JPH0739679A - 自動洗濯機 - Google Patents
自動洗濯機Info
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- JPH0739679A JPH0739679A JP19106893A JP19106893A JPH0739679A JP H0739679 A JPH0739679 A JP H0739679A JP 19106893 A JP19106893 A JP 19106893A JP 19106893 A JP19106893 A JP 19106893A JP H0739679 A JPH0739679 A JP H0739679A
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- ribs
- dehydration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被脱水物のアンバランス分布によって異常振
動をすることを抑制するようにした自動洗濯機におい
て、脱水槽の底面の強度を確保し、補強リブを利用して
下部バランサーを構成し脱水時の振動を小さくする。 【構成】 脱水槽11の上端部に略中空リング状の上部
バランサー12を設け、この脱水槽11の下端部を覆う
脱水槽台14には同心円状の同心状リブ15と放射状の
放射状リブ16とを複数設け、隣接する同心状リブ16
間を覆う脱水槽台14の外径より小さな外径を有する底
板17を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路18a、
18bを形成し、中空閉管路18a、18b内に位置す
る放射状リブ16には底板17とで下貫通孔を形成する
ように切り欠部19を設け、中空閉管路18a、18b
に満たすことのない液体を封入して下部バランサー22
を形成する。
動をすることを抑制するようにした自動洗濯機におい
て、脱水槽の底面の強度を確保し、補強リブを利用して
下部バランサーを構成し脱水時の振動を小さくする。 【構成】 脱水槽11の上端部に略中空リング状の上部
バランサー12を設け、この脱水槽11の下端部を覆う
脱水槽台14には同心円状の同心状リブ15と放射状の
放射状リブ16とを複数設け、隣接する同心状リブ16
間を覆う脱水槽台14の外径より小さな外径を有する底
板17を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路18a、
18bを形成し、中空閉管路18a、18b内に位置す
る放射状リブ16には底板17とで下貫通孔を形成する
ように切り欠部19を設け、中空閉管路18a、18b
に満たすことのない液体を封入して下部バランサー22
を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被脱水物のアンバラン
ス分布によって異常振動をすることを抑制するようにし
た自動洗濯機に関する。
ス分布によって異常振動をすることを抑制するようにし
た自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動洗濯機は図5に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、外槽1は、脱水時の水を
受けるもので、この外槽1の下部に減速機2を固着して
おり、減速機2は外槽1の下部に固着されたモータ3と
ベルトで連結されている。減速機2の駆動軸は二重構造
になっており、外側の軸は外槽1の内部に位置し、脱水
槽4が固定されている。内側の軸は脱水槽4の内部に設
けた撹拌翼5が固定されている。外槽1はサスペンショ
ン6を介して洗濯機本体7の四隅から防振支持されてい
る。上部バランサー8は、脱水槽4の上端開口部に設け
られ、脱水槽4の上端の内周に沿って固設された中空の
環状体よりなる液体収容部8a内に液体9を封入して構
成している。下部バランサー10は、脱水槽4の底部に
固設され、中空の環状体よりなり、作用点は外槽1、減
速機2、モータ3、脱水槽4、撹拌翼5からなる吊り下
げ部の重心Gと一致させ、重心G周りのモーメントの総
和または作用する力の総和を0に近づけることを容易に
して、脱水時のアンバランスによる振動を低減するもの
であった。
受けるもので、この外槽1の下部に減速機2を固着して
おり、減速機2は外槽1の下部に固着されたモータ3と
ベルトで連結されている。減速機2の駆動軸は二重構造
になっており、外側の軸は外槽1の内部に位置し、脱水
槽4が固定されている。内側の軸は脱水槽4の内部に設
けた撹拌翼5が固定されている。外槽1はサスペンショ
ン6を介して洗濯機本体7の四隅から防振支持されてい
る。上部バランサー8は、脱水槽4の上端開口部に設け
られ、脱水槽4の上端の内周に沿って固設された中空の
環状体よりなる液体収容部8a内に液体9を封入して構
成している。下部バランサー10は、脱水槽4の底部に
固設され、中空の環状体よりなり、作用点は外槽1、減
速機2、モータ3、脱水槽4、撹拌翼5からなる吊り下
げ部の重心Gと一致させ、重心G周りのモーメントの総
和または作用する力の総和を0に近づけることを容易に
して、脱水時のアンバランスによる振動を低減するもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、自動洗濯機に
おいては、脱水槽4を回転させ遠心脱水する際に、衣類
の片寄りのため生じるアンバランスが原因で大きな振動
が発生する。この振動を抑制するために脱水槽4の上端
部に上部バランサー8、底面に下部バランサー10を設
けている。
おいては、脱水槽4を回転させ遠心脱水する際に、衣類
の片寄りのため生じるアンバランスが原因で大きな振動
が発生する。この振動を抑制するために脱水槽4の上端
部に上部バランサー8、底面に下部バランサー10を設
けている。
【0005】しかしながら上記従来の構成のものでは、
下部バランサー10を別部品として脱水槽4の底面に取
付けているため、脱水槽4の底面の強度が弱くなり、少
量のアンバランスでも脱水槽4の底面が変形し、外槽1
が大きく振動するという問題があった。
下部バランサー10を別部品として脱水槽4の底面に取
付けているため、脱水槽4の底面の強度が弱くなり、少
量のアンバランスでも脱水槽4の底面が変形し、外槽1
が大きく振動するという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、脱水
槽の底面に補強リブを同心状と放射状に設けて脱水槽の
底面の強度を確保し、補強リブを利用して下部バランサ
ーを構成し振動を小さくすることを第1の目的としてい
る。
槽の底面に補強リブを同心状と放射状に設けて脱水槽の
底面の強度を確保し、補強リブを利用して下部バランサ
ーを構成し振動を小さくすることを第1の目的としてい
る。
【0007】また、上部バランサーの液体の動きよりも
下部バランサーの液体の動きをはやくして、脱水開始時
の外槽の縦振動を適度に抑え、スムーズに起動できるよ
うにし、騒音の増大を防止することを第2の目的として
いる。
下部バランサーの液体の動きをはやくして、脱水開始時
の外槽の縦振動を適度に抑え、スムーズに起動できるよ
うにし、騒音の増大を防止することを第2の目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、上端部に略中空リング状の上部バラ
ンサーを有した円筒状の脱水槽と、前記脱水槽の外側に
位置して脱水時の水を受ける外槽と、前記外槽を洗濯機
本体の四隅からから弾性支持するサスペンションとを備
え、前記脱水槽の下端部を覆う脱水槽台には同心円状の
同心状リブと放射状の放射状リブとを複数設け、隣接す
る同心状リブ間を覆う脱水槽台の外径より小さな外径を
有する底板を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路を形
成し、前記中空閉管路内に位置する放射状リブには前記
底板とで下貫通孔を形成するように切り欠部を設け、前
記中空閉管路に満たすことのない液体を封入して下部バ
ランサーを形成したことを第1の課題解決手段としてい
る。
を達成するために、上端部に略中空リング状の上部バラ
ンサーを有した円筒状の脱水槽と、前記脱水槽の外側に
位置して脱水時の水を受ける外槽と、前記外槽を洗濯機
本体の四隅からから弾性支持するサスペンションとを備
え、前記脱水槽の下端部を覆う脱水槽台には同心円状の
同心状リブと放射状の放射状リブとを複数設け、隣接す
る同心状リブ間を覆う脱水槽台の外径より小さな外径を
有する底板を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路を形
成し、前記中空閉管路内に位置する放射状リブには前記
底板とで下貫通孔を形成するように切り欠部を設け、前
記中空閉管路に満たすことのない液体を封入して下部バ
ランサーを形成したことを第1の課題解決手段としてい
る。
【0009】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段の上部バランサー内に設けた仕切板
の上貫通孔の開口面積よりも下部バランサー内の放射状
リブに設けた下貫通孔の開口面積を大きくしたことを第
2の課題解決手段としている。
第1の課題解決手段の上部バランサー内に設けた仕切板
の上貫通孔の開口面積よりも下部バランサー内の放射状
リブに設けた下貫通孔の開口面積を大きくしたことを第
2の課題解決手段としている。
【0010】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
アンバランスが有る状態で脱水を開始すると、アンバラ
ンスが発生する遠心力によって脱水槽は底面を支点にし
て倒れようとし、底面の強度が弱いと底面が変形して脱
水槽が傾いたまま回転し外槽が大きく振動するが、底面
に設けた補強リブと底板を取り付けて一部に中空閉管路
を構成したため、底面の強度が増大して底面の変形が発
生しないので外槽の振動が増幅されることがなくなる。
また、中空閉管路を利用して下部バランサーを構成した
ことにより脱水槽下部に発生したアンバランスも補正さ
れ、外槽の振動が一層低減される。
アンバランスが有る状態で脱水を開始すると、アンバラ
ンスが発生する遠心力によって脱水槽は底面を支点にし
て倒れようとし、底面の強度が弱いと底面が変形して脱
水槽が傾いたまま回転し外槽が大きく振動するが、底面
に設けた補強リブと底板を取り付けて一部に中空閉管路
を構成したため、底面の強度が増大して底面の変形が発
生しないので外槽の振動が増幅されることがなくなる。
また、中空閉管路を利用して下部バランサーを構成した
ことにより脱水槽下部に発生したアンバランスも補正さ
れ、外槽の振動が一層低減される。
【0011】また、第2の課題解決手段により、洗濯後
アンバランスは、脱水槽の下部に発生する確率が高く、
アンバランスが下部に発生した状態で脱水を開始する
と、アンバランスとアンバランスの反対側に移動した上
部バランサーの液体とで外槽の重心G周りに回転モーメ
ントが構成され、外槽の縦振動が大きくなる傾向がある
が、下部バランサーを設け、かつ下部バランサーの液体
の移動が上部バランサーの液体の移動より速いので、回
転モーメントが大きくなる前に補正が働き、脱水開始時
の外槽の縦振動が低減され、スムーズに共振点を通過す
ることができる。
アンバランスは、脱水槽の下部に発生する確率が高く、
アンバランスが下部に発生した状態で脱水を開始する
と、アンバランスとアンバランスの反対側に移動した上
部バランサーの液体とで外槽の重心G周りに回転モーメ
ントが構成され、外槽の縦振動が大きくなる傾向がある
が、下部バランサーを設け、かつ下部バランサーの液体
の移動が上部バランサーの液体の移動より速いので、回
転モーメントが大きくなる前に補正が働き、脱水開始時
の外槽の縦振動が低減され、スムーズに共振点を通過す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
2を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。
【0013】図に示すように、脱水槽11は、ステンレ
ス鋼板で形成し、この脱水槽11の上端に略中空リング
状の上部バランサー12を設け、液体13として塩水が
封入されている。脱水槽台14は、脱水槽11の下端部
を覆うもので、底面には同心円状の同心状リブ15と放
射状の放射状リブ16とを設けている。底板17は、同
心リブ15a、15bおよび15cを覆うもので、底板
17で覆うことによって中空閉管路18a、18bを形
成している。中空閉管路18a、18b内に存在する放
射状リブ16に切り欠き部19を設け、切り欠き部19
と底板17とで下貫通孔20を構成している。中空閉管
路18a、18b内には液体21として塩水が封入さ
れ、下部バランサー22を形成している。
ス鋼板で形成し、この脱水槽11の上端に略中空リング
状の上部バランサー12を設け、液体13として塩水が
封入されている。脱水槽台14は、脱水槽11の下端部
を覆うもので、底面には同心円状の同心状リブ15と放
射状の放射状リブ16とを設けている。底板17は、同
心リブ15a、15bおよび15cを覆うもので、底板
17で覆うことによって中空閉管路18a、18bを形
成している。中空閉管路18a、18b内に存在する放
射状リブ16に切り欠き部19を設け、切り欠き部19
と底板17とで下貫通孔20を構成している。中空閉管
路18a、18b内には液体21として塩水が封入さ
れ、下部バランサー22を形成している。
【0014】上記構成において動作を説明すると、アン
バランスがある状態で脱水を開始すると、アンバランス
が発生する遠心力によって脱水槽11は脱水槽台14の
底面を支点にして倒れようとする。脱水槽台14の底面
の強度が弱いと底面が変形して脱水槽11が傾いたまま
回転し、外槽1が大きく振動するが、底面に設けた同心
状リブ15と放射状リブ16により構成される補強リブ
と中空閉管路18a、18bによって底面の強度が増大
し、底面の変形が発生しないので外槽1の振動が増幅さ
れることはない。さらに、中空閉管路18a、18bに
液体21として塩水を封入して下部バランサー22を構
成しているので、脱水槽11の下部に発生したアンバラ
ンスも補正され、外槽1の振動が一層低減される。
バランスがある状態で脱水を開始すると、アンバランス
が発生する遠心力によって脱水槽11は脱水槽台14の
底面を支点にして倒れようとする。脱水槽台14の底面
の強度が弱いと底面が変形して脱水槽11が傾いたまま
回転し、外槽1が大きく振動するが、底面に設けた同心
状リブ15と放射状リブ16により構成される補強リブ
と中空閉管路18a、18bによって底面の強度が増大
し、底面の変形が発生しないので外槽1の振動が増幅さ
れることはない。さらに、中空閉管路18a、18bに
液体21として塩水を封入して下部バランサー22を構
成しているので、脱水槽11の下部に発生したアンバラ
ンスも補正され、外槽1の振動が一層低減される。
【0015】つぎに、本発明の第2の実施例を図3を参
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構
成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0016】図に示すように、上部バランサー12は、
内部に仕切板23を設け、この仕切板23は上貫通孔2
4を有している。下部バランサー22は、中空閉管路1
8a、18bで構成され、この下部バランサー22内に
存在する放射状リブ16に設けた切り欠き部19と底板
17とで外側下貫通孔25と内側下貫通孔26とを構成
している。外側下貫通孔25の開口面積は、上貫通孔2
4の2倍になっている。内側下貫通孔26の開口面積は
上貫通孔24の開口面積と等しく構成している。
内部に仕切板23を設け、この仕切板23は上貫通孔2
4を有している。下部バランサー22は、中空閉管路1
8a、18bで構成され、この下部バランサー22内に
存在する放射状リブ16に設けた切り欠き部19と底板
17とで外側下貫通孔25と内側下貫通孔26とを構成
している。外側下貫通孔25の開口面積は、上貫通孔2
4の2倍になっている。内側下貫通孔26の開口面積は
上貫通孔24の開口面積と等しく構成している。
【0017】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明すると、洗濯後アンバランス27は、図4に示す
ように、脱水槽11の下部に発生する確率が高く、アン
バランス27が下部に発生した状態で脱水を開始する
と、アンバランス27とアンバランスの反対側に移動し
た上部バランサー12の液体13とで外槽1の重心G周
りに回転モーメントを構成し、外槽1の縦振動を大きく
しようとするが、外側下貫通孔25の開口面積を上貫通
孔24の2倍に設定したため、下部バランサー22の液
体21の移動が上部バランサー12の液体13の移動よ
り速くなり、回転モーメントが大きくなる前に補正が働
き、外槽1の縦振動が低減されて、スムーズに共振点を
通過することができる。
を説明すると、洗濯後アンバランス27は、図4に示す
ように、脱水槽11の下部に発生する確率が高く、アン
バランス27が下部に発生した状態で脱水を開始する
と、アンバランス27とアンバランスの反対側に移動し
た上部バランサー12の液体13とで外槽1の重心G周
りに回転モーメントを構成し、外槽1の縦振動を大きく
しようとするが、外側下貫通孔25の開口面積を上貫通
孔24の2倍に設定したため、下部バランサー22の液
体21の移動が上部バランサー12の液体13の移動よ
り速くなり、回転モーメントが大きくなる前に補正が働
き、外槽1の縦振動が低減されて、スムーズに共振点を
通過することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、上端部に略中空リング状の上部バランサーを
有した円筒状の脱水槽と、前記脱水槽の外側に位置して
脱水時の水を受ける外槽と、前記外槽を洗濯機本体の四
隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、前記
脱水槽の下端部を覆う脱水槽台には同心円状の同心状リ
ブと放射状の放射状リブとを複数設け、隣接する同心状
リブ間を覆う脱水槽台の外径より小さな外径を有する底
板を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路を形成し、前
記中空閉管路内に位置する放射状リブには前記底板とで
下貫通孔を形成するように切り欠部を設け、前記中空閉
管路に満たすことのない液体を封入して下部バランサー
を形成したから脱水槽の底面の強度が増大し、底面の変
形が発生しないので外槽の振動が増幅されることがな
く、また、中空閉管路内に位置する放射状リブには貫通
孔を設け、中空閉管路に満たすことのない液体を封入し
下部バランサーを構成したことにより、脱水槽の下部に
発生したアンバランスも補正され外槽の振動が一層低減
される。また、下部バランサーを別部品として構成する
よりも低コスト化が図れる。
によれば、上端部に略中空リング状の上部バランサーを
有した円筒状の脱水槽と、前記脱水槽の外側に位置して
脱水時の水を受ける外槽と、前記外槽を洗濯機本体の四
隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、前記
脱水槽の下端部を覆う脱水槽台には同心円状の同心状リ
ブと放射状の放射状リブとを複数設け、隣接する同心状
リブ間を覆う脱水槽台の外径より小さな外径を有する底
板を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路を形成し、前
記中空閉管路内に位置する放射状リブには前記底板とで
下貫通孔を形成するように切り欠部を設け、前記中空閉
管路に満たすことのない液体を封入して下部バランサー
を形成したから脱水槽の底面の強度が増大し、底面の変
形が発生しないので外槽の振動が増幅されることがな
く、また、中空閉管路内に位置する放射状リブには貫通
孔を設け、中空閉管路に満たすことのない液体を封入し
下部バランサーを構成したことにより、脱水槽の下部に
発生したアンバランスも補正され外槽の振動が一層低減
される。また、下部バランサーを別部品として構成する
よりも低コスト化が図れる。
【0019】また、上部バランサー内に設けた仕切板の
上貫通孔の開口面積よりも下部バランサー内の放射状リ
ブに設けた下貫通孔の開口面積を大きくしたから、下部
バランサーの液体の移動を上部バランサーの液体の移動
より速くでき、回転モーメントが大きくなる前に補正を
働らかせ、脱水開始時の外槽の縦振動を低減してスムー
ズに共振点を通過させることができ、更に低振動、低騒
音化を図ることができる。
上貫通孔の開口面積よりも下部バランサー内の放射状リ
ブに設けた下貫通孔の開口面積を大きくしたから、下部
バランサーの液体の移動を上部バランサーの液体の移動
より速くでき、回転モーメントが大きくなる前に補正を
働らかせ、脱水開始時の外槽の縦振動を低減してスムー
ズに共振点を通過させることができ、更に低振動、低騒
音化を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の自動洗濯機の断面図
【図2】同自動洗濯機の脱水槽の分解斜視図
【図3】本発明の第2の実施例の自動洗濯機の脱水槽の
断面図
断面図
【図4】同自動洗濯機の振動系をモデル化した図
【図5】従来の自動洗濯機の断面図
1 外槽 6 サスペンション 11 脱水槽 12 上部バランサー 14 脱水槽台 15 同心状リブ 16 放射状リブ 17 底板 18a 中空閉管路 18b 中空閉管路 19 切り欠き部 20 下貫通孔 21 液体 22 下部バランサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 勝昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 上端部に略中空リング状の上部バランサ
ーを有した円筒状の脱水槽と、前記脱水槽の外側に位置
して脱水時の水を受ける外槽と、前記外槽を洗濯機本体
の四隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、
前記脱水槽の下端部を覆う脱水槽台には同心円状の同心
状リブと放射状の放射状リブとを複数設け、隣接する同
心状リブ間を覆う脱水槽台の外径より小さな外径を有す
る底板を少なくとも1箇所に設けて中空閉管路を形成
し、前記中空閉管路内に位置する放射状リブには前記底
板とで下貫通孔を形成するように切り欠部を設け、前記
中空閉管路に満たすことのない液体を封入して下部バラ
ンサーを形成した自動洗濯機。 - 【請求項2】 上部バランサー内に設けた仕切板の上貫
通孔の開口面積よりも下部バランサー内の放射状リブに
設けた下貫通孔の開口面積を大きくした請求項1記載の
自動洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19106893A JPH0739679A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 自動洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19106893A JPH0739679A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 自動洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739679A true JPH0739679A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16268344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19106893A Pending JPH0739679A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 自動洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739679A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110009533A (ko) * | 2009-07-22 | 2011-01-28 | 엘지전자 주식회사 | 세탁물 처리기기 |
US20150121968A1 (en) * | 2013-11-05 | 2015-05-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Balancer and washing machine having the same |
CN105155214A (zh) * | 2015-08-05 | 2015-12-16 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 洗衣机 |
CN106757992A (zh) * | 2015-11-19 | 2017-05-31 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种洗衣机内桶及洗衣机 |
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