JP2507008B2 - 脱水洗濯機 - Google Patents

脱水洗濯機

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JP2507008B2 JP63317458A JP31745888A JP2507008B2 JP 2507008 B2 JP2507008 B2 JP 2507008B2 JP 63317458 A JP63317458 A JP 63317458A JP 31745888 A JP31745888 A JP 31745888A JP 2507008 B2 JP2507008 B2 JP 2507008B2
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徹 広瀬
幸延 大道
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章 片岡
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は衣類等の洗濯・脱水を行う脱水洗濯機の振
動抑制に関するものである。
従来の技術 従来この種の洗濯機は、第3図の様な構造になってい
た。すなわち、図において1は脱水洗濯機の本体、2は
内周壁に複数個の脱水孔3を形成した洗濯兼脱水槽、4
は洗濯兼脱水槽2を内部に回転自在に設置した洗濯受け
槽、5は洗濯兼脱水槽2の中央底部に設けた撹拌翼、6
は伝達機構部で内部に洗濯時のブレーキを内蔵してい
る。7は前記外槽4の底部に取り付けられたモータで、
このモータ7の動力はモータプーリ8・ベルト9・イン
ペラプーリ10を介して撹拌翼5に伝達される。11は本体
1より吊り下げられた防振機構で、洗濯受け槽4を本体
1より吊り下げ防振支持している。12は洗濯兼脱水槽1
の上部に取り付けられた流体バランサーであり、その内
部には塩水が封入されており、又、塩水の動きを制御す
るために適当間隔に抵抗板が設けられている。
この構成の脱水洗濯機は、被脱水物の偏りにより洗濯
兼脱水槽2が振れ回り洗濯受け槽4が激しく振動する。
この時流体バランサー12の中の塩水は被脱水物の偏りを
打ち消す方向に移動し洗濯兼脱水槽2の振動を抑制する
ように働く。しかし、この流体バランサー12は定常回転
時には有効に働くが、起動時には逆に振動を大きくする
ように作用する。定常時においても原理上、流体バラン
サー12によって振動を無くすことは不可能である。この
ように従来の脱水洗濯機は、洗濯受け槽4が起動時に激
しく振れ回り、騒音・製品寿命等に悪影響を及ぼしてい
る。
発明が解決しようとする課題 従来したように、従来の脱水洗濯機では、被脱水物で
ある衣類等の偏りにより洗濯兼脱水槽2が回転する時に
大きな振動を起こし、時に起動時には激しく洗濯受け槽
4が振れ回る。又、定常時には流体バランサー12が有効
に働き、洗濯受け槽4の振動を抑制はするが原理上振動
を無くすことはできず、衣類等の偏り具合いによっては
洗濯受け槽4が大きく振動することがある。洗濯受け槽
4は本体1に懸垂防振支持されているので、本体1に伝
わる振動は軽減されるが充分ではなく、起動時、定常時
での洗濯受け槽4の振動が騒音の原因となり、低騒音化
を検討するときの大きな問題となっている。
本発明は、この様な課題を解決し、脱水起動時・定常
時の洗濯受け槽の振れ回り振動を減少させ大幅な低騒音
化を図ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽を内包して本体内に防振的に懸垂
支持されるとともに、駆動機構を取り付けた洗濯受け槽
と、洗濯兼脱水槽内の布アンバランスによる上記洗濯受
け槽の振動の大きさ及び振動の形態を検出する振動検出
手段と、洗濯兼脱水槽の振動振幅の時間的変化と回転位
置との関係を検出する回転検出手段と、上記振動検出手
段と回転検出手段からの出力をもとに布のアンバランス
の位置と大きさを演算する演算手段と、上記洗濯兼脱水
槽に周方向移動自在に設けた磁性材よりなる重りと、こ
の重りの移動軌跡に近接して円形に配置され、上記演算
手段からの出力にもとづいて励磁制御される複数のコイ
ルとを備え、アンバランスを打ち消す側に上記重りを磁
気的に移動制御するようにしたものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
洗濯兼脱水槽の中の衣類などが偏った状態で洗濯兼脱
水槽が脱水回転を始めると、アンバランスのため洗濯兼
脱水槽が振れ回りながら回転し洗濯受け槽が振れ回り振
動を起こす。このとき、洗濯受け槽の振動の大きさ及び
振動の形態を振動検出手段で、また振動振幅の時間的変
化と回転位置との関係を回転検出手段で検出それぞれ検
出して、それらの検出結果をもとに布のアンバランスの
位置と大きさを演算手段で演算し、複数のコイルを励磁
制御する。したがって、磁性材よりなる重りはアンバラ
ンスを打ち消す側に磁気的に移動する。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の第一の実施例における脱水洗濯機の
正面断面図、第2図は同平面図を示すものである。図に
おいて、1〜11は第3図に示した従来例の部材と同一で
あるのでその説明を略す。21は振動検出素子であり、二
個の検出素子21a・21bが洗濯受け槽4の上部と下部に径
方向の振動を検出するように取り付けられている。22は
洗濯受け槽4の上端部に取り付けられた回転検出器であ
り、洗濯兼脱水槽2の上端外周に取り付けられた反射板
23より反射する光を検出し回転数及び回転位置を検出す
る原理になっている。24は洗濯兼脱水槽2に取り付けら
れた重り移動装置であり、洗濯兼脱水槽2の外周上部及
び下部に固着されている。それぞれの重り移動装置24は
洗濯兼脱水槽2の外周に固着されたリング状のレール部
25とレール部25の上を移動可能な重り26と、洗濯受け槽
4の外周に前記レール部25と対じするように設置され、
これより発生する磁界によって重り26と磁気的に結合す
るコイル28を有する重り駆動部27とによって構成されて
いる。
次にこの構成による脱水洗濯機の作用に付いて詳細に
説明する。洗濯が終わり次に洗濯兼脱水槽2を回転させ
脱水行程が始まるとき、衣類などの洗濯物が偏っている
ため洗濯兼脱水槽2が振れ回り振動を起こしながら回転
を始める、この時洗濯受け槽4に取り付けた二つの振動
検出素子21a・21bで振動を測定することにより洗濯受け
槽4の振動の大きさ及びその振動の形態を知る事ができ
る。又同時に振動振幅の時間的変化と洗濯兼脱水槽2の
回転位置との関係を回転検出器22を用いることによって
定量化すれば衣類などの偏りの量と位置を確定すること
が可能になる。すなわち、洗濯受け槽4の振動の大きさ
と形態及び、そのときの洗濯兼脱水槽2の回転位置を同
時に測定し適当な演算をすれば衣類などによるアンバラ
ンス量の位置と大きさを確定することができる。そして
このアンバランス量を打ち消すように洗濯兼脱水槽2に
取り付けた四つの重り26を移動させることにより衣類な
どのアンバランスが打ち消され洗濯兼脱水槽2の振れ回
り振動がほとんど生じなくなる。起動回転時及び定常回
転時にかかわらず、アンバランスを打ち消すことができ
るため、起動から定常まで振動のほとんど生じない運転
が可能になる。アンバランス量の位置と大きさを決める
演算は本体1内に収納された小型の演算器29を用いて瞬
時に実行が出来る。
アンバランス量の算出方法の原理に付いて簡単に説明
する。洗濯兼脱水槽2及び洗濯受け槽4が剛体と仮定す
ると洗濯受け槽4の振動モードと大きさは二箇所の振動
の大きさを位相を含めて測定することによって知ること
が出来る。そしてこれらの振動モードの大きさは半径方
向の並進モードと重心を中心とした回転モードの成分に
分けられる。洗濯兼脱水槽2を含めた洗濯受け槽4の重
量と重心回りの回転振動モードに対応する慣性を予め測
定しておけば並進モードの振動の大きさと重量から重心
の位置に換算されたアンバランス量が算出できる。又回
転モードの大きさと慣性から重心回りのモーメントとし
て働くアンバランス量が算出できる。そしてこの二つの
アンバランス量から衣類などの偏りによるアンバランス
量の位置と大きさを算出することが出来る。つぎに重り
移動の方法に就いて述べる。第2図は洗濯兼脱水槽2に
取り付けた重り移動装置24の平面断面図でありレール部
25と駆動部27によって構成されている。レール部25は中
空のリング形のパイプで出来ており内部に2個の重り26
が内蔵されている。この重り26は磁性体で出来ている。
駆動部27には16本のコイル28が放射状に配置されてい
る。このコイル28を順次励磁することにより回転磁界を
発生させ、磁気的に結合した重り26を任意の位置に移動
させることが出来る。
発明の効果 以上のように本発明は、洗濯兼脱水槽内の布アンバラ
ンスによる洗濯受け槽の振動の大きさ及び振動の形態を
検出する振動検出手段と、洗濯兼脱水槽の振動振幅の時
間的変化と回転位置との関係を検出する回転検出手段
と、上記振動検出手段と回転検出手段からの出力をもと
に布のアンバランスの位置と大きさを演算する演算手段
と、上記洗濯兼脱水槽に周方向移動自在に設けた磁性材
よりなる重りと、この重りの移動軌跡に近接して円形に
配置され、上記演算手段からの出力にもとづいて励磁制
御される複数のコイルとを備え、アンバランスを打ち消
す側に上記重りを磁気的に移動制御するようにしたか
ら、起動から定常運転時までほとんどのアンバランスを
打ち消すことができ振動の非常に小さい遠心脱水機を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の遠心脱水機の縦断面図、第
2図は同重り駆動装置の平面断面図、第3図は従来の遠
心脱水機の縦断面図である。 21……振動検出素子、22……回転検出機、24……重り移
動装置、2……洗濯兼脱水槽、4……洗濯受け槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−280887(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を内包
    して本体内に防振的に懸垂支持されるとともに、駆動機
    構を取り付けた洗濯受け槽と、洗濯兼脱水槽内の布アン
    バライスによる上記洗濯受け槽の振動の大きさ及び振動
    の形態を検出する振動検出手段と、洗濯兼脱水槽の振動
    振幅の時間的変化と回転位置との関係を検出する回転検
    出手段と、上記振動検出手段と回転検出手段からの出力
    をもとに布のアンバランスの位置と大きさを演算する演
    算手段と、上記洗濯兼脱水槽に周方向移動自在に設けた
    磁性材よりなる重りと、この重りの移動軌跡に近接して
    円形に配置され、上記演算手段からの出力にもとづいて
    励磁制御される複数のコイルとを備え、アンバランスを
    打ち消す側に上記重りを磁気的に移動制御するようにし
    た脱水洗濯機。
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