JPS60174348A - ワイパ自動制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、駆動手段と、この駆、動子段によってウィン
ド表面に接触して動かされるワイパブレードと、このワ
イパブレードが前記ウィンドの払拭範囲を移動する際ネ
こワイパブレードを所定位置で一時停止させ、さらにこ
の停止位置とは別に前記ワイパブレードを所定位置で格
納させる機構と、を備えたワイパ制御装置に関する。

［背景］ かかる構成のワイパ自動制御装置、いわゆる格納型ワイ
パシステムは公知であり、公知のものにおいて、ワイパ
作動スイッチを停止位置に操作したときにワイパブレー
ドを一時停止位置から格納位置に作動さるれように構成
されている。

ところで、ワイパブレードの払拭作動頻度を降雨状態に
適応させて自動制御する装置も既に提案されている。こ
の場合、降雨検知器が設けられ、検知出力に対応してワ
イパブレードの駆動機構を作動させる。

しかして、格納型ワイパシステムにおいて、降雨検知に
よる払拭作動頻度制御を適用させることを考えると、少
なくとも降雨検知出力が存在しそのためにワイパブレー
ドをある時間間隔で作動させ続けているときには、ワイ
パブレードをいちいら格納させることは動力ロスとなり
好ましくない。

かといって、降雨検知出力が存在しなくなった場合には
、ワイパブレードをいつまでも一時停止位置に置くのは
好ましくなく、これを乗員がワイパスイッチを停止位置
に操作することは、自動制御装置として不便を感じさせ
ることがあり得る。

［発明の目的］ 本発明は上記の問題を解決した、すなわち自動格納機能
を有する、ワイパ自動制御装置を提供することを目的と
するゆ ［発明の構成の概要］ このため、本発明は、冒頭に述べた格納機能付のワイパ
制御装置において、降雨を検知して前記ワイパブレード
を払拭範囲内で作動させる第１制御手段と、ワイパブレ
ードが一時停止位置にあるが所定の時間を越えることを
条件にワイパブレードを格納位置へ格納させる第２制御
手段と、を備えてなることを特徴とする。

ワイパブレードが一時定位置にあることを検出するため
には、ワイパブレードの駆動機構と連動するスイッチを
使用するか、あるいは降雨検知器の出力が存在しないこ
とを検出すればよい。

第１制御手段と第２制御手段とは、別々の回路手段の組
合せにより実現するか、または１つの回路手段であって
複数機能を複合したマイクロ２、ンピュータにより実現
することもできる。

なお、本発明はワイパスイッチを停止位置に操作したと
きにワイパブレードを格納位置に作動させる装置と組合
せて使用することができる。

［発明の効果］ 従って本発明によれば、降雨状態に関連してワイパブレ
ードを格納すべきか否かを判断し、降雨が中断したとき
にワイパブレードを自動的に格納することができる。

［実施例］ 第１図はワイパブレードの作動特性を図示した模式図で
、ワイパブレードＷは通常の払拭作動状態にあっては中
心部０を回動の中心として一時停止位置Ａｔと折り返し
位置Ａ２との間で往復作動する。さらに、ワイパブレー
ドＷが一時停止位置Ａ１にあるときに公知の格納機構が
付勢されると、ワイパブレードＷは格納位置Ａ３に移動
され、格納される。

第２図に本発明が適用されたワイパ制御装置の全体ブ１
コック線図が示されている。第２図において、符号ＩＡ
〜ＩＮに示す受光素子群と、符号２八〜２Ｎに示す発光
素子群とにより、降雨検知器が形成されている。

降雨検知器は、第３図に示すように、車両フロントガラ
ス３の一内面に固定されている発光素子２と受光素子１
とを１つの検知子とし、発光素子２で出され光線がガラ
ス３の内部で少なくとも１回の全反射を経て受光素子ｌ
に到達するように配置されている。符号４および５はガ
ラスの人出の際に光線を損失なく発光素子２と受光素子
１との間で伝達されるようにする光学素子である。

発光素子２からは一定強度の光線が発生されており、ガ
ラス３内で反射され受光素子１に到達する光の強度はガ
ラス３外面に水分の付着のない場合にある値を示す。も
し、ガラス３の外面でしかも光線の反射する位置に水分
６が付着すると、ガラス３内で反射する光線の一部は水
分６により屈折されてガラス３外に出ていってしまい、
そのため受光素子１に到達する光強度は基準値よりも減
少する。

この型の検知器において、降雨の量は受光素子１におけ
る光強度の減衰の度合により測定することができる。こ
の場合、受光素子１における減衰率をもって降雨量とす
るもできるが、この実施例では複数個の受光素子ＩＡ〜
ＩＮを発光素子２八〜２Ｎとともに設り、その受光素子
の全個数に対して受光量が予め設定した値以下になった
個数の比をもって降雨量とするようにした。

第２図において、符号７は一定周波数、例えば４０ＫＨ
ｚで発光素子ＩＡ−ＩＮを駆動する駆動回路、８は受光
素子ＩＡ〜ＩＮからの電気信号をマイクロコンピュータ
１３からの選択信号で順次選択して通過させるマルチプ
レクサ、９は選択された電気信号を電流電圧変換する初
段増幅回路、１０は駆動回路７の駆動周波数を中心周波
数とするフィルタ回路、１１は後段増幅回路、１２はア
ナログ−デジタル変換回路である。

１４ば図示しないリンク機構を介してワイパブレードを
駆動する動力源としてのワイパモータ、１５ばマイクロ
コンピュータ１３からの制御出力信号に応答してワイパ
モータ１４を高速または低速のいずれかて付勢するモー
タ駆動回路、１６はワイパブレードの作動モードを手動
で設定するスイッチ、１７はリンク機構に応動しワイパ
ブレードが一時停止位置（第１図ＡＩ図示）にあるとき
に閉成するスイッチ、１８はワイパブレードを一時停止
位置から格納位置（第１図Ａ３図示）に動かすようにリ
ンク機構を付勢する電磁ソレノイド、１９はソレノイド
１８の駆動回路、２０はリンク機構に応動しワイパブレ
ードが格納位置にあるときに閉成するスイッチである。

マイクロコンピュータ１３は第４図および第５図に示す
手順に≠うように予め設定されており、第４図は一定周
期で内部割り込みモードで処理されるプログラム、第５
図を循環的に繰り返される定常プログラムを示している
。

タイマ割り込みプログラムによってマイクロコンピュー
タ１３が行なう処理は次の通りである。

ｆｉ＋タイマ処理 定常プログラムにおいて使用されるタイマ処理（時間測
定）の基礎となる計数を行なう。

（２）検知信号入力処理 マルチプレクサ８に選択信号を与えて、受光素子ＩＡ〜
ＩＮの信号の１つを選択し、これと同時にアナログ−デ
ジタル変換回路１２を操作して受光素子の受光量に対応
したデジタル信号を入力する。入力されたデジタル信号
の大きさを予め設定した基準値と比較する。基準値は受
光素子がガラス外面への水分の付着のために充分な受光
量を得られなかった場合に、水分が付着したと判別する
値として設定されている。

受光素子ＩＡ〜ＩＮのすべてについてこの作動を実行し
、基準値との比較判別結果を内部の一時メモリ　（ＲＡ
Ｍ）に記憶する。

判別結果は受光素子の数と同じだけ記憶され、この判別
結果のうち水分が付着したと判別された数Ｎが新たに計
数される。

付着判別数Ｎは、さらに基準判別数Ｎ１と比較され、降
雨が存在するか否かに弁別される。ここで、付着判別数
Ｎが基準判別数Ｎ１より大なるときには、降雨が存在す
るとみなされ、小なるときには降雨が存在しないとみな
れるように設定されている。

（３）モードスイッチ１６の操作状態の入力スイッチ１
６からの信号を判別し、ワイパブレードの作動モードが
予め設定されている次のいずれに設定されているかを判
別し、判別結果を記１．９する。

（ａｌ連続高速作動 （ｂ）連続低速作動 （Ｃ）自動作動 （ｄ）停止 （４）ワイパブレード位置の入力 スイッチ１７．２０よりその開閉状態を示す信号を入力
し、記憶する。　゛ 次に第５図を参照して、マイクロコンピュータ１３が行
なう定常プログラムの処理について説明する。ここでマ
イクロコンピュータは、第３図図示の割り込みプログラ
ムで処理、入力したデータを利用する。

ステップ２１でモードスイッチ１６の操作が連続高速作
動を示しているかどうか、ステップ２２で同操作が連続
低速作動を示しているかどうか、ステップ２３で同操作
が自動作動を示しているかどうか、が各々判定される。

この判別結果に対応して、連続高速作動を示すときには
ステップ２４でワイパブレードを連続高速作動させるよ
うに駆動回路１５に制御出力信号を付与し、また判別結
果が連続低速作動を示すできにはステップ２５でワイパ
ブレードを連続低速作動させるように駆動回路１５に制
御出力信号を付与する。この場合、ステップ２６でタイ
マカウント用データＴＣの値を所定値ｔに設定して、定
常プログラムの処理を終了する。

モードスイッチ１６が自動モードを示すとき、ステップ
２７で降雨が存在するか否かを割り込みプログラムでの
判別に従って判定し、降雨が存在する場合にはステップ
２８でタイマカウントデータを所定値に設定し、ステッ
プ２９で駆動回路１５に低速作動を指令する制御出力信
号を付与する。

またステップ２９では電磁ソレノイド１８は消勢される
ように駆動回路１９に制御出力信号を付与する。

ステップ２７で降雨が存在しないと判定された場合、ス
テップ３０でタイマカウントデータＴＣが（割り込みプ
ログラムによるタイマ処理によって）予め設定した時間
の経過を示す値に達したかどうかを１３１定する。もし
、降雨が小雨で間欠的であっても、設定時間が経過する
以前に降雨の存在が再び判定されると、ステップ２８に
おいてタイマカウントデータがその都度設定され、ステ
ップ２９の１旨今によりワイパブレードは１μｍ欠的に
起動される。

なお、設定時間が満了しない場合においては、ステップ
３１．３２．３３が処理され、ワイパブレードが一時停
止位置Ａ１に移動するまでは駆動回路１５が付勢される
ように制御出力信号を付与し続け、一時停止位置Ａ１に
移動したことがスイッチ１７の信号を判定するステップ
３２で：ｌＪＩ定されると、駆動回路１５への制御出力
信号の付与が中断される。このため、設定時間が満了せ
ず、しかも降雨が存在しない判定され続けている間は、
ワイパブレードは一時停止位置に停止したまましばらく
おいておかれる。

完全に降雨が中断されると、降雨が存在しないと判定さ
れる時間が設定時間に到達するため、ステップ３０から
ステップ３５が実行される。

ステップ３５で駆動回路１５に対する制御出力信号がワ
イパブレードを付勢する状態にあるかどうかを判定し、
そうでなければ、ステップ３６でワイパブレードが格納
位置Ａ３にあるかどうかをスイッチ２０の信号によって
判定する。そし′Ｃ１いまだ格納されていない場合には
、ステップ３７で電磁ソレノイド１８を付勢させる制御
出力信号を駆動回路１９に付与する。このとき、格納の
ためにワイパモータ１４を低速作動させる必要があるワ
イパシステムにおいては、駆動回路１５にも制御出力信
号をイ１与する。

かくて、ワイパブレードは一時停止位ｉＡｌから格納位
置Ａ３へと移動され、ステ・ノブ３８でスイッチ１８が
閉成されるのを判定した後に、ステップ３９で′ｍ勤回
路１５．１９への制御出力信号の付与を中止する。

なお、ステップ３４はモードスイッチ１６が停止を示す
ときに、タイマカウントデータを予め設定した値に設定
するために用意されており、ステップ３５はワイパブレ
ードが払拭作動中であるときに、モードスイッチ１６が
停止操作されたときの対策として設りられている。

【図面の簡単な説明】

第１図は格納機能付ワイパ制御装置の作動説明図、第２
図は本発明の一実施例を示す電気結線図、第３図は降雨
検知器の説明図、第４図および第５図は第２図に示す装
置におけるマイクロコンピュータの制御プログラムを示
すフローチャートである。 ■Ａ〜ＩＮ・・・受光素子、１３・・・第１および第２
制御手段をなすマイクロコンピュータ、１４・・・駆動
手段としてのワイパモータ、１５手格納用電磁ソレノイ
ド。 代理人　弁理士　岡　部　隆

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 駆動手段と、この駆動手段によってウィンド表面に接触
   して動かされるワイパブレードと、このワイパブレード
   が前記ウィンドの払拭範囲を移動する際にワイパブレー
   ドを所定位置で一時停止させ、さらにこの停止位置とは
   別に前記ワイパブレードを所定位置で格納させる機構と
   、を備えたワイパ制御装置において、 降雨を検知して前記ワイパブレー１・を前記払拭範囲内
   で作動させる第１制御手段と、 前記ワイパブレードが一時停止位置にあるが所定の時間
   を越えることを条件に前記ワイパブレードを前記格納位
   置へ格納させる第２制御手段と、を備えてなるワイパ自
   動制御装置。