JPS6017994B2 - 海水熱交換器 - Google Patents
海水熱交換器Info
- Publication number
- JPS6017994B2 JPS6017994B2 JP56162663A JP16266381A JPS6017994B2 JP S6017994 B2 JPS6017994 B2 JP S6017994B2 JP 56162663 A JP56162663 A JP 56162663A JP 16266381 A JP16266381 A JP 16266381A JP S6017994 B2 JPS6017994 B2 JP S6017994B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seawater
- sacrificial anode
- mounting bolt
- heat exchanger
- anode plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F19/00—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers
- F28F19/02—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings
- F28F19/04—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings of rubber; of plastics material; of varnish
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、海水熱交換器に係り、特にその海水系容器の
内面に有するラィニング材の剥離を防止するようにした
犠牲陽極板の取付ボルト部分の改良に関する。
内面に有するラィニング材の剥離を防止するようにした
犠牲陽極板の取付ボルト部分の改良に関する。
海水熱交換器の海水系容器として、最も良く用いられて
いる構造としては、炭素鋼製の容器の内側即ち海水との
度液部にゴムライニング施こし、更に、炭素鋼製容器を
海水の腐食から保護するために犠牲陽極板が取付けられ
ている。
いる構造としては、炭素鋼製の容器の内側即ち海水との
度液部にゴムライニング施こし、更に、炭素鋼製容器を
海水の腐食から保護するために犠牲陽極板が取付けられ
ている。
これは、コストが安いこと、ゴムラィニングが比較的補
修が容易であることなどの理由によるものである。しか
しながら、従来の構造では、この犠牲陽極板を取付ボル
トで容器の内側に固着する際、ゴムラィニングの先端を
引つかけたり、折り曲げられたりして、ゴムラィニング
の剥離が生じやすかった。しかも、犠牲陽極板は自ら海
水中にイオンを放出するので消耗し、使用してある間に
は定期的に新品と交換する必要があり、その都度犠牲陽
極板の取外し、取付けを行わなければならないのでゴム
ライニングの先端の剥離を発生させる機会も多く、ゴム
ラィニングの剥離によって炭素鋼が腐食し容器の寿命を
短くする原因となっていた。本発明の目的は、上述の従
来の欠点を解消するもので、犠牲陽極板の取付け、取外
しの際にも、ラィニング材の剥離が生じないようにして
海水系容器の機能を長期間維持するようにした海水熱交
換器を提供することにある。本発明は、上記目的を達成
するために、容器の内面に犠牲陽極板を取付けるための
取付ボルトの下端部分に、ラィニング材の厚み以上の段
差を設け、その段差部分の外周上の前記ラィニング材を
含む取付ボルトの外径が取付ボルトの上端部分の外径以
下となるようにしたことを特徴としている。
修が容易であることなどの理由によるものである。しか
しながら、従来の構造では、この犠牲陽極板を取付ボル
トで容器の内側に固着する際、ゴムラィニングの先端を
引つかけたり、折り曲げられたりして、ゴムラィニング
の剥離が生じやすかった。しかも、犠牲陽極板は自ら海
水中にイオンを放出するので消耗し、使用してある間に
は定期的に新品と交換する必要があり、その都度犠牲陽
極板の取外し、取付けを行わなければならないのでゴム
ライニングの先端の剥離を発生させる機会も多く、ゴム
ラィニングの剥離によって炭素鋼が腐食し容器の寿命を
短くする原因となっていた。本発明の目的は、上述の従
来の欠点を解消するもので、犠牲陽極板の取付け、取外
しの際にも、ラィニング材の剥離が生じないようにして
海水系容器の機能を長期間維持するようにした海水熱交
換器を提供することにある。本発明は、上記目的を達成
するために、容器の内面に犠牲陽極板を取付けるための
取付ボルトの下端部分に、ラィニング材の厚み以上の段
差を設け、その段差部分の外周上の前記ラィニング材を
含む取付ボルトの外径が取付ボルトの上端部分の外径以
下となるようにしたことを特徴としている。
以下本発明の実施例を添付の図面に基づいて説明する。
第１図乃至第４図は、従来の海水熱交換器の断面図を示
したものである。海水熱交換器は、管側流体の折流を行
う前水室１と、後水室１６が管板７と縦付ボルト９によ
りフランジ５を介して強個に取付−けられ、管板７は胴
体１０と溶接により一体的に取付けられ、又胴体１０に
は熱交換器全体を基礎台上に設置するため支持脚１４が
取付けられている。管側の流体である海水は、水室入口
ノズル２より仕切板４により区切られた前水室１の下方
に入り、第２回に示されるような多数の伝熱管１５に分
流し、後水室１６の下部へ出て更に上部に流れ再び多数
の伝熱管１５に流入して前水室１の上方に流れている水
室出口ノズル３より容器外へ流出するようになっている
。
したものである。海水熱交換器は、管側流体の折流を行
う前水室１と、後水室１６が管板７と縦付ボルト９によ
りフランジ５を介して強個に取付−けられ、管板７は胴
体１０と溶接により一体的に取付けられ、又胴体１０に
は熱交換器全体を基礎台上に設置するため支持脚１４が
取付けられている。管側の流体である海水は、水室入口
ノズル２より仕切板４により区切られた前水室１の下方
に入り、第２回に示されるような多数の伝熱管１５に分
流し、後水室１６の下部へ出て更に上部に流れ再び多数
の伝熱管１５に流入して前水室１の上方に流れている水
室出口ノズル３より容器外へ流出するようになっている
。
一方、胴体側の被冷却体は「腕入口ノズル１２より胴体
ＩＱを折流し〜その間に伝熱管ｉ５の外表面と接触する
ことにより冷却されて月岡出口ノズル１３より器外へ放
出されるようになっている。
ＩＱを折流し〜その間に伝熱管ｉ５の外表面と接触する
ことにより冷却されて月岡出口ノズル１３より器外へ放
出されるようになっている。
前水室】及び後水室竃６を構成する部品の材質は、溶酸
性が殴れ、又強度も大きく安価であることから一般には
炭素鋼が用いられている。従って使用流体が海水である
ために薮液しないようにすることと「援液した場合の腐
食を考慮して炭素鍵の内面には「ゴムラィニング６が接
着剤により強固に全面ラィニング施行されている。尚胴
体側については〜流体が海水でないのでライニングは施
こされていない。又〜管板７には〜水茎側に耐海水に強
い秦鋼系の合せ板８をクラッドして用いられている。こ
のように、炭素鋼系材料は海水と後液しないようにされ
ているが更に微小なピンホールが生じても使用に耐える
ように水室の腐食から保護するために犠牲陽極板ＩＴが
第２図に示すように水室内に多数設けられている。
性が殴れ、又強度も大きく安価であることから一般には
炭素鋼が用いられている。従って使用流体が海水である
ために薮液しないようにすることと「援液した場合の腐
食を考慮して炭素鍵の内面には「ゴムラィニング６が接
着剤により強固に全面ラィニング施行されている。尚胴
体側については〜流体が海水でないのでライニングは施
こされていない。又〜管板７には〜水茎側に耐海水に強
い秦鋼系の合せ板８をクラッドして用いられている。こ
のように、炭素鋼系材料は海水と後液しないようにされ
ているが更に微小なピンホールが生じても使用に耐える
ように水室の腐食から保護するために犠牲陽極板ＩＴが
第２図に示すように水室内に多数設けられている。
従来、この犠牲陽極板翼７の取付けは第３図及び第４図
に示すように、取付ボルト１８及びナット１９によって
水室（節水室１、後水室１６）の内面に固着されている
が、敬付ボルト１８に取付ける際に、ゴムラィニング６
がその厚みの分だけ取付ボルト１８より出張っているた
めに、第４図の二点鎖線にて示すように、ゴムライニン
グ６の先端部を引つかけたり、折り曲げられたりして「
ライニング材の剥離が生じ易くなっている。
に示すように、取付ボルト１８及びナット１９によって
水室（節水室１、後水室１６）の内面に固着されている
が、敬付ボルト１８に取付ける際に、ゴムラィニング６
がその厚みの分だけ取付ボルト１８より出張っているた
めに、第４図の二点鎖線にて示すように、ゴムライニン
グ６の先端部を引つかけたり、折り曲げられたりして「
ライニング材の剥離が生じ易くなっている。
しかも、この犠牲陽極板１７は、使用している間にト犠
牲陽極板１７の亜鉛板が溶出して減少するので定期的に
交換を必要とし「容器の寿命中には何回を取外し、取付
け等のメインテナンスが行われる。それ故、ゴムラィニ
ング６の先端部が剥離する機会を多い。又、犠牲陽極板
翼７は「ナット；９との間に充填剤２１を充填してナッ
ト１９の廻り止めがなされているが、使用中に充填剤が
劣化して破損した場合、海水の流速、振動によりナット
１９がゆるみ、犠牲陽極板１７の亜鉛板とクッション２
０との間に隙間が生じて海水が進入し、ラィニング６の
剥離した部分に入り「除々に前水室１を腐食するように
なる。
牲陽極板１７の亜鉛板が溶出して減少するので定期的に
交換を必要とし「容器の寿命中には何回を取外し、取付
け等のメインテナンスが行われる。それ故、ゴムラィニ
ング６の先端部が剥離する機会を多い。又、犠牲陽極板
翼７は「ナット；９との間に充填剤２１を充填してナッ
ト１９の廻り止めがなされているが、使用中に充填剤が
劣化して破損した場合、海水の流速、振動によりナット
１９がゆるみ、犠牲陽極板１７の亜鉛板とクッション２
０との間に隙間が生じて海水が進入し、ラィニング６の
剥離した部分に入り「除々に前水室１を腐食するように
なる。
そこで、本発明においては、第４図に示すゴムラィニン
グ部の外径もを取付ボルト１８の外律封，と同一か、そ
れより小さくするようにしたものであって、第５図及び
第６図は、本発明による犠牲陽極板１７の取付礎造を示
したものである。
グ部の外径もを取付ボルト１８の外律封，と同一か、そ
れより小さくするようにしたものであって、第５図及び
第６図は、本発明による犠牲陽極板１７の取付礎造を示
したものである。
取付ボルト２２は、炭素鋼製の前水茎１に溶接により固
着されており「その外径はｄ，で、ゴムラィニング６が
施行される所は厚ｔだけ段差を設け〜 ラィニング施行
後の外径は取付ボルト２２の外蓬ｄ．以下になるように
している。このような取付ボルト２２にクッション２Ｑ
を挿入し〜その後犠牲陽極板亀Ｔを取付け、ナット１９
を取付ボルト２２に縞付けて固着し、最後に充填剤２１
を充填してナット１９が廻らないように固定している。
着されており「その外径はｄ，で、ゴムラィニング６が
施行される所は厚ｔだけ段差を設け〜 ラィニング施行
後の外径は取付ボルト２２の外蓬ｄ．以下になるように
している。このような取付ボルト２２にクッション２Ｑ
を挿入し〜その後犠牲陽極板亀Ｔを取付け、ナット１９
を取付ボルト２２に縞付けて固着し、最後に充填剤２１
を充填してナット１９が廻らないように固定している。
従って、本発明では、取付ボルト２２の外律幻，より出
張るものがないために「取付ボルト２２の外蚤ｄ，の部
分がクッション２０の挿入時のガイドの役目を果たし、
その結果、組立てはスムースでありＬ ラィニング材の
折れ曲り、剥離などを無くすことができる。
張るものがないために「取付ボルト２２の外蚤ｄ，の部
分がクッション２０の挿入時のガイドの役目を果たし、
その結果、組立てはスムースでありＬ ラィニング材の
折れ曲り、剥離などを無くすことができる。
又、充填剤２１が劣化して破損した場合、ナット１９が
ゆるみ、犠牲陽極板１７とクッション２０の間に隙間が
生じ、海水が取付ボルト２２迄浸入してきても、ラィニ
ング材の剥離がないので耐圧部材である節水室１との蓬
液はなく海水による炭素鋼の腐食をなくすことができる
。以上述べたように、本発明によれば、ラィニング材の
剥離をなくすことができるので、水茎の炭素鋼と海水と
の接液が阻止される結果、容器が海水による腐食から防
止され、海水熱交換器の機能維持の長寿命化を図ること
ができる。
ゆるみ、犠牲陽極板１７とクッション２０の間に隙間が
生じ、海水が取付ボルト２２迄浸入してきても、ラィニ
ング材の剥離がないので耐圧部材である節水室１との蓬
液はなく海水による炭素鋼の腐食をなくすことができる
。以上述べたように、本発明によれば、ラィニング材の
剥離をなくすことができるので、水茎の炭素鋼と海水と
の接液が阻止される結果、容器が海水による腐食から防
止され、海水熱交換器の機能維持の長寿命化を図ること
ができる。
第量図は従来の海水熱交換器の全体断面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ線の一部断面図、第３図及び第４図は第２
図の犠牲陽極板の敬付状態を示す要部拡大断面図、第５
図及び第６図は本発明による犠牲陽極板の取付状態を示
す要部拡大断面図である。 １・・…・節水室、６…・・・ゴムラィニング、１６・
・・・・・後水室、１７・・・…犠牲陽極板、１９・…
・・ナット、２２・・・・・・取付ボルト。 群ー図 第２図 第３図 静ム図 第５図 第５図
１図のＡ−Ａ線の一部断面図、第３図及び第４図は第２
図の犠牲陽極板の敬付状態を示す要部拡大断面図、第５
図及び第６図は本発明による犠牲陽極板の取付状態を示
す要部拡大断面図である。 １・・…・節水室、６…・・・ゴムラィニング、１６・
・・・・・後水室、１７・・・…犠牲陽極板、１９・…
・・ナット、２２・・・・・・取付ボルト。 群ー図 第２図 第３図 静ム図 第５図 第５図
Claims (1)
- １ 内面にライニング材を有する海水系容器を具備する
海水熱光換器において、前記容器の内面に犠牲陽極板を
取付けるための取付ボルトの下端部分に、前記ライニン
グ材の厚み以上の段差を設け該段差部分の外周上の前記
ライニング材を含む前記取付ボルトの外径が前記取付ボ
ルトの上端部分の外径以下となるようにしたことを特徴
とする海水熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56162663A JPS6017994B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | 海水熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56162663A JPS6017994B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | 海水熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5878097A JPS5878097A (ja) | 1983-05-11 |
| JPS6017994B2 true JPS6017994B2 (ja) | 1985-05-08 |
Family
ID=15758906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56162663A Expired JPS6017994B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | 海水熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017994B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006083422A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd | 電気防食装置 |
| JP2010243100A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Daikin Ind Ltd | 水冷式熱交換器 |
-
1981
- 1981-10-14 JP JP56162663A patent/JPS6017994B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5878097A (ja) | 1983-05-11 |
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