうと、記録の対象と
されている複合映像4g号における垂直同期信号の位相
と、円筒状の磁気記録媒体1の回転位相とが時々刻々に
相違しているので、各記録跡の垂直同期信号の位相がラ
ンダムな記録タイミングに従ったラング11な状態のも
のになっており、したがって、再生時に各記録跡をつな
げて再生しようとすると、d記録跡の変更時にランダム
な位相で記録されている垂直同期信号の複合映像信号が
再生されるので、再生画像が乱れるという問題点がある
本出願人会社では上記したような諸問題点のない複合映
像信号の記録、再生装置を提供するために従来から研究
を続けており、先に、2対1の飛越走査が採用されてい
る走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行なわれて
いる記録再生対象の複合映像信号における奇数フィール
ドの信号と偶20− 数フィールドの信号どの内で一方のフィールドの信号の
少なくとも垂直同期信号付近を除く期間の信号が、他方
のフィールドの複合映像信号に対して、相対的に水平走
査周期の1/2の期間だけ遅延されている如き変形複合
映像信号に基づいて作られた記録信号を、複合映像信号
の垂直走査周期と等しい回転周期で駆動回転されている
回転記録媒体に記録し、また、再生時には記録時に水平
走査周期の1/2の遅延が施こされていなかった方のフ
ィールドの複合映像信号に対して水平走査周期の1/2
の遅延を与えて、もとの複合映像信号が得られるように
した複合映像信号の記録、再生装置(以下、本出願人会
社による第1の既提案装置という)、及び、2対1の飛
越走査が採用されている走査標準に従って水平走査と垂
直走査とが行なわれている記録再生対象の複合映像信号
における奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号
との内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂直同期
信号付近を除く期間の信号が、他方のフィールドの複合
映像信号に対して、相対的に水平走査周期の1/2の期
間だけ遅延されているIoll ’a変形複合映4I1
.信号に基づいて作らAした記録信号と、その記録信号
における各1フレ一ム期till fijの予め定めら
れた垂直同期信号に対して所定の時間位fi1におかれ
ているフィールド識別信号どを、複合映像信号の垂直走
査用1tilと等しい回転用1(IJで駆動回転されて
いる回転記録媒体に記録し、また、再生時には^「記し
た回転記録媒体から再生されたフィールド識別信号を用
いて、女形複合映像信号にAEいて記録時に水平走査周
期の1/2の遅延が施こされていなかった方のフィール
ドの複合映像信号に対して水平走査周期の1/2の遅延
分りえるようにして、もとの複合映倫信号が得られるよ
うにした複合映像信号の記録、再生装置(以上、本出願
人会社による第2の既提案装置dという)を提案した。
そして、前記した本出願人会社による第1.第2の既提
案装置によ、lLば、第1図と第2図とにそれぞれ示さ
れている如き記録跡パターンの記島Ll、l・が回転記
録媒体に形成されるようになされている既述した従来装
置などにおける諸欠点が解消されるのであるが、この本
出願人会社による第1.第2の既提案装置では、順次の
記録跡中における水平同期信号の記録位置を、各記録跡
の1(j方向に一列に整列させるようにするために、2
対1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水平
走査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合
映像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィール
ドの信号との内で一方のフィールドの信号の少なくとも
垂直同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィール
ドの複合映像信号に対して、相対的に水平走査周期の]
/2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号に
基づいて作られた記録信号を回転記録媒体に記録するよ
うにしているものであるから、この本出願人会社による
第1、第2の既提案装置に対して、例えば特公昭56−
2989号公報に示されているように、回転記録媒体に
おける記録跡中のトラッキング参照信号の記録位置が、
相隣る記録跡について記録跡の延長方向で相対的に1水
平走査期間づつずれた状態とな=23= るように、記録跡中の変形複合映像信号における3水平
走査期間おきの水平同期信号の存在する部分付近にトラ
ッキング参照信号が配置dされてl−ラッキング制御が
行なわれるようにされている1ヘラッキング制御方式を
適用した場合には、再生時における回転記録媒体の各−
回転毎の一個所で1−ラッキング参照信号が欠落してい
る状態となるために、常に安定なI・ラッキング制御の
下で記録1]f生素子に再生動作を行なわせることがで
きないということが問題になった。
すなわち、本出願人会社による第1.第2の既提案装置
では、順次の記録跡中における水平同期信号の記録位置
を、各記録跡の巾方向に一列に整列させるようにするた
めに、第3図乃至第6図における各(a)〜(c)に示
されているように、2対1の飛越走査が採用されている
走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行なわれてい
る記録再生対象の複合映像信号における奇数フィールド
の信号と偶数フィールドの信号との内で一方のフィール
ドの信号の少なくとも垂直同期信号付近を除く一24= 期間の信号が、他方のフィールドの複合映像信号に対し
て、相対的に水平走査周期の1/2の期間だけ遅延され
ている如き第3図の(d )、 (f )、(h )に
示すような変形複合映像信号にされていることにより、
回転記録媒体に記録される複合映像信号における同期信
号の間隔が、正規の】Hの間隔からから1. 、5 H
の間隔に変わっている個所が1フィールド期間毎に1個
所づつ生じるからである。
第3図乃至第6図において、各回の(a)、(c)は何
等の変形も施こされてはいない複合映像信号における奇
数フィールドの垂直帰線消去期間付近の波形図であり、
また、各回の(b)は何等の変形も施こされてはいない
複合映像信号における偶数フィールドの垂直帰線消去期
間付近の波形図である。
そして各回の(a)〜(c)に示されている矢印A。
B、Cは、各図の(、)〜(c)に示されている何等の
変形も施こされていない状態の複合映像信号を、変形複
合映像信号に変換する際の信号の切換えのタイミングを
示したもので、この図示の例で時間軸上で矢印Aまでの
信号部分には、変形複合映像信号への変換に際してH/
2の遅延が与えられ、また、矢印Aから矢印Bまでの信
号部分には変形複合映像信号への変換に際してもII/
2の遅延が与えられず、さらに、矢印Bから矢印Cまで
の信号部分には変形複合映像信号への変換に際してII
/2の遅延が与えられ、さらにまた、時間軸上で矢印C
以降の信号部分には変形複合映像信号への変換に際して
も4I/2の遅延が与えられないようにされることを示
している。
また、第3図乃至第6図において、各回の(d)は各図
の(a)に示されている複合映像信号が既述した矢印の
時間位置で変形複合映像信号に変換された状態における
変形複合映像信号の奇数フィールドの垂直帰線消去期間
付近の波形図であり、各回の(f)は各回の(b)に示
されている複合映像信号が既述した矢印の時間位置で変
形複合映像信号に変換された状態における変形複合映像
信号の偶数フィールドの垂直帰線消去期間付近の波形図
、各図の(h)は各回の(c)に示されている複合映像
信号が既述した矢印の時間位置で変形複合映像信号に変
換された状態における変形複合映像信号の奇数フィール
ドの垂直帰線消去期間付近の波形図である。
そして各図の(d)、(f)、(h)に示されている矢
印り、E、Fは、各回の(d )、(f )、(h )
に示されている変形複合映像信号を、複合映像信号に変
換する際の信号の切換えのタイミングを示したもので、
この図示の例で時間軸上で矢印りまでの信号部分には、
複合映像信号への変換に際してII/2の遅延を与えず
、また、矢印りから矢印Eまでの信号部分には複合映像
信号への変換に際して11/2の遅延を与え、さらに、
矢印Eから矢印Fまでの信号部分には複合映像信号への
変換に際してもH/2の遅延を与えず、さらにまた、時
間軸上で矢印■?以降の信号部分には複合映像信号への
変換に際して11/2の遅延を与えるようにすることを
示している。
次に、第3図乃至第6図における各回の(e)は各回の
(d)に示されている変形複合映像信号にお27− ける水平同期信号だけを取出して示した図であり、また
、第3図乃至第6図における各回の(g)は各回の(f
)に示されている変形複合映像信号における水平同期信
号だけを取出して示した図であり、さらに、第3図乃至
第6図における各回の(i)は各図の(h)に示されて
いる変形複合映像信号における水平同期信号だけを取出
して示した図である。
そして、第3図乃至第6図において各回の(j)。
(fl)は、第3図乃至第6図における各回の(d)。
(h)にそれぞれ示されている変形複合映像信号かもと
の複合映像信号の状態に戻された場合の奇数フィールド
の垂直帰線消去期間付近の波形図、第3図乃至第6図に
おける各図の(k)は、第3図乃至第6図における各図
の(f)にそれぞれ示されている変形複合映像信号がも
との複合映像信号の状態に戻された場合の偶数フィール
ドの垂直帰線消去期間付近の波形図である。
第3図乃至第6図における(、)〜(J)をみれば明ら
かなように、2対1の飛越走査が採用されている走査標
準に従って水平走査と垂直走査とが行28− なわれている記録再生対象の複合映像信号における奇数
フィールドの信号と偶数フィールドの信号との内で一方
のフィールドの信号の少なくとも垂直同期信号付近を除
く期間の信号が、他方のフィールドの複合映像信号に対
して、相対的に水平走査周期の172の期間だけ遅延さ
れている如き変形複合映像信号にされると、回転記録媒
体に記録される複合映像信号における同期信号の間隔が
、正規のIHの間隔からから1.5Hの間隔に変わって
いる個所が1フィールド期間毎に1個所づつ生じる(第
3図乃至第6図の(d)〜(i))のであり、したがっ
て、変形複合映像信号による記録信号を回転記録媒体に
記録するようにする場合に、記録跡中の変形複合映像信
号における3水平走査期間おきの水平同期信号の存在す
る部分付近にトラッキング参照信号が配置されるように
してトラッキング制御が行なわれた場合には、再生時に
おける回転記録媒体の各−回転毎の一個所でトラッキン
グ参照信号が欠落している状態となるために、常に安定
なトラッキング制御の下で記録再生素子に再生動作を行
なわせることかできないことになるので、それの改善が
望まれた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、走査線数が525、毎秒像数が30で、2対
1の飛越越走査が採用されている走査標準に従って水平
走査ど垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合
映像信号における奇数フィールI(の信号と偶数フィー
ルドの信号との内で一方のフーr−ルドの信号の少なく
とも垂直同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィ
ールドの複合映像信号に対して、相対的に水平走査周期
の1/2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信
号にルづいて作られた記録信号と、回転記録媒体にお&
Jる記録跡中のトラッキング参照信号の記録位置が、相
隣る記録跡について記録跡の延長方向で相対的に1水平
走査期間づつずれた状態となるように、前記した変形複
合映像信号における3水平走査期間おきに水平同期信号
の存在する部分付近におかれるl−ラッキング参照信号
とを、複合映像信号の垂直走査周期と等しい回転周期で
駆動回転されている回転記録媒体に記録し、また、再生
時には回転記録媒体に記録されているI−ラッキング参
照信号に基づいて得たトラッキング制御信号による1−
ラッキング制御動作の下に回転記録媒体から信号を再生
し、記録時に水平走査周期の1/2の遅延が施こされて
いなかった方のフィールドの複合映像信号に水平走査周
期の1/2の遅延を与えて、もとの複合映像信号が得ら
れるようにされている複合映像信号の記録、再生装置に
おける1〜ラッキング参参照量の記録、再生方式であっ
て、記録時に複合映像信号における奇数フィールドの信
号と偶数フィールドの信号との内で一方のフィールドの
信号の少なくとも垂直同期信号付近を除く期間の信号が
、他方のフィールドの複合映倫信号に刺して、相対的に
水平走査周期の1/2の期間だけ遅延されている如き変
形複合映像信号にしたことにより生じるトラッキング参
照信号の欠落個所に、補正用のトラッキング参照信号が
記録されるようにしたトラッキング参照信号の記録、再
生方式、及び、走査線数が525、毎秒像数が30で、
31− 2対1の飛越越走査が採用されている走査標準に従って
水平走査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の
複合映像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィ
ールドの信号との内で一方のフィールドの信号の少なく
とも垂直同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィ
ールドの複合映像信号に対して、相対的に水平走査周期
の172の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信
号に基づいて作られた記録信号と、その記録信号におけ
る各1フレ一ム期間毎の予め定められた垂直同期信号に
対して所定の時間位置におかれている、′?イールド識
別信号と、回転記録媒体における記録跡中のトラッキン
グ参照信号の記録位置が、相隣る記録跡について記録跡
の延長方向で相対的に1水平走査期間づつずれた状態と
なるように、前記した変形複合映像信号における3水平
走査期間おきに水平同期信号の存在する部分付近におか
れる1〜ラッキング参参照量とを、複合映像信号の垂直
走査周期と等しい回転周期で駆動回転されている回転記
録媒体に記録し、また、再生時には前記32− した回転記録媒体から再生されたトラッキング参照信号
に基づいて得たトラッキング制御信号によるトラッキン
グ制御動作の下に回転記録媒体から信号を再生し、再生
されたフィールド識別信号を用いて、変形複合映像信号
において記録時に水平走査周期の1/2の遅延が施こさ
れていなかった方のフィールドの複合映像信号に水平走
査周期の1/2の遅延を与えて、もとの複合映像信号が
得られるようにされている複合映像信号の記録、再生装
置におけるトラッキング参照信号の記録、再生方式であ
って、記録時に複合映像信号における奇数フィールドの
信号と偶数フィールドの信号との内で一方のフィールド
の信号の少なくとも垂直同期信号付近を除く期間の信号
が、他方のフィールドの複合映像信号に対して、相対的
に水平走査周期の1/2の期間だけ遅延されている如き
変形複合映像信号にしたことにより生じるトラッキング
参照信号の欠落個所に、補正用のトラッキング参照信号
が記録されるようにするとともに、再生時にはトラッキ
ング参照信号の欠落個所におかれている補正用の1−ラ
ッキング参照信号もl−ラッギング制御に用いられるよ
うにした1ヘランキング参照信号の記録、再生方式を提
供するものである。
(実施例) 以−ド、添付図面を参照して本発明の1〜ラッキンヅ参
照信号の記録、再生方式の具体的な内容を詳細に説明す
る。第7図及び第13図ばぞれぞれ本発明のトラッキン
グ参照信号の記録、再生方式を適用した容具なる構成態
様の複合映(象号の記録、再生装置のブロック図である
第7図及び第13図において、記録再生機構部における
すべての機構部品は、脚部3を有するベース4上に載置
されている。前記のベース4に固着されている支持台5
上には円筒状の磁気記録媒体]を駆動回転させるのに用
いられる直流モータ6が固定されている。
直流モータ6の回転軸7の4一端部には、円盤状のマグ
ネッI−キャッチ8の中心部が固着されている。直流モ
ータ6の外部筐体の大部分と、回転軸7とマグネットキ
ャッチ8とはそ九ぞれ点線図示のように、円筒状の磁気
記録媒体1の中空々洞の内部に埋設されるような大きさ
になされている。
円筒状の磁気記録媒体1は、それの外周側面に磁性膜が
被着形成されており、また、その内部は中空々洞部にな
されていて、その内部に構成部品が配置されるようにな
されることにより、装置の空間利用率の向上により、装
置全体の人111な軽量化と超小型化が達成できるよう
にされている。
第7図及び第13図中に示されている円筒状の磁気記録
媒体1は、下側の底面が大口径となされていて内部の中
空々洞に連通しており、また、上面の内壁には円盤状の
金属部材が固着されている。
円筒状の磁気記録媒体1は、前記した大口径の底面側か
ら直流モータ6など髪内蔵するような態様でそわの駆動
部材に装填されたときに、前記したように−に面内壁に
固着されている金属部月がマグネットキャッチ8に磁気
的に吸着される。この場合に、円筒状の磁気fil!録
媒体1の軸線と回転軸7の軸線とが一致するように位置
決めされて、駆動部材に対する円筒状の磁気記録媒体】
の装填が35− 行なわれるような構成になさ扛ているべきことは勿論で
ある。
それで、直流モータ6を駆動すると、回転l1lll1
7、マグネットキャッチ8及び円筒状の磁気記録媒体1
などが一体的に回転する。円筒状の磁気記録媒体1が回
転すると、磁石片2が磁気ヘッド9(検出コイル、ホー
ル素子)に対して僅に前間対向する位置な円筒状の磁気
記録媒体1の一回転毎に通過し、それにより磁気ヘッド
9には円筒状の磁気記録媒体1の一回転毎にパルス電流
が誘起され、そのパルス電流は後述するサーボ回路10
に与えられる。
前記したベース4上には、記録m生素子の移送機構を支
持するフレーム11が固着されており、フレーム11の
内部は中空々洞部になされている。フレーム11の中空
々洞部の内部には、移送用の送りねじ12が円筒状の磁
気記録媒体1の外周側面の母線に平行となるように配置
されており、前記の送りねし12の一端部は軸受13に
よって軸支され、また、送りねじ12の他端付近は軸受
15によって軸支36− されている。14は軸受15を支持している軸受支持体
であり、この軸受支持体14はベース4に固着されてい
る。
16は前記した送りねじ12に螺合するねじ孔と、図示
されていない案内棒を貫通させる孔とを備えている移送
体であり、この移送体16には後述されているトラッキ
ング制御系におけるアクチュエータ17が設けられてお
り、前記したアクチュエータ17には一対の細長ロッド
1.8.18のそ才しぞれの基端部が着脱自在に連結さ
れている。前記した細長ロッド1g、 1.8はフレー
ム11に穿設されている長孔を介してフレー1111の
外部へ露出され、また、その先端側は固着されV字状に
形成されてカンナ1ツバ−を構成しており、カンチレバ
ーの先端部には記録再生素子(磁気ヘッド)19が固着
されている。
前記したフレーム11に穿設されている長孔は、それの
長手方向が円筒状の磁気記録媒体1の軸線方向と一致す
るようになされている。前記した送りねじ12は、フレ
ーム11内に設けられているギヤボックス20を介して
移送用モータ21の上方の回転軸22に連結されている
23け移送用モータ21の下方の回転軸であり、この回
転軸23には磁石片25が固着されている円盤24が取
付けられている。26は磁気ヘッド(検出コイル、ポー
ル素子)であり、前記した円盤24に固着されている磁
石片25と磁気ヘッド26とは移送用モータ21の回転
周期と対応している周期のパルスを発生するロータリー
エンコーダを構成している。
移送用モータ21が回転すると、その回転力が回転軸2
2を介してギヤボックス20にIjえられ、ギヤボック
スで減速されて送りね1月2を回転させる。
また、前記した移送用モータ21の回転力は、回転軸2
3によって円盤24を回転さ仕る。
移送体16は移送用モ〜り21の回転方向に応じて、軸
受13と軸受15との間を図中で−1一方向または下方
向に移動し、それに伴なって磁気ヘッド19も円筒状の
磁気記録媒体1の記録面一1−をそのlll1ll線方
向に移動する。
また、ロータリーエンコーダを構成している円盤24、
磁石片25、磁気ヘッド26は、移送用モータ21の一
回転毎に、磁気ヘッド26にl−−ンホイルノ(ルスと
してのパルス電流を誘起させ5.二の)(ルス電流は後
述されているフィードコン1〜ロール回路27に供給さ
れる。フィードコントロール回路27の出力信号が移送
用モータ21に供給されると、円筒状の磁気記録媒体1
が一回転する期間に、所定の1記録跡間隔に相当する距
離だけ磁気ヘッド19が移送されるように移送用モータ
21に対する回転制御が行なわれる。
28は記録の対象とされる入力信号の入力端子であって
、この入力端子28には定められた走査標準に従って水
平走査と垂直走査とが行なわれる複合映像信号が供給さ
れる。入力端子28に供給される複合映像信号は、一般
には標準方式の複合映像信号なのであるが、入力端子2
8に与えられる複合映像信号がVTRから再生された複
合映像信号であってもよい。
すなわち、VTRは例えば、標準方式の複合映像信号か
ら分離した搬送色信号を低域に変換し、これをFM輝度
信号に周波数分割多重化して記録し、=39− 再生時は記録再生過程によって生じたジッタを有する信
号を用いて周波数変換を行なうことにより、上記のジッ
タが補正され、かつ、もとの帯域に戻された搬送色信号
を得て、この再生搬送色信号をFM復調された輝度信号
に多重して再生複合映像信号として出力する。
このように、VTl+の再生複合映像(4号においては
、それの搬送色信号がジッタにJ:る色むらの発生を防
止するためにジッタが1)1)正されているのに対し、
輝度信号中のジッタは補正されてはいないから、VTR
からの再生複合映像イS号は輝度信号と搬送色信号との
周波数インターリ−ピング関係が崩れており、厳密には
標イ■方式の複合映像信号とはいえないのであるが、こ
のVTI+から再生された複合映像信号も、定められた
走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行なわれる複
合映像信号で1あり、第7図及び第13図示の複合映像
信号の記録。
再生装置ではVTRからの再生複合映像信号も、それを
複合映像信号として用いることができる。
″さて、入力端子28に供給されたNTSC方式の複合
40− 映像信号は、同期分離回路30とに与えられ、同期分離
回路30では複合同期信号を分klシて、第7図示の構
成の複合映像信号の記録、再生装置においては前記の複
合同期信号をスイッチングパルス発生回路3■に供給し
、また、第13図示の構成の複合映像信号の記録、再生
装置では、前記の複合同期信号を奇数フィールドと偶数
フィールドとの判別回路57に供給する。また、前記し
た複合同期信号中の垂直同期信号は、サーボ回路10に
も供給される。サーボ回路10では磁気ヘッド9で検出
した直流モータ6の回転検出パルスと重訂同期信号との
位相比較を行なって位相誤差(1号を発生し、直流モー
タ6と円筒状の磁気記録媒体1とが、垂直走査周期に等
しい回転周期で回転している状態になるように直流モー
タ6に対する回転制御を行なう。
前記したサーボ回路10からの出力信号は、フィードコ
ントロール回路27にも供給され、ここで磁気ヘッド2
6から得られたフィールドパルスど位相比較されて、位
相差に応じた位相誤差信号に変換された後に移送用モー
タ21に供給される。それにより、移送用モータ21は
既述のように円筒状の磁気記録媒体1が一回転する期間
に、所定の1記録跡間隔に相当する距離だけ磁気ヘット
19が移送されるように回転制御される。
これまでは、第7図に示されている複合映(M信号の記
録、再生装置と、第13図に示されている複合映像信号
のii′!録、再生装置とにおける共通な機構部分など
について述べて来たが、次に、第7図に示されている複
合映像信号の記録、再生装置と、第13図に示されてい
る複合映像信号の記録、再生装置とにおいて互に異なる
構成となされている構成部分について個別に説明する。
まず、第7図示の複合映像信号の記録、再生装置におい
て、入力端子28に供給されたNTSCの複合映像信号
はフィールド切換回路29にも供給されている。フィー
ルド切換回路29は、例えば第8図示のような構成にな
されていて、入力端子38に供給されたNTSC方式の
複合映像信号は、l!/2の遅延回路39と、遅延回路
41とに与えられる。11/2の遅延回路38でH/2
の期間だけ遅延された複合映像信号はクランプ回路40
に供給される。
遅延回路41は、前記した11/2遅延回路39におけ
る遅延量誤差を補正するだけの微量な遅延を複合映像信
号に与えた後にクランプ回路42に供給する。
前記した遅延回路39.41などとしては例えばCCD
素子を用いたシフトレジスタを用いることができる。
前記したクランプ回路40.42によって直流電位が付
加された複合映像信号は互に1172だけの時間差をも
っており、スイッチング回路43に供給される。スイッ
チング回路43は、端子44に加えられるスイッチング
パルスにより、例えば、スイッチングパルスがハイレベ
ルのときには、クランプ回路40からスイッチング回路
43に与えられている11/2だけ遅延されている複合
映像信号を出力端子45に出力させ、また、スイッチン
グパルスがローレベルのときには、クランプ回路42か
らスイッチング回路43に与えられている遅延されてい
ない複合映像信号を出力端子45に出力させるような切
換動作を行なう。
前記したスイッチング回路43に供給するスイン43− チングパルスは、第7図中のスイッチングパルス発生回
路31で発生されるのであるが、スイッチングパルス発
生回路31としては、例えば第9図に示されているよう
な構成のものが使用できる。
第9図に示されているスイッチングパルス発生回路31
において、入力端子46には同期分離回路30から等化
パルスが与えられるようになさJ+ており、入力端子4
6に供給された等化パルスはパルス整形回路48に与え
られて、それの立」二かりてパルス整珍回路48を1〜
リガする。
ところで、複合映像信号における奇数フィールドの垂直
帰線消去期間付近の信号波形は第10図の(’a)に示
されるようなものであり、また、複合映像信号における
偶数フィールドの垂直帰線消去期間付近の信号波形は第
10図の(b)に示されるようなものであって、奇数フ
ールドウ偶数フィールドの何れのフィールドにおいても
、等化パルスは垂直同期信号の前後の3H期間にそれそ
オを存在している。
前記したスイッチングパルス発生回路31におい44− て、パルス整形口wt48は垂直同期信号に先行する等
化パルスの内の最初のパルスで立上がり、垂直同期信号
に後続する等化パルスの入来期間で立下るような第11
図の(d)に示すようなパルスを発生して、それをフリ
ップフロップ49のトリガ端子に与える。
フリップフロップ49は、トリガ端子の入力パルスの立
下がり縁(後縁)でQ出力の極性が反転し、また、リセ
ット端子に印加される奇数フィールド検出パルスにより
Q出力がハイレベルとなるような構成となされている。
前記した奇数フィールド検出パルスは次のようにして生
成される。同期分離回路30から入力端子51に供給さ
れた水平同期信号は単安定マルチバイブレータ53に与
えられる。単安定マルチバイブレータ53からの出力は
デユーティサイクルが50%の対称方形波となるように
されており、それはナンド回路55の一方の入力端子に
供給される。
奇数フィールドにおける水平同期信号は第10図の(e
)に示すようなものであり、したがって、奇数フィール
ドにおける単安定マルチバイブレータ53からの出力は
第10図の(f)に示さtシているようなものになる。
一方、偶数フィールドにおける水平同期信号は第10図
の(h)に示すようなものであり、したがって、偶数フ
ィールドにおける単安定マルチバイブレータ53からの
出力は第10図の(i)に示されているようなものにな
る。
他方、微分回路54には同期分画回路30の中で遅延さ
れていることにより、もとのb’A a”方式の複合映
像信号(第10図の(a)、(b)に示す)よりも位A
IJが遅れた状態にある第10図の(c)及び第11図
の(b)に示されているような垂直同期信号が入力端7
−52を介して供給されているから、微分回路54から
は第10図の(d)に示されるように第10回の(c)
の垂直同期信号の前縁の位置(立上がり縁)と後縁の位
置(立下がり緑)とにそれぞれ対応している微分パルス
が発生されて、それがナンド回路55の他方の入力端子
に印加される。
そして、奇数フィールドのときにはナンド回路55に第
10図の(d)、(f)に示すようなパルスが与えられ
るから、ナンド回路55からは第10図の(g)に示す
ような負極性のパルスが出力されるが、偶数フィールド
のときにはナンド回路55に第10図の(d)、(i)
に示すようなパルスが与えられるから、このときのナン
ド回路55からは第1O図の(j)に余すような常にハ
イレベルの信号が出力される。
すなわち、偶数フィールドの場合には、単安定マルチバ
イブレータ53からの第1θ図のN)に示されている出
力パルスが、奇数フィールドのときの出力パルスに比べ
てH/2だけ位相がずれているから、第10図の(d)
に示されている微分パルスの発生の時点においては、ナ
ンド回路55に対する2つの入力がともにローレベルに
なり、したがって偶数フィールドのときにはナンド回路
55からは第10図の(j)に示すような常にハイレベ
ルの信号が出力されるのである。
このように、ナンド回路55からは奇数フィールドのと
きだけに、第10図の(g)、第11図の(e)に示す
ような負極性のパルスが取出されるから、47− この負極性のパルスを奇数フィールド検出パルスとして
フリップフロップ49のリセット端子に供給できる。
それで・フリップフロップ49のQ出力は第11図の(
f)に示すように、パルス整形回路48の出力パルス(
第11図の(d))の後縁の時点毎に極性が反転するパ
ルスとなるが、第11図の(a)〜(c)に示されてい
る信号と比較すれば判かるように、フリップフロップ4
9のQ出力は常に奇数フィールドでローレベルとなり偶
数フィールドでハイレベルとなるパルスとなる。なお、
第11図の(a)は入力の複合映像信号をフィールド単
位で図示した波形であり「奇」は奇数フィールドを示し
、また、「偶」は偶数フィールドを示す。また、第11
図の(c)は等化パルスを示している。
フリップフロップ49の輩出力はフリップフロップ50
のセット端子に印加され、それの立上りでフリップフロ
ップ50をセット状態にする。一方、パルス整形回路4
8から取出された第11図の(d)に示すパルスがフリ
ップフロップ50のリセット端子に48− 印加され、その立上りでリセットする。
したがって、・フリップフロップ50のQ出力端子から
は、第11図の(g)に示すように偶数フィールドの映
像期間ではハイレベル、奇数フィールドの映像期間と奇
数及び偶数面フィールドの垂直同期信号期間はともにロ
ーレベルであるような2フィールド周期の非対称方形波
が取出されて出力端子56から送出され、次いで、それ
はスイッチングパルスとして第8図に示した入力端子4
4へ供給される。
それで、第8図に示したスイッチング回路43からは、
それに供給されている第11図の(g)に示されている
ような非対称方形波のスイッチングパルスのハイレベル
の期間と対応して、クランプ回路40から出力されてい
る11/2だけ遅延されている偶数フィールドの映像期
間の信号が出力端子45に選択的に送出され、また、前
記した非対称方形波のスイッチングパルスのローレベル
の期間と対応して、クランプ回路42から出力されてい
る実質的に遅延されていない状態の奇数フィールドの複
合映像信号と偶数フィールドの垂直向Jυj信号とが時
系列的に出力端子45に選択的に送出される。
第11図の(h)は前記のようにスイッチング回路43
の出力端子45から送出されて時間軸上で直列的に並ぶ
信号を模式的に示した図であって、この図において「遅
」は11/2の遅延信号の出力期間であり、また、「非
」は実質的な非遅延信号の出力期間を示している。
したがって、第7図示の複合映像信号の記録。
再生装置におけるフィールド切換回路29からは、11
/2だけ遅延されている状態の偶数フィールドの映像信
号(垂直同期信号を除く)と、実質的な遅延を受けてい
ない状態の奇数フィールドの複合映像信号と奇、隅面フ
ィールドの垂直同期信号とが所定のタイミングで切換え
出力されることになる。
前記したフィールド切換回路29からの出力信号は記録
回路32に供給されて、ここで磁気記録再生に適した信
号形態(例えば、周波数変調波)の記録信号となされて
混合回路62に与えられ、混合回路62では記録信号に
対して後述されている1−ラッギング参照信号発生回路
TSGで発生されたl〜ラッキング参照信号が重畳され
、次いで録再切換スイッチ33の固定接点Rと可動接点
とを介して磁気ヘッド19に供給され、垂直走査周期と
等しい回転周期で駆動回転されている円筒状の磁気記録
媒体1の磁性面に、1回転毎に]フィールド分の割合い
でフルフィールドが記録される。
前記のようにして順次のフィールドの信号によって円筒
状の磁気記録媒体1に記録形成された順次の記録跡には
、水平同期信号の記録位置ど垂直同期信号の記録位置と
がすべての記録跡について記録跡の「11方向に一列に
整列するような状態に各フィールドの信号が記録される
したがって、円筒状の磁気記録媒体1に記録された順次
のフィールドの信号による記録跡パターンは、各記録跡
t1..t2.t3・・・における水平同期信号の記録
位置III)が記録跡の1(]方向に一列に整列すると
ともに、垂直同期信号の記録位置VPも記録跡の巾方向
に一列に整列している第12図の(a)に示されている
ようなものとなる(ただし、ジッタ51− 成分による記録位置のゆらぎは無視する)。
次に、第7図示の複合映像信号の記録、再生装置におい
て、録再切換スイッチ33の可動接点を固定接点P側に
切換えて、円筒状の磁気記録媒体Iに記録されている信
号(FM複合映像信号)を磁気ヘッド19によって再生
するときには、後述されているトラッキング制御系TS
Cのアクチュエータ17による駆動変位によって正しく
記録跡上を辿るようになされている磁気ヘッド19で再
生された再生信号が再生回路34に供給されることによ
り、再生回路34からはFM複合映像信号がFM復調さ
れた再生複合映像信号が出力される。
前記のようにして再生回路34から出力された再生複合
映像信号は、飛越走査を行なうような信号形態の信号に
はなっていないから、それをモニタ受像機に供給しても
、丁常な再生画像が得られない。そこで、前記した再生
回路34から出力された再生複合映像信号はフィールド
切換回路35で、記録時にII/2だけ遅延された信号
部分に苅しては遅延が与えられず、また、記録時に実質
的に遅延の=52− 与えられなかった信号部分にはI+/2の遅延が与えら
れるようにして、再生複合映像信号がもとの複合映像信
号と同様な正規の飛越走査を行なう信号に変更されてか
ら出力端子36に送出されるようにされる。
前記したフィールド切換回路35としては、既述したフ
ィールド切換回路29(例えば、第8図を参照して説明
した構成形態のもの)と同様な構成のものが用いられて
もよいのであり、入力端子28に供給されている複合映
像信号から同期分離回路30で分離された各種の信号が
与えられることによりスイッチングパルスを発生するよ
うに動作するスイッチングパルス発生器31(例えば、
第9図を参照して説明した構成形態のもの)から発生さ
れた第11図の(g)に示されているような非対称方形
波のスイッチングパルスがフィールド切換回路35に供
給されたときun、フィールド切換回路35がスイッチ
ングパルスにおけるハイレベルの期間では、再生複合映
像信号を実質的に遅延させることなく出力させ、また、
スイッチングパルスのローレベルの期間では再生複合映
像信号を11/2だけ遅延させて出力させるようにして
、フィールド’ 13!J +a回路35からは再生複
合映像信号かもとの複合映像信号と同様な正規の飛越走
査を行なう信号に変更さ、11゜た信号として出力端子
36に送出される。
これまでは偶数フィールドの信号(凪直同期信号を除く
)を1172だけ′!i延させる場合について説明した
が、遅延させる信号が奇数フィールドの信号(垂直同期
信号を除く)であってもよく、また、既述したスイッチ
ング回路に与えるべきスイッチングパルスを、周期が2
フィールド期間の対称方形波どし、1(/2だけ′M延
さ扛た1フーイールドの複合映像信号と、実質的に遅延
されていない1フイールドの複合映像信号とを1フイー
ルド毎に切換えた信号を作り、それを水面走査周期ど等
しい回転周期で駆動回転されている円筒状の磁気記録媒
体Iの磁性面に、1回転侮に1フィールド分の割合いで
フルフィールドの記録を行なって、円筒状の磁気記録媒
体lに第12図の(b)に示すような記[株]を跡パタ
ーンで示されるような記録跡が形成さ4しるようにして
もよい(対称方形波のスイッチングパルスを得るために
は、第9図中のフリップフ[Iツブ49の入力トリガと
して正極性パルスによるトリガ端子Cを使用し、パルス
整形回路48の出力パルスの立」ユリ縁でトリガした出
力Qをスイッチングパルスにすればよい)。
第12図の(b)に示す記録跡パターンにおいて、順次
のフィールドの信号によって円筒状の磁気記録媒体1に
記録形成された順次の記録跡における水平同期信号の記
録位置はすべての記録跡について記録跡の巾方向に一列
に整列しており、また、順次の各フィールドにおける垂
直同期信号の記録位置は、円筒状の磁気記録媒体1の一
回転周期毎に、11/2づつの進み遅れを交互に繰返え
しているような記録態様のものになっている(順次の記
録跡毎に、11/2だけ長いフィールドと、II/2だ
け短いフィールドとが順次交互に並んでいるような配置
態様になっている。そして、再生時にフィールド切換回
路35で、!+/2だけ周期の長いフィールドの信号を
1172遅延処理すると、再生複合映像信号55− の大部分はもとの複合映像信号に戻るが、+1/2だけ
周期が短かいフィールドの後端切換点の直前で、+1/
2だけ周期の長いフィールドにおける+1/2の期間の
信号が挿入されるので、もどの奇数、偶数のフィールド
が混在するようになる。しかし、奇数フィールドの信号
と偶数フィールドの信号とにはフィールド相関があるの
で、フィールドの切1^点を垂直帰線消去期間で行えば
、もとの複合映像信号と略々間等に扱うことのできる再
生複合映像信号になる)。
さて、これまでに説明した第7図示の複合映像信号の記
録、再生装置においては、回転記録媒体に並列的に記録
された各記録跡における水平同期信号の記録位置が、記
録跡の1j方向に一列に整列し、た状態になされるとと
もに、回転記録媒体に並列的に記録された各記録跡にお
ける垂直同期信号の記録位置が、記録跡の111方向に
一列に整列した状態、または記録跡の巾方向に略々−列
に整列(+1/2のずれがある状態で整列)している状
fIMで、順次のフィールドの信号が記録さ肛るが、フ
ィー56− ルド切換回路35の切換え動作が、常に正しいタイミン
グで行なわれるとは限らず、そのために良好な再生画像
が得られないこともある。
すなわち、第7図示の複合映像信号の記録、再生装置に
おいて、再生時にフィ・−ルド切換回路35のスイッチ
ング回路に与えるスイッチングパルスは、記録時にフィ
ールド切換回路29のスイッチング回路に与えられてい
たスイッチングパルスと同様に、入力端子28に供給さ
れている複合映像信号から分離した複合同期信号(また
は、複合映像信号の記録、再生装置に内蔵させた基準の
信号発生器で発生させた信号)に基づいてスイッチング
パルス発生器31で発生されたものであるが、入力端子
28に供給される複合映像信号において奇数フィールド
と偶数フィールドとが現われるタイミングと、円筒状の
磁気記録媒体〕から再生された再生複合映像信号におけ
る奇数フィールドと偶数フィールドとが現われるタイミ
ングとは、本来全熱関係がないものであり、また、円筒
状の磁気記録媒体1からの再生信号は、ジッタやドロッ
プアウトなどによってS/Nが劣化していて、再生複合
映像信号における垂直同期信号と水平同期信号との相対
的な位相関係に基づいて、奇数フィールドか偶数フィー
ルドかの区別を正確に知ることもできないから、例えば
、第7図示の複合映像信号の記録。
再生装置において、円筒状の磁気記録媒体1に記録され
た複合映像信号の再生が、信号の記録径に円筒状の磁気
記録媒体1の回転を一度停止した後に行なわれる場合を
考えると、この場合にはフィールド切換回路35におい
て行なわれるフィールドの切換動作が、正しいタイミン
グで行なわれ得ないこともおこり、そのような場合には
再生複合映像信号における各フィールドにおける垂直同
期信号と水平同期信号の位相ずれが生じたり、1フイー
ルドの期間が262Hになったり、213311になっ
たりするなどして、再生信号が標準方式の信号でなくな
ったり、垂直同期信号の前縁の時間位誼が変化すること
によって、再生画像が1. H分だけ上下方向でぶるぶ
る動くようになるなどの欠点が生じることがある。
第13図に示す複合映像信号の記録、再生装置は、記録
再生の対象にされている複合映像信号による記録信号に
、奇数フィールドと偶数フィールドとの識別に用いるフ
ィールド識別信号を重畳して回転記録媒体に記録し、再
生時には回転記録媒体から再生したフィールド識別信号
に基づいて奇、偶フィールドを正確に判別して、正しい
タイミングでフィールド切換動作が自動的に行なわれる
ようにして、前記した第7図について説明した複合映像
信号の記録、再生装置で生じるおそれがあった欠点のな
い複合映像信号の記録、再生装置の一実施例のブロック
図である。
第13図において既述した第7図に示した複合映像信号
の記録、再生装置における構成部分と対応している構成
部分には、第7図中で使用した図面符号と同一の図面符
号を付してあり、第13図において、図面符号1〜27
を用いて示している機構部分の構成は、第7図に示され
ている機構部分と同じであるから、この部分についての
構成やプ」作の説明は省略する。
59− 第13図において、28は記録の対称にされている複合
映像信号の入力端子であり、また、33,63.64は
録再切換スイッチである。前記した録再切換スイッチ3
3,63.64は、端子73に供給されている録再モー
ドの表示信号が切換制御信号として加えられることによ
り、装置が記録モードにされたときには可動接点が固定
接点R側に切換えられ、また、装置が再生モードにされ
たときには可動接点が固定接点R側に切換えられる。
複合映像信号の入力端子28に加えられた第14図の(
a)に示されているような複合映像信号Saは、録再切
換スイッチ63の固定接点Rに供給されているとともに
、同期分離回路30にも供給され“Cおり、同期分離回
路30では第14図の(c)に示されているような垂直
同期信号Svと、第14図の(b)に示されているよう
な水平同期信号shとを複合映像信号から分離して、分
離した前記の両信号Sv、Shを奇数フィールドと偶数
フィールドとの判別回路57に供給するとともに、垂直
同期信号Svはサーボ回路10にも供給する。
=60− 前記の複合映像信号の入力端子28には、装置が記録モ
ードとなされているときにも、再生モードとなされてい
るときにも、少なくとも複合同期信号だけは必らず供給
されるようになされており、サーボ回路10に対して基
準とされる信号(垂直同期信号Sv)が、与えられるよ
うにしている。
奇数フィールドと偶数フィールドとの判別回路57では
、同期分離回路3oがらそれに供給された垂直同期信号
Svと、水平同期信号shとを用いて奇数フィールドと
偶数フィールドとの判別を行なって、第15図の(c)
に示すような奇、偶フィールドの判別信号Soeを出力
して、その奇、偶フィールドの判別信号をフィールド切
換パルス発生回路SPGに与える。奇数フィールドと偶
数フィールドとの判別回路57は、複数個の単安定マル
チバイブレータと、アンド回路とを用いて容易に構成す
ることができるが、この奇数フィールドと偶数フィール
ドとの判別回路57としては適当な周知構成のものが使
用されてもよい。
フィールド切換パルス発生回路sPGは、図示の構成例
のものでは、第1.第2の剤数器C1’l、C丁2と、
リセットセットフリップフロップRS F Fと、アン
ド回路AI、A2と、単安定マルチバイブレータIと、
インバータI’NV と、オア回路01+とによって構
成されているが、実施に当っては他の(構成態様のもの
が用いられてもよい。
第13図中に示されているフィールド191換パルス発
生回路SI”Gは、それの端子74に奇数フィールドと
偶数フィールドとの判別回路57の出力信号、すなわち
、奇、偶フィールドの判別信号Soeが供給され、また
、端子75には同期分離回路3oがら出力された水平同
期信号Shが供給されているとともに、端子76には録
再モードの表示信号が与えられ、さらに端子77には装
置が再生モードのときに、回転記録媒体1から再生され
た後述のフィールド識別信号Sf(第14図の(f))
に基づいて生成される後述のフィールド切換制御信号S
fs (第14図の(m)、第15図の(g))が供給
されている。
フィールド切換パルス発生回路SPGは、装置が記録モ
ードになされていて、それの端子7Gに供給されている
録再モードの表示信号がハイレベルの状態にあるときは
、リセットセットフリップフロップR5FFの出力パル
スSfrが、アンド回路A1とオア回路ORとを介して
出力端子78からフィールド切換回路FSの端子44へ
第14図の(+)に示すようなフィールド切換パルスS
frとして供給され、また、装置が再生モードになされ
ていて、それの端子76に供給されている録再モードの
表示信号がローレベルの状態にあるときは、前記のよう
に端子77に供給されたフィールド切換制御信号Sfs
によってトリガされる単安定マルチバイブレータMWで
作られたパルスSfPがアンド回路A2とオア回路OR
とを介して出力端子78からフィールド切換回路FSの
端子44へ第10図の(n)及び第11図の(h)に示
すようなフィールド切換パルスSfpとして供給される
第13図中に示されている構成態様のフィールド切換パ
ルス発生回路SPGが装置の記録モード時にフィールド
切換パルスSfsを発生する動作は次のとおりである。
すなわち、端子74を介して第1.第2の計数器63− 0丁1.Cr2のリセット端子に供給される奇、偶フィ
ールドの判別信号は、第15図の(c)に示されている
ように奇数フィールドの同期信号の前縁から偶数フィー
ルドの同期信号の前縁までの期間にはハイレベルの状態
になされ、また、偶数フィールドの同期信号の前縁から
奇数フィールドの同期信号の前縁までの期間にはローレ
ベルの状態になされており、前記した第1.第2の計数
器CTI、CT2は、ともに奇数フィールドの同期信号
の前縁の時間位置でリセットされ、端子75を介してク
ロック端子に供給されている水平同期信号Sh(第15
図の(b))を被計数パルスとして、奇数フィールドの
同期信号の前縁の時間位置からn4数動作を開始する。
第1の計数器CTIは、計数値が260になされたとき
に、第15図の(d)に示すようなパルスSeaを発生
して、それをリセットセットフリップフロップR3FF
のセット端子Sに与え、また、第2の計数器C1°2は
、計数値が523になされたときに、第15図の(、)
に示すようなパルスScbを発生して、それをリセット
セットフリップフロップR5FFのりセロ4− ット端子Rに与える。
それにより、リセットセットフリップフロップR5FF
は、奇数フィールドの同期信号の前縁の時間位置から2
60 Hの時間位置にセット状態となされ、また、奇数
フィールドの同期信号の前縁の時間位置より523Hの
時間位置にリセット状態になされるから、リセットセッ
トフリップフロップR5FFのQ端子からは第15図の
(f)に示されているように、奇数フィールドの同期信
号の前縁の時間位置から2608の時間位置と、奇数フ
ィールドの同期信号の前縁の時間位置から523Hの時
間位置との間の期間がハイレベルの状態になり、奇数フ
ィールドの同期信号の前縁の時間位置から523Hの時
間位置と、奇数フィールドの同期信号−の前縁の時間位
置から260 Hの時間位置との間の期間がローレベル
の状態になっている出力信号Sfrが出力されるのであ
る。
また、装置が再生モードになされていて、フィールド切
換パルス発生回路SPGの出力端子78からフィールド
切換回路FSの端子44へ供給される第14図の(n)
及び第15図の(h)に示すようなフイールド切換パル
スSfpは、奇数フィールドの同期信号の前Sの時11
JJ fu置から26011(71時11′iI (&
 lidと、奇数フィールドの同期信号の前縁の時間位
1aから52311の時間位置までの間の期間が[J−
レベルの状態であり、また、奇数フィールドの同期信号
の前縁の時間位置から52311の時間位置と、奇数フ
ィールドの同期信号の前縁の時1+JJ位置から260
11の時1111位置JSでの間の期間がハイレベルの
状態であるようなもの、すなわち、装置が記録モードに
なされているときにフィールド切換パルス発生回路SP
Gの出力端子78からフィールド切換回路FSの端子4
4へ供給されているる第14図の(i)及び第15同の
(f)に示されている前述のフィールド切換パルスSf
rとは逆極性のものとなされている。
前記したように、装置が記録モードのときにフィールド
切換パルス発生回路SPGで発生されたフィールド切換
パルスSfrと、装置が1耳生モードのときにフィール
ド切換パルス発生回路5l)Gで発生されたフィールド
切換パルス5fIlとが、^「記のようにフィールド切
換回路FSの端子44に供給されると、フィールド切換
回路Fsは、例えば第8図について説明したような構成
のものとなされているから、それの端子44に供給され
たフィールド切換パルス5fr(または5fp)がハイ
レベルの期間には、それの入力端子38に与えられた複
合映像信号が、11/2だけ遅延された状態の信号とし
て出方端子45に送出され、また、それの端子44に供
給されたフィールド切換パルス5fr(またはS fp
)がロー!ノベルの期間においては、それの入力端子3
8に4えられた複合映像信号は遅延されていない状態の
信号として出力端子45に送出される。
前述もしたように、装置が記録モードのときにフィール
ド切換パルス発生回路S P Gで発生されるフィール
ド切換パルスSfrと、装置が再生モードのときにフィ
ールド切換パルス発生回路SPGで発生されるフィール
ド切換パルスSfpとは、互に逆極性のものとなされて
いるから、記録時にフィールド切換回路FSで11/2
だけ遅延された信号区間の信号は、再生時にはフィール
ド切換回路FSで1!/2遅延が与えられない状態で出
力され、また、記録67一 時にフィールド切換回路FSで1172遅延が与えられ
なかったれた信号区間の信号は、再生時にはフィールド
切換回路FSでH/2遅延が与えられた状態で出力され
ることになり、出力端子36に送出される複合映像信号
は、入力端子28に供給されたもとの複合映像信号と同
じく2対1の飛越走査を良好に行ないうるような信号形
態の複合映像信号になされる。
第14図及び第15図に示すタイムチャートに示されて
いる例では、記録時におけるフィールド切換回w!rF
Sによる切換えの態様が、複合映像信号における奇数フ
ィールド区間の信号には1(/2の遅延を与えず、複合
映像信号における偶数フィールド区間の信号には11/
2の遅延を与える、という場合のものであったが、フィ
ールド切換回路FSによる切換えの態様が前述の場合と
は逆の状態にされてもよいことは勿論である。
また、第14図及び第15図に示すタイムチャー+−に
示されている例は、フィールド切換回路FSによりH/
2遅延が与えられる予め定められた信号区間=68= と、非遅延とされる予め定められた信号図Jiffどに
、それぞれ、垂直同期信号が含まれている場合のもので
あるが、フィールド切換回路FSにより11/2遅延が
与えられる信号区間と、非遅延どされる信号区間とが、
それぞれ、垂直同期信号を含まない状態のものにされて
もよいのである。
さて、装置が記録モードにされている状態において、入
力端子28に供給された複合映像信号は、録再切換スイ
ッチ63の固定接点R→同同動動接点回路を介してフィ
ールド切換回路FSに与えられると、複合映像信号はこ
のフィールド切換回*F5において、複合映像信号にお
番ブる予め定められた第1の信号区間に対してはH/2
の遅延が与えられており、また、複合映像信号における
予め定められた第2の信号区間に対しては11/2の遅
延が与えられていない状態の変形複合映像信号となされ
る。
前記したフィールド切換回路FSから送出された変形複
合映像信号は、後述されているhラッキング参照信号発
生回路TSGの端87へ供給されるとともに、録再切換
スイッチ64の可動接点→同固定接点にの回路を介して
記録回路32に供給される。記録回M32では前記した
変形複合吠面信号を、記録再生に適した信号形態の記録
信号Sr(第14図の(g))、例えば、周波数変調波
の信号形態の記録信号Srにしたり、あるいは、輝度信
号成分は周波数変調波の信号形態の信号とし、搬送色信
号はそれを低域変換Ud送送信信号して、lIボ度倍信
号成分よる周波数変調波と、低域変換搬送色信号とを周
波数多重化信号とした信号形態の記録信号Srにしたり
する。
第13図示の実施例においては、])7f記した記録回
路32によって作られた第14図の(g)に示されてい
る記録信号Srが混合回路62に与えられ、混合回路6
2において記録信号Srに対してフィールド識別信号S
f(第14図の(f))、及び後述されるl・ラッキン
グ参照信号発生回路TSGで発生されたトラッキング参
照信号Si−が加えられるようになされている。第14
図の(g)に示されでいる信号は、混合回路62で記録
信号Srにフィールド識別信号Sfが重畳された状態の
信号である。
フィールド識別信号Sfは、記録信号に才月′Jる各フ
レーム期間毎の予め定められた垂直同期信号の時間位置
に対して所定の時間位置におくことにより、再生時にこ
のフィールド識別信号Sfの時間位置に基づいて、複合
映像信号における奇数フィールドの信号区間と、偶数フ
ィールドの信号区間とが確実に識別できるようにするた
めに、記録信号Srに付加して、記録信号Srとどもに
回転記録媒体1に記録されるようにしたものである。
フィールド識別信号Sfは、それが複合映像信号自体あ
るいは変形複合映像信号自体に分離可能な状態で付加さ
れるようにしても、または、記録信号Srに分離可能な
状態で付加されるようにしてもよいが、前記何れの場合
においてもフィールド識別信号Sfの付加によって再生
画像に悪影響が現われることがないようにすることが必
要なことはいうまでもない。
そ才しで、フィールド識別信号Sfが、例えば複合映像
信号自体あるいは変形複合映像信号自体に付加される場
合におけるフィールド識別信号Sf71− が付加されるべき信号部分としては、例えば、垂直帰線
消去期間中で垂直同期信号を除く期間中から適当に選定
するなどの配慮が望まれる。
一方、フィールド識別信号Sfが記録信号Srに分離可
能な状態で記録信号Srに付加される場合におけるフィ
ールド識別信号Sfの付加されるべき時間位置は、垂直
帰線消去期間以外の信号部分であってもよい。
また、フィールド識別信号Sfの信号形態は、それが付
加された信号と分離可能で、がっ、フィールド識別信号
Sfの付加によっても再生画像に悪影響が現われること
がないようなものであれば任意であってもよい。
第13図示の実施例におけるフィールド識別信号Sfは
、周波数変調波の信号形態の記録信号Srに対して周波
数多重化されうるような周波数関係にあり、かつ、本来
の信号に悪影響を与えないtlt−の周波数の信号のバ
ースト(例えば、900に’l(zの単一周波数信号の
バース1へ)を、奇数フィールドの垂直同期信号の前縁
の時間位置から523番目の72− 水平同期信号と、奇数フィールドの垂直同期信号の前縁
の時間位置から524番目の水平同期信号との間の期間
におくようにしている場合の例を示している。
すなわち、第】3図に示されている複合映像信号の記録
、再生装置の一実施例のものにおいて、58は計数器で
あって、この計数器58は奇数フィールドと偶数フィー
ルドとの判別回路57がら出力された奇、偶フィールド
の判別信号Soeによってリセットされて、同期分離回
路30がら供給される水平同期信号shを被HI数パル
スとし、奇数フィールドの垂直同期信号の前縁の時間位
置から計数を開始する。
前記の計数器58の計数値は一致回路59に与えられて
おり、この一致回路59ではそれにプリセットされてい
た数値523に、前記した計数器58の計数値が達した
ときに一致パルスSc(第14図(d))を出力して、
それを発振器60と開閉制御信号発生器79とに与える
発振器60では前記した一致パルスScが与えられだ時
点から特定な単一の周波数のバースI・信号を出力して
、それを開閉回路6Jに供給する。
また、開閉制御信号発生器79では第14図の(e)に
示されているように、奇数フ1′−ルドの垂直同期信号
の前縁の時間位置から523番目の水平同期信号と、奇
数フィールドの垂直同期信号の前縁の時間位置から52
4番目の水平同期信号との間の期間中に存在しているよ
うな開閉制御信号Swを発生してそれを開閉回路61に
!jえて開閉回路6Iを開閉制御する。
したがって、開閉回路61からは奇数フィールドの垂直
同期信号の前縁の時間位置から523番目の水平同期信
号と、奇数フィールドの垂直同期信号の前縁の時間位置
から524番目の水平同期信号との間の期間に特定な単
一の周波数のバース]・よりなるフィールド識別信号S
fが混合回路62に供給され、混合回路62では既述の
ようにフィールド識別信号Sfと記録信号Srと後述さ
れるトラッキング参照信号Stとを重畳して出力する。
混合回路62からの出力信号は、録再切換スイッチ33
の固定接点Jく→同筒動接点を介して磁気ヘッド19に
供給され、記録の対象とされている複合映像信号の垂直
走査周期と同一な回転周期で回転している回転記録媒体
1に記録される。
このようにして回転記録媒体1に順次に記録形成された
記録跡中の信号は、第12図の(b)に示されているよ
うにすべての水平同期信号の記録位誼が記録跡の巾方向
に一列に整列している状態になっている。
次に、装置が再生モードになされると、録再切換スイッ
チ33,63.64における可動接点が固定接点P側に
切換えられる。この状態において、後述されている1−
ラッキング制御系TSCのアクチュエータI7によって
駆動変位されて、記録跡を正しく辿るようになされてい
る磁気・\ラド19から回転記録媒体1から再生された
再生信号は、録再切換スイッチ33の可動接点→同面定
接点1〕を介して再生回路34に供給される(+−ラッ
キング制御系TSCの構成。
作用などについては後述されている)。
再生回路34ではFM複合映像信号をFM復調して変7
5− 形複合映像信号とし、それを録再切換スイッチ63の固
定接点P→同同動動接点介してフィールド切換回路FS
に供給する。
フィールド切換回路FSでは、それに供給された再生変
形複合映像信号について、記録時にH/2だけ遅延され
ていた信号区間の信号については11/2の遅延を与え
ず、また、記録時にII/2の遅延が4えられていなか
った信号区間の信号についてはそれにH/2だけの遅延
を与えて、フィールド切換回路FSから出力される再生
複合映像信号かもとの複合映像信号と同様に、正規の飛
越走査を行ないうるような信号形態のものとして出力端
子36に送出する。
ところで、出力端子36からもとの複合映像信号と同様
に、正規の飛越走査を行ないうるような信号形態の再生
複合映像信号が出力されるようにフィールド切換回路F
Sが動作するためには、再生時にフィールド切換パルス
発生回路SPGからフィールド切換回路FSに供給され
るフィード切換パルスSfpは、記録時にフィールド切
換パルス発生回路=76− 5PGからフィールド切換回路FSに供給されていたフ
ィード切換パルスSfrに対して正しく逆極性のものに
なされていなければならない。
第13図に示されている複合映像信号の記録、再生装置
では、記録時に記録信号Srに付加して記録しておいた
フィールド識別信号Sfに基づいて、再生された変形複
合映像信号の奇数フィード区間と偶数フィールド区間と
を正確に識別して、再生時にフィールド切換パルス発生
回路SPGからフィールド切換回路FSに供給されるフ
ィード切換パルスSfpが、記録時にフィールド切換パ
ルス発生回路SPGからフィールド切換回路FSに供給
されていたフィード切換パルスSfrに対して、自動的
に正しく逆極性のものになされるようにしているのであ
る。
第13図において、再生時に再生回路34で得られた再
生フィールド識別信号Sf’は、必要に応じて設けられ
るスイッチ65を介して帯域通過濾波器66によって抽
出される。第14図の(j)は再生回路34に供給され
た再生信号SPであり、また、第14図の(k)は前記
した帯域通過濾波器66によって抽出された再生フィー
ルド識別信号Sf’を示しているものである。
また、1甫ddシたスイッチ65ば、フィールドLJJ
換回路ドSかl)出力さオシた再生複合映像信号を再生
信号の同期分離回路71に供給して取出した再生水平同
期信号がインバータ72を介してスイッチパルスとして
与えられることにより開閉動作を行なうようになされて
いるものであり、このスイッチ65は再生水平同期信号
毎にオフ、再生水平同期信号相互間の期間毎にオンの状
態になされ−C1水平同1t[l信号の付近にトラッキ
ング参照信号が存在しているような信号を再生したとき
に生じることのある誤動作を防止しようとするために設
けたものである。
帯域通過濾波器66によって抽出さオシた再生フィール
ド識別信号Sf’は整流濾波回路67で整流濾波された
後に積分回路68で積分されて第14図の(Q)に示す
ような信号Sf”になされる。
前記の信号Sf”は電圧比較回路69で適当な閾値電圧
で切られてからパルス整形口&!870でパルス整形さ
れることにより、第14図の(m)に示されているよう
なフィールド切換制御(d号Sfsとなされて、既述の
ようにフィールド切換パルス発生回路SPGの端子77
を介して単安定マルチバイブレータ財に供給される。
単安定マルチバイブレータMMは、それにフィールド切
換制御信号Sfsが与えられた時点から26211の期
間にわたってハイレベルの状態になるフィールド切換パ
ルス5fp(第14の(n)、第15図の(h))を発
生して、それをアンド回路A2とオア回路OR及び出力
端子78とを介してフィールド切換回路FSに供給する
これまでの説明例では、記録時に記録信号Srに付加す
べきフィールド識別信号Sfが171ノーム毎に1個と
されており、かつ、そのフィールド識別信号Sfの置か
れている時点を、フィールド切換回路FSで各フィール
ド毎に行なわれるべき(11号に対する切換動作の内で
1回置きの切換動作の行なわれる時点と対応する時点付
近、すなわち、79− 前述の例では奇数フィールドの垂直同期信号の前縁の時
間位置から523番目と524番目の水平同期信号との
間の期間に存在させるようにしている場合のものであっ
たが、既述のように記録信号Srに対して1フレーム毎
に1個づつ付加させるフィールド識別信号Sfは、それ
の存在している時間位置がフィールド切換回路FSで信
号に対して行なわれるべき切換動作の時点と全く異なる
時点にされていてもよいのである。
そして、前記のようにフィールド識別信号Sfの存在し
ている時間位置と、フィールド切換回路FSで信号に対
して切換動作が行なわれる時点とが全く異なるようにさ
れている場合には、再生フィールド識別信号St’に基
づいて作られるフィールド切換制御信号Sfsにより、
例えば、図示していない時間遅延用の単安定マルチバイ
ブレータをトリガし、その時間遅延用の星安定マルチノ
(イブレータからの出力パルスの後縁の時間位置がフィ
ールド切換回路FSにおける信号に対する切換動作の行
なわれる時点に対応しているような出力〕(ルス80− を出力し、その出力パルスの後縁の時間位置でフィール
ド切換パルス発生回路SPGにおける単安定マルチバイ
ブレータ)INをトリガするようにして、再生時におけ
るフィールド切換パルスSfpが発生されるようにすれ
ばよい。
また、記録、再生装置において記録時に記録信号Srに
付加すべきフィールド識別信号Sfは、順次の各フィー
ルドと対応するそれぞれ特定な時間位置に各フィールド
毎に1個づつおかれるようになされてもよく、このよう
に各フィールド毎に1個のフィールド識別信号が置かれ
るようになされる場合でも、フィールド識別信号Sfの
置かれる時点は任意に特定された時点であってもよい。
なお、前記のように1フレームを構成している奇数フィ
ールドと偶数フィールドとのそれぞれのフィールドに、
それぞれ別々のフィールド識別信号を対応させて設ける
ようにした場合には、奇数フィールドに対応して設けら
れたフィールド識別信号と、偶数フィールドに対応して
設けられた識別信号とが、再生時に容易に弁別できるよ
うな信号形態のもの(例えば、2つのフィールド識別信
号を、互に周波数が異なっているものに1.て、再生時
に周波数分離によって個々の信号が取出せるようにした
り、あるいは例えば、2つのフィールド識別信号を、互
に時間長または波形が異な−)でいるものとし、再生時
に2つのフィールド識別信号を互に分離して取出せるよ
うにしたりできるようにする)にしておくことが必要で
ある。
前記のように1フレームを構成している奇数フィールド
と偶数フィールドとのそれぞれのフィールドに、それぞ
れ別々のフィールド識別信号を対応させて設けるように
した場合には、再生時に再生された2つの再生フィール
ド識別信号の内の一方のものに基づいて作られたフィー
ルド切換制御信号によって、リセットセットフリップフ
ロップをセット状態にし、また、再生された2つの再生
フィールド識別信号の内の他方のものに基づいて作られ
たフィールド切換制御信号によって、リセットセットフ
リップフロップをリセッ1〜状態にすることにより、1
個のリセットセラ1〜フリツプフロツプを用いるだけで
フィールド切換パルスが生成できるので、再生系の構成
が簡単化されるという利点が得られる。
前記のように1フレームを構成している奇数フィールド
と偶数フィールドとのそれぞれのフィールドに、それぞ
れ別々のフィールド識別信号を対応させて設けるのには
、既述した第13図中の計数器58からの計数値を、例
えば第16図のように2つの一致回路59.80に与え
、一方の一致回路80ではそれにプリセラ1−されてい
た数値260に前記した計数器58の計数値が達したと
きに一致パルスを出力して、それを発振器81と開閉制
御信号発生器83とに与え、また、他方の一致回路59
ではそれにプリセットされていた数値523に前記した
計数器58の計数値が達したときに一致パルスを出力し
て、それを発振器60と開閉制御信号発生器79とに与
える。前記した2つの発振器81.60は、それぞれ異
なる周波数の信号を発振するものとなされている。
前記した発振器8]、、 60では前記した一致パルス
が与えられた時点からそれぞれ異なる単一の周波数=8
3− のバース1へ信号を出力して、それを開閉回路82゜6
1に供給する。
そして、前記した開閉制御信号発生器83では、奇数フ
ィールドの垂直同期信号の前縁の時間位置から260番
目と261番目の水平同期信号の間の期間中に存在して
いるような開閉制御信号を発生して開閉回路82を開閉
制御し、また、前記した開閉制御信号発生器79では、
奇数フィールドの垂直同期信号の前縁の時間位置から5
233目と524番目の水平同期信号の間の期間中に存
在しているような開閉制御信号を発生して開閉回路61
を開閉制御する。
この第16図に例示するような回路配置を使用すれば、
混合回路62からの出力信号は、lフレームを構成して
いる奇数フィールドと偶数フィールドとのそれぞれのフ
ィールドに、それぞれ別々のフィールド識別信号が付加
された状態の信号になされることは明らかである。
さて、第7図及び第13図を参照して説明した複合映像
信号の記録、再生装置においては、2対1の飛越走査が
採用されている走査標準に従って水84− 平走査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複
合映像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィー
ルドの信号との内で一方のフィールドの信号の少なくと
も垂直同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィー
ルドの複合映像信号に対して、相対的に水平走査周期の
1/2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号
に基づいて記録再生に適した信号形態の記録信号を得て
、それを複合映像信号の垂直走査周期と等しい回転周期
で駆動回転される同記録媒体に記録していることにより
、回転記録媒体に順次に記録形成されている記録跡中に
おける変形複合映像信号の水平同期信号の記録位置は、
各記録跡の11方向に一列に整列されている状態になさ
れるので、第1図及び第2図を参照して説明した従来装
置における諸欠点は生じることがないが、第7図及び第
13図示の複合映像信号の記録、再生装置で回転記録媒
体に記録される変形複合映像信号は、前述のように2対
1の飛越走査が採用されている走査標準に従って水平走
査と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合映
像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィールド
の信号との内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂
直同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィールド
の複合映像信号に対して、相対的に水平走査周期の1/
2の期間だけ遅延されているものであるために、前記の
ような信号形態になされている変形複合映倫信号には、
第3図乃至第6図を参照して既述したとおり、1フィー
ルド期間中に1個所だけ水平同期信号の期間が1.5H
になっている部分が生じる。
それで、前記のように1フィールド期間中に1個所だけ
水平同期信号の期間が1 、51−(になっているよう
な変形複合映像信号について、それの3水媒体における
記録跡中のトラッキング参照信号の記録位置が、相隣る
記録跡の相互間で記録跡の延長方向に相対的に1水平走
査期間(IH)づつずれた状態となるようにして、トラ
ッキング制御を行なわせようとした場合に、順次の記録
跡における個々の記録跡中において、記録跡の延長方向
に相互に3 Hづつの間隔で配列されているべきトラッ
キング参照信号の1つのものの間隔が3.5Hの間隔に
なっているために、第17図に示す記録跡パターンのよ
うに、本来トラッキング参照信号が存在しているべき個
所の1〜ラッキング参参照量に欠落が生じてしまい、ト
ラッキング制御動作が不安定になることが問題になった
。第17図において、tl、t2.t3・・・は順次の
記録跡であり、図中で細編線は記録跡中に記録されてい
る複合映像信号における水平同期信号の記録位置であり
、また、図中の太縦線はトラッキング参照信号の記録位
置である(第18図についても同じ)。
本発明のトラッキング参照信号の記録、再生方式では、
第17図を参照して説明した理由によって、本来トラッ
キング参照信号が存在しているべき個所に生じたトラッ
キング参照信号の欠落部分に、第18図示の記録跡パタ
ーンのように補正用のトラッキング参照信号(第18図
中で点線丸印で包囲して示している1〜ラッキング参参
照量)が記録され87− るようにして、トラッキング制御動作が常に安定に行な
われるようにしたものである。
第7図及び第13図中に示しであるブロックTSGはト
ラッキング参照信号発生回路であり、また、第7図及び
第13図中に示しであるブロックTSCはトラッキング
制御系(トラッキング制御回路)であって、前記した第
7図及び第13図中にそれぞれ示されているドラッギン
グ参照信号発生回路TSGは、それの−例構成が第19
図に示されており、また、第7図及び第13図中にそれ
ぞれ示されているトラッキング制御系TSCは、そわの
−例構成が第21図に示されている。
まず、第19図に示されているトラッキング参照信号発
生回路TSGの構成や動作を、第20図の波形図を参照
して説明すると次のとおりである。
第19図に示されているトラッキング参照信号発生回路
TSGの入力端子87には、記録時に使用されるフィー
ルド切換回路から出力される変形複合映像信号の水平同
期信号Sl(第20図の(a))が供給される。
一88= すなわち、トラッキング参照信号発生器wjTSGが第
7図示の複合映像信号の記録、再生装置中で使用されて
いるものであった場合に、それの入力端子87に対して
供給される水平同期信号は、フィールド切換回路29の
出力の変形複合映像信号が与えられている同期分離回路
89から出力される水平同期信号S1であり、また、ト
ラッキング参照信号発生回路TSGが第13図示の複合
映像信号の記録。
再生装置中で使用されているものであった場合に、それ
の入力端子87に対して供給されろ水平同期信号は、フ
ィールド切換回路FSの出力の変形複合映像信号が与え
られている同期分離回路71から出力される水平同期信
号S1である。
そして、トラッキング参照信号発生回路TSGの入力端
子87に供給された水平同期信号S1は、それの前縁の
時間位置で単安定マルチバイブレータ91をトリガし、
坩安定マルチバイブIノータ91は、前記した水平同期
信号S1の前縁の時間位置からIHの期間よりも僅に短
いパルス巾のパルスS2(第20図の(b))を出力し
て、それの立下がりの時点で単安定マルチバイブレータ
92をl−リガする。
単安定マルチバイブレータ92は出力パルスS3を発生
し、それを3進カウンタ93とアンド回路94とに与え
る。第20図の(c)は単安定マルチバイブレータ92
の出力パルスS3であり、前記したパルスS3のパルス
11は水平同期信号の前縁の時間位置の少し前から水平
同期信号の後縁の時間位置までとなされている。
前記した3進カウンタ93は、単安定マルチバイブレー
タ92の出力パルスS3を被計数パルスとして計数動作
を行ない、計数値が3になる度毎に出力S4(第20図
の(d))をアンド回路94に与える。
したがって、アンド回路94からはパルスS4が出力さ
れて、その出力パルスS4は単安定マルチバイブレータ
95とオア回路97とに供給される。前記した単安定マ
ルチバイブレータ95は、前記のアンド回路94の出力
パルスS4の立下りの時点、すなわち、水平同期信号S
1の立下りの時点にトリガされて、3H期間のパルス巾
を有する出力パルスS5(第20図の(e))を出力し
、それを単安定マルチバイブレータ96に与える。
単安定マルチバイブレータ96は、単安定マルチバイブ
レータ95の出力パルスS5の立下りの時点でトリガさ
れて、第20図の(f)に示されているように前記した
パルスS4と同一なパルスlJを有する出力パルスS6
を出力し、それをオア回路97を介してロックドオシレ
ータ98に与える。
したがって、ロックドオシレータ98にはオア回路97
を介してアンド回路94からの出力パルス S4と、単
安定マルチバイブレータ96からの出力パルスS6との
オア出力87(第20の(g))が与えられるから、ロ
ックドオシレータ98からは第20図の(g)に示され
ているパルスS7の存在する時間位置と対応して、第2
0図の(h)に示されているように所定の周波数のトラ
ッキング参照信号Stが出力され、それが出力端子88
から混合回路62に供給される。
第20図の(a)〜(h)に示されている波形図から明
らかなように、本発明のトラッキング参照信号の記録、
再生方式においては、走査線数が525、91− 毎秒像数が30で、2対1の飛越越走査が採用されてい
る走査標準に従って水平走査と垂直走査とが行なわれて
いる記録再生対象の複合映像信号を、そ九の奇数フィー
ルドの信号と偶数フィールドの信号との内で一方のフィ
ールドの信号の少なくとも垂直同期信号付近を除く期間
の信号が、他方のフィールドの複合映像信号に対して、
相対的に水平走査周期の1/2の期間だけ遅延されてい
る如き変形複合映像信号とし、その変形複合映像信号に
基づいて作られた記録信号と、回転記録媒体における記
録跡中のトラッキング参照信号の記録位置が、相隣る記
録跡について記録跡の延長方向で相対的に1水平走査期
間づつずれた状態となるように、前記した変形複合映像
信号における3水平走査期間おきに水平同期信号の存在
する部分付近におかれるトラッキング参照信号とを、複
合映像信号の垂直走査周期と等しい回転周期で駆動回転
されている回転記録媒体に記録する際に、変形複合映像
信号が前記したような信号形態のものであることに基因
してトラッキング参照信号の記録間92− 隔が3.5Hになる部分が生じることにより、その部分
における3H間隔の部分に本来おかれているべきトラッ
キング参照信号が欠落状態となっている部分に、第20
図の(h)において点線丸印で囲んで示しているような
補正用のトラッキング参照信号が発生され、それが記録
されるようにしているから、本発明のトラッキング参照
信号の記録、再生方式が適用された場合における回転記
録媒体の順次の記録跡tl、t2.t3・・・の記録跡
パターンは、第18図に示されているように記録跡中の
変形複合映像信号における3H期間おきの水平同期信号
の時間位置には必らずトラッキング参照信号が記録され
ている状態のものとなされるのである。
前記したトラッキング参照信号は、それの存在によって
も再生画像に悪影響を生じさせることがなく、しかも、
記録されているトラッキング参照信号と他の記録されて
いる信号との分離が容易で、かつ、再生されたトラッキ
ング参照信号に基づいて、充分に安定なトラッキング制
御動作がトラッキング制御系で行なわれつるような信号
形態のものになされるべきは当然であり、本発明のトラ
ッキング参照信号の記録、再生方式の実施例においては
、回転記録媒体にトラッキング参照信号とともに記録さ
れている他の信号から、周波数分離によって取出しうる
ような周波数値を有しており、また、水平同期信号のパ
ルス「11よりも長い時間巾を有しているようなトラッ
キング参照信号を用いている。
第7図に示されている複合映像信号の記録、再生装置、
及び第13図に示されている複合映像信号の記録、再生
装置中でそれぞれ符号TSCで示しているブロックTS
Cは1−ラッキング制御系TSCであるが、このトラッ
キング制御系としては、例えば第21図に示されている
ような構成態様のものが用いられてもよい。
次に、トラッキング制御系TSCの一例構成を示してい
る第21図のブロック図、及び第18図、第22〜第2
4図などに示されている波形図を参照して、トラッキン
グ制御系TSCの構成及び動作について説明する。第2
2図には第18図における記録跡tl。
t 2. t 3の部分と対応する部分を図中の」二部
に示しており、また、第23図には第18図における記
録跡t 2. t 3. t 4の部分と対応する部分
を図中の上部に示しており、さらに、第24図には第1
8図における記録跡t 3. t 4. t 5の部分
と対応する部分を図中の上部に示しているが、前記の各
回(第22図〜第24図)は、前記のように各回の上部
に第18図中に示す記録跡と対応させて示しである3本
の記録跡における中央の記録跡を磁気ヘッド19が辿っ
ている状態のときに、トラッキング制御系TSCにおけ
る後述のような各部で得られる信号波形を示している図
である。
第21図に示されているトラッキング制御系TSCにお
いて、84は再生信号の入力端子であって、この入力端
子84には再生回路34中で得た信号(回転記録媒体に
記録されていた信号における低域の信号成分が再生回路
34中で抽出されたもの)が供給される。また、85は
水平同期信号の入力端子であり、この入力端子85には
、再生された変形複合映像信号から同期分能された水平
同期信号Pi(第295− 2図〜第24図におけるそれぞれの(a)に示されてい
る信号P1)が供給される。
すなわち、トラッキング制御系TSCが第7図示の複合
映像信号の記録、再生装置中で使用されているものであ
った場合に、それの入力端子85に対して供給される水
平同期信号は、再生回路34から出力された変形複合映
像信号が与えられている同細分離回路90から出力され
る水平同期信号P1であり、また、トラッキング制御系
TSCが第13図示の複合映像信号の記録、再生装置中
で使用されているものであった場合に、それの入力端子
85に対して供給される水平同期信号は、再生回路34
から出力された変形複合映像信号が与えられている同期
分離回路99から出力される水平同期信号P1である。
そして、トラッキング制御系TSCの入力端子85に供
給された水平同期信号P1は、それの前縁の時間位置で
単安定マルチバイブレータ100をトリガし、単安定マ
ルチバイブレータ100は、前記した水平同期信号P1
の前縁の時間位置からIHの96− 期間よりも僅に短いパルスIJのパルスP2(第22図
〜第24図におけるそれぞれの(b)に示されているパ
ルスP2)を出力して、それの立下りの時点で単安定マ
ルチバイブレータ101をトリガする。
前記のようにパルスP2によってトリガされた単安定マ
ルチバイブレータ101は出力パルスP3(第22図〜
第24図におけるそれぞれの(e)に示されているパル
スP3)を発生し、それがスイッチングパルスP3とし
てスイッチ102に与えられる。
前記したマルチバイブレータ101の出力パルスP3の
パルス巾は、再生信号中におけるl〜ラッキング参照信
号の存在位置と対応している時間位置を占めるように、
水平同期イi号の前縁の少し前から水平同期信号の後縁
の時間位置までとなされているから、スイッチングパル
スP3によってオンの状態になされた前記のスイッチ1
.02は、再生回路34から出力されてトラッキング制
御系TSCの入力端子84に供給されている信号Sd(
第22図〜第24図におけるそれぞれの(d)に示され
ている信号Sd)中から、記録時に変形複合映像信号に
おけろ水平同期信号の付近の部分に付加されていたトラ
ッキング参照信号Stを含む信号(第22図〜第24図
におけるそれぞれの(e)に示されている信号)を抽出
して整流濾波回路103に与える。
整流濾波回路103からの出力信号がパルス整形回路1
04に供給されると、パルス整形回路104ではそれに
供給された第22図〜第24図におけるそれぞれの(e
)に示されている信号をレベル選択して、第22図〜第
24図におけるそれぞれの(e)に示されている信号中
で波高値が大きな信号と対応して発生された第22図〜
第24図にお番プるそわぞれの(f)に示されているよ
うなパルスP4を出力し、それを単安定マルチバイブレ
ータ105〜108に与える。
前記のパルス整形回路104から出力されたパルスP4
は、磁気ヘッド19が辿っている記録跡(第22図〜第
24図におけるそれぞれの上部に示されている3本の記
録跡の内の中央の記録跡)に記録されているトラッキン
グ参照信号を含む信号と対応して発生されているもので
ある。
前記したパルスP4によってトリガされる単安定マルチ
バイブレータ105は、第22図〜第24図におけるそ
れぞれの(g)に示されているように、パルスP4の前
縁の時間位置1aから略々I T(のパルスrlJを有
する出力パルスP5を発生してそれの立下りの時点で単
安定マルチバイブレータ109をトリガする。
したがって、単安定マルチバイブレータ109は。
第22図〜第24図におけるそれぞれの(h)に示され
ているように、既述のパルスP3(第22図〜第24図
におけるそれぞれの(c)に示されているパルスP3)
 と同じパルス巾のパルスP6を出力し、それをスイッ
チングパルスとしてスイッチ113に供給する。
前記した単安定マルチバイブレータ109から出力され
るパルスP6 は、第22図〜第24図におけるそれぞ
れの(c)〜(h)の記載からも明らかなように、スイ
ッチ102の開閉制御に使用された単安定マルチバイブ
レータ101 の出力パルスP3が生じた時点から略々
IH期間だけ遅れている時点tbに生じるようになされ
ており、また− 11f安定マルチバイブレータ109
の出力パルスP6のパルス巾は、再生信号中におけるト
ラッキング参照信号の存在位置と対応している時間位置
を占めるように、水平同期信号の前縁の少し前から水平
同期信号の後縁の時間位置までとなされているから、ス
イッチングパルスP6によってオンの状態になされた前
記のスイッチ113は、再生回路34がら出方されてト
ラッキング制御系TSCの入力端子84に供給されてい
る信号Sd(第22図〜第24図におけるそれぞれの(
d)に示されている信号Sd)中から、記録時に変形複
合映像信号における水平同期信号の付近の部分に付加さ
れていたトラッキング参照信号を含む信号を抽出する。
前記した単安定マルチバイブレータ109の出力パルス
P6によって開閉制御されるスイッチ113の開閉によ
り、時刻tbからパルスP6のパルス巾にわたって抽出
されたトラッキング参照信号Stdを含んでいる信号は
、その時点で磁気ヘッド19が辿っている記録跡(第2
2図〜第24図のそれぞれの上部に示されている3本の
記録跡の内の中央の記l0Q− 録跡)の隣りの記録跡(第22図〜第24図のそれどれ
の上部に示されている記録跡についていうと、それぞれ
の図中における最も上に記載されている記録跡)に記録
されているトラッキング参照信号St、dを含んでいる
信号が、漏話して磁気ヘッド19によって再生されたも
のである。
前記のように、スイッチ113から出力されたトラッキ
ング参照信号5tclを含む信号は、帯域濾波器114
に与えられ、帯域濾波器114ではそれに与えられた信
号から第22図〜第24図におけるそれぞれの(d)に
示されているトラッキング参照信号Stdを抽出して、
それを整流回路115に供給する。整流回路115では
それに供給されたトラッキング参照信号5tclを整流
して、その整流出力を積分回路116に供給する。積分
回路116からは、第22図〜第24図におけるそ−れ
ぞれの(j)に示されているような積分信号P7が出力
されて、それがサンプルホールド回路117に供給され
る。
サンプルホールド回路117は、後述されているサンプ
リングパルス発生回路(単安定マルチバイブレーク10
7,111 によって構成されている回路)で発生され
たサンプリングパルスP9(第22図〜第24図におけ
るそれぞれの(R)に示されているパルスP9)によっ
てサンプルボールド動作を行ない、第22図〜第24図
におけるそれぞれの(m)に示されているサンプルホー
ルド信号5shl を出力して、それを差動増幅器11
8に与える。
次に、前記したパルスP4によってトリガされる単安定
マルチバイブレータ106は、第22図〜第24図にお
けるそれぞれの(n)に示されているように、パルスP
4の前縁の時間位置から略々21−1のパルス巾を有す
る出力パルスPIOを発生してそれの立下りの時点で単
安定マルチバイブレータ 110をトリガする。
したがって、単安定マルチバイブレータ110は、第2
2図〜第24図におけるそれぞれの(0)に示されてい
るように、既述のパルスP3(第22図〜第24図にお
けるそれぞれの(c)に示されているパルスP3)と同
じパルスrl+のパルスpHを出力し、それをスイッチ
ングパルスとしてスイッチ119に供給する・ 前記した単安定マルチバイブ!ノータ110から出力さ
れるパルスP]、1は、第22図〜第24図におけるそ
れぞれの(C)〜(0)の記載からも明らかなように、
スイッチ102の開閉制御に使用された単安定マルチバ
イブレータ10】の出力パルスP3が生じた時点から略
々2H期間だけ遅れている時点tcに生じるようになさ
れており、また、単安定マルチバイブレータ110の出
力パルスpHのパルス巾は、再生信号中におけるトラッ
キング参照信号の存在位置と対応している時間位置を占
めるように、水平同期信号の前縁の少し前から水平同期
信号の後縁の時間位置までとなされているから、スイッ
チングパルスpHによってオンの状態になされた前記の
スイッチ119は、再生回路34から出力されてトラッ
キング制御系TSCの入力端子84に供給されている信
号Sd(第22図〜第24図におけるそれぞれの(d)
に示されている信号Sd)中から、記録時に変形複合映
像信号における水平同期信号の付近の部分に付加されて
いたトラッキング参照信号1o3− を含む信号を抽出する。
前記した単安定マルチバイブレータ110の出力パルス
pHによって開閉制御されるスイッチ119の開閉によ
り、時刻tcからパルスP1.1のパルス巾にわたって
抽出されたトラッキング参照信号5tc2を含んでいる
信号は、その時点で磁気ヘッド19が辿っている記録跡
(第22図〜第24図のそれぞれの上部に示されている
3本の記録跡の内の中央の記録跡)の隣りの記録跡(第
22図〜第24図のそれぞれの上部に示されている記録
跡についていうと、それぞれの図中における最も下に記
載されている記録跡)に記録されているトラッキング参
照信号St;c2を含んでいる信号が、漏話して磁気ヘ
ッド19によって再生されたものである。
前記のように、スイッチ119から出力されたトラッキ
ング参照信号5tc2を含む信号は、帯域濾波器120
に与えられ、帯域濾波器120ではそれに与えられた信
号から第22図〜第24図におけるそれぞれの(p)に
示されている1〜ラッキング参参照量Sj:c2を抽出
して、それを整流回路121に供給す一10弊− る。整流回路121ではそれに供給された1〜ラッキン
グ参参照量S tc2を整流して、その整流出力を積分
回路122に供給する。積分回路122がらは、第22
図〜第24図におけるそわぞれの(q)に示されている
ような積分信号P12が出力されて、それがサンプルホ
ールド回路123に供給される。
サンプルホールド回路123は、後述されているサンプ
リングパルス発生回路(単安定マルチバイブレータ10
8,112によって構成されている回路)で発生された
サンプリングパルスP14(第22図〜第24図におけ
るそれぞれの(s)に示されているパルスP14)によ
ってサンプルホールド動作を行ない、第22図〜第24
図におけるそれぞれの(t)に示されているサンプルホ
ールド信号5sh2を出力して、それを差動増幅器11
8に与える。
それで、前記した差動増幅器118では、前記した2つ
のサンプルホールド信号5shl 、5sh2の差信号
(S shl −S 5h2)、すなわち、トラッキン
グ誤差信号Ss(第22図〜第24図におけるそれぞれ
の(u)に示されている信号Se)を出力する。差動増
幅器118から出力された誤差信号Seは、トラッキン
グ制御駆動回路124において位相補偵が施こされたり
、電力増幅されたりしてトラッキング制御信号Stcと
して出力端子8Gから送出されてアクチュエータ17に
供給され、磁気ヘッド19はトラッキング制御の下に回
転記録媒体からの再生動作を行なう。
第22図〜第24図におけるそれぞれの(Q)、(s)
に示されているサンプリングパルスP9.P14は、第
22図〜第24図におけるそれぞれの(f)に示されて
いるパルスP4によってトリガされる単安定マルチバイ
ブレータ107,108と、単安定マルチバイブレータ
107の出力パルスP8(第22図〜第24図における
それぞれの(k)に示されているパルスP8)によって
トリガされる単安定マルチパイプIノータ111 と、
単安定マルチバイブレータ108の出力パルスP13(
第22図〜第24図におけるそれぞれの(r)に示され
ているパルスI)1.3)によってト・リガさIする単
安定マルチバイブレータ112とからなる回路によって
、積分回路116.12+からの出力信号の最大値付近
のサンプリング値が得られるようなタイミングで発生さ
れる。
第18図、第22図〜第24図に示したように、本発明
のトラッキング参照信号の記録再生方式では、補正用の
トラッキング参照信号(各図中の上部に示されている記
録跡中で点線丸印で包囲して示しているトラッキング参
照信号)を記録しているので、再生時に行なわれるトラ
ッキング制御動作が常に良好に行なわれるのである。
このことは、前記した補正用の1〜ラッキング参参照量
が仮に記録されていなかったとした場合を考えると容易
に理解できるところであろう。すなわち、前記した補正
用のトラッキング参照信号が記録されていなかったとし
た場合には、第23図の(h)に点線丸印で包囲して示
すパルスP6及び第23図の(0)に点線丸印で包囲し
て示すパルスP11゜ならびに第24図の(o)に点線
丸印で包囲して示すパルスpHなどは生じないから、そ
の部分において1−ラッキング制御信号Stcが異常な
ものになり、トラッキング制御動作が不安定になるので
ある。
−1t)7− (効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明のトラッキング参照信号の記録再生方式は、走査線数
が525、毎秒像数が30で、2対1の飛越試走査が採
用されている走査標準に従って水平走査と垂直走査とが
行なわれている記録再生対象の複合映像信号における奇
数フィールドの信号と偶数フィールドの信号との内で一
方のフィールドの信号の少なくとも垂直同期信号付近を
除く期間の信号が、他方のフィールドの複合映像信号に
対して、相対的に水平走査周期の172の期間だけ遅延
されている如き変形複合映像信号に基づいて作られた記
録信号と、回転記録媒体にお4−する記録跡中のトラッ
キング参照信号の記録位置が、相隣る記録跡について記
録跡の延長方向で相対的に1水平走査期間づつずれた状
態となるように、前記した変形複合映像信号における3
水平走査期間おきに水平同期信号の存在する部分付近に
おかれるトラッキング参照信号とを、複合映像信号の垂
直走査周期と等しい回転周期で駆動回転されて138− いる回転記録媒体に記録し、また、再生時には回転記録
媒体に記録されているトラッキング参照信号に基づいて
得たトラッキング制御信号によるトラッキング制御動作
の下に回転記録媒体から信号を再生し、記録時に水平走
査周期の1/2の遅延が施こされていなかった方のフィ
ールドの複合映像信号に水平走査周期の1/2 の遅延
を与えて、もとの複合映像信号が得られるようにされて
いる複合映像信号の記録、再生装置におけるトラッキン
グ参照信号の記録、再生方式であって、記録時に複合映
像信号における奇数フィールドの信号と偶数フィールド
の信号との内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂
直同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィールド
の複合映像信号に対して、相対的に水平走査周期の1/
2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号にし
たことにより生じるl・ラッキング参照信号の欠落個所
に、補正用のトラッキング参照信号が記録されるように
したトラッキング参照信号の記録、再生方式、及び、走
査線数が525、毎秒像数が30で、2対1の飛越越走
査が採用されている走査標準に従って水平走査と垂直走
査とが行なオ)れている記録再生対象の複合映像信号に
おける奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号と
の内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂直同期信
号付近を除く期間の信号が、他方のフィールドの複合映
像信号に対して、相対的に水平走査周期の1/2の期間
だけ遅延されている如き変形複合映像信号に基づいて作
られた記録信号と、その記録信号における各1フレ一ム
期間毎の予め定められた垂直同期信号に対して所定の時
間位置におかれているフィールド識別信号と、回転記録
媒体における記録跡中のトラッキング参照信号の記録位
置が、相隣る記録跡について記録跡の延長方向で相対的
に】水平走査期間づつずれた状態となるように、前記し
た変形複合映像信号における3水平走査期間おきに水平
同期信号の存在する部分付近におかれるトラッキング参
照信号とを、複合映像信号の垂直走査周期と等しい回転
周期で駆動回転されている回転記録媒体に記録し、また
、再生時には前記した回転記録媒体から再生されたトラ
ッキング参照信号に基づいて得たトラッキング制御信号
によるトラッキング制御動作の下に回転記録媒体から信
号を再生し、再生されたフィールド識別信号を用いて、
変形複合映像信号において記録時に水平走査周期の17
2の遅延が施こされていなかった方のフィールドの複合
映像信号に水平走査周期の1/2の遅延を与えて、もと
の複合映像信号が得られるようにされている複合映像信
号の記録、再生装置におけるトラッキング参照信号の記
録、再生方式であって、記録時に複合映像信号における
奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号との内で
一方のフィールドの信号の少なくとも垂直同期信号付近
を除く期間の信号が、他方のフィールドの複合映像信号
に対して相対的に水平走査周期の172の期間だけ遅延
されている如き変形複合映像信号にしたことにより生じ
るトラッキング参照信号の欠落個所に、補正用のトラッ
キング参照信号が記録されるようにするとともに、再生
時にはトラッキング参照信号の欠落゛個所におかれてい
る補正用ill − のトラッキング参照信号もトラッキング制御に用いられ
るようにしたトラッキング参照信号の記録。
再生方式であるから、本発明のトラッキング参照信号の
記録、再生方式においては走査線数が525、毎秒像数
が30で、2対1の飛越越走査が採用されている走査標
準に従って水平走査と垂直走査とが行なわれている記録
再生対象の複合映像信号を、それの奇数フィールドの信
号と偶数フィールドの信号との内で一方のフィールドの
信号の少なくとも垂直同期信号付近を除く期間の信号が
、他方のフィールドの複合映像信号に対して、相対的に
水平走査周期の1/2の期間だけ遅延されている如d変
形複合映像信号とし、その変形複合映像信号、比基づい
て作られた記録信号と、回転記録媒体における記録跡中
のトラッキング参照信号の記録位置が、相隣る記録跡に
ついて記録跡の延長方向で相対的に1水平走査期間づつ
ずれた状態となるように、前記した変形複合映像信号に
おける3水平走査期間おきに水平同期信号の存在する部
分付近におかれるトラッキング参照信号とを、複合映像
112− 信号の垂直走査周期と等しい回転周期で駆動回転されて
いる回転記録媒体に記録する際に、変形複合映像信号が
前記したような信号形態のものであることに基因してト
ラッキング参照信号の記録間隔が3.5Hになる部分が
生じることにより、その部分における3H間隔の部分に
本来おかれているべきトラッキング参照信号が欠落状態
となっている部分に、第20図の(h)において点線丸
印で囲んで示しているような補正用のトラッキング参照
信号が発生され、それが記録されるようにしているから
、本発明のトラッキング参照信号の記録、再生方式が適
用された場合における回転記録媒体の順次の記録跡tl
、t2.t3・・・の記録跡パターンは、第18図に示
されているように記録跡中の変形複合映像信号における
3H期間おきの水平同期信号の時間位置には必らずトラ
ッキング参照信号が記録されている状態のものとなされ
るのであり、再生時に行なわれるトラッキング制御動作
が常に良好なものになり、本発明によれば既述した従来
の問題点はすべて良好に解決される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来装置で記録された記録跡パター
ンの概略を示す平面図、第3図乃至第6図、第10図、
第11図、第14図、第15図、第17図、第18図、
第20図、第22図乃至第24図は信号の波形側図、第
7図及び第13図は本発明方式を適用した複合映像信号
の記録、再生装置のブロック図、第8図はフィールド切
換回路の一例構成を示すブロック図、第9図は第7図中
に示されているスイッチングパルス発生回路の一例構成
を示すブロック図、第12図は記録跡パターンの説明図
、第16図は第13図示の複合映像信号の記録、再生装
置中で使用さJしるフィールド識別信号の発生回路部分
の変形例を示すブロック図、第19図はトラッキング参
照信号発生回路の一例構成のブロック図、第21図はト
ラッキング制御系の一例構成のブロック図である。 1・・・回転記録媒体(円筒状の磁気記録媒体)、2゜
25・・・磁石片S4・・・ベース、6・・・直流モー
タ、11・・・フレー11、】2・・・送りねじ、19
・・・磁気ヘッド、21・・・移送用モータ、28・・
・複合映像信号の入力端子、29゜35、FS・・・フ
ィールド切換回路、30,89,90.99・・・同期
分離回路、31・・・スイッチングパルス発生回路、3
2・・・記録回路、33 、63 、64・・・録再切
換スイッチ、34・・・再生回路、36・・・出力端子
、39・・・11/2遅延回路、4I・・・遅延回路、
43・・・スイッチング回路、53. MM、91゜9
2.95,96400,1.01,105〜11.2・
・・単安定マルチバイブレータ、49,50・・・フリ
ップフロップ、58.・・・計数器、59 、80・・
・−・数回路、60.81・・・発振器、61 、82
・・・開閉回路、62・・・混合回路、65・・・スイ
ッチ、66・・・帯域濾波器、67・・・整流濾波回路
、68・・・積分回路、69・・・電圧比較回路、70
・・・パルス整形回路、71・・・再生信号同期分離回
路、72. INV・・・インバータ、79.83・・
・開閉制御信号発生器、93・・・3進カウンタ、98
・・・ロックドオシレータ、102.11.3.11.
9・・・スイッチ、103・・・整流濾波回路、1.0
4・・・パルス整形回路、114.]20・・・帯域濾
波器、115,121・・整流回路、11.6,122
・・・積分回路、117,1.23・・・サンプルホー
ルド回路、124・・・1〜ラッキング制御駆動回路、
ll5FF・・・リセットセットフリップフロップ、C
’l’l、C丁2・・・第1.第2の計数器、A1.、
A2,94・・・アンド回路、OR,97・・・オア1
15− 回路、TSG・・何・ラッキング参照信号発生回路、T
SC・・・トラッキング制御系、 116− (n) 不 12 Cb) の

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、走査線数が525、毎秒像数が30で、2対1の飛
    越囃走査が採用されている走査標準に従っ′C水平走査
    と垂直走査とが行なわれている記録再生対象の複合映像
    信号における奇数フィールドの信号と偶数フィールドの
    信号との内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂直
    同期信号付近を除く期間の信号が、他方のフィールドの
    複合映像信号、′i;対して、相対的に水平走査周期の
    1/2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信号
    に基づいて作られた記録信号と、回転記録媒体における
    記録跡中のトラッキング参照信号の記録位置が、相隣る
    記録跡について記録跡の延長方向で相対的に1水平走査
    期間づつずれた状態となるように、前記した変形複合映
    像信号における3水平走査期間おきに水平同期信号の存
    在する部分付近におかれるトラッキング参照信号とを、
    複合映像信号の垂直走査周期と等しい回転周期で駆動回
    転されている回転記録媒体に記録し、また、再生時には
    回転記録媒体に記録されているトラッキング参照信号に
    基づいて得たトラッキング制御信号によるトラッキング
    制御動作の下に回転記録媒体から信号を再生し、記録時
    に水平走査周期の172の遅延が施こされていなかった
    方のフィールドの複合映像信号に水平走査周期の1/2
     の遅延を与えて。 もとの複合映像信号が得られるようにされている複合映
    像信号の記録、再生装置におけるトラッキング参照信号
    の記録、再生方式であって、記録時に複合映像信号にお
    ける奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号との
    内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂直同期信号
    付近を除く期間の信号が、他方のフィールドの複合映像
    信号に対して、相対的に水平走査周期の1/2の期間だ
    け遅延されている如き変形複合映像信号にしたことによ
    り生じるトラッキング参照信号の欠落個所に、補正用の
    トラッキング参照信号が記録されるようにした1〜ラッ
    キング参参照量の記録、再生方式2、走査線数が525
    、毎秒像蔽が:30で、2対1の飛越線走査が採用され
    ている走査盤)fjに())−って水平走査と垂直走査
    とが行なわ汎ている記録再生対象の複合映像信号にお(
    づる奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号との
    内で一方のフィールドの信号の少なくとも垂直同期信号
    イ1近登除く期間の4g号が、他方のフィールドの複合
    映像信号に対して、相対的に水平走査R?I IIJI
    の1/2の期間だけ遅延されている如き変形複合映像信
    号に基づいて作られた記録信号と、その記録信号におけ
    る各1フレ一ム期間毎の予め定められた垂直同期信号に
    対して所定の時間位置におかれているフィールド識別信
    号と、回転記録媒体における記録跡中の1−ラッキング
    参照信号の記録位置が、相隣る記録跡について記録跡の
    延長方向で相対的に1水平走査期間づ”つずれた状態と
    なるように、前記した変形複合映像信号における3水平
    走査期間おきに水平同期信号の存在する部分付近におか
    れるトラッキング参照信号とを、複合映像信号の垂直走
    査周期と等しい回転周期で駆動回転されている回転記録
    媒体に記録し、また、再生時には前記【)た回転記録媒
    体から再生された1へラッキング参照信号に基づいて得
    たトラッキング制御信号による1〜ラッキング制御動作
    の下に回転記録媒体から信号を再生し、再生されたフィ
    ールド識別信号を用いて、変形複合映像信号において記
    録時に水平走査周期の1/2の遅延が施こされていなか
    った方のフィールドの複合映像信号に水平走査周期の1
    /2の遅延を与えて、もとの複合映像信号が得られるよ
    うにされている複合映像信号の記録、14生装誼におけ
    るl−ラッキング参照信号の記録、再生方式であって、
    記録時に複合映像信号における奇数フィールドの信号と
    偶数フィールドの信号との内で一方のフィ・−ルドの信
    号の少なくとも垂直同期信号付近を除く期間の信号が、
    他方のフィールドの複合映像信号に対して、相対的に水
    平走査周期の1/2の期間だけ遅延されている如き変形
    複合映像信号にしたことにより生じるトラッキング参照
    信号の欠落個所に、補正用のトラッキング参照信号が記
    録されるようにするとともに、再生時には1へ3− ラッキング参照信号の欠落個所におか九ている?ilt
    正用のドラッギング参照信号も1〜ラツキング制御に用
    いられるようにした1ヘラッキング参照信号の記録、再
    生方式
JP59040631A 1984-03-03 1984-03-03 トラツキング参照信号の記録,再生方式 Pending JPS60185476A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62227282A (ja) * 1986-03-28 1987-10-06 Victor Co Of Japan Ltd 複合映像信号の駒撮り記録装置

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