JPS60174737A - 芳香族アルコ−ルの製造法 - Google Patents

芳香族アルコ−ルの製造法

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JPS60174737A
JPS60174737A JP59030389A JP3038984A JPS60174737A JP S60174737 A JPS60174737 A JP S60174737A JP 59030389 A JP59030389 A JP 59030389A JP 3038984 A JP3038984 A JP 3038984A JP S60174737 A JPS60174737 A JP S60174737A
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hydroperoxide
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、芳香族ヒドロペ)I<オキシドを水素で還元
して芳香族アルコールを製造する方法に関する。
芳香族アルコールは架橋剤等として有用な、例えばジク
ミルペルオキシド、ジー(2−tert−ブチルペルオ
キシ−2−プロピル)ベンゼン等のペルオキシドを製造
する際の合成原料となるものである。
該芳香族アルコールの従来の製造法については、芳香族
ヒドロペルオキシドを水素で還元する方法が、例えば、
英国特許第792558号公報および特公昭39−26
961号公報に記載されている。しかし、これらの方法
では触媒活性の低下がおこり、目的とする芳、香族アル
コールの収量が低いという欠点がある。そこで本発明者
等は、芳香族ヒドロペルオキシドの水素還元反応により
芳香族アルコールを高収率で製造する方法について検討
した結果、該水素還元反応を水素還元触媒およびアミン
類の共存下に行うことにより目的とする芳香族アルコー
ルが高収率で得られことを見出し、本発明を完成するに
致った。
すなわち、本発明によれば、芳香族ヒドロペルオキシド
を水素還元触媒の存在下に水素と接触さセて還元するに
当たって、該還元反応をアミン類あるいは該水素還元反
応中にアミン類に変化し得る化合物の共存下に行うこと
を特徴とする芳香族アルコールの製造法、が提供される
本発明の方法において、該水素還元反応の原料となる芳
香族ヒドロペルオキシドとしては、一般式CI) 2 R,−−C−−00H(1) 3 および一般式(II) (両式中、R1および部ま単環あるいは2環以上の縮合
環からなる芳香族炭化水素の基を示し、Rλ、R3、R
5およびへは脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素あるいは
芳香族炭化水素の基を示し、nは2ないし4の整数を示
す。)で表わされる第3級の芳香族ヒドロペルオキシド
が好ましい。これらの芳香族ヒドロペルオキシドとして
具体的には、クメンヒドロペルオキシド、m一体および
p一体のシメンヒドロペルオキシド、m一体およびp一
体のジイソプロピルベンゼンモノヒドロベルオキシド、
m一体およびp一体のジイソプロピルベンゼンジヒドロ
ペルオキシド、m一体およびp一体の(2−ヒドロキシ
−2−プロピル)−α、α−ジメチルベンジルヒドロペ
ルオキシド、トリイソプロピルベンゼントリヒドロペル
オキシドおよびイソプロビルナフクレンヒドロベルオキ
シド等の炭素数が9ないし16からなる芳香族ヒドロペ
ルオキシドを例示できる。
本発明の方法において、芳香族ヒドロペルオキシドを水
素還元反応に使用するに当たっては、これを単独使用し
てもよく、あるいは前記した芳香族ヒドロペルオキシド
の中から適宜選択した2種類以上の芳香族ヒドロペルオ
キシドを混合物の形として使用してもよい。またこれ以
外にも、前記した一般式(1)あるいは一般式(II)
で示されるヒドロペルオキシドに対応する芳香族炭化水
素(両式中、全ての一00H基をH原子に置き換えた化
合物)を酸素含有ガスで酸化して得られる該芳香族ヒド
ロペルオキシドを主成分として含ミ、かつ不純物として
アルコール類、ケトン類を含む酸化反応生成混合物を、
本発明の水素還元反応の原料として使用しても差しつか
えない。
本発明の方法による水素還元反応では、通常知られてい
る水素還元触媒を使用することができ、例えば、該触媒
の活性成分として、ニッケル、コバルト、白金、パラジ
ウムおよびロジウム等の金属をアルミナ、ケイソウ土、
活性炭、繊維、炭酸カルシウム、シリカ、シリカ−アル
ミナ、硫酸バリウムあるいは酸化チタン等の種々の担体
に担持した触媒、およびラネーニッケル、ラネーコバル
ト等の触媒を例示することができる。該触媒の中では水
素還元反応の活性が高く、また反応の進行に伴って通常
認められる触媒の活性低下の程度が小さいパラジウムを
活性成分とする触媒の使用が好ましい。該水素還元触媒
の使用量としては、前記芳香族ヒドロペルオキシドの1
モル当たり、該触媒の前記活性成分の量が通常は0.0
005ないし50g、好ましくは0.005ないし5g
使用するのがよい。
本発明の方法においては、水素還元反応はアミン類ある
いは該反応中にアミン類に変化し得る化合物の共存下に
行われる。この場合のアミン類としては、プロピルアミ
ン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ジエチルア
ミンおよびトリエチルアミン等の脂肪族アミン、ピリジ
ン、ピロール、およびキノリン等の複素環式アミン、ア
ニリン、トルイジン、キシリジン、4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン、4.4’−ジアミノジフェニルエー
テル、ジフェニルアミンおよびトリフェニルアミン等の
芳香族アミンを例示することができる。また水素還元反
応中にアミン類に変化し得る化合物としては、ニトロメ
タン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物あるいはア
セトニトリル、ベンゾニトリルのようなニトリル化合物
などを例示することができる。これらのアミン類または
アミン類に変化し得る化合物の使用量としては、水素還
元触媒を構成する活性成分の1g原子当たり、アミン類
またはアミン類に変化し得る化合物は、通常はlX10
−6ないし1モル、好ましくはlX10−5ないし0.
1モルの範囲であり、また芳香族ヒドロペルオキシド1
モル当たり通常は1ないし10−2ないし1モル、好ま
しくは1 & 10−7ないし0.1モルの範囲である
本発明の方法において、水素還元反応は溶媒の不存在下
に実施することもできるが、溶媒の存在下に実施するこ
とが好ましい。溶媒の存在下に実施する場合の溶媒とし
ては、水不溶性溶媒を使用することが好ましく、例えば
、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、シメン、m
一体およびp一体のジイソプロピルベンゼン、イソプロ
ピルナフタレンおよびジイソプロピルナフタレン等の芳
香族炭化水素、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ンおよびノナン等の脂肪族炭化水素、クロロボルム、四
塩化炭素、ジクロルエタン、トリク水素、メチルイソブ
チルケトン、ジイソブチルケトンおよびイソホロン等の
ケトン、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエ
ーテルおよびペンチルエーテル等のエーテルおよびヘキ
サノール、ヘプタツールおよびオクタツール等のアルコ
ールを例示できるが、この中でも特に好ましい水不溶性
溶媒としては芳香族炭化水素およびケトンである。溶媒
の使用量としては、芳香族ヒドロペルオキシドの種類あ
るいは溶媒の種類によっても異なるが、通常は芳香族ヒ
ドロペルオキシドの100重量部当たり該水不溶液溶媒
を通常5ないし10,000重量部、好ましくは、20
ないしi 、 ooo重量部である。
本発明の方法において水素還元反応は前記芳香族ヒドロ
ペルオキシドに前記アミン類あるいは該反応中にアミン
類に変化し得る化合物および必要に応じて前記溶媒を含
む混合溶液に前記水素還元触媒を懸濁させて、水素を導
入する方法によって行われる。水素還元反応の際の水素
圧は通常は絶対圧で10mm11gないし50kg/c
れ好ましくは絶対圧で0.1ないし10 kg / c
TAである。この場合水素だけを単独使用する方法以外
にもチッ素、ヘリウム等の不活性ガスを水素と共存使用
してもよい。
本発明の方法において、水素還元反応を溶媒の存在下に
実施する際に溶媒として前記した水不溶性溶媒を使用し
た場合には、該反応で生成する水を反応系外に除去しな
がら該水素還元反応を行うと目的とする芳香族アルコー
ルの収率が高くなるので好ましく、この方法として、例
えば、生成水を該水不溶性溶媒とともに共沸混合物を形
成させて反応系外に除去する共沸脱水の方法を採用する
のが好ましい。かかる共沸脱水の方法を採用する場合に
は、該水素還元反応の反応温度と反応圧力は、芳香族ヒ
ドロペルオキシドが水素還元され、かつ該共沸蒸留が行
える条件を共に満足するように設定することが必要であ
り、この場合の反応温度としては20ないし200℃が
好ましい。また反応圧力としては通常は絶対圧で10m
m11gないし50kg / aJ、好ましくは絶対圧
で0.1ないし10 kg / cTAである。前記共
沸混合物は反応系外において凝縮後、分液され、この際
の水不溶性溶媒は水素還元反応に再度循環使用できる。
分液された水は反応系外に除去される。
本発明の方法において、生成水の共沸蒸留を行いながら
該水素還元反応を行うための装置とじては、水素導入装
置、攪拌機および蒸留装置を備えた反応器が採用される
。水素還元反応は連続法、半連続法、および回分法のい
ずれでも実施することができる。水素還元反応中の攪拌
は通常知られている方法によって行われる。該水素還元
反応終了後の混合物から、傾斜法、濾別法、遠心分離法
などによって水素還元触媒を分離することによって液状
の還元反応混合物が得られる。該還元反応混合物中には
、水不溶性溶媒、芳香族アルコール、副生成物および未
反応の芳香族ヒドロペルオキシド等が含まれている。該
還元反応混合物から該芳香族アルコールを分離する方法
として具体的には、晶析法、蒸留法、抽出法などが採用
できる。晶析法としては、該還元反応混合物をそのまま
あるいは濃縮した後、該芳香族アルコールを結晶化゛さ
せる方法などを例示することができる。かくして得られ
た芳香族アルコールは必要があれば、前記水不溶性溶媒
から、この中でも特に好ましくは前記した芳香族炭化水
素またはケトン類から再結晶することによって一層純度
の高い芳香族アルコールを得ることができる。
次に実施例により本発明の方法を更に詳細に説明する。
実施例1 反応器上部に取り付けられた、油水分離器の付いた還流
冷却器、水素導入管、攪拌器およびステンレス製のフィ
ルター(穴の径が2ミクロン)を取り付けた反応液取り
出し管を有する反応容積150m1の連続水素還元反応
槽に2%Pd/Al2O巽2.0g仕込み、該反応槽の
内部温度を150℃に保ちながら、50ppmのアニリ
ンを添加した、22−t%のクメンヒドロペルオキシド
を含むクメン溶液と水素ガスをそれぞれ100m1/h
rおよび45NI/hrの速度で連続的に供給し、クメ
ンヒドロペルオキシドを常圧下で連続的に水素還元した
。該反応時に留出してくるクメンと水は還流冷却器で冷
却し、油水分離器で油層と水層に分離した後、油層は反
応系内に戻し、水層は反応系外に除去した。該水素還元
反応で生成した還元反応混合物は反応系内での平均滞留
時間が1.5時間となるように一定量つづフィルターを
有する反応液取り出し管から連続的に反応系外に抜き出
した。8時間の反応で触媒を含まない還元反応混合物6
90gが得られた。該還元反応混合物中のクメンヒドロ
ペルオキシドの濃度は0.02wt%以下、α−クミル
アルコールの濃度ハ19.65 wt%であり、供給し
た原料中のクメンヒドロペルオキシドを基準としたα−
クミルアルコールの収率は98.8mo1%であった。
実施例2〜6 表1に示す各種のアミン類を所定の濃度含む、22wt
%のクメンヒドロペルオキシド含有クメン溶液を原料と
して用いた以外は、実施例1と同様の方法で水素還元反
応を行った。結果を第1表に示昆 一 ・\ 弄 セ ム 実施例7.8 表2に示すニトロ化合物またはニトリル化合物を所定の
濃度含む、22w t%クメンヒドロペルオキシド含有
クメン溶液を原料として用いた以外は実 施 例 lと
同様の方法で水素還元反応を行った。
実施例9 実施例1に″記載した連続水素還元反応槽に2%Pd 
/ A I2062 g仕込み、該反応槽の内部温度を
116℃に保ちながら、50ppmの4.4′−ジアミ
ノジフェニルメタンを添加した、p−ジイソプロピルベ
ンゼンの空気酸化生成物を含むメチルイソブチルケトン
溶液(メチルイソブチルケトンの濃度694%、p−ジ
イソプロピルベンゼンジヒドロペルオキシドの濃p15
.3wt%、p−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−
α、α−ジメチルベンジルヒドロペルオキシドの濃度6
.1wt%、1.4−ヒス(2−ヒドロキシ−2−プロ
ピル)ベンゼンの濃度0.5 wt%)と水素ガスとを
それぞれ50m1/hr、 30Ill/hrの速度で
連続的に供給し、常圧下で連続水素還元反応を行った。
反応時に留出してくる水とメチルイソブチルケトンは還
流冷却器で冷却し、油水分離器で油層と水層とに分離し
たのち、油層は反応系内に戻し、水層は反応系外に除去
した。
反応内容物は、反応系内での平均滞留時間が3時間とな
るように、一定量づつフィルターを有する反応液取り出
し管から連続的に反応系外に抜きだした。10時間の反
応で触媒を含まない還元反応混合物403gが得られた
。該還元反応混合物中のヒドロペルオキシド濃度は0.
01wt%以下(p−ジイソプロピルベンゼンモノヒド
ロペルオキシド換算)、1.4−ヒス(2−ヒドロキシ
−2−プロピル)ベンゼン濃度、は19.48wt%で
あり、原料中のp−ジイソプロピルベンゼンジヒドロペ
ルオキシド、p−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−
α、α−ジメチルベンジルヒドロペルオキシドおよび1
,4−ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン
の総量を基準とした1、4−ビス(2−ヒドロキシ−2
−プロピル)ベンゼンの収率は98.2mo1%であっ
た。
実施例10 水素還元触媒として、2%Pd/A12Q、 2 gを
仕込む代わりに5%Pd/C,2gを仕込み、原料中の
4.4°−ジアミノジフェニルメタンの濃度を50pp
mから1100ppに上げた以外は、実施例9に記載し
たのと同様の方法でp−ジイソプロピルベンゼン空気酸
化生成物の連続水素還元反応を行った。
得られた還元反応混合物を分析した結果、ヒドロペルオ
キシド転化率は100%であり、原料中のp−ジイソプ
ロピルベンゼンジヒドロペルオキシド、p−(2−ヒド
ロキシ−2−プロピル)−α、α−ジメチルベンジルヒ
ドロペルオキシドおよび1.4−ビス(2−ヒドロキシ
−2−プロピル)ベンゼンの総量を基準とする1、4−
ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼンの収率
は98.1mo1%であった。
実施例11 反応器上部に取り付けられた、油水分離器の付いた還流
冷却器、水素導入管および攪拌器を備えた内容積500
m lの還元反応器にトルエン100g、2%Pd/A
12Q34.5g、および4,4”−ジアミノジフェニ
ルメタン9mgを仕込み、該反応器の内部温度を122
℃、水素圧(絶対圧)を1.5kg/c艷に保ちながら
、m−ジイソプロピルベンゼンの空気酸化反応生成物−
トルエン溶液(トルエン濃度49wt%、m−ジイソプ
ロピルベンゼンジヒドロペルオキシド25.0wt%、
m−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)−α、α−ジメ
チルベンジルヒドロペルオキシド12.3wt%、1,
3−ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン1
.1wt%) 200gを100g/hrの速度で、ま
た水素ガスを3ON1/hrの速度でそれぞれ反応系内
に連続的に供給して水素還元反応を行った。反応時に留
出するトルエン、水は還流冷却器で冷却し、油水分離器
で油層と水層とに分離したのち、油層は反応系内に戻し
、水層は反応系外に抜きだした。原料添加終了後、10
分間反応を続けたのち、触媒を濾別して還元反応混合物
292gを得た。該還元反応混合物中のヒドロペルオキ
シド濃度は0.01tmt%以下(m−ジイソプロピル
ベンゼンモノヒドロベルオキシド換算) 、1.3−ビ
ス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼンの濃度は
22.93 wt%であり、原料中のm−ジイソプロピ
ルベンゼンジヒドロペルオキシド、m−(2−ヒドロキ
シ−2−プロピル)−α、α−ジメチルベンジルヒドロ
ペルオキシドおよび1,3−ビス(2−ヒドロキシ−2
−プロピル)ベンゼンの総量を基準とする1、3−ビス
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼンの収率は9
8.7mo1%であった。
比較例1 原料として、アニリンを添加しない22iy t%のク
メンヒドロペルオキシドを含有するクメン溶液を用いた
以外は、実施例1に記載したのと同様の方法でクメンヒ
ドロペルオキシドの連続水素還元反応を行った。還元反
応混合物を分析した結果、クメンヒドロペルオキシド転
化率は100%、原料中のクメンヒドロペルオキシドを
基準とするα−クミルアルコールの収率は87mo1%
であった。
比較例2 原料として4,4゛−ジアミノジフェニルメタンを添加
しないp−ジイソプロピルベンゼン空気酸化反応生成物
を含有するメチルイソブチルケトン溶液を用いた以外は
、実施例9に記載したのと同様の方法でp−ジイソプロ
ピルベンゼン空気酸化反応生成物の水素還元を行った。
還元反応混合物を分析した結果、該ヒドロペルオキシド
転化率は100%であり、原料中のp−ジイソプロピル
ベンゼンジヒドロペルオキシド、p −(2−ヒドロキ
シ2−プロピル)−α、α−ジメチルベンジルヒドロペ
ルオキシドおよび1,4−ビス(2−ヒドロキシ−2−
プロピル)ベンゼンの総量を基準とする1、4−ビス(
2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼンの収率は89
mo1%であった。また実施例9で得られた還元混合物
中のp−ジイソプロピルベンゼンおよびp−イソプロピ
ル−α、α−ジメチルベンジルアルコールの濃度は各々
0.2wt%および2.3 wt%であったのに対し、
本反応で得られた還元反応混合物中のp−ジイソプロピ
ルベンゼンおよqp−イソプロピル−α、α−ジメチル
ベンジルアルコールの濃度は各々0.5wt%および4
.1wt%と高く、本反応では1.4−ビス(2−ヒド
ロキシ−2−プロピ10号ベンゼンの水素化分解が起こ
っているとかわかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. +11 芳香族ヒドロペルオキシドを水素還元触媒の存
    在下に水素と接触させて還元するに当たって、該還元反
    応をアミン類あるいは該水素還元反応中にアミン類に変
    化し得る化合物の共存下に行うことを特徴とする芳香族
    アルコールの製造法。
JP59030389A 1984-02-22 1984-02-22 芳香族アルコ−ルの製造法 Granted JPS60174737A (ja)

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Cited By (5)

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