JP3241349B2 - ハンドスケーラー研磨装置 - Google Patents
ハンドスケーラー研磨装置Info
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- JP3241349B2 JP3241349B2 JP23257299A JP23257299A JP3241349B2 JP 3241349 B2 JP3241349 B2 JP 3241349B2 JP 23257299 A JP23257299 A JP 23257299A JP 23257299 A JP23257299 A JP 23257299A JP 3241349 B2 JP3241349 B2 JP 3241349B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドスケーラー
研磨装置に関し、更に詳細には、ハンドスケーラーの切
縁を修復するための研磨装置に関する。
研磨装置に関し、更に詳細には、ハンドスケーラーの切
縁を修復するための研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハンドスケーラーは、例えば、図
9に示すように、術者が握るグリップ部2と、グリップ
部2の両端に設けられるシャンク部3と、各シャンク部
3の先端に連設されるブレード部4とからなり、さら
に、キュレット型ハンドスケーラーのブレード部4は、
図10及び図11に示すように、鋭利に研ぎ出されたカ
ッティングエッジ5と、丸く形成されたつま先部6とか
ら構成される。このカッティングエッジ5は歯石などを
削り取るために用いられ、一方、つま先部6は、歯石除
去の術中に歯肉に接触しても、歯肉を損傷することが無
いように丸く形成されている。なお、図示はしないが、
上記キュレット型以外にシックル型ハンドスケーラーも
あり、カッティングエッジが逆三角形の断面で、先端の
チップが尖った形状に形成されている。
9に示すように、術者が握るグリップ部2と、グリップ
部2の両端に設けられるシャンク部3と、各シャンク部
3の先端に連設されるブレード部4とからなり、さら
に、キュレット型ハンドスケーラーのブレード部4は、
図10及び図11に示すように、鋭利に研ぎ出されたカ
ッティングエッジ5と、丸く形成されたつま先部6とか
ら構成される。このカッティングエッジ5は歯石などを
削り取るために用いられ、一方、つま先部6は、歯石除
去の術中に歯肉に接触しても、歯肉を損傷することが無
いように丸く形成されている。なお、図示はしないが、
上記キュレット型以外にシックル型ハンドスケーラーも
あり、カッティングエッジが逆三角形の断面で、先端の
チップが尖った形状に形成されている。
【0003】上記ハンドスケーラーのカッティングエッ
ジは、歯石除去時の摩擦により鋭利さが失われるために
適宜研ぎ出して修復する必要があり、修復装置として、
砥石を手で動かす手動式と、砥石をモーターにより動か
す電動式とがある。
ジは、歯石除去時の摩擦により鋭利さが失われるために
適宜研ぎ出して修復する必要があり、修復装置として、
砥石を手で動かす手動式と、砥石をモーターにより動か
す電動式とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手動式装置
および電動式装置において、カッティングエッジの砥石
に対する当接角度を調整するための手段を設けようとす
ると、装置の構造が複雑になるという問題がある。また
従来の手動式装置は手が疲労して操作が面倒であり、一
方、従来の電動式装置は研ぎ過ぎによりブレードの消耗
を早めるという問題がある。
および電動式装置において、カッティングエッジの砥石
に対する当接角度を調整するための手段を設けようとす
ると、装置の構造が複雑になるという問題がある。また
従来の手動式装置は手が疲労して操作が面倒であり、一
方、従来の電動式装置は研ぎ過ぎによりブレードの消耗
を早めるという問題がある。
【0005】したがって、本発明の課題は、カッティン
グエッジの砥石に対する当接角度を最適に設定すること
ができて、操作が簡単で、さらに、簡単な構造のハンド
スケーラー研磨装置を提供することにある。
グエッジの砥石に対する当接角度を最適に設定すること
ができて、操作が簡単で、さらに、簡単な構造のハンド
スケーラー研磨装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、往復動可能
に設けられた砥石を含む研磨装置本体と、ハンドスケー
ラー先端を前記砥石の上で位置決めするため研磨装置本
体に着脱自在に設けられた位置決めプレートと、該位置
決めプレートからの角度を表示するため着脱自在に設け
られた角度表示手段とを備え、前記位置決めプレートに
おいて前記砥石上に位置する端部に円弧状の凹部を備え
ることを特徴とするハンドスケーラー研磨装置を提供す
る。
に設けられた砥石を含む研磨装置本体と、ハンドスケー
ラー先端を前記砥石の上で位置決めするため研磨装置本
体に着脱自在に設けられた位置決めプレートと、該位置
決めプレートからの角度を表示するため着脱自在に設け
られた角度表示手段とを備え、前記位置決めプレートに
おいて前記砥石上に位置する端部に円弧状の凹部を備え
ることを特徴とするハンドスケーラー研磨装置を提供す
る。
【0007】本発明のハンドスケーラー研磨装置では、
ハンドスケーラーを手で把持してブレード部を位置決め
プレートの円弧状凹部に押し当て、角度表示手段を目安
にハンドスケーラーの当接角度を調整し、カッティング
エッジの砥石に対する当接角度が設定される。つまり、
ブレード部は位置決めプレートから反力を受けて支持さ
れ、研磨の作業者は、ハンドスケーラーを一方向に押し
当てて、角度表示手段を目安にハンドスケーラーの角度
を調整するだけで、カッティングエッジの砥石に対する
当接角度が適切に設定され、カッティングエッジは鋭利
に研ぎ出される。しかも、角度表示手段は着脱自在に設
けられているので取り扱いが簡単であり、位置決めプレ
ートは凹部が円弧状に形成されているので、研磨作業時
のブレード部の位置ずれが防止されると共に、当接角度
調整時のブレード部の動きが許容される。
ハンドスケーラーを手で把持してブレード部を位置決め
プレートの円弧状凹部に押し当て、角度表示手段を目安
にハンドスケーラーの当接角度を調整し、カッティング
エッジの砥石に対する当接角度が設定される。つまり、
ブレード部は位置決めプレートから反力を受けて支持さ
れ、研磨の作業者は、ハンドスケーラーを一方向に押し
当てて、角度表示手段を目安にハンドスケーラーの角度
を調整するだけで、カッティングエッジの砥石に対する
当接角度が適切に設定され、カッティングエッジは鋭利
に研ぎ出される。しかも、角度表示手段は着脱自在に設
けられているので取り扱いが簡単であり、位置決めプレ
ートは凹部が円弧状に形成されているので、研磨作業時
のブレード部の位置ずれが防止されると共に、当接角度
調整時のブレード部の動きが許容される。
【0008】本発明のハンドスケーラー研磨装置におい
て、前記角度表示手段は、位置決めプレートからの角度
を示す辺を備えるか、又は位置決めプレートからの角度
を示す線を備えるか、あるいは辺と線の両方を備える板
体と、この板体をハンドスケーラー研磨装置上にほぼ垂
直に立設するために板体の一辺に設けられた支持部材と
で構成することができる。なお、前記板体の形状は特に
限定されない。
て、前記角度表示手段は、位置決めプレートからの角度
を示す辺を備えるか、又は位置決めプレートからの角度
を示す線を備えるか、あるいは辺と線の両方を備える板
体と、この板体をハンドスケーラー研磨装置上にほぼ垂
直に立設するために板体の一辺に設けられた支持部材と
で構成することができる。なお、前記板体の形状は特に
限定されない。
【0009】また前記角度表示手段は、上記以外に、一
端が角度可変に固定された軸材と、該軸材の角度を表示
する角度表示部と、この角度表示部をハンドスケーラー
研磨装置上にほぼ垂直に立設するため角度表示部に設け
られた支持部材とで構成することができる。
端が角度可変に固定された軸材と、該軸材の角度を表示
する角度表示部と、この角度表示部をハンドスケーラー
研磨装置上にほぼ垂直に立設するため角度表示部に設け
られた支持部材とで構成することができる。
【0010】なお、前記角度表示手段における支持部材
の何れにも、裏側に磁性板を取りつけることができて、
この磁性板により角度表示手段をハンドスケーラー研磨
装置に固定することができる。また、前記角度表示手段
は、位置決めプレートにより位置決めされたハンドスケ
ーラーの角度を表示することができれば、設置箇所は何
れでも良く、例えば、アタッチメントまたは研磨装置本
体に着脱自在に配置することができる。
の何れにも、裏側に磁性板を取りつけることができて、
この磁性板により角度表示手段をハンドスケーラー研磨
装置に固定することができる。また、前記角度表示手段
は、位置決めプレートにより位置決めされたハンドスケ
ーラーの角度を表示することができれば、設置箇所は何
れでも良く、例えば、アタッチメントまたは研磨装置本
体に着脱自在に配置することができる。
【0011】また本発明のハンドスケーラー研磨装置に
おいて、前記研磨装置本体は、例えば、電池にて駆動す
るモーターを駆動手段として内蔵し、砥石を着脱自在に
保持する砥石固定部材を研磨装置本体の表面に往復動可
能に設け、モーターの回転力を砥石固定部材に伝達して
往復動させるためのリンク機構やカム等の伝達手段を備
えるように構成することができる。
おいて、前記研磨装置本体は、例えば、電池にて駆動す
るモーターを駆動手段として内蔵し、砥石を着脱自在に
保持する砥石固定部材を研磨装置本体の表面に往復動可
能に設け、モーターの回転力を砥石固定部材に伝達して
往復動させるためのリンク機構やカム等の伝達手段を備
えるように構成することができる。
【0012】さらに本発明のハンドスケーラー研磨装置
において、前記位置決めプレートは前記アタッチメント
に着脱自在に設けることができる。ここで、アタッチメ
ントとは、研磨装置本体を内部に着脱自在に収容できる
ように内部が空洞状に形成され、研磨装置本体のスイッ
チ等に対応する位置に開口が設けられたものであって、
このようなアタッチメントにおいて、位置決めプレート
は研磨装置本体の砥石の上に所定のクリアランスを維持
するように配置される。
において、前記位置決めプレートは前記アタッチメント
に着脱自在に設けることができる。ここで、アタッチメ
ントとは、研磨装置本体を内部に着脱自在に収容できる
ように内部が空洞状に形成され、研磨装置本体のスイッ
チ等に対応する位置に開口が設けられたものであって、
このようなアタッチメントにおいて、位置決めプレート
は研磨装置本体の砥石の上に所定のクリアランスを維持
するように配置される。
【0013】更にまた、本発明のハンドスケーラー研磨
装置において、前記位置決めプレートには、キュレット
型ハンドスケーラーの先端を丸く研磨するための位置決
め穴を設けても良い。
装置において、前記位置決めプレートには、キュレット
型ハンドスケーラーの先端を丸く研磨するための位置決
め穴を設けても良い。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、詳細に説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。図1は本発明の一実
施例であるハンドスケーラー研磨装置10の斜視図であ
り、ハンドスケーラー研磨装置10は、図2に示すよう
に、砥石13が往復動可能に設けられた研磨装置本体1
1と、位置決めプレート23を含むアタッチメント21
と、このアタッチメント21に着脱自在に設けられる角
度表示板30とからなる。
はこれに限定されるものではない。図1は本発明の一実
施例であるハンドスケーラー研磨装置10の斜視図であ
り、ハンドスケーラー研磨装置10は、図2に示すよう
に、砥石13が往復動可能に設けられた研磨装置本体1
1と、位置決めプレート23を含むアタッチメント21
と、このアタッチメント21に着脱自在に設けられる角
度表示板30とからなる。
【0015】図3(a)(b)は角度表示板30のそれ
ぞれ側面図及び正面図であり、角度表示板30は、合成
樹脂等からなる板材31と、この板材31をほぼ垂直に
立てるため板材31の一辺に固定された支持板32と、
この支持板32の裏側に設けられた磁性板33とからな
り、板材31には、図示の如く、原点34から角度40
°及び30°の位置にそれぞれ角度指示線31a,31
bが描かれ、また辺31cは原点34から角度20°を
為すように形成されている。なお、図3では、20°、
30°及び40°を表示する角度表示板30を例示した
が、角度指示線は必要に応じて適宜増減することができ
る。
ぞれ側面図及び正面図であり、角度表示板30は、合成
樹脂等からなる板材31と、この板材31をほぼ垂直に
立てるため板材31の一辺に固定された支持板32と、
この支持板32の裏側に設けられた磁性板33とからな
り、板材31には、図示の如く、原点34から角度40
°及び30°の位置にそれぞれ角度指示線31a,31
bが描かれ、また辺31cは原点34から角度20°を
為すように形成されている。なお、図3では、20°、
30°及び40°を表示する角度表示板30を例示した
が、角度指示線は必要に応じて適宜増減することができ
る。
【0016】また図4は図3とは異なる形状の角度表示
板40の正面図であり、この角度表示板40には1つの
角度のみ、例えば、角度40°を表示するために、辺4
1aが原点44から角度40°の位置に延長するように
形成されている。
板40の正面図であり、この角度表示板40には1つの
角度のみ、例えば、角度40°を表示するために、辺4
1aが原点44から角度40°の位置に延長するように
形成されている。
【0017】さらに、図5(a)(b)は、任意の角度
を表示可能にした角度表示具50のそれぞれ側面図及び
正面図であり、この角度表示具50は、裏面に磁性板5
3が設けられた支持板52と、この支持板52の一端に
設けられた原点54からの角度を指示する角度指示軸5
5と、この角度指示軸55を矢印R方向に回動自在に支
持する軸固定部57と、角度指示軸55の角度を表示す
る目盛板56とからなる。ここで、図示はしないが、角
度指示軸55を矢印R方向に回動可能にする機構として
は、例えば、角度指示軸55の下端をボール状に形成
し、このボール状下端を摺動可能に固定する軸受け部材
を角度指示軸55の内部に設け、角度指示軸55が目盛
の全範囲で動くことができるように、軸受け部材の所定
位置に切欠きを形成しても良い。
を表示可能にした角度表示具50のそれぞれ側面図及び
正面図であり、この角度表示具50は、裏面に磁性板5
3が設けられた支持板52と、この支持板52の一端に
設けられた原点54からの角度を指示する角度指示軸5
5と、この角度指示軸55を矢印R方向に回動自在に支
持する軸固定部57と、角度指示軸55の角度を表示す
る目盛板56とからなる。ここで、図示はしないが、角
度指示軸55を矢印R方向に回動可能にする機構として
は、例えば、角度指示軸55の下端をボール状に形成
し、このボール状下端を摺動可能に固定する軸受け部材
を角度指示軸55の内部に設け、角度指示軸55が目盛
の全範囲で動くことができるように、軸受け部材の所定
位置に切欠きを形成しても良い。
【0018】以上に説明した角度表示板40及び角度表
示具50は、何れも、図1の角度表示板30と同様にア
タッチメント21に配置される。
示具50は、何れも、図1の角度表示板30と同様にア
タッチメント21に配置される。
【0019】また研磨装置本体11は、砥石13と、こ
の砥石13を着脱自在に保持すると共に本体部12の表
面で往復動可能に設けられた砥石固定部材14と、砥石
固定部材14の往復動を開始したり、停止するための切
換えスイッチ12とが設けられている。また、本体部1
1には、図示されない駆動装置としての例えばモーター
と、この駆動装置の電源としての電池と、駆動装置から
の力を砥石固定部材14に伝達して往復動させる、例え
ば、リンク機構やカム等の伝達機構とを内蔵している。
以上の構成により、切換えスイッチ12を操作して研磨
装置本体11を稼動させれば、砥石固定部材14が砥石
13とともに両矢印M方向に往復運動する。
の砥石13を着脱自在に保持すると共に本体部12の表
面で往復動可能に設けられた砥石固定部材14と、砥石
固定部材14の往復動を開始したり、停止するための切
換えスイッチ12とが設けられている。また、本体部1
1には、図示されない駆動装置としての例えばモーター
と、この駆動装置の電源としての電池と、駆動装置から
の力を砥石固定部材14に伝達して往復動させる、例え
ば、リンク機構やカム等の伝達機構とを内蔵している。
以上の構成により、切換えスイッチ12を操作して研磨
装置本体11を稼動させれば、砥石固定部材14が砥石
13とともに両矢印M方向に往復運動する。
【0020】さらにアタッチメント21は、図1及び図
2に示す如く、研磨装置本体11を内部に着脱自在に収
容できるように、内部が空洞に形成されており、研磨装
置本体11のスイッチ12に対応する位置には開口24
が設けられ、両側には指かけ凹部25が形成され、砥石
13の上に所定のクリアランスを保って位置するように
位置決めプレート23が配置され、この位置決めプレー
ト23の両側には磁性板22が設けられている。
2に示す如く、研磨装置本体11を内部に着脱自在に収
容できるように、内部が空洞に形成されており、研磨装
置本体11のスイッチ12に対応する位置には開口24
が設けられ、両側には指かけ凹部25が形成され、砥石
13の上に所定のクリアランスを保って位置するように
位置決めプレート23が配置され、この位置決めプレー
ト23の両側には磁性板22が設けられている。
【0021】この磁性板22は、前述した角度表示板3
0,40及び角度表示具50のそれぞれ磁性板33,4
3,53に接触させて、角度表示板30,40及び角度
表示具50を着脱自在に固定するため用いられている。
0,40及び角度表示具50のそれぞれ磁性板33,4
3,53に接触させて、角度表示板30,40及び角度
表示具50を着脱自在に固定するため用いられている。
【0022】また位置決めプレート23には、位置決め
穴23aとしての貫通穴と、円弧状の凹部23bと、位
置決めプレート23自体を固定するためのネジ穴23c
が形成されており、ネジ穴23cに螺入されたネジ25
によってアタッチメント21に固定されている。また位
置決め穴23aは、キュレット型ハンドスケーラーのつ
ま先部6を丸く研磨する際に用いられるものであって、
この穴23aに、つま先部6が挿入されて砥石13に押
し当てられ、往復動する砥石13からの力により、つま
先部6が位置ずれすることが防止される。さらに円弧状
の凹部23bは、図7に示す如く、曲線状のブレード部
4とほぼ同じ形状に形成され、研磨作業時にブレード部
4の背面が当接して、この研磨作業時のブレード部4の
位置ずれが防止される。
穴23aとしての貫通穴と、円弧状の凹部23bと、位
置決めプレート23自体を固定するためのネジ穴23c
が形成されており、ネジ穴23cに螺入されたネジ25
によってアタッチメント21に固定されている。また位
置決め穴23aは、キュレット型ハンドスケーラーのつ
ま先部6を丸く研磨する際に用いられるものであって、
この穴23aに、つま先部6が挿入されて砥石13に押
し当てられ、往復動する砥石13からの力により、つま
先部6が位置ずれすることが防止される。さらに円弧状
の凹部23bは、図7に示す如く、曲線状のブレード部
4とほぼ同じ形状に形成され、研磨作業時にブレード部
4の背面が当接して、この研磨作業時のブレード部4の
位置ずれが防止される。
【0023】図6及び図7は、ハンドスケーラー研磨装
置によりキュレット型ハンドスケーラーを研磨する様子
を示した斜視図であり、図8は図7における断面図であ
る。これら図6〜図8を参照し、ハンドスケーラー研磨
装置10によるハンドスケーラーの研磨方法について説
明する。
置によりキュレット型ハンドスケーラーを研磨する様子
を示した斜視図であり、図8は図7における断面図であ
る。これら図6〜図8を参照し、ハンドスケーラー研磨
装置10によるハンドスケーラーの研磨方法について説
明する。
【0024】ハンドスケーラーの研磨時には、位置決め
プレート23の円弧状凹部23bにブレード部4の背面
を突き当てて、カッティングエッジ5を砥石13に当接
させる。そして、図6に示したように、角度表示板30
の角度指示線31a,31b又は角度指示辺31cを目
安にして、ハンドスケーラー1のグリップ部2を矢印R
方向に動かし、カッティングエッジ5と砥石13との当
接角度α°を最適な角度に設定する。
プレート23の円弧状凹部23bにブレード部4の背面
を突き当てて、カッティングエッジ5を砥石13に当接
させる。そして、図6に示したように、角度表示板30
の角度指示線31a,31b又は角度指示辺31cを目
安にして、ハンドスケーラー1のグリップ部2を矢印R
方向に動かし、カッティングエッジ5と砥石13との当
接角度α°を最適な角度に設定する。
【0025】次いで、スイッチ12を操作してハンドス
ケーラー研磨装置10を稼動させると、砥石13は両矢
印M方向(図4参照)に往復動し、カッティングエッジ
5は砥石13により研磨される。
ケーラー研磨装置10を稼動させると、砥石13は両矢
印M方向(図4参照)に往復動し、カッティングエッジ
5は砥石13により研磨される。
【0026】ここで、円弧状凹部23bはブレード部4
とほぼ同じ曲線形状に形成されており、しかも、ハンド
スケーラーは矢印H方向(図3参照)に押し当てられ
て、円弧状凹部23bからの反力を受けているので、研
磨の作業者は、カッティングエッジ5と砥石13との当
接角度α°や、矢印H方向の押圧力の強弱を適宜調整す
るだけで、砥石13の往復動方向や、両矢印C方向への
ブレード部の位置ずれを防止しながら、ハンドスケーラ
ーのカッティングエッジ5を容易に研ぎ出すことができ
る。
とほぼ同じ曲線形状に形成されており、しかも、ハンド
スケーラーは矢印H方向(図3参照)に押し当てられ
て、円弧状凹部23bからの反力を受けているので、研
磨の作業者は、カッティングエッジ5と砥石13との当
接角度α°や、矢印H方向の押圧力の強弱を適宜調整す
るだけで、砥石13の往復動方向や、両矢印C方向への
ブレード部の位置ずれを防止しながら、ハンドスケーラ
ーのカッティングエッジ5を容易に研ぎ出すことができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明のハンドスケーラー研磨装置で
は、砥石が往復動可能に設けられた簡略な構造の研磨装
置本体と、円弧状の凹部を備える位置決めプレートと、
位置決めプレートからの角度を表示する着脱自在の角度
表示手段とを含むので、研磨作業時には、ハンドスケー
ラーを手で把持してブレード部を位置決めプレートの円
弧状凹部に押し当て、角度表示手段を目安にハンドスケ
ーラーの角度を調整すれば、カッティングエッジの砥石
に対する当接角度は最適に設定され、カッティングエッ
ジは鋭利に研ぎ出される。
は、砥石が往復動可能に設けられた簡略な構造の研磨装
置本体と、円弧状の凹部を備える位置決めプレートと、
位置決めプレートからの角度を表示する着脱自在の角度
表示手段とを含むので、研磨作業時には、ハンドスケー
ラーを手で把持してブレード部を位置決めプレートの円
弧状凹部に押し当て、角度表示手段を目安にハンドスケ
ーラーの角度を調整すれば、カッティングエッジの砥石
に対する当接角度は最適に設定され、カッティングエッ
ジは鋭利に研ぎ出される。
【0028】したがって、本発明では、比較的簡略な構
造であり、しかも目視と手による簡単な操作でカッティ
ングエッジと砥石との最適な当接角度を設定できて、カ
ッティングエッジを鋭利に研ぎ出すことができるハンド
スケーラー研磨装置が提供される。
造であり、しかも目視と手による簡単な操作でカッティ
ングエッジと砥石との最適な当接角度を設定できて、カ
ッティングエッジを鋭利に研ぎ出すことができるハンド
スケーラー研磨装置が提供される。
【図1】本発明の一実施例であるハンドスケーラー研磨
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図2】図1のハンドスケーラー研磨装置を、研磨装置
本体とアタッチメントと角度表示板とに分解して示した
斜視図である。
本体とアタッチメントと角度表示板とに分解して示した
斜視図である。
【図3】(a)(b)は角度表示板のそれぞれ側面図お
よび正面図である。
よび正面図である。
【図4】図3とは異なる形状の角度表示板の正面図であ
る。
る。
【図5】(a)(b)は角度表示具のそれぞれ側面図お
よび正面図である。
よび正面図である。
【図6】ハンドスケーラーを研磨する様子を示した斜視
図である。
図である。
【図7】キュレット型ハンドスケーラーのブレード部が
位置決めプレートにより位置決めされて、研磨される様
子を示した斜視図である。
位置決めプレートにより位置決めされて、研磨される様
子を示した斜視図である。
【図8】図7における断面図である。
【図9】従来のハンドスケーラーの斜視図である。
【図10】従来のキュレット型ハンドスケーラーのブレ
ード部を拡大して示した斜視図である。
ード部を拡大して示した斜視図である。
【図11】図10のブレード部の断面図である。
10 ハンドスケーラー研磨装置 11 研磨装置本体 13 砥石 23 位置決めプレート 23b 円弧状の凹部 30,40 角度表示板 50 角度表示具
Claims (2)
- 【請求項1】 往復動可能に設けられた砥石を含む研磨
装置本体と、ハンドスケーラー先端を前記砥石の上で位
置決めするため研磨装置本体に着脱自在に設けられた位
置決めプレートと、該位置決めプレートからの角度を表
示するため着脱自在に設けられた角度表示手段とを備
え、前記位置決めプレートにおいて前記砥石上に位置す
る端部に円弧状の凹部を備えることを特徴とするハンド
スケーラー研磨装置。 - 【請求項2】 前記角度表示手段が、一端が角度可変に
固定された軸材と、該軸材の角度を表示する角度表示部
とを備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドス
ケーラー研磨装置。
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JP23257299A JP3241349B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | ハンドスケーラー研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23257299A JP3241349B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | ハンドスケーラー研磨装置 |
Publications (2)
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ID=16941456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23257299A Expired - Fee Related JP3241349B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | ハンドスケーラー研磨装置 |
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WO2003072302A1 (fr) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Nakanishi Inc. | Outil de positionnement angulaire et dispositif d'affutage pour instrument de detartrage a main comprenant cet outil |
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-
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