JPH0613730Y2 - 薬剤発散用容器の吸上げ機構 - Google Patents
薬剤発散用容器の吸上げ機構Info
- Publication number
- JPH0613730Y2 JPH0613730Y2 JP1989064361U JP6436189U JPH0613730Y2 JP H0613730 Y2 JPH0613730 Y2 JP H0613730Y2 JP 1989064361 U JP1989064361 U JP 1989064361U JP 6436189 U JP6436189 U JP 6436189U JP H0613730 Y2 JPH0613730 Y2 JP H0613730Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- core
- drug
- eccentric
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は薬剤発散用容器に関するものである。
［従来の技術］ この種の容器は色々と開発されており、特に液剤を吸上
げてこれを発散させると云う構成は周知であり、吸上げ
る為の芯体が柔軟なものは、容器の最深部である外周部
迄湾曲させて設置したものが多く、例えば、実公昭６２
−２０４７、実公昭４８−２４９３９、実公昭４７−２
９６０８があり、又芯体が硬くて直線的にしか利用出来
ないものは、容器の中心に垂直に芯体を設けた構成のも
のが多く、例えば、実公昭５４−９０２２や実公昭６１
−２４２６１、実公昭６１−２４２７０等多くの公知例
がある。
げてこれを発散させると云う構成は周知であり、吸上げ
る為の芯体が柔軟なものは、容器の最深部である外周部
迄湾曲させて設置したものが多く、例えば、実公昭６２
−２０４７、実公昭４８−２４９３９、実公昭４７−２
９６０８があり、又芯体が硬くて直線的にしか利用出来
ないものは、容器の中心に垂直に芯体を設けた構成のも
のが多く、例えば、実公昭５４−９０２２や実公昭６１
−２４２６１、実公昭６１−２４２７０等多くの公知例
がある。
［考案が解決しようとする課題］ 本考案は硬い芯体を利用したもので、容器は通常ブロー
成形による底の中央部が凸部になっているものを使用
し、且つ前記芯体は容器の最深部迄達するような構成の
容器を提供することを目的としたものである。
成形による底の中央部が凸部になっているものを使用
し、且つ前記芯体は容器の最深部迄達するような構成の
容器を提供することを目的としたものである。
［課題を解決するための手段］ 次に本考案の構成について説明する。
芳香液、消臭剤等を含む薬剤液を収納する容器に於て、
これら薬剤液を吸上げる毛細管現象を有し、且つ硬直な
芯体を開口部より容器の底部の最深部に迄達し得る適宜
の角度に直線的に設置したもので、又前記芯体を保持す
る機構として、容器の開口部に２個の保持体を設置し、
該保持体に偏心した位置に夫々小孔を設け両小孔の位置
を調整することによって芯体の傾斜度を自由に変更し得
る構成としたものである。
これら薬剤液を吸上げる毛細管現象を有し、且つ硬直な
芯体を開口部より容器の底部の最深部に迄達し得る適宜
の角度に直線的に設置したもので、又前記芯体を保持す
る機構として、容器の開口部に２個の保持体を設置し、
該保持体に偏心した位置に夫々小孔を設け両小孔の位置
を調整することによって芯体の傾斜度を自由に変更し得
る構成としたものである。
又、この保持体に設けた小孔の偏心量を同一にすること
により垂直から許容される得る最大の傾斜角度迄芯体を
自由に調整することが出来るものである。
により垂直から許容される得る最大の傾斜角度迄芯体を
自由に調整することが出来るものである。
［作用］ 本考案は以上の様な構成で、これが使用に際しては、従
来のこの種のものと同様に使用するものであるが、本考
案の芯体は容器の構成に応じて、どの様な角度にも調整
し得る様に設けられている為と、芯体は容器の底部の最
深部まで迄達することが出来る構成との為に、容器内の
液剤を余すことなく全部吸上げることが出来、経済的で
あり、作成する際も、本考案の芯体は硬直なものである
から、容器の最深部迄達しているか、否かを確かめやす
く、製作も容易である等の効果を有するものである。
来のこの種のものと同様に使用するものであるが、本考
案の芯体は容器の構成に応じて、どの様な角度にも調整
し得る様に設けられている為と、芯体は容器の底部の最
深部まで迄達することが出来る構成との為に、容器内の
液剤を余すことなく全部吸上げることが出来、経済的で
あり、作成する際も、本考案の芯体は硬直なものである
から、容器の最深部迄達しているか、否かを確かめやす
く、製作も容易である等の効果を有するものである。
［実施例］ 次に、図面に基づいて、本考案の実施例について説明す
る。
る。
芳香液、消臭剤等を含む薬剤液を収納する容器の中、特
にブロー成形の容器１において、容器１の高さを開口部
２の大きさに応じた高さとし、薬剤液Ａを吸上げる毛細
管現象を有し、且つ硬直な芯体３を容器１の底部９の最
深部４に迄達する様に開口部２より直線状に斜めに設置
し、前記芯体３の上部を中蓋８で保持し、更に、容器１
の開口部２上に面積の広い略十字状の吸収シート５を設
け、該シート５に芯体３の上端を接触させる様にしたも
のである。
にブロー成形の容器１において、容器１の高さを開口部
２の大きさに応じた高さとし、薬剤液Ａを吸上げる毛細
管現象を有し、且つ硬直な芯体３を容器１の底部９の最
深部４に迄達する様に開口部２より直線状に斜めに設置
し、前記芯体３の上部を中蓋８で保持し、更に、容器１
の開口部２上に面積の広い略十字状の吸収シート５を設
け、該シート５に芯体３の上端を接触させる様にしたも
のである。
上記シート５の四方に延出した部分を下方に垂下させた
状態で、シート保持器６に保持させ、これらの外方をベ
ル形状の外蓋７で被冠したものである。
状態で、シート保持器６に保持させ、これらの外方をベ
ル形状の外蓋７で被冠したものである。
中蓋８の構成としては、第２図に示す様に、容器１の開
口部２に装着し得る鍔を有する深い容器状の保持体９と
浅い容器状の保持体10よりなり、且つ下位の保持体９に
上位の保持体10が嵌合し得る様なし、これらの保持体の
底部に中心より偏心した距離Ｘ，Ｙ（偏心量）の位置に
前記芯体３を保持する小孔11,12を夫々穿ってなるもの
で、この場合好ましくは前記偏心量Ｘ，Ｙが同一距離と
することである。
口部２に装着し得る鍔を有する深い容器状の保持体９と
浅い容器状の保持体10よりなり、且つ下位の保持体９に
上位の保持体10が嵌合し得る様なし、これらの保持体の
底部に中心より偏心した距離Ｘ，Ｙ（偏心量）の位置に
前記芯体３を保持する小孔11,12を夫々穿ってなるもの
で、この場合好ましくは前記偏心量Ｘ，Ｙが同一距離と
することである。
尚又、どちらかの偏心量Ｘ，Ｙを０とすることも可能で
ある。
ある。
更に、第３図に示す様に中蓋８を一個の保持体13で構成
することもある。
することもある。
又図面に於て符合14は止め蓋を示し、使用の際にはこの
止め蓋14を取り外して使用するものである。
止め蓋14を取り外して使用するものである。
［考案の効果］ 本考案は以上の様な構成であるから、本考案の芯体は容
器の構成に応じて、どのような角度にも調整し得る様に
設けられている為と、芯体は容器の底部の最深部まで迄
達することが確実に出来る構成との為に、容器内の薬剤
液を余すことなく全部吸上げることが出来、且つ、現在
使用されているこの種の容器にも一個の保持体を付加す
るだけで利用することができ、経済的であり、作成する
際も、芯体は硬直なものであるから、容器の最深部迄達
しているか、否かを確かめやすく、製作も容易である等
の効果を有するものである。
器の構成に応じて、どのような角度にも調整し得る様に
設けられている為と、芯体は容器の底部の最深部まで迄
達することが確実に出来る構成との為に、容器内の薬剤
液を余すことなく全部吸上げることが出来、且つ、現在
使用されているこの種の容器にも一個の保持体を付加す
るだけで利用することができ、経済的であり、作成する
際も、芯体は硬直なものであるから、容器の最深部迄達
しているか、否かを確かめやすく、製作も容易である等
の効果を有するものである。
第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２図は同本
考案の要部である保持体の一実施例を示す拡大断面図、
第３図は同保持体の他の実施例を示す拡大断面図。 １……容器、２……開口部、３……芯体、 ４……最深部、９，10……保持体、 11,12……小孔、Ａ……薬剤液、 Ｘ，Ｙ……偏心量
考案の要部である保持体の一実施例を示す拡大断面図、
第３図は同保持体の他の実施例を示す拡大断面図。 １……容器、２……開口部、３……芯体、 ４……最深部、９，10……保持体、 11,12……小孔、Ａ……薬剤液、 Ｘ，Ｙ……偏心量
Claims (3)
- 【請求項１】芳香液、消臭剤等を含む薬剤液を収納する
容器に於て、これら薬剤液を吸上げる毛細管現象を有
し、且つ硬直な芯体を開口部より容器の底部の最深部に
迄達し得る適宜の角度に直線的に設置し得る構成とした
ことを特徴とする薬剤発散用容器の吸上げ機構 - 【請求項２】前記芯体を保持する機構として、容器の開
口部に２個の保持体を設置し、該両保持体に偏心した位
置に夫々小孔を設け、該両小孔の位置を調整することに
よって芯体の傾斜度を自由に変更し得る構成としたこと
を特徴とする請求項１記載の薬剤発散用容器の吸上げ機
構 - 【請求項３】前記両保持体に設けた偏心した位置の小孔
の偏心量を同一としたことを特徴とする請求項２記載の
薬剤発散用容器の吸上げ機構
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989064361U JPH0613730Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 薬剤発散用容器の吸上げ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989064361U JPH0613730Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 薬剤発散用容器の吸上げ機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH033346U JPH033346U (ja) | 1991-01-14 |
| JPH0613730Y2 true JPH0613730Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31595236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989064361U Expired - Lifetime JPH0613730Y2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 薬剤発散用容器の吸上げ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613730Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015080036A1 (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | エステー株式会社 | 中栓及び揮散装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4722411B2 (ja) * | 2004-05-17 | 2011-07-13 | アース製薬株式会社 | 揮散装置 |
| JP5037142B2 (ja) * | 2007-01-15 | 2012-09-26 | 能美防災株式会社 | 混相ミスト噴霧システム |
| JP4897078B1 (ja) * | 2010-09-29 | 2012-03-14 | シャープ株式会社 | 浄水器 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS622047Y2 (ja) * | 1981-01-31 | 1987-01-19 | ||
| JPS601734Y2 (ja) * | 1982-03-31 | 1985-01-18 | 東洋製罐株式会社 | 芳香剤容器 |
| JPS63166243U (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-28 | ||
| JPH0175438U (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-22 |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP1989064361U patent/JPH0613730Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015080036A1 (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | エステー株式会社 | 中栓及び揮散装置 |
| KR20160091368A (ko) | 2013-11-28 | 2016-08-02 | 에스테 가부시키가이샤 | 중간 마개 및 휘산 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH033346U (ja) | 1991-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |