JPH07197313A - 緩衝能力を有するビスコースレーヨン及びその製造方法 - Google Patents

緩衝能力を有するビスコースレーヨン及びその製造方法

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JPH07197313A
JPH07197313A JP35347893A JP35347893A JPH07197313A JP H07197313 A JPH07197313 A JP H07197313A JP 35347893 A JP35347893 A JP 35347893A JP 35347893 A JP35347893 A JP 35347893A JP H07197313 A JPH07197313 A JP H07197313A
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viscose
rayon
buffer
carboxyl group
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Ichiro Takeuchi
一郎 竹内
Keizou Kobuchi
啓三 菰渕
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体の肌によいと言われているpH5〜6の
弱酸性を維持することができ、しかも繰り返しの洗濯に
対しても緩衝能力が低下しない耐洗濯性に優れたビスコ
ースレーヨン及びその製造方法を提供する。 【構成】 ビスコースにカルボキシル基を有する高分子
化合物を混合し、得られた混合液を紡糸し、次いで精練
した後、ビスコースレーヨンのpHを5〜6に調整す
る。得られた緩衝能力を有するビスコースレーヨンは、
pHが5〜6であり、且つそのビスコースレーヨンはp
H5〜6において緩衝価βが0.03〜0.15(ミリ
当量)である。このように、緩衝作用を有する物質がビ
スコースレーヨンに練込まれた状態となっているので、
本発明のビスコースレーヨンは耐洗濯性に優れ、且つp
H5〜6の範囲に維持する緩衝能力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は緩衝能力を有するビスコ
ースレーヨンに関する。更に詳しくは、pH5〜6にお
いて優れた緩衝能力を有するビスコースレーヨンに関
し、特に、人の肌を弱酸性に保つのに有効に作用する衣
料等に適したビスコースレーヨンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康指向となり、スポーツが盛ん
で汗をかくことが多くなっている。ところで、健康な人
の皮膚表面のpHは5〜6の弱酸性であるといわれてい
るが、人の汗のpHは4.0〜7.0の間にあり発汗量
が多くなるほど中性に近づいてくる。しかしながら、こ
のような中性付近においては細菌の生育が最も活発とな
り、発汗後そのまま放置しておくと細菌の繁殖による異
臭及びかぶれの発生が起こり、湿疹、アレルギーの原因
となるとも言われている。
【0003】また、一方、工場等の排煙による硫黄酸化
物(SOx)、窒素酸化物(NOx)等による酸性雨、
例えば、pH4.3程度の低pHの雨が問題になってい
る。このような雨に濡れた衣服を通じて皮膚が刺激を受
け、湿疹、アレルギーの原因になるとも言われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような皮膚刺激か
ら肌を保護する為に、衣料用繊維に肌の表面を適正な弱
酸性に維持するようなpH調整機能を持たせた商品が既
に市場に出ている。衣料用繊維にpH調整機能を持たせ
るために、衣料に、あるいは衣料用繊維原料にpH調整
機能を有する薬剤を噴霧等の後加工によって付与する方
法が考えられるが、このような方法によって処理された
繊維は、洗濯を重ねることによってpH調整機能が低下
するという耐洗濯性に欠ける問題点があった。
【0005】そこで本発明は、人体の肌によいと言われ
ているpH5〜6の弱酸性を維持することができ、しか
も耐洗濯性に優れた緩衝能力を有するビスコースレーヨ
ン及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために本発明の緩衝能力を有するビスコースレーヨン
は、そのpHが5〜6であり、且つそのビスコースレー
ヨンはpH5〜6において緩衝価βが0.03〜0.1
5(ミリ当量)であることを特徴とする。
【0007】また本発明の緩衝能力を有するビスコース
レーヨンの製造方法は、ビスコースにカルボキシル基を
有する高分子化合物を混合し、得られた混合液を紡糸
し、次いで精練した後、得られたビスコースレーヨンの
pHを5〜6に調整することを特徴とする。
【0008】本発明はこのような構成を採用することに
より、ビスコースレーヨンの緩衝能力が増大し、洗濯を
重ねてもpHを5〜6の範囲に維持するpH調整機能が
長期間保持される。
【0009】pH調整機能の指標として緩衝価βがあ
る。この緩衝価βは、緩衝液のpHを単位pHだけ変化
させるに要する酸又は塩基の当量として定義されてお
り、本発明においてはpH調整機能の評価にこの緩衝価
βを採用している。
【0010】本発明に使用されるカルボキシル基を有す
る高分子化合物としては、ポリアクリル酸ソーダ、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ソーダ
などが好適に使用できる。ビスコースレーヨンに対する
前記高分子化合物の練り込み量は、0.01〜30%/
cell、好ましくは0.5〜15%/cell、特に好ましく
は5〜10%/cellである。その練り込み量が0.01
%/cell未満の濃度では緩衝能力不足となり、また30
%を越えると、緩衝能力は高くなるがビスコースレーヨ
ンの物性が変化し、風合い、強度の低下などが起こるの
で好ましくない。
【0011】本発明の緩衝能力を有するビスコースレー
ヨンの製造方法における前記カルボキシル基を有する高
分子化合物をビスコースレーヨンに練り込む方法は、ビ
スコースザンテートを溶解するときに添加する方法や、
ビスコースに添加して撹拌分散させる方法、ビスコース
の紡糸直前に混合機で微分散させる方法などがあり、い
ずれの方法を採用しても良い。
【0012】本発明に使用されるカルボキシル基を有す
る高分子化合物の分子量は、1万〜50万程度のものを
使用するのが望ましい。特に好ましくは3〜30万のも
のである。その分子量が1万未満では、ビスコースに混
合して紡糸する際に紡糸浴中にその高分子化合物が溶出
し、pH調整機能が弱くなり、また、50万を越える
と、ビスコース中に均一に混合するのが困難になる。
【0013】カルボキシル基を有する高分子化合物を添
加混合微分散させたビスコースは、通常のビスコースレ
ーヨンの製造方法に従って、硫酸、芒硝、硫酸亜鉛から
なる酸性紡糸浴中に紡出し、延伸し、精練する。その
後、ビスコースレーヨンのpHを最終的に5〜6に調整
するために、pH2〜4に調整した硫酸、酢酸などの無
機及び有機の酸、あるいは緩衝溶液の槽に、浸漬又はシ
ャワーを行った後、乾燥する。このようにして得られた
ビスコースレーヨンは、その繊維のpHが5〜6の範囲
になっている。
【0014】本発明の緩衝能力を有するビスコースレー
ヨンは、ビスコース法による普通レーヨンのみならず、
強力レーヨン、ポリノジック繊維、製紙用レーパー繊維
にも適用できる。本発明の緩衝能力を有するビスコース
レーヨンは、通常の繊維と同様に製綿化、紡績、混紡、
交織、交編を行い、布団、シーツ、カーペット、カーテ
ン、白衣、ソックス、肌着、シャツなどに応用してもよ
い。また、不織布として農業、工業、衣料、医療、食品
用資材などの種々の利用もできる。
【0015】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0016】緩衝価βの測定は次の方法によった。
【0017】サンプルを1g採り、これに精製水を20
0ml加えて30分間静置させる。その後、1/10N
HClを加えて溶液のpHを一旦、3前後に下げてか
ら、1/20N NaOHを0.5mlづつ滴下し、ス
ターラーで5分間攪拌し、その後1分間静置した後、p
H値を読みとった。なお、pH計は(株)掘場製作所製
のpHメーター「F−14」(商品名)を使用した。得
られたデータより、横軸に1/20N NaOHの添加
量、縦軸にpH値をプロットして滴定曲線を描いた。こ
の滴定曲線よりpH5〜6の変化に要したNaOHのm
l数(x)を読み取り、下記の式(1)より緩衝価βを
算出した。
【0018】
【数1】 〔実施例1〕セルロース濃度8.5重量%、アルカリ濃
度5.7重量%の普通レーヨンビスコースにポリアクリ
ル酸ソーダ(アクアリックDL522:商品名、日本触
媒(株)製、分子量22万)をセルロースに対して10
重量%になるようにインジェクションポンプにて強制的
に混合微分散させた。得られたビスコースの粘度は96
ポイズであった。
【0019】このビスコースを常法に従って硫酸濃度9
8g/l、芒硝濃度360g/l、硫酸亜鉛濃度17g
/lからなる47℃の紡糸浴中に紡出し、カットした
後、開綿し、精練機に通した。精練機では脱硫−水洗−
漂白−水洗工程を経た後、pH3に調整した硫酸浴に2
分間浸漬した後、水洗し、乾燥した。
【0020】得られたビスコースレーヨンのpHを測定
すると5.7であった。またビスコースレーヨン中のポ
リアクリル酸ソーダ含有量は、9.6重量%であった。
このビスコースレーヨンについて前記方法により滴定曲
線を作成し、この滴定曲線より緩衝価βを算出したとこ
ろ、0.10であった。図1に、本実施例1の滴定曲線
を示す。
【0021】〔実施例2〕前記実施例1にて得られたビ
スコースレーヨンを家庭用電気洗濯機を用い、JISC
−9606の規格に準じて30回洗濯を繰り返した。十
分に水洗し、乾燥した後のpHは6.2であった。この
pH6.2のビスコースレーヨンを前記実施例1と同様
に、塩酸でpH3前後まで下げ、次いで、前記方法によ
り滴定曲線を作成し、この滴定曲線より緩衝価βを算出
したところ、0.12であった。図1に、本実施例2の
滴定曲線を示す。
【0022】〔実施例3〕セルロース濃度8.5重量
%、アルカリ濃度5.7重量%の普通レーヨンビスコー
スに、アルギン酸ソーダ(B1:商品名、君津化学工業
(株)製、分子量約6万)をセルロースに対して5重量
%になるように混合微分散させた。得られたビスコース
を常法に従って硫酸濃度98g/l、芒硝濃度360g
/l、硫酸亜鉛濃度17g/lからなる47℃の紡糸浴
中に紡出し、カットした後、開綿し、精練機に通した。
【0023】精練機では、脱硫−水洗−漂白−水洗工程
を経た後、0.1Mクエン酸ナトリウム−塩酸緩衝液p
H4のシャワー中を通過させて水洗し、乾燥した。得ら
れたビスコースレーヨンのpHを測定すると5.2であ
った。前記方法により滴定曲線を作成し、この滴定曲線
より緩衝価βを算出したところ、0.085であった。
図1に本実施例3の滴定曲線を示す。
【0024】〔実施例4〕前記実施例3のビスコースレ
ーヨンを前記実施例2と同様に30回洗濯を繰り返した
後、前記方法により滴定曲線を作成し、この滴定曲線よ
り緩衝価βを算出したところ、0.075であった。
【0025】〔実施例5〕セルロース濃度8.5重量
%、アルカリ濃度5.7重量%の普通レーヨンビスコー
スにカルボキシメチルセルロースナトリウム(試薬特級
品:和光純薬工業(株)製、分子量約10万)をセルロ
ースに対して15重量%になるように混合微分散させ
た。得られたビスコースを常法に従い硫酸濃度98g/
l、芒硝濃度360g/l、硫酸亜鉛濃度17g/lか
らなる47℃の紡糸浴中に紡出し、カットした後に開綿
し、精練機に通した。
【0026】精練機では脱硫−水洗−漂白−水洗の各工
程を経た後、pH2.5に調整した塩酸浴中に2分間浸
漬し、水洗し乾燥した。得られたビスコースレーヨンの
pHを測定すると5.6であった。前記方法により滴定
曲線を作成し、この滴定曲線より緩衝価βを算出したと
ころ、0.14であった。
【0027】〔実施例6〕前記実施例5のビスコースレ
ーヨンを前記実施例2と同様に洗濯を30回繰り返し
た。この時のpHは6.1であった。前記方法により滴
定曲線を作成し、この滴定曲線より緩衝価βを算出した
ところ、0.09であった。
【0028】〔比較例1〕セルロース濃度8.5重量
%、アルカリ濃度5.7重量%の普通レーヨンビスコー
スを常法に従い硫酸濃度98g/l、芒硝濃度360g
/l、硫酸亜鉛濃度17g/lからなる47℃の紡糸浴
中に紡出し、カットした後、開綿し、精練し、水洗し、
乾燥させて普通ビスコースレーヨンを作成した。このビ
スコースレーヨンのpHは7.4であった。その緩衝価
βは0.015であった。図2に比較例1の滴定曲線を
示す。
【0029】〔比較例2〕セルロース濃度8.5重量
%、アルカリ濃度5.7重量%の普通レーヨンビスコー
スにポリアクリル酸ソーダ(アクアリックDL522:
日本触媒(株)製、分子量22万)をセルロースに対し
て10重量%になるように混合微分散させた。このビス
コースを常法に従って硫酸濃度98g/l、芒硝濃度3
60g/l、硫酸亜鉛濃度17g/l、からなる47℃
の紡糸浴中に紡出し、カットした後、開綿し、精練機に
通した。精練機では脱硫−水洗−漂白−水洗工程を経た
後、乾燥した。
【0030】得られたビスコースレーヨンのpHを測定
すると6.9であった。また緩衝価βは0.10であっ
た。
【0031】〔比較例3〕比較例3として市販の脱脂綿
のpHを測定したところ6.0であった。また、この緩
衝価βは0.0025であった。図2に比較例3の滴定
曲線を示す。
【0032】上記実施例1〜6、上記比較例1〜3の各
サンプルの緩衝能力を更に確認するために、精製水(p
H5.6)、硫酸(pH2.0)、硫酸(pH3.
0)、硫酸(pH4.0)、アンモニア水(pH8.
0)、アンモニア水(pH9.0)、アンモニア水(p
H10.0)の各液を各実施例及び比較例で得られた繊
維に対して滴下した後、次いで各繊維のpHを測定し
た。その結果を下記の表1に示した。なお、このpH測
定には平面測定のできる堀場製作所製のコンパクトpH
メーター「ツインB−112」(商品名)を使用し、そ
の電極上に20mlのサンプルを載せ、各pH液を0.
1ml滴下して測定した。
【0033】
【表1】 上記表1によれば、実施例1乃至6により製造されたビ
スコースレーヨンは、比較例1(未処理のレーヨン)、
比較例3(市販の脱脂綿)に比べて明らかに緩衝能が優
れていることが分かり、pH2のような強酸を除いてp
H3〜10の範囲の滴下液に対しては、肌に良いといわ
れるpH5〜6を維持している。
【0034】実施例1と比較例2を比較すると、比較例
2では緩衝能力はあるが、測定前のビスコースレーヨン
のpHが5〜6に調整されていないので、測定後のpH
が中性付近にずれている。
【0035】
【発明の効果】本発明の緩衝能力を有するビスコースレ
ーヨンは、人体の肌によいと言われているpH5〜6の
弱酸性を維持することができ、しかも耐洗濯性に優れた
緩衝能力を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1,2及び3の滴定曲線を示す。
【図2】比較例1及び3の滴定曲線を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】精練機では、脱硫−水洗−漂白−水洗工程
を経た後、0.1Mクエン酸ナトリウム−塩酸緩衝液
(pH4)のシャワー中を通過させて水洗し、乾燥し
た。得られたビスコースレーヨンのpHを測定すると
5.2であった。前記方法により滴定曲線を作成し、こ
の滴定曲線より緩衝価βを算出したところ、0.085
であった。図1に本実施例3の滴定曲線を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記実施例1〜6、上記比較例1〜3の各
サンプルの緩衝能力を更に確認するために、精製水(p
H5.6)、硫酸(pH2.0)、硫酸(pH3.
0)、硫酸(pH4.0)、アンモニア水(pH8.
0)、アンモニア水(pH9.0)、アンモニア水(p
H10.0)の各液を各実施例及び比較例で得られた繊
維に対して滴下した後、次いで各繊維のpHを測定し
た。その結果を下記の表1に示した。なお、このpH測
定には平面測定のできる堀場製作所製のコンパクトpH
メーター「ツインB−112」(商品名)を使用し、そ
の電極上に20mgのサンプルを載せ、各pH液を0.
1m1滴下して測定した。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビスコースレーヨンのpHが5〜6であ
    り、且つそのビスコースレーヨンはpH5〜6において
    緩衝価βが0.03〜0.15(ミリ当量)であること
    を特徴とする緩衝能力を有するビスコースレーヨン。
  2. 【請求項2】 ビスコースにカルボキシル基を有する高
    分子化合物を混合し、得られた混合液を紡糸し、次いで
    精練した後、得られたビスコースレーヨンのpHを5〜
    6に調整することを特徴とする緩衝能力を有するビスコ
    ースレーヨンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記カルボキシル基を有する高分子化合
    物が、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセルロ
    ースナトリウム、アルギン酸ソーダから選ばれたもので
    ある請求項2記載の緩衝能力を有するビスコースレーヨ
    ンの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記カルボキシル基を有する高分子化合
    物が、1万〜50万の分子量である請求項2又は3記載
    の緩衝能力を有するビスコースレーヨンの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記カルボキシル基を有する高分子化合
    物の混合量が、ビスコース中のセルロースに対し0.0
    1〜30重量%である請求項2、3又は4記載の緩衝能
    力を有するビスコースレーヨンの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ビスコースにカルボキシル基を有す
    る高分子化合物を混合して紡糸原液としたときの粘度
    が、40〜190ポイズである請求項2、3、4又は5
    記載の緩衝能力を有するビスコースレーヨンの製造方
    法。
JP35347893A 1993-12-28 1993-12-28 緩衝能力を有するビスコースレーヨン及びその製造方法 Pending JPH07197313A (ja)

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JP2013204207A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Daiwabo Holdings Co Ltd 消臭性再生セルロース繊維、それを用いた繊維構造物及びそれらの製造方法
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