JPS601734Y2 - 芳香剤容器 - Google Patents

芳香剤容器

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JPS601734Y2
JPS601734Y2 JP4647082U JP4647082U JPS601734Y2 JP S601734 Y2 JPS601734 Y2 JP S601734Y2 JP 4647082 U JP4647082 U JP 4647082U JP 4647082 U JP4647082 U JP 4647082U JP S601734 Y2 JPS601734 Y2 JP S601734Y2
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container
impregnated
frame
capillary
opening
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JP4647082U
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JPS58147530U (ja
Inventor
和夫 伊藤
Original Assignee
東洋製罐株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として家屋の屋内に設置しておき、毛管現象
を利用して容器本体内の芳香剤を外部の含浸体に自動供
給し、芳香剤を効率良く連続的に発散させ得る芳香剤容
器に関する。
従来、この種の芳香剤容器には、毛細管体付きの容器本
体開口部に螺合されるキャップに含浸体を保持させたも
のがあるが、斯かる機構のものにおいては、含浸体保持
のキャップを回動操作によって容器本体の毛細管体に当
接させるため、含浸体と毛細管体の接触圧を適度に維持
することが困難であり、ねじ締めが不完全な場合には含
浸体が毛細管体に当接せず、含浸体へ芳香剤を含浸させ
ることができないという欠点があった。
またねじ締めが過度に行われたときは、含浸体と毛細管
体は相互に強い圧力を受けて、含浸体は連続使用により
、反りが生じたり含浸体と毛細管体の接触部分が摩耗す
るので、長期にわたって使用することができないという
欠点があった。
さらに毛細管体の先端が、含浸体との接触圧により潰れ
て、毛細管体の吸出し効果が悪化するという欠点もあっ
た。
さらにまた容器開口部上方にのみ、芳香剤を発散させる
換気口を設けていることから、芳香剤の発散方向が限定
されるという欠点があった。
また従来の芳香剤容器は形状が複雑で包装や搬送に不便
であるという欠点があった。
本考案は従来技術の斯かる欠点を解決するもので、その
目的とするところは、容器本体を支持する分割枠体の内
部に含浸体を設置し、含浸体の位置決めをすることなく
、含浸体を常に毛細管体に当接せしめて、含浸体への芳
香剤の含浸を確実にすることにある。
また他の目的とするところは、容器本体を支持する分割
枠体の内部に含浸体を設置し、含浸体と毛細管体の接触
圧を常に適度に維持して、含浸体の反り、摩耗をなくす
ことにより、含浸体を長期にわたって連続して使用する
ことを可能にすることにある。
さらに他の目的とするところは、含浸体ど毛細管体の接
触面積を一定にして、芳香剤の吸出し効率を低下させる
ことなく保持することにある。
さらにまた他の目的とするところは、容器開口部の上方
および下方に換気口を設けた分割枠体に容器本体を着脱
自在に支持することにより、芳香剤を多方向に発散し得
るようにして、発散効率を高めることにある。
また他の目的とするところは、容器本体およびこれを保
持する支持枠体の形状を単純化して、包装や搬送を容易
にすることにある。
以上の目的を有する本考案の要旨は、容器開口部に中栓
を嵌着せしめて、この中栓により毛細管体をその先端が
外部へ露出するよう支持させ、また容器開口部の外周に
キャップを螺合させてなる芳香剤内蔵の容器本体と、該
容器本体の外周を支持する、一対の枠体構成部材を嵌合
させてなる分割枠体であって、枠体内部の一方側には芳
香剤を含浸せしめる含浸体の支持部を備え、また枠体内
部の他方側には、前記毛細管体の先端を含浸体に当接せ
しめるよう、容器本体の底部を持上げて支持する底上げ
部を備えると共に、さらに枠体周面には芳香剤を外部へ
発散させるための換気口を備えた分割枠体とからなるこ
とを特徴とする芳香剤容器にある。
以下本考案を図示の実施例に基づいて説明すると、第1
図乃至第12図において1は本考案に係る芳香剤容器全
体を示し、Aは芳香剤溶液Wを内蔵する容器本体で、開
口部2の外周にねじ部3を有し、また芳香剤溶液Wの吸
出しを完全にし得るよう底面積を狭めるために底部に段
部4を設けて形成される。
Bは容器本体の開口部2に嵌着される中栓で、該中栓B
は、外周先端をテーパさせた円筒体の基端外周に、環状
フランジを突設して形成されている。
また該中栓Bはその内周に、円周方向に等間隔に、基端
から先端へ軸方向に延びる換気溝5を任意数設けている
Cは容器本体A内の芳香剤溶液Wを吸出す毛細管体で、
該毛細管体Cは中栓Bを介して容器本体Aに挿入され、
下端は容器本体Aの底部内面に当接し、且つ上端は中栓
Bの外方へ任意の長さを突出させて形成される。
Dは容器本体の開口部2の外周に螺合せしめられて、該
開口部2を閉塞するキャップで、円筒状周壁6と該円筒
状周壁6上端に設けられた蓋部7とから形成される。
該蓋部7は前記中栓のフランジと当接する環状突起8を
内方に有しており、該環状突起8は前記毛細管体Cの外
方突出部分の長さと同−又はやや大きい高さを有し、キ
ャップD締結時に不用意に毛細管体の先端に圧力が加わ
らないようにして、毛細管体の外方突出部分を保護して
いる。
また円筒状周壁6は内周に、容器本体のねじ部3と螺合
するねじ部9を有していて、キャップDは前記環状突起
8とねじ部9により容器本体の開口部2を二重に密封し
ている。
Eは容器本体Aの外周を支持する内部中空の分割枠体で
、同一形状を有する一対の枠体構成部材E’、 E’を
嵌合せしめて形成される。
一方の枠体構成部材E′について樹皮を説明すると、該
枠体構成部材E′は、コ字形断面を有する溝型部材で、
底部中央に略方形状の窓10が穿設されており、舷窓1
0を囲む周縁部分は、溝型部材の開口方向へ一定の高さ
をもって湾曲状に折曲げられていて、容器押圧部11を
形成している。
該押圧部11は容器本体Aが分割枠体Eに設置された場
合、容器本体Aの外周に当接して、容器本体Aと分割枠
体Eの間に芳香剤流通用の通路を形成する。
枠体構成部材E′は、周壁12の上面部12a内周に断
面り字形で後記含浸体を保持する一対の支持部13を、
含浸体の長さと同−又はやや大きい間隔で、且つ溝形部
材の厚さ方向の中心線に対して左右対称となるよう相対
させて、厚さ方向に設けている。
また枠体構成部材E′は、周壁12の底面部12b内周
に、厚さ方向に延びる一対の底上げ部14を有している
該底上げ部14は、容器本体Aの底面部の横幅よりやや
狭い間隔を設けて、溝形部材の厚さ方向の中心線に対し
左右対称となるよう突設される。
この底上げ部14は、キャップDを離脱せしめた容器本
体Aを、その底部を持上げて毛細管体Cと含浸体Fが当
接するように支持するもので、キャップDの蓋部7の厚
さと前記支持部13の厚さを加えた高さ分容器本体Aを
持ち上げ得る高さを有している。
また周壁12の上面部12aおよび底面部12bは厚さ
方向から溝型部材の底部へ延びる換気口15a。
15bをそれぞれ任意数設けている。
また周壁12は周端に、先端外方に係止突起16を有す
る任意幅の係合片17を突設しており、さらに周壁12
内周の前記係合片17と相対する位置には、もう一方の
枠体構成部材E′の係止突起16と係合して、2つの枠
体構成部材E’、 E’を着脱自在に嵌合させ得る係止
突起18を設けている。
Fは枠体構成部材E’、 E’の支持部13に保持され
て、毛細管体Cより吸出された容器本体A内の芳香剤溶
液Wを含浸させる含浸体で、液体を吸収、発散させる繊
維素材や海綿体等のような浸透性のよい多孔物質からな
る。
以上の構成において、予め中栓Bおよび毛細管体Cをキ
ャップDにて封入せしめた容器本体Aの開口部2を下向
きにして、含浸体Fを支持部に設置した分割枠体Eの内
部に設置した状態においては、容器本体Aの開口部2は
キャップDの環状突起8およびねじ部9により密封され
ている。
屋内に芳香が必要な時には、分割枠体Eの嵌合を解き、
容器本体AよりキャップDを離脱せしめ、開口部2を上
向きにし、容器本体Aと分割枠体Eの中心軸を一致させ
て分割枠体Eの内部に設置すると、容器本体Aは底上げ
部14により一定の距離持ち上げられるので、含浸体F
と毛細管体Cは位置決めすることなく、適度の接触圧で
当接する。
而して容器本体A内の芳香剤溶液Wは、毛細管体Cの毛
管現象により上方へ吸上げられて、含浸体Fに含浸せし
められる。
この場合に中栓Bに設けた換気溝5により、容器本体A
の内部と外部が連通ずるので、芳香剤溶液Wの排出によ
り内部が負圧になるのが防止される。
従って、毛細管体Cの吸上げ作用が阻止されることなく
、含浸体Fへの芳香剤溶液Wの自動供給が適切に維持さ
れる。
含浸体Fに含浸された芳香剤溶液Wは含浸体Fの上面お
よび下面よりなる蒸発面から徐々に蒸発して気化し、気
化した芳香剤成分は分割枠体Eの上方の換気口15aか
ら、あるいは分割枠体E内部に形成した通路を下降して
下方の換気口15bから大気中に拡散し、芳香剤容器1
を設置した屋内に芳しい香りが漂うこととなる。
屋内が芳香により十分快適になった場合は、再度分割枠
体Eの嵌合を解き容器本体Aを取り出して、開口部2に
キャップDを螺合せしめて、容器本体Aを密封した後、
該容器本体Aを開口部を下向きにして分割枠体E内部に
保持する。
その後一定期間を経過して車内の芳香剤成分が希釈化さ
れ消去すると、再び容器本体AからキャップDを離脱せ
しめ、開口部2を上向きにして分割枠体Eの内部に設置
することにより、屋内に新たな芳香を放つもので、以後
必要に応じて同様の操作を繰返すことにより、所望の屋
内環境を得るものである。
本考案は以上の構成および作用よりなるもので、容器本
体を支持分割枠体の内部に含浸体を設置し、芳香剤容器
の使用時においては、含浸体の位置決めをすることなく
含浸体を常に毛細管体に当接せしめることができるので
、含浸体への芳香剤の供給を確実に行うことができる。
また容器本体を支持する分割枠体の内部に含浸体を設置
し、含浸体と毛細管体の接触圧を常に適度に維持するこ
とができるので、含浸体の損傷を予防することができ、
含浸体の寿命が長くなって、連続使用が可能となる。
さらに従来のように過度の圧力により毛細管体が座屈し
て毛細管体の接触面が含浸体に均一に当たらないという
不都合が解消され、芳香剤の発散量を減少させることな
く保持し得る。
さらにまた上方および下方に換気口を設けた分割枠体に
、容器本体を支持させることにより、芳香剤が多方向に
発散するので、発散効率が高まる。
また、芳香剤を内蔵させる容器本体の底部に段部を設け
て、底面積を狭くすることにより、芳香剤の内蔵量が少
量となった場合にも、効率よく吸出すことができ、経済
性に優れている。
また容器本体を支持する分割枠体を単純な形状にしたの
で、包装や搬送を容易にし得る。
また容器本体の中栓内周に換気溝を設けたので芳香剤を
外部に発散させている最中にも容器本体内部を負圧にす
ることなく、芳香剤溶液の吸出しを効率よく行い得る等
種々の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は芳香剤容
器の開口した状態を示す正面図、第2図は同平面図、第
3図は容器本体の正面図、第4図は中栓の平面図、第5
図は第2図X−X線縦断面図、第6図はキャップの縦断
面図、第7図は枠体構成部材の背面図、第8図は第2図
X−X線縦断面図、第9図は枠体構成部材の一部切欠き
左側面図、第10図は第2図X−X線縦断面図、第11
図は第2図X−X線縦断面図、第12図は芳香剤容器の
閉じた状態を示す縦断面図である。 符号の説明、1・・・・・・芳香剤容器、2・・・・・
・開口部、3,9・・・・・・ねじ部、4・・・・・・
段部、5・・・・・・換気溝、6・・・・・・円筒状周
壁、7・・・・・・蓋部、8・・・・・・環状突起、1
0・・・・・・窓、11・・・・・・容器押圧部、12
・・・・・・周壁、12a・・・・・・上面部、12b
・・・・・・底面部、13・・・・・・支持部、14・
・・・・・底上げ部、15a、15b・・・・・・換気
口、is、ia・・・・・・係止突起、17・・・・・
・係合片、A・・・・・・容器本体、B・・・・・・中
栓、C・・・・・・毛細管体、D・・・・・・キャップ
、E・・・・・・分割枠体、E’、 E’・・・・・・
枠体構成部材、F・・・・・・含浸体、W・・・・・・
芳香剤溶液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器開口部に中栓を嵌着せしめて、この中栓により毛細
    管体をその生端が外部へ露出するよう支持させ、また容
    器開口部の外周にキャップを螺合させてなる芳香剤内蔵
    の容器本体と、該容器本体の外周を支持する、一対の枠
    体構成部材を相互に嵌合させてなる分割枠体であって、
    枠体内部の一方側には芳香材を含浸せしめる含浸体の支
    持部を備え、また枠体内部の他方側には、前記毛細管体
    の先端を含浸体に当接せしめるよう、容器本体の底部を
    持上げて支持する底上げ部を備えると共に、さらに枠体
    局面には芳香材を外部へ発散させるための換気口を備え
    た分割枠体とからなることを特徴とする芳香剤容器。
JP4647082U 1982-03-31 1982-03-31 芳香剤容器 Expired JPS601734Y2 (ja)

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JP4647082U JPS601734Y2 (ja) 1982-03-31 1982-03-31 芳香剤容器

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JPS58147530U JPS58147530U (ja) 1983-10-04
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JP4647082U Expired JPS601734Y2 (ja) 1982-03-31 1982-03-31 芳香剤容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0613730Y2 (ja) * 1989-05-31 1994-04-13 小林製薬株式会社 薬剤発散用容器の吸上げ機構
JP4497355B2 (ja) * 2004-05-31 2010-07-07 株式会社吉野工業所 揮発性薬剤容器

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JPS58147530U (ja) 1983-10-04

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