JPS60174856A - 窒素含有オ−ステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

窒素含有オ−ステナイト系ステンレス鋼

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JPS60174856A
JPS60174856A JP2718984A JP2718984A JPS60174856A JP S60174856 A JPS60174856 A JP S60174856A JP 2718984 A JP2718984 A JP 2718984A JP 2718984 A JP2718984 A JP 2718984A JP S60174856 A JPS60174856 A JP S60174856A
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JP
Japan
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less
stainless steel
austenitic stainless
amount
steel
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Pending
Application number
JP2718984A
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English (en)
Inventor
Yoshio Taruya
芳男 樽谷
Takeo Kudo
赳夫 工藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、オーステナイト系ステンレス鋼、特に不純物
としてのMn量を0.20%以下とした窒素含有オ−ス
テナイト系ステンレス鋼に関する。
(従来技術) 従来のS[l5304.5US304L1SUS316
.5US316L等のオーステナイト系ステンレス鋼は
通常1.0〜2.0%のMnを含有している。これはオ
ーステナイト系ステンレス鋼の場合にはNi当量式、す
なわち(Ni当量)−%Ni+30x%C+30X%N
+Q、5X%MnがらもわかるようにMnが重要なオー
ステナイト生成元素であって、オーステナイトバランス
を考慮する際に重要なNi代替元素となること、ならび
に鋼中でSと結びつきMnSを生成することで熱間での
割れの原因となる低融点化合物の生成を防止し、コイル
熱延時の耳割れなどの高温割れを防止すること、さらに
は脱酸材としても有効であることによると考えられる。
(発明の要約) しかしながら、近年に至りステンレス鋼の溶製技術、特
にAOD法の発達に伴いオーステナイト生成元素として
のNの積極的な添加が可能となったことに着目して検討
をつづけた結果、従来のオーステナイト系鋼におけるオ
ーステナイト生成元素としてのMnは必ずしも必要では
ないことを知り、一方、Mn量低下に伴う鋼中Sによる
熱間加工性劣化の問題も、今日では鋼中のS量を容易に
例えば0.0010%以下に低減させることが可能とな
るに及びJMn添加によってのみ解決を図る必要がない
ことを知った。なお、脱酸元素としての役割もS i 
−M n複合脱酸以外の脱酸方法が技術的に確立するに
従いMn添加の必要性もなくなっている。
これらの点に鑑み本発明者らは従来のMnレベルに比べ
著しくMn量の低い、原則的にはMnを添加しない一連
のN添加18Cr−8Ni系オーステナイトステンレス
鋼の開発を検討した。一連の実験、研究を通じ本発明者
らは風中のS量を0.003%以下、望ましくは0.0
02%以下、更に望ましくは0.001%以下とするこ
とで耐食性が著しく改善されるばかりでなく、熱間での
割れ発生の問題のない、優れた加工性を有する低マンガ
ンの窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼が得られる
ことを見い出して本発明に至った。
ここに、本発明は、重量%で、 c : 0.c+s%以下、St : 1.00%以下
1、P : 0.040%以下、 S : 0.003
%以下、Ni : 6.00〜15.00%、Cr :
 16.00〜26.00、N : 0.02〜0.1
5%、 必要に応じ、Mo : 0.05〜4.00%、残部F
eおよび付随不純物 からなり、不純物としてのMn量を0.20%以下、好
ましくは0.15%以下とした窒素含有オーステナイト
系ステンレス鋼であり、かかる窒素含有オーステナイト
系ステンレス鋼は所望によりさらにCa : 0.05
%以下およびMg : 0.05%以下の一種または二
種を含んでいてもよい。
かくして、本発明によれば、Mn量を不純物量とすると
ともに、N、Sの多量を調整することによって耐食性ば
かりでなく熱間加工性にすぐれたオーステナイト系ステ
ンレス鋼が得られるのである。
(発明の態様) 次に本発明に係る鋼に添加する上述の各元素の添加割合
を上記のように限定した理由を述べる。
CTCはN1.、N% Mnとならんで重要なオーステ
ナイト生成元素であるが、多量に存在する場合には溶接
部での鋭敏化が顕著になるため上限を0.08%とした
。鋼中C量が0.02%以下となった場合には鋭敏化は
著しく抑制される。
Si : Stは脱酸元素として必要であり、本発明で
はその上限は1.0%とした。
P:Pは不純物として混入する。したがって、本発明で
は上限は0.040%とした。
SO3は本発明が対象とするオーステナイト系鋼の高温
割れを著しく促進する元素であり極力低い方が望ましい
。熱間加工性の点よりその上限を0.003%とした。
望ましくは0.002%以下。更に望ましくは0.00
1%以下とする。必要に応じて、Caま・たはMgを単
独あるいは複合で添加し、Sの影響を軽微にするように
してもよい。
Ni : Niは本発明に係るオーステナイト系鋼を構
成する基本元素であり、そのためNiは6.00〜15
.’OO%とした。
Cr : Crは本発明に係る@(9耐食性を維持する
基本元素である。したがって、本発明においてCrは1
6.00〜26.00%とした。
NUNはオーステナイト生成元素であり、本発明に係る
鋼のオーステナイトバランスを維持するために必要な元
素である。さらにMnとは異なり耐孔食性、耐隙間腐食
性改善に効果が顕著である。孔食電位は鋼中N濃度に比
例して向上する。なお、Nは高温での変形能を低下し、
常温での耐力、強度を高めるが、伸び、絞りを低下させ
る働きがあるので高温でのσフェライトの析出も考慮し
つつ適正に添加す゛ることが必要である。本発明にあっ
てはNは0.02〜0.15%、好ましくは0.04〜
0.12%とした。
Mo −Moは耐食性を改善するのに有効である。MO
は必要に応じて添加するが添加する場合、MOは0.5
0〜4.00%とした。
Mn : Mnは本発明に係る鋼においては不純物であ
る。
その上限は溶製上不可避的に混入してくる量であ。
る0、20%とした。好ましくは0.15%以下である
Mnを低下させるにしたがって熱間加工性は低下し熱延
時の耳割れ等の原因になる。これはMnを低減した場合
には鋼中のSが低融点化合物を形成し割れの原因となる
ためである。しかも、本発明にあってはNをオーステナ
イト生成元素として含有す、るためNを含有しないもの
に比べ高温での変形抵抗が大であり熱延時に割れも発生
しやすい。しかし、すでに述べたよ、うに、本発明にあ
っては鋼中S量を0.003%以下、望ましくは0.0
02%以下、さらに望ましくは0.001%以下とする
ことで低融点化合物の生成を抑制し、比較的多量にNが
含をされるにもかかわらず、高温での割れ発生が防止さ
れるのである。
その他、本発明にあっては主たる不純物として、溶解原
料から不可避的に混入してくるCuを0.5%程度含有
することがある。
次に実施例によって本発明をさらce説明する。
災施m 下掲表に示す鋼組成を有する一連の供試鋼を17キロ真
空溶解炉によって溶解し、得られた鋳塊を1200℃で
1時間大気中加熱した後で60論厚X 100 、ma
幅×100龍長さの寸法にまで鍛伸した。次いでこれを
1150℃で1時間大気中加熱後、熱延仕上げ温度80
0℃でパレストレイン試験用には15m11厚×100
龍幅×長さの寸法に、また孔食電位測定用には7龍厚×
100゛關幅×長さの寸法に熱間圧延した。このように
して得た熱間圧延材はさらに1080℃で大気中加熱し
焼鈍した。15順厚材は1080℃に80分間保持した
後水冷した。一方、7IIII厚材は同温度に40分間
保持後、水冷した。
このようにして調製した各供試鋼についてパレストレイ
ン試験および孔食試験を下記要領で行った。
試験の結果は鋼組成とともに下邦表にまとめて示す。
パレストレイン試験: 純アルゴン雰囲気下において、12,000 J/cm
の溶接入熱を与える200AX15V x15cm/m
inの条件下でTIG溶接を行い、溶接途中で溶接方向
に沿って300端■の曲率半径の曲げを試験に加えて2
.0%の歪を与えたとき溶接方向に沿って発生した縦割
れ、つまりパレストレイン割れの長さを測定した。
孔食電位試験: ASTM G 48−76に規定する要領にしたがって
、人工海水をA’r脱気してから80℃で動電位法によ
り孔食電位を測定した。掃引速度は20mV/min 
、 n数は2であった。
孔食電位は電流密度が100μA / C16となった
ときの電位(V vs、 SCE )で示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11重量%で、 C:0.08%以下、Si : 1.00%以下、P 
    : 0.040%以下、 S F 0.003%以下、
    Ni : 6.00〜15.00%、Cr : 16.
    00〜26.00%、N : 0.02〜0.15%、 残部Feおよび付随不純物 からなり、不純物としてのMn量を0.20%以下とし
    た窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼。 (2)重量%で、 C: 0.08%以下、Si : 1.00%以下、P
     : 0.040%以下、 S F 0.003%以下
    、Ni : 6.OO”15.00%、Cr : 16
    .00〜26.00%、N : 0.02〜0.15%
    、 Mo : 0.50〜4.00%残部Feおよび付
    随不純物 からなり、不純物としてのMn量を0.20%以下とし
    た窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼。 (3)N量%で、 C: 0.08%以下、si: t、oo%以下、P 
    : 0.040%以下、 S : 0.003%以下、
    Ni : 6.OO〜15.00 %、Cr : 16
    .00 〜26.00 %、N : 0.02〜0.1
    5%、 Ca : 0.05%以下およびMg : 0.05%
    以下の一種または二種 残部Feおよびイ1随不純物 からなり、不純物としてのMn量を0.20%以下とし
    た窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼。 (4)重量%で、 C: o、os%以下、Si : 1’、00%以下、
    P : 0.040%以下、 S 、40.003%以
    下、Ni : 6.OO〜15.00%、Cr : 1
    6.00〜26.00%、N : 0.02〜0.15
    %、 Mo : 0.50〜4.00%、Ca : 0
    .05%以下およびMg : 0.05%以下の一種ま
    たは二種 残部Feおよび付随不純物 からなり、不純物としてのMn量、を0.20%以下と
    した窒素含有オーステナイト系ステンレス鋼。
JP2718984A 1984-02-17 1984-02-17 窒素含有オ−ステナイト系ステンレス鋼 Pending JPS60174856A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790497A (ja) * 1993-09-22 1995-04-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐硝酸性オーステナイト系ステンレス鋼

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790497A (ja) * 1993-09-22 1995-04-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐硝酸性オーステナイト系ステンレス鋼

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