JPS60173161A - pH−値を調節する材料及びその製造方法 - Google Patents

pH−値を調節する材料及びその製造方法

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JPS60173161A
JPS60173161A JP59212813A JP21281384A JPS60173161A JP S60173161 A JPS60173161 A JP S60173161A JP 59212813 A JP59212813 A JP 59212813A JP 21281384 A JP21281384 A JP 21281384A JP S60173161 A JPS60173161 A JP S60173161A
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fibers
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スカーレツト・ズストマン
インゴ・ゲルハルト・マリニ
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Chemiefaser Lenzing AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はpH−値を調節する材料を形成する物質が単一
の酸性、化学的に変性された繊維であることを特徴とす
る前記材料及びその製造方法に関するものである。
吸収性材料は親水性繊維物質、たとえば木綿−リンク、
ビスコース、発泡物質等々から成る。
対応する材料を直接皮膚に接触させる場合、これを取囲
む皮膚のpH−値に決定的影響を与え、それによる刺激
又は疾病に対する高められた易患性を妨害する添加物を
この材料に加えるのが有利である。
グリコーゲン、糖、デーデルライン菌、エストロゲン等
々、特にすなゎち最後にラクトバチルス・アシドフィル
スによって乳酸を形成する物質でタンポンを含浸する材
料が提案されている(ドイツ特許第5a 9.575号
明細書)、シかしこの添加物は次の欠点を有する。すな
わち月経の丁度その時膣の声−値がアルカリ性範囲づ匹 にある場合、この菌はその増殖を著しく阻dるので、こ
の条件下で乳酸を著しい程度に産出することができない
。更に乳酸、クエン酸等々を材料に直接作用させること
も提案されている(ドイツ特許第309.575号及び
米国特許第979、499号明細書)。この様な含浸又
は添加は次のその他の欠点を有する。すなわちタンポン
装着時に浸出する僅かな酸量での月経液体の高い緩衝作
用に基づき僅かな出血ですでにこの作用は使い尽くされ
る。
ドイツ特許出願公開第423へ768号明細書には1種
又は数種の物質を含有するタンポンが記載されている。
この物質はタンポン装着時2.5〜4.5のpH−値を
生ぜしめ、維持し、それによって病原菌の増殖を妨害す
る。この様な物質として七ツマ−の及び(又は)ポリマ
ーの生理学的相客なカルボン酸、たとえばクエン酸、リ
ンゴ酸、酒石酸又は乳酸が挙げられる。この様なタンポ
ンの欠点は同様に体液の高い緩衝作用がタンポン中に浸
透する酸の酸性化作用を制限することである。
米国特許第4 + 87.747号明細書にその組〃父
゛ i≦=ポリマーの多くの成分系によって特徴づけられる
イオン−交換−性質を有する吸収性繊維材料が記載され
ている。繊維を形成する性質を有するポリマー成分、た
とえば繊維材料は酸性化性質を有するその他のポリマー
、たとえばカルボキシメチルセルロースと共に適するポ
リマーの均一溶液から得られるいわゆる1ポリマーアロ
イ”(Polymer alloy)の形で存在する。
原料ポリマーの不均一性は次のことを条件づける。すな
わちポリマーアロイの所望の衛生材料への加工が付加的
な処理工程、たとえば溶剤−交換乾燥を必要とし、繊維
の耐膨潤性を生ぜしめ、それと共に繊維が乾燥処理の間
に相互にくっつくことを阻止する。更にこの様な繊維を
しばしばまだその加工性質を改良するためにカチオン活
性柔軟剤及び滑剤で処理する。しかしこのことは繊維材
料の酸性化性質を減少させる。
公知の材料、たとえば変性されたビスコース繊維に使用
時開−値の減少を導く物質を加えるその他の方法がドイ
ツ特許出願公開第2,709,132号明細書に記載さ
れている。セルロース繊維をモノクロル酢酸と反応させ
てカルボキシメチルセルロースとなす。得られたカルボ
キシメチルセルロース−繊維は0.4〜2.0の平均置
換度を有する。このエーテル化を既製の繊維で実施する
。このあとからのエーテル化は前記目的にほんの僅かし
か適さない、粘液状表面を有する繊維を生じるのが欠゛
点である。その上この様な繊維から製造された材料は遊
離のカルボキシル基を繊維表面上にしか含有しない。こ
のことは体液中に存在するカチオン性物質が繊維表面の
迅速かつ消尽の不活性化を招くことになる。
今や驚くべきことに本発明者は前記欠点を次の場合に観
察されないことを見い出した。すなわちそれ自体酸性性
質を有する繊維、すなわち単純な添加物及びその表面上
はかりでなく低い声−値を有する繊維を使用する場合で
ある。
それ故に本発明は声−値を調節する材料及びその製造法
に関するものであり、これを形成する物質が単一の酸性
、化学的に変性された繊維であることを特徴とする。
本発明による材料の原理は次のことにある。
すなわち市販の1アルカリ性形で存在するカルボキシア
ルキルセルロースの酸性化によって0.01〜0.3の
置換度及び約2%のカルボキシル基を有する変性された
材料が得られる。この材料はその加工処理性質及び使用
性質の点で、たとえば吸収容量の点で実質上普通の変性
されていないセルウールと区別されない。
本発明による声−値を調節する材料を製造するための繊
維としてたとえばV工5OO8ORBR−繊維(製造会
社: Ohemiefaaer Lenzing AG
) t#使用することができる。しかし前記の要求を満
たすその他の繊維も適する。適する繊維として本来の繊
維の製造の前に粗材料のヒドロキシ基を0.01〜0.
5の置換度までそれ自体公知の方法でエーテル化された
ポリマーから成る繊維が認められる。これはカルボキシ
ル基が繊維表面上に存在するばかりか、繊維断面全体に
分布することを示す。
本発明による所−値を調節する材料の製造は市場で得ら
れるアルカリ性化したカルボキシアルキルセルロース−
綿のカルボキシラード基ヲ遊離の酸形に変えることによ
って行われる。特にOhemiefaser Lenz
ing社のV工5OO8ORB 1S 及びV工13C
O8ORB INRなる生成物が適する。しかしその他
の綿も適当でるる。
酸性化するために繊維を室温で水性鉱酸を用いて処理す
る。水性塩酸を0.1〜1%の濃度で、たとえば0.2
%塩酸を使用するのが好ましい。
処理時間は50分でおる。
次いで過剰の酸を完全に脱塩された水で洗滌し、酸性化
された材料を水の圧搾分離後約100Cで乾燥する。
声−値を調節する材料に適する製造された繊維は1.9
〜2.7 %のカルボキシル基含有率を有し、それによ
って酸性性質を有する。外挿法り工N54275により
測定された繊維−陣一値は3.0〜4.0、好ましくは
3.4〜3.9である。しかし製造条件に応じてこの繊
維−所一値は変化する。
記載した繊維は市販の著しく吸収可能な綿に比して一連
の利点を示す。
カルボキシラード基を遊離の酸形に変えた後の低い置換
度のゆえに本発明による材料の吸収容量及び吸収力は普
通の天然又は再生セルロース又は木綿のものに相当する
変性、すなわちエーテル化をすでにセルロース−粗材料
に繊維製造前に実施し、それ故に遊離カルボキシル基が
繊維断面全体に分布するので、本発明による声−値を調
節する材料は明らかに既製の繊維でのみ変性された材料
に比してより改良された緩衝容量を有する。それによっ
てこれは酸性虜−値を調整することができるばかりでな
く、維持することができる。
2又は数種のポリマー成分から成る繊維材料によって生
じる付加的な処理工程、たとえば溶剤交換乾燥は不必要
である。−一値を調節する変性され良材料はその他の成
分、たとえば柔軟剤又は滑剤の添加せずに例中に記載さ
れた性質を示す。したがってこの様な成分の添加に付随
する欠点を伴わない。
記載された本発明による材料は特に汗ノデッド又は靴充
填物の製造に適する。
本発明を次の例によって詳細に説明する。
例1 酸性綿の製造及び繊維−所−値の測定 本発明によるpH−値を調節する材料用綿の製造はカル
ボキシアルキル化されたセルロースからビスコース処理
を経て製造された、アルカリ性化された形で存在するカ
ルボキシセルロース、たとえば市場で得られる生成物V
工5OO8ORB 1sR及びVより0OBORB 1
MRのカルボキシラード基を遊離の酸形に変えることに
よって行われる。その上繊維1kgを0.2%塩酸20
1で30分間室温で処理する。次いで200%の水分含
有率に圧搾し、洗滌水が中性反応するまで完全に脱塩さ
れた水で洗滌する。その後再び約200%の水分含有率
に圧搾し、4時間循環式乾燥棚中で105むて乾燥する
。外挿法DIN 54275による繊維−声一値の検査
は表1′VC挙げる結果をもたらす。
表1 DIN 54275による繊維−声一値の測定VISO
O80RB lNR1,9% 5,4VI8CO8OR
B 1sR2,7% 5.0普通のビスコース 0.3
% 6.5 例2 水及びテスト液体として血清を用いる液体保留能 本発明による材料の液体保留能の測定は水を用いてD工
N53B14により、血清を用いて対応する方法でしか
本湿潤剤の添加なしに行われる。その結果は次表2に示
す。
表2 D工N55814による液体保留能・ による水分含有率 ) (%) (%)D邸ufil 
−ヘキスト 65.2 70.1(14,5) VISOO80RB lNR54j 69.6(17,
8) VIEI(1!08ORB 18R53,370,9(
t 6.9 ) リコンディショニング:20υ、65%相対大気湿度結
果 血清を用いてテストに於いて種々の材料間で相異は認め
られなかった。−万テスト液体として水を使用した場合
本発明による材料は少し低い保留能を有する。
例3 本発明による材料による血清の声−値の影響(試験管内
テスト) 夫々血清10〜30m1に種々の綿、3.OFを加見る
。綿試料をD工N54275の記載と同様に処理するテ
スト液体の作用60分後に過剰分を試料から遠心分離し
、陣−値をガラス電極を有する市販の閑−メーターで測
定する。普通のセルロースに比較して酸性綿の声−値へ
の影響を次表3に挙げる。
一宍ノー D工N54275による声−値の検査 綿(3,OF) 血清−坪一値 (ティチル/繊維の長さ) 1〇−血清 151R1血
清 30プ匍綿添加なし 8.2 B、2 、8.2普
通のセルロース 7,88 8,04 8,1t(5,
6cLttsX15QII!II)Vより0O80RB
 18R4,094j0 4.9.”(5,3dtex
/40mig) VI80080RB INR4,304,505,4−
(4,6dtex/30mac) 6775 結果 綿3tで血清30dの場合も血清のアルカリ性は中和さ
れ、pH−値は生理学的範囲の近くで維持される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (リ pH−値を調節する材料を形成する物質が単一の
    酸性、化学的に変性された繊維であることを特徴とする
    前記材料。 (2) #l!mは変性されたビスコース繊維であるこ
    とよ抄なる特許請求の範囲第1項記載の材料。 (3) ビスコース繊維はセルロース基体と任意の架橋
    を介して共有結合するカルボキシ基によって、好ましく
    は一0H2COOH−基によって変性されたビスコース
    繊維であることよりなる特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の材料。 (4) カルボキシ基によるビスコース繊維の置換度は
    o、o t −a、sであることよりなる特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載した材料。 (5) pH−値を調節する材料を形成する繊維のカル
    ボキシル基含有量は1.9〜2.7 %であることよシ
    なる特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載した材料。 (6)材料#−i6より小さい、好ましくは3.0〜4
    .0のpti−値を有しかつ維持することよシなる特許
    請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載した材
    料。 (7)■ アルカリ処理された形で予め存在するカルボ
    キシアルキルセルロース、好ましくはカルボキシメチル
    セルロースかう成る綿繊維を室温で水性鉱酸を用いて3
    0分の稜処理し、 @ 過剰の酸を完全に脱塩された水で十分に洗滌し、 ■ 水を圧搾分離し、 ■ 酸性化された綿繊維を約100むで乾燥することt
    −特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れかに記載した声−値を調節する材料の製造方法。 (8)水性塩酸を使用することよりなる特許請求の範囲
    館7項記載の方法。 (9) 酸濃度は使用される水性酸に対し”(七赤叫〜
    1チ、好ましくは0.2%であることよルなる特許請求
    の範囲第7項又は第8項記載の方法。
JP59212813A 1983-10-14 1984-10-12 pH−値を調節する材料及びその製造方法 Pending JPS60173161A (ja)

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