JPS6018440B2 - 脱水機のバランスリング - Google Patents
脱水機のバランスリングInfo
- Publication number
- JPS6018440B2 JPS6018440B2 JP15759282A JP15759282A JPS6018440B2 JP S6018440 B2 JPS6018440 B2 JP S6018440B2 JP 15759282 A JP15759282 A JP 15759282A JP 15759282 A JP15759282 A JP 15759282A JP S6018440 B2 JPS6018440 B2 JP S6018440B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- resistor
- resistors
- balance
- dehydration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、脱水機や脱水洗濯機等の脱水槽上端閉口縁に
設けられる内部に液体を封入したバランスリングに関し
、その目的とするところは、脱水起動時にはすばやくバ
ランスをとり、危険速度通過時から同期回転等には、そ
のバランスがくずれにくいようにして異常振動の発生を
防止するところにある。
設けられる内部に液体を封入したバランスリングに関し
、その目的とするところは、脱水起動時にはすばやくバ
ランスをとり、危険速度通過時から同期回転等には、そ
のバランスがくずれにくいようにして異常振動の発生を
防止するところにある。
以下一実施例として脱水洗濯機について説明すると、１
は機枠にして内部に先濯槽を兼ねる脱水槽２が設けられ
、かかる脱水槽２の底部に回転翼３を、外周に外槽４が
夫々設けられている。
は機枠にして内部に先濯槽を兼ねる脱水槽２が設けられ
、かかる脱水槽２の底部に回転翼３を、外周に外槽４が
夫々設けられている。
前記外槽４は複数本の支持村５で支承され、外槽底部に
は駆動用モーター６及び軸受部７が設けられ、８は上蓋
、９はコントロールボックスである。而して前記脱水槽
２の上端閉口縁にはバランスリング１０が装着され前記
バランスリング１０は合成樹脂製の環状の上部凹溝体１
１と下部凹溝体１２からなり、これら両凹溝体１１，
１２の閉口周緑を熱板（図示せず）により溶融したのち
一致させて加圧し、溶着することにより環状中空体を形
成し、さらに熱溶着前に前記下部凹溝体１２内に水１３
を注入しておき溶着後はこの環状中空体にかかる水１３
が封入されてバランスリングが構成されるものであり、
この水１３がバランスウェイトとして作用するものであ
る。さらに前記環状中空体内に上面部及び下面部から夫
々複数個の抵抗体が突出形成されるもので、即ち前記上
部凹導体１１には複数個の上部抵抗体１４，１４・・・
が、下部凹溝体１２には複数個の下部抵抗体１５，１５
・・・が夫々一体的に突出形成され、これら抵抗体１４
，１５は適宜間隔を有して上下交互に配設されており、
且前記上部抵抗体１４は上部凹溝体１１の上面及び外面
に接して形成され、前記下部抵抗体１５は下部凹溝体１
２の内面１６及び外面１７には接しず底面に接して形成
されている。
は駆動用モーター６及び軸受部７が設けられ、８は上蓋
、９はコントロールボックスである。而して前記脱水槽
２の上端閉口縁にはバランスリング１０が装着され前記
バランスリング１０は合成樹脂製の環状の上部凹溝体１
１と下部凹溝体１２からなり、これら両凹溝体１１，
１２の閉口周緑を熱板（図示せず）により溶融したのち
一致させて加圧し、溶着することにより環状中空体を形
成し、さらに熱溶着前に前記下部凹溝体１２内に水１３
を注入しておき溶着後はこの環状中空体にかかる水１３
が封入されてバランスリングが構成されるものであり、
この水１３がバランスウェイトとして作用するものであ
る。さらに前記環状中空体内に上面部及び下面部から夫
々複数個の抵抗体が突出形成されるもので、即ち前記上
部凹導体１１には複数個の上部抵抗体１４，１４・・・
が、下部凹溝体１２には複数個の下部抵抗体１５，１５
・・・が夫々一体的に突出形成され、これら抵抗体１４
，１５は適宜間隔を有して上下交互に配設されており、
且前記上部抵抗体１４は上部凹溝体１１の上面及び外面
に接して形成され、前記下部抵抗体１５は下部凹溝体１
２の内面１６及び外面１７には接しず底面に接して形成
されている。
前記下部抵抗体１５と下部凹導体１２の内面１６との間
隔１８の方が、外面１７との間隔１９より大なる寸法と
なるように抵抗体が外方寄りに形成されている。又、前
記両抵抗体１４，１５の高さは溶着面２０よりも低く位
置し、熱溶着時熱板に抵抗体が突き当たることがなく、
そのため熱板に抵抗体のにげ孔を設ける必要がなく熱分
布が均一となり高い港着精度及び強度が保証できる。
隔１８の方が、外面１７との間隔１９より大なる寸法と
なるように抵抗体が外方寄りに形成されている。又、前
記両抵抗体１４，１５の高さは溶着面２０よりも低く位
置し、熱溶着時熱板に抵抗体が突き当たることがなく、
そのため熱板に抵抗体のにげ孔を設ける必要がなく熱分
布が均一となり高い港着精度及び強度が保証できる。
次に作用を述べると、脱水時において脱水槽２が回転し
脱水作業が行なわれる。
脱水作業が行なわれる。
このとき衣類が脱水槽内に不均一に分布していてもバラ
ンスリング１０内の水１３がその不均一を補正する（バ
ランスをとる）ように内部を流動し、脱水槽の振動を防
止するように働く。水バランスウェイトにおいては脱水
起動時には、水は底部にあり、不均一をすばやく補正す
るためにこの水が流動し易くし、且つ回転数が上昇し危
険速度通過時から同期回転時にかけての水が遠０力を受
けて外周部に移動するバランスのとれた状態では、水が
流動しすぎてぶつかり合いバランスをくずさない様に流
動しにくいものとしなければならない。そこで水の流動
を阻止するため環状中空体の下面壁からのみ多数個の抵
抗体を突出形成したものでは、抵抗体を大きくすると、
脱水起動時において抵抗体が大なる抵抗となって水の流
動性が悪くバランスをとるのが遅れて異常振動を起こし
、抵抗体を小さくすれば流動性がよく脱水起動時には効
果的であるが、危険速度通過時から同期回転時において
は流動しすぎてバランスをくずし、かえって異常振動を
起こすことになり、抵抗体の大きさ形状に非常に高い寸
法精度を要するもので、又、環状中空体の上部に抵抗体
がないので、遠心力で外周部に移動した水がその上部に
おいて流動しすぎて水がぶつかり合ってバランスをくず
し異常振動を起こしやすい欠点がある。
ンスリング１０内の水１３がその不均一を補正する（バ
ランスをとる）ように内部を流動し、脱水槽の振動を防
止するように働く。水バランスウェイトにおいては脱水
起動時には、水は底部にあり、不均一をすばやく補正す
るためにこの水が流動し易くし、且つ回転数が上昇し危
険速度通過時から同期回転時にかけての水が遠０力を受
けて外周部に移動するバランスのとれた状態では、水が
流動しすぎてぶつかり合いバランスをくずさない様に流
動しにくいものとしなければならない。そこで水の流動
を阻止するため環状中空体の下面壁からのみ多数個の抵
抗体を突出形成したものでは、抵抗体を大きくすると、
脱水起動時において抵抗体が大なる抵抗となって水の流
動性が悪くバランスをとるのが遅れて異常振動を起こし
、抵抗体を小さくすれば流動性がよく脱水起動時には効
果的であるが、危険速度通過時から同期回転時において
は流動しすぎてバランスをくずし、かえって異常振動を
起こすことになり、抵抗体の大きさ形状に非常に高い寸
法精度を要するもので、又、環状中空体の上部に抵抗体
がないので、遠心力で外周部に移動した水がその上部に
おいて流動しすぎて水がぶつかり合ってバランスをくず
し異常振動を起こしやすい欠点がある。
本発明に於いては前記抵抗体１４，１５が適宜間隔を有
して上下交互に配設されているため、前記抵抗体を適宜
の大きさとしておくことにより、脱水起動時には底部に
位置する水が前記間隔１８，１９及び上部抵抗体と下部
抵抗体１４，１５の間隔が通路として作用し、流動し易
くすばやく不均一を補正する様に働きバランスをとり、
且つ危険速度通過時から同期回転時には遠心力で外周部
に移動した水がその上部において前記上部抵抗体１４で
その流動を阻止され、下部においては下部抵抗体１５で
流動を緩和され、全体として流動しにくく水のぶつかり
合いによるバランスのくずれがないものである。前記上
部及び下部抵抗体１４，１５は交互に配設しており、抵
抗体を上下に同位層で対向させるものに比し抵抗体間の
鑑隔、抵抗体と環状中空体の上面及び底面との間隔が夫
々流動通路として十分に作用するものである。
して上下交互に配設されているため、前記抵抗体を適宜
の大きさとしておくことにより、脱水起動時には底部に
位置する水が前記間隔１８，１９及び上部抵抗体と下部
抵抗体１４，１５の間隔が通路として作用し、流動し易
くすばやく不均一を補正する様に働きバランスをとり、
且つ危険速度通過時から同期回転時には遠心力で外周部
に移動した水がその上部において前記上部抵抗体１４で
その流動を阻止され、下部においては下部抵抗体１５で
流動を緩和され、全体として流動しにくく水のぶつかり
合いによるバランスのくずれがないものである。前記上
部及び下部抵抗体１４，１５は交互に配設しており、抵
抗体を上下に同位層で対向させるものに比し抵抗体間の
鑑隔、抵抗体と環状中空体の上面及び底面との間隔が夫
々流動通路として十分に作用するものである。
又前記上部抵抗体１４が環状中空体の外面に接し且つ下
部抵抗体１５が外方寄りで前記間隔１８の方が間隔１９
より大なる寸法とすることにより、脱水起動時には水は
広い間隔１８により流動し易く、水が遠心力で外周部に
移動せしめられる危険速度の通過時及び同期回転時には
、前記狭い間隔１９と上部抵抗体１４により水は流動し
‘こくく、流動しすぎによりバランスがくずれることが
防止されるものである。
部抵抗体１５が外方寄りで前記間隔１８の方が間隔１９
より大なる寸法とすることにより、脱水起動時には水は
広い間隔１８により流動し易く、水が遠心力で外周部に
移動せしめられる危険速度の通過時及び同期回転時には
、前記狭い間隔１９と上部抵抗体１４により水は流動し
‘こくく、流動しすぎによりバランスがくずれることが
防止されるものである。
従って本発明は前記環状中空体内に適宜間を有して上下
交互に抵抗体を配設したことにより、抵抗体の寸法精度
をそれほど厳密にしなくとも、脱水起動時には抵抗体と
環状中空体壁面との間隔及び上下抵抗体の間隔が流動通
路として作用し液体が流動し易く、不均一な衣類分布に
対しすばやくバランスをとる働きをし、危険速度通過時
から同期回転時には、遠心力で外周部に移動した液体が
その上部においては前記上部抵抗体で流動を阻止され、
下部においては前記下部抵抗体で流動が抑制され、全体
として流動し‘こく〈流動しすぎによる水のぶつかり合
いがなくバランスがくずれることがない。
交互に抵抗体を配設したことにより、抵抗体の寸法精度
をそれほど厳密にしなくとも、脱水起動時には抵抗体と
環状中空体壁面との間隔及び上下抵抗体の間隔が流動通
路として作用し液体が流動し易く、不均一な衣類分布に
対しすばやくバランスをとる働きをし、危険速度通過時
から同期回転時には、遠心力で外周部に移動した液体が
その上部においては前記上部抵抗体で流動を阻止され、
下部においては前記下部抵抗体で流動が抑制され、全体
として流動し‘こく〈流動しすぎによる水のぶつかり合
いがなくバランスがくずれることがない。
即ち脱水起動時にはすばやくバランスをとり、危険速度
通過時から同期回転時にはそのバランスをくずすことな
く保ち、異常振動の発生を防止できるものである。
通過時から同期回転時にはそのバランスをくずすことな
く保ち、異常振動の発生を防止できるものである。
図面は本発明の実施例を示し、第１図は脱水洗濯機の縦
断面図、第２図は要部拡大断面図、第３図はバランスリ
ングの平面図である。 ２・・・・・・脱水槽、１０・・・・・・バランスリン
グ、１３・・…・液体、１４，１５・・・・・・抵抗体
。 第１図第２図 第３図
断面図、第２図は要部拡大断面図、第３図はバランスリ
ングの平面図である。 ２・・・・・・脱水槽、１０・・・・・・バランスリン
グ、１３・・…・液体、１４，１５・・・・・・抵抗体
。 第１図第２図 第３図
Claims (1)
- １ 脱水槽の上端開口縁に設けられ、環状中空体に液体
を封入してなるバランスリングにおいて、前記環状中空
体内の上面部及び下面部から夫々複数個の抵抗体を交互
に突出せしめたことを特徴とする脱水機のバランスリン
グ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15759282A JPS6018440B2 (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 脱水機のバランスリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15759282A JPS6018440B2 (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 脱水機のバランスリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5849190A JPS5849190A (ja) | 1983-03-23 |
| JPS6018440B2 true JPS6018440B2 (ja) | 1985-05-10 |
Family
ID=15653075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15759282A Expired JPS6018440B2 (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 脱水機のバランスリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6018440B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018097051A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 脱水機 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56174084U (ja) * | 1980-05-26 | 1981-12-22 |
-
1982
- 1982-09-09 JP JP15759282A patent/JPS6018440B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018097051A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 脱水機 |
| CN109937272A (zh) * | 2016-11-24 | 2019-06-25 | 松下知识产权经营株式会社 | 脱水机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5849190A (ja) | 1983-03-23 |
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