JPS60183103A - セラミツク部品の射出成形法 - Google Patents
セラミツク部品の射出成形法Info
- Publication number
- JPS60183103A JPS60183103A JP3906284A JP3906284A JPS60183103A JP S60183103 A JPS60183103 A JP S60183103A JP 3906284 A JP3906284 A JP 3906284A JP 3906284 A JP3906284 A JP 3906284A JP S60183103 A JPS60183103 A JP S60183103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- injection molding
- molding method
- ejector
- product cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明はセラミック部品の射出成形法に関し、特にター
ボロータ等のような複雑形状をしたセラミック部品に好
適な射出成形法に関する。
ボロータ等のような複雑形状をしたセラミック部品に好
適な射出成形法に関する。
近年、セラζ・７り材料はその優れた耐熱性、耐摩耗性
を利用して高効率ガスタービン材料として用いられ、タ
ーボロータ等をセラミック材料で一体的に製造する方法
が検討されている。
を利用して高効率ガスタービン材料として用いられ、タ
ーボロータ等をセラミック材料で一体的に製造する方法
が検討されている。
このターボロータ等のセラミック部品の製造方法の一つ
に射出成形法がある。この方法は、セラミック粉末と有
機結合剤を練り合わせた混練物を、その有機結合剤の可
塑性を利用して射出成形により金型中で所定の形状に成
形し、得られた射出成形体から有機結合剤を分解、除去
（脱脂）したものを焼成してセラミック部品を得るもの
である。
に射出成形法がある。この方法は、セラミック粉末と有
機結合剤を練り合わせた混練物を、その有機結合剤の可
塑性を利用して射出成形により金型中で所定の形状に成
形し、得られた射出成形体から有機結合剤を分解、除去
（脱脂）したものを焼成してセラミック部品を得るもの
である。
ところで、このターボロータのような多数のブレードを
持つ複雑形状品を射出成形する場合には、複雑形状部ま
で十分セラミック粉末と自機結合剤の混練物が行き渡ら
ず、更に凝固による収縮もあって、セラミック射出成形
体の内部に小さな空洞（ひけ）を生じることがある。こ
の空洞は、脱脂時または焼成時に亀裂等を誘発し、不良
品となる。
持つ複雑形状品を射出成形する場合には、複雑形状部ま
で十分セラミック粉末と自機結合剤の混練物が行き渡ら
ず、更に凝固による収縮もあって、セラミック射出成形
体の内部に小さな空洞（ひけ）を生じることがある。こ
の空洞は、脱脂時または焼成時に亀裂等を誘発し、不良
品となる。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされ
たもので、セラミック部品が複雑形状を有していても、
空洞等の成形不良を生じないセラミック部品の射出成形
法を提供することを目的とする。
たもので、セラミック部品が複雑形状を有していても、
空洞等の成形不良を生じないセラミック部品の射出成形
法を提供することを目的とする。
かかる目的は、本発明によれば、固定型と可動型により
郭定された製品キャビティにセラミ・ツク粉末と有機結
合剤の混線物を注入、充填するセラミ・２り部品の射出
成形法であって、 前記セラミック部品の一部を形成するエジェクタビンを
、所定位置より後退させた状態で、前記製品キャビティ
に混練物を充填し、次いで充填後溶融した混練物が凝固
する前に、このエジェクタビンをセラミック部品の一部
を形成する所定の位置まで前進させることを特徴とする
セラミック部品の射出成形法によって達成される。
郭定された製品キャビティにセラミ・ツク粉末と有機結
合剤の混線物を注入、充填するセラミ・２り部品の射出
成形法であって、 前記セラミック部品の一部を形成するエジェクタビンを
、所定位置より後退させた状態で、前記製品キャビティ
に混練物を充填し、次いで充填後溶融した混練物が凝固
する前に、このエジェクタビンをセラミック部品の一部
を形成する所定の位置まで前進させることを特徴とする
セラミック部品の射出成形法によって達成される。
本発明によれば、可動型と固定型により郭定された製品
キャビティ内に通常の方法でセラミック粉末と有機結合
剤の混練物が注入、充填された後、凝固前に射出圧力よ
り大きい圧力でエジェクタビンを所定位置まで前進させ
るため、通常の射出成形で十分混練物が供給されなかっ
た複雑形状部品、更には有機結合剤の収縮後の空＠（ひ
け）の部分に、エジェクタビンの押圧力で混線物を十分
供給することができる。
キャビティ内に通常の方法でセラミック粉末と有機結合
剤の混練物が注入、充填された後、凝固前に射出圧力よ
り大きい圧力でエジェクタビンを所定位置まで前進させ
るため、通常の射出成形で十分混練物が供給されなかっ
た複雑形状部品、更には有機結合剤の収縮後の空＠（ひ
け）の部分に、エジェクタビンの押圧力で混線物を十分
供給することができる。
以上より、本発明によれば、以下の効果を奏する。
（イ）複雑形状部および収縮後の空洞部にも十分混線物
が供給されるため、空洞のような混練物不足部分のない
均一なセラミック射出成形体が得られる。このため、空
洞等に起因する脱脂時、焼成時の亀裂等の不具合がなく
なり、内部欠陥のないセラミック部品が得られる。
が供給されるため、空洞のような混練物不足部分のない
均一なセラミック射出成形体が得られる。このため、空
洞等に起因する脱脂時、焼成時の亀裂等の不具合がなく
なり、内部欠陥のないセラミック部品が得られる。
（ロ）本発明は従来射出成形装置に備わっているエジェ
クタビンを単に製品の押し出しに用いるだけでなく、加
圧源として有効活用するものであり、従来の装置に僅か
な変更を加えるだけで実施でき、経済的である。
クタビンを単に製品の押し出しに用いるだけでなく、加
圧源として有効活用するものであり、従来の装置に僅か
な変更を加えるだけで実施でき、経済的である。
次に、本発明の実施例を図面を参考にして説明する。
図は本発明の実施例に使用する射出成形装置の要部断面
図である。
図である。
図中、１ば固定型であり、固定型取イ」板２に取り付り
られζいる。また、３は可動型であり、可動型取イで１
板４に取り（＝１けられている。この可動型３には、エ
ジェクタビン５が図示しない駆動源により摺動可能に取
り伺けられており、この固定型１と可動型３とエジェク
タビン５の先端により、七ラミック部品としてのターボ
ロータの製品キャビティ６が郭定される。また、７は射
出成形機のノズルであり、このノズル７は注入口８に当
接することにより、スプル一部９を介して製品キャビテ
ィ６と連通ずる。なお、ｌＯは圧力センサであり、製品
キャビティ６の一部に開口している。
られζいる。また、３は可動型であり、可動型取イで１
板４に取り（＝１けられている。この可動型３には、エ
ジェクタビン５が図示しない駆動源により摺動可能に取
り伺けられており、この固定型１と可動型３とエジェク
タビン５の先端により、七ラミック部品としてのターボ
ロータの製品キャビティ６が郭定される。また、７は射
出成形機のノズルであり、このノズル７は注入口８に当
接することにより、スプル一部９を介して製品キャビテ
ィ６と連通ずる。なお、ｌＯは圧力センサであり、製品
キャビティ６の一部に開口している。
次に、この射出成形装置を用いた本実施例の射出成形法
について説明する。
について説明する。
まず、重量％（以下、％はすべで重量％を示す）で焼結
助剤としてのイツトリア（Ｙ２Ｏ））１０％、アルミナ
（Ａｆｉ２０）＞５％と窒化珪素（Ｓ ｓ ３ Ｎ ｇ
）粉末８５％からなるセラミック粉末を、このセラミ
ック粉末８０％に対し、有機結合剤としてのアククチツ
クポリプロピレンｌＯ％、ポリエチレン８％およびナフ
タリン２％を均一に混練し、混練物を作製する。この混
練物を、図示しない射出成形機中に装填した。
助剤としてのイツトリア（Ｙ２Ｏ））１０％、アルミナ
（Ａｆｉ２０）＞５％と窒化珪素（Ｓ ｓ ３ Ｎ ｇ
）粉末８５％からなるセラミック粉末を、このセラミ
ック粉末８０％に対し、有機結合剤としてのアククチツ
クポリプロピレンｌＯ％、ポリエチレン８％およびナフ
タリン２％を均一に混練し、混練物を作製する。この混
練物を、図示しない射出成形機中に装填した。
次いで、可動型３を固定型１に当接させて型締めを行い
、射出成形機のノズル７先端を固定型ｌの注入口８に当
接する。このとき、エジェクタビン５の先端は、実際の
ターボロータのシャフト長さ位置より後退させた状態で
保持される。この状態で、ノズル７から製品キャビティ
６へ、１５０℃で溶融した混練物を５００気圧の射出圧
で射出する。製品キャビティ６内に混練物が充填され、
可動型３に設けた圧力センサ１０が５００気圧になった
のを検知るすると、その信号が図示しない制御装置を介
してエジェクタビン５の駆動源に伝達され、エジェクタ
ビン５を８００気圧で所定のターボロータのシャツ１−
長さ位置まで前進させる。
、射出成形機のノズル７先端を固定型ｌの注入口８に当
接する。このとき、エジェクタビン５の先端は、実際の
ターボロータのシャフト長さ位置より後退させた状態で
保持される。この状態で、ノズル７から製品キャビティ
６へ、１５０℃で溶融した混練物を５００気圧の射出圧
で射出する。製品キャビティ６内に混練物が充填され、
可動型３に設けた圧力センサ１０が５００気圧になった
のを検知るすると、その信号が図示しない制御装置を介
してエジェクタビン５の駆動源に伝達され、エジェクタ
ビン５を８００気圧で所定のターボロータのシャツ１−
長さ位置まで前進させる。
混練物が凝固した後、射出圧をとめると共に、エジェク
タビン５の押圧も解除する。その後、型開きを行い、エ
ジェクタビン５を固定型１側に向けて突き出ずことによ
り、ターボロータのセラミック射出成形体を取り出す。
タビン５の押圧も解除する。その後、型開きを行い、エ
ジェクタビン５を固定型１側に向けて突き出ずことによ
り、ターボロータのセラミック射出成形体を取り出す。
このようにして成形したセラミック射出成形体は、空洞
等の成形欠陥のない品質的に優れたものであった。また
、このセラミック射出成形体を脱脂、焼成したが、いず
れのコニ程でも亀裂等の欠陥は生じなかった。
等の成形欠陥のない品質的に優れたものであった。また
、このセラミック射出成形体を脱脂、焼成したが、いず
れのコニ程でも亀裂等の欠陥は生じなかった。
以上、本発明の特定の実施例について説明したが、本発
明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるも
のである。
明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるも
のである。
例えば、実施例ではセラミック部品としてターボａ−夕
の例を示したが、本発明は他の複雑形状品、特に薄肉部
と厚肉部の存在するセラミック部品にも通用できる。
の例を示したが、本発明は他の複雑形状品、特に薄肉部
と厚肉部の存在するセラミック部品にも通用できる。
また、実施例では圧力を検知してエジェクタビンを駆動
したが、射出後、一定時間が経過してからエジェクタビ
ンを前進させてもよい。
したが、射出後、一定時間が経過してからエジェクタビ
ンを前進させてもよい。
図は本発明の実施例に使用する射出成形装置の要部断面
図である。 １−−一固定型 −２−−−−固定型取付板 １−一可動型 ４−−一−・−可動型取付板 ５−−−−一エジエククビン ６−−−−・製品キャビティ ７−−−ノズル ８−−一注入口 １−−−−スプル一部 １０−−一圧力センザ
図である。 １−−一固定型 −２−−−−固定型取付板 １−一可動型 ４−−一−・−可動型取付板 ５−−−−一エジエククビン ６−−−−・製品キャビティ ７−−−ノズル ８−−一注入口 １−−−−スプル一部 １０−−一圧力センザ
Claims (1)
- （１）固定型と可動型により郭定された製品キャビティ
にセラミック粉末と有機結合剤の混練物を注入、充填す
るセラミック部品の射出成形法であって・ 前記セラミック部品の一部を形成するエジェクタビンを
、所定位置より後退させた状態で、前記製品キャビティ
に混練物を充填し、次いで充填後溶融した混練物が凝固
する前に、このエジェクタビンをセラミック部品の一部
を形成する所定の位置まで前進させることを特徴とする
セラミック部品の射出成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3906284A JPS60183103A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | セラミツク部品の射出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3906284A JPS60183103A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | セラミツク部品の射出成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60183103A true JPS60183103A (ja) | 1985-09-18 |
| JPH055642B2 JPH055642B2 (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=12542642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3906284A Granted JPS60183103A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | セラミツク部品の射出成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60183103A (ja) |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP3906284A patent/JPS60183103A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH055642B2 (ja) | 1993-01-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61287702A (ja) | 粉体の成形方法 | |
| JPS61261274A (ja) | 粉体の成形方法 | |
| JPH0533006A (ja) | 粉末射出焼結体の製造方法 | |
| JPS60183103A (ja) | セラミツク部品の射出成形法 | |
| JPS6160802A (ja) | 粉体の射出成形方法 | |
| JPS61169204A (ja) | セラミツク部品の射出成形法 | |
| JPS6172501A (ja) | セラミツク部品の射出成形法 | |
| JPH055641B2 (ja) | ||
| Mutsuddy | Injection molding | |
| CA1273184A (en) | Method for fabricating of large cross section injection molded ceramic shapes | |
| JP2002292613A (ja) | セラミック成形体の製造方法 | |
| JP3118878B2 (ja) | 極小セラミック部品の形状付与方法 | |
| JPS6315702A (ja) | セラミツク部品の射出成形法 | |
| JPS6092806A (ja) | セラミツクス製品の製造法 | |
| JP2600769B2 (ja) | スリップキャスティング成形方法 | |
| JP4558222B2 (ja) | 射出成形品の塗装方法 | |
| JP2640714B2 (ja) | 射出成形方法 | |
| JPH05345304A (ja) | セラミックス成形体の成形方法 | |
| JPS62255104A (ja) | 射出成形用中子 | |
| JPS63268602A (ja) | セラミツクス製品の製造方法 | |
| JPH0317643B2 (ja) | ||
| JPS61106464A (ja) | セラミツク射出成形体の脱脂方法 | |
| JP2001096585A (ja) | 中空体の製造方法 | |
| JPH05171220A (ja) | 凹部を有する部品の射出成形方法 | |
| JP2004010373A (ja) | 焼結品およびその製造方法 |