JP5650582B2 - 研磨用チップ - Google Patents
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Description
本発明の第1の態様に係る研磨用チップは、歯科用超音波スケーラや歯科用エアスケーラのハンドピースの先端部に着脱自在に装着される軸部と、この軸部の先端部から連続するようにして延びるとともに、表面、裏面、および二つの側面を備えた平板部と、この平板部の先端部から連続するようにして延びる円柱部と、を有し、前記表面、裏面、二つの側面、および円柱部の外周面に、砥石が電着または焼結により固着されている。
これにより、振動する平板部の表面、裏面、側面、または円柱部の外周面をチップやキュレット等に押し当てたり、あるいはチップやキュレット等を振動する平板部の表面、裏面、側面、または円柱部の外周面に押し当てるだけで、熟練した技量を必要とせず、誰にでも簡単にチップやキュレット等を研ぐことができる。
これにより、振動する平板部の表面、裏面、側面、または正面をチップやキュレット等に押し当てたり、あるいはチップやキュレット等を振動する平板部の表面、裏面、側面、または正面に押し当てるだけで、熟練した技量を必要とせず、誰にでも簡単にチップやキュレット等を研ぐことができる。
また、このような研磨用チップによれば、振動する溝を、研磨しようとするスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面等に押し当てたり、あるいは研磨しようとするスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面等を振動する溝に押し当てるだけで、熟練した技量を必要とせず、誰にでも簡単にスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面等、丸みのある部分を研ぐことができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る研磨用チップについて、図1から図8を参照しながら説明する。
図1および図2は本実施形態に係る研磨用チップの斜視図、図3は本実施形態に係る研磨用チップの左側面図、図4は本実施形態に係る研磨用チップの右側面図、図5は本実施形態に係る研磨用チップの正面図、図6は本実施形態に係る研磨用チップの背面図、図7は本実施形態に係る研磨用チップの平面図、図8は本実施形態に係る研磨用チップの底面図である。
なお、本実施形態において、砥石以外の部分、すなわち、軸部2、平板部3、円柱部4、および接続部41,42はいずれもステンレス鋼で作られており、これら軸部2、平板部3、円柱部4、および接続部41,42は、一体となるように成形されている。
まず、図9に示すように、直径4mm、長さ2500mmのステンレス鋼からなる丸棒51を用意し、図示しないNC旋盤にセットする。
つづいて、図10に示すように、NC旋盤を運転し、一端(先端)の側から他端(基端)の側にかけて、半球部32、本体部31、接続部42の元になる円錐部(R部)52、接続部41および平板部3の元になる直径2mmの円柱部53、小径部12、R部13を切削加工する。
つづいて、図1から図8に示すように、軸部2の中心線と、平板部3の中心線とが、所定の角度(例えば、120度)を成して交差するように、接続部41の近傍に位置する平板部3(接続部41と溝25,26との間に位置する平板部3)のところで折り曲げた(屈曲させた)後、表面21、裏面22、2つの側面23,24の全体、接続部42の表面の全体、および円柱部4の表面の全体に、粒度#300〜#1500程度の砥石(例えば、ダイヤモンド)を電着または焼結により取り付ける(固着させる)。
これにより、振動する平板部3の表面21、裏面22、側面23,24、または円柱部4(より詳しくは、本体部31)の外周面をチップやキュレット等に押し当てたり、あるいはチップやキュレット等を振動する平板部3の表面21、裏面22、側面23,24、または円柱部4(より詳しくは、本体部31)の外周面に押し当てるだけで、熟練した技量を必要とせず、誰にでも簡単にチップやキュレット等を研ぐことができる。
本発明の第2実施形態に係る研磨用チップについて、図20から図29を参照しながら説明する。
図20および図21は本実施形態に係る研磨用チップの斜視図、図22は本実施形態に係る研磨用チップの左側面図、図23は本実施形態に係る研磨用チップの右側面図、図24は本実施形態に係る研磨用チップの正面図、図25は本実施形態に係る研磨用チップの背面図、図26は本実施形態に係る研磨用チップの平面図、図27は本実施形態に係る研磨用チップの底面図、図28は本実施形態に係る研磨用チップの先端部を拡大して詳細に示した左側面図、図29は本実施形態に係る研磨用チップの先端を拡大して詳細に示した正面図である。
なお、砥石以外の部分、すなわち、軸部62、平板部63、および接続部91はいずれもステンレス鋼で作られており、これら軸部62、平板部63、および接続部91は、一体となるように成形されている。
これにより、振動する平板部63の表面81、裏面82、側面83,84、または正面85をチップやキュレット等に押し当てたり、あるいはチップやキュレット等を振動する平板部63の表面81、裏面82、側面83,84、または正面85に押し当てるだけで、熟練した技量を必要とせず、誰にでも簡単にチップやキュレット等を研ぐことができる。
また、このような研磨用チップ61によれば、振動する溝25または溝26を、研磨しようとするスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面等に押し当てたり、あるいは研磨しようとするスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面等を振動する溝25または溝26に押し当てるだけで、熟練した技量を必要とせず、誰にでも簡単にスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面等、丸みのある部分を研ぐことができる。
例えば、上述した実施形態では、大径部71の他端部(基端部)に、雌ねじ部75を設けるようにしているが、歯科用超音波スケーラや歯科用エアスケーラのハンドピースの先端部に雌ねじ部が設けられている場合には、大径部71の他端部(基端部)に、雄ねじ部(例えば、M3の雄ねじ部)を設けるようにすることもできる。
さらに、砥石の粒度としては#300〜#1500程度のものが一般的であるが、その他の番手のものを採用することもできる。
これにより、研磨作業中における研磨用チップ1,61の温度上昇を抑制することができる。
なお、図30は、孔93を備えた研磨用チップ61を示している。
2 軸部
3 平板部
4 円柱部
21 表面
22 裏面
23 側面
24 側面
25 溝
26 溝
41 接続部
61 研磨用チップ
62 軸部
63 平板部
81 表面
82 裏面
83 側面
84 側面
85 正面
91 接続部
92 境界
93 孔
Claims (11)
- 歯科用超音波スケーラや歯科用エアスケーラのハンドピースの先端部に着脱自在に装着される軸部と、この軸部の先端部から連続するようにして延びるとともに、表面、裏面、および二つの側面を備えた平板部と、この平板部の先端部から連続するようにして延びる円柱部と、を有し、
前記表面、裏面、二つの側面、および円柱部の外周面に、砥石が電着または焼結により固着されていることを特徴とする研磨用チップ。 - 前記外周面の周方向における曲率が、研磨しようとするスプーンエキスカベーターの内周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの内周面の曲率とされていることを特徴とする請求項1に記載の研磨用チップ。
- 前記二つの側面は、湾曲面とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の研磨用チップ。
- 前記表面または前記裏面の少なくとも一つに、前記平板部の幅方向に沿って一定の曲率を有する湾曲面とされ、かつ、前記平板部の長手方向に延びる溝が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の研磨用チップ。
- 歯科用超音波スケーラや歯科用エアスケーラのハンドピースの先端部に着脱自在に装着される軸部と、この軸部の先端部から連続するようにして延びるとともに、表面、裏面、二つの側面、および正面を備えた平板部と、を有し、
前記表面、裏面、二つの側面、および正面に、砥石が電着または焼結により固着されているとともに、
前記表面または前記裏面の少なくとも一つに、前記平板部の幅方向に沿って一定の曲率を有する湾曲面とされ、かつ、前記平板部の長手方向に延びる溝が設けられていることを特徴とする研磨用チップ。 - 前記二つの側面または前記正面の少なくとも一つは、湾曲面とされていることを特徴とする請求項5に記載の研磨用チップ。
- 前記溝における曲率が、研磨しようとするスプーンエキスカベーターの外周面、またはキュレットの先端に形成された丸みの外周面の曲率とされていることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の研磨用チップ。
- 前記軸部と前記平板部とは、前記平板部の先端が前記軸部から離れるようにして延び、かつ、前記軸部の長手方向軸線と、前記平板部の長手方向軸線とが、鈍角を成して交差するようにして接続されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の研磨用チップ。
- 前記軸部と前記平板部とを接続する接続部と、前記平板部との境界から、前記軸部の側に所定距離離間した前記接続部の幅方向における中央部に、前記歯科用超音波スケーラのハンドピースを介して供給された冷却媒体を流出させる孔が設けられている請求項1から8のいずれか一項に記載の研磨用チップ。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載の研磨用チップを備えてなることを特徴とする歯科用超音波スケーラ。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載の研磨用チップを備えてなることを特徴とする歯科用エアスケーラ。
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JP2011106089A JP5650582B2 (ja) | 2011-05-11 | 2011-05-11 | 研磨用チップ |
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Family Applications (1)
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