JPS6018396B2 - 固定化ラクタ−ゼによる乳糖分解液の製造方法 - Google Patents
固定化ラクタ−ゼによる乳糖分解液の製造方法Info
- Publication number
- JPS6018396B2 JPS6018396B2 JP55151100A JP15110080A JPS6018396B2 JP S6018396 B2 JPS6018396 B2 JP S6018396B2 JP 55151100 A JP55151100 A JP 55151100A JP 15110080 A JP15110080 A JP 15110080A JP S6018396 B2 JPS6018396 B2 JP S6018396B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lactose
- lactase
- immobilized
- concentration
- whey
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固定化ラクターゼによる乳糖分解液の製造法に
関する。
関する。
より詳しくはアスベルギルス・オリーゼ($pergl
lusoひzae)起源のラクターゼを共有結合により
固定化した固定化ラクターゼを用いてミルク類やホェー
類等の乳糖含有液中の乳糖を分解し、乳糖分解液を有利
に製造する方法に関する。ラクターゼ(8ーガラクトシ
ダーゼ)(酵素番号3、2、1、23)は乳糖(ラクト
ース)をD−グルコースとDーガラクトースに加水分解
する酵素である。
lusoひzae)起源のラクターゼを共有結合により
固定化した固定化ラクターゼを用いてミルク類やホェー
類等の乳糖含有液中の乳糖を分解し、乳糖分解液を有利
に製造する方法に関する。ラクターゼ(8ーガラクトシ
ダーゼ)(酵素番号3、2、1、23)は乳糖(ラクト
ース)をD−グルコースとDーガラクトースに加水分解
する酵素である。
ラクターゼの工業的利用対象は大別すると二つある。一
つは乳糖不耐症者および弱耐症者のためにミルク中の乳
糖を分解して消化の良いミルクを製造することであり、
もう一つはホェー(乳嫌)中の乳糖を分解し、ホェーを
新しい甘味剤あるいは新しい飲食品原料として利用でき
る様にすることである。経済的に有利にかつ効率的に酵
素を利用するには酵素を固定化することである。
つは乳糖不耐症者および弱耐症者のためにミルク中の乳
糖を分解して消化の良いミルクを製造することであり、
もう一つはホェー(乳嫌)中の乳糖を分解し、ホェーを
新しい甘味剤あるいは新しい飲食品原料として利用でき
る様にすることである。経済的に有利にかつ効率的に酵
素を利用するには酵素を固定化することである。
酵素を固定化すると、本来均一水溶液反応の触媒である
酵素を反復および連続使用することが可能になり、生成
物に酵素蛋白質が混入してしまう事もない。工業的利用
上優れた固定化ラクターゼが有すべき条件については、
天然基質である乳糖に対する分解力が高く、酸性ホヱー
、スイートホェー、還元ホェー等のホェ類および全脂乳
や脱脂乳(スキムミルク)等のミルク糖中の乳糖をそれ
ぞれのpH値で分解でき、長時間の連続使用に耐えるこ
とによって高い生産性を与えると共に殺菌剤等の薬品に
対るする耐性も強いことなどが重要な条件となる。この
様な条件を満し真に優れた固定化ラクターゼの例として
本発明者らはアスベルギルス・オリーゼ起源のラクター
ゼをマクロ多孔性の両性あるいは陰イオン交換樹脂に共
有結合で固定化した固定化ラクターゼを開発し、開示し
て釆た。(例えば、特顕昭54一127754号明細書
;特関昭56−51斑4号公報、および袴願昭55一4
5044号明細書:特関昭56一14089び号公報)
アスベルギルス・オリーゼ起源のうクターゼは酵母起源
、大腸菌起源あるいはアスベルギルス・ニガー起源のラ
クターゼに比べて作用pH領域および安定pH領域が広
く、種々のホェー類およびミルク類中の乳糖に対してそ
の各々の餌において活性を有し、かつ耐熱性にも優れて
いる。従ってアスベルギルス・オリーゼ起源のラクター
ゼをこのラクターゼに適した固定化法でもつて固定化す
ると工業的利用上きわめて優れた固定化ラクターゼが得
られるのである。かくしアスベルギルス・オリーゼ起源
のラクターゼを共有結合により固定化した固定化ラクタ
−ゼを用いてホェー類あるいはミルク類等の乳糖含有液
中の乳糖を分解し、乳糖分解液を製造するに際して乳糖
含有液中の乳糖の濃度が通常のミルク類あるいはホェー
類中の濃度よりも高い濃度、すなわち7%ないし16%
の状態で乳糖を分解すれば非常に有利であることを見し
、出し本発明を完成した。
酵素を反復および連続使用することが可能になり、生成
物に酵素蛋白質が混入してしまう事もない。工業的利用
上優れた固定化ラクターゼが有すべき条件については、
天然基質である乳糖に対する分解力が高く、酸性ホヱー
、スイートホェー、還元ホェー等のホェ類および全脂乳
や脱脂乳(スキムミルク)等のミルク糖中の乳糖をそれ
ぞれのpH値で分解でき、長時間の連続使用に耐えるこ
とによって高い生産性を与えると共に殺菌剤等の薬品に
対るする耐性も強いことなどが重要な条件となる。この
様な条件を満し真に優れた固定化ラクターゼの例として
本発明者らはアスベルギルス・オリーゼ起源のラクター
ゼをマクロ多孔性の両性あるいは陰イオン交換樹脂に共
有結合で固定化した固定化ラクターゼを開発し、開示し
て釆た。(例えば、特顕昭54一127754号明細書
;特関昭56−51斑4号公報、および袴願昭55一4
5044号明細書:特関昭56一14089び号公報)
アスベルギルス・オリーゼ起源のうクターゼは酵母起源
、大腸菌起源あるいはアスベルギルス・ニガー起源のラ
クターゼに比べて作用pH領域および安定pH領域が広
く、種々のホェー類およびミルク類中の乳糖に対してそ
の各々の餌において活性を有し、かつ耐熱性にも優れて
いる。従ってアスベルギルス・オリーゼ起源のラクター
ゼをこのラクターゼに適した固定化法でもつて固定化す
ると工業的利用上きわめて優れた固定化ラクターゼが得
られるのである。かくしアスベルギルス・オリーゼ起源
のラクターゼを共有結合により固定化した固定化ラクタ
−ゼを用いてホェー類あるいはミルク類等の乳糖含有液
中の乳糖を分解し、乳糖分解液を製造するに際して乳糖
含有液中の乳糖の濃度が通常のミルク類あるいはホェー
類中の濃度よりも高い濃度、すなわち7%ないし16%
の状態で乳糖を分解すれば非常に有利であることを見し
、出し本発明を完成した。
すなわち、アスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼ
を共有結合により固定化した固定化ラクターゼによる乳
糖の連続または繰り返し分解反応時の固定化ラクターゼ
の寿命は、同一温度においては基質液中の乳糖濃度が高
くなると共に長くなることを見出した。
を共有結合により固定化した固定化ラクターゼによる乳
糖の連続または繰り返し分解反応時の固定化ラクターゼ
の寿命は、同一温度においては基質液中の乳糖濃度が高
くなると共に長くなることを見出した。
また固定化ラクターゼを乳糠液に浸潰して測定した熱安
定性すなわち活性が半減するまでの時間も同一温度では
乳糖濃度が高い程長い。また連続分解反応時における単
位時間当りのグルコース生成の絶対量も高濃度基質ほど
多くなる。従ってミルク類あるいはホェ−類中の乳糖の
分解をアスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼを共
有結合により固定化した固定化ラクターゼを用いて行う
場合は乳糖含有濃度を高くして行うのが有利である。自
然に得られるミルク類およびホェー類の乳糖濃度は産地
や調製条件によっていく分変るとは言え、通常約4.5
%ないし約5.5%の間であらるのが普通である。この
濃度よりも薄い濃度で用いることは実際上殆んどありえ
ない。通常の乳糖濃度で固定化ラクターゼの基質として
用いてもよいがより有利には通常のミルク類あるいはホ
ェー類中の乳糖濃度よりも高い濃度、すなわち約5.5
%よりも高い濃度の基質液を調製し、固定化ラクターゼ
による酵素反応に供するのがよい。乳糖濃度は高い程よ
いとは言え、乳糖の溶解度の問題もあり、また基質の乳
糖含有液は通常蛋白質その他の固形分を含んでいること
が多いから粘度も高くなりカラム反応の場合圧頃が大き
くなる。結局、最も好ましい乳糖濃度は7%ないし16
%程度である。通常のミルクあるいはホヱーを乳糖濃度
が7%ないし16%程度になるように波縮するかあるい
は還元ホェー、還元脱脂乳あるいは還元全脂乳等の粉末
を乳糖の濃度が通常の2倍ないし3倍程度、すなわち7
%ないし16%程度になる様に溶解した液を基質として
用いるのが実際的である。16%以上の高濃度で反応を
行っても本発明の趣旨に反しない事は当然である。
定性すなわち活性が半減するまでの時間も同一温度では
乳糖濃度が高い程長い。また連続分解反応時における単
位時間当りのグルコース生成の絶対量も高濃度基質ほど
多くなる。従ってミルク類あるいはホェ−類中の乳糖の
分解をアスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼを共
有結合により固定化した固定化ラクターゼを用いて行う
場合は乳糖含有濃度を高くして行うのが有利である。自
然に得られるミルク類およびホェー類の乳糖濃度は産地
や調製条件によっていく分変るとは言え、通常約4.5
%ないし約5.5%の間であらるのが普通である。この
濃度よりも薄い濃度で用いることは実際上殆んどありえ
ない。通常の乳糖濃度で固定化ラクターゼの基質として
用いてもよいがより有利には通常のミルク類あるいはホ
ェー類中の乳糖濃度よりも高い濃度、すなわち約5.5
%よりも高い濃度の基質液を調製し、固定化ラクターゼ
による酵素反応に供するのがよい。乳糖濃度は高い程よ
いとは言え、乳糖の溶解度の問題もあり、また基質の乳
糖含有液は通常蛋白質その他の固形分を含んでいること
が多いから粘度も高くなりカラム反応の場合圧頃が大き
くなる。結局、最も好ましい乳糖濃度は7%ないし16
%程度である。通常のミルクあるいはホヱーを乳糖濃度
が7%ないし16%程度になるように波縮するかあるい
は還元ホェー、還元脱脂乳あるいは還元全脂乳等の粉末
を乳糖の濃度が通常の2倍ないし3倍程度、すなわち7
%ないし16%程度になる様に溶解した液を基質として
用いるのが実際的である。16%以上の高濃度で反応を
行っても本発明の趣旨に反しない事は当然である。
本発明の特定の方法は乳糖含有液が塩や蛋白質を殆んど
含まない乳糖液、脱塩ホェー、脱蛋白ホェーあるいは脱
蛋白脱脂乳等にも適用できる。
含まない乳糖液、脱塩ホェー、脱蛋白ホェーあるいは脱
蛋白脱脂乳等にも適用できる。
アスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼを共有結合
によって固定化した固定化ラクターゼは本来非常に安定
で連続反応時の寿命も長い。とりわけ低温では安定で半
減期は数年から1世軍程度になることがある。しかし、
高温で高い活性の状態で高い反応速度で用いると固定化
ラクターゼの安定性は低下し寿命は短くなる。
によって固定化した固定化ラクターゼは本来非常に安定
で連続反応時の寿命も長い。とりわけ低温では安定で半
減期は数年から1世軍程度になることがある。しかし、
高温で高い活性の状態で高い反応速度で用いると固定化
ラクターゼの安定性は低下し寿命は短くなる。
結局この様な反応条件の際に本発明における反応条件す
なわち高乳糖濃度における乳糖分解液の製造方法を適用
すると非常に意味深し、。具体的には本発明の方法は4
0℃以上、とりわけ50℃程度以上の反応に対して特に
意義深い。酵素活性を有している限り温度の上限は特に
ないが、実際には6ぴ0より高い温度では急速に失活し
実用的意味は殆んどない。本発明が適用できるラクター
ゼはアスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼであれ
ば良く、すでに2、3市販されている。
なわち高乳糖濃度における乳糖分解液の製造方法を適用
すると非常に意味深し、。具体的には本発明の方法は4
0℃以上、とりわけ50℃程度以上の反応に対して特に
意義深い。酵素活性を有している限り温度の上限は特に
ないが、実際には6ぴ0より高い温度では急速に失活し
実用的意味は殆んどない。本発明が適用できるラクター
ゼはアスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼであれ
ば良く、すでに2、3市販されている。
そのなかで特に活性の至適pHが母4.5なし、しPH
5にあり、PH4.ふ30℃において乳糖を基質に用い
た場合のミカェリス定数Kの=0.1±0.06hol
e/そなる数値を有するアスベルギルス・オリーゼ起源
のラクターゼが工業的利用に非常に適している。固定化
された固定化ラクターゼが有意の活性を持っている限り
共有結合の方法には特に制限はない。これまでに公知の
共有結合法、または包括凝集法等いずれの方法による「
ラクターゼを共有結合で高分子化合物に結合させた固定
化ラクターゼ」も、ミルク類やホェー類等の様に高イオ
ン強度の基質液に用いた場合さえ、酵素の脱欧がなく工
業的な使用が可能である。
5にあり、PH4.ふ30℃において乳糖を基質に用い
た場合のミカェリス定数Kの=0.1±0.06hol
e/そなる数値を有するアスベルギルス・オリーゼ起源
のラクターゼが工業的利用に非常に適している。固定化
された固定化ラクターゼが有意の活性を持っている限り
共有結合の方法には特に制限はない。これまでに公知の
共有結合法、または包括凝集法等いずれの方法による「
ラクターゼを共有結合で高分子化合物に結合させた固定
化ラクターゼ」も、ミルク類やホェー類等の様に高イオ
ン強度の基質液に用いた場合さえ、酵素の脱欧がなく工
業的な使用が可能である。
また、純乳糖液や、脱塩・脱蛋白ホェーの様にイオン強
度の低い基質液の場合には、公知の吸着法によって調製
された固定化ラクターゼも使用できる。共有結合法の特
に好ましい担体としてはアミ/基もしくは/および置換
アミ/基ならびにカルボキシル基を有するマクロ多孔性
フヱ/ールホルマリン系の両性イオン交灘樹脂、比較的
好ましい迫体としてアミノ基または/および置換ァミノ
基を有するマクロ多孔性のフェノールホルマリン系弱塩
基性陰イオン交換樹脂あるいは、アミノ基または/およ
び直換アミノ基を有するマクロ多孔性ポリスチレン系弱
塩基性陰イオン交擬樹脂等がある。また官能基として水
酸基のみを有する樹脂あるいは不溶I性多糖類も共有結
合法の坦体として利用できる。少くともアミ/基、また
は/および置換アミ/基ならびにカルボキシル基を有す
る高分子化合物を包括・擬築資材とし多官能性架橋剤で
この高分子化合物にラクターゼを共有結合しながら包括
・擬築した固定化うクターゼなども優れた性質を有し、
本発明の方法が有効に適用できる。上記の博捜アミノ基
は公知の通常一般のr共有結合法による固定イQ酵素に
おける担体が有するもの」で十分である。乳糖の分解反
応方式には特に制限はなく、反応液を固体触媒に接触さ
せるという通常の反応方式で十分である。反応器システ
ムとしては回分式、カラム式およびそれらの変法等いず
れの方式でもよいが本発明において使用する固定化ラク
ターゼが通常粒子状であり、工業的製造規模を考嫌する
と、菱鷹のスケール、反応速度、操作性等の点から充填
床カラム反応器が最も有利である。
度の低い基質液の場合には、公知の吸着法によって調製
された固定化ラクターゼも使用できる。共有結合法の特
に好ましい担体としてはアミ/基もしくは/および置換
アミ/基ならびにカルボキシル基を有するマクロ多孔性
フヱ/ールホルマリン系の両性イオン交灘樹脂、比較的
好ましい迫体としてアミノ基または/および置換ァミノ
基を有するマクロ多孔性のフェノールホルマリン系弱塩
基性陰イオン交換樹脂あるいは、アミノ基または/およ
び直換アミノ基を有するマクロ多孔性ポリスチレン系弱
塩基性陰イオン交擬樹脂等がある。また官能基として水
酸基のみを有する樹脂あるいは不溶I性多糖類も共有結
合法の坦体として利用できる。少くともアミ/基、また
は/および置換アミ/基ならびにカルボキシル基を有す
る高分子化合物を包括・擬築資材とし多官能性架橋剤で
この高分子化合物にラクターゼを共有結合しながら包括
・擬築した固定化うクターゼなども優れた性質を有し、
本発明の方法が有効に適用できる。上記の博捜アミノ基
は公知の通常一般のr共有結合法による固定イQ酵素に
おける担体が有するもの」で十分である。乳糖の分解反
応方式には特に制限はなく、反応液を固体触媒に接触さ
せるという通常の反応方式で十分である。反応器システ
ムとしては回分式、カラム式およびそれらの変法等いず
れの方式でもよいが本発明において使用する固定化ラク
ターゼが通常粒子状であり、工業的製造規模を考嫌する
と、菱鷹のスケール、反応速度、操作性等の点から充填
床カラム反応器が最も有利である。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するがそ
の趣旨を越えない限り以下の実施例によって限定される
ものではない。
の趣旨を越えない限り以下の実施例によって限定される
ものではない。
なお実施例中に記載されている固定化ラクターゼの活性
測定は次の方法で行ったものである。0.09M濃度の
酢酸塩緩衝液液(pH4.5)に溶かした13.XW′
V)%濃度の乳糖溶液30の‘に0.2の‘程度の固定
化ラクターゼを浸綾し、30℃で15分間往復振濠(1
0びpm以上、猿中3.&沫以上)しながら反応させ、
生成したグルコース土をグルコースオキシダーゼーパー
オキシダーゼ−色素系を用いて定量する。
測定は次の方法で行ったものである。0.09M濃度の
酢酸塩緩衝液液(pH4.5)に溶かした13.XW′
V)%濃度の乳糖溶液30の‘に0.2の‘程度の固定
化ラクターゼを浸綾し、30℃で15分間往復振濠(1
0びpm以上、猿中3.&沫以上)しながら反応させ、
生成したグルコース土をグルコースオキシダーゼーパー
オキシダーゼ−色素系を用いて定量する。
1分間に1山moleのグルコースを生成する酵素量を
1単位(11LU)とする。
1単位(11LU)とする。
また固定化ラクターゼの乾燥重量は次の様に測定する。
すなわち、反応終了後固定化ラクターゼを炉別し、50
qoで8時間以上減圧乾燥した後1.虫篭間以上室溢(
18〜2yC)のデシケーター中に放置後重量測定を行
い、恒量に達していることを確認した後この値を固定化
ラクターゼの乾燥重量とする。固定化ラクターゼの活性
はグラム乾燥重量当りの単位(ILU/夕‐IMは)で
表示する。なお特別の場合のみ体積当りの単位(IML
/泌‐IML)で表示した。実施例 1 イオン交換基としてポリエチレンポリアミン基とカルボ
キシメチル基を有するマクロ多孔性フヱ/ールホルマリ
ン系両性イオン交換樹脂(粒子径250山ないし840
r)を迫体とし、この担体にアスベルギルス・オリーゼ
起源のラクターゼをグルタルアルデヒドによる共有結合
で固定化した固定化ラクターゼがある。
すなわち、反応終了後固定化ラクターゼを炉別し、50
qoで8時間以上減圧乾燥した後1.虫篭間以上室溢(
18〜2yC)のデシケーター中に放置後重量測定を行
い、恒量に達していることを確認した後この値を固定化
ラクターゼの乾燥重量とする。固定化ラクターゼの活性
はグラム乾燥重量当りの単位(ILU/夕‐IMは)で
表示する。なお特別の場合のみ体積当りの単位(IML
/泌‐IML)で表示した。実施例 1 イオン交換基としてポリエチレンポリアミン基とカルボ
キシメチル基を有するマクロ多孔性フヱ/ールホルマリ
ン系両性イオン交換樹脂(粒子径250山ないし840
r)を迫体とし、この担体にアスベルギルス・オリーゼ
起源のラクターゼをグルタルアルデヒドによる共有結合
で固定化した固定化ラクターゼがある。
(活性8901LU/夕−IML)この固定化ラクター
ゼ9.5の‘づつを同じ大きさの3本の外套管付きカラ
ムに充填し、カラム温度を55℃に保ちながら、乳糖濃
度を5%、10%および15%に調整したスキムミルク
液(pH6.65)を各カラムに空間速度SV=1皿r
‐1で流下した。毎日の基質液通液時間を4時間とし、
その後は固定化ラクターゼの殺菌剤水溶液への浸糟によ
る殺菌と洗浄を行うというサイクルを20日間続けた。
殺菌・洗浄による活性の低下はないことは別に確かめら
れている。第1日目の分解率は乳糖濃度5%、10%お
よび15%のスキムミルクに対して各々89%、80%
および66%であった。この時のグルコース生成量は順
に4.2夕/hr、7.6夕/hrおよび9.4夕/h
rであった。10日目で各々77%、75%および63
%で20日目は各々59%、60%および59%であっ
た。
ゼ9.5の‘づつを同じ大きさの3本の外套管付きカラ
ムに充填し、カラム温度を55℃に保ちながら、乳糖濃
度を5%、10%および15%に調整したスキムミルク
液(pH6.65)を各カラムに空間速度SV=1皿r
‐1で流下した。毎日の基質液通液時間を4時間とし、
その後は固定化ラクターゼの殺菌剤水溶液への浸糟によ
る殺菌と洗浄を行うというサイクルを20日間続けた。
殺菌・洗浄による活性の低下はないことは別に確かめら
れている。第1日目の分解率は乳糖濃度5%、10%お
よび15%のスキムミルクに対して各々89%、80%
および66%であった。この時のグルコース生成量は順
に4.2夕/hr、7.6夕/hrおよび9.4夕/h
rであった。10日目で各々77%、75%および63
%で20日目は各々59%、60%および59%であっ
た。
この時のグルコース生成量は順に2.8夕/hr、57
夕/hrおよび8.4夕/hrであった。通常のミルク
中の乳糖度にほぼ等しい乳糖濃度5%のスキムミルクの
場合は20日間の連続繰返し反応により、乳糖分解率は
89%から59%へと30ポイント下がっているが、乳
糖濃度10%および15%のスキムミルクの場合には同
じ反応期間中に各々20ポイントおよび7ポイント低下
しているに過ぎない。以上の結果から、通常のミルク中
の乳糖濃度にほぼ等しい乳糖濃度)この例では5%)よ
りも高い濃度で固定化ラクターゼによる乳糖分解反応を
行う方が固定化ラクターゼ活性の寿命が長く有利である
ことがわかる。
夕/hrおよび8.4夕/hrであった。通常のミルク
中の乳糖度にほぼ等しい乳糖濃度5%のスキムミルクの
場合は20日間の連続繰返し反応により、乳糖分解率は
89%から59%へと30ポイント下がっているが、乳
糖濃度10%および15%のスキムミルクの場合には同
じ反応期間中に各々20ポイントおよび7ポイント低下
しているに過ぎない。以上の結果から、通常のミルク中
の乳糖濃度にほぼ等しい乳糖濃度)この例では5%)よ
りも高い濃度で固定化ラクターゼによる乳糖分解反応を
行う方が固定化ラクターゼ活性の寿命が長く有利である
ことがわかる。
実施例 2
活性が9701LU/夕−MLである以外は実施例1と
同じ固定化ラクターゼを9必ずつ同一の大きさの外套管
付きカラム2本に充填し、7%、および14%の固形分
濃度に調整した還元ホェー液の不溶分を遠心分離(30
0に)除去したホェ‐液(斑4.3)を50午Cで1日
に1拍時間ないし1劉時間上向流で流した。
同じ固定化ラクターゼを9必ずつ同一の大きさの外套管
付きカラム2本に充填し、7%、および14%の固形分
濃度に調整した還元ホェー液の不溶分を遠心分離(30
0に)除去したホェ‐液(斑4.3)を50午Cで1日
に1拍時間ないし1劉時間上向流で流した。
その後固定化ラクターゼの殺菌洗浄を行い、これを1日
の操作とし50日間繰り返した。この連続反応において
は乳糖の分解率を2本のカラム共に80%に保つ様にし
、活性が低下した場合には空間速度SVを下げた。この
7%および14%ホェー液の乳糖濃度は各々4.8%、
9.6%である。第1日目のSVは、7%ホェー液では
18.靴r‐1、14%ホェ−液では11.がr‐1で
あった。各カラム1時間当りのグルコース生成量は順に
約6.52/hrおよび約7.42/hrであった。こ
のカラム連続反応を50日間続けた時のSVは各々14
.紬r−1および10.仇r‐1であり、この時の各カ
ラムのグルコース生成量は5.0夕/hrおよび6.9
夕/hrであった。実施例 3マクロ多孔性のフェノー
ルホルマリン系弱塩基性陰イオン交換樹脂(粒子径25
0りないし1000〃)を坦体とし、この担体に共有結
合でアスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼを固定
化した固定化ラクターゼがある。
の操作とし50日間繰り返した。この連続反応において
は乳糖の分解率を2本のカラム共に80%に保つ様にし
、活性が低下した場合には空間速度SVを下げた。この
7%および14%ホェー液の乳糖濃度は各々4.8%、
9.6%である。第1日目のSVは、7%ホェー液では
18.靴r‐1、14%ホェ−液では11.がr‐1で
あった。各カラム1時間当りのグルコース生成量は順に
約6.52/hrおよび約7.42/hrであった。こ
のカラム連続反応を50日間続けた時のSVは各々14
.紬r−1および10.仇r‐1であり、この時の各カ
ラムのグルコース生成量は5.0夕/hrおよび6.9
夕/hrであった。実施例 3マクロ多孔性のフェノー
ルホルマリン系弱塩基性陰イオン交換樹脂(粒子径25
0りないし1000〃)を坦体とし、この担体に共有結
合でアスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼを固定
化した固定化ラクターゼがある。
(活性:5051LU/夕‐IM山)このラクターゼ9
叫づつを同じ大きさの外套官付きカラム2本に充填し、
カラム温度を54℃に保ちながら乳糖濃度を4.5%お
よび9%に調整したスキムミルク液(pH6.65)を
各カラムに1日約1斑時間流下させた。分解率75%保
つようにしたところ、流下のSVは第1日で4.5%の
乳糖濃度のスキムミルクに対しては6批r‐1、9%乳
糖濃度のスキムミルクに対しては4.乳r−1であった
。固定化ラクターゼの殺菌洗浄を毎日行いながら1日約
1糊時間のカラム反応を20日間続けたところ20日目
のSVは各々3.袖r−1および3蝿r‐1であった。
SVの低下は固定ラクターゼの活性の低下を反映してい
るから、4.5%乳糖濃度のスキムミルクの場合に比べ
て9%乳糖濃度のスキムミルクの場合の方が20日間に
おける活性低下割合は小さく、寿命は長いことがわかる
。実施例 4 アスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼにアルブミ
ンおよびプルランをまぜて溶かした溶液にグルタルアル
デヒドを加え、この混合液をトルェンークロロホルム混
合溶媒系に滴下することにより得られた「包括凝集法に
より共有結合にて固定化したゲル型の固定化ラクターゼ
」がある。
叫づつを同じ大きさの外套官付きカラム2本に充填し、
カラム温度を54℃に保ちながら乳糖濃度を4.5%お
よび9%に調整したスキムミルク液(pH6.65)を
各カラムに1日約1斑時間流下させた。分解率75%保
つようにしたところ、流下のSVは第1日で4.5%の
乳糖濃度のスキムミルクに対しては6批r‐1、9%乳
糖濃度のスキムミルクに対しては4.乳r−1であった
。固定化ラクターゼの殺菌洗浄を毎日行いながら1日約
1糊時間のカラム反応を20日間続けたところ20日目
のSVは各々3.袖r−1および3蝿r‐1であった。
SVの低下は固定ラクターゼの活性の低下を反映してい
るから、4.5%乳糖濃度のスキムミルクの場合に比べ
て9%乳糖濃度のスキムミルクの場合の方が20日間に
おける活性低下割合は小さく、寿命は長いことがわかる
。実施例 4 アスベルギルス・オリーゼ起源のラクターゼにアルブミ
ンおよびプルランをまぜて溶かした溶液にグルタルアル
デヒドを加え、この混合液をトルェンークロロホルム混
合溶媒系に滴下することにより得られた「包括凝集法に
より共有結合にて固定化したゲル型の固定化ラクターゼ
」がある。
(粒度:直径0.3肋ないし0.8凧、活性189LU
/泌−固定化ラクターゼ)乳糖濃度4.8%および9.
6%になる様に還元ホェー粉末を溶解した100の‘の
還元ホヱー液(pH6.2)をガラス製反応容器中60
℃に保ちつつ10奴の固定化ラクターゼを投入し120
RPM(振中4肌)で往復振動によって燈拝しながら5
時間反応を行なわせた。反応後ホェー液を炉遇し、各々
の濃度の新しいホヱー液を更に反応させるという操作を
3の司繰り返した。3m団後の活性は、乳糖濃度4.8
%のホェー液では最初の28%に、乳糖濃度9.6%の
ホェー液の場合は55%に低下しているに過ぎなかった
。
/泌−固定化ラクターゼ)乳糖濃度4.8%および9.
6%になる様に還元ホェー粉末を溶解した100の‘の
還元ホヱー液(pH6.2)をガラス製反応容器中60
℃に保ちつつ10奴の固定化ラクターゼを投入し120
RPM(振中4肌)で往復振動によって燈拝しながら5
時間反応を行なわせた。反応後ホェー液を炉遇し、各々
の濃度の新しいホヱー液を更に反応させるという操作を
3の司繰り返した。3m団後の活性は、乳糖濃度4.8
%のホェー液では最初の28%に、乳糖濃度9.6%の
ホェー液の場合は55%に低下しているに過ぎなかった
。
Claims (1)
- 1 アスペルギルス・オリーゼ起原のラクターゼを共有
結合により固定化した固定化ラクターゼを用いて乳糖含
有液中の乳糖を分解し乳糖分解液を製造するに際して、
乳糖含有液中の乳糖の濃度が7%ないし16%の状態で
乳糖を分解することを特徴とする乳糖分解液の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55151100A JPS6018396B2 (ja) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | 固定化ラクタ−ゼによる乳糖分解液の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55151100A JPS6018396B2 (ja) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | 固定化ラクタ−ゼによる乳糖分解液の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5774092A JPS5774092A (en) | 1982-05-10 |
JPS6018396B2 true JPS6018396B2 (ja) | 1985-05-10 |
Family
ID=15511330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55151100A Expired JPS6018396B2 (ja) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | 固定化ラクタ−ゼによる乳糖分解液の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018396B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU569612B2 (en) * | 1984-04-16 | 1988-02-11 | Fmc Corporation | Process and apparatus to hydrolyse lactose to glucose and galactose |
-
1980
- 1980-10-27 JP JP55151100A patent/JPS6018396B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5774092A (en) | 1982-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1163152C (zh) | 将从燕麦中分离出β-葡聚糖组合物的方法及其产品 | |
Dahlqvist et al. | Hydrolysis of β‐galactosides using polymer‐entrapped lactase. A study towards producing lactose‐free milk | |
CN105612258B (zh) | 半乳寡糖的生产 | |
EP0458358B1 (en) | Process for producing skim milk powder of high galacto-oligosaccharide content | |
JPH0320234B2 (ja) | ||
EP0271289A2 (en) | Method for immobilization of enzyme and immobilized enzymes | |
EP2079836A2 (en) | Heat-stable enzyme compositions | |
JPS6216637B2 (ja) | ||
US3767531A (en) | Preparation of insolubilized enzymes | |
JPS59113889A (ja) | 固定化酵素もしくは固定化微生物菌体の製造方法 | |
EP0915986A1 (en) | Process and carrier for the production of isomaltulose by immobilized micro-organisms | |
CN116456835A (zh) | 香味增强的植物性蛋白质饮食品的加工物的制造方法 | |
JPS6018396B2 (ja) | 固定化ラクタ−ゼによる乳糖分解液の製造方法 | |
US3736231A (en) | Preparation of insolubilized enzymes | |
JPS60203192A (ja) | 細胞及び/又は酵素の固定化方法 | |
EP0037667B1 (en) | Immobilized lactase, its preparation and use | |
US4465772A (en) | Method for disinfecting and washing of immobilized lactase | |
US4585738A (en) | Immobilized enzyme systems | |
JPS645875B2 (ja) | ||
CN106591274B (zh) | 一种固定化核酸酶p1及其制备方法与其应用 | |
CN118620979B (zh) | 一种罗汉参多肽的制备方法 | |
JPH025829A (ja) | 蛋白質加水分解物から苦味を除去する方法およびそれにより得られる生産物 | |
JPS62278983A (ja) | 固定化フラクトシルトランスフエラ−ゼ | |
US4393138A (en) | Method for disinfecting immobilized enzymes | |
JP2000513570A (ja) | 固定化された微生物によるイソマルツロースの製造方法およびそのための担体 |