JPS6018282Y2 - ミクロト−ム刀研磨機 - Google Patents

ミクロト−ム刀研磨機

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Publication number
JPS6018282Y2
JPS6018282Y2 JP7043578U JP7043578U JPS6018282Y2 JP S6018282 Y2 JPS6018282 Y2 JP S6018282Y2 JP 7043578 U JP7043578 U JP 7043578U JP 7043578 U JP7043578 U JP 7043578U JP S6018282 Y2 JPS6018282 Y2 JP S6018282Y2
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JP
Japan
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gear case
microtome
shaft
gear
sword
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Expired
Application number
JP7043578U
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JPS54172394U (ja
Inventor
了 青木
Original Assignee
株式会社千代田製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社千代田製作所 filed Critical 株式会社千代田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、生物組織を薄く切取って顕微鏡標本を作製す
る場合に使用されるミクロトーム刀を研磨する研磨機に
係り、ミクロトーム刀をホルダに取付けたまま、一定時
間毎に自動反転させて刀の刃先両面を繰返し研磨する自
動反転式のミクロトーム刀研磨機を得ることを目的とし
た考案である。
本考案は、回転砥石を取付た往復台のある砥石部の側方
に、ミクロトー4刀を取付げた支持部を設け、往復台を
往復させながら回転する砥石にミクロトーム刀を当てて
研磨し、刀の片面を研磨した後、反対面の研磨を行なう
という、例えば実公昭53−14474号公報に開示さ
れているようなミクロトーム刀の研磨装置を従来から研
究して来た。
従来のミクロトーム刀研磨は、支持部のホルダに支持さ
れた刀を刃先角だけ傾けて砥石面に圧接し、砥石を回転
および往復動させ、また適時刃を手動で反転させて交互
に刀の両面の研磨を行っていたものである。
しかしながら、長時間に亘るミクロトーム刀研磨におい
て、ホルダを所定時間毎に反転させることは、面倒なだ
けでなく、看視のために気骨が折れる作業であった。
本考案のミクロトーム刀研磨機は、従来の手動反転式を
自動反転式とすることによって、上記の欠点を除いた省
力的な研磨装置を得たものである。
次に本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は研磨機全体の側面図であって、1は砥石で、従
来の装置の砥石よりも大きく(例えば直径150mm)
L、、中央部に直径30〜40W+の四部1aがあり
、この凹部が砥石面の平面維持と砥石軸への取付ナツト
1bを収納する役目をしている。
2は砥石面より滴下する研磨油の受皿、3は往復台であ
る。
砥石1は図示しない駆動源からベルトのような伝動機構
(図示せず)によって縦の砥石軸を中心として回転させ
られ、往復台3も同じく図示しない駆動機構によって左
右方向(第1図で図面に垂直な方向)に往復移動させら
れる。
これらの構造は、前記の公報記載のミクロトーム刀研磨
機と同様である。
ミクロトーム刀10は刀の両面を把持するホルダ11に
よって支持される。
12は刀10の着脱用バンドルである。
この場合力10をホルダに緊密に保持させる手段は常套
手段であるので説明を省略する。
13は反転軸で、端部に電磁クラッチ144の一方の素
子が固着されており、電磁クラッチ14が作動すればギ
ヤケース16に固着した他方の素子と結合状態となって
軸13がギヤケース16に固定され、このクラッチ14
が作動していないときは反転軸13がギヤケース16内
のギヤ装置(後述)を介して反転用モータ15により回
動させられるようになっている。
ギヤケース16内のギヤ装置は、反転軸13をほぼ18
0°反転させるためのもので、ゼネバ歯車が用いられる
第3図に示すように、ゼネバ歯車24は、十字型の溝と
駆動車25のビン25aとの2回の噛合伝導によって1
80°回転されるものであるが、溝とビンの係合をゆる
くすれば、回転角の前後に遊びを作ることができる。
即ち、反転軸13を1800回転させたとしてもその前
後に±A0の角度をゆり動かすことができる。
この研磨装置は、後記するように、概略180°回転さ
せ、後から±A0を調節して、ミクロトーム刀を正しく
砥石に当てるようにしたものである。
刀の両面の研磨を同時に行なうためには、反転軸13が
180°回転したときに刀10両面10c、10d(第
2図)の中心線が軸13の中心線と一致するようにしな
ければならない。
ギヤケース16はベッド19上の支持腕19aに支点1
7で枢支されており、ギヤケース16には上下方向に出
入するロッド18が設けられている。
このロッド18は、レース16内に内蔵された機構、例
えばカム車でケースから下方に押出され、ロッドの下端
がベッド19に当接してベッドを押すとギヤケース16
は支点17の周りを第1図で時計方向に回動する。
これによって軸13、ホルダ11等が砥石1から離れる
ベッド19はジヤツキ20に固定され、バンドル21を
廻すことにより昇降し、刀10の刃先角度の微調整を行
なうことができる。
第4〜5図は、ギヤケース16内の機構の1例を示す。
反転用モータ15の軸22には、小歯車23とゼネバ歯
車24をビン25aにより駆動する駆動車25とが固定
してあり、小歯車23は歯数がこれの2倍の歯車26に
噛合っている。
歯車26にはカム車27が結合されていて、ロッド18
の側方に突出したローラ28に対接している。
ゼネバ歯車24の軸29は、反転軸13と結合されてお
り、歯車26、カム車27は軸13に遊嵌されている。
この機構において、モータ15により小歯車23が1回
転すると、歯車26が1/2回転し、同時にカム車27
が1/2回転してその長径によりローラ28を押下げ、
ロッド18の下端はベッド19に当っているのでその反
作用でギヤケース16は支点17を中心として回動し、
ホルダ11が砥石1から上方へ離れる。
またカム車18の回転と同時にゼネバ歯車24が90°
回転し、ホルダ11が90°傾く。
更に小歯車23が1回転すると、ゼネバ歯車24が更に
90°回転してホルダ11が裏返しになり、カム車27
も172回転してその短径がローラ28に当接するよう
になって、ギヤケース16、ホルダ11、ミクロトーム
刀10等の重さのためロッド18がギヤケース16に押
込まれ、ギヤケース16は支点17を軸として前記と逆
方向に回動腰ホルダ11が砥石に向って下降する。
この機構は、ホルダ11の昇降と回転とを連動させる機
構の1例であって、ゼネバ歯車による回転後の角度に前
記の±A0のゆとりがあるため本考案に利用するのに都
合がよいものである。
本考案の研磨装置は上記のように構成されるが、次にそ
の作用について詳述する。
第2図は研磨中のミクロトーム刀10と砥石1との関係
を示し、その状態をa乃至dで経時的に示している。
往復動しながら回転する砥石1と刀10の長さ方向の一
方の刃端10aがa図のような関係位置、即ち砥石1の
外径から放間だけ内方に刃端10aが来がきたときに、
砥石1の回転と往復台3の移動とはいずれも停止する。
この動作は図示していないがタイマとリミットスイッチ
の組合わせで行なわれる。
次いでギヤケース16のロッド18が下降し、ケース1
6が支点17の周りに第1図で時計方向に回動して停止
し、停止位置でクラッチ14が非作動状態となって軸1
3とケース16との結合を解き、この状態でモータ15
が作動する。
これにより第2図すの状態を経由して、今迄の刀の上面
10eが下向に、下面10dが上向になる。
この場合上記したゼネバ歯車の遊びのため、ミクロトー
ム刀10は砥石1の上方において第2図Cに誇張して示
した角位置、即ち刀の他方の端10bが一方の端10a
より下位置になる傾斜姿勢をとる。
次にカムによってロッド18が上昇するので反転軸13
は第1図で反時計方向に回動しミクロトーム刀は静かに
降りて来る。
ミクロトーム刀の刃端10bが少し下がっているため0
図のようにこの刃端10bから砥石に接触腰徐々にミク
ロトーム刀10全体が砥石1と接触するに到る。
このような1軟着陸ヨ的なミクロトーム刀10と砥石1
との接触によって刀10の刃先の刃こぼれが防止できる
研磨時のミクロトーム刀10と砥石1との接圧は前記支
点17のまわりの重力によるモーメントによって生じる
このためモータ15側より刀10側の方が適当に重くし
である。
別に接圧微調整の手段を設けることもできる。
次に図示しないリミットスイッチが働いて反転用モータ
15が停止すると共に、砥石の回転と往復動が始まる。
また第3図dのように刀10の中心と砥石1の中心とが
一致した瞬間に他の図示しないリミットスイッチが働い
て、電磁クラッチ14が作動して反転軸13はギヤケー
ス16に固定され、もはやギヤ装置とは関係なく刀10
は水平に保持されて研磨が続けられる。
タイマの設定に従って一定時間毎に以上の動作が繰返え
される。
上記リミットスイッチ、タイマを用いた電気回路は部品
加工等に用いられる通常の回路で考案力なくして作れる
ものであるので詳細な説明は省略する。
本考案の研磨機はこのように構成され、作用するので、
刀10と砥石1との反転時の特殊な軟着陸的な接触によ
って刃先の刃こぼれが防止でき、また刀10の反転はす
べて自動的に行なわれるので、従来の手動反転式のよう
に反転操作のために神経を使う必要がなく、精度の高い
、効率のよいミクロトーム刀の自動研磨機としてすぐれ
た性能を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の研磨機の側面図、第2図a〜dは反転
動作の前後の状態を示す説明図、第3図はゼネバ歯車機
構を示す正面図、第4図はギヤケース16内の機構を例
示する蓋板を除いた平面図、第5図はこの機構の側面図
である。 l・・・・・・砥石、2・・・・・・研磨油受皿、3・
・・・・・往復台、10・・・・・・ミクロトーム刀、
11・・・・・・ホルダ、12・・・・・・着脱用バン
ドル、13・・・・・・反転軸、14・・・・・・電磁
クラッチ、15・・・・・・反転用モータ、16・・・
・・・ギヤケース、17・・・・・・支点、18・・・
・・・ロッド、19・・・・・・ヘッド、20・・・・
・・ジヤツキ、21・・・・・・昇降用バンドル、22
・・・・・・軸、23・・・・・・小歯車、24・・・
・・・ゼネバ車、25・・・・・・駆動車、26・・・
・・・歯車、27・・・・・・カム車、28・・・・・
・ローラ、29・・・・・・軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に凹部1aを有する砥石1と、この砥石1の垂直回
    転軸を回転可能に支持して往復動する往復台3とからな
    る砥石部と、軸方向の一方向の側にミクロトーム刀10
    のホルダ11を固定した反転軸13を支承するギヤケー
    ス16を具えて砥石部側力に配設されたミクロトーム刀
    支持部とよりなるミクロトーム刀研磨機において、前記
    ギヤケース16内には反転軸13を回転方向に遊びを持
    たせて180°回転させるゼネバ歯車機構および反転軸
    13のの回転に関連させてロンド18をギヤケース16
    から下方に押出しまた押出しを解除するカム機構を設け
    、反転軸13をギヤケース16に固定しまた固定を解除
    する電磁クラッチ14を反転軸13とギヤケース16と
    の間に設け、反転軸13のミクロトーム刀を支持したホ
    ルダ11のある端部が自重で砥石に向けて下方に傾くよ
    うにギヤケース16を枢支して戊るミクロトーム刀研磨
    機。
JP7043578U 1978-05-26 1978-05-26 ミクロト−ム刀研磨機 Expired JPS6018282Y2 (ja)

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JPS54172394U JPS54172394U (ja) 1979-12-05
JPS6018282Y2 true JPS6018282Y2 (ja) 1985-06-03

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